JPH0129323Y2 - - Google Patents

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JPH0129323Y2
JPH0129323Y2 JP14412386U JP14412386U JPH0129323Y2 JP H0129323 Y2 JPH0129323 Y2 JP H0129323Y2 JP 14412386 U JP14412386 U JP 14412386U JP 14412386 U JP14412386 U JP 14412386U JP H0129323 Y2 JPH0129323 Y2 JP H0129323Y2
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JP
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ring
drive
sealing element
rotating
shaft
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JP14412386U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は軸封技術に係る構造の簡略化とコンパ
クト化を達成したメカニカルシールに関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、第5図に示すように回転軸側軸封要素に
担持した回転環50と機筐側軸封要素に担持した
固定環51を気密的に摺動して軸封するメカニカ
ルシールの上記回転軸側軸封要素において、回転
軸52に外挿固着したドライブカラー53と回転
環50間に切削加工したコンプレツシヨンリング
54を介装し、該コンプレツシヨンリング54を
介して回転環50に回転軸52の回転駆動力を伝
達する構造の回転軸側軸封要素を構成している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記構成のメカニカルシールでは回転
軸側軸封要素のコンプレツシヨンリング54が鋼
材を切削加工したものであり、ドライブカラー5
3と該コンプレツシヨンリング54の回動伝達を
ドライブピン55で行なつているため、該ドライ
ブピン55の部品点数が増大するとともに、ドラ
イブピン55を立設するための螺子孔を螺設しな
ければならない等、構造が複雑になり生産コスト
が高謄する問題を有していた。また、従来のメカ
ニカルシールでは上記コンプレツシヨンリング5
4の軸方向の収まり寸法が大きくなるため、メカ
ニカルシール全体の軸方向の寸法が大きくなる問
題を有していた。
本考案は上記問題に鑑みてなされたものであ
り、構造が簡単であり、製造および組み立てが容
易にできるとともに、コンパクト化を達成するこ
とができるメカニカルシールを提供することを目
的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のメカニカルシールは、回転軸側軸封要
素に担持した回転環と機筐側軸封要素に担持した
固定環を気密的に摺動して軸封するメカニカルシ
ールの上記回転軸側軸封要素において、環状円盤
の外周部に突設した複数の爪片を板金加工により
前面側と背面側にそれぞれ折曲突設したコンプレ
ツシヨンリングを構成し、前面側に突設した爪片
を回転環ドライブ爪として回転環の背面部に構成
した切欠と回転方向に係合し、また背面側に突設
した爪片をドライブカラー係合爪として回転軸に
外挿固着したドライブカラーの外周部に構成した
ドライブ切欠と係合するとともに、該ドライブカ
ラー係合爪の内径面に膨設した適宜大きさの打房
を上記ドライブ切欠の底部後半に形成した係合溝
と軸方向摺動自在に係合一体化し、回転環に対し
て回転環方向の弾性押圧力を付与して、回転軸と
回動連結した回転軸側軸封要素を構成することを
要旨とするものである。
〔作用〕
すなわち、上記回転軸側軸封要素の回転環は、
回転軸に外挿固着したドライブカラーと、該ドラ
イブカラーと回転軸間に設けたコンプレツシヨン
リングを介して回動連結する構造になるもので、
該コンプレツシヨンリングは板金加工して爪材を
折曲形成し、ドライブカラーとドライブカラー係
合爪、また回転環と回転環ドライブ爪をそれぞれ
係合する構造になるため、回転伝達構造を簡略化
することができる。また、上記ドライブカラー係
合爪の内径面に膨設した適宜大きさの打房を上記
ドライブカラーのドライブ切欠の底部後半に形成
した係合溝と軸方向摺動自在に係合一体化したこ
とにより、回転軸側軸封要素を組付前に組立体と
して維持することができ、各部品がバラバラにな
ることを阻止するため、組立作業が容易になる。
さらに前記コンプレツシヨンリングが板金加工成
形されるものであるため、該部材による軸方向の
組付寸法が極めて短くなるものである。
〔実施例〕
以下、本考案のメカニカルシールの一実施例を
第1図ないし第4図にしたがつて説明する。
符号1は機筐2の軸孔に内挿した回転軸であ
り、該機筐2の軸孔端部に構成した環状凹部にO
リング3を介して気密的に内挿嵌着した固定環4
に、該回転軸1側の軸封要素によつて担持した回
転環5を密接摺動し、軸封してなる。上記回転軸
側軸封要素は回転軸1に外挿し、ボルト6によつ
て締結固着したドライブカラー7と、該ドライブ
カラー7と回転環5間に介装したコンプレツシヨ
ンリング8とからなり、該コンプレツシヨンリン
グ8は板金加工により内径を回転軸1に外挿する
環状円盤型構成した基部9の外周部に複数の爪片
を突設した鋼板によつて構成され、該爪片は前面
側と背面側にそれぞれ板金プレス加工によつて折
曲突設してなる。上記前面側に突設した爪片は回
転環ドライブ爪10,10として前記回転環4の
背面部外周に構成した軸方向に延びる切欠11,
11と回転方向に係合するとともに、また背面側
に突設した爪片はドライブカラー係合爪12,1
2として前記ドライブカラー7の外周部と平行に
構成したドライブ切欠13,13と係合してな
り、該各ドライブカラー係合爪12の内径面に膨
設した打房14は、上記ドライブ切欠13の底部
後半に形成した係合溝15と、該ドライブカラー
係合爪12の弾性によりドライブ切欠13の底部
(矢印A)を乗り越えて嵌入し、軸方向摺動自在
に係合一体化する。また、符号16,16……は
前記ドライブカラー7の端面に、周方向に均等配
置穿設したスプリング受穴17によつて、それぞ
れ一端を内挿支持したコイルスプリングであり、
他端を上記コンプレツシヨンリング8の背面に当
接し、該コンプレツシヨンリング8を機筐側軸封
要素方向に押圧弾性付勢するとともに、該コンプ
レツシヨンリング8の前面に隣接した余圧リング
18を、回転環4の内径段部19に内挿した複数
のVパツキン20の端面に押し当て、該Vパツキ
ン20を介して回転環4を固定環3の摺動面と圧
接すると同時に、該Vパツキン20を余圧付勢
し、径方向に拡張して回転軸1と回転環4間を密
封してなる。
上記構成のメカニカルシールは、コンプレツシ
ヨンリング8が板金加工して回転環ドライブ爪1
0とドライブカラー係合爪12を折曲形成し、回
転環4およびドライブカラー7とそれぞれ係合す
る構造になるため、回転軸側軸封要素の回動伝達
構造を簡略化することができるとともに、該コン
プレツシヨンリング8が鋼板によつて構成され、
基部9の板厚が軸方向の組付寸法になるため、メ
カニカルシール全体の長さを短くすることができ
る。また、上記ドライブカラー係合爪12の内径
面に膨設した打房14を上記ドライブカラー7の
係合溝15と係合することにより回転軸側軸封要
素を一体化する構造になり、その組付は該ドライ
ブカラー係合爪12の撓み弾性変形によつてワン
タツチで行なうことができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案にメカニカルシール
は、ドライブカラーと回転軸間に設けたコンプレ
ツシヨンリングを板金加工して構成し、外周に構
成したドライブカラー係合爪と回転環ドライブ爪
をそれぞれ係合する構造になるため、回転軸側軸
封要素の構造を簡略化することができるととも
に、上記ドライブカラー係合爪に形成した打房を
上記ドライブカラーと軸方向摺動自在に係合一体
化した構造になり、組立作業を容易にすることが
できる特徴を有する。また、本考案はコンプレツ
シヨンリングを板金加工成形したことにより、メ
カニカルシールの軸方向の組付寸法が極めて短く
なる特徴を有する等、本考案の実用的効果は極め
て大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のメカニカルシールの一実施例
を示す正断面図、第2図は同要部の平面図、第3
図は第1図における−線断面図、第4図はコ
ンプレツシヨンリングの斜視図、第5図は従来の
メカニカルシールを示す正断面図である。 1……回転軸、2……機筐、4……固定環、5
……回転環、7……ドライブカラー、8……コン
プレツシヨンリング、10……回転環ドライブ
爪、11……切欠、12……ドライブカラー係合
爪、13……ドライブ切欠、14……打房、15
……係合溝、16……コイルスプリング、18…
…余圧リング、20……Vパツキン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸側軸封要素に担持した回転環と機筐側軸
    封要素に担持した固定環を気密的に摺動して軸封
    するメカニカルシールの上記回転軸側軸封要素に
    おいて、板金加工により環状円盤の外周部に突設
    した複数の爪片を前面側と背面側にそれぞれ折曲
    突設したコンプレツシヨンリングを構成し、前面
    側に突設した爪片を回転環ドライブ爪として回転
    環の背面部に構成した切欠と回転方向に係合し、
    また背面側に突設した爪片をドライブカラー係合
    爪として回転軸に外挿固着したドライブカラーの
    外周部に構成したドライブ切欠と係合するととも
    に、該ドライブカラー係合爪の内径面に膨設した
    適宜大きさの打房を上記ドライブ切欠の底部後半
    に形成した係合溝と軸方向摺動自在に係合一体化
    し、回転環に対して固定環方向の弾性押圧力を付
    与して、回転軸と回動連結した回転軸側軸封要素
    を構成してなることを特徴とするメカニカルシー
    ル。
JP14412386U 1986-09-22 1986-09-22 Expired JPH0129323Y2 (ja)

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JP14412386U JPH0129323Y2 (ja) 1986-09-22 1986-09-22

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JP14412386U JPH0129323Y2 (ja) 1986-09-22 1986-09-22

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Publication Number Publication Date
JPS6351966U JPS6351966U (ja) 1988-04-07
JPH0129323Y2 true JPH0129323Y2 (ja) 1989-09-06

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ID=31054441

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JP14412386U Expired JPH0129323Y2 (ja) 1986-09-22 1986-09-22

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