JPH01302371A - トナー像定着装置 - Google Patents

トナー像定着装置

Info

Publication number
JPH01302371A
JPH01302371A JP13410488A JP13410488A JPH01302371A JP H01302371 A JPH01302371 A JP H01302371A JP 13410488 A JP13410488 A JP 13410488A JP 13410488 A JP13410488 A JP 13410488A JP H01302371 A JPH01302371 A JP H01302371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing means
permanent magnet
toner image
roller
upper fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13410488A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Fuji
冨士 和男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP13410488A priority Critical patent/JPH01302371A/ja
Publication of JPH01302371A publication Critical patent/JPH01302371A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は、シート部材上に形成されたトナー像をその表
面に永久的な像として定着するトナー像定着装置に関す
る。
〈技術分野〉 静電複写機の如き画像生成機は、複写紙の如きシート部
材上に形成されたトナー像を定着するために、トナー像
定着装置が装備されている。かかる定着装置は、−Sに
、上ローラから構成される上定着手段と下ローラから構
成される下定着手段を備え、シート部材を上定着手段(
上ローラ)と下定着手段(下ローラ)の間を通して搬送
する間にトナー像をその表面に定着する。
しかしながら、従来のトナー像定着装置には、次の通り
の解決すべき問題が存在する。
第1に、この種定着装置においては、ローラの変形を防
止するために、通常上ローラと下ローラを非作用状態(
両ローラが実質上圧接されない状B)に保持し、定着時
に両ローラを作用状態(両ローラが圧接される状態)に
せしめているが、両ローラを上記非作用状態と上記作用
状態に選択的にせしめるための機構が複雑であり、製作
コストも高い。
第2に、この種の定着装置においては、上ローラ及び下
ローラの両端部間に圧接力を付与し、かかる圧接力によ
って両ローラを作用状態に保持している。それ故に、両
ローラの両端部においては十分な圧接力を得ることがで
きるが、両ローラの中間部においては十分な圧接力を得
ることができず、両ローラの軸線方向中間部にてトナー
像の定着不良が発生し易い。一方、上述した不都合を解
消するためには、上ローラ及び下ローラの外形を特殊形
状(ローラの軸線方向中央部に向けてその半径を幾分漸
増せしめる)にすればよいが、特殊形状のローラを製作
するのは容易でなく、また製作コストも高くなる。
第3に、−FIQに、トナー像をシート部材の表面に所
要の通り定着するには、シート部材の厚さによって上ロ
ーラと下ローラの圧接力を幾分変えるのが望ましい。例
えば、一対のローラから成る加熱加圧形式の定着装置に
おいては、定着作用時に一対のローラの熱がシート部材
に奪われ、このことに起因して、シート部材の種類によ
って定着作用時の一対のローラの温度が一時的に変化す
る。
即ち、シート部材が比較的厚いときには、一対のローラ
の熱がこのシート部材に大きく奪われるようになり、そ
れ故に、定着作用開始直後に一対のローラの温度が急激
に低下し、トナ像の定着不良が発生し易くなる。かかる
定着不良の発生を防止するためには、加熱手段の能力を
大きくする、加圧圧力を大きくする等が考えられる。し
かし、加熱手段の能力を大きくした場合には、この加熱
手段の使用電力が太き(なり、定着装置を装備する例え
ば静電複写機を通常の家庭用の100V電源で使用する
ことが困難になる。また、加圧圧力を上昇せしめた場合
には、比較的薄いシート部材を使用したときに所謂オフ
セット現像(トナー像がローラ対に付着する現像)が発
生し易くなる。シート部材が比較的薄いときには、ロー
ラ対の熱がシート部材にあまり奪われることはなく、そ
れ故に、ローラ対の温度があまり低下しないにもかかわ
らず加圧圧力が上昇されるようになり、定着作用時の十
分な温度と過剰な圧接力によってオフセット現像が発生
し、良好な永久的トナー像を得ることが困難になる。
〈発明の目的〉 本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主
目的は、比較的簡単な構成でもって上定着手段及び下定
着手段を作用状態及び非作用状態に選択的にせしめるこ
とができ、更に上記作用状態においてこれら画定着手段
の実質上全幅に渡って所定の圧接力を得ることができる
、優れたトナー像定着装置を提供することである。
本発明の他の目的は、比較的簡単な構成でもって種々の
シート部材に対してトナー像を所要の通り定着すること
ができる、新規且つ優れたトナー像定着装置を提供する
ことである。
〈手段及びその作用〉 本発明の請求項1記載のトナー像定着装置は、上定着手
段及び上定着手段のいずれか一方を磁気的に吸引するた
めの永久磁石体を備えており、この永久磁石体が磁気的
吸引位置と磁気的非吸引位置の間を移動自在になってい
る。
このトナー像定着装置では、永久磁石体を磁気的吸引位
置にせしめるとその磁気的吸引力が上定着手段及び上定
着手段のいずれか一方に作用し、かくして上記磁気的吸
引力によって上定着手段と上定着手段は作用状態に保持
され、一方永久磁石体を磁気的非吸引位置にせしめると
その磁気的吸引力がそれらの上記一方に実質上作用する
ことはなく、かくして上定着手段と上定着手段は非作用
状態に保持される。
本発明の請求項3記載のトナー像定着装置は、上定着手
段と上定着手段を磁気的に圧接状態に保持するための永
久磁石体を備えており、この永久磁石体が所定範囲に渡
って移動自在になっている。
かかるトナー像定着装置では、永久磁石体の位置を変え
ることによって上定着手段又は上定着手段に作用する磁
気的吸引力が変化し、かく変化することによって上定着
手段と上定着手段の圧接力が所要の通り調整される。
本発明の請求項4記載のトナー像定着装置は、上定着手
段及び上定着手段のいずれか一方を磁気的に吸引するた
めの永久磁石体と、この永久磁石体からの磁気を遮蔽す
るための磁気遮蔽部材を備えており、磁気遮蔽部材が開
放位置と遮蔽位置の間を移動自在になっている。
かかるトナー像定着装置では、磁気遮蔽部材を開放位置
にせしめると永久磁石体の磁気的吸引力が上定着手段及
び上定着手段のいずれか一方に作用し、かくして磁気的
吸引力によって上定着手段と上定着手段が作用状態に保
持され、一方磁気遮蔽部材を遮蔽位置にせしめると永久
磁石体の磁気的吸引力がそれらの上記一方に実質上作用
することはなく、かくして上定着手段と上定着手段は非
作用状態に保持される。
また、本発明の請求項6記載のトナー像定着装置は、上
定着手段及び上定着手段のいずれか一方を磁気的に吸引
するための永久磁石体と、この永久磁石体からの磁気を
遮蔽するための磁気遮蔽部材を備えており、磁気遮蔽部
材が所定範囲に渡って移動自在になっている。
かかるトナー像定着装置では、磁気遮蔽部材の位置を変
えることによって上定着手段又は上定着手段に作用する
磁気的吸引力が変化し、かく変化することによって上定
着手段と上定着手段の圧接力が所要の通り調整される。
〈発明の具体例〉 以下、添付図面を参照して更に詳述する。
工土夏且体炭 第1図乃至第3図は、本発明に従う定着装置の第1の具
体例を示している。
主として第1図及び第2図を参照して、図示の定着装置
は、複写紙の如きシート部材の片面(例えば上面)に作
用する上定着手段2及びシート部材の他面(例えば下面
)に作用する上定着手段4を備え、上定着手段2が上ロ
ーラ6から構成され、また上定着手段4が下ローラ8か
ら構成されている。
上ローラ6は中空円筒状のローラ体lOを備え、このロ
ーラ体lOの両端部には端壁部材12及び14が固定さ
れている。ローラ体10は例えば鉄の如き磁性材料から
形成することができ、このローラ体10の実質上全周面
にはテフロンの如きフッソ樹脂層16を設けるのが好ま
しい。
このローラ体6は、第2図に示す通り支持されている。
図示の例では、定着装置は下枠体18と下枠体18に対
して相対的に開閉自在に装着された上枠体20を備えて
おり(いずれも、第2図において一部のみ示す)、ロー
ラ体6は上枠体20に装着されている。上枠体20は第
2図において左右方向に間隔を置いて配設された一対の
上端壁22及び24を具備している。一方、ローラ化6
の端壁部材12及び14には外方に突出する軸部26及
び28が一体に設けられており、片方の端壁部材12の
軸部26が軸受部材30を介して上端壁22に回転自在
に装着され、また他方の端壁部材14の軸部28が軸受
部材32を介して上端壁24に回転自在に装着されてい
る。端壁部材12の軸部26は上端壁22を貫通して外
方に突出し、この突出端部に歯車の如き伝動部材34が
装着されている。伝動部材34は電動モータの如き駆動
源に駆動連結され、従ってこの上ローラ6は矢印36 
(第1図)で示す方向に回転駆動される。
上ローラ6内には、トナー像を加熱定着するための加熱
手段を構成する加熱ランプ38が配設されている。加熱
ランプ38の一端部は端壁部材12に形成された貫通孔
40を通してローラ体6外に突出し、この突出部に設け
られた接続部42が支持端子44に支持され、その他端
部は他方の端壁部材14に形成された貫通孔46を通し
てローラ体6外に突出し、この突出部に設けられた接続
部48が支持端子50に支持されている。
下ローラ8は、中空円筒状のローラ体52を備えている
。このローラ体52は上ローラ6のローラ体lOよりも
幾分長くなっている。かかるローラ体52はアルミニウ
ムの如き非磁性材料から形成することができ、ローラ体
52の実質上全周面(上ローラ6と接触する全周面)に
例えばシリコンゴムの如きゴム層54を設けるのが好ま
しい。
この下ローラ4内には、上ローラ2及び下ローラ4を作
用状態と非作用状態に選択的にせしめるための永久磁石
体56が配設されている。そして、下ローラ4及び永久
磁石体56は、第2図に示す通りに下枠体18に装着さ
れている。即ち、永久磁石体56の両端には軸部58及
び60が一体に設けられており、下ローラ4の両端部は
軸受部材62及び64を介して永久磁石体56の軸部5
8及び60に回転自在に支持されている。また、下枠体
18は第2図において左右方向に間隔を置いて配設され
た一対の下端壁66及び68を備えている。下端壁66
及び68には上下方向に延びる細長い孔70及び72が
形成されており、永久磁石体56の軸部58が下端壁6
6の孔70に上下方向に移動自在に且つ回転自在に受入
れられ、その軸部60が下端壁68の孔72に上下方向
に移動自在に且つ回転自在に受入れられている。か(構
成されているので、下ローラ4 (これと一体に永久磁
石体56も)は、永久磁石体56の軸部58及び60が
孔70及び72の一端(下端)に当接する位置、即ち第
1図及び第2図に示す位置とその軸部58及び60が孔
70及び72の他端(上端)に当接する位置(図示せず
)の間を上下方向、即ち上ローラ2に近接及び離隔する
方向に移動自在である。
永久磁石体56を所要の通り位置付けるための位置付は
機構74が設けられている。図示の位置付は機構74は
、永久磁石体56を回動せしめるための駆動源を構成す
るステフビングモーク76を備えている。ステンピング
モータ76の出力軸には出カブ−IJ78が装着され、
また永久磁石体56の軸部60にもプーリ80が装着さ
れており、これらプーリ78及び80には伝動ワイヤ8
2が巻掛けられている。かくの通りであるので、ステッ
ピングモータ76が正転(又は逆転)すると、出カブ−
U 78、伝動ワイヤ82及びプーリ80を介して永久
磁石体56が矢印84(又は86)で示す方向に回転駆
動される(第1図)。
このステッピングモータ76は、例えばマイクロプロセ
ッサから構成することができる制御手段88によって作
動制御される。主として第1図を参照して、上ローラ6
及び下ローラ8の上流側には案内板90が配設されてい
る。この案内板90は、表面にトナー像が形成されたシ
ート部材を上ローラ6及び下ローラ8のニップ部位に導
く作用をする。この案内板90の下方にはシート検出ス
イッチ92が配設され、シート検出スイッチ92の検出
アーム部92aは案内板90に形成された開口94を通
して上方に突出している。また、シート検出スイッチ9
2の幾分下流側には、搬送されるシート部材の種類(特
にその種類における厚さを判別する)を検知するための
光学的検出手段96が配設されている。図示の光学的検
出手段96は案内板90の上方に配設された発光素子9
8と案内板90の下方に配設された受光素子100を備
え、発光素子98からの光が案内板90の開口94を通
して受光素子100に受光されるようになっている。更
に、上ローラ6及び下ローラ8の下流側にも案内板10
2が配設されている。この案内板102は上ローラ6及
び下ローラ8から排出されたシート部材を更に下流側に
導く作用をする。案内板102の下方にはシート検出ス
イッチ104が配設され、その検出アーム部104aは
案内板102に形成された開口106を通して上方に突
出している。これらスイッチ92及び104並びに受光
素子100からの信号は制御手段88に送給され、制御
手段88はこれら信号に基いてステッピングモータ76
を後述する如く作動制御する。
上述した構成の定着装置の作用効果を説明すると、次の
通りである。
浦常、永久磁石体56は第1図及び第2図に示す非作用
位置にある。かかる非作用位置においては、永久磁石体
56は水平状態にあり、その双方の極、即ちN極及びS
極は上ローラ6及び下ローラ8のニップ部位から通れて
位置し、永久磁石体56の磁気的吸引力が上ローラ2の
ローラ体10に実質上作用することはない。従って、下
ローラ8は自重によって下方に偏倚され、永久磁石体5
6の軸部5B及び60が下端壁66及び68に形成され
た孔70及び72の一端、即ち下端に当接することによ
って第1図及び第2図に示す位置に保持され、上ローラ
6及び下ローラ8は図示の非作用状態に保持される。か
かる非作用状態においては、下ローラ8は上ローラ6か
ら若干離隔して位置し、かくして上ローラ6と下ローラ
8が接触することはない。
かかる状態において、片面にトナー像が形成されたシー
ト部材が検出スイッチ92の配設部位まで搬送されると
、シート部材の前端によってその検出アーム部92aが
押圧され、検出スイッチ92がON(閉)になる。かく
すると、検出スイッチ92からの信号に基いて′M18
手段88がステッピングモータ76を付勢して所定量正
転せしめる。
かくすると、ステッピングモータ76からの回転駆動力
が出力ブーリフ8、伝動ワイヤ82及びプーリ80を介
して永久磁石体56に伝達され、この永久磁石体56が
矢印84で示す方向に所定量回動される。具体例では、
第3図に示す如く、検出スイッチ92からの信号によっ
て永久磁石体56が実質上90度回動して第3図に実線
で示す第1の作用位置に位置付けられるようになってい
る。
そして、その後、後述の受光素子100からの信号に基
いて永久磁石体56の角度位置が調整され、上記第1の
作用位置、第3図に二点鎖線56Aで示す第2の作用位
置及び第3図に二点鎖線56Bで示す第3の作用位置に
選択的に位置付けられるようになっている。尚、上述し
た制御に代えて、例えば、検出スイッチ92からの信号
によって永久磁石体56を第3の作用位置に位置付け、
しかる後受光素子100からの信号に基いて永久磁石体
56の角度位置を調整するようにすることもできる。
次いで、このシート部材が光学的検出手段96の発光素
子98と受光素子100の間を通過すると、受光素子9
8からの光がシート部材によって一部遮られるようにな
る。この点について詳述すると、シート部材が厚手の複
写紙の如き比較的厚い白色のものであるときには発光素
子98からの光は約20%受光素子100に受光される
ようになり、また薄手の複写紙の如き比較的薄い白色の
ものであるときには発光素子98からの光は約30%受
光素子100に受光されるようになり、更にOHPシー
ト(オーバヘッドプロジェクタ用シート)の如き透明の
ものであるときには発光素子98からの光は約100%
受光素子100に受光されるようになる。従って、具体
例では、検出スイッチ92がシート部材の前端部を検出
した後所定時間経過11t (シート部材の前端部が検
出スイッチ92の配設部位から光学的検出手段96の配
設部位まで搬送されるのに要する時間の経過後)におけ
る受光素子100の受光■に応じて、制御手段88はス
テッピングモータ76を更に次の通りに制御する。即ち
、受光素子100の受光量が約100%であるときには
制御手段88はステッピングモータ76を付勢すること
はなく、従って永久磁石体56は上記第1の作用位置に
保持され続ける。
かかる第1の作用位置においては、永久磁石体56は実
質上垂直に直立して位置し、そのN極は上ローラ6及び
下ローラ8のニップ部位に最も近接して位置する。また
、受光素子100の受光量が約20%であるときには制
御手段88はステッピングモータ76を幾分逆転するよ
うに付勢する。かくすると、ステッピングモータ76の
作用によって永久磁石体56が矢印86で示す方向に回
動され、上記第2の作用位置に位置付けられる。かかる
第2の作用位置においては、永久磁石体56は第1の作
用位置から矢印86で示す方向に回動して幾分傾斜して
位置し、そのN極は上記第1の作用位置のときよりも両
ローラ6及び8のニップ部位から離れて位置する。また
、受光素子100の受光量が杓30%であるときには制
御手段88はステッピングモータ76を上述した場合に
比して更に幾分逆転するように付勢する。かくすると、
ステッピングモータ76の作用によって永久磁石体56
が矢印86で示す方向に上記第2の作用位置を越えて回
動され、上記第3の作用位置に位置付けられる。この第
3の作用位置においては、永久磁石体56は第2の作用
位置に比して更に傾斜して位置し、そのN極は両ローラ
6及び8のニップ部位から更に離れて位置する。永久磁
石体56が上記第1の作用位置く又は上記第2の作用位
置、上記第3の作用位置)に位置付けられると、永久磁
石体56の磁気的吸引力が上ローラ6のローラ体lOに
作用し、この永久磁石体56とローラ体10の間に生じ
る磁気的吸引作用によって下ローラ8が上ローラ6に近
接する上方に偏倚され、かくして上ローラ6と下ローラ
8は第3図に二点鎖線で示す如く作用状態に保持される
。かかる作用状態においては、永久磁石体56が上記第
1の作用位置(又は上記第2の作用位置、上記第3の作
用位置)に位置しているとローラ体10に働く磁気的吸
引作用が比較的強く (又は中程度、比較的弱く)、そ
れ故に、下ローラ8は上ローラ6に比較的強((又は中
程度、比較的弱く)押圧され(これによって、両ローラ
6及び8のニップ部位におけるシート部材の搬送方向長
さも幾分変化し、両ローラ6及び8の圧接力が大きいと
上記ニップ部位における上記長さも大きくなる)、かく
して下ローラ8と上ローラ6は圧接状態に保持される。
具体例では、第2図に示す通り、永久磁石体56は下ロ
ーラ8のローラ体52の一端部から他端部までその軸線
方向に延びており、それ故に永久磁石体56と上ローラ
6のローラ体10の間に働(磁気的吸引作用は上ローラ
6及び下ローラ8の実質上全長(詳しくは両ローラ6及
び8のニップ部位の全長)に渡って均一に作用し、かく
して上ローラ6及び下ローラ8の接触部の軸線方向全長
に渡って実質上均一な圧接力を得ることができる。
シート部材が上ローラ6及び下ローラ8のニップ部位間
を通して搬送されると、矢印36で示す方向に回動する
上ローラ6がシート部材の上面(トナー像が形成されて
いる面)に作用すると共に上ローラ6の回動によって従
動される下ローラ8がシート部材の下面に作用し、かく
してシート部材上のトナー像は加熱ランプ38による加
熱作用と上ローラ6及び下ローラ8による加圧作用によ
ってその表面に加熱加圧定着される。この種の定着装置
においては、−iに、シート部材の厚さが比較的厚いと
きには上ローラ6及び下ローラ8の熱がこのシート部材
に奪われて定着温度が低下し、この定着温度の低下に起
因してトナー像の定着不良が発生するおそれがある。こ
れに対し、具体例の定着装置においては、受光素子10
0の受光量が発光量の約20%であるときには例えば厚
手の複写紙であるとして上ローラ6と下ローラ8の圧接
力が幾分上昇しくこれによって、両ローラ6及び8のニ
ップ部位の長さも幾分増大する)、またその受光量が発
光量の約100%であるときには例えばOHPシートで
あるとして上記圧接力が更に幾分上昇する(これによっ
て、両ローラ6及び8のニップ部位の長さも更に幾分増
大する)。それ故に、定着作用時、上ローラ6及び下ロ
ーラ8の温度低下により加熱作用が幾分低下するが、か
かる加熱作用の低下は上ローラ6及び下ローラ8の圧接
力の上昇による加圧作用の増大(加えて、両ローラ6及
び8のニップ部位の長さが大きくなることによる加熱加
圧時間の増大)によって補償され、かくしてシート部材
の厚さに実質上関係なくトナー像を所要の通り定着する
ことができる。
具体例では、また、上ローラ6及び下ローラ8が実質上
均一に圧接されるため、従来の如きトナー像の部分的な
定着不良が発生することもない。また、上ローラ6及び
下ローラ8が実質上均一に圧接されることに関連して、
この上ローラ6及び下ローラ8の外形を特殊形状にする
必要はなく、通常の円筒形でよく、製作も著るしく容易
である。
また、上ローラ6 (具体例ではフッソ樹脂層16)と
下ローラ8 (具体例ではゴム層54)が直接圧接され
るようになり、それ故に、上ローラ6を支持する軸受部
材30及び32並びに下ローラ8を支持する軸受部材6
2及び64等に従来の如く大きい力が作用することもな
(、上ローラ6の駆動力も小さくてよく、更に上ローラ
6のローラ体10及び下ローラ8のローラ体52の肉厚
も従来に比して薄くすることができ、これによって所謂
ウオーミングアツプ時間を短縮することもできる。
上ローラ6及び下ローラ8によるトナー像の定着が終了
してシート部材の後端が検出スイッチ104を通過する
と、シート部材による検出アーム部104aの押圧が解
除され、検出スイッチ104はOFF (開)になる。
かくすると、検出スイッチ104からの信号に基いて制
御手段88はステッピングモータ76を逆転するように
付勢する。かくすると、ステッピングモータ76の作用
によって永久磁石体56が矢印86で示す方向に回動さ
れ、上記第1の作用位置(又は上記第2の作用位置、上
記第3の作用位置)から上記非作用位置に位置付けられ
る。かく非作用位置に位置付けられると、永久磁石体5
6の磁気的吸引力が上ローラ6のローラ体10に実質上
作用することはなく、かくして、上述した通り、下ロー
ラ8は自重によって下方に偏倚され、上ローラ6と下ロ
ーラ8は上記非作用状態に保持される。かかる非作用状
態においては、上ローラ6と下ローラ8が圧接されるこ
とはなく、それ故に、上ローラ6及び下ローラ8の変形
が防止される。
第1の具体例では、永久磁石体56に存在する単一のN
極の位置を変えることによって上ローラ6及び下ローラ
8を作用状態(更に、作用状態における位置を変えるこ
とによって両ローラ6及び8の圧接力をも調整する)及
び非作用状態にせしめているが、これに代えて、第4図
及び第5図に示す如く構成することもできる。
永久磁石体の変形例を示す第4図及び第5図において、
変形例の永久磁石体56′は3個の細長い永久磁石片5
6a、56b及び56cを備えている。これら永久磁石
片56a、56b及び56Cの磁束密度は、永久磁石片
56aが最も大きく、次いで永久磁石片56bが大きく
、そして永久磁石片56cが最も小さくなっている。永
久磁石体56′は、回転自在に装着された回転軸56d
(かかる回転軸56dが例えばステッピングモータ76
に駆動連結される)を含み、かかる回転軸56dの周表
面に実質−190度間隔を置いて永久磁石片56a、5
6b及び56cが設けられている。
かかる変形例の永久磁石体56′を用いた場合には、こ
の磁石体56′は次の通りに位置付けられる。
即ち、通常のとき(トナー像の定着を行なわないとき)
には、永久磁石体56′は第4図に示す非作用位置に位
置付けられる。かかる非作用位置においては、永久磁石
体56′における永久磁石片が存在しない部位が上ロー
ラ6及び下ローラ8のニップ部位に対向して位置し、永
久磁石体56′の磁気的吸引力が上ローラ6のローラ体
10に実質上作用することはない。従って、下ローラ8
は自重によって上ローラ6から下方に離隔して位置し、
上ローラ6と下ローラ8は実質上圧接しない非作用状態
に保持される。
一方、トナー像の定着時には、永久磁石体56′は第1
の作用位置(第5図に図示する)、第2の作用位置及び
第3の作用位置のいずれかに位置付けられる(詳細には
、上述した記載から容易に理解される如く、第1の具体
例における受光素子100の受光量が発光量の約100
%であるときには上記第1の作用位置に位置付けられ、
その受光量が発光量の約20%であるときには上記第2
の作用位置に位置付けられ、またその受光量が発光量の
約30%であるときには上記第3の作用位置に位置付け
られる)。永久磁石体56′が上記第1の作用位置(又
は上記第2の作用位置、上記第3の作用位置)に位置付
けられると、永久磁石片56a (又は56b、56C
)のN極が上ローラ6及び下ローラ8のニップ部位に対
向して位置し、主として永久磁石片56a (又は56
b、56C)の磁気的吸引力が上ローラ6のローラ体1
0に作用する。従って、永久磁石片56a (又は56
b、56c)とローラ体10の間に働く磁気的吸引作用
によって下ローラ8が上ローラ6に向けて上方に偏倚さ
れ、かくして上ローラ6と下ローラ8は第5図に示す作
用状態に保持される。このとき、永久磁石片56a (
又は56 b、  56 c)が上記ニップ部位に対向
して位置していると、永久磁石片56a (又は56 
b、  56 c)とローラ体10の間に働く磁気的吸
引作用が比較的強く (又は中程度、比較的弱<)、そ
れ故に、下ローラ8は上a−ラ6に比較的強く (又は
中程度、比較的弱く)押圧される(これによって、両ロ
ーラ6及び8のニップ部位におけるシート部材の搬送方
向長さも幾分変化し、両ローラ6及び8の圧接力が大き
いと上記ニップ部位における上記長さも大きくなる)。
かくの通りであるので、この変形例の永・久磁石体56
′を用いても、第1図乃至第3図に示す第1の具体例と
同様の効果が達成される。
第1立凡胚M 第6図乃至第8図は、本発明に従うトナー像定着装置の
第2の具体例を示している。この第2の具体例において
は、永久磁石体が回動されることはなく、永久磁石体の
磁力を遮薇するだめの磁気遮蔽部材が回動され、かかる
磁気遮蔽部材の位置を変えることによって上ローラに作
用する磁気的吸引力が変化する。尚、第6図乃至第8図
において第1図乃至第3図に示す部材と同一の部材は同
一の番号を付して説明する。
主として第6図及び第7図において、第2の具体例にお
ける下ローラ8も中空円筒状のローラ体52をOmえて
おり、このローラ体52内に永久磁石体56及び磁気遮
蔽部材202が配設されている。そして、ローラ体52
、永久磁石体56及び磁気遮蔽部材202は、第7図に
示す通りに下枠体18に装着されている。即ち、永久磁
石体56の両端に設けられた軸部58及び60は、下枠
体18の下端壁66及び68に形成された孔に、下端壁
66及び68に対して相対的に回動することはできない
が孔に沿って上下方向、即ち上ローラ6に近接及び離隔
する方向に移動自在に装着されている。従って、永久磁
石体56のN極は上ローラ6及び下ローラ8のニップ部
位に対向して位置し、第6図に示す角度位置から回動す
ることはない。また、磁気遮蔽部材202は永久磁石体
56を覆う遮蔽部204とこの遮蔽部204の両端に設
けられた端壁206及び208を有し、端壁208の外
面には更に支持スリーブ部210が一体に設けられてい
る。例えば鉛の如き磁力を遮蔽する性質を有する材料か
ら形成される遮蔽部204は永久磁石体56を覆うよう
にその外側に配設され、永久磁石体56の一端から他端
まで延びており、その縦断面は弧状になっている。この
磁気遮蔽部材202においては、片方の端壁206が軸
受部材216を介して永久磁石体56の片方の軸部58
に回転自在に装着され、他方の端壁208に設けられた
支持スリーブ部210が軸受部材218を介して永久磁
石体56の他方の軸部60に回転自在に装着されている
。従って、磁気遮蔽部材202は永久磁石体56に対し
て相対的に回転自在に支持されている。更に、円筒状の
ローラ体52は、その一端部(第7図において左端部)
が軸受部材212を介して永久磁石体56の軸部58に
回転自在に装着され、その他端部(第7図において右端
部)が軸受部材214を介して磁気遮蔽部材202の支
持スリーブ部210に回転自在に支持されている。従っ
て、ローラ体52は永久磁石体56及び磁気遮蔽部材2
02に対して相対的に回転自在に装着されている。
この第2の具体例では、更に、磁気遮蔽部材202の支
持スリーブ部210にプーリ80が装着されている。プ
ーリ80は伝動ワイヤ82を介してステッピングモータ
76の出力軸に固定された出カブ−IJ78に駆動連結
されている。かく構成されているので、ステッピングモ
ータ76が正転(又は逆転)されると、出カブ−IJ7
8、伝動ワイヤ82及びプーリ80を介して磁気遮蔽部
材202が第6図及び第8図において反時計方向(又は
時計方向)に回動される。第2の具体例におけるその他
の構成は、第1図乃至第3図に示す第1の具体例と実質
上同一である。
次に、主として第6図及び第8図を参照して、。
第2の具体例の作用効果について説明する。
通常、磁気遮蔽部材202は第6図に示す遮蔽位置にあ
る。かかる遮蔽位置においては、磁気遮蔽部材202の
遮蔽部204は永久磁石体56のN極が存在する部位と
上ローラ6及び下ローラ8のニップ部位の間に位置して
永久磁石体56の上記N極が存在する部位を覆う。従っ
て、永久磁石体56の磁力はこの遮蔽部204によって
遅蒔され、その磁気的吸引力が上ローラ6のローラ体1
0に実質上作用することはない。かくして、下ローラ8
は自重によって下方に偏倚され、第6図及び第7図に示
す位置(永久磁石体56の軸部58及び60が下端壁6
6及び68の孔の下端に当接することによってこの位置
に保持される)に位置付けられ、上ローラ6及び下ロー
ラ8は図示の非作用状態に保持される。この非作用状態
においては、下ローラ8は上ローラ6から若干離隔して
その下方に位置し、かくして上ローラ6と下ローラ8が
接触することはない。
シート部材が搬送されてその前端部が検出スイッチ92
の検出アーム部92aを押圧すると、検出スイッチ92
からの信号に基いて;tす御手段88がステッピングモ
ータ76を所定量逆転せしめる。
第2の具体例においては、磁気遮蔽部材202が実質上
90度回動するようにステッピングモータ76が付勢さ
れ、しかる後光学的検出手段96の受光素子10’Oの
受光量に応じて磁気遮蔽部材202の位置が調整される
。尚、この第2の具体例においても、検出スイッチ92
からの信号に基いて磁気遮蔽部材202を第8図に二点
鎖線202Bで示す第3の作用位置に位置付け、しかる
後光学的検出手段96の受光素子100の受光量に応じ
て磁気遮蔽部材202の位置を調整するようにしてもよ
い。
次いで、このシート部材が光学的検出手段96の発光素
子98と受光素子100の間を通過すると、シート部材
の種類によって受光素子100の受光量が変化し、受光
素子lOOの受光量に応じて制JnI手段88は次の通
りにステッピングモータ76を作動制御する。即ち、受
光素子lOOの受光量が発光量の約100%であるとき
には制御手段8日はステッピングモータ76を付勢する
ことはなく、従って磁気遮蔽部材202は第8図に実線
で示す第1の開放位置に保持され続ける。この第1の開
放位置においては、磁気遮蔽部材202の遮蔽部204
は永久磁石体56のN極の上方を充分に開放する。また
、受光素子100の受光量が発光量の約20%であると
きには制御手段88はステッピングモータ76を幾分正
転するように付勢する。かくすると、ステッピングモー
タ76の作用によって磁気遮蔽部材202が第8図にお
いて反時計方向に回動され、第8図に二点鎖線202A
で示す第2の開放位置に位置付けられる。かかる第2の
開放位置においては、磁気遮蔽部材202の遮蔽部20
4が永久磁石体56のN極を若干覆い、この遮蔽部20
4によって永久磁石体56の磁力が幾分弱められる。ま
た、受光素子100の受光量が発光量の約30%である
ときには制御手段88はステッピングモータ76を上述
した場合に比して更に幾分正転するように付勢する。か
くすると、ステッピングモータ76の作用によって磁気
遮蔽部材202が上記第2の開放位置を越えて回動され
、第8図に二点鎖線202Bで示す第3の開放位置に位
置付けられる。かかる第3の開放位置においては、磁気
遮蔽部材202の遮蔽部204は上記第2の開放位置に
比して更に幾分永久磁石体56のN極を覆い、この遮蔽
部204の作用によって永久磁石体56の磁力が更に幾
分弱められる。磁気遮蔽部材202が上記第1の開放位
置(又は上記第2の開放位置、上記第3の開放位置)に
位置付けられると、磁力の遮蔽が解除されて永久磁石体
56の磁気的吸引力が上ローラ6のローラ体10に作用
し、永久磁石体56とローラ体10の間に生じる磁気的
吸引作用によって下ローラ8が上ローラ6に近接する上
方に偏倚され、かくして上ローラ6と下ローラ8は、第
8図に二点鎖線で示す如く、作用状態に保持される。こ
の作用状態においては、磁気遮蔽部材202が上記第1
の開放位置(又は上記第2の開放位置、上記第3の開放
位置)に位置しているとローラ体10に働(磁気的吸引
作用が比較的強く (又は中程度、比較的弱<)、それ
故に、下ローラ8は上ローラ6に比較的強く (又は中
程度、比較的弱く)押圧され(これによって、両ローラ
6及び8のニップ部位におけるシート部材の搬送方向長
さも幾分変化し、両ローラの圧接力が大きいと上記ニッ
プ部位における上記長さも大きくなる)、かくして上ロ
ーラ6と下ローラ8は圧接状態に保持される。
この第2の具体例においても、永久磁石体56は下ロー
ラ8のローラ体52の一端部から他端部までその軸線方
向に延びており、それ故に、永久磁石体56と上ローラ
6のローラ体10の間に働く磁気的吸引作用は上ローラ
6及び下ローラ8の実質上全長(詳しくは両ローラ6及
び8のニップ部位の全長)に渡って均一に作用し、かく
して両ローラ6及び8の実質上全長に渡って均一な圧接
力が得られる。
トナー像の定着が終了してシート部材の後端が検出スイ
ッチ104を通過すると、シート部材による検出アーム
部104aの押圧が解除される。
かくすると、検出スイッチ104からの信号に基いて制
御手段88はステッピングモータ76を正転するように
付勢する。かく付勢されると、ステッピングモータ76
の作用によって磁気遮蔽部材202が反時計方向に回動
され、上記第1の開放位置(又は上記第2の開放位置、
上記第3の開放位置)から上記遮蔽位置に位置付けられ
る。かく遮蔽位置に位置付けられると永久磁石体56か
らの磁力が磁気遮蔽部材202によって遮蔽され、永久
磁石体56の磁気的吸引力が上ローラ6に実質上作用す
ることはなく、かくして、上述した通り、上ローラ6と
下ローラ8は上記非作用状態にせしめられる。
以上の通りであるので、この第2の具体例においても、
上記第1の具体例と同様の効果が達成される。
以上、本発明に従うトナー像定着装置の具体例について
説明したが、本発明はこれら具体例に限定されるもので
はなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃
至修正が可能である。
例えば、上述した具体例では、上ローラ6に対して下ロ
ーラ8が上下方向に相対的に移動自在であるが、これに
代えて、下ローラ8に対して上ローラ6が上下方向に相
対的に移動自在となるように構成することもできる。
また、例えば、上述した具体例では、永久磁石体56(
又はこれと共に磁気遮蔽部材202)を下ローラ8内に
配設しているが、下ローラ8に代えて、上ローラ6内に
配設するようにすることもできる。
また、例えば、上述した具体例では、作用位置(第1の
具体例)又は開放位置(第2の具体例)を3つ設けてい
るが、これらに限定されることはなく、作用位置又は開
放位置を2つ又は4つ以上設けるようにすることもでき
る。
更に、例えば、上述した具体例では、永久磁石体56又
は磁気遮蔽部材202を移動せしめて上ローラ6及び下
ローラ8を作用状態と非作用状態に切換えると共に、作
用状態における両ローラ6及び8の圧接力をも調整して
いるが、必ずしもこれら双方の機能を備える必要はなく
、永久磁石体56又は磁気遮蔽部材202を移動せしめ
て上ローラ6及び下ローラ8を作用状態と非作用状態に
切換えるようにのみしてもよく、これと反対に、上ロー
ラ6と下ローラ8の圧接力を調整するようにのみしても
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従うトナー像定着装置の第1の具体
例を簡略化して示す断面図。 第2図は、第1図における■−■線による断面図。 第3図は、第1図の定着装置における上ローラと下ロー
ラの圧接力の調整を説明するための簡略図。 第4図は、永久磁石体の変形例を装備した定着装置を、
永久磁石体が非作用位置にあるときの状態で示す簡略断
面図。 第5・図は、第4図の定着装置を、永久磁石体が第1の
作用位置にあるときの状態で示す簡略断面図。 第6図は、本発明に従うトナー像定着装置の第2の具体
例を簡略化して示す断面図。 第7”図は、第6図における■−■線による断面図。 第8図は、第6図の定着装置における上ローラと下ロー
ラの圧接力の調整を説明するための簡略図。 2・・・上定着手段 4・・・上定着手段 6・・・上ローラ 8・・・下ローラ 16及び52・・・ローラ体 56及び56′・・・永久磁石体 74・・・位置付は機構 76・・・ステッピングモータ 88・・・制御手段 96・・・光学的検出手段 202・・・磁気遮蔽部材 ■1 第6I21

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、相互に協働する上定着手段及び下定着手段を備え、
    該上定着手段と該下定着手段の間を通してシート部材を
    搬送することによってトナー像をシート部材の表面に定
    着するトナー像定着装置において、 該上定着手段及び該下定着手段のいずれか一方は、それ
    らの他方に対して近接及び離隔する方向に移動自在に装
    着されており、 それらの該一方を磁気的に吸引するための永久磁石体が
    磁気的吸引位置と磁気的排吸引位置の間を移動自在に配
    設されており、 該永久磁石体を該磁気的吸引位置にせしめると、該永久
    磁石体の磁気的吸引力がそれらの該一方に作用し、かく
    して該上定着手段と該下定着手段は両者が圧接する作用
    状態に保持され、一方該永久磁石体を該磁気的非吸引位
    置にせしめると、該永久磁石体の磁気的吸引力がそれら
    の該一方に実質上作用することはなく、かくして該上定
    着手段と該下定着手段は両者が実質上圧接されない非作
    用状態に保持される、 ことを特徴とするトナー像定着装置。 2、該磁気的吸引位置は複数存在し、複数の該磁気的吸
    引位置においては、該上定着手段及び該下定着手段のい
    ずれか該一方に作用する磁気的吸引力が異っており、か
    くして該永久磁石体を複数の該磁気的吸引位置のいずれ
    かに位置付けることによって、該作用状態における該上
    定着手段と該下定着手段の圧接力が調整される請求項1
    記載のトナー像定着装置。 3、相互に協働する上定着手段及び下定着手段を備え、
    該上定着手段と該下定着手段の間を通してシート部材を
    搬送することによってトナー像をシート部材の表面に定
    着するトナー像定着装置において、 該上定着手段と該下定着手段を磁気的に圧接状態に保持
    するための永久磁石体が移動自在に配設されており、 該永久磁石体の位置を変えることによって該上定着手段
    又は該下定着手段に作用する磁気的吸引力が変化し、こ
    れによって該上定着手段と該下定着手段の圧接力が調整
    される、 ことを特徴とするトナー像定着装置。 4、相互に協働する上定着手段及び下定着手段を備え、
    該上定着手段と該下定着手段の間を通してシート部材を
    搬送することによってトナー像をシート部材の表面に定
    着するトナー像定着装置において、 該上定着手段及び該下定着手段のいずれか一方は、それ
    らの他方に対して近接及び離隔する方向に移動自在に装
    着されており、 それらの該一方を磁気的に吸引してそれらの該他方に押
    圧せしめるための永久磁石体が配設されており、 また、該永久磁石体からの磁気を遮蔽するための磁気遮
    蔽部材が開放位置と遮蔽位置の間を移動自在に装着され
    ており、 該磁気遮蔽部材を該開放位置にせしめると、該永久磁石
    体の磁気吸引力がそれらの該一方に作用し、かくして該
    上定着手段と該下定着手段は両者が圧接する作用状態に
    保持され、一方該磁気遮蔽部材を該遮蔽位置にせしめる
    と、該永久磁石体の磁気吸引力それらの該一方に実質上
    作用することはなく、かくして該上定着手段と該下定着
    手段は両者が実質上圧接されない非作用状態に保持され
    る、 ことを特徴とするトナー像定着装置。 5、該開放位置は複数存在し、複数の該開放位置におい
    ては、該上定着手段及び該下定着手段のいずれか該一方
    に作用する磁気的吸引力が異なっており、かくして該磁
    気遮蔽部材を複数の該開放位置のいずれかに位置付ける
    ことによって、該作用状態における該上定着手段と該下
    定着手段の圧接力が調整される請求項4記載のトナー像
    定着装置。 6、相互に協働する上定着手段及び下定着手段を備え、
    該上定着手段と該下定着手段の間を通してシート部材を
    搬送することによってトナー像をシート部材の表面に定
    着するトナー像定着装置において、 該上定着手段と該下定着手段を磁気的に圧接状態に保持
    するための永久磁石体が配設されていると共に、該永久
    磁石体の磁力を遮蔽するための磁気遮蔽部材が移動自在
    に装着されており、該磁気遮蔽部材の位置を変えること
    によって該上定着手段又は該下定着手段に作用する磁気
    的吸引力が変化し、これによって該上定着手段と該下定
    着手段の圧接力が調整される、ことを特徴とするトナー
    像定着装置。
JP13410488A 1988-05-31 1988-05-31 トナー像定着装置 Pending JPH01302371A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13410488A JPH01302371A (ja) 1988-05-31 1988-05-31 トナー像定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13410488A JPH01302371A (ja) 1988-05-31 1988-05-31 トナー像定着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01302371A true JPH01302371A (ja) 1989-12-06

Family

ID=15120545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13410488A Pending JPH01302371A (ja) 1988-05-31 1988-05-31 トナー像定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01302371A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6560421B1 (en) * 2001-12-21 2003-05-06 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image fixing apparatus and method of controlling the apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6560421B1 (en) * 2001-12-21 2003-05-06 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image fixing apparatus and method of controlling the apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4438918A (en) Original aligning device
JP3773462B2 (ja) 画像形成装置
KR900009114B1 (ko) 상 형성기
JP2007025300A (ja) 定着装置および画像形成装置
JPH01302371A (ja) トナー像定着装置
US4299473A (en) Electrophotographic copying machine using a thick sheet of small size as a transfer sheet
JPH11161034A (ja) 液体で現像された像の表面から流体を除去する方法と装置
JPH11184329A (ja) 電子写真画像形成装置
JPH0515491Y2 (ja)
JPS61230174A (ja) 現像装置
JPS5939701Y2 (ja) 現像装置
JP2550345Y2 (ja) 定着装置
JPH01298383A (ja) トナー像定着装置
JPH0626499Y2 (ja) 画像形成装置
JPH082675Y2 (ja) 静電記録装置
JPS63196429A (ja) 給紙装置を備えた複写装置
JPS604181Y2 (ja) 電子写真複写機
JPS58217976A (ja) 記録装置
JP2632481B2 (ja) 画像生成機
JPH036919Y2 (ja)
JP2659142B2 (ja) 感光体クリーニング機構
JPS6219961Y2 (ja)
JPH0355572A (ja) 静電記録装置
JPH04329577A (ja) クリーニング装置
JPH03211141A (ja) 定着装置