JPH01303289A - エスカレータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はエスカレータに関し、特に乗客が乗り降りする
乗降部の改善を図ったエスカレータに関する。

（従来の技術） 第６図は従来のエスカレータの乗降部の平面図で、図中
１は無端コンベア状に多数配列されて走行移動する踏段
、２はその踏段１の走行部の左右に長平方向に亘って立
設された欄干の移動手摺り、３はエスカレータ端部の乗
降口に複数枚に分割された状態で敷設された乗降板を示
す。なおその乗降板３の先端の踏段１との境界部には該
踏段１のクリートと摺嵌するコム（図示省略）が設けら
れている。そして乗客は乗降板３」二に歩いて来て、移
動手摺り２に掴まりながら該乗降板３先端より走行中の
踏段１上に乗り込むようになっている。

（発明が解決しようとする課題） ところで、前記従来のエスカレータでは乗降板３は単な
る固定の床であって、乗客は該乗降板３の先端まで来て
その先の走行中の踏段１の動きを見ることになる。この
為に乗客は乗降板３の先端で踏段１の動きを見計らって
タイミングを合せて最も手前の踏段１上に足を移動させ
て乗込む必要がある。しかしながら乗客の中には乗降板
３先端で踏段１の動きに馴れるのに時間が掛かり、直ぐ
にタイミン、グを合せて乗ることができず、踏段１を数
段見過ってしまう人がしばしば見受けられ、これが乗降
口での混雑の原因になるなど、必ずしも円滑にエスカレ
ータが利用されていない問題があった。

本発明は前記事情に鑑みなされ、乗降板を通って乗込も
うとする乗客が走行中の踏段の動きをかなり手前から視
認できて、ちゅうちょ無く容易にタイミングを合せて円
滑に乗込めるようになるエスカレータを提供することを
目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明のエスカレータは、前記目的を達成する為に、踏
段の動きと連動して光学的に該踏段の動きを乗降板に表
示する誘導表示装置を設けたことを特徴とする。

（作用） 前記構成により、本発明のエスカレータでは、誘導表示
装置が踏段の動きと連動して該踏段の動きを乗降板に光
学的に表示するので、エスカレータに乗込もうとする乗
客は乗降板の手前から該乗降板上の光の動きを見て、そ
の先の実際の踏段の走行方向（登り降り）を確認できる
と共に、その踏段の動きを見計らうことができるように
なる。

これにて踏段の動きに馴れるのに時間が掛かる人でも乗
降板の先端に行くまでには十分タイミングを合せられる
ようになって、ちゅうちょ無くスムーズに乗降板から踏
段上に乗込め得るようになる。

（実施例） 以下本発明の一実施例を第１図乃至第４図により説明す
る。なお図中前記第６図に示した構成と重１隻するもの
には同一符号を付して説明の簡略化を図ることにする。

先ず第１図及び第２図において踏段１と欄干の移動手摺
り２は従来同様である。ここで図中４はエスカレータ端
部の乗降口に付設された誘導表示装置を示す。この誘導
表示装置４は多数の透光スリット５ａを有した乗降板５
と、この乗降板５の下面側空間部に列設された発光体６
とで構成されている。前記乗降板５の各透光スリット５
ａは、それぞれ前記踏段１の横幅に対応した長さでちっ
て乗降板５の手前側端部から踏段１との境界側先端部ま
での範囲に等間隔を存して列配する状態にＰ　−Ａ　／
　ｎの関係となるように設定されている。

但しｎは整数である。一方前記発光体６は前記乗降板５
の全ての透光スリット５ａの真下にそれぞれ一本ずつ平
行する状態に配列されて、各々支持具７によりトラス８
に固定されている。これら各発光体６はネオン管等の線
状発光体或いはＬＥＤ等の点状発光体を線状に並べたも
のである。

また前記各発光体６は第３図に示す如く駆動回路に配゛
線接続されて、配列順に最も手前のものからｎ個おきに
前記踏段１の動きに連動して順次発光するようにされて
いる。つまり各発光体６は全共通の１本のアース線９と
ｎ本の通電線１０とにより切替えカムスイッチ１１に接
続されていると共に、その切替えカムスイッチ１１は前
記ｎ本の通電線を順に切替えて一本ずつ通電させるｎ個
のカムスイッチで構成され、このカムスイッチのカム軸
１２が図示しない踏段駆動軸に連結されて、踏段１をこ
の前後幅Ａに相当する距離移動させる際の該踏段駆動軸
の角度変化を１サイクルとして、そのｎ等分の角度変化
ごとにｎ個のカムスイッチが順次切替わる構成とされて
いる。

而して、前述した構成の誘導表示装置４を設けたエスカ
レータの作用を述べる。

先ず第３図において最初に発光体６が１番目からｎ個お
きに発光している。ここで踏段駆動軸が踏段１をこの前
後幅Ａの１／ｎ移動させる角度変化を生じると、踏段駆
動軸と直結されたカム軸１２も同はの角度変化を生じ、
この角度変化により切替えカムスイッチ１１が切替わり
、発光体６が２番１」からｎ個おきに発光する。こうし
て踏段駆動軸の角度変化により切替えカムスイッチ１１
が順次切替わって、発光体６が３番目からｎ個おきに　
　　−゛　　　　　と言った具合に順次発光し、踏段１
をこの前後幅Ａに相当する距離移動させる分だけ踏段駆
動軸が角度変化すると、切替えカムスイッチ１１が最初
の状態に戻って、発光体６が再び１番目からｎ個おきに
発光するようになる。

こうして発光体６がｎ個おきに順次切替わって発光して
行くと、この上側に多数の透光スリット５ａを持つ乗降
板５が設けられていることから、その乗降板５上に発光
体６の発光がその各々の真上の透光スリット５ａを介し
て第４図（ａ）（ｂ）（ｃ）に示す如く光の線（以下表
示線）Ｋとして外部から見えるように表示され、しかも
その表示線Ｋが踏段１の前後幅Ａの間隔を保ちながら該
踏段１の動きと連動して手前より先端方に平行移動する
状態に見えるようになる。

こうした状態のエスカレータに乗込もうとする乗客は、
乗降板５よりかなり手前でもって該乗降板５上を移動す
る表示線Ｋを見ることができて、その先の実際の踏段１
の走行方向（登り降り）を確認できると共に、その踏段
１の動きを見計らうことができるようになる。これにて
踏段１の動きに馴れるのに時間が掛かる人でも、乗降板
５の先端に行くまでには十分時間があるので、踏段１の
動きに容易にタイミングを合せて、ちゅうちょ無くスム
ーズに乗降板５から踏段１上に乗込め得るようになる。

次ぎに本発明の他の実施例を第５図により説明する。こ
こでは前記実施例の透光スリット５ａ付き乗降板５に代
えて、ガラスや樹脂等の透明或いは半透明材質で作った
透光性乗降板１５を設けて構成した例である。これでも
下側に配列する発光体６の発光が乗降板１５上に横長な
表示線として浮き上がり、且つその表示線が踏段１の前
後幅Ａの間隔を保ちながら該踏段１の動きと連動して手
前より先端方に平行移動する状態に見えるようになるの
で、前記実施例同様の作用効果が得られるようになる。

またこの透光性乗降板１５を設けた実施例の場合であれ
ば、前記乗降板に透光スリットを形成して表示するもの
に比し、スリットの位置による発光体６の取付位置の制
約を受けないので、間隔をより狭めて発光体６を配列す
ることにより、より一層決め細かく表示して効果をアッ
プすることが可能である。更には前記透光性乗降板１５
を用いた場合には発光体６として図示しないがカソード
レイチューブ等の面状発光体を使用することも考えられ
、前記踏段１の動きを表示する表示線にの他の情報をも
表示することが可能となる。

〔発明の効果〕

本発明は前述した如くなしたから、エスカレータの乗込
もうとする乗客が実際の踏段の動きを見る前に、乗降板
の手前から該乗降板上の光表示の動きを見て、その先の
実際の踏段の走行方向（登り降り）を確認したり、その
踏段の動きを見計らうことができ、踏段の動きに馴れる
のに時間が掛かる人でも乗降板の先端に行くまでには十
分タイミングを合せられるようになって、ちゅうちょ無
く円滑に乗込めるようになる効果が得られる。

また時間帯により運転速度を変更するエスカレータにお
いても、その時々の踏段の動きを実際に見る前に乗降板
」二で視認できるので、乗客の安全性をより向上できる
効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図はエスカレータ乗降部の断面図、第２図は同平面図
、第３図は発光体の駆動回路図、第４図（ａ）（ｂ）（
ｃ）は踏段の動きに連動した光表示線の乗降板上での移
動を順に示す動作図、第５図は本発明の他の実施例を示
すエスカレータ乗降部の断面図、第６図は従来例を示す
エスカレータ乗降部の平面図である。 １・・・踏段、２・・・移動手摺り、４・・・誘導表示
装置、５．１５・・・乗゛降板、５ａ・・・透光スリッ
ト、６・・・発光体。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第　１　図 １］ 第　３　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 踏段の動きと連動して光学的に該踏段の動きを乗降板に
   表示する誘導表示装置を設けたことを特徴とするエスカ
   レータ。