JPH01302488A - 硬貨検査装置 - Google Patents

硬貨検査装置

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JPH01302488A
JPH01302488A JP29655388A JP29655388A JPH01302488A JP H01302488 A JPH01302488 A JP H01302488A JP 29655388 A JP29655388 A JP 29655388A JP 29655388 A JP29655388 A JP 29655388A JP H01302488 A JPH01302488 A JP H01302488A
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治 甲斐
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この発明は、自動販売機、講習電話機等において、投入
される硬貨の真偽および種類を判定するときのデータを
補正する収納物体検査データ補正装置に関するものであ
る。 [従来の技術] この種の検査装置は例えば特公昭59−14798号公
報に開示されているように、硬貨の厚さ、外径等の物理
的特性を検出器によって電気信号として検出する一方、
各物理特性の検出出力に応する上限値および下限値をメ
モリへ格納しておき、この上限値および下限値と検出器
の検出出力とを比較し、硬貨の真偽および種類を判定す
るようにしている。 しかし、この方法では硬貨の種類および対象とする物理
特性の種類と、これらの上限値と下限値とに応するメモ
リからの読み出し処理を要すると共に、これと同数の比
較処理を必要とし、高速による判定が行えず、電源の消
費電力が大きくなり、またプロセッサによってこれらの
処理を行うにはプログラムが複雑化し、他の制御処理等
に充当する時間的余裕度が減少するうえ、高速判定が不
可能なため、判定処理の時間的間隔を大きくしなければ
ならず、硬貨の連続投入に対する時間間隔の制約、硬貨
通路の設計上の制約を生ずるなどの問題があった。 この問題を解決するため、特開昭60−262292号
公報に開示されているように、メモリの各アドレス毎に
硬貨の種類と対応したビット位置へ硬貨の物理特性に対
する許容の可否を示す信号を格納しておき、硬貨の物理
特性を検出器により電気信号として検出し、この検出出
力をアナログ・デジタル変換器によってデジタル信号と
したうえ、これによってメモリの読み出しアドレスを指
定し、これに応するメモリの内容を硬貨の可否を示す信
号として用いるものが提案されている。 [発明が解決しようとする課題] しかしながらこのような従来の方法は環境変化に対して
センサ出力の補正を行わねばならないことと、経時変化
に対する補正をおこなわねばならないことのため補正回
路が複雑になってしまう。 また、初期設定は設定場所毎に行わねばならないので、
調整の作業性が悪いという課題があった。 [課題を解決するための手段] このような課題を解決するため第1の発明は、固定メモ
リから読み出したデータに所定の演算をして初期判定デ
ータとしての最大値と最小値を求める最大値・最小値演
算部と、その最大値と最小値に基づいて収納物体の正常
値に関するデータの蓄積を行うデータ蓄積手段と、収納
物体が所定量に達したときまたは使用時間が所定時間に
達したときに新しい平均値を求める平均値演算手段と、
新しい平均値と固定メモリからの標準偏差とから最大値
と最小値の補正を行う最大値・最小値補正手段を備えた
ものである。 第2の発明は収納物体が所定量に達したときまたは使用
時間が所定時間に達したときに求めた平均値をメモリに
格納する記憶手段と、収納物体が所定量に達したときま
たは使用時間が所定時間に達する毎にメモリの平均値を
使用して新しい平均値を求め、最大値と最小値を演算す
る最大値・最小値演算手段と、この演算で求められた新
しい平均値をメモリに格納する記憶手段を備えたもので
ある。 第3の発明は収納物体がある値の所定倍数になったとき
または使用時間がある時間の所定倍数になったときに新
しい平均値および標準偏差を求める平均値・標準偏差更
新手段と、平均値・標準偏差更新手段で求められたデー
タから最大値と最小値の補正を行う最大値・最小値補正
手段とを備えたものである。 第4の発明は固定メモリから読み出したデータに所定の
演算をして初期判定データとしての最大値と最小値を求
める最大値・最小値演算部と、その最大値と最小値に基
づいて収納物体の正常値に関するデータの蓄積を行う正
常値データ蓄積手段と、収納された物体が所定量に達し
たときまたは使用時間が所定時間に達したときに正常値
データ蓄積手段に蓄積したデータから新しい平均値およ
び標準偏差を求める平均値・標準偏差補正手段と新しく
求められた平均値と標準偏差とから最大値と最小値の補
正を行う最大値・最小値補正手段を備えたものである。 第5の発明は、求めた新しい標準偏差は一定範囲内に制
限する標準偏差制限手段を備えたものである。 第6の発明は最大値と最小値にバイアスアドレスを加え
て最大値アドレスと最小値アドレスを求めるアドレス信
号発生手段と、両アドレス間の全アドレスにおける予め
定められたビット位置のビット論理を許容ビットにセッ
トして判定データテーブルを作成する判定データテーブ
ル作成手段とを備えたものである。 第7の発明は収納物体種別の最大値と最小値とに基づき
その種別に対応する各ビットのビット論理をそれぞれ許
容ビットにセットして判定データテーブルを作成する判
定データテーブルを備えたものである。 第8の発明は収納物体の複数の物理的特性毎の最大値と
最小値にそれぞれ対応するバイアスアドレスを加えるこ
とにより物理特性毎の判定データテーブルを作成する判
定データテーブル作成手段をな備えたものである。 [作用] 最初は固定メモリから読み出されたデータをもとに判定
データが作成され、そのデータに基づいて収納物体の判
定が行われるとともにその収納物体の物理特性に対応す
る最大値と最小値が求められ、収納が所定数になるか使
用時間が所定時間になる度にその値が更新され、さらに
その更新が所定回数行われた時点で標準偏差も更新され
る。 [実施例] 第4図はこの装置の構成を示すブロック図であり、硬貨
通路1を介し対向して発振コイルL1゜L2および受信
コイルL、、L4が配設され、発振コイルt、、、L2
には発振回路2が接続されて−おり、これらによって所
定周波数の発振が行われ、これに基づく発振コイルL1
.L2からの磁界は受信コイルL3.L4によって受信
されるようになっている。通路1の硬貨投入口側には発
光素子および受光素子等による検出器3a、3bが設け
てあり、これによって硬貨の投入検出を行い、各部に対
する起動指令を与えている。 受信コイルL、、L4は、増幅器4.5の入力へそれぞ
れ接続され、発振回路2および増幅器4゜5の各入力は
検波回路6〜8によってそれぞれ検波され、マルチプレ
クサ9によって選択され、A/Dコンバータ10へ与え
られる。これは例えば8ビツトのデジタル信号へそれぞ
れかつ順次変換されるようになっており、この出力はC
PUI 1へ与えられる。 このため、通路1に投入された硬貨が転動して通過する
と、これの材質、厚さ、外径に応じて発振回路2および
増幅器4,5の各出力が変化し、これにしたがって検波
回路6〜8の各出力も変化し、A/Dコンバータ10を
介して出力される信 。 最中、検波回路6と対応するもののピーク値をCPUL
Lが判断することにより、これによって硬貨の材質を示
すデータが得られ、検波回路7と対応するもののピーク
値を同様に判断することによって硬貨の厚さを示すデー
タが得られ、検波回路7と8との両出力と対応するもの
の変化状況が互いに交差する値を同様に判断することに
よって、硬貨の外径を示すデータが得られる。 なお、これらの各物理特性検出の詳細は、本出顆人の別
途出願による「硬貨選別装置」 (特願昭59−766
20号)に詳細が開示されている。 また、マルチプレクサ9には必要に応じてコイルし、〜
L4の近傍に設ける温度センサ12の検出出力も与えら
れており、マルチプレクサ9の各入力はCPUIIから
の選択信号SELに応じて順次かつ反復して選択され、
A/Daンバータ10を介してCPUI lへ与えられ
ると共に、CPU11には、入出力用のインターフェイ
ス13およびROM14が同一のデータバス15を介し
て接続されており、インターフェイス13を介して硬貨
の判別結果を示す金種信号C1〜C4が送出される一方
、ROM14の内容はアドレスバス16を経てCPUI
 Lから与えられるアドレス指定信号によって読み出さ
れるようになっている。 但し、ROM14にはプログラムと共に、硬貨の物理特
性に対する許容の可否を示す信号も格納されている一方
、電池18でバックアップされたRAM17が別途設け
てあり、CPUIIはROM14中のプログラムを実行
し、必要とするデータをRAM17ヘアクセスしながら
後述する所定の動作を行うようになっている。 第5図はROM14の内容例とともに、RAM17中に
設けられる金種データエリアの内容例を示す図であり、
この場合はROM14中のアドレス800〜8FFを材
質ブロック21、同様のアドレス900〜9FFを厚さ
ブロック22、アドレスAOO〜AFFを外径ブロック
23とし、各アドレス毎のビットBフ〜B、中、ビット
87〜B5の位置を各々硬貨の種類A〜Cと対応させ。 且つ各物理特性の検出データによって示されるアドレス
に応じて特定論理値「0」の信号を格納すると共に、各
物理特性の許容偏差にしたがう検出データによって示さ
れるアドレスの範囲も同様に「0」の信号を格納しであ
る。 なお、ブロック21.22では硬貨の種類A〜Cが異な
っても、材質および厚さのデータが許容偏差上、部分的
に重複するため、「0」の信号も同様となっており、ブ
ロック23では硬貨の種類A、B、Cにつき外径許容偏
差が同一のため、「0」の信号も同様となっている。 したがって、検出器として用いる各コイルし!からL4
の各検出出力に応するA/Dコンバータ10の出力デー
タの中から、CPUI 1が求めた材質を示すデータに
よってブロック21の読み出しアドレスを指定し、同様
のアドレスを指定し、同様の外径を示すデータによって
プロ・ツク23の読み出しアドレスを指定すれば、これ
に応じた内容がROM14からCPUIIへ送出される
。 なお、A/Dコンバータ10の出力を8ビツトとすれば
、アドレス番号800〜AFFの下位2桁が指定される
ため、最上位桁の8.9.Aは指定すべきブロック21
〜23に応じ、cputtが所定のものを付加したうえ
、アドレスバス16を介して順次に送出されるようにな
っている。 すなわち、材質のデータをD5(rllol・0101
J)−厚さのデータを9E(rlOOL・1110」)
、外径のデータをE7 (’rl l 10・0III
J)とすれば、ブロック21に対し8D5、ブロック2
2に対して99E、ブロック23に対してはAE7の各
アドレス指定がなされ、これらの内容ro101111
1J、roolltlllJ、roollllll、が
順次に読み出されるため、金種データエリア24の内容
をすべてr□、にクリアのうえ、これの内容とブロック
21からの内容との論理的一致を論理和によって求めて
金種データエリア24へ更新のうえ格納し、次いで同様
の論理和をブロック22からの内容について求めたうえ
、金種データエリア24へ同様に格納し、さらにブロッ
ク23からの内容についての同様の論理和を求めてから
金種データエリア24へ同様に格納すると、以上の例で
は各ブロック21〜23の内容が何れもビットB7を「
OJとしているため、金種データエリア24の内容もビ
ットB7が「0」となり、これによって各物理特性が硬
貨の種類Aとして許容すべきものであることを示すもの
となる。 このため、これをデコーダ等を介して金種信号01〜C
4として送出すれば、直ちに投入された硬貨が何れの種
類であるかを示すことができる。 なお、もしブロック22のアドレス指定が異なり、例え
ば()内に示す内容rlo111111Jが読み出され
ると、き金種データエリア24の内容がrl 1111
111Jとなり、「0」が消滅するため、不正規硬貨で
あり許容すべきでないNGの旨が示される。 第1図はCPUIIによる以上の動作を示すフローチャ
ートであり、スタートに続きステップ100においてR
AMt7のバックアップ状態を確認し、この時点までに
バックアップ電源が断になったことがあるか杏かを調べ
る。これは例えばRAMにキワードを書き込んでおき、
スタートしたときにそのキーワードが正確に読み出せる
か否かなどによって判定している。ステップ100が「
YESJと判定されたときは判定データを破壊されてい
る可能性が大きいので、ステップ101に示すように投
入された硬貨のうち、正貨であると判断した硬貨のデー
タ加算メモリ(Σx20、ΣxlOO)、二乗加算メモ
リ(ΣX2)、枚数メモリ(n20.n1oO)をクリ
アする。そして、ステップ102においてROM14か
ら正貨に関するデータである平均値マと標準偏差σを読
み出し、ステップ103においてその読み出したデータ
をRAM18に格納する。その後、読み出したデータマ
、σを用いてステップ104に示すようにRAM判定デ
ータの作成すなわちマ±3σにより最大値および最小値
を求め、判定データを設定する。なお、ステップ104
は第2図に示すサブルーチンによって処理されるが、そ
のサブルーチンの動作は第1図の説明が終了した時点で
説明する。 ステップ104においてRAM判定データの作成が終了
すると、硬貨投入がステ・ツブ105で判定された後、
ステップ106において投入硬貨のデータ(材質、直径
、厚み)が測定され、判定結果からステップ107に示
すように正貨か否かが判定される。ここで正貨と判定さ
れればステップ108において正貨を蓄積し、ステップ
109においてそのデータを加算メモリ(Σx20.Σ
X100〉に加算し、測定データの二乗値を二乗加算メ
モリ(Σx2.Σ(xlOO>”)に加算する。なお枚
数メモリ(n20.n1oo)はそれぞれ1を加算する
。 次にステップ110で正貨の投入が100枚になったか
否かが判定されるが、この時点ではまだ100枚になっ
ていないので、そのステップは「NO」と判定される。 そして正貨の投入が20枚になるとステップ111がr
YES、と判定されてステップ112に示すようにそれ
までの加算メモリΣx20と枚数メモリn20から平均
値720を求め、ステップ113に示すようにRAM 
14に記憶されていた平均値データマと先に求めた正貨
20枚分の平均値720とから新しい平均値マ、を求め
、ステップ114に示すようにRAM17の平均値マを
新しく求めたえ、に更新しておく。そして、ステップ1
15に示すようにRAM判定データ、すなわち新しく求
めた平均値マ、とRMO14から読み出し、RAM17
に記憶されている今までの標準偏差σから第2図に示す
サブルーチンによって判定データ7、±3σを求めて判
定データテーブルを作成する。これによって正貨範囲は
投入された正貨に適合した範囲にシフトするが、ここで
は幅は変化しない。この処理終了後、ステップ116に
示すように枚数メモリn20と平均値メモリΣx20を
クリヤし、フローはステップ105に戻る。 硬貨がさらに投入され、正貨の投入が100枚になると
、ステップ110がrYES、と判定され、ステップ1
18に示すように加算メモリΣX100と枚数メモリn
100のデータから平均値で100を求め、ステップ1
19に示すように二乗加算メモリΣx2、加算メモリΣ
X100、枚数メモリn100のそれぞれのデータから
新しい標準偏差σ1が求められる。この値は誤選別を防
ぐため、ステップ120〜123に示すように、例えば
1〜5の間のように、一定範囲内に制限する。そして、
ステップ124に示すようにRAM17の標準偏差およ
び平均値をステップ118゜119によって求めた新し
い値にし、ステップ125に示すように新しいデータを
用いてRAM判定データ、すなわちで、±3σ、を求め
、新しい判定データテーブルを第2図のサブルーチンに
よって作成する。その後、ステップ126に示すように
硬貨メモリn100、加算メモリΣx100、二乗加算
メモリΣX2をクリヤしたうえ、ステップ116に示す
ようにn20.Σx20をクリヤしてから、フローはス
テップ105に戻る。 第2図はステップ104.115.125のRAM判定
データを作成するためのサブルーチンであり、ステップ
150で最大値マ+3σおよび最小値マー3σを計算し
、ステップ15)でその計算した最大値および最小値を
RAMに格納する。 そしてステップ152で最大値および最小値からRAM
判定データテーブルを作成する。このステップ152は
第3図に示すようなサブルーチンによって処理される。 第3図は第5図の左側に記載したブロック21〜23に
示すRAM判定テーブルを作成するためのフローチャー
トであり、ステップ200において最小値にバイアスア
ドレスを加えたものを最小設定テーブルアドレスとして
設定する。バイアスアドレスは前述したように、例えば
第5図のブロック21であれば最上位桁の8であり、ブ
ロック22.23では9、Aである。 ステップ201では同様にして最大値にバイアスアドレ
スが加算されたものが最大設定テーブルアドレスとして
設定される。その後ステップ202で硬貨種別ビット位
置の設定、例えば第5図においてビット5,6.5の位
置すなわち、硬貨A。 B、Cの何れかのビットが指定される。そしてステップ
203において判定データテーブルアドレスが、例えば
ブロック21であれば800番地に設定される。 ステップ204においてその時点の判定データテーブル
アドレスが最小データテーブルアドレスよりは大きく、
最大設定テーブルアドレスより小さいか否かが判定され
る。これは正貨データとして許容されるアドレス範囲を
判定するものであり、ここでrNOJと判定されれば正
貨範囲ではないためステップ206に示すように判定デ
ータテーブルアドレスの対象ビットを「1」に設定する
。 例えば第5図のブロック21の800番地、ブロック2
2の900番地、ブロック23のAOO番地は何れも正
貨範囲ではないため、ビット5〜7の全てに「1」のデ
ータが書き込まれている。ただし、全説明しているのは
アドレスがテーブルスタートアドレスであるため、例え
ば800番地において該当ビットがビット7の位置であ
ればそ、の位置におけるビットだけを「1」にするもの
である。 次にステップ207に示すように判定データテーブルア
ドレスに1を加算したものを新たな判定データテテーブ
ルアドレスとして、ステップ208において新たな判定
データテーブルアドレスがテーブルエンドが否かを判定
するが、この時点ではテーブルスタートアドレスに1が
加算されたアドレスであるからまだテーブルエンドでは
なく、ステップ208はrNOJと判定され、フローは
ステップ204に戻る。そしてステップ204の判定が
行われ、前述と同様の処理が行われるが、ステップ20
4がrYESJと判定されたときはステップ205に示
すように判定データテーブルアドレスの対象ビットを「
0」に設定する。例えばブロック21のビット7でアド
レス801番地はこのようにして「0」が書き込まれた
ものである。 このようにステップ204からステップ
208を循環するすことによってやがて判定データテー
ブルアドレスはテーブルエンド、例えばブロック21で
あれば8FF番地に達する。この時点でステップ208
がrYESJと判定されるのでフローはステップ209
に進み、全硬貨種類について処理が終了したか否かが判
定されるが、この時点ではまだ1種類の硬貨についての
処理、例えばブロック21についての処理しか完了して
いないので、フローはステップ200に戻り、前述した
と同様の処理が行われ、次の硬貨種類例えばブロック2
2についてのデータ書き込みが行われる。 このようにして処理を進めていくとやがて全硬貨種類の
処理が終了するので、ステップ209がrYEsJと判
定されこのサブルーチンの処理が完了するので、フロー
は第2図のステップ152に戻り、ここで第2図のサブ
ルーチンも終了するので、この時点で第1図において第
2図のサブルーチンへの割り込みが生じたステップ10
4.Li2.125の何れかのステップに戻る。 第6図はこの方法によって処理されるときの正貨範囲の
変化を示す図であり、第6図(a>は初期状態、第6図
(b)は正貨と判定された硬貨枚数が20枚になったと
き、(C)は正貨枚数がその状態からさらに20枚増え
た合計40枚になったとき、(d)は合計60枚になっ
たとき、(e)は合計80枚になったとき、(f)は合
計100枚になったときの特性を示し、(d)、(e)
における記号「イ」、「口」は返却された硬貨である。 なお、正貨枚数は通話回数とは関係無く、申−純に正貨
の合計枚数で判断している。 ステップ104.115.ステップ125においてRA
M判定データを作成しているが、これは第5図に示すよ
うに材質ブロック21、厚さブロック22、外径ブロッ
ク23に分け、それぞれに決められたアドレス区分が決
められている。このため、ステップ104,115,1
25において求められたデータにそれぞれのバイアスア
ドレスを加え、所定のアドレス区分に格納するようにし
ている。 なお、実施例では一定枚数として20枚、一定枚数の整
数倍として5倍を採用しているが、この数に限定されず
、例えば整数倍は5,3倍のように必ずしも整数倍の必
要はない、またバラツキ範囲として3σをとったが、4
σであっても良い。 さらに、収納物体は硬貨に限らず何でも良いために、一
定枚数は一定個数あるいは一定使用回数でも、また一定
時間でも、適宜応用すれば良い。平均値と徨準偏差の更
新は一定枚数毎に行っても良く、判定テーブル方式の他
、上限値、下限値方式(マース方式)にこの方法を適用
しても良い。 [発明の効果] 以上説明したようにこの発明は、収納物体が所定数量に
なるか、機器の使用時間が所定時間になる度に判定デー
タを投入された収納物体のデータに適合させているので
、環境変化、特に選別軌道およびセンサの経年変化、収
納物体の経年変化、センサ回路の経年変化に自動的に追
従することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すフローチャート、第
2図および第3図はそのサブルーチンのフローチャート
、第4図はこの発明を適用した装置の一実施例を示すブ
ロック図、第5図はデータテーブルを示す図、第6図は
正貨の判定データが変化する状態を示す図である。 1・・・・硬貨通路、2・・・・発振回路、4゜5・・
−・増幅器、6〜8発振回路、9・・・・マルチプレク
サ、11・・・・CPU、12・・・・温度センサ、1
4・・・・ROM、17・・・・RAM、21・・・・
材質ブロック、22・・・・厚さブロック、23・・−
・外径ブロック、24・・−・金種データエリア、Ll
、L2 ・・・・発振コイル(発振器)、L3.L4 
・・・・受信コイル、(検出器)。 特許出願人 株式会社田村電機製作所 代 理 人 山川政樹(ほか2名) ℃           Φ          −−
I               NI       
       N−手続補正書(自発) 1.事件の表示 昭和63年 特許願 第296553号2、発明の名称 桜を荏h”J漣 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 名   称 (363)株式会社田村電機製作所4、代
理人 居所 東京都千代田区永田町2丁目4番2号秀和溜池ビ
ル8階 明!lII害全文 6、補正の内容 (1)明細書の発明の名称を「硬貨検査装置Jと補明 
細 害(全文補正) 1、発明の名称 硬貨検査装置 2、特許請求の範囲 ℃− 一一タd   に3 された正″″に  る−一タから
 71−をンめ、この 7 と−IO!’−j’−べき
正″の しい −直を 甲 るときGζ−一一タ  −
 に  された−一夕に基づいてM詩〕 6看載の へ
 査 置において1−一夕    は   a f へ
の種 に3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] この発明は、自動販売機、公衆電話機等において、投入
される硬貨の真偽および種類を判定するときのデータを
補正する硬貨検査装置に関するものである。 [従来の技術] この種の検査装置は例えば特公昭59−14798号公
報に開示されているように、硬貨の厚さ、外径等の物理
的特性を検出器によって電気信号として検出する一方、
各物理特性の検出出力に応する上限値および下限値をメ
モリへ格納(7ておき、この上限値および下限値と検出
器の検出出力とを比較し、硬貨の真偽および種類を判定
するようにしている。 しかし、この方法では硬貨の種類および対象とする物理
特性の種類と、これらの上限値と下限値とに応するメモ
リからの読み出し処理を要すると共に、これと同数の比
較処理を必要とし、高速による判定が行えず、電源の消
費電力が大きくなり、またプロセッサによってこれへの
処理を行うにはプログラムが複雑化し、他の制御処理等
に充当する時間的余裕度が減少するうえ、高速判定が不
可能なため、判定処理の時間的間隔を大きくしなければ
ならず、硬貨の連続投入に対する時間間隔の制約、硬貨
通路の設計上の制約を生ずるなどの問題があった。 この問題を解決するため、特開昭60−262292号
公報に開示されているように、メモリの各アドレス毎に
硬貨の種類と対応したビット位置へ硬貨の物理特性に対
する許容の可否を示す信号を格納しておき、硬貨の物理
特性を検出器により電気信号として検出し、この検出出
力をアナログ・デジタル変換器によってデジタル信号と
したうえ、これによってメモリの読み出しアドレスを指
定し、これに応するメモリの内容を硬貨の可否を示す信
号として用いるものが提案されている。 [発明が解決しようとする課題] しかしながらこのような従来の方法は環境変化に対して
センサ出力の補正を行わねばならないことと、経時変化
に対する補正をおこなわねばならないことのなめ補正回
路が複雑になってしまう。 また、初期設定は設定場所毎に行わねばならないので、
調整の作業性が悪いという課題があった。 [課題を解決するための手段] このような課題を解決するため、 第1の発明は正貨の検出パラメータに対応した物理特性
に対する基準平均値と標準偏差とからなる第1の基準デ
ータから最大値と最小値を求める最大値・最小値演算手
段と、 この最大値および最小値に基づいて投入された硬貨の真
偽を判定する真偽判定手段と、判定によって得られた正
貨に関するデータを蓄積するデータ蓄積手段と、 所定の計測パラメータが一定値に達したときにデータ1
FIt手段に蓄積された正貨に闇するデータから求めた
平均値と第1の基準データの基準平均値とを用いて次に
検査すべき正貨の新しい平均値を算出する平均値演算手
段と、 この新しく得られた平均値と第1の基準データの標準偏
差とを用いて次に検査すべき正貨の修正最大値および修
正最小値を決定する最大値・最小値補正手段とを備えた
ものである。 第2の発明は第1の発明において、 第1の基準データは、初期判定データとしてあらかじめ
メモリに記憶されているものである。 第3の発明は第1の発明において、 第1の基準データの平均値は、次に検査すべき正貨の新
しい平均値によって更新されてメモリに格納されたデー
タであることを特徴としている。 第4の発明は第1の発明において、 第1の基準データの標準偏差として、次に検査すべき正
貨の新しい平均値を算出するときに、データ蓄積手段に
蓄積されたデータに基づいて新しい標準偏差の値を算出
する標準偏差演算手段を備え。 かつ最大値・最小値補正手段はこれら新しい平均値と新
しい標準偏差とから更新最大値および更新最小値を決定
する最大値・最小値更新手段を備えたものである。 第5の発明は第4の発明において、 標準偏差演算手段は計測パラメータが一装置の整数倍に
なる度に新しい標準偏差の算出を行うものである。 第6の発明は第1の発明において、 得られた修正最大値および修正最小値にそれぞれ決めら
れたバイアスアドレスを加えて最大値アドレスと最小値
アドレスを求め1両アドレス間の全てのアドレスのあら
かじめ定められたビット位置のビット論理を許容ビット
にセットして判定テーブルを作成する判定データ作成手
段を備えたものである。 第7の発明は第6の発明において、 判定データ作成手段は、使用可能な硬貨の種類に対応し
た各最大値および最小値から最大値アドレスと最小値ア
ドレスをそれぞれ求め、硬貨の種類に対応する各ビット
位置毎に許容ビットをセットして判定データテーブルを
作成するものである。 第8の発明は第6の発明において、 判定データは作成手段は硬貨の複数の物理特性に対応し
た各最大値および最小値にそれぞれ異なるバイアスアド
レスを加えることにより判定データテーブルを物理特性
毎に作成するものである。 [1ヤ用] 最初は固定メモリから読み出されたデータをもとに判定
データが作成され、そのデータに基づいて硬貨の判定が
行われるとともにその硬貨の物理特性に対応する最大値
と最小値が求められ、収納が所定数になるか使用時間が
所定時間になる度にその値が更新され、さらにその更新
が所定回数行われた時点で標準偏差も更新される。 [実施例] 第4図はこの装置の構成を示すブロック図であり、硬貨
通路1を介し対向して発振コイルLl。 L2および受信コイルL、、L4が配設され、発振コイ
ルLl、L2には発振回路2が接続されており、これら
によって所定周波数の発振が行われ、これに基づく発振
コイルLl、L2からの磁界は受信コイルL3.L、に
よって受信されるようになっている0通路1の硬貨投入
口側には発光素子および受光素子等による検出器3a、
3bが設けてあり、これによって硬貨の投入検出を行い
、各部に対する起動指令を与えている。 受信コイルLs 、L4は、増幅器4,5の入力へそれ
ぞれ接続され、発振回路2および増幅器4゜5の各入力
は検波回路6〜8によってそれぞれ検波され、マルチプ
レクサ9によって選択され、A/Dコンバータ10へ与
えられる。これは例えば8ビツトのデジタル信号へそれ
ぞれかつ順次変換されるようになっており、この出力は
CPUIIへ与えられる。 このため、通路1に投入された硬貨が転動して通過する
と、これの材質、厚さ、外径に応じて発振回路2および
増幅器4.5の各出力が変化し、これにしたがって検波
回路6〜8の各出力も変化し、A/Dコンバータ10を
介して出力される信号中、検波回路6と対応するものの
ピーク値をCFULLが判断することにより、これによ
って硬貨の材質を示すデータが得られ、検波回路7と対
応するもののピーク値を同様に判断することによって硬
貨の厚さを示すデータが得られ、検波回路7と8との再
出力と対応するものの変化状況が互いに交差する値を同
様に判断することによって、硬貨の外径を示すデータが
得られる。 なお、これらの各物理特性検出の詳細は、本出願人の別
途出願による「硬貨選別装置」 (特願昭59−766
20号)に詳細が開示されている。 また、マルチプレクサ9には必要に応じてコイルL、1
〜L4の近傍に設ける温度センサ12の検出出力も与え
られており、マルチズレフサ9の各入力はCPUI l
からの選択信号SELに応じて順次かつ反復して選択さ
れ、A/Dコンバータ10を介してCPUIIへ与えら
れると共に、CPU11には、入出力用のインターフェ
イス13およびROM14が同一のデータバス15を介
して接続されており、インターフェイス13を介して硬
貨の判別結果を示す金種信号01〜C4が送出される一
方、ROM14の内容はアドレスバス16を経てCPU
11から与えられるアドレス指定信号によって読み出さ
れるようになっている。 但し、ROM14にはプログラムと共に、硬貨の物理特
性に対する許容の可否を示す信号も格納されている一方
、電池18でバックアップされたRAMl7が別途設け
てあり、CPUIIはROM14中の10グラムを実行
し、必要とするデータをRAM17ヘアクセスしながら
後述する所定の動作を行うようになっている。 第5図はROM14の内容例とともに、RAM17中に
設けられる金種データエリアの内容例を示す図であり、
この場合はROM14中のアドレス800〜8FFを材
質ブロック21、同様のアドレス900〜9FFを厚さ
ブロック22、アドレスAOO〜AFFを外径ブロック
23とし、各アドレス毎のビット87〜B、中、ビット
B7〜B5の位置を各々硬貨の種類A〜Cと対応させ、
かつ各物理特性の検出データによって示されるアドレス
に応じて特定論理値r□、の信号を格納すると共に、各
物理特性の許容偏差にしたがう検出データによって示さ
れるアドレスの範囲も同様にr□、の信号を格納しであ
る。 なお、ブロック21.22では硬貨の種類A〜Cが異な
っても、材質および厚さのデータが許容偏差上、部分的
に重複するため、「0」の信号も同様となっており、ブ
ロック23では硬貨の種類A、B、Cにつき外径許容偏
差が同一のため、「0」の信号も同様となっている。 したがって、検出器として用いる各コイルL1からL4
の各検出出力に応するA/Dコンバータ10の出力デー
タの中から、CPUIIが求めた材質を示すデータによ
ってブロック21の読み出しアドレスを指定し、同様の
アドレスを指定し、同様の外径を示すデータによってブ
ロック23の読み出しアドレスを指定すれば、これに応
じた内容がROM14からCPUIIへ送出される。 なお、A/Dコンバータ10の出力を8ビツトとすれば
、アドレス番号800〜AFFの下位2桁が指定される
ため、最上位桁の8.9.Aは指定すべきブロック21
〜23に応じ、CPUIIが所定のものを付加したうえ
、アドレスバス16を介して順次に送出されるようにな
っている。 すなわち、材質のデータをD5(rllol・0101
」)、厚さのデータを9E(rlool・1110」)
、外径のデータをE7(rillO・0111」)とす
れば、ブロック21に対し8D5、ブロック22に対し
て99E、ブロック23に対してはAg3の各アドレス
指定がなされ、これらの内容r01011111」、r
oollllll」、roolllloll」が順次に
読み出されるため、金種データエリア24の内容をすべ
て「0」にクリアのうえ、これの内容とブロック21か
らの内容との論理的一致を論理和によって求めて金種デ
ータエリア24へ更新のうえ格納し、次いで同様の論理
和をブロック22からの内容について求めたうえ、金種
データエリア24へ同様に格納し、さらにブロック23
からの内容についての同様の論理和を求めてから金種デ
ータエリア24へ同様に格納すると、以上の例では各ブ
ロック21〜23の内容が何れもビットB7を「0」と
しているため、金種データエリア24の内容もビットB
7が「0」となり、これによって各物理特性が硬貨の種
類Aとして許容すべきものであることを示すものとなる
。 このため、これをデコーダ等を介して金種信号C1〜C
4として送出すれば、直ちに投入された硬貨が何れの種
類であるかを示すことができる。 なお、もしブロック22のアドレス指定が異なり、例え
ば()内に示す内容「10111111」が読み出され
ると、き金種データエリア24の内容が’ 11111
1 ]、 I Jとなり、「0」が消滅するため、不正
規硬貨であり許容すべきでないNGの旨が示される。 第1図はCPU1.1による以上の動作を示すフローチ
ャートであり、スタートに続きステップ100において
RAM17のバックアップ状態を確認し、この時点まで
にバックアップ電源が断になったことがあるか否かを調
べる。これは例えばRAMにキワードを書き込んでおき
、スタートしたときにそのキーワードが正確に読み出せ
るか否かなどによって判定している。ステップ100が
「YES、と判定されたときは判定データを破壊されて
いる可能性が大きいので、ステップ101に示すように
投入された硬貨のうち、正貨であると判断した硬貨のデ
ータ加算メモリ(Σx20、ΣxlOO>、二乗加算メ
モリ(Σx2)、枚数メモリ(n20.n100)をク
リアする。そして、ステップ102においてROM14
から正貨に関するデータである平均値マと標準偏差σを
読み出し、ステ・デプ103においてその読み出しなデ
ータをRAM18に格納する。その後、読み出したデー
タマ、σを用いてステップ104に示すようにRAM判
定データの作成すなわちマ±3σにより最大値および最
小値を求め、判定データを設定する。なお、ステップ1
04は第2図に示すサブルーチンによって処理されるが
、そのサブルーチンの動作は第1図の説明が終了した時
点で説明する。 ステップ104においてRAM判定データの作成が終了
すると、硬貨投入がステップ105で判定された後、ス
テップ106において投入硬貨のデータ(材質、直径、
厚み)が測定され、判定結果からステップ107に示す
ように正貨か否かが判定される。ここで正貨と判定され
ればステップ108において正貨を蓄積し、ステップ1
09においてそのデータを加算メモリ(ΣX20.ΣX
100)に加算し、測定データの二乗値を二乗加算メモ
リ(Σx2.Σ(xlOO)2)に加算する。なお枚数
メモリ(n20.n1oo)はそれぞれ1を加算する。 次にステップ110で正貨の投入が100枚になったか
否かが判定されるが、この時点ではまだ100枚になっ
ていないので、そのステップは「NOJと判定される。 そして正貨の投入が20枚になるとステップ111がr
YESJと判定されてステップ112に示すようにそれ
までの加算メモリΣx20と枚数メモリn20から平均
値120を求め、ステップ113に示すようにRAM1
4に記憶されていた平均値データマと先に求めた正貨2
0枚分の平均値720とから新しい平均値71を求め、
ステップ114に示すようにRAM17の平均値マを新
しく求めた71に更新しておく。そして、ステップ11
5に示すようにRAM判定データ、すなわち新しく求め
た平均値マ、とRMO14から読み出し、RAM17に
記憶されている今までの標準偏差σから第2図に示すサ
ブルーチンによって判定データ7、±3σを求めて判定
データテーブルを作成する。これによって正貨範囲は投
入された正貨に適合した範囲にシフトするが、ここでは
幅は変化しない。この処理終了後、ステップ116に示
すように枚数メモリn20と平均値メモリΣx20をク
リヤし、フローはステップ105に戻る。 硬貨がさらに投入され、正貨の投入が100枚になると
、ステップ110がrYES、と判定され、ステップ1
18に示すように加算メモリΣX100と枚数メモリn
100のデータから平均値x100を求め、ステップ1
19に示すように二乗加算メモリΣx2、加算メモリΣ
x100、枚数メモリn100のそれぞれのデータから
新しい標準偏差σ、が求められる。この値は誤選別を防
ぐため、ステップ120〜123に示すように、例えば
1〜5の間のように、一定範囲内に制限する。そして、
ステップ124に示すようにRAM17の標準偏差およ
び平均値をステップ118゜119によって求めた新し
い値にし、ステップ125に示すように新しいデータを
用いてRAM判定データ、すなわちマ、±3σ、を求め
、新しい判定データテーブルを第2図のサブルーチンに
よって作成する。その後、ステップ126に示すように
硬貨メモリn100、加算メモリΣX100、二乗加算
メモリΣx2をクリヤしたうえ、ステップ116に示す
ようにn20.Σx20をクリヤしてから、フローはス
テップ105に戻る。 第2図はステップ104.115.125のRAM判定
データを作成するためのサブルーチンであり、ステップ
150で最大値で+3σおよび最小値マー3σを計算し
、ステップ15)でその計算した最大値および最小値を
RAMに格納する。 そしてステップ152で最大値および最小値からRAM
判定データテーブルを作成する。このステップ152は
第3図に示すようなサブルーチンによって処理される。 第3図は第5図の左側に記載したブロック21〜23に
示すRAM判定テーブルを作成するためのフローチャー
トであり、ステップ200において最小値にバイアスア
ドレスを加えたものを最小・設定テーブルアドレスとし
て設定する。バイアスアドレスは前述したように、例え
ば第5図のブロック21であれば最上位桁の8であり、
ブロック22.23では9、Aである。 ステップ201では同様にして最大値にバイアスアドレ
スが加算されたものが最大設定テーブルアドレスとして
設定される。その後ステップ202で硬貨種別ビット位
置の設定、例えば第5図においてビット5,6.5の位
置すなわち、硬貨A。 F3.Cの何れかのビットが指定される。そしてステッ
プ203において判定データテーブルアドレスが、例え
ばブロック21であれば800番地に設定される。 ステップ204においてその時点の判定データテーブル
アドレスが最小データテーブルアドレスよりは大きく、
最大設定テーブルアドレスより小さいか否かが判定され
る。これは正貨データとして許容されるアドレス範囲を
判定するものであり、ここで「NO」と判定されれば正
貨範囲ではないためステップ206に示すように判定デ
ータテーブルアドレスの対象ビットを「1」に設定する
。 例えば第5図のブロック21の800番地、ブロック2
2の900番地、ブロック23のAOO番地は何れも正
貨範囲ではないため、ビット5〜7の全てに「1」のデ
ータが書き込まれている。ただし、全説明しているのは
アドレスがテーブルスタートアドレスであるため、例え
ば800番地において該当ビットがビット7の位置であ
ればその位置におけるビットだけを「1」にする。 次にステップ207に示すように判定データテーブルア
ドレスに1を加算したものを新たな判定データテテーブ
ルアドレスとして、ステップ208において新たな判定
データテーブルアドレスがテーブルエンドが否かを判定
するが、この時点ではテーブルスタートアドレスに1が
加算されたアドレスであるからまだテーブルエンドでは
なく、ステップ208はrNOJと判定され、フローは
ステップ204に戻る。そしてステ・ツブ204の判定
が行われ、前述と同様の処理が行われるが、−ステップ
204がrYEsJと判定されたときはステップ205
に示すように判定データテーブルアドレスの対象ビット
を「0」に設定する。例えばブロック21のビット7で
アドレス801番地はこのようにして「O」が書き込ま
れたものである。このようにステップ204からステッ
プ208を循環するすことによってやがて判定データテ
ーブルアドレスはテーブルエンド、例えばブロック21
であれば8FF番地に達する。この時点でステップ20
8がrYEsJと判定されるのでフローはステップ20
9に進み、全硬貨種類について処理が終了したか否かが
判定されるが、この時点ではまだ1種類の硬貨について
の処理、例えばブロック21についての処理しか完了し
ていないので、フローはステップ200に戻り、前述し
たと同様の処理が行われ、次の硬貨種類例えばブロック
22についてのデータ書き込みが行われる。 このようにして処理を進めていくとやがて全硬貨種類の
処理が終了するので、ステップ209が[YES、と判
定されこのサブルーチンの処理が完了するので、フロー
は第2図のステップ152に戻り、ここで第2図のサブ
ルーチンも終了するので、この時点で第1図において第
2図のサブルーチンへの割り込みが生じたステップ10
4.115.125の何れかのステップに戻る。 第6図はこの方法によって処理されるときの正貨範囲の
変化を示す図であり、第6図(a>は初期状態、第6図
(b)は正貨と判定された硬貨枚数が20枚になったと
き、(C)は正貨枚数がその状態からさらに20枚増え
た合計40枚になったとき、(d)は合計60枚になっ
たとき、(e)は合計80枚になったとき、(f)は合
計100枚になったときの特性を示し、(d)、(e)
における記号「イ」、「口」は返却された硬貨である。 なお、正貨枚数は通話回数とは関係無く、単純に正貨の
合計枚数で判断している。 ステップ104,115.ステップ125においてRA
M判定データを作成しているが、これは第5図に示すよ
うに材質ブロック21、厚さブロック22、外径ブロッ
ク23に分け、それぞれに決められたアドレス区分が決
められている。このため、ステップ104,115,1
25において求められたデータにそれぞれのバイアスア
ドレスを加え、所定のアドレス区分に格納するようにし
ている。 なお、実施例では一定枚数として20枚、一定枚数の整
数倍として5倍を採用しているが、この数に限定されず
、例えば整数倍は5.3倍のように必ずしも整数倍の必
要はない、またバラツキ範囲として3σをとったが、4
σであっても良い。 さらに、硬貨は硬貨に限らず何でも良いために、一定枚
数は一定個数あるいは一定使用回数でも、また一定時間
でも、適宜応用すれば良い、平均値と標準偏差の更新は
一定枚数毎に行っても良く、判定テーブル方式の他、上
限値、下限値方式(マース方式)にこの方法を適用して
も良い。 [発明の効果] 以上説明したようにこの発明は、硬貨が所定数lになる
か、機器の使用時間が所定時間になる度に判定データを
投入された硬貨のデータに適合させているので、環境変
化、特に選別軌道およびセンサの経年変化、硬貨の経年
変化、センサ回路の経年変化に自動的に追従することが
できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すフローチャート、第
2図および第3図はそのサブルーチンのフローチャート
、第4図はこの発明を適用した装置の一実施例を示すブ
ロック図、第5図はデータテーブルを示す図、第6図は
正貨の判定データが変化する状態を示す図である。 1・・・・硬貨通路、2・・・・発振回路、4゜5・・
・・増幅器、6〜8発振回路、9・・・・マルチプレク
サ、11・・・・CPU、12・・・・温度センサ、1
4・・・・ROM、17・・・・RAM、21−・・・
材質ブロック、22・・・・厚さブロック、23・・・
・外径ブロック、24・・・・金種データエリア、t、
、、L2 ・・・・発振コイル(発振器)、L3.L4
  ・・・・受信コイル、(検出器)。 特許出願人 株式会社田村電機製作所

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)収納物体の有する物理的特性を電気信号として検
    出した後にデジタル信号へ変換しこのデジタル信号に応
    じて収納物体の真贋および種類を判定する収納物体検査
    データ補正装置において、正常収納物体データの範囲を
    平均値と標準偏差の形で固定メモリから読み出して所定
    の演算をすることにより初期判定データとしての最大値
    と最小値を求める最大値・最小値演算部と、 その最大値と最小値に基づいて投入された収納物体の判
    定と正常値に関する正常値データの蓄積を行うデータ蓄
    積手段と、 収納された物体が所定量に達したときまたは機器の使用
    時間が所定時間に達したときに固定メモリから読み出し
    たデータとデータ蓄積手段に蓄積した正常値データとか
    ら新しい平均値を求める平均値演算手段と、 新しい平均値と固定メモリからの標準偏差とから最大値
    と最小値の補正を行う最大値・最小値補正手段を備えた
    ことを特徴とする収納物体検査データ補正装置。
  2. (2)請求項1記載の収納物体検査データ補正装置にお
    いて、 収納された物体が所定量に達したときまたは機器の使用
    時間が所定時間に達したときに求めた平均値をメモリに
    格納する第1の記憶手段と、収納された正常な収納物体
    が所定量に達する毎にまたは機器の使用時間が所定時間
    に達する毎にメモリの平均値を使用して新しい平均値を
    求め判定データとしての最大値と最小値を演算する最大
    値・最小値演算手段と、 この演算で求められた新しい平均値をメモリに格納する
    第2の記憶手段を有することを特徴とする収納物体検査
    データ補正装置。
  3. (3)請求項1記載の収納物体検査データ補正装置にお
    いて、 収納された物体がある値の所定倍数になったときまたは
    機器の使用時間がある時間の所定倍数になったときに蓄
    積したデータから新しい平均値および標準偏差を求める
    平均値・標準偏差更新手段と、 平均値・標準偏差更新手段で求められたデータから最大
    値と最小値の補正を行う最大値・最小値補正手段とを設
    けたことを特徴とすると収納物体検査データ補正装置。
  4. (4)収納物体の有する物理的特性を電気信号として検
    出した後にデジタル信号へ変換し、このデジタル信号に
    応じて収納物体の真贋および種類を判定する収納物体検
    査データ補正装置において、収納物体データの範囲を平
    均値と標準偏差の形で固定メモリから読み出して所定の
    演算をすることにより初期判定データとしての最大値と
    最小値を求める最大値・最小値演算部と、 その最大値と最小値に基づいて投入された収納物体の正
    常値に関する正常値データの蓄積を行う正常値データ蓄
    積手段と、 収納された物体が所定量に達したときまたは機器の使用
    時間が所定時間に達したときに正常値データ蓄積手段に
    蓄積した正常値データから新しい平均値および標準偏差
    を求める平均値・標準偏差補正手段と、 新しく求められた平均値と標準偏差とから最大値と最小
    値の補正を行う最大値・最小値補正手段を備えたことを
    特徴とする収納物体検査データ補正装置。
  5. (5)請求項3または請求項4記載の収納物体検査デー
    タ補正装置において、 求めた新しい標準偏差は一定範囲内に制限する標準偏差
    制限手段を備えたことを特徴とする収納物体検査データ
    補正装置。
  6. (6)請求項1または請求項4記載の収納物体検査デー
    タ補正装置において、 最大値と最小値にバイアスアドレスを加えて最大値アド
    レスと最小値アドレスを求めるアドレス信号発生手段と
    、 両アドレス間の全アドレスにおける予め定められたビッ
    ト位置のビット論理を許容ビットにセットして判定デー
    タテーブルを作成する判定データテーブル作成手段とを
    備えたことを特徴とする収納物体検査データ補正装置。
  7. (7)請求項6記載の収納物体検査データ補正装置にお
    いて、 収納物体種別の最大値と最小値とに基づきその種別に対
    応する各ビットのビット論理をそれぞれ許容ビットにセ
    ットして判定データテーブルを作成する判定データテー
    ブルを備えたことを特徴とする収納物体検査データ補正
    装置。
  8. (8)請求項6記載の収納物体検査データ補正装置にお
    いて、 収納物体の複数の物理的特性毎の最大値と最小値にそれ
    ぞれ対応するバイアスアドレスを加えることにより物理
    特性毎の判定データテーブルを作成する判定データテー
    ブル作成手段をな備えたことを特徴とする収納物体検査
    データ補正装置。
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