JPH01299428A - 振動式トランスデューサとその製造方法 - Google Patents

振動式トランスデューサとその製造方法

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JPH01299428A
JPH01299428A JP63129671A JP12967188A JPH01299428A JP H01299428 A JPH01299428 A JP H01299428A JP 63129671 A JP63129671 A JP 63129671A JP 12967188 A JP12967188 A JP 12967188A JP H01299428 A JPH01299428 A JP H01299428A
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vibrating transducer
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恭一 池田
Sunao Nishikawa
直 西川
Takashi Yoshida
隆司 吉田
Tetsuya Watanabe
哲也 渡辺
Hideki Kuwayama
桑山 秀樹
Takashi Kobayashi
隆 小林
Kinji Harada
原田 謹爾
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、振動式トランスデユーサおよびその製造方法
に係り、特にシリコン基板に形成した梁状の振動子をそ
の振動子の持つ固有振動数で振動させておき、このシリ
コン基板に加えられる力、圧力、或いは差圧などの物理
量に対応して振動子に生ずる固有振動数の変化からこれ
等の物理量を検出する振動式トランスデユーサに関する
さらに詳述すれば、S/N比が高く、自励発振を安定に
起こすことができる振動式トランスデユーサに関する。
〈従来の技術〉 第20図〜第23図は従来の振動式トランスデユーザの
一実施例の構成を示す構成図である。
第20図は振動式トランスデユーサを圧力センサとして
用いた構成したときの斜視図、第21図は第20図にお
けるA部を拡大しこれに振動検出回路を接続した構成図
、第22図は第21図におけるA−A−断面を示す断面
図、第23図は第21図に示す構成を電気的な等価回路
で示した説明図である。
第20図に示すように、10はその上面か結晶面<10
0>を有する例えば不純物濃度101S原子/ c m
 3以下で伝導形式かp形のシリコン単結晶の基板であ
る。この基板10の一方の面にダイアフラム11が裏面
からエツチングにより掘り起こされて薄肉に形成されて
いる。
このダイアフラム11の周辺の厚内部12は中央に導圧
孔13をもつ台座14に接合され、更にこの台座14は
導圧孔13と貫通するように導圧管15が接合されて、
この導圧管15に測定すべき圧力Pが導入される。
このダイアフラム11の符号Aで示す前記エツチングし
ない側の表面には部分的に不純物濃度1017程度のn
+拡散F3(図では省略)か形成され、このn+拡散層
の一部に振動子16が結晶軸<001>方向に形成され
ている(第21図)。
この振動子16は例えばダイアフラム11に形成された
n+層およびp層をフォトリングラフィとアンダエッチ
ングの技術を用いて加工する。
17は振動子16の略中央上部に振動子16に直交して
非接触の状態で設けられた磁石であり、18は絶縁膜と
しての5i02JAである(第22図参照)。
19 a、19bは例えばAIなどの金属電極であり、
この金属電極19aの一端は振動子16から延長しなn
+層にS i 02層を介して設けたコンタクトポール
20aを通じて接続され、その他端はリード線を介して
振動子16の抵抗値にほぼ等しい比較抵抗ROの一端と
増幅器21の入力端にそれぞれ接続されている。増幅器
21の出力端からは出力信号が取り出されると共にトラ
ンス22の一部コイル[71の一端に接続されている。
このコイルし、のfl!!端はコモンラインに接続され
ている。
一方、比較抵抗R0の他端は中点かコモンラインに接続
されたトランス22の2次:IイルI、2の一端に接続
され、この2次コイルL2の他端は振動子16の他端に
前記同様に形成された金属な極19b、コンタクトホー
ル20を介してn+層に接続されている。
以上の構成において、p形層(基板10)とn+形層(
振動子16)の間に逆バイアス電圧を印加して絶縁し、
振動子16に交流電流lを流すと振動梁16の共振状態
において振動子16のインピーダンスが上昇するがこの
ときのインピーダンスをRとすると第22図に示すよう
な等価回路を得る。
従って、中点COをコモンラインに接続した2次コイル
[72、比較抵抗R0、およびインピーダンスR6によ
りブリッジが構成されるので、このブリッジによる不平
衡信号を増幅器21で検出しその出力を帰還線23を介
して1次コイルし、に正帰還すると、系は振動子16の
固有振動数で自励発振を起こす。
上記構成において、振動梁16のインピーダンスRは固
有振動数に応じて上昇する。このインピーダンスRは、
次式のように表わすことができる。
R中<1/222)  ・ (1/(Egγ) I/2
 )・(AB’ l’ /bh2)・Q十Rdここで、
E:弾性率 g;重力加速 γ;振動子を構成している材料の密度 A:振動モードによって決まる定数 B;磁束密度 l:振動梁の長さ b;振動梁の幅 h;振動梁の厚さ Q;共振の鋭さ Rd:直流抵抗値 上式によれば振動子16のQが数百〜数万の値をとるた
め、共振状態において増幅器21の出力として、大きな
振幅信号を得ることかできる。このように振動式トラン
スデユーサは増幅器21のゲインを充分大きくとって正
帰還するように構成すればその系は固有振動数で自励発
振する。
なお、振動子は、例えばn形シリコン基板にB(ボロン
)を4X10”原子/ c m 2以上に拡散して選択
性エツチングによりp形として形成したものを用いても
よい。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、この様な振動式トランスデユーサにおい
ては、振動子16に発生ずる逆起電力を交流ブリッジの
不平衡電圧から検出しているが、励振電流の励振成分を
交流ブリッジで完全に抑圧することは事実上不可能であ
るのでブリッジ出力には励振電流成分に基づく電圧が乗
ってくる。このため、励振成分の電圧に振動子のインビ
ーダン スの変化に基づく電圧が重畳してS/N比が悪
くなり、安定な出力信号が得られないという問題がある
本発明の第1の目的は以上のような課題を解決してS/
N比が良好で安定な出力が得られ且つ感度の良い振動子
を持つ振動式トランスデユーサを提供することであり、
第2の目的はこのような振動式トランスデユーサを!M
造する製造方法を提供することである。
く課題を解決するための手段〉 以上の目的を達成するための本発明の主な構成は、 第1にシリコン単結晶の基板上に設けられたシリコン油
結晶材よりなる振動子本体と、この振動子本体を励振す
る励振手段と、振動子本体の励振された振動を検出する
振動検出手段とを具備する振動式トランスデユーサにお
いて、両端が基板に固定され互いに平行に配置された2
個の第一振動子とこの第一振動子の中央部を機械的に結
合する第二振動子とを有するH形の振動子本体と、振動
子本体に直交して直流磁界を印加する磁場印加手段と、
一方の第一振動子の両端あるいは2個の第一振動子の一
方の同一端側に交流電流を流して直流磁場との相互作用
により振動子を振動させる励振手段と、他方の第一振動
子の両端あるいは2個の第一振動子の他方の同一端側に
発生ずる起電力を検出する振動検出手段と、励振手段と
振動検出1段との間に接続された増幅手段とを具備する
構成とし、 さらに振動子を構成する原子の結合半径より小さい結合
半径を持つ他の原子を注入して所定の初期張力か与えら
れた振動子を具備するようにしたものであり、 第2にシリコン単結晶の基板上に形成された薄肉のダイ
アフラムの上に端部を除きこのダイアフラムと所定の間
隙を保って一体に梁状の振動子を形成し更にその上面を
シェルによって振動子とは所定の間隙を保って覆うよう
に形成する振動式トランスデューサの13jff方法に
おいて、シリコン或いはシリコン酸化物よりなる間隙対
応部と振動子とを基板と一体となるように形成し、この
後間隙吋応部の上部をシェルに相当するシェル相当部で
基板と一体に覆い、次に間隙対応部に達するエツチング
液の注入口をシェル相当部に形成して間隙対応部をエツ
チングにより除去した後、注入11を閉じて気密を保持
するようにして製造するようにしたものである。
く作 用〉 以上の構成においては、基板上のダイアフラムに外力が
加わると、振動子本体の固有振動数は外力に対応して変
化する。この振動子本体の振動は振動検出手段により検
出され固有周波数の変化が出力信号として取出される。
そして、この固有周波数の変化からダイアフラムに加わ
った物理量を検知する。
また、以上の製造方法においては、シリコンの基板に対
してエツチングにより薄肉のダイアフラムを形成し、こ
の部分に単結晶の特性を利用してエツチングと半導体技
術を使ってH形の振動子本体がダイアフラムと一体に形
成出来る。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する
第1図は本発明の一実施例の全体構成を示ず構成図であ
る。第2図は第1図に示す振動子本体の要部の構成を示
し、第2図(A)はシェルを除去したときの上面図、第
2図(B)は第2図(A)のB−B−断面を示している
振動子本体24は、例えば伝導形式がn形のシリコン単
結晶で出来たダイアフラム25の上に一体に形成された
ρ形のシリコンで出来た第1振動子26A、26Bと第
2振動子27で構成されるトI形の振動子などで構成さ
れている。
ダイアフラム25は、第22図に示ずダイアフラム11
と同様に周囲に厚内部(図示せず)を有するn形のシリ
コン基板の下面の中央部をエツチングして薄肉として形
成されており、測定圧力がこの面に印加されることによ
って全体として変位する。このダイアフラム25の上面
の結晶面(100)の一部にはエツチングにより各振動
子が収納されるH形状の凹部28が形成されている。
この凹部28を跨ぐようにして、梁状の第1振動子26
A、26Bがそれぞれ結晶軸<001>に平行にダイア
フラム25と一体にp形で形成され、これ等の中央部を
これ等の振動子に直角にP形の梁状の第2振動子27で
結合してH形の振動子が形成されている。
この第1@動子26Aの両端にはt極29と30が、更
に第1振動子26Bの両端には電極31と32が形成さ
れている。
第2振動子27の上部にはこれと平行に磁石17が配置
され、第1振動子26A、27Bに直角に磁場を発生さ
せている。
励振手段として機能する入カドランス33の出力端子は
電極29.30に、その入力端子34の一端は出力端子
35に、他端はコモンラインにそれぞれ接続されている
振動検出手段として機能する出カドランス36の入力端
子は電極31.32に接続され、その出力端子37.3
8は増幅器39の入力端にそれぞれ接続されている。更
に、増幅器39の出力端は出力端子35に接続されてい
る。
なお、以上の第1図、第2図においては説明の便宜上、
ダイアフラム25の上部を覆うシェルを除いて記載して
いるが、後述するように実際には第1振動子26A、2
6B、および第2振動子27の周囲は所定の間隙を以て
エピタキシャル成長などの半導体技術でダイアフラム2
5と一体に覆われ、更にこの間隙の内部は真空に保持さ
れ振動子の振動に対して高いQファクタが維持されるよ
うになっている。
以上の構成において、入カドランス33に増幅器39か
ら入力された電圧により、第一振動子26Aか磁石17
の磁場との相互作用により励振されて振動する。この振
動により、第一振動子26Bは第二振動子27を介して
振動させられこの振動は磁石17との相互作用により出
カドランス36の入力端に起電力eを発生させる。この
起電力eは出カドランス36を介して増幅器39に入力
され増幅されて出力端子35に取出される。この増幅さ
れた電圧は入カドランス33に正帰還され、これが繰り
返されて系が自励発振をする。
以上のように、振動子本体24は励振用の第一振動子2
6Aと、起電力検出用の第一振動子26Bとに分けられ
、第二振動子27で第一振動子26Aと26Bの振動の
腹の部分を機械的に結合するようにしたので、励振電流
成分が起電力eに重畳せず、高い励振成分除去比(S/
N比)が得られる。
第3図は以上のように構成された振動式トランスデユー
サのS/N比を測定した結果を示す。
第3図において、横軸は1目盛りがlKH2の幅で示し
た周波数、縦軸は1目盛りが5dBの幅で示した減衰度
を示している。ダイアフラム25に印加される圧力をゼ
ロとしたときの共振周波数は71551.、IH2であ
り、このときのマーカXで示した点は基準レベルを−7
,0dBmとして−13,3dBmであり、共振点を外
れるにしたがって一52dBmのノイズラインを示す線
に漸近している。S/N比はこれ等の差として表現され
、従来に比べて格段に良いほぼ30〜40dBのS/N
比が得られている。
第4図は本発明の他の実施例の要部を示す構成図である
本実施例では、入カドランス33の二次側を二個の第一
振動子26A、26Bの一方の同一端側に接続し、出カ
ドランス36の一次側を二個の第一振動子26A、26
Bの他方の同一端II!Ifに接続するようにしたもの
である。
なお、前述の実施例においては、第二振動子27はP形
シリコンとして説明したが、これに限ることはなく、例
えば、酸化シリコン(SiO□)、あるいは、窒化珪素
(Si、N4)にアルミニウムなどの導体を蒸着したも
のであってもよい。
また、これ等の振動式トランスジューサはシリコンの弾
性率の温度係数によってその振動周波数か変化するので
、圧力計のほかに真空容器に収納して温度計として利用
できるほか、密度計としても利用することができる。
このように、振動子本体24は、励振用の第一振動子2
6Aと起電力検出用の第一振動子26Bとに分けられて
おり、更に第二振動子27で第一振動子26Aと26B
の振動の腹の部分を機械的に結合するようにしたので、
励振電流成分を含まず、高い励振成分の除去比(S/N
比)が得られる。
従って、第1図に示す実施例によれば、S/N比が良好
で安定な周波数出力信号が得られる振動式トランスデユ
ーサを実現することが出来る。
第5図は第1図に示す振動式トランスデユーサを製造す
る製造方法を示す工程図である。なお、この工程図では
説明を簡単にするために、とりあえず振動子本体24の
代りに第二振動子27を結合しない状態の梁状の第一振
動子26Aを製造するものとして説明する。
第5図(a)は保護膜の形成とその一部を開11する工
程を示している。
n形のシリコン単結晶の基板40の結晶面(100)の
上にシリコン酸化物あるいはシリコン窒化物などの保護
膜41を形成し、この後で第一振動子26Aの形状に沿
うパターンが形成されたマスクを用いて保護膜41の一
部に開口部42を形成する。
次に、第5図(b)に径行するがこの工程は基板の中に
凹部を形成する工程である。
1050°Cの水素(H2)の雰囲気中で塩化水素を用
いてエツチングを行って、開口部42に対応する基板4
0に凹部43を形成する。
この場合に、例えば塩化水素の代りに40°C〜130
°Cのアルカリ液を用いて異方性エツチングをしても良
い。
第5図(c)はエビタキシャル工程を示している。
1050°Cの水素()[2)の雰囲気中でソースガス
に塩化水素を混入して多層の選択エピタキシャル成長を
行う、この点について、以下にさらに詳細に説明する。
■第1ステップとしてボロンの濃度が1019cm”−
’のP形シリコンにより凹部43の上に隙間対応部の下
半分として機能する第1エピタキシャル層44を選択エ
ピタキシャル成長させる。
■第2ステップとしてボロンの濃度が1020cm−3
のP形シリコンにより第1エピタキシャル層44の表面
に開口部42を塞ぐようにして第一振動子26Aに相当
する第2エピタキシャル層45を選択エピタキシャル成
長させる。
■第3ステップとしてボロンの濃度が10IIIcm”
−’のP形シリコンにより第2エピタキシャル層45の
表面に隙間対応部の上半分として機能する第3エピタキ
シャル層46を選択エピタキシャル成長させる。
■第4ステップとして、ボロンの濃度が102’cm−
”のP形シリコンにより第3エピタキシャル層46の表
面に後述するシェルに相当する第4エピタキシャル層4
7を選択エピタキシャル成長させる。
なお、この場合に第3エピタキシャル層46をリンの濃
度がIQ”cm−’のn形シリコンを用いても良い。
第5図(d)はエツチング液を注入する注入[1を形成
する工程である。
この工程では保護ll!41をフッ化水素酸(HF )
でエツチングして除去し、第4エピタキシャル層47の
側面にエツチング液を注入する注入[148を設ける。
第5図(e)は振動子と基板などとの間に隙間を形成す
る選択エツチングの工程を示す。
P形の第4エピタキシャル層47に対してH形の基板4
0が逆バイアスになるようにパルス電源EPから正のパ
ルス電圧を印加して基板40を保護しながら注入[14
8からアルカリ液を注入して第1エピタキシャル層44
と第3エピタキシャル層46とを選択エツチングして除
去する。
なお、第3エピタキシャル層46にリンの濃度かIQ”
cm−’のn形シリコンを用い、第4エピタキシヤルH
IJ47にボロンの濃度か102102O’のP形シリ
コンを用いても良い。
これ等は、ボロンの濃度か4xlO”cm−3以上にな
るとエツチング作用に抑制現象が起きるのを利用してい
る。
最後に、第5図(f>に示す密封工程に移行する。
この工程では、1050”Cの水*(H2)中でn形シ
リコンのエピタキシャル成長を行い、基板40と第4エ
ピタキシャル層47の外表面にエピタキシャル層50を
形成してその一部でシェル51を構成すると共に注入口
48を閉じて密封する。
なお、この密封工程は、以上の方法以外に■熱酸化によ
り注入口48を閉じる、■ポリシリコンをCVD法又は
スパッタ法により注入口48に着膜させて注入口48を
閉じる、■シリコンのエピタキシャル法の内の真空蒸着
法により注入口48を埋める、或いは■絶縁物、例えば
ガラス(s rO2)、窒化物、アルミナなどをCVD
法、スパッタ法、或いは蒸着法により注入口48を埋め
るようにしても良い。
この後、図示していないが、基板40の底面側からエツ
チングによって基板を掘り起こしてダイアフラム25を
形成する。
このような製造方法をとることによって、次のような効
果が期待できる。
第1に、基板40と第一振動子26Aとして機能する第
2エピタキシャル層45、およびシェル51が一体とし
て形成されるので、基板40とシェル51とを接合する
必要がなく、接合に基づく不安定さを回避することがで
きる。
第2に、単純な構造で外気と振動子とを絶縁できるので
、小形化が容易に出来る。
第3に、半導体プロセス技術を利用しているので、振動
子やシェルの正確な位置、厚さ、形状を容易に実現でき
る。
第6図はH形の振動子本体を形成する場合の工程の一部
を示す。
この場合は、第5図(a)、(b)に示す工程に対して
第6図に示す工程を入れ替え、その他の工程は第5図に
示す工程と同一にすることによって、I]形の振動子本
体24を実現することができる。
まず、第6図(a)に示すように、シリコンの基板40
の結晶面(100)の上面にシリコン酸化物或いはシリ
コン窒化物などの保護膜52を形成した後、H形に開口
部をもつマスクを用いて基板40の表面に形成された保
護PIA52をH形にホトリングラフィにより除去し保
護膜52にH形の開[1部53を形成する。
このH形の開口部53は、第1振動子26A、26Bと
第二振動子27の各々で形成されるH形の梁の方向が基
板40の結晶軸<001>の方向とこれに直角の方向に
なるように配列する。
次に、第6図(b)に示すように、このような開[1部
53を持つ保fill!52に対してエツチングをする
と基板40に開[1部53に対応するH形の凹部54が
形成される。
この後は、第5図に示す工程に従って各工程を進めるこ
とにより、第1図に示すようなH形の振動子本体24が
形成される。
第7図は第5図に示す製造工程における振動子の歩留ま
りを自重させ安定化するための工程を示す。
この工程は、第7図(C)を除き第5図に示す工程とほ
ぼ同一である。
第7図(c)の工程は、第7図(b)で形成した凹部4
3の表面にホウ素で高濃度P+十のP形のエピタキシャ
ル7ff171を1μm以下に薄く形成した点にある。
この場合はP形のエピタキシャル層71がエツチング液
でエツチングされるかされないかの限界付近、例えば3
X10’ ” cm−”の程度の濃度にこの濃度を設定
すると良い。
この後、第7図(d)のエピタキシャル工程、第7図(
e)のエツチングの注入口を形成する工程を経て第7図
(f)のエツチング工程に移行する。
この工程では、注入口48からエツチング液を注入して
隙間対応部に相当する第1エピタキシャル層44、第3
エピタキシャル層46をエツチングして除去する。この
場合に、補助エピタキシャル層71は本来P形で高濃度
であるのでエツチングされないが、その厚さが極めて薄
いので選択エピタキシャル工程のオートドープや熱工程
による拡散によりアルカリ液でエツチングされる程度に
ホウ素の濃度が低下してエツチングされ下地の基板40
のn形面が表面に出る。
以上の工程について、第8図と第9を用いて更に詳細に
説明する。
第7図(C)の工程において、補助エピタキシャル層7
1がない場合には、第7図(f)のエツチング工程にお
いてn形の基板40とP形の第1エピタキシャル層44
との間のPN接合部にホウ素が島状に残る。
この島状に残ったP形の残留部72(第8図)はエツチ
ング中にエツチング液であるアルカリ液との境界面にお
いてN形に反転するN形反転層73を形成し、このため
パルス電源Ep  (第7図(f))から矢印の示すよ
うに電流11の流れる道が出来て残留部72の表面が保
護されてエツチングされず、振動子の下が部分的にエツ
チングされないなどの問題が生じ易い。
そこで、第9図に示すように1μm以下の薄いP形の高
濃度P” (3X10” cm−”(1)程度)のホウ
素のドープ層である補助エピタキシャルM71を基板4
0の上面に形成し、洩れ電流ilを遮断してこの残留部
72が形成されないようにして安定なエツチングを確保
し、これにより生産性向上を図っている。
この後の工程は、第5図(f)に示す工程と同一の工程
によりシェルを形成する。
第10図はシェルの内部を真空に保持する振動子本体の
W4造を実現する製造方法の要部を示す工程図である。
高いQファクタを維持して感度良く圧力などを検出する
なめには、振動子の周囲を真空に保持しておく必要があ
る。この場合に、このような梁状の振動子26A、26
B〜27をダイアフラム25に一体として形成される構
造の振動式トランスデユーサではその製造法に工夫を要
する。
第10図では第1図に示す振動子本体のうち第一振動子
をベースとしてその周囲を真空に保持する場合を例にと
って説明する。
第5図(a)〜第5図(e)までの工程は同一であり、
これにより第5図(f)に相当する第10図(a>のエ
ツチング結果を得る。
第10図(b)の工程では、全体を1050゜Cの温度
で水素H2の雰囲気中又は真空中で基板40と第4エピ
タキシャル層47の外面の部分にn形のエピタキシャル
成長をさせる。このエピタキシャル成長により、基板4
0と第4エピタキシャル層47との間に形成された注入
「148が埋められてシェル51が形成され、内部に棒
状の第2エピタキシャル層で形成された例えば第1fA
動子26Aをもつ振動式トランスデユーサの振動子本体
が形成される。
この場合、第1振動子26Aの周囲と中空室74の内面
には注入口48の隙間(1)相当の厚さのn形層が形成
される。
この第10図(b)の工程では水素H2の雰囲気中でエ
ピタキシャル成長をさせたので、シリコンの単結晶で出
来た基板40とシェル51との間に形成された中空室7
4の中には水素H2が封入されている。
そこで、第10図(c)に示すように900゜Cで真空
とした雰囲気の中にこの振動子本体を持つ振動式トラン
スデユーサを入れて、シリコンの結晶格子の間を通して
この水素H2を脱気して真空とする。このようにして得
られた真空度は1×10’Torr以下となる。
なお、水素分圧の極めて少ない不活性カス、窒素ガスの
中でも同様の結果が得られている。
次に、第11図を用いてこの脱気について説明する。第
11図において、横軸は温度で縦軸は解離圧力を示して
いる。原点から斜めに引かれた直線は基板40のシリコ
ン中に水素が吸収される領域とシリコンより外部に脱気
される領域とが分離される境界を示している。
この図によれば、′r0例えば1200”Kの真空中で
充分長い時間の間装置すれば、シェル51の内部の水素
はシェル51と基板40のシリコンの中に吸収されてこ
れ等のシリコンの中に拡散され、その表面に達した水素
は周囲の圧力がPI例えば10−’Torr以下であれ
ば解離して放出される。
これによって、中空室74の中を例えば1〇−”I’o
rrの真空度にすることができる。
以上の点は、前記のプロセスにより実験した結果、シェ
ル51の内部の中空室74をおよそ10−コT o r
 rに相当する第1@動子26AのQ値である3X10
’以上の値が得られていることかられかる。
第12図は第10図に示す工程の一部を変更した工程図
である。
第10図(a)までの工程は同一であり、この後に第1
2図(a)の工程に移る。
第12図(a)の工程は第10図(a)の工程で、エツ
チングにより注入口48を形成したが、この注入口48
を封じる他の工程である。
この工程では、第2エピタキシャル層45に対して第一
振動梁26Aとなる第4エビエピタキシャル層47とシ
リコンの基板40とで形成される間隙に酸素を置換した
後、アモルファスシリコンをスパツクして注入口48を
封じ、シェルフ5を形成する。
この後、第12図(b)の工程に移り、脱気する。この
工程では、振動子本体を含む振動形トランスジューサを
900°C以上の温度の真空中に置き第12図(a)の
工程で中空室74に封じろれな酸素で中空室74の内壁
のシリコンを酸化することにより、或いはシリコン中の
酸素の拡散によりその一部分かシリコンの表面から放出
されることにより真空度を上げる。
以上の本発明による製造方法によれば、シリコンの基板
に対して所定の間隙を持って振動子を一体に形成した後
、格別の加工をすることなく所定の工程で真空にしたの
で、圧力特性及び温度特性の優れた振動形トランスジュ
ーサを実現することができる。
第13図は振動子に初期張力を付与した振動式トランス
デユーサの要部構成を示した断面図である。
振動子本体は、例えばn形シリコンの基板40に両端が
固定されこの両端を除いて基板40と所定の間隔を保持
してP形の振動子13が固定され、その上はシリコンの
シェル51で基板40と一体に覆われ、これ等に囲まれ
て中空室74が形成されている。この中空室74の内部
は真空に保持されている。
そして、ダイアフラム25に例えば測定圧力P責が印加
されてこのダイアフラム25に両端が固定された振動子
76に生じる歪みに対応した振動子76の共振周波数を
測定することにより測定圧力Ptaを知る。
ところで、振動子76は測定圧力P1Nがゼロの時でも
初期張力を与えておかないと、測定圧力P亀により座屈
を起こして測定できない状態となり、またこの初期張力
のバラツキを制御しておかないと感度のバラツキも生じ
ることになる。
以下この点について説明する。第14図は各種の不純物
の共有結合半径R4と、シリコンの共有結合半径RsJ
に対する各不純物の共有結合半径R,との関係を現して
いる。第15図は不純物の濃度に対する格子定数の変化
を示している。第14図から判るようにシリコン(S、
)の共有結合半径Rsj1.17八に対してリン(P)
は1゜10八、ホウ素(B)は0.88八と小さい、従
って、ホウ素或いはリンがシリコンの中に注入されると
この部分は引張歪を受ける。その歪みの程度は、第15
図から、例えばホウ素が10”cm−3の濃度の場合の
格子定数の変化は2X10−3八であり、一方シリコン
の格子定数は5.431人であるので約4xlO−’ 
 (−2xlO−’15.431>となる、4X10−
’以上の歪みを与えるには、例えばホウ素を2倍の2×
10”cm−’だけ注入ずれば、注入量に比例して8X
10−’の初期張力が発生する。従って、任意の濃度の
ホウ素を注入すれば任意の初期張力を与えることができ
る。
第13図に示す振動子76はこれを利用して初期張力が
与えである。
なお、4X10−’未満の歪みを与えるには、n形シリ
コンの基板40のリン濃度を上げてやるか、或いは振動
子76を酸化して振動子の表面のホウ素を酸化膜の中に
偏析させ、BHFにより酸化膜を除去することにより振
動子76の中のホウ素濃度を下げて歪みを4X10−’
以下に調節できる。また、第17図から判るようにホウ
素の濃度がIQ17cm−’の程度ではほとんど歪みが
発生しないことが推定される。
第16図は本発明の振動形歪センサの要部である振動子
本体の製造工程の要部を示す工程図である。
第16図(a)は第5図(a)〜第5図(b)の工程で
HClエツチングされて凹部43が形成された状態を示
している。
次に、第16図(b)に示すように、凹部43の中に1
0500Cの温度で水素ガスH2の雰囲気中で10”c
m””3の濃度のホウ素(P形)を選択エピタキシャル
して第1エピタキシャル層44を形成する。
この後、第16図(c)に示すように、第1エピタキシ
ャル層44の上に10500Cの温度で水素ガスH2の
雰囲気中で102°cm−3の程度の濃度になるように
調整されたホウ素(P形)を選択エピタキシャルして振
動子76となる第2エピタキシャル層77を形成する。
これは、シリコンの共有結合半径が1.17Aであり、
ホウ素のそれは0.88八であるので、ホウ素が部分的
にシリコンの中に注入されるとその部分が引張歪みを受
けるのを利用して振動子76となる第2エピタキシャル
層77のホウ素の濃度を調整してここに必要な初期張力
を与えるためである。
次に、第16図(d)に示すように、第2エピタキシャ
ル層77の上に1050’Cの温度で水素ガスH2の雰
囲気中で、10”cm”−’の濃度のホウ素(P形)を
選択エピタキシャルして第3エピタキシャル層46を形
成する。
更に、第16図(e)に示すように、第3エピタキシャ
ル層46の上に1050’Cの温度で水素ガスH2の雰
囲気中で、10”cm−’の濃度のホウ素(P形)を選
択エピタキシャルして第4エピタキシャル層47を形成
する。
第16図(f)は、第16図(e)に示す選択エピタキ
シャルの工程の後にS、O2の保護y!A41を弗化水
素HFでエツチングして除去(工程は図示せず)した状
態において、第1エピタキシャル層44と第3エピタキ
シャル層46を除去するエツチング工程を示している。
このエツチング工程では、図示していないが、アルカリ
の液中に全体が浸種されており、n形のシリコンの基板
40がn形の第2エピタキシャル層77に対してプラス
の電位となるように直流パルス電源EPからピーク値が
5Vで繰返し周期が0.04Hz程度の正のパルス電圧
が印加されている。この電圧印加によりn形のシリコン
の基板40と第4エピタキシャル層47がその表面に不
溶性膜が形成されて不@態化される結果、そのエツチン
グ速度が第1エピタキシャル層44と第3エピタキシャ
ル層46に対して大幅に遅くなるので、これを利用して
第1エピタキシャル層44と第3エピタキシャル層46
を除去する。さらに、第2エピタキシャル層77はドー
プされたホウ素の濃度が4X10”より大きいときには
エツチング速度がドーグされないシリコンの場合の通常
の速度から大幅に遅れる現象を利用して、第2エピタキ
シャル層77を残して全体として第16図(g)に示す
ように一部に注入口48をもち、さらにシリコンの基板
40と第2エピタキシャル層77との間に間隙を持つよ
うに形成される。
この後の工程については、第5図(g)或いは第10図
(b)〜第10図(e)に示す工程と同様になる。この
ような工程をたどって第13図に示す振動子本体の要部
が形成される。
なお、振動子76の初期張力をさらに細かく調整するに
は、例えばn形のシリコンの基板40の中のリン濃度を
調整して基板40と第2エピタキシャル層77との相対
歪みを利用して初期張力を調整するようにする。
或いは、エピタキシャルにより低濃度のn形シリコンを
適当な厚みで振動子76に成長させることにより、見掛
けの初期張力を低下させることも出来る。また、熱酸化
することによっても、熱酸化膜の中に発生ずる圧縮歪み
が加わって見掛けの初期張力を調鰯することができる。
さらに、CVD、スパッタ、蒸着などによっても同じよ
うに初期張力を調整することができる。
いままでの実施例では、注入する原子をホウ素、或いは
リンとして説明したが、これに限定されることはない、
また、振動梁はシリコンに限ることもない。
以上の振動形歪センサは、圧力測定をベースとして説明
したが、これは加速度センサ、差圧センサなどにも適用
できる。
以上、具体的に説明したように本発明によれば、従来に
比べて簡単な構成で振動梁に初期張力を与えることがで
き、しかもその張力を容易に調整することができる。
次に、第1図に示す増幅器の詳細について説明する。
第23図に示すような従来の振動式トランスデユーサは
、振動子が非線形領域で発振をする構成であるので、例
えばセナーダイオードで発振振幅を制限すると発振周波
数が変化し、また駆動電圧を一定に制御する構成では他
の共振系との結合や測定流体との接合状態などの境界条
件により振動子の振幅が変化することがしばしば生じ、
正確な共振周波数を発生することができないという問題
がある。第17図に示す増幅器を用いることによってこ
のような問題を解決することができる。
第17図は第1図に示す増幅器39の詳細な構成を示す
回路図である。
AMClは増幅回路であり、その入力@(+)、(=)
は振動子本体24の出力端37.38に接続されている
。その出力端は結合コンデンサC5を介して更に増幅回
路AMC2に入力されその出力電圧は結合点Jに出力さ
れる。その出力は位相調整回路P HCを介して利得調
整回路GACに出力される。利得調整回路GACは、そ
の初段で増幅した後、その増幅出力が抵抗R1゜、電界
効果トランジスタQ1、トランス′rの直列回路に印加
され、このトランス′r゛の2次側巻線から出力端子4
0にその大きさか制御された出力電圧を出力する。
一方、結合点Jの電圧vjは半波整流回路HWRに入力
され、ここでこの電圧V」の大きさに対応した直流電圧
EJに変換され、比較器CMPの反転入力端(−)に入
力される。比較器CMPの非反転入力端(+)には振幅
設定回路ASCから基準電圧vRが印加されており、比
較器CMPはこれ等の直流電圧EJと基準電圧E」との
偏差を増幅してその出力端から電界効果トランジスタQ
、のゲートにこの差電圧を印加してそのドレイン/ゲー
ト間の抵抗を調節してトランスTに流れる電流を調節す
る。
なお、これ等の回路において、コンデンサC6と抵抗R
17で位相調整し、抵抗R26で出力端40に現れる電
圧の振幅を設定する。
以上の構成において、増幅器39から入カドランス29
に電圧が印加されるとその出力から第1振動子26Aに
電流iが流れ、磁石17による磁場との間で電磁力が作
用して第1振動子26Aが振動する。この振動は第2振
動子27を介して第1振動子26Bを振動させるが、第
1振動子26Bには磁石17から磁場が印加されている
ので、第1振動子26Bには電圧eが発生し出カドラン
ス36を介して増幅器39に入力される。増幅器39は
この電圧を増幅してその出力端子35に増幅した電圧を
発生させる。
この増幅され、た電圧は再度入カドランス33に印加さ
れ、第1振動子26Aに更に大きな電圧として印加され
る。
以上を繰り返して増幅器39と振動子本体24とを結合
するループは自励発振をする。そして、このループのル
ープゲインを1以上に設定しておくことにより、この自
励発振は持続する。
この場合に、この自励発振の電圧の振幅は基準電圧vR
に対して一定の誤差の中に入るように制御される。
すなわち、結合点の電圧V、に対応する直流電圧Ejが
基準電圧vRに対して大きいときはこれらの偏差に応じ
て比較器CMPの出力で電界効果トランジスタQ1の内
部抵抗を増加させてトランスTに流れる電流を小さくし
て出力端子35に現れる電圧を小さくする。この結果、
振動子本体24に印加される電圧が小さくなり、増幅器
39に入力される電圧が小さくなる。
逆に、結合点の電圧V、に対応する直流電圧E4が基準
電圧VRに対して小さいときはこの逆に動作する。
このようにして常に発振振幅は基準電圧vRに一定の誤
差の範囲内で一致するように動作する。
この誤差は比較器CMPの(出力電圧/比較器CMPの
ゲイン)で決定される。従って、比較器CMPのゲイン
が大きければ誤差は無視できる値となり、常に振動子の
振幅は基準電圧VRに等しくなるように動作する。
次に、第18図と第19図を用いて第17図に示す回路
構成をとったときの効果について説明する。
第18図は第17図に示す回路構成を採用したときの効
果を示しており、第19図は第17図に示す電界効果ト
ランジスタQ1を除去して短絡し駆動力を一定(一定の
電源電圧による駆動)にしたときの従来の回路構成をと
ったときの効果をそれぞれ示している。いずれも、スパ
ンはIKg/cm’であり、横軸は圧力、縦軸は指示値
をそれぞれ示している。
これ等の結果から判るように、第18図に示す場合は±
0.005%程度の変動に対して第19図に示す場合は
最大±0.025程度の変動を示しており、約5倍程度
の改善が図られている。
以上、具体的に説明したように本発明は、自励発振の発
振振幅は増幅器の途中から検出し、この検出した発振振
幅を予め設定した基準電圧と比較してこの基準電圧にな
るようにその後段に設けられた利得調節手段を調整する
ようにして振幅を一定に保持したので、発振振幅は外部
条件に左右されずに常に一定に保持され自励発振の発振
周波数の変動を来たすことはなく、高精度の振動式トラ
ンスデユーサを実現することができる。
〈発明の効果〉 以上、実施例と共に具体的に説明したように本発明によ
れば以下の効果を有する。
(a)第1請求項による構成によれば、振動子本体が励
振用の第一振動子26Aと起電力検出用の第一振動子2
6Bとに分けられており、更に第二振動子27で第一振
動子26Aと26Bの振動の腹の部分を機械的に結合す
るようにしなので、励磁電流成分を含まず、高い励振成
分の除去比(SZN比)が得られ、安定な周波数出力信
号が得られる振動式トランスデユーサを実現することが
出来る。
<b)第2請求項による構成は振動子の梁の方向をシリ
コンの単結晶の結晶軸と関連させて限定したものであり
、第1請求項と同様な効果が期待できる。
(C)第3請求項による構成によれば、第1に基板と第
一振動子として機能する第2エピタキシャル層、および
シェルが一体として形成されるので、基板とシェルとを
接合する必要がなく、接合に基づく不安定さを回避する
ことができる。第2に単純な構造で外気と振動子とを絶
縁できるので、小形化が容易に出来る。第3に半導体プ
ロセス技術を利用しているので、振動子やシェルの正確
な位置、厚さ、形状を容易に実現できる。
(d)第4請求項による構成は第3請求項に記載する製
造方法に対する各部の構成要素を導電形式で限定したも
のであり、第3請求項と同様な効果を有する。
(e)第5請求項による構成によれは、第3請求項に記
載する製造方法をH形の振動子本体に対する製造方法に
適用したものであり、H形でも第3請求項の製造方法と
同様な効果を維持できる。
(f)第6請求項による構成は第3請求項に記載した製
造方法を更に限定し振動子、隙間対応部、シェル相当部
とをエピタキシャル成長法により製造する製造方法どし
たものであり、第3請求項と同様な効果を有する。
(g)第7請求項による構成によれば、第4請求項に記
載する製造方法に対して、更に歩留まりを向上させるよ
うにした製造方法を提供することができる。
(h)第8請求項による構成によれば、シリコンの基板
に対して所定の間隙を持って振動子を一体に形成した後
、格別の加工をすることなく所定の工程で真空にしたの
で、圧力特性及び温度特性の優れた振動形トランスジュ
ーサを実現することができる。
(i)第9請求項による構成によれば、第8請求項に対
する製造方法に対して水素ガス雰囲気の中で密封して真
空に保持するもので、第8請求項と同様な効果がある。
(j)第10請求項による構成によれば、第8請求項に
対する製造方法に対して酸素ガス雰囲気の中で密封して
真空に保持するもので、第8梢求項と同様な効果があり
、多様な製造方法が確保できる。
(k)第11請求項による構成によれば、従来に比べて
簡単な構成で振動子に初期張力を与えることができ、し
かもその張力を容易に調整することができる。
(り第12請求項による構成によれば、第2請求項に記
載するH形の振動子に対して簡単な構成で振動子に初期
張力を与えることができ、しかもその張力を容易に調整
することができる。
<m)第13請求項による構成によれば、自励発振の発
振振幅を増幅器の途中から検出し、この検出した発振振
幅を予め設定した基準電圧と比較してこの基準電圧にな
るようにその後段に設けられた利得調節手段をfI整す
るようにして振幅を一定に保持したので、発振振幅は外
部条件に左右されずに常に一定に保持され自励発振の発
振周波数の変動を来なすことはなく、高精度の振動式ト
ランスデユーサを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体の構成を示す全体構成
図、第2図は第1図に示す振動子本体の要部の構成図を
示し、第2図(A)はシェルを除去したときの上面図、
第2図(B)は第2図(A)のB−B−断面、第3図は
第1図に示す振動式トランスデユーサのS/N比を測定
した結果の特性を示す特性図、第4図は第1図に示す実
施例の変形実施例の要部を示す構成図、第5図は第1図
に示す振動式トランスデユーサを製造する製造方法を示
す工程図、第6図は第1図に示すH形の振動子本体を形
成する場合の工程の一部を示す工程図、第7図は第5図
に示す製造工程における振動子の歩留まりを向上させ安
定化するための工程を示す工程図、第8図は第5図にお
ける工程の改良点を説明する説明図、第9図は第7図に
おける補助エピタキシャル層の効果を説明する説明図、
第10図はシェルの内部を真空に保持する振動子本体の
構造を実現する製造方法の要部を示す工程図、第11図
は第10図においてシェルの内側を真空にするための脱
気について説明する特性図、第12図は第10図に示す
工程の一部を変更した工程図、第13図は振動子に初期
張力を付与した振動式トランスデユーサの要部構成を示
した断面図、第14図は各種の不純物の共有結合半径R
Lとシリコンの共有結合半径R9Jに対する各不純物の
共有結合半径R9との関係を現わす特性図、第15図は
不純物の濃度に対する格子定数の変化を示す特性図、第
16図は第13図に示す振動形歪センサの要部である振
動子本体の製造工程の要部を示す工程図、第17図は第
1図に示す増幅器の詳細な構成を示す回路図、第18図
は第17図に示す増幅器の回路構成を採用したときの効
果を示す特性図、第19図は第17図に示す電界効果ト
ランジスタを除去して短絡し駆動力を一定(一定の電源
電圧による駆動)にしたときの回路の構成図、第20図
は振動式トランスデユーサを圧力センサとして用いた構
成したときの従来の構成を示す斜視図、第21図は第2
0図におけるA部を拡大しこれに振動検出回路を接続し
た構成図、第22図は第21図におけるA−A−断面を
示す断面図、第23図は第21図に示す構成を電気的な
等価回路で示した説明図である。 10・・・基板、11・・・ダイアフラム、16・・・
振動子、17・・・磁石、21・・・増幅器、24・・
・振動子本体、25・・・ダイアフラム、26A、26
B・・・第一振動子、27・・・第二振動子、28・・
・凹部、33・・・入カドランス、36・・・出カドラ
ンス、39・・・増幅器、40・・・基板、41・・・
保護膜、42・・・開口部、43・・・凹部、44・・
・第1エピタキシャル層、45・・・第2エピタキシャ
ル層、46・・・第3エピタキシャル層、47・・・第
4エピタキシャル層、48・・・注入口、49・・・酸
化シリコン膜、50・・・エピタキシャル層、51・・
・シェル、52・・・保護膜、53・・・開口部、54
・・・凹部、71・・・補助エピタキシャル層、72・
・・残留部、73・・・N形反転層、74・・・中空室
、75・・・シェル、76・・・振動子、77・・・第
2エピタキシャル層、AMCl・・・増幅回路、AMC
2・・・増幅回路、PHC・・・位相調整回路、GAC
・・・利得調整回路、HWR・・・半波整流回路、AS
C・・・振幅設定回路、CMP・・・比較器。 ン  由 −3置 周波枚 第 5 図 第 6 区 l:+4凹(支) 耳 7 図 8 × 9 °2 第11図 第1Z図 第13区 第)5図 纂16 図 ”s  1a フ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリコン単結晶の基板上に設けられたシリコン単
    結晶材よりなる振動子本体と、該振動子本体を励振する
    励振手段と、前記振動子本体の励振された振動を検出す
    る振動検出手段とを具備する振動式トランスデューサに
    おいて、両端が前記基板に固定され互いに平行に配置さ
    れた2個の第一振動子と該第一振動子の中央部を機械的
    に結合する第二振動子とを有するH形の振動子本体と、
    該振動子本体に直交して直流磁界を印加する磁場印加手
    段と、一方の前記第一振動子の両端あるいは2個の第一
    振動子の一方の同一端側に交流電流を流して前記直流磁
    場との相互作用により振動子を振動させる励振手段と、
    他方の前記第一振動子の両端あるいは2個の前記第一振
    動子の他方の同一端側に発生する起電力を検出する振動
    検出手段と、前記励振手段と前記振動検出手段との間に
    接続された増幅手段とを具備することを特徴とする振動
    式トランスデューサ。
  2. (2)前記各振動子が形成される基板の結晶面を(10
    0)とし、この結晶面に対して<001>結晶軸の方向
    に梁状に前記各第一振動子が形成され、これ等の振動子
    に直角方向に前記第二振動子が形成されたH形の振動子
    本体を具備することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の振動式トランスデューサ。
  3. (3)シリコン単結晶の基板上に形成された薄肉のダイ
    アフラムの上に端部を除きこのダイアフラムと所定の間
    隙を保って一体に梁状の振動子を形成し更にその上面を
    シェルによって前記振動子とは所定の間隙を保って覆う
    ように形成する振動式トランスデューサの製造方法にお
    いて、シリコン或いはシリコン酸化物よりなる前記間隙
    対応部と前記振動子とを前記基板と一体となるように形
    成し、この後前記間隙対応部の上部を前記シェルに相当
    するシェル相当部で前記基板と一体に覆い、次に前記間
    隙対応部に達するエッチング液の注入口を前記シェル相
    当部に形成して前記間隙対応部をエッチングにより除去
    した後、前記注入口を閉じて気密を保持するようにした
    ことを特徴とする振動式トランスデューサの製造方法。
  4. (4)前記基板の導電形式がn形、前記隙間対応部の導
    電形式がP形、前記振動子と前記シェルがそれぞれ高濃
    度で導電形式がP形であることを特徴とする特許請求の
    範囲第3項記載の振動式トランスデューサの製造方法。
  5. (5)前記基板の結晶面を(100)面としこの面に対
    して結晶軸が<001>の方向とこれと直角方向になる
    H状のエッチングマスクを用いて前記基板をエッチング
    して前記振動子の代りにH形の振動子本体が収納される
    H形の凹部を形成する工程が挿入されたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項記載の振動式トランスデユーザ
    の製造方法。
  6. (6)前記基板の上にシリコン酸化物あるいは窒化物の
    保護膜を形成してその一部をエッチングにより除去して
    凹部を形成し、次にこの凹部の中に前記振動子と前記間
    隙対応部とシェル相当部とをエピタキシャル成長法によ
    り形成し、この後前記保護膜の残りの部分をエッチング
    により除去して前記注入口を形成したことを特徴とする
    特許請求の範囲第3項記載の振動式トランスデューサの
    製造方法。
  7. (7)前記基板の上に厚さが1ミクロン以下で高濃度の
    P形の導電形式を持つ補助エピタキシャル層を形成する
    工程を挿入したことを特徴とする特許請求の範囲第4項
    記載の振動式トランスデューサの製造方法。
  8. (8)前記隙間対応部をエッチングにより除去して中空
    室を形成した後、前記注入口をガス雰囲気中で封じてか
    ら、高温に保持することにより前記中空室を真空状態に
    したことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の振動
    式トランスデューサの製造方法。
  9. (9)前記ガス雰囲気として水素ガスを用いたことを特
    徴とする特許請求の範囲第8項記載の振動式トランスデ
    ューサの製造方法。
  10. (10)前記ガス雰囲気として酸素ガスを用いたことを
    特徴とする特許請求の範囲第8項記載の振動式トランス
    デューサの製造方法。
  11. (11)両端がシリコンの基板に固定された梁状の振動
    子の共振周波数を測定することによりこの振動子の両端
    に加えられた歪みに関連する物理量を測定する振動式ト
    ランスデューサにおいて、前記振動子を構成する原子の
    結合半径より小さい結合半径を持つ他の原子を注入して
    所定の初期張力が与えられた振動子を具備することを特
    徴とする振動式トランスデューサ。
  12. (12)前記各振動子は前記各振動子を構成する原子の
    結合半径より小さい結合半径を持つ他の原子を注入して
    所定の初期張力が与えられたことを特徴とする特許請求
    の範囲第2項記載の振動式トランスデューサ。
  13. (13)前記増幅器として、前記振動子本体から出力さ
    れた信号を増幅する第1増幅手段と、この第1増幅手段
    の出力に関連する信号を増幅してその利得を調節する利
    得調節手段と、前記第1増幅手段の出力の振幅に関連す
    る信号と所定の基準値とを比較しその差信号を出力する
    比較手段とを具備しこの差信号により前記利得調節手段
    を制御して前記自励発振の発振振幅を一定にするように
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の振動
    式トランスデューサ。
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