JP3491038B2 - 近傍界測定を用いたアンテナの特性測定装置および特性測定方法 - Google Patents

近傍界測定を用いたアンテナの特性測定装置および特性測定方法

Info

Publication number
JP3491038B2
JP3491038B2 JP2001044615A JP2001044615A JP3491038B2 JP 3491038 B2 JP3491038 B2 JP 3491038B2 JP 2001044615 A JP2001044615 A JP 2001044615A JP 2001044615 A JP2001044615 A JP 2001044615A JP 3491038 B2 JP3491038 B2 JP 3491038B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
phase
phase distribution
probe
distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001044615A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002243783A (ja
Inventor
周 三浦
Original Assignee
独立行政法人通信総合研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 独立行政法人通信総合研究所 filed Critical 独立行政法人通信総合研究所
Priority to JP2001044615A priority Critical patent/JP3491038B2/ja
Publication of JP2002243783A publication Critical patent/JP2002243783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3491038B2 publication Critical patent/JP3491038B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,複数のアンテナ素
子が配列されアンテナ素子毎に位相を調整することので
きるアンテナに対して近傍界測定によりアンテナの特性
を求める特性測定装置および特性測定方法に関する。
【0002】本発明は,複数のアンテナ素子が配列され
アンテナ素子毎に位相を調整することのできるアンテナ
を対象とするものであり,このようなアンテナの例とし
てアレーアンテナがある。
【0003】アレーアンテナの特性は各素子の放射特性
の誤差によって所望の特性から劣化するため,アンテナ
特性の診断,特にアンテナ素子毎の放射特性の診断が必
要となる。これは,アンテナ開口面の位相および振幅の
分布を測定することで可能となる。
【0004】従来,このようなアンテナの開口面位相お
よび振幅の分布の測定は,遠方界測定により行なわれて
いた。遠方界測定は,そのようなアンテナの開口面の実
効的な最大寸法Dに対して,電磁波の波長をλとすると
きプローブからアンテナまでの測定距離を2D2 /λよ
り充分に大きいところで測定するものである。
【0005】遠方界測定によるアレーアンテナの各アン
テナ素子の位相測定は,通常,素子電界ベクトル回転法
(REV法)により行なわれている。
【0006】図12(a),(b)は素子電界ベクトル
回転法の説明図である。アレーアンテナのある方向にお
ける合成電界ベクトルは図12(a)に示す実線の矢印
で表す各アンテナ素子の電界ベクトルを合成したもので
ある。図12(a)において,ベクトルE1 ,ベクトル
2 ,・・・ベクトルEn はそれぞれアレーアンテナの
素子1,素子2,・・・素子nの電界ベクトルである
(ベクトルEn の大きさEn ,位相φn )。ここで,図
12(a)に示すように,素子nの位相を位相器を用い
て変化させると,素子nの電界ベクトルの回転に伴っ
て,合成電界のベクトルも変化する。そして,回転した
電界ベクトルEn を含む合成電界を測定し,図12
(b)に示すように測定された合成電界の最大値を与え
る位相θ0 を求める。そのθ0 と合成電力の最大値と最
小値の比Q(=Emax 2 /Emin 2 )により,アレーア
ンテナの素子nの振幅と位相を決定できる(電子通信学
会論文誌Vol.J65−B,No.5,pp555−
560,1982年5月“フェイズドアレーアンテナの
素子振幅位相測定法−素子電界ベクトル回転法−”参
照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】素子電界ベクトル回転
法等の遠方界測定は,アンテナと測定器との間に大きい
距離を必要とする。そのため,測定は屋外で行なうこと
が多く,実際に必要な距離を確保できない場合がある。
あるいは,地面や周囲の反射により誤差を生じる。
【0008】そのため,素子電界ベクトル回転法による
測定は困難がともない,電波無反射室等で近傍界測定を
行なうことにより,正確にアンテナ特性を測定できる測
定装置および測定方法の開発が望まれている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は,複数のアンテ
ナ素子が配列されアンテナ素子毎に位相を調整すること
のできるアンテナに対して近傍界測定によりアンテナの
特性を求める特性測定装置において,アンテナの近傍に
備えられてアンテナからの電磁波の放射を受信するプロ
ーブと,プローブの受信信号をもとにアンテナの開口面
位相分布を求める位相測定手段とを備え,プローブ走査
により得られた受信信号に基づいてアンテナの開口面位
相分布を求め,該開口面位相分布に基づいてそれぞれの
アンテナ素子の一点に対応する位相を求めるようにし
た。
【0010】あるいは,本発明は,複数のアンテナ素子
が配列されアンテナ素子毎に位相を調整することのでき
るアンテナに対して近傍界測定によりアンテナの特性を
求める特性測定装置において,アンテナの近傍に備えら
れてアンテナからの電磁波の放射を受信するプローブ
と,プローブの受信信号をもとにアンテナの開口面位相
分布を求める位相測定手段とを備え,プローブ走査によ
り得られた受信信号に基づいてアンテナの開口面位相分
布を求め,該開口面位相分布に基づいてアンテナ素子の
一点を囲む領域における位相分布の平均値を求めるよう
にした。
【0011】さらに,本発明は,複数のアンテナ素子が
配列されアンテナ素子毎に位相を調整することのできる
アンテナに対して近傍界測定によりアンテナの特性を求
める特性測定方法において,アンテナの近傍に備えられ
てアンテナからの電磁波の放射を受信するプローブと,
プローブの受信信号をもとにアンテナの開口面位相分布
を求める位相測定手段とを備え,プローブ走査により得
られた受信信号に基づいてアンテナの開口面位相分布を
求め,該開口面位相分布に基づいてそれぞれのアンテナ
素子の一点に対応する位相を求め,アンテナ素子の位相
にするようにした。
【0012】さらに,本発明は,複数のアンテナ素子が
配列されアンテナ素子毎に位相を調整することのできる
アンテナに対して近傍界測定によりアンテナの特性を求
める特性測定方法において,アンテナの近傍に備えられ
てアンテナからの電磁波の放射を受信するプローブと,
プローブの受信信号をもとにアンテナの開口面位相分布
を求める位相測定手段とを備え,プローブ走査により得
られた受信信号に基づいてアンテナの開口面位相分布を
求め,該開口面位相分布に基づいてアンテナ素子の一点
を囲む領域における位相分布の平均値を求め,アンテナ
素子の位相にするようにした。
【0013】
【発明の実施の形態】近傍界測定は,アンテナの近傍
(3λ程度の距離)でプローブを走査して放射電界の振
幅と位相を測定し,電磁界理論に基づいてアンテナの特
性を求める方法である。一連の操作の中で,近傍界にお
ける電界分布の測定値からアンテナ開口面(波源)にお
ける電界分布を求める操作をバックプロジェクション法
と称する。また,近傍界測定では,測定データにプロー
ブ固有の特性が含まれるので,アンテナの正確な遠方界
放射特性を得るためには,プローブの指向性等プローブ
固有の特性の影響を除くために測定データを補正する必
要がある。以下においては,近傍界測定法として,バッ
クプロジェクション法により測定する場合を例として説
明する。
【0014】図1を説明する前に,図2を参照して本発
明のバックプロジェクション法の原理説明について説明
する。図2(a)はバックプロジェクション法のフロー
チャートであり,図2(b)〜図2(g)はそのフロー
チャートに対応する開口面アンテナの位置と振幅および
位相,角度と振幅および位相の関係を示す。
【0015】(1)近傍界において,供試アンテナから
放射される電波の振幅,位相を測定する。測定されるデ
ータにはプローブ特性が含まれていて,そのデータは,
供試アンテナ(アンテナ)の送信関数とプローブの受信
関数の畳み込み(convolution)をした関数
により得られるものに等しい。プローブ位置と測定電界
の振幅,位相の関係は図2(b),(c)のようなもの
である。
【0016】(2),(3) 求められた測定データを
フーリエ変換することにより供試アンテナの送信関数×
プローブの受信関数が得られる。
【0017】(4),(5) 供試アンテナ,プローブ
ともに直交する2つの偏波成分を持っているので,測定
結果からプローブ特性を除くために,異なるプローブに
より2回測定する(例えば,同じプローブを90度回転
させて測定データを求める)。2回の走査で求められた
データをフーリエ変換する。そして,二つの供試アンテ
ナの送信関数×プローブの受信関数をもとに除算するこ
とにより供試アンテナの送信関数が求められる。実際に
は,異なるプローブの測定データをフーリエ変換したも
のを基に,連立方程式を解くことにより,プローブ特性
を除いた,供試アンテナの送信関数が得られる。そのよ
うにして得られた供試アンテナの送信関数は角度(アン
テナ開口面とプローブの間の角度)に対する電界の振
幅,位相分布を示す(図2(d),(e)参照)。
【0018】(6),(5)の演算で得られた供試アン
テナの送信関数を基に近傍界からアンテナ開口面での位
置にあわせるためのフェーズコレクション(phase
correction)をし,逆フーリエ変換するこ
とにより,供試アンテナの送信関数が得られる(図2
(f),(g)参照)。
【0019】(7) 以上の手順で求められた供試アン
テナの送信関数は,アンテナ開口面での位置に対する電
界の振幅,位相分布であり,アンテナの開口面の電界の
振幅/位相が求まる。
【0020】本実施の形態は,(A)バックプロジェク
ション法により求められた開口面位相分布をもとに素子
の一点に対応する位相を求め,その位相を素子の位相と
する。あるいは(B)開口面位相分布に基づいて素子の
一点を囲む領域の位相分布の平均を求め,該平均位相を
素子の位相とする。
【0021】図1は本発明の実施の形態である。図1
(a),図1(b)はそれぞれ,本発明の実施の形態1
および実施の形態2であり,本発明の原理的な実施の形
態を示すものである。
【0022】図1(a)は,バックプロジェクション法
により求められた開口面位相分布をもとに,開口面位相
分布においてアンテナのアンテナ素子に対応する一点の
位置の位相をアンテナ素子の位相とするものである。
【0023】アンテナの各アンテナ素子から電磁波を放
射しアンテナの近傍でプローブを走査して,測定データ
を収集する(S1)。次に,バックプロジェクション法
により,測定データから開口面位相分布を算出する(S
2)。さらに,開口面位相分布において,アンテナ素子
に対応する一点の位置の位相を求め,アンテナ素子の位
相と定める(S3)。
【0024】図1(b)は,バックプロジェクション法
により求められた開口面位相分布をもとに,開口面位相
分布においてアンテナ素子に対応する一点の位置を含む
領域の位相の平均(例えば,単純平均,加重平均等)を
求め,その平均位相をアンテナ素子の位相とする。
【0025】アンテナの各アンテナ素子から電磁波を放
射し,アンテナの近傍でプローブを走査して,測定デー
タを収集する(S11)。次にバックプロジェクション
法により,測定データから開口面位相分布を算出する
(S12)。さらに,開口面位相分布においてアンテナ
素子に対応する一点の位置を含む領域に含まれる位相分
布をもとに,位相分布の平均値(例えば,位相の単純平
均,加重平均等)を求める(S13)。その平均値をア
ンテナ素子の位相とする(S14)。
【0026】図3は本発明のアンテナの特性測定システ
ムの構成の実施の形態を示す。
【0027】図3において,5はアンテナである。30
は信号発生器であって,アンテナ5に送信する信号を発
生するものである。31は方向性結合器であって,信号
発生器30から送信されてくる信号をミキサ1(32)
とアンテナ5に分配するものである。32はミキサ1で
あって,信号発生器30の信号を周波数変換してIF信
号1を得るものである。33は受信機であって,ミキサ
1(32)から送られるIF信号1とミキサ2(34)
から送られるIF信号2を受信し,各IF信号の差を求
めるものである。34はミキサ2であって,プローブ5
1で受信された信号を周波数変換してIF信号2を得る
ものである。35は合成器入力部である。37はアンテ
ナ開口面である。38はスキャナであって,プローブ5
1を走査するものである。39はスキャナ駆動部であっ
て,プローブ51を走査するために駆動するものであ
る。40はプローブ駆動制御装置であって,スキャナ駆
動部39を駆動制御するものである。51はプローブで
あって,アンテナ5から放射される電波を受信するもの
である。60は電子計算機である。
【0028】図3の構成において,信号発生器30はア
ンテナ5の特性測定のための測定信号を発生する。測定
信号は方向性結合器31を介してアンテナ5に入力され
る。測定信号はアンテナ開口面37から電波として放射
され,プローブ51で受信される。プローブ51の受信
信号はミキサ2(34)に入力され,IF信号2に周波
数変換されて受信機33に入射される。
【0029】プローブ駆動制御装置40は電子計算機6
0の指示によりスキャナ駆動部39の駆動制御をする。
プローブ51はスキャナ駆動部39で駆動され,アンテ
ナ5に平行な平面内でアンテナ5を中心とする領域を走
査して,アンテナ5からの電波の放射を受信する。
【0030】一方,方向性結合器31に入力された測定
信号の一部はミキサ1(32)に入力される。ミキサ1
(32)において,測定信号はIF信号1に周波数変換
されて受信機33に入力される。受信機33において,
ミキサ2(34)からのIF信号2とミキサ1(32)
からのIF信号1との差が取られ,測定データが求めら
れる。プローブ51が走査されている間に,所定の時間
間隔でプローブ51の受信信号が,受信機33に入力さ
れ近傍電界の振幅,位相が求められる。受信機33で求
められた測定データは電子計算機60に入力される。測
定データはプローブ51が異なる状態で2回測定され
る。例えば,第1回目の測定に対して,第2回目はプロ
ーブ51を90度回転させて測定する。
【0031】電子計算機60は,第1回目,第2回目の
測定データに基づいて,バックプロジェクション法によ
りプローブ51の特性を除いたアンテナ5の開口面位相
分布,振幅分布を計算する。
【0032】図4はアンテナおよび本発明の電子計算機
システムの構成の実施の形態を示す図である。図4
(a)は本発明の電子計算機システムの構成の実施の形
態を示す図である。図4(b)はアンテナの例を示す図
である。
【0033】図4(a)において,33は受信機であ
る。51はプローブであって,電界センサであり,アン
テナ5から放射される電界をアンテナ素子毎に受信する
ものである。60は電子計算機である。
【0034】電子計算機60において,61はデータ入
力部であって受信機33で処理された測定データを入力
するものである。62はデータ処理部であって,バック
プロジェクション法による開口面位相分布,電界振幅分
布を求めるものである。63はデータ保存部であって,
磁気記録装置等のデータ保存装置である。64はデータ
出力部であって,ディスプレイ,プリンタ等のデータ表
示出力をするものである。
【0035】図4(a)の構成において,電子計算機6
0は,データ入力部61により受信機33で求めた測定
データを入力する。データ処理部62は入力された測定
データ(第1回目の測定データと第2回目の測定デー
タ)をもとに,アンテナ5の特性を求める。データ処理
部62は,求められた測定データを基にバックプロジェ
クション法により開口面位相分布,振幅分布を計算す
る。
【0036】次に,データ処理部62は求められた開口
面位相分布をもとに実際に素子位相にする位相を求め
る。その方法には二通りの方法がある。一つは,求めら
れた開口面位相分布に基づいて,素子の中心位置に対応
する開口面位相を求めるものである。そしてその位相を
素子の位相とするものである。別の方法として,求めら
れた開口面位相分布に基づいて素子に対応する領域の平
均的な位相を算出するものである。そしてそのようにし
て求められた位相を素子位相にする。
【0037】求められた開口面位相分布,振幅分布はデ
ータ出力部64でディスプレイ表示,印刷出力等され
る。さらに,データ保存部63に保存される。
【0038】図4(b)は,アンテナの例を示す。縦方
向4素子,横4素子の16素子の例であり,アンテナ素
子どうしの間隔は22.9mmである。アンテナ素子に
対応する番号は素子番号である。近傍界測定のアンテナ
5とプローブ51の距離Rは,3λ程度で測定するもの
である。アンテナの放射ビームの形態は,線状のビーム
であるペンシルビームフェーズドアレイ,扇状にビーム
を出力するファンビームフェーズドアレー等様々な形態
のアンテナに本発明は適用できる。また,プローブの走
査法も図3では平面走査法について説明しているが,ア
ンテナを回転させる円筒面走査法等他の走査方法でも良
い。
【0039】以下の実施の形態において,測定条件は次
のようなものである。
【0040】アンテナ開口面37は16素子の正方形配
列であり,各素子は円形マイクロストリップアンテナ
(直線偏波)である。放射電波の中心周波数は10.5
GHz(波長λ=28.6mm),素子間隔は22.9
mm(0.8λ)である。位相器はアナログ位相器を使
用する。
【0041】アンテナ開口面37とプローブ51の距離
は15cm(5.25λ)である。プローブ走査範囲
は,アンテナの開口面の中心を走査範囲の中心として縦
横1.2m×1.2mである。サンプリング間隔はΔx
=Δy=14mm(0.49λ)である。
【0042】図5は,本発明により求められた位相を素
子に設定するためのシステム構成図である。
【0043】図5において,37はアンテナ開口面であ
って,各アンテナ素子を素子1〜素子16により示す。
11は位相設定部Aであり,各アンテナ素子を素子1〜
素子4の位相設定をするものである。12は位相設定部
Bであり,素子5〜素子8の位相設定をするものであ
る。13は位相設定部Cであり,素子9〜素子12の位
相設定するものである。14は位相設定部Dであり,素
子13〜素子16の位相設定をするものである。位相設
定部A〜位相設定部Dは同じ構成である。
【0044】21はカップラ1,22はカップラ2,2
3はカップラ3,24はカップラ4である。それぞれ素
子1,素子2,素子3,素子4に接続されるものであ
る。それぞれのカップラはベクトルネットワークアナラ
イザ(VNA)および,それぞれの位相器(位相器1,
位相器2,位相器3,位相器4)に接続される。25は
位相器1,26は位相器2,27は位相器3,28は位
相器4であり,それぞれ素子1,素子2,素子3,素子
4の位相を設定するものである。41は四合成器Aであ
って,位相器1,位相器2,位相器3,位相器4に接続
され,位相器で位相変化を受けた素子1〜素子4の受信
信号を合成する,もしくは四合成器Eから送られてくる
信号を素子1〜素子4に分配するものである。45は四
合成器Eであって,四合成器A,四合成器B,四合成器
C,四合成器Dから出力される信号を入力し,合成する
ものである。また,四合成器Eは,ベクトルネットワー
クアナライザから送られてくる信号を,四合成器A,四
合成器B,四合成器C,四合成器Dに分配するものであ
る。
【0045】42は四合成器Bであり,位相器で位相変
化された素子5〜素子8の受信信号を合成するものであ
る。あるいは四合成器Eから送信される信号を素子5〜
素子8に分配するものである。43は四合成器Cであ
り,位相器で位相変化された素子9〜素子12の受信信
号を合成するものである。あるいは四合成器Eから送信
される信号を素子9〜素子12に分配するものである。
44は四合成器Dであり,位相器で位相変化された素子
13〜素子16の受信信号を合成するものである。ある
いは四合成器Eから送信される信号を素子13〜素子1
6に分配するものである。
【0046】図5の構成において,例えば,位相器1に
位相を設定する場合,ベクトルネットワークアナライザ
より位相器1へ,位相設定のための信号を送信する。他
の位相器への信号はゼロにする。位相器1を通過した信
号は四合成器A,四合成器Eを介してベクトルネットワ
ークアナライザ48に入力され,その信号は位相器1の
位相値に応じて変化するので,ベクトルネットワークア
ナライザの入力値をモニタすることにより位相器1の位
相を所定の値に設定することができる。他の位相器も同
様に,所定の位相に設定する。
【0047】図6は本発明の位相を求める方法の実施の
形態のフローチャートであって,図4(a)のデータ処
理部62のフローチャートである。
【0048】図6(a)は 開口面位相分布のアンテナ
素子の中心の一点の値を求め,アンテナ素子の位相にす
る場合のフローチャートである。
【0049】まず,受信機33(図3参照)で近傍界電
界測定をした,測定データを入力する(S1)。
【0050】次にバックプロジェクション法によりアン
テナの開口面振幅/位相を求める(S2)。これは,図
2に説明した方法によるものである。次に開口面位相分
布から各アンテナ素子の中心の一点の値を求める(S
3)。求めた値をそれぞれのアンテナ素子の位相とする
(S4)。
【0051】図6(b)はアンテナ素子の中心を囲む領
域の位相分布の平均を求め,アンテナ素子の位相とする
場合である。図6(b)において,S11,S12は図
6(a)と同じである。
【0052】アンテナの開口面振幅/位相分布を求めた
後,開口面位相分布から各アンテナ素子の中心を囲む領
域のn点の位相平均値を算出する(S13)。求めた平
均位相をそれぞれのアンテナ素子の位相とする(S1
4)。
【0053】図7は本発明の開口面位相分布の例を示す
図である。図7(a)は位相補正前の開口面位相分布を
示す図である。アンテナに位相補正を行なう前の測定デ
ータに基づく開口面位相分布である。図7(b)は,位
相補正後の開口面位相分布であり,本発明の方法に従っ
てアンテナ素子毎の位相を求め,補正した後の開口面位
相分布である(図7(a)の開口面位相分布に基づいて
アンテナ素子の一点の位相を求め,その位相をVNAの
現在の読みから引いた値をアンテナ素子の位相に設定し
て求めたもの)。
【0054】図7(b)からわかるように,位相を補正
したことにより開口面位相分布が揃えられている。この
ことは,本発明の実施の形態1によって求められたアン
テナ素子の位相が妥当であることを示す。
【0055】図8は本発明による近傍界測定(バックプ
ロジェクション法)と素子電界ベクトル回転法の測定結
果を比較したものであり,素子毎の位相量を比較したも
のである。
【0056】図8において,横軸はアンテナの素子番号
であり,縦軸は位相量である。白丸の印は近傍界測定
(開口面位相分布の一点を素子の位相とした場合)によ
る測定結果であり,黒丸の印は素子電界ベクトル回転法
による測定結果である。両者はほぼ一致している。
【0057】図9は本発明による近傍界測定の位相補正
前後,および近傍界測定と素子電界ベクトル回転法との
測定結果の比較を示すものである。
【0058】図9(a)は近傍界測定(バックプロジェ
クション法)の位相補正前と位相補正後の放射パターン
を比較したものである。点線は位相補正前のものであ
り,実線は位相補正後のものである。図9(a)に示さ
れるように,位相補正後は0度方向(アンテナ開口面に
対して垂直方法)の利得が上昇している。これは,図7
(b)に示されるように位相分布が平坦化されたことに
よるものである。
【0059】図9(b)は近傍界測定(バックプロジェ
クション法)と素子電界ベクトル回転法の位相補正後の
放射パターンを比較したものである。実線は本発明のバ
ックプロジェクション法による近傍界測定の位相補正後
のものであり,点線は素子電界ベクトル回転法により位
相補正した後のものである。両者の放射バターンは良く
一致していることが示されている。
【0060】図10〜図11は本発明の近傍界測定によ
る相対位相分布の測定結果の例を示す。本発明の近傍界
測定(バックプロジェクション法)の実験結果であり,
アンテナ素子の位相をアンテナ素子を囲む領域の開口面
位相分布の平均値に基づいて決定することにより素子位
相の精度が向上することを示すものである。
【0061】図10は,素子10(アンテナ素子10)
に約45度の相対位相を与え,他のアンテナ素子の相対
位相を0度としたとき,開口面位相分布と素子10の中
心を中心とする円の面積とその円内の開口面位相分布の
平均値との関係を示すものである。
【0062】図10(a)は開口面位相分布の測定結果
である。図10(a)に示される素子10の中心の一点
の相対位相は45度より高く測定されている(49.5
度(図10(b)の面積0の相対位相を参照))。図1
0(b)はアンテナ素子の中心を中心とする円の面積
と,その円内の120点の位相値の平均値との関係を示
す(各領域における120個の点の選択は,面積100
%の領域で選択した120個の点とほぼ幾何学的に相似
な関係になるように選択する)。横軸は,アンテナ素子
を囲む円のアンテナ素子の断面積に対する割合(%)を
表す。素子10の中心の一点に対応する相対位相は本来
なら45度であるべきものであるが,実際にはそれより
大きく観測されている。図10(b)に示されるよう
に,素子10の中心を中心とする円内の位相分布の平均
をとることにより,観測値を正しい相対位相45度に近
づけることができる。
【0063】図11は,本発明の近傍界測定による相対
位相の測定結果の例を示す図である。図11(a)は素
子10に約90度の相対位相を与え,他のアンテナ素子
の相対位相を0度として,素子10の中心を中心とする
円の面積とその円内の開口面位相分布の平均値との関係
を示す。図11(b)は素子10に約135度の位相を
与え,他のアンテナ素子の位相を0度として,素子10
の中心を中心とする円の面積とその円内の開口面位相分
布の平均値との関係を示すものである。
【0064】図11(a)に示されるように,素子10
に約90度の位相を与えた場合には,素子10の中心の
一点に対応する相対位相は本来なら90度であるべきも
のであるが,実際にはそれより大きく観測されている。
図11(a)に示されるように,素子10の中心を中心
とする円の内部の位相分布の平均をとることにより正し
い位相90度に近づけることができる。
【0065】図11(b)の場合には,素子10の中心
の一点に対応する相対位相は本来なら135度であるべ
きものであるが,実際にはそれより大きく観測されてい
る。図11(b)に示されるように,素子10を囲む円
内の位相分布の平均をとることにより,正しい位相13
5度に近づけることができる。
【0066】本発明のアンテナ素子の中心を囲む領域の
開口面位相分布の平均に基づいてアンテナ素子の相対位
相を決定する方法を利用すれば,アンテナに対して各ア
ンテナ素子についてアンテナ素子の位相算出基準をテー
ブル化することにより同一形状の複数のアンテナに対し
て各アンテナ素子の位相を精度良くかつ迅速に決定でき
る。例えば,45度,90度,135度をパラメータと
して予め測定しておき,その測定結果をもとに位相決定
の基準(補正に必要な面積をきめる)を定めておく。各
素子についてそのような算出基準を作り、テーブル化し
ておく。これにより,同一の形状のアンテナに対して
は,以後はその基準をもとに開口面位相分布に対して基
準の面積をもとに位相を決定することができる。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば,アレーアンテナのよう
な複数のアンテナ素子が配列され素子毎に位相を調整す
ることのできるアンテナに対して,近傍界測定により正
確に遠方界測定(素子電界ベクトル回転法)と同じ特性
の測定結果を得ることができる。近傍界測定なので,電
波無反射室で測定でき,環境の影響を受けずに正確に測
定することができる。また,アンテナ素子の中心を囲む
領域の開口面位相分布に基づいてアンテナ素子の位相を
決定することは,各アンテナ素子についての高精度な位
相決定を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のフローチャートを示す図
である。
【図2】近傍界測定方法の原理説明図である。
【図3】本発明のアンテナの特性測定システムの構成の
実施の形態を示す図である。
【図4】本発明のアンテナおよび電子計算機システムの
構成の実施の形態を示す図である。
【図5】本発明のアンテナに位相設定するための実施の
形態を示す図である。
【図6】本発明の位相を求める方法の実施の形態のフロ
ーチャートを示す図である。
【図7】本発明の開口面位相分布の例を示す図である。
【図8】本発明の近傍界測定と素子電界ベクトル回転法
の測定結果の比較を示す図である。
【図9】本発明の近傍界測定の位相補正前後,および近
傍界測定と素子電界ベクトル回転法の比較結果を示す図
である。
【図10】本発明の近傍界測定による相対位相測定結果
の例を示す図である。
【図11】本発明の近傍界測定による相対位相測定結果
の例を示す図である。
【図12】素子電界ベクトル回転法の説明図である。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンテナ素子が配列されアンテナ
    素子毎に位相を調整することのできるアンテナに対して
    近傍界測定によりアンテナの特性を求める特性測定装置
    において, アンテナの近傍に備えられてアンテナからの電磁波の放
    射を受信するプローブと,プローブの受信信号をもとに
    アンテナの開口面位相分布を求める位相測定手段と,電
    子計算機によりデータ処理するデータ処理手段とを備
    え, データ処理手段は,位相測定手段の測定した位相分布を
    もとにフーリエ変換し,該フーリエ変換をもとにプロー
    ブ補正をしたアンテナの送信関数を求め,該送信関数を
    逆フーリエ変換することにより開口面位相分布を求め, 該開口面位相分布に基づいてそれぞれのアンテナ素子の
    一点に対応する位相を求めることを特徴とするアンテナ
    の特性測定装置。
  2. 【請求項2】 アンテテ素子の一点に対応する該位相を
    もとに開口面位相分布が所望の分布になるようにアンテ
    ナ素子の位相を補正することを特徴とする請求項1に記
    載のアンテナの特性測定装置。
  3. 【請求項3】 複数のアンテナ素子が配列されアンテナ
    素子毎に位相を調整することのできるアンテナに対して
    近傍界測定によりアンテナの特性を求める特性測定装置
    において, アンテナの近傍に備えられてアンテナからの電磁波の放
    射を受信するプローブと,プローブの受信信号をもとに
    アンテナの開口面位相分布を求める位相測定手段と,電
    子計算機によりデータ処理するデータ処理手段とを備
    え, データ処理手段は,位相測定手段の測定した位相分布を
    もとにフーリエ変換し,該フーリエ変換をもとにプロー
    ブ補正をしたアンテナの送信関数を求め, 該送信関数を逆フーリエ変換することにより開口面位相
    分布を求め,該開口面位相分布に基づいてアンテナ素子
    の一点を囲む領域における位相分布の平均値を求めるこ
    とを特徴とするアンテナの特性測定装置。
  4. 【請求項4】 該位相分布の平均値をもとに開口面位相
    分布が所望の分布になるようにアンテナ素子の位相を補
    正することを特徴とする請求項3に記載のアンテナの特
    性測定装置。
  5. 【請求項5】 複数のアンテナ素子が配列されアンテナ
    素子毎に位相を調整することのできるアンテナに対して
    近傍界測定によりアンテナの特性を求める特性測定方法
    において,アンテナの近傍に備えられてアンテナからの
    電磁波の放射を受信するプローブと,プローブの受信信
    号をもとにアンテナの開口面位相分布を求める位相測定
    手段と,電子計算機によりデータ処理するデータ処理手
    段とを備え, データ処理手段は,位相測定手段の測定した位相分布を
    もとにフーリエ変換し, 該フーリエ変換をもとにプローブ補正をしたアンテナの
    送信関数を求め,該送信関数を逆フーリエ変換すること
    により開口面位相分布を求め, 該開口面位相分布に基づいてそれぞれのアンテナ素子の
    一点に対応する位相を求めることを特徴とするアンテナ
    の特性測定方法。
  6. 【請求項6】 アンテテ素子の一点に対応する該位相を
    もとに開口面位相分布が所望の分布になるようにアンテ
    ナ素子の位相を補正することを特徴とする請求項5に記
    載のアンテナの特性測定方法。
  7. 【請求項7】 複数のアンテナ素子が配列されアンテナ
    素子毎に位相を調整することのできるアンテナに対して
    近傍界測定によりアンテナの特性を求める特性測定方法
    において, アンテナの近傍に備えられてアンテナからの電磁波の放
    射を受信するプローブと,プローブの受信信号をもとに
    アンテナの開口面位相分布を求める位相測定手段と,電
    子計算機によりデータ処理するデータ処理手段とを備
    え, データ処理手段は,位相測定手段の測定した位相分布を
    もとにフーリエ変換し,該フーリエ変換をもとにプロー
    ブ補正をしたアンテナの送信関数を求め,該送信関数を
    逆フーリエ変換することにより開口面位相分布を求め, 該開口面位相分布に基づいてアンテナ素子の一点を囲む
    領域における位相分布の平均値を求めることを特徴とす
    るアンテナの特性測定方法。
  8. 【請求項8】 該位相分布の平均値をもとに開口面位相
    分布が所望の分布になるようにアンテナ素子の位相を補
    正することを特徴とする請求項7に記載のアンテナの特
    性測定方法。
  9. 【請求項9】 任意のアンテナ素子にのみ所定の位相を
    設定して,開口面位相分布を求め,該アンテナ素子の中
    心を囲む領域に含まれる位相分布に基づいて位相の平均
    値を求め,該所定の位相と位相の該平均値に基づいて位
    相の算出基準を求め,各アンテナ素子について該算出基
    準を求めてテーブル化し,他の同様の形状のアンテナに
    対して該テーブルの算出基準を参照することにより位相
    を決定することを特徴とする請求項5,6,7又は8に
    記載のアンテナの特性測定方法。
JP2001044615A 2001-02-21 2001-02-21 近傍界測定を用いたアンテナの特性測定装置および特性測定方法 Expired - Lifetime JP3491038B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001044615A JP3491038B2 (ja) 2001-02-21 2001-02-21 近傍界測定を用いたアンテナの特性測定装置および特性測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001044615A JP3491038B2 (ja) 2001-02-21 2001-02-21 近傍界測定を用いたアンテナの特性測定装置および特性測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002243783A JP2002243783A (ja) 2002-08-28
JP3491038B2 true JP3491038B2 (ja) 2004-01-26

Family

ID=18906578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001044615A Expired - Lifetime JP3491038B2 (ja) 2001-02-21 2001-02-21 近傍界測定を用いたアンテナの特性測定装置および特性測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3491038B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10651954B2 (en) 2018-04-27 2020-05-12 Anritsu Corporation Calibration systems and calibration method

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007232468A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Ntt Docomo Inc 光変調器を用いた近傍電界測定装置
JP2011511582A (ja) * 2008-01-30 2011-04-07 フランウェル.インコーポレイテッド Rfidリーダに適用可能なアレイアンテナシステムおよびアルゴリズム
JP5628857B2 (ja) * 2012-03-30 2014-11-19 日本電信電話株式会社 2次元像再構成方法
JP6337030B2 (ja) * 2016-01-29 2018-06-06 アンリツ株式会社 Massive−MIMOアンテナ測定装置およびその指向性測定方法
JP6659400B2 (ja) * 2016-02-24 2020-03-04 株式会社東芝 信号処理装置、レーダ装置、およびレーダ装置の設定方法
JP6484290B2 (ja) * 2016-09-27 2019-03-13 アンリツ株式会社 近傍界測定装置及び近傍界測定方法
CN110476300B (zh) * 2017-03-31 2021-03-23 三菱电机株式会社 相控阵列天线装置及测定装置、相位调整控制装置及方法
KR102189867B1 (ko) * 2020-08-21 2020-12-11 국방과학연구소 위상 배열 안테나 보정 시스템, 장치 및 방법.
KR102241805B1 (ko) * 2020-11-18 2021-04-19 국방과학연구소 능동 위상배열 안테나의 자동 보정 방법, 컴퓨터 프로그램 및 자동 보정 장치
CN117665414B (zh) * 2024-01-31 2024-04-26 深圳大学 一种近场测量方法、装置、终端及可读存储介质

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6089766A (ja) * 1983-10-21 1985-05-20 Mitsubishi Electric Corp アンテナ測定方式
JPH08211117A (ja) * 1995-02-02 1996-08-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> アンテナ放射パターン測定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10651954B2 (en) 2018-04-27 2020-05-12 Anritsu Corporation Calibration systems and calibration method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002243783A (ja) 2002-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6337030B2 (ja) Massive−MIMOアンテナ測定装置およびその指向性測定方法
KR100926561B1 (ko) 유한 거리간 안테나 방사 패턴 측정 장치 및 방법
JP4438905B2 (ja) 放射効率測定装置および放射効率測定方法
KR100826527B1 (ko) 파이 변화법을 이용한 프레넬 영역에서의 안테나 방사 패턴측정 시스템 및 그 방법
US7876276B1 (en) Antenna near-field probe station scanner
US6507315B2 (en) System and method for efficiently characterizing the elements in an array antenna
CN110418364B (zh) Ota测试系统及校准、测试方法和装置
JP3491038B2 (ja) 近傍界測定を用いたアンテナの特性測定装置および特性測定方法
JP6633604B2 (ja) アンテナ測定システム及びアンテナ測定方法
US20040104843A1 (en) Polarized wave measuring apparatus, and antenna characteristic measuring apparatus and radio wave measuring apparatus using the same
US4740790A (en) Antenna polarization measuring methods
JP2018063146A (ja) アンテナ測定装置
JPH05251926A (ja) 空中線指向特性測定方法および測定装置
KR20150076755A (ko) 위상배열 레이더의 배열면 정렬 방법
JPH0130112B2 (ja)
US6288683B1 (en) Antenna mirror surface measuring/adjusting device
Hamberger et al. Setup and Characterization of a Volumetric $\boldsymbol {W} $-Band Near-Field Antenna Measurement System
JP2010237069A (ja) レーダ反射断面積計測装置
JP2001165975A (ja) アンテナ測定装置及びアンテナ測定方法
JP3395469B2 (ja) アンテナ測定装置
JPH0137882B2 (ja)
JP2001201525A (ja) アンテナ測定装置およびアンテナ測定方法
JP3278113B2 (ja) アレイアンテナ装置
JP2001194401A (ja) アンテナ測定装置
JP4076880B2 (ja) アンテナ装置及び指向性利得検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3491038

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term