JPH03186282A - スイング用目印を設けたゴルフパター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ゴルフクラブを望ましい形でスイングしたこ
とを、視認できる目印を設けたゴルフクラブヘッドに関
し、より詳しくは、パッティングのスイングを、垂直面
内の弧線に沿って、正しく行なえるようにしたバターに
関する。

〔従来の技術〕

ゴルフクラブの設計や形状には、多種多様なものがある
。ゴルフクラブの３種の基本型は、ウッド、アイアン及
びバターである。これらのクラブは、いずれも、ボール
を打つための打球面を備えるクラブヘッドと、クラブヘ
ッドとクラブシャフトとを接続するネックとからなって
いる。異種のクラブは、この基本的な構成要素は同じで
はあるが、その構造と形状は、全く異なっている。

ウッドとアイアンとは、ボールを空中に打ち出して、数
ｍから３００ｍ以上の距離を飛ばすために使用される。

これらのクラブのスイングは、−般にクラブヘッドを高
速度で動かすフルスイングである。短距離用のハーフス
イングの場合でも、クラブヘッドは、きわめて早く動か
される。

アイアンやウッドとは対照的に、パターは、主としてグ
リーン上で、短い距離からボールを転がして、カップに
入れるために使用される。パッティングは、比較的ゆる
やかなスイングを正確に行なう技法であり、ストローク
に精密さを要するために、ゴルフゲームの最も難しい部
分の１つになっている。パッティングにおけるストロー
クを、常に正確さとコントロールをもって行なうことは
、きわめて重要である。

多くのゴルファ−が、望ましいストロークであると考え
ているのは、振り子式のパッティングである。これは、
時計の振り子と同様な動き方であるために、振り子式と
呼ばれている。振り子式ストロークは、時計の振り子の
動きに似た垂直な弧線を描く。

振り子式ストロークの垂直面内の弧線は、バックストロ
ーク、ダウンストローク及びフォローストロークからな
っている。振り子式ストロークの重要な特徴は、パター
が、バックストロークで地面から持ち上げられ、ダウン
ストロークでボールに向かって下降させながら加速され
、フォローストロークで上昇させながら減速されること
である。

振り子式ストロークでボールを打つ場合、バターは、始
動からフォロースルーが完了するまで前進し続ける。振
り子式ストロークにおいて、パターの動きをスムースに
、加速することにより、反復的な正確さとコントロール
が得られる。

振り子式ストロークに際して、ゴルファ−が注意を集中
してバターを振ることにより、ストロークの動きはボー
ルに伝達されることとなる。

〔発明が解決しようとする課題〕

多くのゴルファ−は、バックストロークに際して、パタ
ーを後方に水平に引きがちである。この水平方向への動
きがあると、バターは、バックストロークの間に上昇す
るという振り子式ストロークができなくなる。クラブヘ
ッドが水平方向に動くと、ボールは、正しい振り子式ス
トロークではなく、水平方向に打たれることになる。こ
のような水平打ちは、コントロールが難しく、その結果
、パッティングの正確さとコントロールが失われる。

従来のバターは、上述のようなパッティングスイングの
欠陥を修正するような構成にはなっておらず、バックス
イングが水平方向になりがちである。

たとえば、従来のバターでは、ネックは、パターの打球
面と平行に設けられている。そのため、前後両方向のス
イングにおいて、パター面をほぼ垂直に保とうとすれば
、パターは水平方向に動かされることになる。垂直なバ
ター面と、それに平行に接続されたネックとを目印とす
ると、ボールを正しく打つことができず、好ましくない
水平打ちとなってしまう。、 従来のバターの上面は、ボールに対する位置決め、及び
バターを水平に保つことのみができるように設計されて
いる。上面には、通常、ゴルファ−がバッティングライ
ンを決めるための目安とするために、矢印または標線が
設けられである。

この目印を設けるために、一般にバターの上面には、平
面部を形威しである。この平面部は、位置決め用標識を
設けるためには有用であるが、他方、この平面部を見る
ために、好ましくない水平なバックスイングを起こさせ
ることにもなる。その結果、上面が平らなバターを使用
すると、ゴルファ−は、バターをまっすぐに後方へ引き
がちになって、正しい位置決めができず、望ましい振り
予成スイングができなくなる。

バターの形状は、それを見ながらスイングすれば、正し
い振り予成パッティングストロークが行われるようなも
のであることが望ましい。バターは、単に振り予成パッ
ティングストロークをさせるのみならず、バターがボー
ルに接触するまでの前進中において、連続的にスムース
に加速できなければならない。さらに、ストロークの開
始に先立って、ゴルファ−が、バターの位置決めを正し
く行いうるようなものでなければならない。

本発明は、これらの要求に答えるゴルフパターを提供す
ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上述目的を達成するために、本発明は、次のとおりに構
成されている。

垂直面内の弧線に沿ったパッティングストロークを確実
に行わせるために、ゴルファ−が視認できる目印を設け
たパターヘッドにおいて、ヒール、トウ、打球面及び上
面を有し、かつ上面を、後縁側から前縁側に向けて、下
向きに傾斜させたヘッド本体と、 ヘッド本体への取付部とシャフト取付部とを備え、ヘッ
ド本体の上面から前方へ向けて突設されたひじ形のネッ
クとからなり、　ひじ形ネックと下向き傾斜した上面と
をもって、垂直面内の弧線に沿ったパッティングストロ
ークを確実に行わせるための、ゴルファ−が視認できる
目印としたことを特徴とするスイング用目印を設けたゴ
ルフパター ヘッド本体の上面の下向き傾斜角度は、水平線に対して
、約３００から４５°の範囲とすることができる。

ネック（３０）のパターヘッド本体（１６）への取付部
を、上面に対して、約１０５°から７５°の角度とする
のがよい。

ネックを、ヘッド本体の上面のヒール側に取付けてもよ
い。

ネックのシャフト取付部の位置を、上面の前縁の直上と
してもよい。

ヘッド本体の上面の下向き傾斜角度を、水平線に対して
、約３３°とするのがよい。

ネックのシャフト取付部の上端を、ヘッド本体の上面の
傾斜角度に合致して、下向きに傾斜する円環状に形成し
てもよい。

上面の前縁から後縁までの幅を、打球面の上縁から下縁
までの幅よりも大きくするのがよい。

ネックのシャフト取付部の位置を、上面の前縁より前方
とするのがよい。

上面の前縁に、長手方向に沿った凹溝を設けてもよい。

バッティングに際して、ゴルファ−が上面のみを視認す
るように、上面を大きくするのがよい。

〔作　用〕

ヘッド本体の上面を、後縁側から前縁側に向けて、下向
きに傾斜させ、上面からひじ形のネックを前方へ傾斜さ
せて突設し、傾斜した上面とネックとによって、バッテ
ィングにおけるスイング用目印とすることにより、振り
予成のパッティングストロークはしやすくなる。

上面の傾斜角度を、水平線に対して３００〜４５°の範
囲に、特に最適角度として３３°に設定することにより
、目印効果は増進される。

ネックを上面（２４）のヒール側に取付け、ネックの上
端側のシャフト取付部の位置を、上面の前縁の直上また
はその前方とすること、シャフト取付部の上端面を、上
面の角度に合わせて傾斜させておくこと、また、上面の
幅を、打球面の幅よりも大きくすること等により、振り
子式パッティングストロークを促進する目印効果を、−
層強調する。

〔実施例〕

第１図ないし第１０図は、本発明のバターの一実施例を
示す。

第１図は、ゴルファ−（ｌＯ）がボール（１４）に対し
て、パターヘッド（１２）を位置決めしているアドレス
の状態を示す。点線（１３）と（１５）は、振り子式パ
ッティングストロークに際して、パターヘッド（１２）
とゴルファ−の手が移動する弧線を、それぞれ示すもの
である。

振り子式スイングは、点線（１３）と（１５）で示す垂
直な弧線に沿ってなされ、パターヘッドは、バックスイ
ングに際しては、弧線に沿って上昇し、前進スイングに
際しては、同じ弧線に沿って振り下ろされる。

振り子式スイングでは、パターヘッドとゴルファ−の腕
及び肩が、すべて１つの固定点をほぼ中心として回転す
ることが望ましい。この型のスイングは、パッティング
に適した、正確で定常的なパッチインクストロークをす
ることができるものと認められている。パターヘッド（
１２）は、弧線の下降傾斜部に沿って、加速されながら
振り下ろされてボールに当たり、良好なパッティングス
トロークがなされる。

本発明の特徴は、ゴルファ−（１０）が上方から見たと
きのパターヘッド（１２）の視覚的な形状にある。

詳細は後述するが、下方に傾斜したバターの上面に対し
て、ひじ状のネックを垂直に連設したもので、上面の傾
斜は強調されるが、打球面は強調されないようになって
いる。ゴルファ−が上方から見たときにひじ形をなして
いるネックは、垂直な弧線に沿ったスイングを助長し、
ボールに当たる直前における前進ストロークの下降弧線
に沿って、クラブヘッドを加速しやすくさせる。

第２図から第１０図に示すように、パターヘッド（１２
）は、ヒール（１８）及びトウ（２０）のあるヘッド本
体（１６）を備えている。また、パターヘッド（１２）
は、ゴルフボール（１４）に当たる打球面（２２）を備
えている。打球面（２２）は、通常のバターの打球面と
同じように、垂直またはやや傾斜させである。傾斜角度
は、第８図に示すように約３度が適当である。

パターヘッド（１２）の上面（２４）には、前縁（２６
）と後縁（２８）とがある。上面（２４）は、後縁（２
８）から前縁（２６）に向かって、部下がりに傾斜して
いる。

傾斜した上面（２４）に、ひじ形のネック（３０）が接
続されている。ネック（３０）は、接続片（３２）とシ
ャフト取付部（３４）とからなっている。第７図、第９
図及び第１０図に示すように、接続片（３２）とシャフ
ト取付部（３４）は一体をなしており、ゴルファ−から
見てひじ形となるように、傾斜した上面（２４）に対し
て、直角に接続されている。

傾斜した上面（２４）とひじ形のネック（３０）との組
み合わせにより、ゴルファ−が視認できる目印が形成さ
れ、パターヘッド（１２）を垂直な弧線に沿つてスイン
グしやすくなり、かつ、ボールを打つ直前まで、パター
ヘッドの前進時の下降弧線に沿って、パターヘッドを動
かすときに、パターヘッドの加速は促進される。また、
この構成により、パターヘッドが下降し、ボール（１４
〉の位置を通過するスイングも、視覚的に促進される。

接続片（３２）の断面は、第６図示のように正方形とし
である。しかし、他の断面形状、たとえば円形や楕円形
にしてもよい。

第３図及び第７図から第１０図に示すように、ひじ形の
ネック（３０）を、上面（２４）から前方に向けて突出
させであることが重要である。ネック（３０）の接続片
（３２）は、ヘッド本体の上面（２４）から、前方へ突
出している。接続片（３２）と上面（２４）との角度は
、第８図に示すように約１０２°である。これは好まし
い一例であり、この角度は、１０５゜から７５°の範囲
にすることができる。

上面（２４）の下向きの傾斜角度は、水平線に対して約
３０’から４５°の範囲が適当である。この範囲の傾斜
角度が、バタークラブヘッドの正確なスイングを促進す
るのに最適である。目印としての強さの程度に応じて、
上面（２４）の傾斜角度を増減させてもよい。パターヘ
ッドの上面（２４）の最適な傾斜角度は、水平線に対し
て約３３°である。

特に必要ではないが、前縁（２６）から後縁（２８）ま
での上面（２４）の幅は、前縁（２６）から下縁（３６
）までの打球面（２２）の幅よりも、大きいことが望ま
しい（第３図、第５図及び第７図参照）。上面（２４）
の幅が打球面（２２）よりも大きくしてあれば、上面（
２４）とそれに突設したネック（３０）とによる視認用
目印が増加し、強調される。

また、上面（２４）の前縁（２６）に、長平方向に指示
用の凹溝（２５）（第２図参照）を設けてもよい。この
指示用凹溝（２５）は、ゴルファ−が上方から見たとき
に、上面（２４）の傾斜を強調して見せる効果がある。

シャフト取付部（３４）の上端は、軸線に直角で、上面
（２４）の傾斜に合わせて傾斜した円形面（３８）とし
である。円形面（３８）の傾斜度は、上面（２４）に正
確に平行でなくてもよいが、ゴルファ−（１０）が、バ
ックストローク及びフォワードストロークに際して、ク
ラブヘッド（１２）を位置決めするための目印を、さら
に補強し、強調する。

パターヘッド（１２）の背面には、第４図及び第１０図
に示すように、ヒール側錘（３９）とトウ側錘（４０）
とを設けである。これらの錘りは、バターやその他のク
ラブに慣用されており、本発明の本質とは関係がない。

通例のクラブヘッドに準じて設ければよい。

ネック（３０）のヘッド本体（１６）の上面に対する取
付は位置は、変えてもよい。好ましくは、第２図、第３
図及び第７図から第１０図に示すように、上面の後端近
くで、かつ、傾斜面の上端近くに取付けるのがよい。し
かし、ネック（３０）の取付位置を、上面の中心とした
り、あるいは、一般にヘッド本体にネックを取付けであ
る位置としてもよい。

上面（２４）におけるネック（３０）を固着する部分に
、肩面（４３）を形成して、上面（２４）の下向き傾斜
による目印効果を、さらに強調するのが好ましい。

接続片（３２）が上面（２４）から突出する長さは、シ
ャフト取付部（３４）が、上面（２４）の前縁（２６）
の直上に、あるいはその前方に位置するように選定すれ
ばよい。第７図は、シャフト取付部（３４）の最適な位
置を示すもので、ゴルファ−が上方から見たときに、シ
ャフト取付部（３４）が前縁（２６）の直上に重なる位
置としである。

第８図に示すように、シャフト取付部（３４）は、ヘッ
ド本体（１６）の底面（４５）またはバターがアドレス
される地面に対して、垂直としである。打球面（２２）
の角度が００であれば、シャフト取付部（３４）は、打
球面（２２）と平行になるが、第８図に示すように、打
球面（２２）は３°傾斜している。シャフト取付部（３
４）は、打球面（２２）の傾斜度に関係なく、パターヘ
ッドの底面（４５）に対して直角に設けることが望まし
い。それにより、シャフト取付部（３４）を、バッティ
ングを行なう地面に対して、直角に保持することができ
る。

以上、図示の実施例に基づいて説明したが、本発明は、
上述の内容に限定されるものではなく、各種の変形、応
用を含むものである。

〔発明の効果〕

（ａ）傾斜した上面（２４）と、それから前方へ傾斜し
て突設したネック（３ｏ）とを目印として、スイングを
すれば、パターヘッドを、自然に垂直面内の弧線に沿っ
て振り上げ、同じ弧線に沿って振り下ろすようになり、
望まｊ７い振り予成のパッティングストロークを行なう
ことができる。

（ｂ）ヘッド本体く１６）に対するネック（３ｏ）の取
付位置、接続片（３２）の形状、シャフト取付部（３４
）の位置等を、所要に設定することにより、目印として
の効果を一層強調して、正しい振り予成パッティングス
トロークを促進することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例のバターを使用しているゴ
ルファ−を示す図、 第２図は、第１図示のパターヘッドの正面図、第３図は
、同じく側面図、 第４図は、同じく背面図、 第５図は、第４図の５−５線における断面図、第６図は
、第５図の６−６線における断面図、第７図は、第３図
の７−７線で横断した平面図、第８図は、パターの各部
の角度の例を示す一部破断側面図、 第９図は、本発明の一実施例のパターの前方斜視図、 第１０図は、同じく後方斜視図である。

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. （１）垂直面内の弧線に沿ったパッティングストローク
   を確実に行わせるために、ゴルファーが視認できる目印
   を設けたパターヘッドにおいて、ヒール、トウ、打球面
   及び上面を有し、かつ上面を、後縁から前縁に向けて、
   下向きに傾斜させたヘッド本体と、 ヘッド本体への取付部とシャフト取付部とを備え、ヘッ
   ド本体の上面から前方へ向けて突設されたひじ形のネッ
   クとからなり、 ひじ形ネックと下向き傾斜した上面とをもって、垂直面
   内の弧線に沿ったパッティングストロークを確実に行わ
   せるための、ゴルファーが視認できる目印としたことを
   特徴とするスイング用目印を設けたゴルフパター。
2. （２）ヘッド本体の上面の下向き傾斜角度を、水平線に
   対して、約３０°から４５°の範囲とした請求項（１）
   記載のスイング用目印を設けたゴルフパター。
3. （３）ネックのヘッド本体への取付部を、上面に対して
   、約１０５°から７５°の角度とした請求項（１）記載
   のスイング用目印を設けたゴルフパター。
4. （４）ネックを、ヘッド本体の上面のヒール側に取付け
   た請求項（１）記載のスイング用目印を設けたゴルフパ
   ター。
5. （５）ネックのシャフト取付部の位置を、上面の前縁の
   直上とした請求項（１）記載のスイング用目印を設けた
   ゴルフパター。
6. （６）ヘッド本体の上面の下向き傾斜角度を、水平線に
   対して、約３３°とした請求項（２）記載のスイング用
   目印を設けたゴルフパター。
7. （７）ネックのシャフト取付部の上端を、ヘッド本体の
   上面の傾斜角度に合致して、下向きに傾斜する円環状に
   形成した請求項（１）記載のスイング用目印を設けたゴ
   ルフパター。
8. （８）上面の前縁から後縁までの幅を、打球面の上縁か
   ら下縁までの幅よりも大きくした請求項（１）記載のス
   イング用目印を設けたゴルフパター。
9. （９）ネックのシャフト取付部の位置を、上面の前縁よ
   り前方とした請求項（１）記載のスイング用目印を設け
   たゴルフパター。
10. （１０）上面の前縁に、長手方向に沿う凹溝を設けた請
    求項（１）記載のスイング用目印を設けたゴルフパター
    。
11. （１１）パッティングに際して、ゴルファーが上面のみ
    を視認するように、上面を大きくした請求項（１）記載
    のスイング用目印を設けたゴルフパター。