JPH03204978A - 振動形トランスデュサの製造方法 - Google Patents
振動形トランスデュサの製造方法Info
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- JPH03204978A JPH03204978A JP34423689A JP34423689A JPH03204978A JP H03204978 A JPH03204978 A JP H03204978A JP 34423689 A JP34423689 A JP 34423689A JP 34423689 A JP34423689 A JP 34423689A JP H03204978 A JPH03204978 A JP H03204978A
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Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
- Pressure Sensors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、電圧等の印加による選択エツチングを不要と
して、製作プロセスか簡単で、かつ、製作再現性が良好
で、歩留がよく、コストを低減し得る振動形トランスデ
ュサの製造方法に関するものである。
して、製作プロセスか簡単で、かつ、製作再現性が良好
で、歩留がよく、コストを低減し得る振動形トランスデ
ュサの製造方法に関するものである。
〈従来の技術〉
第3図は従来より一般に使用されている従来例の要部構
成説明図で、例えば、本願出願人の出願した、特願昭6
2−166176号、発明の名称「振動形トランスデュ
サの製造方法」、昭和62年7月2日出願に示されてい
る。
成説明図で、例えば、本願出願人の出願した、特願昭6
2−166176号、発明の名称「振動形トランスデュ
サの製造方法」、昭和62年7月2日出願に示されてい
る。
図において、
1は半導体単結晶基板で、2は半導体基板1に設けられ
測定圧Pmを受圧する測定ダイアフラムである。
測定圧Pmを受圧する測定ダイアフラムである。
3は測定ダイアフラム2に埋込み設けられた歪み検出セ
ンサで、この場合は、振動梁3が使用されている。
ンサで、この場合は、振動梁3が使用されている。
4は封止用の半導体エピタキシャル成長層からなるシェ
ルで、振動梁3を測定ダイアフラム2に封止する。
ルで、振動梁3を測定ダイアフラム2に封止する。
振動梁3の周囲の、振動梁3と、測定ダイアフラム2お
よびシェル4との間には真空室5が設けられている。
よびシェル4との間には真空室5が設けられている。
振動梁3は、永久磁石(図示せず)による磁場と、振動
梁3に接続された閉ループ自動発振回路(図示せず)と
により、振動梁3の固有振動で発振するように構成され
ているや 以上の構成において、測定ダイアフラム2に測定圧力P
mが加わると、振動梁3の軸力が変化し、固有振動数が
変化するため、発振周波数の変化により測定圧力Pmの
測定が出来る。
梁3に接続された閉ループ自動発振回路(図示せず)と
により、振動梁3の固有振動で発振するように構成され
ているや 以上の構成において、測定ダイアフラム2に測定圧力P
mが加わると、振動梁3の軸力が変化し、固有振動数が
変化するため、発振周波数の変化により測定圧力Pmの
測定が出来る。
第4図は、第3図の従来例の製作説明図の一例で、本願
出願人の出願した、特願昭63−86946号、発明の
名称「振動形トランスデュサの製造方法」、昭和63年
4月8日出願に示されている。
出願人の出願した、特願昭63−86946号、発明の
名称「振動形トランスデュサの製造方法」、昭和63年
4月8日出願に示されている。
以下、第4図について説明する。
(1)第4図(A)に示すごとく、n型シリコン(10
0)面にカットされた基板1に、シリコン酸化物あるい
はシリコン窒化物の膜101を形成する。膜101の所
要の箇所をホトリソグラフィにより除去する。
0)面にカットされた基板1に、シリコン酸化物あるい
はシリコン窒化物の膜101を形成する。膜101の所
要の箇所をホトリソグラフィにより除去する。
(2)第4図(B)に示すごとく、1050℃の水素(
H2)雰囲気中で、塩化水素でエツチングを行い、基板
1に所要箇所102をエツチングして膜101をアンダ
ーカットして、凹部103を形成する。
H2)雰囲気中で、塩化水素でエツチングを行い、基板
1に所要箇所102をエツチングして膜101をアンダ
ーカットして、凹部103を形成する。
なお、塩化水素の代りに、高温水蒸気、酸素を用いるか
、あるいは、40℃〜130℃のアルカリ液による異方
性エツチングでもよい。
、あるいは、40℃〜130℃のアルカリ液による異方
性エツチングでもよい。
(3)第4図(C)に示すごとく、1050℃の水素(
H2)雰囲気中で、ソースガスに塩化水素ガスを混入し
て、選択エピタキシャル成長法を行う。
H2)雰囲気中で、ソースガスに塩化水素ガスを混入し
て、選択エピタキシャル成長法を行う。
すなわち、
■ボロンの濃度10”cm’のP形シリコンにより、真
空室5の下半分に相当する第1エピタキシャル層104
を選択エピタキシャル成長させる。
空室5の下半分に相当する第1エピタキシャル層104
を選択エピタキシャル成長させる。
■ボロンの濃度3xlO1gcm’のP形シリコンによ
り、第1エピタキシャル層104の表面に、所要の箇所
102を塞ぐように、振動梁3に相当する第2エピタキ
シャル層105を選択エピタキシャル成長させる。
り、第1エピタキシャル層104の表面に、所要の箇所
102を塞ぐように、振動梁3に相当する第2エピタキ
シャル層105を選択エピタキシャル成長させる。
■ボロンの濃度10’″c m−3のP形シリコンによ
り、第2エピタキシャル層105の表面に、真空室5の
上半分に相当する第3エピタキシャル層1、06を選択
エピタキシャル成長させる。
り、第2エピタキシャル層105の表面に、真空室5の
上半分に相当する第3エピタキシャル層1、06を選択
エピタキシャル成長させる。
■ボロンの濃度3xlO”am−”のP形シリコンによ
り、第3エピタキシャル層】06の表面に、シェル4に
相当する第4エピタキシャル層107を選択エピタキシ
ャル成長させる。
り、第3エピタキシャル層】06の表面に、シェル4に
相当する第4エピタキシャル層107を選択エピタキシ
ャル成長させる。
(4)第4図(D)に示すごとく、シリコン酸化物、あ
るいは、シリコン窒化物の膜101をフッ化水素酸(H
F)でエツチングして除去し、エツチング注入口108
を設ける。
るいは、シリコン窒化物の膜101をフッ化水素酸(H
F)でエツチングして除去し、エツチング注入口108
を設ける。
〈5ン第4図(E)に示すごとく、第4層に対して基板
1に正のパルスあるいは正の電圧を印加して、エツチン
グ注入口108よりアルカリ液を注入して、第1エピタ
キシャル層104と第3エピタキシャル層106を選択
エツチングして除去する。
1に正のパルスあるいは正の電圧を印加して、エツチン
グ注入口108よりアルカリ液を注入して、第1エピタ
キシャル層104と第3エピタキシャル層106を選択
エツチングして除去する。
第2エピタキシャル層105と第1エピタキシャル層1
04あるいは第3エピタキシャル層106との間にエツ
チング作用の差があるのは、ボロンの濃度が3X10”
cm’以上となるとエツチング作用に抑制現象が生ずる
ことによる。
04あるいは第3エピタキシャル層106との間にエツ
チング作用の差があるのは、ボロンの濃度が3X10”
cm’以上となるとエツチング作用に抑制現象が生ずる
ことによる。
(6)熱酸化処理を行い各表面に酸化シリコン膜109
を生ぜしぬる。なお、寸法精度がより緩かな場合には、
この工程は必要としない。
を生ぜしぬる。なお、寸法精度がより緩かな場合には、
この工程は必要としない。
(7)第4図(F)に示すごとく、プラズマエツチング
処理により、基板1と第4エピタキシャル層107の外
表面の酸化シリコン膜109を除去する。
処理により、基板1と第4エピタキシャル層107の外
表面の酸化シリコン膜109を除去する。
なお、(6)の熱酸化処理を行なわない場合には、この
工程も必要としない。
工程も必要としない。
(8)第4図CG>に示すごとく、1050℃の水素(
H2)中でn形シリコンのエピタキシャル成長を行い、
基板1と第4エピタキシャル層107の外表面に、エピ
タキシャル成長層111を形成し、エツチング注入口1
08をとじる。
H2)中でn形シリコンのエピタキシャル成長を行い、
基板1と第4エピタキシャル層107の外表面に、エピ
タキシャル成長層111を形成し、エツチング注入口1
08をとじる。
なお、この工程は、
■熱酸化によりエツチング注入口108をとじる。
■ポリシリコンをCVD法またはスパッタ法によりエツ
チング注入口108の箇所に着膜させて、エツチング注
入口108をとじる。
チング注入口108の箇所に着膜させて、エツチング注
入口108をとじる。
■真空蒸着法によるシリコンエピタキシャル法によりエ
ツチング注入口108を埋める。
ツチング注入口108を埋める。
■絶縁物、例えば、ガラス(SiO2)、窒化物、アル
ミナ等をCVD法、または、スパッタ法あるいは、蒸着
法によりエツチング注入口108を埋めるようにしても
よい。
ミナ等をCVD法、または、スパッタ法あるいは、蒸着
法によりエツチング注入口108を埋めるようにしても
よい。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかしながら、この様な装置においては、n型シリコン
の部分が、アルカリ液でエツチングされるのを防ぐため
に、アルカリ液中で電圧を印加している。
の部分が、アルカリ液でエツチングされるのを防ぐため
に、アルカリ液中で電圧を印加している。
この方法は複雑であり、アルカリエツチングの前に電極
をウェハーに付ける等の工程が必要であり、コストが掛
かる。
をウェハーに付ける等の工程が必要であり、コストが掛
かる。
本発明は、この問題点を解決するものである。
本発明の目的は、電圧等の印加による選択エツチングを
不要として、製作グロセスが簡単で、がっ、製作再現性
が良好で、歩留がよく、コストを低減し得る振動形トラ
ンスデュサの製造方法を提供するにある。
不要として、製作グロセスが簡単で、がっ、製作再現性
が良好で、歩留がよく、コストを低減し得る振動形トラ
ンスデュサの製造方法を提供するにある。
く課題を解決するための手段〉
この目的を達成するなめに、本発明は、シリコン単結晶
の基板上に設けられ、励振手段により励振され励振検出
手段によって振動が検出されシリコン単結晶材よりなる
振動梁を形成し、該振動梁を囲み前記基板と室を構成し
該振動梁の周囲に隙間が維持されるようにシリコン材よ
りなるシェルを形成する振動形トランスデュサの製造方
法において、 以下の工程を有する事を特徴とする振動形トランスデュ
サの製造方法を採用したものである。
の基板上に設けられ、励振手段により励振され励振検出
手段によって振動が検出されシリコン単結晶材よりなる
振動梁を形成し、該振動梁を囲み前記基板と室を構成し
該振動梁の周囲に隙間が維持されるようにシリコン材よ
りなるシェルを形成する振動形トランスデュサの製造方
法において、 以下の工程を有する事を特徴とする振動形トランスデュ
サの製造方法を採用したものである。
(1)前記シリコン単結晶の基板上にシリコン酸化物あ
るいは窒化物の膜を形成する工程。
るいは窒化物の膜を形成する工程。
(2)前記膜の第1の所要箇所をエツチングにより取去
る工程。
る工程。
(3)該第1の所要箇所に対応する前記シリコン単結晶
の基板にエツチングされ歎い高濃度のP形シリコンから
なる保護層を拡散形成する工程。
の基板にエツチングされ歎い高濃度のP形シリコンから
なる保護層を拡散形成する工程。
〈4〉前記膜の第2の所要箇所をエツチングにより取去
る工程。
る工程。
(5)前記第2の所要箇所に対応する前記基板に前記室
の一部を構成する凹部をエツチングにより形成する工程
。
の一部を構成する凹部をエツチングにより形成する工程
。
(6)前記凹部の表面にエツチングされ雌い高濃度のP
形シリコンからなる保護層を拡散形成する工程。
形シリコンからなる保護層を拡散形成する工程。
(7)前記室の基板側部分が形成される部分にエツチン
グされやすい高濃度のP形シリコンあるいはn形シリコ
ンからなる第1エピタキシャル層を選択エピタキシャル
成長させる工程。
グされやすい高濃度のP形シリコンあるいはn形シリコ
ンからなる第1エピタキシャル層を選択エピタキシャル
成長させる工程。
(8)該第1エピタキシャル層の表面の前記振動梁が形
成される位置の部分にエツチングされにくい高濃度のP
形シリコンからなる第2エピタキシャル層を選択エピタ
キシャル成長させる工程。
成される位置の部分にエツチングされにくい高濃度のP
形シリコンからなる第2エピタキシャル層を選択エピタ
キシャル成長させる工程。
(9)前記室のシェル側部分が形成される部分にエツチ
ングされやすい高濃度のP形シリコンあるいはn形シリ
コンからなる第3エピタキシャル層を選択エピタキシャ
ル成長させる工程。
ングされやすい高濃度のP形シリコンあるいはn形シリ
コンからなる第3エピタキシャル層を選択エピタキシャ
ル成長させる工程。
(10)該第3エピタキシャル層を覆ってエツチングさ
れにくい高濃度のP形シリコンからなる第4エピタキシ
ャル層を選択エピタキシャル成長させる工程。
れにくい高濃度のP形シリコンからなる第4エピタキシ
ャル層を選択エピタキシャル成長させる工程。
(11)前記膜をエツチングにより除去しエツチング注
入口を形成する工程。
入口を形成する工程。
(12)前記基板と前記第4エピタキシャル成長層との
表面にシリコン酸化物あるいは窒化物の膜を形成する工
程。
表面にシリコン酸化物あるいは窒化物の膜を形成する工
程。
(13)前記膜の第3の所要箇所をエツチングにより取
去る工程。
去る工程。
(14)前記エツチング注入口よりエツチング流体を注
入し前記第1.第3エピタキシャル層を選択エツチング
により除去する工程。
入し前記第1.第3エピタキシャル層を選択エツチング
により除去する工程。
(15)前記第4エピタキシャル層を覆うとともに前記
注入口を塞ぐようにして選択エピタキシャル成長により
前記シェルを形成する工程。
注入口を塞ぐようにして選択エピタキシャル成長により
前記シェルを形成する工程。
く作用〉
以上の方法において、シリコン単結晶の基板上にシリコ
ン酸化物あるいは窒化物の膜を形成する。
ン酸化物あるいは窒化物の膜を形成する。
膜の第1の所要箇所をエツチングにより取去る。
第1の所要箇所に対応するシリコン単結晶の基板にエツ
チングされ難い高濃度のP形シリコンからなる保護層を
拡散形成する。
チングされ難い高濃度のP形シリコンからなる保護層を
拡散形成する。
膜の第2の所要箇所をエツチングにより取去る。
第2の所要箇所に対応する基板に室の一部を構成する凹
部をエツチングにより形成する。
部をエツチングにより形成する。
凹部の表面にエツチングされ難い高濃度のP形シリコン
からなる保護層を拡散形成する。
からなる保護層を拡散形成する。
室の基板側部分が形成される部分にエツチングされやす
い高濃度のP形シリコンあるいはn形シリコンからなる
第1エピタキシャル層を選択エピタキシャル成長させる
。
い高濃度のP形シリコンあるいはn形シリコンからなる
第1エピタキシャル層を選択エピタキシャル成長させる
。
第1エピタキシャル層の表面の振動梁が形成される位置
の部分にエツチングされにくい高濃度のP形シリコンか
らなる第2エピタキシャル層を選択エピタキシャル成長
させる。
の部分にエツチングされにくい高濃度のP形シリコンか
らなる第2エピタキシャル層を選択エピタキシャル成長
させる。
室のシェル側部分が形成される部分にエツチングされや
すい高濃度のP形シリコンあるいはn形シリコンからな
る第3エピタキシャル層を選択エピタキシャル成長させ
る。
すい高濃度のP形シリコンあるいはn形シリコンからな
る第3エピタキシャル層を選択エピタキシャル成長させ
る。
第3エピタキシャル層を覆ってエツチングされにくい高
濃度のP形シリコンからなる第4エピタキシャル層を選
択エピタキシャル成長させる。
濃度のP形シリコンからなる第4エピタキシャル層を選
択エピタキシャル成長させる。
膜をエツチングにより除去しエツチング注入口を形成、
する 基板と第4エピタキシャル成長層との表面にシリコン酸
化物あるいは窒化物の膜を形成する。
する 基板と第4エピタキシャル成長層との表面にシリコン酸
化物あるいは窒化物の膜を形成する。
膜の第3の所要箇所をエツチングにより取去る。
エツチング注入口よりエツチング流体を注入し第1.第
3エピタキシャル層を選択エツチングにより除去する。
3エピタキシャル層を選択エツチングにより除去する。
第4エピタキシャル層を覆うとともに注入口を塞ぐよう
にして選択エビタギシャル成長によりシェルを形成する
。
にして選択エビタギシャル成長によりシェルを形成する
。
以下、実施例に基づき詳細に説明する。
〈実施例〉
第1図は本発明の一実施例の要部製作工程説明図である
。
。
図において、第3図と同一記号の構成は同一機能を表わ
す。
す。
(1)第1図(A)に示す如く、シリコン単結晶の基板
1上にシリコン酸化物あるいは窒化物の膜201を形成
する。
1上にシリコン酸化物あるいは窒化物の膜201を形成
する。
(2)第1図CB ) ニ示す如く、膜201の第1の
所要箇所202をエツチングにより取去る。
所要箇所202をエツチングにより取去る。
(3)第1図(C)に示す如く、第1の所要箇所202
に対応するシリコン単結晶の基板1に、エツチングされ
龍い高濃度のP形シリコンからなる保護層203を拡散
形成する。この場合は、ボロン濃度5X10”7cm3
の拡散層203を形成する。
に対応するシリコン単結晶の基板1に、エツチングされ
龍い高濃度のP形シリコンからなる保護層203を拡散
形成する。この場合は、ボロン濃度5X10”7cm3
の拡散層203を形成する。
(4)第1図(D)に示す如く、膜201の第2の所要
箇所204を、エツチングにより取去る工程。
箇所204を、エツチングにより取去る工程。
(5)第1図(E)に示す如く、第2の所要箇所204
に対応する基板1に真空室5の一部を構成する凹部20
5をエツチングにより形成する。
に対応する基板1に真空室5の一部を構成する凹部20
5をエツチングにより形成する。
(6)第1図(F)に示す如く、凹部205の表面にエ
ツチングされ誼い高濃度のP形シリコンからなる保護層
206を拡散形成する。この場合は、ボロン濃度5X1
0”/am’以上のの拡散層206を形成する。
ツチングされ誼い高濃度のP形シリコンからなる保護層
206を拡散形成する。この場合は、ボロン濃度5X1
0”/am’以上のの拡散層206を形成する。
(7)第1図(G)に示す如く、真空室5の基板側部分
が形成される部分に、エツチングされやすい高濃度のP
形シリコンからなる第1エピタキシャル層207を、選
択エピタキシャル成長させる。
が形成される部分に、エツチングされやすい高濃度のP
形シリコンからなる第1エピタキシャル層207を、選
択エピタキシャル成長させる。
この場合は、ボロン濃度5X10”/cm”以下の拡散
層207を形成する。
層207を形成する。
(8)第1図(H)に示す如く、第1エピタキシャル層
207の表面の振動梁3が形成される位置の部分にエツ
チングされにくい高濃度のP形シリコンからなる第2エ
ピタキシャル層208を選択エピタキシャル成長させる
。この場合は、ボロン濃度5X10’ツ/ c m ”
以上のの拡散層208を形成する。
207の表面の振動梁3が形成される位置の部分にエツ
チングされにくい高濃度のP形シリコンからなる第2エ
ピタキシャル層208を選択エピタキシャル成長させる
。この場合は、ボロン濃度5X10’ツ/ c m ”
以上のの拡散層208を形成する。
(9)第1図(I>に示す如く、真空室5のシェル側部
分が形成される部分に、エツチングされやすい高濃度の
P形シリコンからなる第3エピタキシャル層209を選
択エピタキシャル成長させる。
分が形成される部分に、エツチングされやすい高濃度の
P形シリコンからなる第3エピタキシャル層209を選
択エピタキシャル成長させる。
この場合は、ボロン濃度5X10”/cm’以下の拡散
層209を形成する。
層209を形成する。
(10)第1図(J)に示す如く、第3エピタキシャル
層209を覆ってエツチングされにくい高濃度のP形シ
リコンからなる第4エピタキシャル層211を選択エピ
タキシャル成長させる。この場合は、ボロン濃度5X1
0”7cm3以上のの拡散層208を形成する。
層209を覆ってエツチングされにくい高濃度のP形シ
リコンからなる第4エピタキシャル層211を選択エピ
タキシャル成長させる。この場合は、ボロン濃度5X1
0”7cm3以上のの拡散層208を形成する。
(11)第1図(K)に示す如く、膜201をエツチン
グにより除去しエツチング注入口212を形成する。
グにより除去しエツチング注入口212を形成する。
(12)第1図(L)に示す如く、基板1と第4エピタ
キシャル成長層211との表面にシリコン酸化物あるい
は窒化物の膜213を形成する。
キシャル成長層211との表面にシリコン酸化物あるい
は窒化物の膜213を形成する。
(13)第1図(M)に示す如く、膜213の第3の所
要箇所214をエツチングにより取去る。
要箇所214をエツチングにより取去る。
(14)第1図(N)に示す如く、エツチング注入口2
12よりエツチング流体を注入し、第1゜第3エピタキ
シヤル層207,209を選択エツチングにより除去す
る。
12よりエツチング流体を注入し、第1゜第3エピタキ
シヤル層207,209を選択エツチングにより除去す
る。
(15)第1図(0)に示す如く、第4エピタキシャル
層211を覆うと共に、注入口212を塞ぐようにして
選択エピタキシャル成長によりシェル215を形成する
。この場合は、n型エピタキシャル成長層を成長させる
。
層211を覆うと共に、注入口212を塞ぐようにして
選択エピタキシャル成長によりシェル215を形成する
。この場合は、n型エピタキシャル成長層を成長させる
。
この結果
(1)!圧を印加する必要が無いために、ウェハーに電
極を付けるための加工プロセスが不要になり、エツチン
グをカセットに入れた状態で行う事が出来、プロセスが
簡単で、製作コストが低減し得る。
極を付けるための加工プロセスが不要になり、エツチン
グをカセットに入れた状態で行う事が出来、プロセスが
簡単で、製作コストが低減し得る。
(2)保護層203.206を設けたので、エツチング
液に対する選択性が確実に出来、真空室5の形成が正確
に出来、振動梁3と真空室5が確実に形成でき、再現性
がよく、歩留の高い振動形トランスデュサの製造方法が
得られる。
液に対する選択性が確実に出来、真空室5の形成が正確
に出来、振動梁3と真空室5が確実に形成でき、再現性
がよく、歩留の高い振動形トランスデュサの製造方法が
得られる。
なお、前述の実施例においては、第1.第3エピタキシ
ヤル成長層207,209はP形シリコンよりなると説
明したがn形シリコンでも良いことは勿論である。
ヤル成長層207,209はP形シリコンよりなると説
明したがn形シリコンでも良いことは勿論である。
第2図は本発明の装置により製造した振動梁の使用例の
要部構成説明図である。
要部構成説明図である。
図において、3は振動梁である。振動梁3は両端かダイ
アフラム2に固定され互いに平行に配置された二個の第
1振動子31と、第一振動子31の振動の腹の部分を相
互に機械的に結合する第二振動子32とを備える。
アフラム2に固定され互いに平行に配置された二個の第
1振動子31と、第一振動子31の振動の腹の部分を相
互に機械的に結合する第二振動子32とを備える。
40は振動梁3に直交する直流磁界を磁石13により加
え一方の第一振動子31の両端に交流電流を入カドラン
ス41により流して磁気誘導作用により振動梁3を磁界
と電流に直交する方向に励振する励振手段である。
え一方の第一振動子31の両端に交流電流を入カドラン
ス41により流して磁気誘導作用により振動梁3を磁界
と電流に直交する方向に励振する励振手段である。
入カドランス4工は、二次側が一方の第一振動子31の
両端に接続されている。
両端に接続されている。
50は他方の第一振動子31の両端に発生する起電力を
検出する振動検出手段である。この場合は、出カドラン
ス51、増幅器52が用いられている。出カドランス5
1の一次側は、他方の第一振動子31の両端に接続され
、二次側は増幅器52を介して出力端子53に接続され
るとともに、分岐して入カドランス41の一次側に接続
され、全体として、正帰還自励発振回路を構成する。振
動梁3の振動は、振動検出手段50により検出され出力
信号として取出される。
検出する振動検出手段である。この場合は、出カドラン
ス51、増幅器52が用いられている。出カドランス5
1の一次側は、他方の第一振動子31の両端に接続され
、二次側は増幅器52を介して出力端子53に接続され
るとともに、分岐して入カドランス41の一次側に接続
され、全体として、正帰還自励発振回路を構成する。振
動梁3の振動は、振動検出手段50により検出され出力
信号として取出される。
〈発明の効果〉
以上説明したように、本発明は、シリコン単結晶の基板
上に設けられ、励振手段により励振され励振検出手段に
よって振動が検出されシリコン単結晶材よりなる振動梁
を形成し、該振動梁を囲み前記基板と室を構成し該振動
梁の周囲に隙間が維持されるようにシリコン材よりなる
シェルを形成する振動形トランスデュサの製造方法にお
いて、以下の工程を有する事を特徴とする振動形トラン
スデュサの製造方法を採用した。
上に設けられ、励振手段により励振され励振検出手段に
よって振動が検出されシリコン単結晶材よりなる振動梁
を形成し、該振動梁を囲み前記基板と室を構成し該振動
梁の周囲に隙間が維持されるようにシリコン材よりなる
シェルを形成する振動形トランスデュサの製造方法にお
いて、以下の工程を有する事を特徴とする振動形トラン
スデュサの製造方法を採用した。
(1)前記シリコン単結晶の基板上にシリコン酸化物あ
るいは窒化物の膜を形成する工程。
るいは窒化物の膜を形成する工程。
(2)前記膜の第1の所要箇所をエツチングにより取去
る工程。
る工程。
(3)該第1の所要箇所に対応する前記シリコン単結晶
の基板にエツチングされ誼い高濃度のP形シリコンから
なる保護層を拡散形成する工程。
の基板にエツチングされ誼い高濃度のP形シリコンから
なる保護層を拡散形成する工程。
〈4)前記膜の第2の所要箇所をエツチングにより取去
る工程。
る工程。
(5)前記第2の所要箇所に対応する前記基板に前記室
の一部を構成する凹部をエツチングにより形成する工程
。
の一部を構成する凹部をエツチングにより形成する工程
。
(6)前記凹部の表面にエツチングされ難い高濃度のP
形シリコンからなる保護層を拡散形成する工程。
形シリコンからなる保護層を拡散形成する工程。
(7)前記室の基板側部分が形成される部分にエツチン
グされやすい高濃度のP形シリコンあるいはn形シリコ
ンからなる第1エピタキシャル層を選択エピタキシャル
成長させる工程。
グされやすい高濃度のP形シリコンあるいはn形シリコ
ンからなる第1エピタキシャル層を選択エピタキシャル
成長させる工程。
(8)該第1エピタキシャル層の表面の前記振動梁が形
成される位置の部分にエツチングされにくい高濃度のP
形シリコンからなる第2エピタキシャル層を選択エピタ
キシャル成長させる工程。
成される位置の部分にエツチングされにくい高濃度のP
形シリコンからなる第2エピタキシャル層を選択エピタ
キシャル成長させる工程。
(9)前記室のシェル側部分が形成される部分にエツチ
ングされやすい高濃度のP形シリコンあるいはn形シリ
コンからなる第3エピタキシャル層を選択エピタキシャ
ル成長させる工程。
ングされやすい高濃度のP形シリコンあるいはn形シリ
コンからなる第3エピタキシャル層を選択エピタキシャ
ル成長させる工程。
(10)該第3エピタキシャル層を覆ってエツチングさ
れにくい高濃度のP形シリコンからなる第4エピタキシ
ャル層を選択エピタキシャル成長させる工程。
れにくい高濃度のP形シリコンからなる第4エピタキシ
ャル層を選択エピタキシャル成長させる工程。
(11)前記膜をエツチングにより除去しエツチング注
入口を形成する工程。
入口を形成する工程。
(12)前記基板と前記第4エピタキシャル成長層との
表面にシリコン酸化物あるいは窒化物の膜を形成する工
程。
表面にシリコン酸化物あるいは窒化物の膜を形成する工
程。
(13)前記膜の第3の所要箇所をエツチングにより取
去る工程。
去る工程。
(14)前記エツチング注入口よりエツチング流体を注
入し前記第1.第3エピタキシャル層を選択エツチング
により除去する工程。
入し前記第1.第3エピタキシャル層を選択エツチング
により除去する工程。
(15)前記第4エピタキシャル層を覆うとともに前記
注入口を塞ぐようにして選択エピタキシャル成長により
前記シェルを形成する工程。
注入口を塞ぐようにして選択エピタキシャル成長により
前記シェルを形成する工程。
この結果、
(1)電圧を印加する必要が無いなめに、ウェハ、−に
電極を付けるための加工プロセスが不要になり、エツチ
ングをカセットに入れた状態で行う事が出来、プロセス
が簡単で、製作コストが低減し得る。
電極を付けるための加工プロセスが不要になり、エツチ
ングをカセットに入れた状態で行う事が出来、プロセス
が簡単で、製作コストが低減し得る。
(2)保護層を設けたので、エツチング液に対する選択
性が確実に出来、真空室の形成が正確に出来、振動梁と
真空室が確実に形成でき、再現性がよく、歩留の高い振
動形トランスデュサの製造方法が得られる。
性が確実に出来、真空室の形成が正確に出来、振動梁と
真空室が確実に形成でき、再現性がよく、歩留の高い振
動形トランスデュサの製造方法が得られる。
従って、本発明によれば、電圧等の印加による選択エツ
チングを不要として、製作プロセスが簡単で、かつ、製
作再現性が良好で、歩留がよく、コストを低減し得る振
動形トランスデュサの製造方法を実現することが出来る
。
チングを不要として、製作プロセスが簡単で、かつ、製
作再現性が良好で、歩留がよく、コストを低減し得る振
動形トランスデュサの製造方法を実現することが出来る
。
第1図は本発明の一実施例の工程説明図、第2図は本発
明の装置により製造した振動梁の使用例の要部構成説明
図、第3図は従来より一般に使用されている従来例の構
成説明図、第4図は第3図の製作工程説明図である。 1・・・基板、2・・・測定ダイアフラム、3・・・振
動梁、4・・・シェル、5・・・真空室、11・・・磁
石、31・・・第一振動子、32・・・第二振動子、4
0・・・励振手段、41・・・入カドランス、42・・
・入力端子、50・・・振動検出手段、51・・・出カ
ドランス、52・・・増幅器、53・・・出力端子、2
01・・・膜、202・・・第1の所要箇所、203・
・・保護層、204・・・第2の所要箇所、205・・
・凹部、206・・・保護層、207・・・第1エピタ
キシャル層、208・・・第2エピタキシャル層、20
9・・・第3エピタキシャル層、211・・・第4エピ
タキシャル層、212・・・エツチング注入口、213
・・・膜、214・・・第3の所要箇所、215・・・
シェル。
明の装置により製造した振動梁の使用例の要部構成説明
図、第3図は従来より一般に使用されている従来例の構
成説明図、第4図は第3図の製作工程説明図である。 1・・・基板、2・・・測定ダイアフラム、3・・・振
動梁、4・・・シェル、5・・・真空室、11・・・磁
石、31・・・第一振動子、32・・・第二振動子、4
0・・・励振手段、41・・・入カドランス、42・・
・入力端子、50・・・振動検出手段、51・・・出カ
ドランス、52・・・増幅器、53・・・出力端子、2
01・・・膜、202・・・第1の所要箇所、203・
・・保護層、204・・・第2の所要箇所、205・・
・凹部、206・・・保護層、207・・・第1エピタ
キシャル層、208・・・第2エピタキシャル層、20
9・・・第3エピタキシャル層、211・・・第4エピ
タキシャル層、212・・・エツチング注入口、213
・・・膜、214・・・第3の所要箇所、215・・・
シェル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 シリコン単結晶の基板上に設けられ、励振手段により励
振され励振検出手段によって振動が検出されシリコン単
結晶材よりなる振動梁を形成し、該振動梁を囲み前記基
板と室を構成し該振動梁の周囲に隙間が維持されるよう
にシリコン材よりなるシェルを形成する振動形トランス
デュサの製造方法において、 以下の工程を有する事を特徴とする振動形トランスデュ
サの製造方法。 (1)前記シリコン単結晶の基板上にシリコン酸化物あ
るいは窒化物の膜を形成する工程。 (2)前記膜の第1の所要箇所をエッチングにより取去
る工程。 (3)該第1の所要箇所に対応する前記シリコン単結晶
の基板にエッチングされ難い高濃度のP形シリコンから
なる保護層を拡散形成する工程。 (4)前記膜の第2の所要箇所をエッチングにより取去
る工程。 (5)前記第2の所要箇所に対応する前記基板に前記室
の一部を構成する凹部をエッチングにより形成する工程
。 (6)前記凹部の表面にエッチングされ難い高濃度のP
形シリコンからなる保護層を拡散形成する工程。 (7)前記室の基板側部分が形成される部分にエッチン
グされやすい高濃度のP形シリコンあるいはn形シリコ
ンからなる第1エピタキシャル層を選択エピタキシャル
成長させる工程。 (8)該第1エピタキシャル層の表面の前記振動梁が形
成される位置の部分にエッチングされにくい高濃度のP
形シリコンからなる第2エピタキシャル層を選択エピタ
キシャル成長させる工程。 (9)前記室のシェル側部分が形成される部分にエッチ
ングされやすい高濃度のP形シリコンあるいはn形シリ
コンからなる第3エピタキシャル層を選択エピタキシャ
ル成長させる工程。 (10)該第3エピタキシャル層を覆ってエッチングさ
れにくい高濃度のP形シリコンからなる第4エピタキシ
ャル層を選択エピタキシャル成長させる工程。 (11)前記膜をエッチングにより除去しエッチング注
入口を形成する工程。 (12)前記基板と前記第4エピタキシャル成長層との
表面にシリコン酸化物あるいは窒化物の膜を形成する工
程。 (13)前記膜の第3の所要箇所をエッチングにより取
去る工程。 (14)前記エッチング注入口よりエッチング流体を注
入し前記第1、第3エピタキシャル層を選択エッチング
により除去する工程。 (15)前記第4エピタキシャル層を覆うとともに前記
注入口を塞ぐようにして選択エピタキシャル成長により
前記シェルを形成する工程。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34423689A JPH03204978A (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 振動形トランスデュサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34423689A JPH03204978A (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 振動形トランスデュサの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03204978A true JPH03204978A (ja) | 1991-09-06 |
Family
ID=18367683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34423689A Pending JPH03204978A (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 振動形トランスデュサの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03204978A (ja) |
-
1989
- 1989-12-29 JP JP34423689A patent/JPH03204978A/ja active Pending
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