JP2001201525A - アンテナ測定装置およびアンテナ測定方法 - Google Patents

アンテナ測定装置およびアンテナ測定方法

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JP2001201525A
JP2001201525A JP2000009887A JP2000009887A JP2001201525A JP 2001201525 A JP2001201525 A JP 2001201525A JP 2000009887 A JP2000009887 A JP 2000009887A JP 2000009887 A JP2000009887 A JP 2000009887A JP 2001201525 A JP2001201525 A JP 2001201525A
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measuring
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Nobuyasu Takemura
暢康 竹村
Hiroyuki Deguchi
博之 出口
Isamu Chiba
勇 千葉
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移相器の振幅・位相誤差を考慮し、各アンテ
ナ素子の励振振幅・位相を精度よく測定できるアンテナ
測定装置および測定方法を得る。 【解決手段】 素子アンテナ41〜4N、これらに各々
接続された移相器31〜3Nおよび2つの位相状態を実
現する移相手段51〜5Nを含むアレーアンテナ5と、
このアンテナに対向して設置された対向アンテナ6と、
アレーアンテナおよび対向アンテナの一方から他方へ信
号を放射し、該放射した信号を受信する送信機7および
受信機8と、受信出力に基づいて移相器および移相手段
を制御する移相器制御装置1と、各移相器の位相設定を
変化したときの受信出力に基づきアレーアンテナの合成
電界の振幅・位相変化を測定する演算回路9と、この演
算回路の測定結果から各移相器の振幅・位相誤差を推定
し、各素子アンテナについて放射電界の相対振幅・位相
を求める演算回路10とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アンテナ測定装
置およびアンテナ測定方法に関し、特に、複数個の素子
アンテナから成り、各素子アンテナに可変移相器を接続
し、これら移相器の位相を制御して電子的にビーム走
査、あるいはパターン成形を行なうアレーアンテナ、即
ちフェーズドアレーアンテナ(以下、フェーズドアレー
と略す。)において全素子アンテナの動作状態における
各素子アンテナの励振振幅および位相を精度良く測定で
きるアンテナ測定装置およびアンテナ測定方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えば、特公平1−30112
号公報に示された従来のアンテナ測定装置を示す概略構
成図である。図において、21は送信機、22は電力分
配器、81、82、83、…8Nは移相器、91、9
2、93、…9Nは素子アンテナ、25は電力分配器2
2、移相器81、82、83、…8N、素子アンテナ9
1、92、93、…9Nによって構成されるフェーズド
アレー、26はプローブアンテナ、27は受信機、28
は計算機である。
【0003】図10は、図9における素子アンテナの電
界ベクトルと合成電界ベクトルの関係を示したもので、
図において、E0j φ 0は初期状態の合成電界ベクトル
を表し、E1j φ 1〜Enj φ nは第1番目〜第n番目の
素子アンテナの電界ベクトルをそれぞれ表している。
【0004】次に、動作について説明する。各移相器8
1、82、…8Nはある基準の励振位相状態、例えば全
ての移相器が位相0°に設定されているものとする。ま
た、プローブアンテナ26はある位置にあるものとす
る。送信機21からの送信信号は電力分配器22により
適当な分配比で分配され、移相器81、82、…8Nで
所定の位相変化を受け、素子アンテナ91、92、9
3、…9Nから空間に放射される。このとき、各素子ア
ンテナ91、92、…9Nからの放射電界の合成された
ものがプローブアンテナ26によって受信され、その受
信信号は受信機27に入り、その出力信号が計算機28
に入力され、計算、処理される。
【0005】ここで、着目する素子アンテナ、例えば素
子アンテナ91について、これに接続されている移相器
81の設定位相を0°から変化させていく。この結果、
プローブアンテナ26で受信される合成電界は、この素
子アンテナ91の放射電界の位相変化量Δに従って変化
する。この合成電界の振幅の変化を受信機27によって
測定し、計算機28によって振幅の最大値と最小値との
比および振幅を最大にする位相変化量Δ=Δ0を求め、
各素子アンテナの振幅・位相を算出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来のアンテナ測定装置は、全素子アンテナの動作状
態において各素子アンテナの移相器の位相を変化させて
各素子の励振振幅・位相を測定していたが、移相器の位
相変化の際に生じる移相器の振幅誤差および位相誤差が
考慮されていないという問題点があった。また、従来の
アンテナ測定装置における測定の手順では、測定に手間
がかかり、測定時の作業効率が悪いという問題点があっ
た。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、移相器の位相変化の際に生じ
る移相器の振幅誤差および位相誤差を考慮し、より精度
良く各アンテナ素子の励振振幅および位相を測定するこ
とができるアンテナ測定装置および測定方法を提供する
ことを目的とする。また、この発明は、測定の手順を簡
略化して、測定時の作業効率を向上できるアンテナ測定
装置およびアンテナ測定方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るア
ンテナ測定装置は、複数個の素子アンテナ、該素子アン
テナにそれぞれ接続された移相器および該移相器に接続
され、2つの位相状態を実現する移相手段を含むアレー
アンテナと、該アレーアンテナに対向して設置された測
定アンテナと、上記アレーアンテナおよび上記測定アン
テナの一方から他方へ信号を放射し、該放射した信号を
受信する送受信手段と、該送受信手段の受信出力に基づ
いて上記移相器および移相手段を制御する位相制御手段
と、上記移相手段による2つの位相状態において、上記
各移相器の位相設定を変化したときの上記送受信手段の
受信出力に基づいて上記アレーアンテナの合成電界の振
幅変化および位相変化を測定する第1の演算手段と、該
第1の演算手段の測定結果に基づいて上記各移相器の振
幅誤差および位相誤差を推定し、上記素子アンテナのそ
れぞれについて放射電界の相対振幅および相対位相を求
める第2の演算手段とを備えたものである。
【0009】請求項2の発明に係るアンテナ測定装置
は、請求項1の発明において、上記アレーアンテナの遠
方に上記測定アンテナを設け、該アレーアンテナおよび
測定アンテナの相対位置を変化して、上記アレーアンテ
ナの遠方界分布を測定するものである。
【0010】請求項3の発明に係るアンテナ測定装置
は、請求項1の発明において、上記アレーアンテナの有
限距離に上記測定アンテナを設け、該アレーアンテナお
よび測定アンテナの相対位置を変化して、上記アレーア
ンテナの有限距離における分布をデフォーカス法により
測定するものである。
【0011】請求項4の発明に係るアンテナ測定装置
は、請求項1の発明において、上記アレーアンテナの近
傍に上記測定アンテナを同一方向に向けて設け、該アレ
ーアンテナおよび測定アンテナの相互結合を測定するも
のである。
【0012】請求項5の発明に係るアンテナ測定装置
は、請求項1の発明において、上記アレーアンテナの近
傍に上記測定アンテナを設け、該アレーアンテナおよび
測定アンテナの相対位置を変化して、上記アレーアンテ
ナの近傍界分布を測定するものである。
【0013】請求項6の発明に係るアンテナ測定装置
は、請求項1または5の発明において、上記測定アンテ
ナに接続された複数個の第2の移相器と、該移相器の出
力を合成する合成回路とを備え、上記アレーアンテナお
よび上記測定アンテナの相対位置を変化させ、上記第2
の移相器の設定位相を変化させて、上記測定アンテナの
位置における上記アレーアンテナの近傍界分布を測定す
るものである。
【0014】請求項7の発明に係るアンテナ測定装置
は、請求項6の発明において、上記測定アンテナ、上記
第2の移相器および上記合成回路の組合せを1次元また
は2次元に複数組配置したものである。
【0015】請求項8の発明に係るアンテナ測定装置
は、複数個の素子アンテナおよび該素子アンテナにそれ
ぞれ接続された移相器を含むアレーアンテナと、 該ア
レーアンテナに対向して設置された測定アンテナと、上
記アレーアンテナおよび上記測定アンテナの一方から他
方へ信号を放射し、該放射した信号を受信する送受信手
段と、該送受信手段の受信出力に基づいて上記移相器を
制御する位相制御手段と、上記移相器の位相設定をフー
リエ変換に応じた値に設定し、上記測定アンテナをボア
サイト方向1点に固定して、上記各移相器の位相設定を
素子間隔に応じて変化させたときの上記送受信手段の受
信出力に基づいて上記アレーアンテナの合成電力の変化
を測定する第1の演算手段と、該第1の演算手段の測定
結果に基づいて放射電力パターンを求める第2の演算手
段とを備えたものである。
【0016】請求項9の発明に係るアンテナ測定方法
は、複数個の素子アンテナ、該素子アンテナにそれぞれ
接続された移相器および該移相器に接続され、2つの位
相状態を実現する移相手段を含むアレーアンテナに対向
して測定アンテナを設け、上記移相手段による2つの位
相状態において上記各移相器の位相設定を変化して上記
アレーアンテナの合成電界の振幅変化および位相変化を
測定し、該測定結果に基づいて上記各移相器の振幅誤差
および位相誤差を推定し、上記素子アンテナのそれぞれ
について放射電界の相対振幅および相対位相を求めるも
のである。
【0017】請求項10の発明に係るアンテナ測定方法
は、請求項9の発明において、上記アレーアンテナの遠
方に上記測定アンテナを設け、該アレーアンテナおよび
測定アンテナの相対位置を変化して、上記アレーアンテ
ナの遠方界分布を測定するものである。
【0018】請求項11の発明に係るアンテナ測定方法
は、請求項9の発明において、上記アレーアンテナの有
限距離に上記測定アンテナを設け、該アレーアンテナお
よび測定アンテナの相対位置を変化して、上記アレーア
ンテナの有限距離における分布をデフォーカス法により
測定するものである。
【0019】請求項12の発明に係るアンテナ測定方法
は、請求項9の発明において、上記アレーアンテナの近
傍に上記測定アンテナを同一方向に向けて設け、該アレ
ーアンテナおよび測定アンテナの相互結合を測定するも
のである。
【0020】請求項13の発明に係るアンテナ測定方法
は、請求項9の発明において、上記アレーアンテナの近
傍に上記測定アンテナを設け、該アレーアンテナおよび
測定アンテナの相対位置を変化して、上記アレーアンテ
ナの近傍界分布を測定するものである。
【0021】請求項14の発明に係るアンテナ測定方法
は、請求項9または13の発明において、上記測定アン
テナに対して複数個の第2の移相器を設け、上記アレー
アンテナおよび上記測定アンテナの相対位置を変化さ
せ、上記第2の移相器の設定位相を変化させてその出力
を合成し、該合成出力に基づいて上記測定アンテナの位
置における上記アレーアンテナの近傍界分布を測定する
ものである。
【0022】請求項15の発明に係るアンテナ測定方法
は、複数個の素子アンテナおよび該素子アンテナにそれ
ぞれ接続された移相器を含むアレーアンテナに対向して
測定アンテナを設け、上記移相器の位相設定をフーリエ
変換に応じた値に設定し、上記測定アンテナをボアサイ
ト方向1点に固定して、上記各移相器の位相設定を素子
間隔に応じて変化させてアレーアンテナ合成電力変化を
測定し、放射電力パターンを求めるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態
を、図を参照して説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
アンテナ測定装置を示す概略構成図である。図におい
て、1は後述の各移相器の位相を制御する位相制御手段
としての移相器制御装置、2は電力分配器、31、3
2、33、…3Nは移相器、41、42、43、…4N
は移相器31、32、33、…3Nにそれぞれ接続され
た素子アンテナ、51、52、53、…5Nは移相器3
1、32、33、…3Nと電力分配器2の間に設けら
れ、2つの位相状態を実現する例えば移相器あるいは相
当する線路を用いた移相手段、5は電力分配器2、移相
器31、32、33、…3N、素子アンテナ41、4
2、43、…4Nおよび移相手段51、52、53、…
5Nによって構成されるフェーズドアレー、6は素子ア
ンテナ41、42、43、…4Nに対向して設けられた
測定アンテナとしての対向アンテナである。
【0024】また、7は対向アンテナ6に接続された送
信機、8は電力分配器2に接続された受信機、9は受信
機8に接続され、各素子アンテナ41、42、43、…
4Nの励振振幅および位相を計算する第1の演算手段と
しての演算回路、10は演算回路9に接続され、位相変
化の際に生じる各移相器31、32、…3Nの振幅誤差
および位相誤差を計算する第2の演算手段としての演算
回路、11は演算回路9および10を含む計算機であ
る。なお、送信機7と受信機8は送受信手段を構成す
る。
【0025】また、図2は、図1において例えば素子ア
ンテナ41について、これに接続されている移相手段5
1を例えば0°と90°としたとき、移相器31の位相
変化の際に生じる振幅誤差および位相誤差を示す合成電
界ベクトル図である。図において、E0j φ 0およびE
´0j φ´ 0は初期状態の合成電界ベクトルを表し、En
j φ nは第n番目の素子アンテナの電界ベクトルを表
し、Eドット(ドットは複素数を表わす、以下同様)お
よびE´ドットは全体の合成電界ベクトルを表し、A
(Δm)は振幅誤差を表し、Φ(Δm)は位相誤差を表し
ている。
【0026】次に、動作について説明する。ここで、各
移相器31、32、…3Nはある基準の励振位相状態
(以下、初期状態と略す。)、例えば全ての移相器が位
相0°に設定されているものとする。また、対向アンテ
ナ6は素子アンテナ41、42、43、…4Nに対向し
たある位置にあるものとする。いま、送信機7から対向
アンテナ6を介して放射された電波が各素子アンテナ4
1、42、…4Nにより受信されると、その受信電界が
移相器31、32、…3Nおよび移相手段51、52、
53、…5Nを介して電力分配器2により合成され、そ
の受信信号は受信機8に入り、その出力信号が計算機1
1に入力され、内部の演算回路9および10で計算、処
理される。
【0027】まず、着目する素子アンテナ、例えば素子
アンテナ41について、これに接続されている移相器3
1の設定位相を移相器制御装置1により0°から変化さ
せていく。その際、移相手段51により、例えば0°の
位相状態を実現する。次に、移相手段51により、例え
ば90°の位相状態を実現し、同様に移相器31の設定
位相を0°から変化させていく。つまり、二つの位相状
態を実現して移相器31の設定位相を変化させていく。
【0028】この結果、電力分配器2で合成される合成
電界は、2つの位相状態で、この素子アンテナ41の放
射電界の位相変化量Δに従って変化する。この合成電界
の振幅Aの変化を受信機8によって測定し、計算機11
の演算回路9によって振幅Aの最大値と最小値との比お
よび振幅Aを最大にする位相変化量Δ=Δ0を求め、演
算処理により移相器の振幅誤差および位相誤差を推定
し、各素子アンテナ41、42、…4Nの振幅および位
相を算出する。ここで、注目すべき点は、本実施の形態
では、2つの位相状態により受信する合成電界の振幅を
測定する点である。
【0029】このように、本実施の形態では、2つの位
相状態により合成電界の振幅を測定し、素子アンテナに
接続されている移相器の振幅誤差および位相誤差を考慮
しているので、計算機での演算処理により素子アンテナ
に接続されている移相器の振幅誤差および位相誤差を考
慮した各素子アンテナ41、42、…4Nの励振振幅お
よび位相を推定することができ、測定精度を向上でき
る。
【0030】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2によるアンテナ測定装置を示す概略構成図であ
る。なお、図3において、図1と同一符号は同一または
相当部分を示す。図において、12は測定アンテナとし
てのプローブアンテナである。それ以外のアンテナ測定
装置の構成要素は送受可逆であるため上記実施の形態1
と同様である。つまり、本実施の形態では、送信機7は
電力分配器2に接続され、プローブアンテナ12が受信
機8を介して計算機11に接続される。また、その動作
についても上記実施の形態1と実質的に同様である。
【0031】本実施の形態では、フェーズドアレー5の
遠方(R1>2D2/λ:R1はフェーズドアレー5と
プローブアンテナ12の間の距離、Dはアンテナ開口
径、λは波長)に対向するプローブアンテナ12を設
け、フェーズドアレー5およびプローブアンテナ12の
相対位置を変化して、フェーズドアレー5の遠方界分布
を測定する。
【0032】これにより、素子アンテナ41、42、…
4Nのそれぞれについてアレー素子パターンを求めるこ
とができる。また、素子アンテナ41、42、…4Nの
それぞれについて移相器31、32、…3Nの振幅誤差
および位相誤差を考慮したフェーズドアレーの基準とな
る合成電界の変化を測定することができる。つまり、素
子アンテナに接続されている移相器の振幅誤差および位
相誤差を考慮した各素子アンテナ41、42、…4Nの
励振振幅および位相を推定することができる。
【0033】このように、本実施の形態では、フェーズ
ドアレーに対向してプローブアンテナを遠方に設け、フ
ェーズドアレーの遠方界分布を測定することで、上記実
施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0034】実施の形態3.図4は、この発明の実施の
形態3によるアンテナ測定装置の概略構成図である。図
4において、図1および図2と同一符号は同一または相
当部分を示す。図において、アンテナ測定装置の構成要
素は上記実施の形態1および2と同様である。また、そ
の動作についても上記実施の形態1および2と実質的に
同様である。本実施の形態では、プローブアンテナ12
を遠方より近い有限距離(R2<2D2/λ:Dはアン
テナ開口径、λは波長)にフェーズドアレー5に対向す
るように設け、フェーズドアレー5およびプローブアン
テナ12の相対位置を変化して、フェーズドアレー5の
有限距離における電界分布をデフォーカス法により測定
する。
【0035】これにより、素子アンテナ41、42、…
4Nのそれぞれについてアレー素子パターンを求めるこ
とができる。また、素子アンテナ41、42、…4Nの
それぞれについて移相器31、32、…3Nの振幅誤差
および位相誤差を考慮した有限距離におけるフェーズド
アレー5の基準となる合成電界の変化を測定することが
できる。つまり、素子アンテナに接続されている移相器
の振幅誤差および位相誤差を考慮した各素子アンテナ4
1、42、…4Nの励振振幅および位相を推定すること
ができる。
【0036】このように、本実施の形態では、フェーズ
ドアレーに対向してプローブアンテナを有限距離に設
け、フェーズドアレーの有限距離における電界分布をデ
フォーカス法により測定することで、上記実施の形態1
および2と同様の効果を得ることができる。
【0037】実施の形態4.図5は、この発明の実施の
形態4によるアンテナ測定装置の概略構成図である。図
5において、図1および図2と同一符号は同一または相
当部分を示す。図において、アンテナ測定装置の構成要
素は上記実施の形態1および2と同様である。また、そ
の動作についても上記実施の形態1および2と同様であ
る。上記実施の形態1および2と異なる点は、本実施の
形態では、プローブアンテナ12をフェーズドアレー5
に対して同一方向に向けたことである。
【0038】フェーズドアレー5に対してその近傍に同
一方向に向けたプローブアンテナ12を設け、フェーズ
ドアレー5とプローブアンテナ12との相互結合を測定
する。これにより、素子アンテナ41、42、…4Nの
それぞれについて移相器31、32、…3Nの振幅誤差
および位相誤差を考慮したフェーズドアレー5の基準と
なる合成電界の変化を測定することができる。つまり、
素子アンテナに接続されている移相器の振幅誤差および
位相誤差を考慮した各素子アンテナ41、42、…4N
の励振振幅および位相を推定することができる。
【0039】このように、本実施の形態では、フェーズ
ドアレーに対してその近傍に同一方向に向けたプローブ
アンテナを設け、フェーズドアレーとプローブアンテナ
との相互結合を測定することで、上記実施の形態1およ
び2と同様の効果を得ることができる。
【0040】実施の形態5.図6は、この発明の実施の
形態5によるアンテナ測定装置の概略構成図である。図
6において、図1および図2と同一符号は同一または相
当部分を示す。図において、アンテナ測定装置の構成要
素は上記実施の形態1および2と同様である。また、そ
の動作についても上記実施の形態1および2と同様であ
る。本実施の形態では、プローブアンテナ12を上述の
有限距離R2より短いごく近傍にフェーズドアレー5に
対向するように設け、フェーズドアレー5およびプロー
ブアンテナ12の相対位置を変化して、フェーズドアレ
ー5の近傍界分布を測定する。
【0041】これにより、素子アンテナ41、42、…
4Nのそれぞれについてアレー素子パターンを求めるこ
とができる。また、素子アンテナ41、42、…4Nの
それぞれについて移相器31、32、…3Nの振幅誤差
および位相誤差を考慮したフェーズドアレー5の基準と
なる合成電界の変化を測定することができる。つまり、
素子アンテナに接続されている移相器の振幅誤差および
位相誤差を考慮した各素子アンテナ41、42、…4N
の励振振幅および位相を推定することができる。
【0042】このように、本実施の形態では、フェーズ
ドアレーに対向してプローブアンテナを有限距離より短
いごく近傍に設け、フェーズドアレーおよびプローブア
ンテナの相対位置を変化して、フェーズドアレーの近傍
界分布を測定することで、上記実施の形態1および2と
同様の効果を得ることができる。
【0043】実施の形態6.図7は、この発明の実施の
形態6によるアンテナ測定装置の概略構成図である。図
において、60は測定アンテナとしてのプローブアンテ
ナ、61、62、63、…6Mは各プローブ素子アンテ
ナ、71、72、73、…7Mはそれぞれプローブ素子
アンテナ61、62、63、…6Mに接続された第2の
移相器、13は移相器71、72、73、…7Mの各出
力を合成する合成回路、14は合成回路13の出力が供
給される受信機である。この受信機14には、図示せず
も、上述の計算機11と同様の計算機が接続されてい
る。ここで、本実施の形態では、プローブ素子アンテナ
61、62、63、…6Mの配列軸を水平軸として例え
ば図6のフェーズドアレー5の開口前面に配置して、近
傍界測定に用いるものとする。
【0044】次に、動作について説明する。フェーズド
アレー5(図6)およびプローブ素子アンテナ61、6
2、63、…6Mの相対位置を変化させ、プローブ素子
アンテナ61、62、63、…6Mに接続された移相器
71、72、73、…7Mの設定位相を変化させて、そ
の各出力を合成回路13で合成してその出力信号を受信
機14で受信し、図示しない計算機で上述同様の演算処
理を行う。
【0045】これにより、フェーズドアレーの各素子ア
ンテナ41、42、…4Nのそれぞれについてアレー素
子パターンを求めることができる。また、フェーズドア
レーの各素子アンテナ41、42、…4Nのそれぞれに
ついてその移相器31、32、…3Nの振幅誤差および
位相誤差を考慮したフェーズドアレーの基準となる合成
電界の変化を測定することができる。つまり、フェーズ
ドアレーの素子アンテナ41、42、…4Nに接続され
ている移相器31、32、…3Nの振幅誤差および位相
誤差を考慮した各素子アンテナの励振振幅および位相を
推定することができる。
【0046】このように、本実施の形態では、複数個の
プローブ素子アンテナの配列軸を水平軸としてフェーズ
ドアレーの開口前面に配置して、近傍界測定に用いるこ
とで、上記実施の形態1および2と同様の効果を得るこ
とができる。また、上記はプローブアンテナ60、移相
器71、72、73、…7Mおよび合成回路13の1組
を配置した場合であるが、これらを1次元に、つまり直
線的に複数組、或いは2次元に、つまり平面的に複数組
配置してもよく、同様の効果を奏する。
【0047】実施の形態7.図8は、この発明の実施の
形態7によるアンテナ測定装置を示す概略構成図であ
る。なお、図8において、図1および図3と同一符号は
同一または相当部分を示す。図において、10Aは演算
回路9に接続され、移相器31、32、…3Nに対する
位相設定値を計算する第2の演算手段としての演算回
路、11Aは演算回路9および10Aを含む計算機であ
る。それ以外のアンテナ測定装置の構成要素は移相手段
51、52、53、…5Nが削除されている他は送受可
逆であるため上記実施の形態1および2と同様である。
つまり、本実施の形態では、送信機7は電力分配器2に
接続され、プローブアンテナ12が受信機8を介して計
算機11Aに接続される。
【0048】次に、動作について説明する。各移相器3
1、32、…3Nは初期状態、例えば全ての移相器が位
相0°に設定されているものとする。また、プローブア
ンテナ12はボアサイト方向1点の固定位置、つまり、
素子アンテナ41、42、43、…4Nからプローブア
ンテナ12の正面に向かって離れたある1点にあるもの
とする。いま、送信機7から送信信号が電力分配器2に
より移相器31、32、…3Nに対して分配され、素子
アンテナ41、42、…4Nにより空間に放射され、そ
の放射電界の合成されたものがプローブアンテナ12に
受信されると、その受信信号は受信機8に入り、その出
力信号が計算機11Aに入力され、内部の演算回路9お
よび10Aで計算、処理される。
【0049】まず、着目する素子アンテナ、例えば素子
アンテナ41について、これに接続されている移相器3
1の設定位相を移相器制御装置1により0°から変化さ
せていく。その際、その際、移相器31の位相設定をフ
ーリエ変換に応じた値、すなわち素子間隔に応じて変化
させた値に設定する。通常、合成電界は以下のように表
される。
【0050】
【数1】
【0051】ただし、x,yはアレーアンテナ素子位置、
θ,φは遠方界座標である。ここで、以下のように変形
することにより、移相器31の位相設定をフーリエ変換
に応じた値φ´nに設定することができる。
【0052】
【数2】
【0053】この結果、プローブアンテナ12で受信さ
れる合成電界は、この素子アンテナ41の放射電界の位
相変化φ´nにしたがって変化する。この合成電界の振
幅Aの変化を受信機8によって測定し、計算機11Aで
計算処理することにより、合成電力パターンを求めるこ
とができる。
【0054】このように、本実施の形態では、プローブ
アンテナをボアサイト方向1点の固定位置して、各移相
器の位相設定を素子間隔に応じて変化させてアレーアン
テナ合成電力変化を測定し、合成電力パターンを求める
ことができ、これにより、測定が1点で済むので、測定
に時間がかからず、測定時の作業効率を向上でき、迅速
且つ正確な測定が可能になる。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、複数個の素子
アンテナ、該素子アンテナにそれぞれ接続された移相器
および該移相器に接続され、2つの位相状態を実現する
移相手段を含むアレーアンテナと、該アレーアンテナに
対向して設置された測定アンテナと、上記アレーアンテ
ナおよび上記測定アンテナの一方から他方へ信号を放射
し、該放射した信号を受信する送受信手段と、該送受信
手段の受信出力に基づいて上記移相器および移相手段を
制御する位相制御手段と、上記移相手段による2つの位
相状態において、上記各移相器の位相設定を変化したと
きの上記送受信手段の受信出力に基づいて上記アレーア
ンテナの合成電界の振幅変化および位相変化を測定する
第1の演算手段と、該第1の演算手段の測定結果に基づ
いて上記各移相器の振幅誤差および位相誤差を推定し、
上記素子アンテナのそれぞれについて放射電界の相対振
幅および相対位相を求める第2の演算手段とを備えたの
で、移相器の位相変化の際に生じる移相器の振幅誤差お
よび位相誤差を考慮し、より精度良く各アンテナ素子の
励振振幅および位相を測定することができ、測定精度を
向上できるという効果がある。
【0056】請求項2の発明によれば、上記アレーアン
テナの遠方に上記測定アンテナを設け、該アレーアンテ
ナおよび測定アンテナの相対位置を変化して、上記アレ
ーアンテナの遠方界分布を測定するので、移相器の位相
変化の際に生じる移相器の振幅誤差および位相誤差と全
素子アンテナ動作状態における合成電界の振幅誤差およ
び位相誤差を考慮し、より精度良く各アンテナ素子の励
振振幅および位相を測定することができ、測定精度を向
上できるという効果がある。
【0057】請求項3の発明によれば、上記アレーアン
テナの有限距離に上記測定アンテナを設け、該アレーア
ンテナおよび測定アンテナの相対位置を変化して、上記
アレーアンテナの有限距離における分布をデフォーカス
法により測定するので、測定精度を向上できるという効
果がある。
【0058】請求項4の発明によれば、上記アレーアン
テナの近傍に上記測定アンテナを同一方向に向けて設
け、該アレーアンテナおよび測定アンテナの相互結合を
測定するので、測定精度を向上できるという効果があ
る。
【0059】請求項5の発明によれば、上記アレーアン
テナの近傍に上記測定アンテナを設け、該アレーアンテ
ナおよび測定アンテナの相対位置を変化して、上記アレ
ーアンテナの近傍界分布を測定するので、測定精度を向
上できるという効果がある。
【0060】請求項6の発明によれば、上記測定アンテ
ナに接続された複数個の第2の移相器と、該移相器の出
力を合成する合成回路とを備え、上記アレーアンテナお
よび上記測定アンテナの相対位置を変化させ、上記第2
の移相器の設定位相を変化させて、上記測定アンテナの
位置における上記アレーアンテナの近傍界分布を測定す
るので、測定精度を向上できるという効果がある。
【0061】請求項7の発明によれば、上記測定アンテ
ナ、上記第2の移相器および上記合成回路の組合せを1
次元または2次元に複数組配置したので、より測定精度
を向上できるという効果がある。
【0062】請求項8の発明によれば、複数個の素子ア
ンテナおよび該素子アンテナにそれぞれ接続された移相
器を含むアレーアンテナと、該アレーアンテナに対向し
て設置された測定アンテナと、上記アレーアンテナおよ
び上記測定アンテナの一方から他方へ信号を放射し、該
放射した信号を受信する送受信手段と、該送受信手段の
受信出力に基づいて上記移相器を制御する位相制御手段
と、上記移相器の位相設定をフーリエ変換に応じた値に
設定し、上記測定アンテナをボアサイト方向1点に固定
して、上記各移相器の位相設定を素子間隔に応じて変化
させたときの上記送受信手段の受信出力に基づいて上記
アレーアンテナの合成電力の変化を測定する第1の演算
手段と、該第1の演算手段の測定結果に基づいて放射電
力パターンを求める第2の演算手段とを備えたので、測
定に時間がかからず、測定時の作業効率を向上し、迅速
且つ正確な測定が可能になるという効果がある。
【0063】請求項9の発明によれば、複数個の素子ア
ンテナ、該素子アンテナにそれぞれ接続された移相器お
よび該移相器に接続され、2つの位相状態を実現する移
相手段を含むアレーアンテナに対向して測定アンテナを
設け、上記移相手段による2つの位相状態において上記
各移相器の位相設定を変化して上記アレーアンテナの合
成電界の振幅変化および位相変化を測定し、該測定結果
に基づいて上記各移相器の振幅誤差および位相誤差を推
定し、上記素子アンテナのそれぞれについて放射電界の
相対振幅および相対位相を求めるので、移相器の位相変
化の際に生じる移相器の振幅誤差および位相誤差を考慮
し、より精度良く各アンテナ素子の励振振幅および位相
を測定することができ、測定精度を向上できるという効
果がある。
【0064】請求項10の発明によれば、上記アレーア
ンテナの遠方に上記測定アンテナを設け、該アレーアン
テナおよび測定アンテナの相対位置を変化して、上記ア
レーアンテナの遠方界分布を測定するので、確実に測定
精度を向上できるという効果がある。
【0065】請求項11の発明によれば、上記アレーア
ンテナの有限距離に上記測定アンテナを設け、該アレー
アンテナおよび測定アンテナの相対位置を変化して、上
記アレーアンテナの有限距離における分布をデフォーカ
ス法により測定するので、確実に測定精度を向上できる
という効果がある。
【0066】請求項12の発明によれば、上記アレーア
ンテナの近傍に上記測定アンテナを同一方向に向けて設
け、該アレーアンテナおよび測定アンテナの相互結合を
測定するので、確実に測定精度を向上できるという効果
がある。
【0067】請求項13の発明によれば、上記アレーア
ンテナの近傍に上記測定アンテナを設け、該アレーアン
テナおよび測定アンテナの相対位置を変化して、上記ア
レーアンテナの近傍界分布を測定するので、確実に測定
精度を向上できるという効果がある。
【0068】請求項14の発明によれば、上記測定アン
テナに対して複数個の第2の移相器を設け、上記アレー
アンテナおよび上記測定アンテナの相対位置を変化さ
せ、上記第2の移相器の設定位相を変化させてその出力
を合成し、該合成出力に基づいて上記測定アンテナの位
置における上記アレーアンテナの近傍界分布を測定する
ので、より確実に測定精度を向上できるという効果があ
る。
【0069】請求項15の発明によれば、複数個の素子
アンテナおよび該素子アンテナにそれぞれ接続された移
相器を含むアレーアンテナに対向して測定アンテナを設
け、上記移相器の位相設定をフーリエ変換に応じた値に
設定し、上記測定アンテナをボアサイト方向1点に固定
して、上記各移相器の位相設定を素子間隔に応じて変化
させてアレーアンテナ合成電力変化を測定し、放射電力
パターンを求めるので、測定に時間がかからず、測定時
の作業効率を向上でき、迅速且つ正確な測定が可能にな
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す概略構成図で
ある。
【図2】 図1における各移相器の位相変化の際に生じ
る振幅誤差および位相誤差を示す合成電界ベクトル図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す概略構成図で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態3による合成電界ベク
トル図である。
【図5】 この発明の実施の形態4を示す概略構成図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態5を示す概略構成図で
ある。
【図7】 この発明の実施の形態6を示す概略構成図で
ある。
【図8】 この発明の実施の形態7によるアンテナ測定
装置を示す概略構成図である。
【図9】 従来のアンテナ測定装置を示す概略構成図で
ある。
【図10】 図9における初期状態の振幅および位相を
示す合成電界ベクトル図である。
【符号の説明】
1 移相器制御装置、 2 電力分配器、 31〜3
N、 71〜7M 移相器、 41〜4N 素子アンテ
ナ、 51〜5N 移相手段、 5 フェーズドアレ
ー、 6 対向アンテナ、 7 送信機、 8、14
受信機、 9 演算回路、 10、10A 演算回路、
11、11A 計算機、 12、60 プローブアン
テナ、 13 合成回路、 61〜6M プローブ素子
アンテナ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千葉 勇 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA05 AA06 CA06 DB02 DB03 FA06 FA20 FA24 FA26 FA32 GA02 HA05 HA10 JA10

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の素子アンテナ、該素子アンテナ
    にそれぞれ接続された移相器および該移相器に接続さ
    れ、2つの位相状態を実現する移相手段を含むアレーア
    ンテナと、 該アレーアンテナに対向して設置された測定アンテナ
    と、 上記アレーアンテナおよび上記測定アンテナの一方から
    他方へ信号を放射し、該放射した信号を受信する送受信
    手段と、 該送受信手段の受信出力に基づいて上記移相器および移
    相手段を制御する位相制御手段と、 上記移相手段による2つの位相状態において、上記各移
    相器の位相設定を変化したときの上記送受信手段の受信
    出力に基づいて上記アレーアンテナの合成電界の振幅変
    化および位相変化を測定する第1の演算手段と、 該第1の演算手段の測定結果に基づいて上記各移相器の
    振幅誤差および位相誤差を推定し、上記素子アンテナの
    それぞれについて放射電界の相対振幅および相対位相を
    求める第2の演算手段とを備えたことを特徴とするアン
    テナ測定装置。
  2. 【請求項2】 上記アレーアンテナの遠方に上記測定ア
    ンテナを設け、該アレーアンテナおよび測定アンテナの
    相対位置を変化して、上記アレーアンテナの遠方界分布
    を測定するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    アンテナ測定装置。
  3. 【請求項3】 上記アレーアンテナの有限距離に上記測
    定アンテナを設け、該アレーアンテナおよび測定アンテ
    ナの相対位置を変化して、上記アレーアンテナの有限距
    離における分布をデフォーカス法により測定するように
    したことを特徴とする請求項1記載のアンテナ測定装
    置。
  4. 【請求項4】 上記アレーアンテナの近傍に上記測定ア
    ンテナを同一方向に向けて設け、該アレーアンテナおよ
    び測定アンテナの相互結合を測定するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のアンテナ測定装置。
  5. 【請求項5】 上記アレーアンテナの近傍に上記測定ア
    ンテナを設け、該アレーアンテナおよび測定アンテナの
    相対位置を変化して、上記アレーアンテナの近傍界分布
    を測定するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    アンテナ測定装置。
  6. 【請求項6】 上記測定アンテナに接続された複数個の
    第2の移相器と、該移相器の出力を合成する合成回路と
    を備え、上記アレーアンテナおよび上記測定アンテナの
    相対位置を変化させ、上記第2の移相器の設定位相を変
    化させて、上記測定アンテナの位置における上記アレー
    アンテナの近傍界分布を測定するようにしたことを特徴
    とする請求項1または5記載のアンテナ測定装置。
  7. 【請求項7】 上記測定アンテナ、上記第2の移相器お
    よび上記合成回路の組合せを1次元または2次元に複数
    組配置したことを特徴とする請求項6記載のアンテナ測
    定装置。
  8. 【請求項8】 複数個の素子アンテナおよび該素子アン
    テナにそれぞれ接続された移相器を含むアレーアンテナ
    と、 該アレーアンテナに対向して設置された測定アンテナ
    と、 上記アレーアンテナおよび上記測定アンテナの一方から
    他方へ信号を放射し、該放射した信号を受信する送受信
    手段と、 該送受信手段の受信出力に基づいて上記移相器を制御す
    る位相制御手段と、 上記移相器の位相設定をフーリエ変換に応じた値に設定
    し、上記測定アンテナをボアサイト方向1点に固定し
    て、上記各移相器の位相設定を素子間隔に応じて変化さ
    せたときの上記送受信手段の受信出力に基づいて上記ア
    レーアンテナの合成電力の変化を測定する第1の演算手
    段と、 該第1の演算手段の測定結果に基づいて放射電力パター
    ンを求める第2の演算手段とを備えたことを特徴とする
    アンテナ測定装置。
  9. 【請求項9】 複数個の素子アンテナ、該素子アンテナ
    にそれぞれ接続された移相器および該移相器に接続さ
    れ、2つの位相状態を実現する移相手段を含むアレーア
    ンテナに対向して測定アンテナを設け、 上記移相手段による2つの位相状態において上記各移相
    器の位相設定を変化して上記アレーアンテナの合成電界
    の振幅変化および位相変化を測定し、 該測定結果に基づいて上記各移相器の振幅誤差および位
    相誤差を推定し、 上記素子アンテナのそれぞれについて放射電界の相対振
    幅および相対位相を求めるようにしたことを特徴とする
    アンテナ測定方法。
  10. 【請求項10】 上記アレーアンテナの遠方に上記測定
    アンテナを設け、該アレーアンテナおよび測定アンテナ
    の相対位置を変化して、上記アレーアンテナの遠方界分
    布を測定するようにしたことを特徴とする請求項9記載
    のアンテナ測定方法。
  11. 【請求項11】 上記アレーアンテナの有限距離に上記
    測定アンテナを設け、該アレーアンテナおよび測定アン
    テナの相対位置を変化して、上記アレーアンテナの有限
    距離における分布をデフォーカス法により測定するよう
    にしたことを特徴とする請求項9記載のアンテナ測定方
    法。
  12. 【請求項12】 上記アレーアンテナの近傍に上記測定
    アンテナを同一方向に向けて設け、該アレーアンテナお
    よび測定アンテナの相互結合を測定するようにしたこと
    を特徴とする請求項9記載のアンテナ測定方法。
  13. 【請求項13】 上記アレーアンテナの近傍に上記測定
    アンテナを設け、該アレーアンテナおよび測定アンテナ
    の相対位置を変化して、上記アレーアンテナの近傍界分
    布を測定するようにしたことを特徴とする請求項9記載
    のアンテナ測定方法。
  14. 【請求項14】 上記測定アンテナに対して複数個の第
    2の移相器を設け、上記アレーアンテナおよび上記測定
    アンテナの相対位置を変化させ、上記第2の移相器の設
    定位相を変化させてその出力を合成し、該合成出力に基
    づいて上記測定アンテナの位置における上記アレーアン
    テナの近傍界分布を測定するようにしたことを特徴とす
    る請求項9または13記載のアンテナ測定方法。
  15. 【請求項15】 複数個の素子アンテナおよび該素子ア
    ンテナにそれぞれ接続された移相器を含むアレーアンテ
    ナに対向して測定アンテナを設け、 上記移相器の位相設定をフーリエ変換に応じた値に設定
    し、上記測定アンテナをボアサイト方向1点に固定し
    て、上記各移相器の位相設定を素子間隔に応じて変化さ
    せてアレーアンテナ合成電力変化を測定し、放射電力パ
    ターンを求めることを特徴とするアンテナ測定方法。
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