JP2005067837A - マンコンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】 遠方からでも側面からでも容易に乗り口と降り口を認識できるようにしたマンコンベアを得る。
【解決手段】 乗客を乗せる踏み段20と、この踏み段の側部に踏み段の運行方向にそって設けられた欄干21と、欄干のベルト受けデッキ22に設けられ前記踏み段の運行とともに移動する着色された無端の手すりベルト30とを具備し、手すりベルト30に、この手すりベルト本体よりも明度の大きい色の識別マーク部31が間隔を置いて形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 乗客を乗せる踏み段20と、この踏み段の側部に踏み段の運行方向にそって設けられた欄干21と、欄干のベルト受けデッキ22に設けられ前記踏み段の運行とともに移動する着色された無端の手すりベルト30とを具備し、手すりベルト30に、この手すりベルト本体よりも明度の大きい色の識別マーク部31が間隔を置いて形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明はマンコンベアの特に手すりベルトに関するものである。
マンコンベアは乗場の踏み台の先に次々に現出する踏み段を有し、乗客は固定された踏み台から移動する踏み段に飛び移ることによって運ばれる。飛び移り時にバランスを崩しやすく、踏み段の両側に踏み段の運行速度に同期して移動する手すりベルトを配置して、このベルトにつかまることにより乗客の利用の安全性を確保している。マンコンベアの課題は全ての人が安全に利用できることである。
駅の階段のように、既存の階段にコンベアを併設するような場合、マンコンベア一機で乗降を兼ねるものも増加し、利用時間帯に合わせてマンコンベアの運行を反転させることが多くなり乗り口と降り口を間違えたり、また反転させなくても、降り口を乗り口と間違えて飛び乗るということが考えられ、転倒する危険性がある。
このため、乗り口床付近に発光体を配置して乗り口の案内に供することが提案されている。(例えば特開平6−100280号公報参照)
特開平6−100280号公報
しかしながら、床での発光は低いために視角から外れやすく、遠方や側面から見え難いという不都合が避けられず、また降り口にそのような案内はない。
本発明は上記不都合を解消するもので、遠方からでも側面からでも容易に乗り口と降り口を認識できるようにしたマンコンベアを得るものである。
本発明は、乗客を乗せる踏み段と、この踏み段の側部に踏み段の運行方向にそって設けられた手すりと、前記手すりに設けられ前記踏み段の運行に同期して移動する着色された無端の手すりベルト本体とを具備し、前記手すりベルト本体に、この手すりベルト本体よりも明度の異なる色の識別マーク部が間隔を置いて形成されていることを特徴とするマンコンベアにある。
識別マーク部の色は手すり本体の色よりも明度が高いことが好ましい。
前記手すりベルト本体は柔軟性材で形成され、前記識別マーク部は柔軟性材で形成されて前記手すりベルト本体に埋め込まれ前記手すり本体の表面とほぼ同一面に形成されていることが好ましい。
さらに、前記識別マーク部は前記手すりベルト本体の側面に配置されていることが好ましい。
さらに、前記識別マーク部は透光性を有し、内部に発光体を配置させることができる。
この発光体はマンコンベアの乗降口近傍でのみ発光することにより、乗降口の識別を明確にすることができる。
本発明は手すりベルトに同色または異色の明度の異なる識別マークを手すりベルトにそって形成することにより、手すりベルトの進行方向を視認してマンコンベアの運行方向を知ることが容易で、運行方向を変更してもなんらの支障のないマンコンベアを得ることができる。
本発明の一実施形態を図1および図2により説明する。図1はマンコンベア側面であり、図2はのA−A断面である。図において、マンコンベア10の骨組となるトラス11の上階側には、駆動源となる電動機13が収納され、この電動機12には、駆動伝達チェーン14が設けられ駆動力がスプロケット15に伝達される。スプロケット15には、無端状の踏段チェーン16の片側が巻かれている。踏段チェーン16の他側は、トラス11の下階側に設けられた従動スプロケット17に巻かれ、踏段チェーン16には、踏段20の下端が連続して連結されている。
トラス11の上方には、ガラスパネル欄干21が設けられ、このガラスパネル欄干21に支持されるようにベルト受けデッキ22が固定されている。このベルト受けデッキ22外周を例えばゴムの柔軟性材でできた無端状の手すりベルト30が摺動する。
トラス11の下階側の上面と上階側の上面には、乗降板24、23が載置されている。
欄干21で支持されたベルト受けデッキ22は図2に示すようにU字状に断面が形成され、ベルト受けデッキ22の上部の左右鍔部22a面には、摩擦係数が小さく耐摩耗性に優れた合成樹脂層22bが被覆される。
手すりベルト30は断面C字状をなしベルト受けデッキ22の鍔部22aを取り巻くように嵌合し、摺動中に外れないようにしている。
この手すりベルト30は、トラス11の上側の斜行部に設けられたシーブとローラ(図示せず)の間に下側の斜行部が挟まれ、シーブの回転に従って、踏段20と等速に駆動される。
手すりベルト30の本体30aは暗色例えば黒色を呈し、その両側面にはベルト受けデッキ22の鍔部22aに対向する外側に、識別マーク部としてベルトと同材料であることが好ましい柔軟性材でできた明色柔軟性部材31が一体に埋め込まれている。明色柔軟性部材31は本体30aよりも明度が高く例えば黄色に形成される。ここで明色柔軟性部材の明色とは手すりベルト本体の色よりも明度の高い色を意味する。
明色柔軟性部材31は例えば径15mmの円形形状であり本体内に約3mm埋め込まれており、手すりベルト30の無端にそって所定の間隔で複数個配置されており、ベルトの移動にともなってその移動状態が目視できるようにする。
マンコンベアの乗降口の手すりベルトの高さが、歩行者の視角のほどよい位置にあるため、前記目視によりマンコンベアの移動方向が容易に識別できるので、降り口を乗り口と間違えるなどの事故を防止することができる。
また、前記明色柔軟性部材31は手すりベルト本体の両側に設けたが、外側など一方の側面に設けてもよく、さらに両側の手すりのみならず、一方の手すりに設けることができる。
図3および図4は第2の実施形態を示すもので、手すりベルト30にLEDの発光体33を埋め込み、透光性柔軟性部材34で塞いだ構造である。発光体33にリード33aが接続され、ベルト本体30aを貫通してベルト受けデッキ22側に電気的に引出され端子33bを露出させる。なお図1および図2と同一符号の部分は同様部分を示す。
ベルト受けデッキ22の鍔部22aに一対の摺動端子35が配置され、その一方の端子は合成樹脂層22bによりデッキ22から電気的に絶縁されている。ベルト側の端子がこの部分と接触すると摺動端子35に接続された電源36から発光体33に電流が流れて発光する。
摺動端子35を図1に示す降り口10aと乗り口10b部分のベルト受けデッキ22に取り付けておき、これらの位置でのみ発光体33を発光させる。発光によりベルトの稼動、移動方向が容易に認識され、マンコンベアの乗り口、降り口を取り違えることが無くなる。発光体の発光色は赤、緑、青など任意に設定することができ、また透光性柔軟性部材34は透明、半透明のいずれでもよく、また乳白色にすることにより散乱効果により視認性を高めることができる。
本実施形態では摺動端子を一対用いたが、一方の端子をアルミニウムや鋼材などの金属でできたベルト受けデッキ自体で兼用することができ、この場合、端子構造を容易にすることができる。
図5および図6に第3の実施形態を示す。本実施形態は手すりベルト30の平坦な表面30bに明色柔軟性部材37を識別マーク部として所定間隔で埋め込み面一に一体化したものである。明度柔軟性部材37は乗降口でベルト正面に位置し、しかもベルト本体に対して明度を高くすることにより手すりベルトの移動と同方向に移動するマークとして見やすく、利用者にマンコンベアの運転方向を視認性高く理解させることができる。マークとしての形状は丸、三角、ひし形、字体など任意の形状を使用することができ、マンコンベアの設置された建物などの環境に合わせて意匠性を高める模様にすることもできる。例えば花や木の模様、動物の模様などを使用することができる。
以上実施形態では、明度柔軟性部材を手すりベルト本体に埋め込み形成したが、本体に印刷により形成することができる。また、手すりベルトの本体の暗色に対する明度柔軟性部材の明色は相対的に明度が高いものであればよく、色も本体に黒、茶、赤、青、緑のほか、暗色になるものを用い、明度柔軟性部材に同色または異色の明度の高い色を用いることができる。ベルト本体が暗色であり、明度柔軟性部材の面積を少なくすることにより、ベルトの汚染に対する清掃作業を容易にする。
さらに、識別マーク部を手すりベルト本体よりもよりも暗色にすることにより、運転状態を視認させることもできる。
10:マンコンベア
12:電動機
20:踏み段
21:ガラスパネル欄干
22:ベルト受けデッキ
22a:鍔部
30:手すりベルト
30a:手すりベルト本体
31:明色柔軟性部材(識別マーク部)
33:発光体
34:透光性柔軟性部材
37:明色柔軟性部材
12:電動機
20:踏み段
21:ガラスパネル欄干
22:ベルト受けデッキ
22a:鍔部
30:手すりベルト
30a:手すりベルト本体
31:明色柔軟性部材(識別マーク部)
33:発光体
34:透光性柔軟性部材
37:明色柔軟性部材
Claims (6)
- 乗客を乗せる踏み段と、この踏み段の側部に踏み段の運行方向にそって設けられた手すりと、前記手すりに設けられ前記踏み段の運行に同期して移動する着色された無端の手すりベルト本体とを具備し、前記手すりベルト本体に、この手すりベルト本体と明度の異なる色の識別マーク部が間隔を置いて形成されていることを特徴とするマンコンベア。
- 乗客を乗せる踏み段と、この踏み段の側部に踏み段の運行方向にそって設けられた手すりと、前記手すりに設けられ前記踏み段の運行に同期して移動する着色された無端の手すりベルト本体とを具備し、前記手すりベルト本体に、この手すりベルト本体よりも明度の大きい色の識別マーク部が間隔を置いて形成されていることを特徴とするマンコンベア。
- 前記手すりベルト本体は柔軟性材で形成され、前記識別マーク部は柔軟性材で形成されて前記手すりベルト本体に埋め込まれ前記手すり本体の表面とほぼ同一面に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のマンコンベア。
- 前記識別マーク部は前記手すりベルト本体の側面に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載のマンコンベア。
- 前記識別マーク部は透光性を有し、内部に発光体が配置されていることを特徴とする請求項1または2記載のマンコンベア。
- 前記発光体はマンコンベアの乗降口近傍でのみ発光することを特徴とする請求項5記載のマンコンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003301238A JP2005067837A (ja) | 2003-08-26 | 2003-08-26 | マンコンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003301238A JP2005067837A (ja) | 2003-08-26 | 2003-08-26 | マンコンベア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005067837A true JP2005067837A (ja) | 2005-03-17 |
Family
ID=34405920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003301238A Pending JP2005067837A (ja) | 2003-08-26 | 2003-08-26 | マンコンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005067837A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007123181A1 (ja) * | 2006-04-20 | 2007-11-01 | Ad Corporation Limited | 移動通路用ハンドレール |
JP2008007238A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-01-17 | Mitsubishi Electric Corp | 乗客コンベア |
JPWO2007139186A1 (ja) * | 2006-05-31 | 2009-10-15 | エーディ株式会社 | 手摺ベルト及び該手摺ベルトを備えるエスカレーター |
JP2011520729A (ja) * | 2008-05-21 | 2011-07-21 | インベンテイオ・アクテイエンゲゼルシヤフト | エスカレータまたは動く歩道用のハンドレール |
-
2003
- 2003-08-26 JP JP2003301238A patent/JP2005067837A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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