JP3395469B2 - アンテナ測定装置 - Google Patents

アンテナ測定装置

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JP3395469B2
JP3395469B2 JP20368295A JP20368295A JP3395469B2 JP 3395469 B2 JP3395469 B2 JP 3395469B2 JP 20368295 A JP20368295 A JP 20368295A JP 20368295 A JP20368295 A JP 20368295A JP 3395469 B2 JP3395469 B2 JP 3395469B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はアンテナ測定装置
に関し、例えば通信やレーダ用アンテナの放射パターン
測定に用いるもの及びアンテナ測定場等の反射源の評価
に用いるものに適用し得る。
【0002】
【従来の技術】従来、アンテナ測定装置として、図15
に示すように、例えば「アンテナ工学ハンドブック」第
8章第 428頁(社団法人電子通信学会編、株式会社オー
ム社発行)に記載されたものがある。図において、1は
送信用アンテナであり、2はこの送信用アンテナ1に接
続された送信機である。また3は回転台であり、4はこ
の回転台3の上に設置された供試アンテナである。送信
用アンテナ1とこの供試アンテナ4は測定距離r0で対
向するように配されている。5は供試アンテナ4に接続
された受信機であり、6は回転台3に接続され、回転台
3の回転を制御すると共に回転台3から回転角度情報を
取り出す回転台制御器であり、7は受信機5と回転台制
御器6とに接続され、回転台制御器6からの回転角度情
報及び受信機5からの受信信号に基づいて、供試アンテ
ナ4の放射パターンを生成して出力するパターン表示器
である。
【0003】次に動作について説明する。送信機2から
送信された電波は送信用アンテナ1から空間に放射され
る。この空間に放射された電波は、供試アンテナ4で受
信され、受信機5で受信信号が取り出される。この状態
で、回転台制御器6からの回転台制御信号により、回転
台3をy軸を回転中心として回転させると、回転台3上
に搭載されている供試アンテナ4も同時にy軸を中心と
して回転する。パターン表示器7は回転台制御器6から
の回転角度情報と、受信機5の各角度での受信信号によ
り、図16に示すような供試アンテナ4の放射パターン
を生成して出力する。
【0004】また、図15との対応部分に同一符号を付
した図17に示すように、例えばオービット社(ORBIT )
発行の「1995 Test & Measurement Catalog I.21〜I.2
5」に記載の測定距離可変機構を用いるアンテナ測定装
置がある。図において、8は回転台3の下に取り付けら
れた測定距離可変機構であり、9はこの測定距離可変機
構8を制御するための測定距離制御器である。このアン
テナ測定装置においては、送信用アンテナ1と供試アン
テナ4との間の測定距離r0を可変することが可能であ
り、供試アンテナ4の大きさや性能に合わせて測定距離
r0を任意に設定して、放射パターンを測定することが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来のアンテ
ナ測定装置は上述のように構成されているので、供試ア
ンテナ4は送信用アンテナ1からの直接波の電波だけで
なく、地面や周囲の建物などで反射された反射波の電波
も受信してしまう。図18は、図17のアンテナ測定装
置で測定距離r0を変化させ、複数点の測定距離で実測
した供試アンテナ4の放射パターン(受信信号振幅と回
転角度との関係)を重ね書きしたものである。測定距離
が異なると反射波の影響が変化するため、放射パターン
に変動が生じている。図19は、各回転角度θでの受信
信号振幅と測定距離との関係を示したものである。直接
波と反射波が干渉し、受信信号が周期的に変動してい
る。このように、従来のアンテナ測定装置では反射波の
影響で正しい放射パターンが測定できない問題があっ
た。
【0006】また従来のアンテナ測定装置においても、
反射波の影響を小さくする方法や放射パターン実測値か
ら反射波の影響を除去する方法が検討されている。第1
の方法は、「アンテナ工学ハンドブック」第8章第 446
頁〜447頁「電波無反射室の評価」(社団法人電子通信
学会編、株式会社オーム社発行)に示されているもので
ある。この方法は図17に示したアンテナ測定装置を用
いて、図19に示した受信信号振幅と測定距離との関係
を求めるものである。しかし、この方法では、反射波の
影響量を評価できても、反射波の影響を除去したり、反
射源の方向や位置は推定できない問題があった。
【0007】また第2の方法は、「Operating and Prog
ramming Manual HP8530A Receiver」5-56(HEWLETT PACK
ARD 社、HP Part No.08530-90010 Printed in USA June
1992 Edition 1)に示されているタイムドメイン(Time
Domain(Time Band Pass))法である。この方法は広い周
波数範囲で供試アンテナ4の放射パターンを実測し、実
測値を周波数でフーリエ変換することで、送信用アンテ
ナ1から供試アンテナ4までの間の時間遅延量の異なる
直接波と反射波を分離するものである。この方法では直
接波と反射波の分離及び反射波の除去が可能であるが、
時間遅延量の分解能は周波数範囲に比例するため、精度
良く反射波を分離、除去するためには非常に広い周波数
範囲で実測を行なう必要がある。しかし一般のアンテナ
で使用できる周波数帯域はせいぜい数%程度であるた
め、精度良く反射波を分離、除去することができない問
題があった。
【0008】実測する周波数範囲を小さくする方法とし
て、例えば「A Superresolution Technique for Antenn
a Pattern Measurements」1532〜1537頁(Y.Ogawa 他
著,IEICE TRANS.COMMUN.,VOL.E76-B.NO.12 DECEMBER 19
93)に示された方法がある。しかしこの方法において
も、実測に周波数範囲を必要とするため、非常に狭い周
波数範囲でしか動作しないアンテナの放射パターン測定
では、やはり精度良く反射波を分離、除去することがで
きないという問題があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、アンテナ測定場等の周囲環境に
起因する反射波の影響を放射パターン実測値から分離し
て除去し得るアンテナ測定装置を提供することを目的と
する。さらに反射波が発生する反射源の方向や位置を推
定し得るアンテナ測定装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するた
めにこの発明に係るアンテナ測定装置では、放射パター
ンを測定する供試アンテナを搭載し、当該供試アンテナ
を回転させる回転手段と、当該回転手段の回転を制御す
ると共に回転手段から回転角度情報を取り出す回転制御
手段と、供試アンテナに接続され、当該供試アンテナの
受信電波を受信する受信手段と、電波を送信する送信手
段と、当該送信手段に接続され、供試アンテナに対向し
て設置された送信用アンテナと、回転制御手段に回転制
御信号を送ると共に、回転制御手段からの回転角度情報
及び受信手段の受信信号に応じて供試アンテナの放射パ
ターンを生成して出力するパターン表示手段とを有する
アンテナ測定装置、若しくは放射パターンを測定する供
試アンテナを搭載し、当該供試アンテナを回転させる回
転手段と、当該回転手段の回転を制御すると共に回転手
段から回転角度情報を取り出す回転制御手段と、供試ア
ンテナに接続され、当該供試アンテナへ電波を送信する
送信手段と、受信電波を受信する受信手段と、当該受信
手段に接続され、供試アンテナと対向して設置された受
信用アンテナと、回転制御手段に回転制御信号を送ると
共に、回転制御手段からの回転角度情報及び受信手段の
受信信号に応じて供試アンテナの放射パターンを生成し
て出力するパターン表示手段とを有するアンテナ測定装
置であって、供試アンテナ及び送信用アンテナの間、又
は供試アンテナ及び受信用アンテナの間の距離を可変す
る測定距離可変手段と、当該測定距離可変手段を制御す
ると共に、測定距離可変手段から測定距離データを取り
出す測定距離制御手段と、パターン表示手段で得られた
異なる測定距離での複数個の供試アンテナ放射パターン
データを処理するパターン処理手段とを備え 、パターン
処理手段は、パターン表示手段で得られた異なる測定距
離での複数個の供試アンテナ放射パターンデータを測定
距離制御手段からの測定距離データでフーリエ変換し、
送信用アンテナから供試アンテナへ、又は供試アンテナ
から受信用アンテナへ直接伝搬する電波の直接波成分
と、アンテナ測定場の周囲環境で反射、散乱された電波
の反射波成分とを分離するものである。
【0012】また次の発明に係るアンテナ測定装置で
は、パターン処理手段は、さらに得られた反射波成分を
逆フーリエ変換して反射波成分による放射パターンを生
成して出力するものである。
【0013】また次の発明に係るアンテナ測定装置で
は、放射パターンを測定する供試アンテナを搭載し、当
該供試アンテナを回転させる回転手段と、当該回転手段
の回転を制御すると共に回転手段から回転角度情報を取
り出す回転制御手段と、供試アンテナに接続され、当該
供試アンテナの受信電波を受信する受信手段と、電波を
送信する送信手段と、当該送信手段に接続され、供試ア
ンテナに対向して設置された送信用アンテナと、回転制
御手段に回転制御信号を送ると共に、回転制御手段から
の回転角度情報及び受信手段の受信信号に応じて供試ア
ンテナの放射パターンを生成して出力するパターン表示
手段とを有するアンテナ測定装置、若しくは放射パター
ンを測定する供試アンテナを搭載し、当該供試アンテナ
を回転させる回転手段と、当該回転手段の回転を制御す
ると共に回転手段から回転角度情報を取り出す回転制御
手段と、供試アンテナに接続され、当該供試アンテナへ
電波を送信する送信手段と、受信電波を受信する受信手
段と、当該受信手段に接続され、供試アンテナと対向し
て設置された受信用アンテナと、回転制御手段に回転制
御信号を送ると共に、回転制御手段からの回転角度情報
及び受信手段の受信信号に応じて供試アンテナの放射パ
ターンを生成して出力するパターン表示手段とを有する
アンテナ測定装置であって、供試アンテナ及び送信用ア
ンテナの間、又は供試アンテナ及び受信用アンテナの間
の距離を可変する測定距離可変手段と、当該測定距離可
変手段を制御すると共に、測定距離可変手段から測定距
離データを取り出す測定距離制御手段と、パターン表示
手段で得られた異なる測定距離での複数個の供試アンテ
ナ放射パターンデータを処理するパターン処理手段とを
備え、パターン処理手段は、パターン表示手段で得られ
た異なる測定距離での複数個の供試アンテナ放射パター
ンデータを平均した放射パターンを生成して出力するも
のである。
【0014】
【0015】また次の発明に係るアンテナ測定装置で
は、単方向性の放射指向性を有する受信用アンテナと、
当該受信用アンテナを搭載し、受信用アンテナを回転さ
せる回転手段と、当該回転手段の回転を制御すると共に
回転手段から回転角度情報を取り出す回転制御手段と、
受信用アンテナに接続され、当該受信用アンテナの受信
電波を受信する受信手段と、電波を送信する送信手段
と、当該送信手段に接続され、受信用アンテナに対向し
て設置された送信用アンテナと、回転制御手段に回転制
御信号を送ると共に、回転制御手段からの回転角度情報
及び受信手段の受信信号に応じて受信用アンテナの放射
パターンを生成して出力するパターン表示手段とを有す
るアンテナ測定装置、若しくは単方向性の放射指向性を
有する送信用アンテナと、当該送信用アンテナを搭載
し、送信用アンテナを回転させる回転手段と、当該回転
手段の回転を制御すると共に回転手段から回転角度情報
を取り出す回転台制御手段と、送信用アンテナに接続さ
れ、電波を送信する送信手段と、送信用アンテナに対向
して設置された受信用アンテナと、当該受信用アンテナ
の受信電波を受信する受信手段と、回転制御手段に回転
制御信号を送ると共に、回転制御手段からの回転角度情
報及び受信手段の受信信号に応じて受信用アンテナの放
射パターンを生成して出力するパターン表示手段とを有
するアンテナ測定装置であって、送信用アンテナ及び受
信用アンテナの間の距離を可変する測定距離可変手段
と、当該測定距離可変手段を制御すると共に測定距離可
変手段から測定距離データを取り出す測定距離制御器
と、パターン表示手段で得られた異なる測定距離での複
数個の受信用アンテナ放射パターンデータに基づいて、
主放射方向から反射源の方向を推定する反射源推定手段
とを備え、パターン処理手段は、パターン表示手段で得
られた異なる測定距離での複数個の供試アンテナ放射パ
ターンデータを測定距離制御手段からの測定距離データ
でフーリエ変換し、送信用アンテナから供試アンテナ
へ、又は供試アンテナから受信用アンテナへ直接伝搬す
る電波の直接波成分と、アンテナ測定場の周囲環境で反
射、散乱された電波の反射波成分とを分離するものであ
る。
【0016】また次の発明に係るアンテナ測定装置で
は、パターン処理手段は、さらに得られた反射波成分を
逆フーリエ変換して反射波成分による放射パターンを生
成して出力するものである。
【0017】また次の発明に係るアンテナ測定装置で
は、また次の発明に係るアンテナ測定装置では、単方向
性の放射指向性を有する受信用アンテナと、当該受信用
アンテナを搭載し、受信用アンテナを回転させる回転手
段と、当該回転手段の回転を制御すると共に回転手段か
ら回転角度情報を取り出す回転制御手段と、受信用アン
テナに接続され、当該受信用アンテナの受信電波を受信
する受信手段と、電波を送信する送信手段と、当該送信
手段に接続され、受信用アンテナに対向して設置された
送信用アンテナと、回転制御手段に回転制御信号を送る
と共に、回転制御手段からの回転角度情報及び受信手段
の受信信号に応じて受信用アンテナの放射パターンを生
成して出力するパターン表示手段とを有するアンテナ測
定装置、若しくは単方向性の放射指向性を有する送信用
アンテナと、当該送信用アンテナを搭載し、送信用アン
テナを回転させる回転手段と、当該回転手段の回転を制
御すると共に回転手段から回転角度情報を取り出す回転
台制御手段と、送信用アンテナに接続され、電波を送信
する送信手段と、送信用アンテナに対向して設置された
受信用アンテナと、当該受信用アンテナの受信電波を受
信する受信手段と、回転制御手段に回転制御信号を送る
と共に、回転制御手段からの回転角度情報及び受信手段
の受信信号に応じて受信用アンテナの放射パターンを生
成して出力するパターン表示手段とを有するアンテナ測
定装置であって、送信用アンテナ及び受信用アンテナの
間の距離を可変する測定距離可変手段と、当該測定距離
可変手段を制御すると共に測定距離可変手段から測定距
離データを取り出す測定距離制御器と、パターン表示手
段で得られた異なる測定距離での複数個の受信用アンテ
ナ放射パターンデータに基づいて、主放射方向から反射
源の方向を推定する反射源推定手段とを備え、パターン
処理手段は、パターン表示手段で得られた異なる測定距
離での複数個の供試アンテナ放射パターンデータを平均
した放射パターンを生成して出力するものである。
【0018】
【0019】また次の発明に係るアンテナ測定装置で
は、単方向性の放射指向性を有する受信用アンテナと、
当該受信用アンテナを搭載し、受信用アンテナを回転さ
せる回転手段と、当該回転手段の回転を制御すると共に
回転手段から回転角度情報を取り出す回転制御手段と、
受信用アンテナに接続され、当該受信用アンテナの受信
電波を受信する受信手段と、電波を送信する送信手段
と、当該送信手段に接続され、受信用アンテナに対向し
て設置された送信用アンテナと、回転制御手段に回転制
御信号を送ると共に、回転制御手段からの回転角度情報
及び受信手段の受信信号に応じて受信用アンテナの放射
パターンを生成して出力するパターン表示手段とを有す
るアンテナ測定装置、若しくは単方向性の放射指向性を
有する送信用アンテナと、当該送信用アンテナを搭載
し、送信用アンテナを回転させる回転手段と、当該回転
手段の回転を制御すると共に回転手段から回転角度情報
を取り出す回転台制御手段と、送信用アンテナに接続さ
れ、電波を送信する送信手段と、送信用アンテナに対向
して設置された受信用アンテナと、当該受信用アンテナ
の受信電波を受信する受信手段と、回転制御手段に回転
制御信号を送ると共に、回転制御手段からの回転角度情
報及び受信手段の受信信号に応じて受信用アンテナの放
射パターンを生成して出力するパターン表示手段とを有
するアンテナ測定装置であって、送信用アンテナ及び受
信用アンテナの間の距離を可変する測定距離可変手段
と、当該測定距離可変手段を制御すると共に測定距離可
変手段から測定距離データを取り出す測定距離制御器
と、パターン表示手段で得られた異なる測定距離での複
数個の受信用アンテナ放射パターンデータに基づいて、
主放射方向から反射源の方向を推定する反射源推定手段
とを備え、反射源推定手段は、パターン表示手段で得ら
れた異なる測定距離での複数個の受信用アンテナ放射パ
ターンデータを測定距離制御手段からの測定距離データ
でフーリエ変換し、送信用アンテナから受信用アンテナ
へ直接伝搬する電波の直接波成分と、周囲にある反射源
で反射された電波の反射波成分とを分離し、さらに得ら
れた反射波成分を逆フーリエ変換して反射波成分による
受信用アンテナの放射パターンを生成して出力し、反射
波成分の放射パターンの主放射方向から反射源の方向を
推定するものである。
【0020】また次の発明に係るアンテナ測定装置で
は、単方向性の放射指向性を有する受信用アンテナと、
当該受信用アンテナを搭載し、受信用アンテナを回転さ
せる回転手段と、当該回転手段の回転を制御すると共に
回転手段から回転角度情報を取り出す回転制御手段と、
受信用アンテナに接続され、当該受信用アンテナの受信
電波を受信する受信手段と、電波を送信する送信手段
と、当該送信手段に接続され、受信用アンテナに対向し
て設置された送信用アンテナと、回転制御手段に回転制
御信号を送ると共に、回転制御手段からの回転角度情報
及び受信手段の受信信号に応じて受信用アンテナの放射
パターンを生成して出力するパターン表示手段とを有す
るアンテナ測定装置、若しくは単方向性の放射指向性を
有する送信用アンテナと、当該送信用アンテナを搭載
し、送信用アンテナを回転させる回転手段と、当該回転
手段の回転を制御すると共に回転手段から回転角度情報
を取り出す回転台制御手段と、送信用アンテナに接続さ
れ、電波を送信する送信手段と、送信用アンテナに対向
して設置された受信用アンテナと、当該受信用アンテナ
の受信電波を受信する受信手段と、回転制御手段に回転
制御信号を送ると共に、回転制御手段からの回転角度情
報及び受信手段の受信信号に応じて受信用アンテナの放
射パターンを生成して出力するパターン表示手段とを有
するアンテナ測定装置であって、送信用アンテナ及び受
信用アンテナの間の距離を可変する測定距離可変手段
と、当該測定距離可変手段を制御すると共に測定距離可
変手段から測定距離データを取り出す測定距離制御器
と、パターン表示手段で得られた異なる測定距離での複
数個の受信用アンテナ放射パターンデータに基づいて、
主放射方向から反射源の方向を推定する反射源推定手段
とを備え、反射源推定手段は、パターン表示手段で得ら
れた異なる測定距離での複数個の受信用アンテナ放射パ
ターンデータを測定距離制御手段からの測定距離データ
でフーリエ変換し、送信用アンテナから受信用アンテナ
へ直接伝搬する電波の直接波成分と、周囲にある反射源
で反射された電波の反射波成分とを分離し、さらに得ら
れた反射波成分を逆フーリエ変換して反射波成分による
受信用アンテナの放射パターンを生成して出力し、反射
波成分の放射パターンの主放射方向と測定距離制御手段
からの測定距離データにより三角測量で反射源の位置を
推定するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながらこの発明
の実施の形態を説明する。
【0022】実施形態1.図17との対応部分に同一符
号を付した図1は、この発明によるアンテナ測定装置の
実施形態1の構成を示す。図において、1は送信用アン
テナであり、2はこの送信用アンテナ1に接続された送
信機である。また3は回転台であり、4はこの回転台3
の上に設置された供試アンテナである。送信用アンテナ
1とこの供試アンテナ4は測定距離r0で対向するよう
に配されている。5は供試アンテナ4に接続された受信
機であり、6は回転台に接続され、回転台3の回転を制
御すると共に回転台3から回転角度情報を取り出す回転
台制御器である。
【0023】7は受信機5と回転台制御器6とに接続さ
れ、回転台制御器6からの回転角度情報と、受信機5か
らの受信信号から供試アンテナ4の放射パターンを生成
し、出力するパターン表示器である。8は回転台3の下
に取り付けられた測定距離可変機構であり、9はこの測
定距離可変機構8を制御するための測定距離制御器であ
り、10はこの測定距離制御器9とパターン表示器7と
に接続されたパターン処理器である。またWD は送信用
アンテナ1から供試アンテナ4への直接波、WR は送信
用アンテナ1から放射された電波が地面などで反射され
て供試アンテナ4へ到来する反射波を示している。
【0024】次に動作について説明する。従来例と同様
に、送信機2から送信された電波は送信用アンテナ1か
ら空間に放射される。この空間に放射された電波は、供
試アンテナ4で受信され、受信機5で受信信号が取り出
される。この受信機5で取り出される受信信号は、直接
波WD と反射波WR が重なり合ったものである。このよ
うに受信を行ないながら、回転台制御器6からの回転台
制御信号により、回転台3をy軸を回転中心として回転
させ、回転台3上に搭載されている供試アンテナ4も同
時にy軸を中心として回転させる。パターン表示器7は
回転台制御器6からの回転角度情報と、受信機5の各角
度での受信信号により、供試アンテナ4の直接波WD に
よる放射パターンと反射波WR による放射パターンとが
重なり合った放射パターンを生成し、出力する。
【0025】測定距離制御器9からの制御により、送信
用アンテナ1と供試アンテナ4との間の測定距離r0を
変化させると、パターン表示器7は複数の測定距離r0
に対する供試アンテナ4の放射パターンデータをパター
ン処理器10に出力する。次に、パターン処理器10
は、測定距離制御器9からの測定距離情報とパターン表
示器7からの放射パターンデータ、すなわち受信機5か
らの受信信号を用いて、以下の手順の処理を行なう。
【0026】(1)まず各角度θに対する受信信号の振
幅と測定距離r0との関係を図2に示す。測定距離r0
が変化すると、受信信号はexp(jkr0)/r0
(但し、jは虚数単位、kは波数)で変化する。このた
め、測定距離r0が増加すると受信信号の振幅は、反射
波の影響で変動しながら徐々に減少していく。そこでパ
ターン処理器10では、パターン表示器7からの各測定
距離r0での放射パターンデータに関数r0/exp
(jkr0)を乗算する。関数r0/exp(jkr
0)を乗算された受信信号の振幅と測定距離r0との関
係を図3に示す。関数r0/exp(jkr0)を乗算
された受信信号は、直接波WD による一定の信号(直流
項)に反射波WR による変動項が重畳されたものとな
る。
【0027】(2)次に、各角度θについて、関数r0
/exp(jkr0)が乗算された受信信号に関数ex
p[j(2πfr/λ)r0](λは測定周波数の波
長)を乗算し、測定距離r0でフーリエ変換する。フー
リエ変換された信号(以後、フーリエスペクトルと記述
する)は反射波による変動項の変動周波数frの関数で
あり、図4にフーリエスペクトルの例を示す。直接波W
D のみの場合、フーリエスペクトルはsin[α・f
r]/[α・fr](但しαは実数係数)の関数形を示
し、fr=0でのフーリエスペクトルの値は直接波WD
の振幅を示すことになる。一方、 直接波WD に反射波
WR が重なっている場合のフーリエスペクトルは、直接
波WD のフーリエスペクトルと反射波WR のフーリエス
ペクトルの重ね合わせとなる。
【0028】(3)各角度θに対して、直接波WD と反
射波WR が重なり合ったフーリエスペクトルのfr=0
での値を取り出し、直接波WD のみの放射パターンを生
成し、出力する。図5に直接波WD による放射パターン
を示す。
【0029】(4)直接波WD と反射波WR のフーリエ
スペクトルが重なったものから、直接波WD のフーリエ
スペクトルsin[α・fr]/[α・fr]を引き去
り、反射波WR のフーリエスペクトルを取り出す。図6
に反射波WR のフーリエスペクトルの例を示す。
【0030】(5)直接波WD のフーリエスペクトルと
反射波WR のフーリエスペクトルを比較することで、直
接波WD に対する反射波WR のレベルを計算し、出力す
る。このような処理により、供試アンテナ4の放射パタ
ーン実測値から直接波成分と反射波成分とを分離し、直
接波WD のみの放射パターンを得ることができる。ま
た、直接波WD に対する反射波WR のレベルを知ること
ができる。
【0031】実施形態2.図1との対応部分に同一符号
を付した図7は、この発明によるアンテナ測定装置の実
施形態2の構成を示す。実施形態1のアンテナ測定装置
では回転台3を測定距離可変機構8上に搭載して測定距
離r0を変化させるのに対して、この実施形態2は、送
信用アンテナ1を測定距離可変機構8上に搭載して測定
距離r0を変化させるものである。この実施形態2の構
成でも実施形態1と同様に、供試アンテナ4の放射パタ
ーン実測値から直接波成分と反射波成分とを分離し、直
接波WD のみの放射パターンを得ることができる。ま
た、直接波WD に対する反射波WR のレベルを知ること
ができる。
【0032】実施形態3.図1との対応部分に同一符号
を付した図8は、この発明によるアンテナ測定装置の実
施形態3の構成を示し、11は受信用アンテナである。
実施形態1では、送信機2が接続された送信用アンテナ
1から電波を送信し、受信機5に接続された供試アンテ
ナ4で電波を受信する。そして、受信状態で供試アンテ
ナ4の放射パターンを実測する。
【0033】これに対して、この実施形態3では供試ア
ンテナ4に送信機2を接続して、供試アンテナ4を送信
状態で用い、受信機5が接続された受信用アンテナ11
で供試アンテナ4から送信された電波を受信する。この
実施形態の構成でも実施形態1と同様に、供試アンテナ
4の放射パターン実測値から直接波成分と反射波成分と
を分離し、直接波WD のみの放射パターンを得ることが
できる。また、直接波WD に対する反射波WR のレベル
を知ることができる。
【0034】実施形態4.図1との対応部分に同一符号
を付した図9は、この発明によるアンテナ測定装置の実
施形態4の構成を示す。アンテナ測定装置のハードウエ
アの構成は、図1に示した実施形態1のアンテナ測定装
置と同じである。しかしこの実施形態4では、パターン
処理器10の処理手順が実施形態1と異なる。このパタ
ーン処理器10の処理手順を以下に示す。
【0035】(1)まず実施形態1と同様に、パターン
表示器7からの各測定距離r0での放射パターンデー
タ、すなわち各測定距離r0での受信信号に関数r0/
exp(jkr0)を乗算する。
【0036】(2)次に各角度θについて、関数r0/
exp(jkr0)が乗算された受信信号に関数exp
[j(2πfr/λ)r0]を乗算し、測定距離r0で
フーリエ変換する。
【0037】(3)各角度θに対して、直接波WD と反
射波WR が重なり合ったフーリエスペクトルのfr=0
での値を取り出し、直接波WD のみの放射パターンを生
成し、出力する。
【0038】(4)直接波WD と反射波WR のフーリエ
スペクトルが重なったものから、直接波WD のフーリエ
スペクトルsin[α・fr]/[α・fr]を引き去
り、反射波WR のフーリエスペクトルを取り出す。
【0039】(5)反射波WR のフーリエスペクトルに
関数exp[−j(2πfr/λ)r0]を乗算し、変
動周波数frで逆フーリエ変換を行なう。得られた関数
は、各測定距離r0での反射波WR による放射パターン
となる。反射波WR による放射パターンの例を図10に
示す。
【0040】(6)図10の反射波WR による放射パタ
ーンにピークが現れた角度θ1及び角度θ2は、反射波
WR の到来方向を示している。また、各ピークのレベル
は直接波WD に対する反射波WR のレベルを示してい
る。
【0041】このような処理により、供試アンテナ4の
放射パターン実測値から直接波成分と反射波成分とを分
離し、直接波WD のみの放射パターンを得ることができ
る。また、直接波WD に対する反射波WR のレベルを知
ることができる。さらに、反射波WR の到来方向、すな
わち反射源の方向を知ることができる。
【0042】実施形態5.上述した実施形態4において
は、測定距離可変機構8の上に回転台3を設置し、供試
アンテナ4を移動することで測定距離r0を可変してい
るが、実施形態1と実施形態2との関係と同様に、送信
用アンテナ1を測定距離可変機構8の上に設置し、送信
用アンテナ1を移動するようにしても、供試アンテナの
放射パターン実測値から直接波成分と反射波成分とを分
離し、直接波WD のみの放射パターンを得ることができ
る。また、直接波WD に対する反射波WR のレベルおよ
び反射波WR の到来方向を知ることができる。
【0043】実施形態6.上述した実施形態4では供試
アンテナ4を受信状態で使用しているが、実施形態1と
実施形態3との関係と同様に、供試アンテナ4を送信状
態で使用しても、供試アンテナ4の放射パターン実測値
から直接波成分と反射波成分とを分離し、直接波WD の
みの放射パターンを得ることができる。また、直接波W
D に対する反射波WR のレベルおよび反射波WR の到来
方向を知ることができる。
【0044】実施形態7.この実施形態7は、図9に上
述した実施形態4のアンテナ測定装置と同じハードウエ
アの構成を用いるが、パターン処理器10の処理手順が
実施形態4とは異なり、以下の手順を実行するものであ
る。
【0045】(1)実施形態4と同様に、パターン表示
器7からの各測定距離r0での放射パターンデータ、す
なわち各測定距離r0での受信信号に関数r0/exp
(jkr0)を乗算する。関数r0/exp(jkr
0)を乗算された受信信号は、直接波WD による一定の
信号(直流項)に反射波WR による変動項が重畳された
ものとなる。
【0046】(2)次に各角度θについて、関数r0/
exp(jkr0)が乗算された受信信号を測定距離で
平均し、直接波WD による直流項を取り出す。
【0047】(3)角度θに対するこの直接波WD によ
る直流項をつなぎ合わせ、直接波WDによる放射パター
ンを出力する。
【0048】このような処理により、周囲環境の反射波
WR の影響を除去した直接波WD のみの放射パターンを
得ることができる。
【0049】実施形態8.上述した実施形態7において
は、測定距離可変機構8の上に回転台3を設置し、供試
アンテナ4を移動することで測定距離r0を可変してい
るが、実施形態1と実施形態2との関係と同様に、送信
用アンテナ1を測定距離可変機構8の上に設置し、送信
用アンテナ1を移動するようにしても、周囲環境の反射
波WR の影響を除去した直接波WD のみの放射パターン
を得ることができる。
【0050】実施形態9.上述した実施形態7では供試
アンテナ4を受信状態で使用しているが、実施形態1と
実施形態3との関係と同様に、供試アンテナ4を送信状
態で使用しても、周囲環境の反射波WR の影響を除去し
た直接波成分のみの放射パターンを得ることができる。
【0051】実施形態10.図1との対応部分に同一符
号を付した図11はこの発明によるアンテナ測定装置の
実施形態10の構成である。図において、1は送信用ア
ンテナであり、2はこの送信用アンテナ1に接続された
送信機である。4は供試アンテナであり、送信用アンテ
ナ1とこの供試アンテナ4は距離r0で対向するように
配されている。5は供試アンテナ4に接続された受信
機、7はパターン表示器、8は供試アンテナ4の下に取
り付けられた測定距離可変機構、9はこの測定距離可変
機構8を制御するための測定距離制御器、10はこの測
定距離制御器9とパターン表示器7とに接続されたパタ
ーン処理器である。
【0052】また、12は送信用アンテナ1を搭載し、
図11の紙面の上下及び紙面と直交する方向に送信用ア
ンテナ1を自由に移動させる平面スキャナ、13はこの
平面スキャナ12に接続され、平面スキャナ12の制御
を行なうと共に、パターン表示器7に送信アンテナ1の
位置情報を送るスキャナ制御器である。
【0053】上述の実施形態1では、測定距離可変機構
8により測定距離r0を可変しながら、回転台3を回転
させて供試アンテナ4の放射パターンを実測し、パター
ン表示器7から回転台3の回転角度に応じた放射パター
ンを出力する。これに対して、この実施形態10は、測
定距離可変機構8により測定距離r0を可変しながら、
スキャナ制御器13からの制御信号により平面スキャナ
12上の送信用アンテナ1を移動させて供試アンテナ4
の放射パターンを実測し、送信用アンテナ1の位置に応
じた放射パターンをパターン表示器7から出力するもの
である。送信機1、受信機5及びパターン処理器10の
動作は実施形態1と同様であり、パターン処理器10は
以下の処理手順を実行する。
【0054】(1)パターン表示器7からの各測定距離
r0での放射パターンデータ、すなわち各測定距離r0
での受信信号に関数r0/exp(jkr0)を乗算す
る。関数r0/exp(jkr0)を乗算された受信信
号は、直接波WD による一定の信号(直流項)に反射波
WR による変動項が重畳されたものとなる。
【0055】(2)次に、送信用アンテナ1の各位置に
ついて、関数r0/exp(jkr0)が乗算された受
信信号に関数exp[j(2πfr/λ)r0](λは
測定周波数の波長)を乗算し、測定距離r0でフーリエ
変換する。フーリエ変換された信号(以後、フーリエス
ペクトルと記述する)は反射波WR による変動項の変動
周波数frの関数である。直接波WD のみの場合、フー
リエスペクトルはsin[α・fr]/[α・fr]
(但しαは実数係数)の関数形を示し、fr=0でのフ
ーリエスペクトルの値は直接波WD の振幅を示すことに
なる。一方、 直接波WD に反射波WR が重なっている
場合のフーリエスペクトルは、直接波WD のフーリエス
ペクトルと反射波WR のフーリエスペクトルの重ね合わ
せとなる。
【0056】(3)送信用アンテナ1の各位置に対し
て、直接波WD と反射波WR が重なり合ったフーリエス
ペクトルのfr=0での値を取り出し、直接波WD のみ
の放射パターンを生成し、出力する。
【0057】(4)直接波WD と反射波WR のフーリエ
スペクトルが重なったものから、直接波WD のフーリエ
スペクトルsin[α・fr]/[α・fr]を引き去
り、反射波WR のフーリエスペクトルを取り出す。
【0058】(5)直接波WD のフーリエスペクトルと
反射波WR のフーリエスペクトルを比較することで、直
接波WD に対する反射波WR のレベルを計算し、出力す
る。このような処理により、供試アンテナ4の放射パタ
ーン実測値から直接波成分と反射波成分とを分離し、直
接波WD のみの放射パターンを得ることができる。ま
た、直接波WD に対する反射波WR のレベルを知ること
ができる。
【0059】実施形態11.図11との対応部分に同一
符号を付して示す図12は、この発明によるアンテナ測
定装置の実施形態11の構成を示し、11は受信用アン
テナである。上述した実施形態10では、送信機2が接
続された送信用アンテナ1から電波を送信し、受信機5
に接続された供試アンテナ4で電波を受信する。そし
て、受信状態で供試アンテナ4の放射パターンを実測す
る。
【0060】これに対して、この実施形態11では、供
試アンテナ4に送信機2を接続して、供試アンテナ4を
送信状態で用い、受信機5が接続された受信用アンテナ
11で供試アンテナ4から送信された電波を受信する。
この実施形態11の構成でも実施形態10と同様に、供
試アンテナ4の放射パターン実測値から直接波成分と反
射波成分とを分離し、直接波WD のみの放射パターンを
得ることができる。また直接波WD に対する反射波WR
のレベルを検出できる。
【0061】実施形態12.この実施形態12は、パタ
ーン処理器10の処理手順として実施形態10での手順
の代わりに、実施形態4と同じ手順を用いるものであ
る。パターン処理器10の処理手順を以下に示す。
【0062】(1)パターン表示器7からの各測定距離
r0での放射パターンデータ、すなわち各測定距離r0
での受信信号に関数r0/exp(jkr0)を乗算す
る。
【0063】(2)次に、送信用アンテナ1の各位置に
ついて、関数が乗算された受信信号に関数exp[j
(2πfr/λ)r0]を乗算し、測定距離r0でフー
リエ変換する。
【0064】(3)送信用アンテナ1の各位置に対し
て、直接波WD と反射波WR が重なり合ったフーリエス
ペクトルのfr=0での値を取り出し、直接波WD のみ
の放射パターンを生成し、出力する。
【0065】(4)直接波WD と反射波WR のフーリエ
スペクトルが重なったものから、直接波WD のフーリエ
スペクトルsin[α・fr]/[α・fr]を引き去
り、反射波WR のフーリエスペクトルを取り出す。
【0066】(5)反射波WR のフーリエスペクトルに
関数exp[−j(2πfr/λ)r0]を乗算し、変
動周波数frで逆フーリエ変換を行なう。得られた関数
は、各測定距離r0での反射波WR による放射パターン
となる。
【0067】(6)反射波WR による放射パターンにピ
ークが現れた角度は反射波WR の到来方向を示してい
る。また、各ピークのレベルは直接波WD に対する反射
波WR のレベルを示している。
【0068】このような処理により、供試アンテナ4の
放射パターン実測値から直接波成分と反射波成分とを分
離し、直接波WD のみの放射パターンを得ることができ
る。また、直接波WD に対する反射波WR のレベルを知
ることができる。さらに、反射波WR の到来方向、すな
わち反射源の方向を知ることができる。
【0069】実施形態13.この実施形態13は、パタ
ーン処理器10の処理手順として実施形態10での手順
の代わりに、実施形態7と同じ手順を用いるものであ
る。パターン処理器10の処理手順を以下に示す。
【0070】(1)測定距離r0が変化すると、受信信
号はexp(jkr0)/r0(但し、jは虚数単位、
kは波数)で変化する。そのため、測定距離r0が増加
すると受信信号の振幅は、反射波の影響で変動しながら
徐々に減少していく。そこで、パターン処理器10はパ
ターン表示器7からの各測定距離r0での放射パターン
データに関数r0/exp(jkr0)を乗算する。関
数r0/exp(jkr0)を乗算された受信信号は、
直接波WD による一定の信号(直流項)に反射波WR に
よる変動項が重畳されたものとなる。
【0071】(2)次に、送信用アンテナ1の各位置に
ついて、関数r0/exp(jkr0)が乗算された受
信信号を測定距離r0で平均し、直接波WD による直流
項を取り出す。
【0072】(3)直接波WD による放射パターンを出
力する。このような処理により、周囲環境の反射波WR
の影響を除去した直接波WD のみの放射パターンを得る
ことができる。
【0073】実施形態14.図1との対応部分に同一符
号を付した図13は、この発明によるアンテナ測定装置
の実施形態14の構成を示す。図において、1は送信用
アンテナであり、2はこの送信用アンテナ1に接続され
た送信機である。また3は回転台であり、11はこの回
転台3の上に設置された単方向性の放射指向性を有する
受信用アンテナである。送信用アンテナ1とこの受信用
アンテナ11は距離r0で対向するように配置されてい
る。5は受信用アンテナ11に接続された受信機であ
り、6は回転台3に接続され、回転台3の回転を制御す
ると共に回転台3から回転角度情報を取り出す回転台制
御器である。
【0074】7は受信機5と回転台制御器6とに接続さ
れ、回転台制御器6からの回転角度情報と、受信機5か
らの受信信号から受信用アンテナ11の放射パターンを
生成し、出力するパターン表示器である。8は回転台3
の下に取り付けられた測定距離可変機構であり、9はこ
の測定距離可変機構8を制御するための測定距離制御器
であり、14はこの測定距離制御器9とパターン表示器
7とに接続された反射源推定器である。またWD は送信
用アンテナ1から受信用アンテナ11への直接波、WR
は送信用アンテナ1から放射された電波が地面などで反
射されて受信用アンテナ11へ到来する反射波を示して
いる。
【0075】次に動作について説明する。送信機2から
送信された電波は送信用アンテナ1から空間に放射され
る。この空間に放射された電波は、受信用アンテナ11
で受信され、受信機5で受信信号が取り出される。この
受信機5で取り出される受信信号は、直接波WD と反射
波WR が重なり合ったものである。
【0076】以上のように受信を行ないながら、回転台
制御器6からの回転台制御信号により、回転台3をy軸
を回転中心として回転させ、回転台3上に搭載されてい
る受信用アンテナ11も同時にy軸を中心として回転さ
せる。パターン表示器7は回転台制御器6からの回転角
度情報と、受信機5の各角度での受信信号により、受信
用アンテナ11の直接波WD による放射パターンと反射
波WR による放射パターンとが重なった放射パターンを
生成し、出力する。
【0077】続いて、測定距離制御器9からの制御によ
り送信用アンテナ1と受信用アンテナ11との間の測定
距離r0を変化させながら、複数の測定距離r0に対す
る受信用アンテナ11の放射パターンデータをパターン
表示器7は反射源推定器14に出力する。次に、反射源
推定器14は、測定距離制御器9からの測定距離情報と
パターン表示器7からの放射パターンデータ、すなわち
受信機5からの受信信号を用いて、以下の手順の処理を
行なう。
【0078】(1)パターン表示器7からの各測定距離
r0での放射パターンデータ、すなわち各測定距離r0
での受信信号に関数r0/exp(jkr0)を乗算す
る。関数r0/exp(jkr0)を乗算された受信信
号は、直接波WD による一定の信号(直流項)に反射波
WR による変動項が重畳されたものとなる。
【0079】(2)次に、各角度θについて、関数が乗
算された受信信号に関数exp[j(2πfr/λ)r
0](λは測定周波数の波長)を乗算し、測定距離r0
でフーリエ変換する。フーリエ変換された信号(以後、
フーリエスペクトルと記述する)は反射波WR による変
動項の変動周波数frの関数である。直接波WD のみの
場合、フーリエスペクトルはsin[α・fr]/[α
・fr](但しαは実数係数)の関数形を示し、fr=
0でのフーリエスペクトルの値は直接波WD の振幅を示
すことになる。一方、 直接波WD に反射波WR が重な
っている場合のフーリエスペクトルは、直接波WD のフ
ーリエスペクトルと反射波WR のフーリDエスペクトル
の重ね合わせとなる。
【0080】(3)直接波WD と反射波WR のフーリエ
スペクトルが重なったものから、直接波WD のフーリエ
スペクトルsin[α・fr]/[α・fr]を引き去
り、反射波WR のフーリエスペクトルを取り出す。
【0081】(4)反射波WR のフーリエスペクトルに
関数exp[−j(2πfr/λ)r0]を乗算し、変
動周波数frで逆フーリエ変換を行なう。得られた関数
は、各測定距離r0での反射波WR による放射パターン
となる。
【0082】(5)反射波WR による放射パターンにピ
ークが現れた角度は、反射波WR の到来方向を示してい
る。また、各ピークのレベルは直接波WD に対する反射
波WRのレベルを示している。
【0083】このような処理により、周囲環境により発
生する反射波WR のレベルを知ることができる。さら
に、反射波WR の到来方向、すなわち反射源の方向を知
ることができる。
【0084】実施形態15.この実施形態15は、図1
3に示した実施形態14に係るアンテナ測定装置と同じ
ハードウエア構成を用いるが、反射源推定器14の処理
手順が実施形態15とは異なり、以下の手順を実行する
ものである。
【0085】(1)パターン表示器7からの各測定距離
r0での放射パターンデータ、すなわち各測定距離r0
での受信信号に関数r0/exp(jkr0)を乗算す
る。関数r0/exp(jkr0)を乗算された受信信
号は、直接波WD による一定の信号(直流項)に反射
波WR による変動項が重畳されたものとなる。
【0086】(2)次に、各角度θについて、関数r0
/exp(jkr0)が乗算された受信信号に関数ex
p[j(2πfr/λ)r0](λは測定周波数の波
長)を乗算し、測定距離r0でフーリエ変換する。フー
リエ変換された信号(以後、フーリエスペクトルと記述
する)は反射波WR による変動項の変動周波数frの関
数である。直接波WD のみの場合、フーリエスペクトル
はsin[α・fr]/[α・fr](但しαは実数係
数)の関数形を示し、fr=0でのフーリエスペクトル
の値は直接波WD の振幅を示すことになる。一方、 直
接波WD に反射波WRが重なっている場合のフーリエス
ペクトルは、直接波WD のフーリエスペクトルと反射波
WR のフーリエスペクトルの重ね合わせとなる。
【0087】(3)直接波WD と反射波WR のフーリエ
スペクトルが重なったものから、直接波WD のフーリエ
スペクトルsin[α・fr]/[α・fr]を引き去
り、反射波WR のフーリエスペクトルを取り出す。
【0088】(4)反射波WR のフーリエスペクトルに
関数exp[−j(2πfr/λ)r0]を乗算し、変
動周波数frで逆フーリエ変換を行なう。得られた関数
は、各測定距離r0での反射波WR による放射パターン
となる。
【0089】(5)反射波WR による放射パターンにピ
ークが現れた角度は、反射波WR の到来方向を示してい
る。また、各ピークのレベルは直接波WD に対する反射
波WRのレベルを示している。
【0090】(6)図14に示すように、各測定距離r
1及びr2、r3、……で得られた反射波の到来角度θ
1、θ2、θ3、……を用いて三角測量の原理により反
射源の位置を推定する。このような処理により、反射源
の位置を推定できると共に、直接波WD に対する反射波
WR のレベルを検出できる。
【0091】
【0092】
【発明の効果】 以上のようにこの 発明によれば、供試ア
ンテナを回転させながら、その供試アンテナと送信用ア
ンテナ又は受信用アンテナとの間の距離を可変し、パタ
ーン表示手段で得られた異なる測定距離での複数個の供
試アンテナ放射パターンデータを処理することにより、
アンテナ測定場等の周囲環境に起因する反射波の影響を
放射パターン実測値から分離して除去し得るアンテナ測
定装置を実現できる。また、異なる測定距離での複数個
の供試アンテナ放射パターンデータを測定距離データで
フーリエ変換し、送信用アンテナ又は受信用アンテナと
供試アンテナとの間を直接伝搬する電波の直接波成分
と、アンテナ測定場の周囲環境で反射、散乱された電波
の反射波成分とを分離することにより、供試アンテナの
放射パターン実測値から直接波成分と反射波成分とを分
離し、直接波成分のみの放射パターンを得ることができ
ると共に、直接波に対する反射波のレベルを検出でき
る。
【0093】また次の発明によれば、さらに得られた反
射波成分を逆フーリエ変換して反射波成分による放射パ
ターンを生成し、出力することにより、供試アンテナの
放射パターン実測値から直接波成分による放射パターン
と反射波成分による放射パターンとを分離し、直接波成
分のみの放射パターンを得ることができる。また直接波
に対する反射波のレベルを検出できると共に、反射波の
到来方向、すなわち反射源の方向を推定できる。
【0094】また次の発明によれば、供試アンテナを回
転させながら、その供試アンテナと送信用アンテナ又は
受信用アンテナとの間の距離を可変し、パターン表示手
段で得られた異なる測定距離での複数個の供試アンテナ
放射パターンデータを処理することにより、アンテナ測
定場等の周囲環境に起因する反射波の影響を放射パター
ン実測値から分離して除去し得るアンテナ測定装置を実
現できる。また、異なる測定距離での複数個の供試アン
テナ放射パターンデータを平均した放射パターンを生成
し、出力することにより、周囲環境の反射波の影響を除
去した直接波成分のみの放射パターンを得ることができ
る。
【0095】
【0096】また次の発明によれば、送信用アンテナ又
は受信用アンテナを供試アンテナを法線上にもつ平面上
でスキャンしながら、供試アンテナと送信用アンテナ又
は受信用アンテナとの間の距離を可変し、パターン表示
手段で得られた異なる測定距離での複数個の供試アンテ
ナ放射パターンデータを処理することにより、アンテナ
測定場等の周囲環境に起因する反射波の影響を放射パタ
ーン実測値から分離して除去し得るアンテナ測定装置を
実現できる。また、異なる測定距離での複数個の供試ア
ンテナ放射パターンデータを測定距離データでフーリエ
変換し、送信用アンテナ又は受信用アンテナと供試アン
テナとの間を直接伝搬する電波の直接波成分と、アンテ
ナ測定場の周囲環境で反射、散乱された電波の反射波成
分とを分離することにより、供試アンテナの放射パター
ン実測値から直接波成分と反射波成分とを分離し、直接
波成分のみの放射パターンを得ることができる。また直
接波に対する反射波のレベルを検出できる。
【0097】また次の発明によれば、さらに得られた反
射波成分を逆フーリエ変換して反射波成分による放射パ
ターンを生成し、出力することにより、供試アンテナの
放射パターン実測値から直接波成分による放射パターン
と反射波成分による放射パターンとを分離し、直接波成
分のみの放射パターンを得ることができる。また直接波
に対する反射波のレベルを検出できると共に、さらに反
射波の到来方向、すなわち反射源の方向を推定できる。
【0098】また次の発明によれば、送信用アンテナ又
は受信用アンテナを供試アンテナを法線上にもつ平面上
でスキャンしながら、供試アンテナと送信用アンテナ又
は受信用アンテナとの間の距離を可変し、パターン表示
手段で得られた異なる測定距離での複数個の供試アンテ
ナ放射パターンデータを処理することにより、アンテナ
測定場等の周囲環境に起因する反射波の影響を放射パタ
ーン実測値から分離して除去し得るアンテナ測定装置を
実現できる。また、異なる測定距離での複数個の供試ア
ンテナ放射パターンデータを平均した放射パターンを生
成し、出力することにより、周囲環境の反射波の影響を
除去した直接波成分のみの放射パターンを得ることがで
きる。
【0099】
【0100】また次の発明によれば、送信用アンテナ及
び受信用アンテナの間の距離を可変しながら、パターン
表示手段で得られた異なる測定距離での複数個の受信用
アンテナ放射パターンデータに基づいて、主放射方向か
ら反射源の方向を推定することにより、反射波が発生す
る反射源の方向や位置を推定し得るアンテナ測定装置を
実現できる。また、異なる測定距離での複数個の受信用
アンテナ放射パターンデータを測定距離データでフーリ
エ変換し、送信用アンテナから受信用アンテナへ直接伝
搬する電波の直接波成分と、周囲にある反射源で反射さ
れた電波の反射波成分とを分離し、さらに得られた反射
波成分を逆フーリエ変換して反射波成分による受信用ア
ンテナの放射パターンを生成して出力し、反射波成分の
放射パターンの主放射方向から反射源の方向を推定する
ことにより、反射波の到来方向、すなわち反射源の方向
を推定することができると共に、直接波に対する反射波
のレベルを検出できる。
【0101】また次の発明によれば、送信用アンテナ及
び受信用アンテナの間の距離を可変しながら、パターン
表示手段で得られた異なる測定距離での複数個の受信用
アンテナ放射パターンデータに基づいて、主放射方向か
ら反射源の方向を推定することにより、反射波が発生す
る反射源の方向や位置を推定し得るアンテナ測定装置を
実現できる。また、異なる測定距離での複数個の受信用
アンテナ放射パターンデータを測定距離データでフーリ
エ変換し、送信用アンテナから受信用アンテナへ直接伝
搬する電波の直接波成分と、周囲にある反射源で反射さ
れた電波の反射波成分とを分離し、さらに得られた反射
波成分を逆フーリエ変換して反射波成分による受信用ア
ンテナの放射パターンを生成、出力し、反射波成分の放
射パターンの主放射方向と測定距離データにより三角測
量で反射源の位置を推定することにより、反射源の位置
を推定することができると共に、直接波に対する反射波
のレベルを知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるアンテナ測定装置の実施形態
1の構成を示すブロック図である。
【図2】 各角度θに対する受信信号の振幅と測定距離
r0との関係を示す特性曲線図である。
【図3】 関数r0/exp(jkr0)を乗算された
各角度θに対する受信信号の振幅と測定距離r0との関
係を示す特性曲線図である。
【図4】 図3の受信信号を測定距離r0でフーリエ変
換したフーリエスペクトルを示すスペクトル分布図であ
る。
【図5】 直接波WD による放射パターンを示す特性曲
線図である。
【図6】 反射波WR による放射パターンを示す特性曲
線図である。
【図7】 この発明によるアンテナ測定装置の実施形態
2の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明によるアンテナ測定装置の実施形態
3の構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明によるアンテナ測定装置の実施形態
4の構成を示すブロック図である。
【図10】 反射波WR による放射パターンを示す特性
曲線図である。
【図11】 この発明によるアンテナ測定装置の実施形
態10の構成を示すブロック図である。
【図12】 この発明によるアンテナ測定装置の実施形
態11の構成を示すブロック図である
【図13】 この発明によるアンテナ測定装置の実施形
態14の構成を示すブロック図である
【図14】 反射源位置の推定方法の説明に供する略線
図である。
【図15】 従来のアンテナ測定装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図16】 供試アンテナ4の放射パターンを示す特性
曲線図である。
【図17】 従来の他のアンテナ測定装置の構成を示す
ブロック図である。
【図18】 測定距離の異なる場合の供試アンテナ4の
放射パターンを示す特性曲線図である。
【図19】 各角度θに対する受信信号の振幅と測定距
離r0との関係を示す特性曲線図である。
【符号の説明】
1 送信用アンテナ 2 送信機 3 回転台 4 供試アンテナ 5 受信機 6 回転台制御器 7 パターン表示器 8 測定距離可変機構 9 測定距離制御器 10 パターン処理器 11 受信用アンテナ 12 平面スキャナ 13 スキャナ制御器 14 反射源推定器 WD 直接波 WR 反射波
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−242163(JP,A) 特開 平4−121670(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 29/10 G01R 29/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射パターンを測定する供試アンテナを
    搭載し、当該供試アンテナを回転させる回転手段と、当
    該回転手段の回転を制御すると共に上記回転手段から回
    転角度情報を取り出す回転制御手段と、上記供試アンテ
    ナに接続され、当該供試アンテナの受信電波を受信する
    受信手段と、電波を送信する送信手段と、当該送信手段
    に接続され、上記供試アンテナに対向して設置された送
    信用アンテナと、上記回転制御手段に回転制御信号を送
    ると共に、上記回転制御手段からの回転角度情報及び上
    記受信手段の受信信号に応じて上記供試アンテナの放射
    パターンを生成して出力するパターン表示手段とを有す
    るアンテナ測定装置、若しくは放射パターンを測定する
    供試アンテナを搭載し、当該供試アンテナを回転させる
    回転手段と、当該回転手段の回転を制御すると共に上記
    回転手段から回転角度情報を取り出す回転制御手段と、
    上記供試アンテナに接続され、当該供試アンテナへ電波
    を送信する送信手段と、受信電波を受信する受信手段
    と、当該受信手段に接続され、上記供試アンテナと対向
    して設置された受信用アンテナと、上記回転制御手段に
    回転制御信号を送ると共に、上記回転制御手段からの回
    転角度情報及び上記受信手段の受信信号に応じて上記供
    試アンテナの放射パターンを生成して出力するパターン
    表示手段とを有するアンテナ測定装置であって、上記供
    試アンテナ及び上記送信用アンテナの間、又は上記供試
    アンテナ及び上記受信用アンテナの間の距離を可変する
    測定距離可変手段と、当該測定距離可変手段を制御する
    と共に、上記測定距離可変手段から測定距離データを取
    り出す測定距離制御手段と、上記パターン表示手段で得
    られた異なる測定距離での複数個の供試アンテナ放射パ
    ターンデータを処理するパターン処理手段とを備え、
    記パターン処理手段は、上記パターン表示手段で得られ
    た異なる測定距離での複数個の供試アンテナ放射パター
    ンデータを上記測定距離制御手段からの測定距離データ
    でフーリエ変換し、上記送信用アンテナから上記供試ア
    ンテナへ、又は上記供試アンテナから上記受信用アンテ
    ナへ直接伝搬する電波の直接波成分と、アンテナ測定場
    の周囲環境で反射、散乱された電波の反射波成分とを分
    離することを特徴するアンテナ測定装置。
  2. 【請求項2】 上記パターン処理手段は、さらに得られ
    た上記反射波成分を逆フーリエ変換して上記反射波成分
    による放射パターンを生成して出力することを特徴とす
    る請求項に記載のアンテナ測定装置。
  3. 【請求項3】 放射パターンを測定する供試アンテナを
    搭載し、当該供試アンテナを回転させる回転手段と、当
    該回転手段の回転を制御すると共に上記回転手段から回
    転角度情報を取り出す回転制御手段と、上記供試アンテ
    ナに接続され、当該供試アンテナの受信電波を受信する
    受信手段と、電波を送信する送信手段と、当該送信手段
    に接続され、上記供試アンテナに対向して設置された送
    信用アンテナと、上記回転制御手段に回転制御信号を送
    ると共に、上記回転制御手段からの回転角度情報及び上
    記受信手段の受信信号に応じて上記供試アンテナの放射
    パターンを生成して出力するパターン表示手段とを有す
    るアンテナ測定装置、若しくは放射パターンを測定する
    供試アンテナを搭載し、当該供試アンテナを回転させる
    回転手段と、当該回転手段の回転を制御すると共に上記
    回転手段から回転角度情報を取り出す回転制御手段と、
    上記供試アンテナに接続され、当該供試アンテナへ電波
    を送信する送信手段と、受信電波を受信する受信手段
    と、当該受信手段に接続され、上記供試アンテナと対向
    して設置された受信用アンテナと、上記回転制御手段に
    回転制御信号を送ると共に、上記回転制御手段からの回
    転角度情報及び上記受信手段の受信信号に応じて上記供
    試アンテナの放射パターンを生成して出力するパターン
    表示手段とを有するアンテナ測定装置であって、上記供
    試アンテナ及び上記送信用アンテナの間、又は上記供試
    アンテナ及び上記受信用アンテナの間の距離を可変する
    測定距離可変手段と、当該測定距離可変手段を制御する
    と共に、上記測定距離可変手段から測定距離データを取
    り出す測定距離制御手段と、上記パターン表示手段で得
    られた異なる測定距離での複数個の供試アンテナ放射パ
    ターンデータを処理するパターン処理手段とを備え、
    記パターン処理手段は、上記パターン表示手段で得られ
    た異なる測定距離での複数個の供試アンテナ放射パター
    ンデータを平均した放射パターンを生成して出力するこ
    とを特徴とするアンテナ測定装置。
  4. 【請求項4】 放射パターンを測定する供試アンテナに
    接続され、当該供試アンテナの受信電波を受信する受信
    手段と、電波を送信する送信手段と、当該送信手段に接
    続され、上記供試アンテナに対向して設置された送信用
    アンテナと、 当該送信アンテナを搭載し、上記供試アン
    テナを法線上にもつ平面上で上記送信アンテナを移動さ
    せる平面スキャナ手段と、当該平面スキャナ手段上の上
    記送信アンテナの移動を制御すると共に、上記平面スキ
    ャナ手段から上記送信アンテナの位置情報を取り出すス
    キャナ制御手段と、当該スキャナ制御手段に平面スキャ
    ナ制御信号を送ると共に、上記スキャナ制御手段からの
    送信アンテナ位置情報及び上記受信手段の受信信号に応
    じて上記供試アンテナの放射パターンを生成して出力す
    るパターン表示手段とを有するアンテナ測定装置、若し
    くは放射パターンを測定する供試アンテナに接続され、
    当該供試アンテナへ電波を送信する送信手段と、電波を
    受信する受信手段と、当該受信手段に接続され、上記供
    試アンテナに対向して設置された受信用アンテナと、当
    該受信用アンテナを搭載し、上記供試アンテナを法線上
    にもつ平面上で上記受信用アンテナを移動させる平面ス
    キャナ手段と、当該平面スキャナ手段上の上記受信用ア
    ンテナの移動を制御すると共に、上記平面スキャナ手段
    から上記受信用アンテナの位置情報を取り出すスキャナ
    制御手段と、当該スキャナ制御手段に平面スキャナ制御
    信号を送ると共に、上記スキャナ制御手段からの受信用
    アンテナ位置情報及び上記受信手段の受信信号に応じて
    上記供試アンテナの放射パターンを生成して出力するパ
    ターン表示手段とを有するアンテナ測定装置であって、
    上記供試アンテナ及び上記送信用アンテナの間、又は上
    記供試アンテナ及び上記受信用アンテナの間の距離を可
    変する測定距離可変手段と、当該測定距離可変手段を制
    御すると共に、上記測定距離可変手段から測定距離デー
    タを取り出す測定距離制御手段と、上記パターン表示手
    段で得られた異なる測定距離での複数個の供試アンテナ
    放射パターンデータを処理するパターン処理手段とを備
    え、上記パターン処理手段は、上記パターン表示手段で
    得られた異なる測定距離での複数個の供試アンテナ放射
    パターンデータを上記測定距離制御手段からの測定距離
    データでフーリエ変換し、上記送信用アンテナから上記
    供試アンテナへ、又は上記供試アンテナから上記受信用
    アンテナへ直接伝搬する電波の直接波成分と、アンテナ
    測定場の周囲環境で反射、散乱された電波の反射波成分
    とを分離することを特徴するアンテナ測定装置。
  5. 【請求項5】 上記パターン処理手段は、さらに得られ
    た反射波成分を逆フーリエ変換して反射波成分による放
    射パターンを生成して出力することを特徴とする請求項
    に記載のアンテナ測定装置。
  6. 【請求項6】 放射パターンを測定する供試アンテナに
    接続され、当該供試アンテナの受信電波を受信する受信
    手段と、電波を送信する送信手段と、当該送信手段に接
    続され、上記供試アンテナに対向して設置された送信用
    アンテナと、当該送信アンテナを搭載し、上記供試アン
    テナを法線上にもつ平面上で上記送信アンテナを移動さ
    せる平面スキャナ手段と、当該平面スキャナ手段上の上
    記送信アンテナの移動を制御すると共に、上記平面スキ
    ャナ手段から上記送信アンテナの位置情報を取り出すス
    キャナ制御手段と、当該スキャナ制御手段に平面スキャ
    ナ制御信号を送ると共に、上記スキャナ制御手段からの
    送信アンテナ位置情報及び上記受信手段の受信信号に応
    じて上記供試アンテナの放射パターンを生成して出力す
    るパターン表示手段とを有するアンテナ測定装置、若し
    くは放射パターンを測定する供試アンテナに接続され、
    当該供試アンテナへ電波を送信する送信手段と、電波を
    受信する受信手段と、当該受信手段に接続され、上記供
    試アンテナに対向して設置された受信用アンテナと、当
    該受信用アンテナを搭載し、上記供試アンテナを法線上
    にもつ平面上で上記受信用アンテナを移動させる平面ス
    キャナ手段と、当該平面スキャナ手段上の上記受信用ア
    ンテナの移動を制御すると共に、上記平面スキャナ手段
    から上記受信用アンテナの位置情報を取り出すスキャナ
    制御手段と、当該スキャナ制御手段に平面スキャナ制御
    信号を送ると共に、上記スキャナ制御手段からの受信用
    アンテナ位置情報及び上記受信手段の受信信号に応じて
    上記供試アンテナの放射パターンを生成して出力するパ
    ターン表示手段とを有するアンテナ測定装置であって、
    上記供試アンテナ及び上記送信用アンテナの間、又は上
    記供試アンテナ及び上記受信用アンテナの間の距離を可
    変する測定距離可変手段と、当該測定距離可変手段を制
    御すると共に、上記測定距離可変手段から測定距離デー
    タを取り出す測定距離制御手段と、上記パターン表示手
    段で得られた異なる測定距離での複数個の供試アンテナ
    放射パターンデータを処理するパターン処理手段とを備
    え、上記パターン処理手段は、上記パターン表示手段で
    得られた異なる測定距離での複数個の供試アンテナ放射
    パターンデータを平均した放射パターンを生成して出力
    することを特徴とするアンテナ測定装置。
  7. 【請求項7】 単方向性の放射指向性を有する受信用ア
    ンテナと、当該受信 用アンテナを搭載し、上記受信用ア
    ンテナを回転させる回転手段と、当該回転手段の回転を
    制御すると共に上記回転手段から回転角度情報を取り出
    す回転制御手段と、上記受信用アンテナに接続され、当
    該受信用アンテナの受信電波を受信する受信手段と、電
    波を送信する送信手段と、当該送信手段に接続され、上
    記受信用アンテナに対向して設置された送信用アンテナ
    と、上記回転制御手段に回転制御信号を送ると共に、上
    記回転制御手段からの回転角度情報及び上記受信手段の
    受信信号に応じて上記受信用アンテナの放射パターンを
    生成して出力するパターン表示手段とを有するアンテナ
    測定装置、若しくは単方向性の放射指向性を有する送信
    用アンテナと、当該送信用アンテナを搭載し、上記送信
    用アンテナを回転させる回転手段と、当該回転手段の回
    転を制御すると共に上記回転手段から回転角度情報を取
    り出す回転台制御手段と、上記送信用アンテナに接続さ
    れ、電波を送信する送信手段と、上記送信用アンテナに
    対向して設置された受信用アンテナと、当該受信用アン
    テナの受信電波を受信する受信手段と、上記回転制御手
    段に回転制御信号を送ると共に、上記回転制御手段から
    の回転角度情報及び上記受信手段の受信信号に応じて上
    記受信用アンテナの放射パターンを生成して出力するパ
    ターン表示手段とを有するアンテナ測定装置であって、
    上記送信用アンテナ及び上記受信用アンテナの間の距離
    を可変する測定距離可変手段と、当該測定距離可変手段
    を制御すると共に上記測定距離可変手段から測定距離デ
    ータを取り出す測定距離制御器と、上記パターン表示手
    段で得られた異なる測定距離での複数個の受信用アンテ
    ナ放射パターンデータに基づいて、主放射方向から反射
    源の方向を推定する反射源推定手段とを備え、上記反射
    源推定手段は、上記パターン表示手段で得られた異なる
    測定距離での複数個の受信用アンテナ放射パターンデー
    タを上記測定距離制御手段からの測定距離データでフー
    リエ変換し、上記送信用アンテナから上記受信用アンテ
    ナへ直接伝搬する電波の直接波成分と、周囲にある反射
    源で反射された電波の反射波成分とを分離し、さらに得
    られた反射波成分を逆フーリエ変換して反射波成分によ
    る受信用アンテナの放射パターンを生成して出力し、反
    射波成分の放射パターンの主放射方向から反射源の方向
    を推定することを特徴とする請求項9に記載のアンテナ
    測定装置。
  8. 【請求項8】 単方向性の放射指向性を有する受信用ア
    ンテナと、当該受信 用アンテナを搭載し、上記受信用ア
    ンテナを回転させる回転手段と、当該回転手段の回転を
    制御すると共に上記回転手段から回転角度情報を取り出
    す回転制御手段と、上記受信用アンテナに接続され、当
    該受信用アンテナの受信電波を受信する受信手段と、電
    波を送信する送信手段と、当該送信手段に接続され、上
    記受信用アンテナに対向して設置された送信用アンテナ
    と、上記回転制御手段に回転制御信号を送ると共に、上
    記回転制御手段からの回転角度情報及び上記受信手段の
    受信信号に応じて上記受信用アンテナの放射パターンを
    生成して出力するパターン表示手段とを有するアンテナ
    測定装置、若しくは単方向性の放射指向性を有する送信
    用アンテナと、当該送信用アンテナを搭載し、上記送信
    用アンテナを回転させる回転手段と、当該回転手段の回
    転を制御すると共に上記回転手段から回転角度情報を取
    り出す回転台制御手段と、上記送信用アンテナに接続さ
    れ、電波を送信する送信手段と、上記送信用アンテナに
    対向して設置された受信用アンテナと、当該受信用アン
    テナの受信電波を受信する受信手段と、上記回転制御手
    段に回転制御信号を送ると共に、上記回転制御手段から
    の回転角度情報及び上記受信手段の受信信号に応じて上
    記受信用アンテナの放射パターンを生成して出力するパ
    ターン表示手段とを有するアンテナ測定装置であって、
    上記送信用アンテナ及び上記受信用アンテナの間の距離
    を可変する測定距離可変手段と、当該測定距離可変手段
    を制御すると共に上記測定距離可変手段から測定距離デ
    ータを取り出す測定距離制御器と、上記パターン表示手
    段で得られた異なる測定距離での複数個の受信用アンテ
    ナ放射パターンデータに基づいて、主放射方向から反射
    源の方向を推定する反射源推定手段とを備え、上記反射
    源推定手段は、上記パターン表示手段で得られた異なる
    測定距離での複数個の受信用アンテナ放射パターンデー
    タを上記測定距離制御手段からの測定距離データでフー
    リエ変換し、上記送信用アンテナから上記受信用アンテ
    ナへ直接伝搬する電波の直接波成分と、周囲にある反射
    源で反射された電波の反射波成分とを分離し、さらに得
    られた反射波成分を逆フーリエ変換して反射波成分によ
    る受信用アンテナの放射パターンを生成して出力し、反
    射波成分の放射パターンの主放射方向と上記測定距離制
    御手段からの測定距離データにより三角測量で反射源の
    位置を推定することを特徴とするアンテナ測定装置。
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