JPH01300970A - ゴルフ用ウッドクラブヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業−１−、の利用分野） この発明は、ヘッド部形状及びシャフトが挿着されるホ
ーゼル部に改良を施したゴルフ用ウッドクラブヘッドに
関し６ヘツド部を球形状に近似させるとともに、このヘ
ッド部と一体形成されるホーゼル部を短尺にかつ転板に
することにより、打球時のボールに対する反発効率及び
方向安定性の向上を図るようにしたものである。

（従来の技術） 一般に、ゴルフ用ウッドクラブのヘッドは、バーシモン
等の木材、ステンレススチール等の金属材料及びカーボ
ン繊維を補強繊維とした高弾性率材料のＣＦＲＰと称さ
れるカーボン繊維強化プラスチックスなどからなり、第
３図に示すように、ヘッド本体Ｊを１球体を偏■１させ
た打球面３を有するヘッド部２と、このヘッド部２のヒ
ール側に一体形成したシャフト５が挿着されるホーゼル
部４とで構成している。

ここで、上記したヘッド本体１は、ヘッド部２の打球面
３のヒール側端３　ａ　Ｌ：おいて、シャツ１−５の軸
ａ−ａど垂直となるように分割線ｂ−ｂで分割されるヒ
ール側の部位をホーゼル部４、そのトウ側の部位をヘッ
ド部２と定義し、また、ヘッド部２の偏平率ρは、表面
積Ｓ及び体積Ｖとして、球の公式による表面積Ｓ。

５ｏ＝４πｒ２ 体積Ｖ。

Ｖｏ＝４／３・πｒ３ を用い、表面積Ｓをもつ球の半径ｒ ｒ　＝ｉ丁７ゴ１ により求められる体積ｖ０ ｖ　ｏ＝　４　／　３　・ｘ　（ｆ百７τ１）　’＝（
ｆ丁）３／４ｓπ２ として、 ｐ　＝Ｖ、／Ｖ＝　（ｖ’丁）’／４８π”Ｖと定義す
る。この場合、偏平率ρは球体において１（ρ＝１）で
あり、歪む程に単調増加である。

ところが、従来のこの種のウッドクラブのヘッド本体１
においては、ホーゼル部４の長さり。が４．０ｃｍ以上
と長尺で、重量Ｗ０がヘッド本体１の全重量の５％以上
と大きくなっているのが現状である。

（発明が解決しようとする課題） このため、ヘッド部２の打球面３におけるスィートスポ
ットＰが、第４図に示すように、第■〜■象限中の第■
象限に存在し、しかも、打球面のバルジ、ロールは、打
球面の中心点０を基準にしていることから、スィートス
ポットＰの範囲（第３図斜線で示す）が打球面の中心点
○から外れると、第３図に示すように、ヘッド本体１の
慣性主軸ｃ−ａの地面Ｇに対する傾きθが大きくなり、
これによって、打球時に、ボールのスポットを中心点○
からトウ側またはヒール側方向に外した場合、ボールの
弾道が非対称的になり、これがボールの方向の不安定性
に繋がる。

事実、従“来のウッドクラブにおいて、例えばボールの
スポラ１−を中心点○からトウ側において打撃すると、
ボールのラン（転がり）が大きいと云われているが、こ
のことは、ヘッド本体１の慣性主軸Ｃ−Ｑが傾いている
ために、ボールのバックスピンがトウ側で減少し、ヒー
ル側で増加することを如実に表している。

また従来、第５図に示すように、ある物体と球体との衝
突における反発係数ｅは、双方が球体であるときに最大
（ｅ＝１）となり、物体の偏平率の増加と共に低下して
行くことが知られているが、従来のヘッド本体１のヘッ
ド部２では、材料強度。

接着技術あるいは慣習などの制約により、偏平率ρが１
．４を下回るものがなく、ボールとの反発効率に限界が
あった。

この発明は、上記の事情のもとになされたもので、その
目的とするところは、打球時のボールの方向安定性及び
反発効率を高めることができるようにしたゴルフ用ウッ
ドクラブヘッドを提供することにある。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 上記した課題を解決するために、この発明は、ホーゼル
部の重量をヘッド本体の全重量の５％以下にし、かつそ
の長さを４．０ｃｍ以下にしてなる構成としたもので、
この場合、ヘッド本体のホーゼル部の材料として、例え
ばカーボン繊維強化プラスチック（ＣＦＲＰ）などの比
強度に優れた材料を用い、また、ヘッド部の偏平率を１
．４以下に設定することが好ましい。

（作　用） すなわち、この発明は、上記の構成とすることによって
、ヘッド本体のホーゼル部が短尺で軽量になるため、打
球面の慣性主軸が地面に対し水平となることから、打球
時におけるボールのスポットがヘッド打球面の中心点か
らトウ側またはヒール側方向に外れても、ボールの弾道
の対称性が保証される。

また、ヘッド部の偏平率を１．４以下に設定しているた
めに、ヘッド部が球体化し、ボールとの反発効率が向上
する。

［実　施　例］ 以下、この発明を第１図及び第２図に示す実施例を参照
しながら説明す？）。なｊ′り、この発明に係る図示の
実施例において、第３図及び第４図に示す従来構造のも
のと構成が重複する部分は同一符号を用いて説明する。

ずなわち、第１図に示すように、この発明に係るゴルフ
用ウッドクラブのヘッド本体１は、ホーゼル部４の重量
をヘッド全重量の５％以下にし。

かつその長さＬを４．０ｃｍ以下にしてなるとともに、
ヘッド部２の偏平率を１゜４以下に設定してなる構成ど
したものである。

そして、この場合、ヘッド本体１のヘッド部２は、カー
ボン繊維強化プラスチック（ＣＦＲＰ）などの比強度に
優れた材料からなる中空または芯部に発泡体などの芯材
を充填した外殻構造どし。

ホーゼル部４もまたカーボン繊維強化プラスチック（Ｃ
ＦＲＰ）などの比強度に優れた材料を用いることが好ま
しい。

すなわち、上記した構成のヘッド本体１は、ホーゼル部
４を短尺で軽量になるため、ヘッド部２の打球面３の慣
性主軸Ｑ　−Ｑが地面Ｇに対し水平となり、スイー１−
スポッｔ−ｐの範囲（第１−図斜線部分）が打球面３の
中心点０の廻りに近接することから、打球時におけるボ
ールのスボッ］・がヘッド打球面３の中心点Ｏから１−
ウ側またはヒール側方向に外れても、ボールの弾道の対
称性を保証することが可能になる。

また、ヘッド部２の偏平率を１．４以下に設定すること
により、ヘッド部２が球体化し、ボールとの反発効率の
向上が図九る。

具体例 この発明に係るヘッド（Ｎｏ、］、）に対し、従来の市
販されているパーシモンからなるスタンダードな木製゛
ヘッド（Ｎｏ、２）、ステンレスからなるメタルヘッド
（Ｎｏ、３）、軽合金からなるメタルヘッド（Ｎｏ、４
）及びＣＦＲＰからなるスタンダードなヘッド（Ｎｏ、
５）のそれぞれの体積Ｖ　（ｃ　ｍ３）　、表面積Ｓ（
ｃｍ”）、半径ｒ（ｃｍ）、球体と仮定しての体積Ｖ。

（０ｍ３）、偏平率ρ、ホーゼル部の重量Ｗ及び長さし
をそれぞれ実測して、その数値製下表に示し、各スィー
トスポットＰ工〜Ｐ、の存在位置を第２図に示す。

表 ［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、この発明によれば、ヘ
ッド本体をヘッド部とホーゼル部とで構成し、このホー
ゼル部の重量を前記ヘッド本体全重量の５％以下にし、
かつその長さを４゜０ｃｍ以下にしてなることから、ヘ
ッド本体のホーゼル部が短尺で軽量になるため、打球面
の慣性主軸が地面に対し水平にすることができ、これに
よって、打球時におけるボールのスポットがヘッド打球
面の中心点からトウ側またはヒール側方向に外れても、
ボールの弾道の対称性を保証することができ。

ボールの方向安定性を高めることができる。

また、ヘッド部の偏平率を１−９４以下に設定している
ことから、ヘッド部を従来のものよりも球体化すること
ができ、これによって、ボールとの反発効率の向上を図
ることができるというすぐれた効果を奏するゴルフ用ウ
ッドクラブヘッドを提供することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るゴルフ用ウッドクラブヘッドの
一実施例を示す概略的正面図、第２図はこの発明のヘッ
ドと従来のヘッドとのスィートスポットの存在位置を示
す説明図、第３図は従来のゴルフ用ウッドグラブヘッド
の概略的正面図 第４図はヘッド打球面を象限に区画してスィートスポッ
トの存在位置を示す説明図、 第５図は物体と球体との衝突における反発係数と物体の
偏平率の関係を示す説明図 である。 １・・・ヘッド本体、 ２・・・ヘッド部。 ３・・・打球面部、　　　３ａ・・・ヒール側端、４・
・・ホーゼル部、　５・・・シャフト、Ｌ・・・ホーゼ
ル部の長さ。 ρ・・・ヘッド部の偏平率、 ａ　−ａ・・・シャフト軸、 ｂ−ｂ・・・分割線、 ｃ−ｃ・・・慣性主軸、 Ｏ・・・慣性主軸の傾き、 Ｇ・・・地面。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ヘッド本体をヘッド部とホーゼル部とで構成し、
   このホーゼル部の重量を前記ヘッド本体全重量の５％以
   下にし、かつその長さを４．０ｃｍ以下にしたゴルフ用
   ウッドクラブヘッド。
2. （２）ヘッド部の偏平率を１．４以下に設定したことを
   特徴とする請求項１記載のゴルフ用ウッドクラブヘッド
   。