JPH0130306Y2 - - Google Patents

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JPH0130306Y2
JPH0130306Y2 JP1985039766U JP3976685U JPH0130306Y2 JP H0130306 Y2 JPH0130306 Y2 JP H0130306Y2 JP 1985039766 U JP1985039766 U JP 1985039766U JP 3976685 U JP3976685 U JP 3976685U JP H0130306 Y2 JPH0130306 Y2 JP H0130306Y2
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cover
vehicle body
frame
body cover
motorcycle
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JP1985039766U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車体両側面および背面を覆う車体カ
バーを備えるとともに後部積荷枠を備えた、所謂
スクーター型自動二輪車に係り、特にその背面車
体カバー支持構造に関するものである。
従来技術およびその問題点 スクーター型自動二輪車の車体カバーは、複数
の分割体を組合わせて形成される。各分割体を組
付けるには、車体フレームに複数の枝部片を設け
るとともに各分割体に螺着部ないし係止片を形成
し、車体フレームに対し正しく位置決めして強固
に固定しなければならない。
例えば、特開昭57−114769号公報に示されたス
クーター型自動二輪車では、左、右に分割した側
方カバーを車体背面にて相互に突き合わせ、把持
部片を用いて両側方カバーを連結するとともに、
把持部片に対して積荷枠の脚部を貫通させて両側
方カバーの確実な位置決めを行つている。
斯様に、把持部片を用いた車体カバーの組付け
関係は複雑で、その組付け作業が煩雑である。
問題点を解決するための手段および作用 本考案の目的は、その構造が簡単で、車体カバ
ーの組付けを能率良く行い得る自動二輪車の背面
車体カバー支持構造を提供する点にある。
この目的は、車体両側面および背面を覆う車体
カバーを備えるとともに後部積荷枠を備える自動
二輪車において、車体フレーム側部材に設けた支
持突起に対して背面車体カバーを嵌合させ、車体
フレーム側に固定した前記後部積荷枠の脚部材に
て前記背面車体カバーの嵌合部を上面から押圧す
ることによつて達成される。
斯かる構成によれば、背面車体カバーは、支持
突起との嵌合関係にて車体フレームに対して正し
く位置決めされ、後部積荷枠によつて押さえられ
て、支持突起からの、その離脱が防止される。
実施例 以下、第1図ないし第4図に示した本考案の一
実施例について説明する。
第1図は、スクーター型自動三輪車10を車体
後部斜視図として示しており、座席Sの下方に位
置する車体カバーは、左、右の側面カバー30
と、両側面カバー30に連接する背面カバー32
とで形成されている。そして、背面カバー32の
上方に位置して、後部積荷枠(通称 リヤ・キヤ
リヤ)40が車体フレーム側部材に固定されてい
る。
背面カバー32は、車体フレーム側部材に対す
る後部積荷枠40の固定関係によつて支持されて
おり、その詳細を第2図ないし第4図に示してい
る。
すなわち、後部積荷枠40の腕部材42,42
が背面カバー32の開口34,34を貫通して、
車体フレーム12の後端部上面に突設された枝部
片14のボルト挿通口15,15に対しボルト5
0、ナツト52の螺合関係にて固定され、かつ背
面カバー32の開口36,36が、車体フレーム
12の後端に突設された枝部片16における支持
突起18,18の大径部20,20に対して嵌合
され、略ぼコ字状を成す脚部材44に形成された
ボルト挿通口46,46を貫通する螺子部22,
22とナツト54,54の螺合関係にて44が固
定されている。背面カバー32の開口36に対す
る大径部20の嵌合関係は、第4図に示されてお
り、背面カバー32の上面と大径部20の上面と
が略ぼ一致し、ナツト54による締着力は、大径
部20に対して作用する様になされている。
本実施例は、前記の様に構成されており、背面
カバー32の組付けは、開口36,36を支持突
起18,18に嵌合させるだけで良く、かつ枝部
片14,16に対する後部積荷枠40の取付け関
係によつて背面カバー32の抜け止めがなされる
ので、作業が極めて簡単であり、しかも背面カバ
ー32の正しい位置決めと、確実な固定が行われ
る。
次に、第5図ないし第7図に示した変形例につ
いて説明する。図中、前記実施例と同一の部材に
は同一符号を付した。
この実施例における車体カバー(左側半体)6
0は、足載せ空間部に面する前部カバー62、側
面カバー64および背面カバー66が一体物とし
て形成されており、前部カバー62に形成された
螺着用開口63,63部にて車体フレーム側部材
に固定され、かつ後部においては、背面カバー6
6の内壁に形成された凹陥穴68と、枝部片16
Aに突設された係止ピン18Aとの嵌合関係、お
よび背面カバー66の開口67を貫通する腕部材
42部で枝部片14に螺着固定された後部積荷枠
40Aの脚部材44Aによる背面カバー66に対
する上面からの押圧関係にて正しい位置に、強固
に固定される。なお、図示の車体カバー60と対
称形状の右側半体も同一の支持関係にて車体フレ
ーム側の取着される。
この例では、背面カバー66の支持関係を簡略
化することによつて車体カバー60の取付けを能
率良く行うことができ、生産性が更に向上すると
ともに後部積荷枠40Aの取着部の外観性が向上
する。
考案の効果 以上の説明から明らかな様に、車体フレーム側
部材に設けた支持突起に対して背面車体カバーを
嵌合させ、車体フレーム側に固定した前記後部積
荷枠の脚部材にて前記背面車体カバーの嵌合部を
上面から押圧して成る自動二輪車の背面車体カバ
ー支持構造が提供された。
後部積荷枠の取付け関係を利用したこの支持構
造は、極めて簡単であり、背面車体カバーの位置
決めが確実に行われ、該背面車体カバーの組付け
を能率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る背面車体カバー支持構造
を採用した自動二輪車の車体後部概略図、第2図
はその要部分解斜視図、第3図、第4図は後部積
荷枠および背面車体カバーの支持構造を示す要部
断面図、第5図は他の実施例に係る背面車体カバ
ー支持構造を示す車体後部分解斜視図、第6図、
第7図は該支持構造を示す要部断面図である。 10……自動三輪車、12……車体フレーム、
14……枝部片、15……ボルト挿通口、16…
…枝部片、18……支持突起、20……大径部、
22……螺子部、30……側面カバー、32……
背面カバー、34,36……開口、40……後部
積荷枠、42……腕部材、44……脚部材、46
……ボルト挿通口、50……ボルト、52,54
……ナツト、60……車体カバー、62……前部
カバー、64……側面カバー、66……背面カバ
ー、68……凹陥穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体両側面および背面を覆う車体カバーを備え
    るとともに後部積荷枠を備える自動二輪車におい
    て、 車体フレームまたは車体フレーム側部材に設け
    た支持突起に対して背面車体カバーを嵌合させ、
    車体フレーム側に固定した前記後部積荷枠の脚部
    材にて前記背面車体カバーの嵌合部を上面から押
    圧したことを特徴とする自動二輪車の背面車体カ
    バー支持構造。
JP1985039766U 1985-01-17 1985-03-22 Expired JPH0130306Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985039766U JPH0130306Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22
FR8600629A FR2575990B1 (fr) 1985-01-17 1986-01-17 Carrosserie de scooter
US06/820,433 US4715465A (en) 1985-01-17 1986-01-17 Body construction for motor scooter vehicles

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985039766U JPH0130306Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61157077U JPS61157077U (ja) 1986-09-29
JPH0130306Y2 true JPH0130306Y2 (ja) 1989-09-14

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ID=30548022

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JP1985039766U Expired JPH0130306Y2 (ja) 1985-01-17 1985-03-22

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JP6140673B2 (ja) * 2014-12-01 2017-05-31 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両の後部構造

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JPS61157077U (ja) 1986-09-29

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