JPH0130112B2 - - Google Patents

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JPH0130112B2
JPH0130112B2 JP19710983A JP19710983A JPH0130112B2 JP H0130112 B2 JPH0130112 B2 JP H0130112B2 JP 19710983 A JP19710983 A JP 19710983A JP 19710983 A JP19710983 A JP 19710983A JP H0130112 B2 JPH0130112 B2 JP H0130112B2
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antenna
probe
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electric field
amplitude
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Seiji Mano
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は複数個の素子アンテナから成り、各
素子アンテナに可変移相器をつなぎ、これら移相
器の設定位相を電子的に制御してビーム走査や放
射パターンの合成を行なう、いわゆるフエーズド
アレーアンテナ(phased array antenna、以下、
フエーズドアレーと略す。)において、全素子ア
ンテナが動作している、ある基準状態で、各素子
アンテナの振幅パターンおよび位相パターンを測
定するアンテナ測定方式に関するものである。
〔従来技術〕
フエーズドアレーを含めてアンテナは一般に、
いわゆる遠方界の領域で電波を送受信するため、
その放射パターンの測定は、通常、遠方界領域で
行われる。ここで、アンテナの直径をD、電波の
波長をλとするとき、遠方界領域となるための観
測距離Rは次の関係を満たさなければならない。
R>2D2/λ (1) 従つて、フエーズドアレーでも、素子アンテナ
の数が多く、そのアレー全体の開口径が大きくな
るほど観測距離Rが大きくなり、広い測定場を必
要とする。
又、観測距離Rが大きいほど屋外で測定するこ
とになるが、この場合には、電波法の規制が問題
になることもある。
これらの不都合を避けるため、外部と遮蔽さ
れ、電波の反射のない、いわゆる電波暗室内にア
ンテナを持込み、アンテナの近傍界をプローブア
ンテナによつて測定し、この結果を計算処理して
遠方界を求めるという、いわゆる近傍界測定法が
ある。しかし、フエーズドアレーでは、ビーム走
査角や所望の合成放射パターンを変えるごとに、
各素子アンテナの励振振幅位相分布が異なる。従
つて、これに上記の近傍界測定法をそのまま適用
したのでは、アレーの励振分布を変えるごとにプ
ローブアンテナの機械的走査と近傍界のデータ取
得を繰返すことになり、フエーズドアレーの開口
が平面状で、素子数が増大し、アレー開口径が大
きくなるほど、膨大な測定時間を必要とし、現実
に測定が実行不可能となる。
〔発明の概要〕
この発明は、上記の欠点を除くためになされた
もので、フエーズドアレーの近傍界の領域で、プ
ローブアンテナの一つの位置で、各素子アンテナ
の相対的な振幅と位相を、従来からある方法を応
用して測定し、これを計算処理することによつ
て、プローブアンテナの1回の機械的走査を行な
うだけで、任意の所望の励振振幅位相分布を設定
するために必要な、全素子アンテナ動作中での任
意の基準状態における各素子アンテナの振幅パタ
ーンおよび位相パターンを高速に、精度よく測定
するアンテナ測定方式を提供するものである。以
下、図面を用いて詳細に説明する。なお、説明の
便宜上、ここでは、フエーズドアレーを送信側、
プローブアンテナを受信側として考える。又、近
傍界測定においては、供試アンテナとしてのフエ
ーズドアレーと、プローブアンテナのいずれを移
動、あるいは回転させても構わないが、ここで
は、プローブアンテナを移動し、機械的走査させ
る場合について説明する。
〔発明の実施例〕
第1図はこの発明によるアンテナ測定方式を説
明する図で、1は送信機、2は電力分配器、3
1,31,…3nは移相器、41,42…4nは
素子アンテナである。電力分配器2、移相器3
1,32,…3n、素子アンテナ41,42,…
4nによつてフエーズドアレー5を構成してい
る。6はプローブアンテナ、7は受信機、8は計
算機である。プローブアンテナ6は素子アンテナ
41,42…4nの配列軸に平行する。プローブ
アンテナ6と前記配列軸との距離rについては、
一つの素子アンテナの開口径dに対して、そのプ
ローブアンテナ位置での観測点が十分、遠方界に
なればよい。但し、第1図のように全素子アンテ
ナが給電されたアレー動作状態においては、素子
アンテナ間の電気的な相互結合や、隣接する素子
アンテナによる散乱などの影響から、一つの素子
アンテナの実効的な有効開口径は大きくなる。通
常、一つの素子アンテナについて、その素子アン
テナの両側の二つの素子アンテナからの相互結合
を考えれば実用上十分であり、従つて、上記の有
効開口径は5dと考えればよい。すなわち、上記
の距離rは次式を満たすように選べばよい。
r>2(5d)2/λ (2) このrは、フエーズドアレー5の全開口径に比
べれば、一般に十分小さくアレーの近傍界の領域
内にある。
さて、第1図において、各移相器31,32…
3nはある基準の励振位相状態、例えば全ての移
相器が位相0゜に設定されているものとする。又、
プローブアンテナ6はある位置P1にあるとする。
このとき、各素子アンテナ41,42…4nから
の放射電界e1 (1),e2 (1),…の合成されたものがプ
ローブアンテナ6によつて受信され、その受信信
号は受信機7に入り、その信号が計算機8に入力
され、計算、処理される。
ここで、着目する素子アンテナ、例えば素子ア
ンテナ41について、これにつながれた移相器3
1の設定位相を0゜から変化させていく。この結
果、プローブアンテナ6で受信される合成電界
は、この一つの素子アンテナ41の放射電界の位
相変化△にしたがつて変化する。この合成電界の
振幅Aの変化を受信機7によつて測定し、計算機
8によつて、振幅Aの最大値と最小値の比p、お
よび振幅Aを最大にする位相変化量△=△0を求
め、これらのpと△0とから移相器31,32…
の設定位相が全て0゜とした最初の基準状態におい
てプローブアンテナ6で受信される基準の合成電
界E1に対する素子アンテナ41からの放射電界
e1 (1)の相対値e1 (1)/E1の振幅kと位相xが形成さ
れる。
x=tan-1(sin△0/cos△0+Γ) (4) 但し、Γ=(P+1)/(P−1) P=Amax/Amin 次に、移相器31の設定位相を0゜に戻し、移相
器32の設定位相を0゜から変化させ、同様にして
合成電界の振幅変化を測定し、計算処理すること
によつて、基準状態での素子アンテナ42からの
放射電界e2 (1)の相対値e2 (1)/E1を知ることができ
る。これらの操作を各素子アンテナについて繰り
返し行えば、全ての素子アンテナの、それぞれの
放射電界e1 (1),e2 (1),…の基準合成電界E1に対す
る相対振幅と相対位相が得られる。この方法は遠
方界領域における測定法として知られており、
1982年発行の電子通信学会論文誌第J65−B巻5
号第555頁〜第560頁に記載されている。
しかし、この発明においては、遠方界での測定
とは異なり、第1図において、プローブアンテナ
1はフエーズドアレー5の近傍界に置かれている
ため、各素子アンテナ41,42…4nとプロー
ブアンテナ6との相対距離および相互の指向方向
がそれぞれ異なつている。従つて、フエーズドア
レー5の十分遠方となる領域では、各素子アンテ
ナから観測点までの距離や方向の条件が異なるた
め、上記の測定によつて得られた結果に対して、
各素子アンテナ41,42…4nとプローブアン
テナ6との間の相対距離や相対的指向方向でのプ
ローブアンテナ6の放射指向性を補正することが
必要である。これは、既に知られている各素子ア
ンテナ41,42…4nとプローブアンテナ6の
位置P1のデータ、およびプローブアンテナ6の
放射指向性から、計算機8を用いて計算し、補正
することができる。
移相器としては、通常、位相を量子化して設定
するデイジタル移相器が用いられ、一例として、
Xバンドのダイオード移相器のスイツチングスピ
ードを500n secとすると、3ビツト移相器で、素
子アンテナ数を1000とするとき、上記の測定時間
は、 500n sec×23×1000=4m sec となる。これに受信機の応答速度や計算機の処理
時間を加えてもプローブアンテナ6が移動して機
械的に走査する時間に比べて十分小さい。
次に、プローブアンテナ6の位置をP1からP2
に移動した場合には次のような新たな問題が発生
する。すなわち、プローブアンテナ6がP2の位
置にあるときの、基準位相状態での合成電界E2
はP1にあるときの合成電界E1とは一般に振幅、
位相とも異なる。
従つて、P2にあるときの各素子アンテナから
の放射電界e1 (2),e2 (2),…のE2に対する相対値
e1 (2)/E2,e2 (2)/E2,…は上記の方法と同様にし
て求められるが、更に、e1 (1)とe1 (2)、あるいは
e2 (1)とe2 (2)などの間の相対関係を明らかにするた
めには、二つの基準状態での合成電界値E1とE2
との間の振幅、位相関係を求めなければならな
い。従つて、次に、図を用いてこれらとE1とE2
の相対値を測定するこの発明による方法を説明す
る。
第2図において、9は方向性結合器、10は給
電線、11は振幅位相受信機である。すなわち、
第2図においては給電線10を介して一定の基準
信号E0を振幅位相受信機11に入力させ、この
信号E0に対して、プローブアンテナ6で受信さ
れる合成電界E1,E2…の相対振幅、相対位相を
測定する。これによつて、E1とE2の関係が求め
られる。
第3図において、12は基準アンテナ、13は
給電線である。
すなわち、第3図では、固定された基準アンテ
ナ12からの信号を基準信号E0として用いるこ
とによつて、プローブアンテナ6からの合成信号
E1とE2の相対値を求めることができる。
しかし、第2図、第3図とも、位相の測定を行
なつており、周波数が高くなるほど、測定系の設
定状態のわずかの変化などが位相の測定に大きく
影響し、位相の測定精度が悪くなる。従つて、次
に、本発明による振幅のみの測定によつて位相を
求め、位相測定の高精度化の方法を図を用いて説
明する。
第4図において、二つのプローブアンテナ6
a,6bはそれぞれP1,P2の位置にあり、一方
のプローブアンテナ6aには移相器14とスイツ
チ15aが、他方のプローブアンテナ6bには、
スイツチ15bがつながれており、それぞれの経
路はスイツチ15a,15bの後で一緒になつて
受信機7につながれている。第4図において、ま
ず、スイツチ15aを接続状態(以下、ONとす
る)とし、スイツチ15bを開放状態(以下、
OFFとする)とし、移相器14は位相0゜に設定す
る。この状態では一方のプローブアンテナ6aか
らのみ受信され、したがつて、第1図を用いて説
明した測定法を用いることによつて、フエーズド
アレー5側の各素子アンテナの放射電界のP1
における相対振幅、位相の測定ができる。次に、
スイツチ15aをOFFとし、スイツチ15bを
ONとして、同様に測定すればP2点での相対振
幅、位相が求められる。次に、スイツチ15aと
15bを共にONとし、且つ、フエーズドアレー
5側の各素子アンテナの移相器の設定位相を基準
状態にする。この状態で、移相器14の設定位相
を0゜から変化させて、そのときの二つのプローブ
アンテナ6a,6bからの信号の合成信号の振幅
変化を測定し、計算処理すれば、前の方法と同様
にして、プローブアンテナ6aに入る合成電界
E1とプローブアンテナ6bに入る合成電界E2
の間の相対振幅、位相が決定される。これらの結
果から、測定点、P1とP2とにおける各素子アン
テナからの放射電界の相対振幅、位相値を求める
ことができる。更に、プローブアンテナ6aを
P2の位置に移し、プローブアンテナ6bを次の
P3に移せば、同様にしてP2とP3とにおける各素
子アンテナからの放射電界の相対振幅、位相値を
求めることができる。以下、この操作をプローブ
アンテナの必要な移動範囲にわたつて繰り返すこ
とによつて、全ての素子アンテナの必要な観測角
度範囲内の放射電界の振幅値と位相値を求めるこ
とができる。
第5図は、第4図の構成を改良したもので、プ
ローブアンテナ6bにのみスイツチ15がつなが
れている。すなわち、第4図では、二つのプロー
ブアンテナ6a,6bがある位置に置かれた状態
で、二つのスイツチ15a,15bの一方を
ON、他方をOFFにする二つの状態でそれぞれ各
素子アンテナの相対振幅、位相の測定を行なつ
た。一方、第5図では、次に述べるように、一方
のプローブアンテナ6aによる測定だけで十分で
ある。すなわち、第5図において、スイツチ15
をOFFにして、プローブアンテナ6aのみを受
信状態にして、フエーズドアレー5の各素子アン
テナの相対振幅、位相を測定する。次に、スイツ
チ15をONとし、フエーズドアレー5の各移相
器を基準状態とし、移相器14の位相変化によつ
てP1とP2での合成電界E1とE2の相対振幅、位相
を測定する。但し、この場合、プローブアンテナ
6aにつながれている測定経路とプローブアンテ
ナ6bにつながれている測定経路の違いに基づ
く、それぞれの経路の間の振幅、位相のずれ(一
定値)は予め測定しておいて、上記のE1とE2
相対値の測定の際に補正するものとする。次にプ
ローブアンテナ6aを第5図のプローブアンテナ
6bの位置P2にずらし、プローブアンテナ6b
をP3の位置に移す状態にする。この状態で、ス
イツチ15をOFFにし、P2の位置にあるプロー
ブアンテナ6aによつて各素子アンテナの相対振
幅、位相を測り、又、スイツチ15をONにし、
移相器14を利用して、点P2とP3での合成電界
E2とE3との相対振幅、位相を求める。
以下、同様の操作を繰り返すことによつて、各
点P1,P2,P3…での各素子アンテナの放射電界
の振幅、位相が求められる。
第6図は、この発明の更に他の実施例である。
第6図において、移相器14の設定位相を0゜にし
て、フエーズドアレー5の素子アンテナの放射電
界の相対振幅、位相を前の方法で測定する。
第6図では二つのプローブアンテナ6a,6b
が同時に受信状態にあり、例えば素子アンテナ4
1からの放射電界のうち、P1にあるプローブア
ンテナ6aとP2にあるプローブアンテナ6bで
受信される受信電界をそれぞれe1 (1),e1 (2)とし、
又、フエーズドアレー5の全素子アンテナ41,
42…からの基準合成電界をP1,P2でそれぞれ
E1,E2とすれば、受信機7では、 F1=e1 (1)+e1 (2)/E1+E2 (5) なる信号が測定される。次に、移相器14の設定
位相を180゜にして、同様の測定を行えば、受信機
7では、 F2=−e1 (1)+e1 (2)/−E1+E2 (6) なる信号が測定される。更に、フエーズドアレー
5の設定位相を基準状態にして、移相器14の設
定位相を変化させれば、先に述べた方法により、
E1とE2の相対値E2/E1が求められる。
従つて、これを式(3)、(4)に用いれば、e1 (1)
e1 (2)の相対値が得られる。
次にプローブアンテナ6a,6bをそれぞれ
P2、P3の位置に移動して同様の操作を繰り返す。
以下、同様にして、必要なデータが得られる。こ
の場合、最初のP1,P2の状態で、式(3)、(4)に関
係して、e1 (2)/E2が求まつているから、2度目の
P2,P3の状態では、移相器14の設定位相を0゜の
状態のみで測定することによつて必要なデータが
得られる。但し、この場合は誤差が累積されてい
く。この第6図の実施例でも、全て、振幅のみを
測定し、位相の測定を必要としていない。
次に、偏波の問題に対するこの発明の対応につ
いて説明する。
一般に、素子アンテナとプローブアンテナの相
対位置によつて、両者の偏波は一致しない。従つ
て、例えば第1図において、プローブアンテナ6
を、その偏波方向が互いに直交するような二つの
状態にして測定を2度行なうことによつて、全て
の偏波成分について必要な測定データを取得する
ことができる。第7図は、このような場合のこの
発明の実施例の部分的な図であり、16は回転器
である。第7図において、プローブアンテナ6は
そのアンテナ開口面に垂直な軸を中心に回転器1
6によつて回転することができる。互いに90゜回
転させた二つの状態で測定を行なうことによつ
て、上述の全ての偏波成分の測定をすることがで
きる。
第8図では、プローブアンテナ6に偏波切換え
器17がついている。この偏波切換え器17はプ
ローブアンテナ6の偏波を切換えるものであり、
これによつて第7図の場合と同様の効果を得るこ
とができる。偏波切換え器17としては電気的あ
るいは機械的に偏波面を変えるものが使われる。
以上の説明より明らかなように、この発明によ
るアンテナ測定方式では、プローブアンテナの機
械的走査を一度行なうだけで、各素子アンテナの
必要な観測角度範囲内の放射電界の振幅および位
相を精度よく求めることができる。特に、移相器
を利用することによる測定時間の短縮化、および
位相測定を振幅測定で置き換えたことによる高精
度化、更にこれらの測定をフエーズドアレーの近
傍界領域で行なうことによる測定空間の縮小化が
本発明の特長である。
以上は、フエーズドアレー側を送信に、プロー
ブアンテナ側を受信側として説明したが、送信と
受信を逆にしても同様の効果が得られる。又、実
施例では、フエーズドアレーを固定し、プローブ
アンテナを移動したが、プローブアンテナを固定
し、フエーズドアレーを移動又は回転してもよ
く、更に両者を同時に動くようにしても構わな
い。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によればフエーズドア
レーアンテナの近傍界領域にてプローブアンテナ
の1回ないし2回の機械的走査によつて全ての素
子アンテナの放射はパターンを高速にしかも精度
よく測定できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の基本的な概略構成
図、第2図はプローブアンテナの位置の変化によ
る合成電界の変化を補正するために、給電線によ
り別に基準信号を作るときのこの発明の実施例の
説明図、第3図は同じく基準アンテナを設けて上
記の補正を行なう場合の説明図、第4図と第5図
はこの発明の他の実施例を示すプローブアンテナ
を2個用いた概略構成図、第6図は同じく、2個
のプローブアンテナに移相器を用いて構成したこ
の発明の更に他の実施例の説明図、第7図と第8
図はプローブアンテナの偏波面を回転させるよう
にしたこの発明の実施例の部分的な説明図であ
る。 図中、1は送信機、2は電力分配器、31,3
2,…は移相器、41,42,…は素子アンテ
ナ、5はフエーズドアレーアンテナ、6はプロー
ブアンテナ、7は受信機、8は計算機、9は方向
性結合器、10は給電線、11は振幅位相受信
機、12は基準アンテナ、14は移相器、15,
15a,15bはスイツチ、16は回転器、17
は偏波切換え器である。なお、図中、同一あるい
は相当部分には同一符号を付して示してある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数個の素子アンテナを有しかつそれぞれに
    移相器が接続されたアレーアンテナと、このアレ
    ーアンテナに対向して配設されかつその相対的位
    置が変更できるようにされたプローブアンテナ
    と、このプローブアンテナと上記アレーアンテナ
    のそれぞれに接続された送信機および受信機とか
    らなり、上記プローブアンテナを任意の位置にお
    いて、上記各移相器の設定を変化してアレーアン
    テナの合成振幅変化を測定し、これらの測定結果
    から素子アンテナのそれぞれについて放射電界の
    間の相対振幅および相対位相を求め、ついでこの
    一連の処理操作をプローブアンテナのアレーアン
    テナに対する相対位置を逐次変えて実行するとと
    もにこの相対位置の変更に伴なう基準合成電界の
    変化をプローブアンテナ固有の指向性電界を用い
    て補正することにより、上記素子アンテナのそれ
    ぞれについて放射パターンを得るようにしたこと
    を特徴とするアンテナ測定方式。 2 受信機として振幅位相受信機を用い、かつ送
    信機の出力の一部を取出すとともにそれを基準信
    号として上記振幅位相受信機に入力させる方向性
    結合器及び給電線を設けてアレーアンテナの基準
    合成電界の変化を測定するようにしたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のアンテナ測定
    方式。 3 受信機として振幅位相受信機を用い、かつア
    レーアンテナに対向して配置されその受信信号を
    基準信号として上記振幅位相受信機に入力させる
    基準アンテナを設けてアレーアンテナの基準合成
    電界の変化を測定するようにしたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のアンテナ測定方
    式。 4 プローブアンテナを2個用い、プローブアン
    テナの一方に移相器を接続してアレーアンテナの
    基準合成電界の変化を測定するようにしたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアンテナ
    測定方式。 5 プローブアンテナを2個用い、プローブアン
    テナの一方に移相器を接続するとともに上記プロ
    ーブアンテナのいずれか一つ又は両方にスイツチ
    を接続してアレーアンテナの基準合成電界の変化
    を測定するようにしたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のアンテナ測定方式。 6 プローブアンテナにプローブアンテナの偏波
    面を空間的に回転させる回転器あるいは偏波切換
    器を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項、第4項および第5項のいずれか記載のアンテ
    ナ測定方式。 7 素子アンテナの開口寸法をd、使用する電波
    の波長をλとするときアレーアンテナの各素子ア
    ンテナが配列されている面とプローブアンテナと
    の距離rが、 r>2(5d)2/λ なる関係を満足していることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項〜第6項のいずれか記載のアンテ
    ナ測定方式。
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