JP2755710B2 - 一方向クラッチ - Google Patents
一方向クラッチInfo
- Publication number
- JP2755710B2 JP2755710B2 JP1209239A JP20923989A JP2755710B2 JP 2755710 B2 JP2755710 B2 JP 2755710B2 JP 1209239 A JP1209239 A JP 1209239A JP 20923989 A JP20923989 A JP 20923989A JP 2755710 B2 JP2755710 B2 JP 2755710B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer ring
- cam surface
- lock
- way clutch
- pieces
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/06—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
- F16D41/061—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by movement having an axial component
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、一方向クラッチに関する。
例えば、OA機器の紙送り用等に利用されている従来の
低トルク用一方向クラッチは、第６図に示すように、外
輪１の内周面に複数のポケット２を一定の間隔で設け、
各ポケット２内にローラ３を収納すると共に、外輪１の
一端側を閉鎖する押え蓋４に各ローラ３をポケット２の
カム面2aに向けて喰込む方向に押圧するばね片５を設
け、外輪１の他端側を外部樹脂部品６で閉鎖した構造に
なっている。
低トルク用一方向クラッチは、第６図に示すように、外
輪１の内周面に複数のポケット２を一定の間隔で設け、
各ポケット２内にローラ３を収納すると共に、外輪１の
一端側を閉鎖する押え蓋４に各ローラ３をポケット２の
カム面2aに向けて喰込む方向に押圧するばね片５を設
け、外輪１の他端側を外部樹脂部品６で閉鎖した構造に
なっている。
上記のような一方向クラッチは、カム面2aに対してロ
ーラ３が喰込む方向の回転を伝達すると共に、逆方向に
は空転する。
ーラ３が喰込む方向の回転を伝達すると共に、逆方向に
は空転する。
ところで、上記のような一方向クラッチを組込み使用
するOA機器は小型化の傾向にあり、このため一方向クラ
ッチの軸方向寸法をコンパクト化する必要がある。
するOA機器は小型化の傾向にあり、このため一方向クラ
ッチの軸方向寸法をコンパクト化する必要がある。
しかし、上記したような構造の一方向クラッチの軸方
向寸法を短かくするためにローラ３の長さを短かくする
と、ポケット２内におけるローラ３の安定度が低下し、
クラッチ組立て時の組込み性が悪くなるため、軸方向寸
法のコンパクト化が困難であるという問題がある。
向寸法を短かくするためにローラ３の長さを短かくする
と、ポケット２内におけるローラ３の安定度が低下し、
クラッチ組立て時の組込み性が悪くなるため、軸方向寸
法のコンパクト化が困難であるという問題がある。
この発明の課題は、上記のような問題点を解決するた
め、組立て作業が容易で軸方向の寸法をコンパクト化で
きる一方向クラッチを提供することを目的とする。
め、組立て作業が容易で軸方向の寸法をコンパクト化で
きる一方向クラッチを提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するためこの発明は、略円形
に形成した複数のコマを円状に配置して順次連ねたプレ
ート製のロックコマを外輪内に収納し、この外輪の内周
面に各コマと対応するカム面を形成し、前記外輪の端面
を閉鎖する蓋部材に、外輪内に突出してコマと係合し、
コマをカム面に対して喰込む方向に押圧するばね部材を
設けた構成としたものである。
に形成した複数のコマを円状に配置して順次連ねたプレ
ート製のロックコマを外輪内に収納し、この外輪の内周
面に各コマと対応するカム面を形成し、前記外輪の端面
を閉鎖する蓋部材に、外輪内に突出してコマと係合し、
コマをカム面に対して喰込む方向に押圧するばね部材を
設けた構成としたものである。
ロックコマに挿入した軸と外輪のカム面間にコマが位
置し、各コマはカム面へ喰込む方向に押圧されているの
で、コマがカム面に喰込む方向の回転は伝達し、逆方向
には空転する。
置し、各コマはカム面へ喰込む方向に押圧されているの
で、コマがカム面に喰込む方向の回転は伝達し、逆方向
には空転する。
以下、この発明の実施例を添付図面の第１図乃至第５
図に基づいて説明する。
図に基づいて説明する。
第１図乃至第３図に示す第１実施例は、薄い金属プレ
ート等を用いてプレス成形により形成した三枚のロック
コマ11、12、13と、このロックコマを内部に収納する外
輪14と、外輪14の一方端部を閉鎖する蓋部材15と、外輪
14の他方端部を閉鎖する外部樹脂部品16とで構成されて
いる。
ート等を用いてプレス成形により形成した三枚のロック
コマ11、12、13と、このロックコマを内部に収納する外
輪14と、外輪14の一方端部を閉鎖する蓋部材15と、外輪
14の他方端部を閉鎖する外部樹脂部品16とで構成されて
いる。
上記ロックコマ11、12、13は共に等しく、略円形に形
成したコマ17を同一円周上に等間隔で三箇所に配置し、
各コマ17を円弧状の連結部18で接続してリング状に形成
され、各コマ17は外周で一方の側部に凹欠部19が設けら
れている。
成したコマ17を同一円周上に等間隔で三箇所に配置し、
各コマ17を円弧状の連結部18で接続してリング状に形成
され、各コマ17は外周で一方の側部に凹欠部19が設けら
れている。
各ロックコマ11、12、13は、第１図のように、同軸心
状態で各々のコマ17が等間隔の配置となるよう円周方向
に位相をずらして重ね合わせ、必要に応じて各ロックコ
マ11、12、13の重なり面間にリング状のスペーサ20を介
在させた状態で外輪14の内部に組込まれ、ロックコマ1
1、12、13群の内側に軸21が挿入される。
状態で各々のコマ17が等間隔の配置となるよう円周方向
に位相をずらして重ね合わせ、必要に応じて各ロックコ
マ11、12、13の重なり面間にリング状のスペーサ20を介
在させた状態で外輪14の内部に組込まれ、ロックコマ1
1、12、13群の内側に軸21が挿入される。
上述した重ね合わせ状態のロックコマ11、12、13を内
部に収納する外輪14の内周面は、各コマ17と対応するカ
ム面22が連続する多角形に形成され、各コマ17は軸21の
外周とカム面22の間に位置している。
部に収納する外輪14の内周面は、各コマ17と対応するカ
ム面22が連続する多角形に形成され、各コマ17は軸21の
外周とカム面22の間に位置している。
前記蓋部材15は、軸21に外嵌する内径で外輪14の外径
に略等しい外径の円板状に形成され、外輪14の内部に向
く内面にはコマ17と等しい数のばね部材23が突設されて
いる。
に略等しい外径の円板状に形成され、外輪14の内部に向
く内面にはコマ17と等しい数のばね部材23が突設されて
いる。
各ばね部材23は、第１図に示すように、対応する位置
にあるコマ17の凹欠部19に係合し、コマ17をカム面22に
対して喰込む方向に押圧している。
にあるコマ17の凹欠部19に係合し、コマ17をカム面22に
対して喰込む方向に押圧している。
従って各コマ17は、軸21の外周面とカム面22によって
形成されるクサビ状の間隔に対してロックする方向に作
用している。
形成されるクサビ状の間隔に対してロックする方向に作
用している。
外部樹脂部品16は、外輪14の他方端面から外輪14の外
周面及び蓋部材15の外周面を一体に覆うよう成形され、
外輪14の外周面に設けた凹溝24及び蓋部材15の外周に突
設した位置決め用突部25を埋めることにより、外輪14及
び蓋部材15と回転方向に一体化している。
周面及び蓋部材15の外周面を一体に覆うよう成形され、
外輪14の外周面に設けた凹溝24及び蓋部材15の外周に突
設した位置決め用突部25を埋めることにより、外輪14及
び蓋部材15と回転方向に一体化している。
なお、蓋部材15と外部樹脂部品16の外輪４内に臨む内
面に、ロックコマ11及び13を受ける突起26、27が設けて
あると共に、外輪14は図示のようなローラ状だけでな
く、外周をプーリや歯車等の回転伝達部材に形成しても
よい。
面に、ロックコマ11及び13を受ける突起26、27が設けて
あると共に、外輪14は図示のようなローラ状だけでな
く、外周をプーリや歯車等の回転伝達部材に形成しても
よい。
この発明の第１の実施例は上記のような構成であり、
外輪14内に収納したロックコマ11、12、13を軸21に挿入
した取付け状態で、軸21が第１図反時計方向（同図矢印
Ａ）に回転すると、各ロックコマ11、12、13のコマ17が
カム面22に対して喰込む方向に移動し、ロック状態とな
って外輪14と外部樹脂部品16が同方向に回転する。
外輪14内に収納したロックコマ11、12、13を軸21に挿入
した取付け状態で、軸21が第１図反時計方向（同図矢印
Ａ）に回転すると、各ロックコマ11、12、13のコマ17が
カム面22に対して喰込む方向に移動し、ロック状態とな
って外輪14と外部樹脂部品16が同方向に回転する。
また、軸21が第１図時計方向（同図矢印Ｂ）に回転す
るとコマ17も軸21と同方向に移動してカム面22から離れ
るため、ロックが解かれて外輪14には回転が伝わらず、
軸21は空転することになる。
るとコマ17も軸21と同方向に移動してカム面22から離れ
るため、ロックが解かれて外輪14には回転が伝わらず、
軸21は空転することになる。
次に、第４図と第５図に示す第２の実施例について説
明する。なお、第１図乃至第３図に示した第１の実施例
と同一部分については同一符号を付すことによって説明
に代える。
明する。なお、第１図乃至第３図に示した第１の実施例
と同一部分については同一符号を付すことによって説明
に代える。
この第２の実施例は、一枚のロックコマ31を用いて構
成し、第１の実施例よりも軸方向の寸法を短尺化してい
る。
成し、第１の実施例よりも軸方向の寸法を短尺化してい
る。
即ち、ロックコマ31は、第１の実施例で示した三枚の
ロックコマ11、12、13に設けたコマ17の合計に等しい数
のコマ17を同一円上に等間隔で配置し、隣接する各コマ
17を連結部18で接続してリング状に形成され、一枚の金
属プレートからプレス成形されている。
ロックコマ11、12、13に設けたコマ17の合計に等しい数
のコマ17を同一円上に等間隔で配置し、隣接する各コマ
17を連結部18で接続してリング状に形成され、一枚の金
属プレートからプレス成形されている。
上記ロックコマ31は、第４図に示すように、各コマ17
がカム面22と対応するよう外輪14内に組込まれ、ばね部
材23でコマ17をカム面22に作用するよう押圧している。
がカム面22と対応するよう外輪14内に組込まれ、ばね部
材23でコマ17をカム面22に作用するよう押圧している。
従って、軸21が第４図反時計方向（同図矢印Ａ）に回
転したときコマ17はロック状態となり、外輪14に回転が
伝わると共に、軸21が同図時計方向（同図矢印Ｂ）に回
転するとロックが解かれて軸21は空転することになる。
転したときコマ17はロック状態となり、外輪14に回転が
伝わると共に、軸21が同図時計方向（同図矢印Ｂ）に回
転するとロックが解かれて軸21は空転することになる。
以上のように、この発明によると、複数のコマを円状
に配置したプレート製のロックコマを外輪の内周面にコ
マと対応するカム面を形成し、コマをばね部材でカム面
に作用させるようにしたので、外輪をロックコマの厚み
に対応する長さにまで短かくすることができ、従ってク
ラッチの軸方向寸法を大幅にコンパクト化することがで
きる。
に配置したプレート製のロックコマを外輪の内周面にコ
マと対応するカム面を形成し、コマをばね部材でカム面
に作用させるようにしたので、外輪をロックコマの厚み
に対応する長さにまで短かくすることができ、従ってク
ラッチの軸方向寸法を大幅にコンパクト化することがで
きる。
また、ロックコマはリング状に形成されているため、
クラッチ組立て時の外輪内への組込み性が良く、組立て
作業が簡単に能率よく行なえる。
クラッチ組立て時の外輪内への組込み性が良く、組立て
作業が簡単に能率よく行なえる。
第１図はこの発明に係る一方向クラッチの第１の実施例
を示す縦断正面図、第２図は同縦断側面図、第３図は同
上におけるロックコマと蓋部材の分解斜視図、第４図は
同第２の実施例を示す縦断正面図、第５図は同上に用い
るロックコマの斜視図、第６図は従来の一方向クラッチ
を示す分解斜視図である。 11、12、13、31……ロックコマ、14……外輪、15……蓋
部材、16……外部樹脂部品、17……コマ、18……連結
部、21……軸、22……カム面、23……ばね部材。
を示す縦断正面図、第２図は同縦断側面図、第３図は同
上におけるロックコマと蓋部材の分解斜視図、第４図は
同第２の実施例を示す縦断正面図、第５図は同上に用い
るロックコマの斜視図、第６図は従来の一方向クラッチ
を示す分解斜視図である。 11、12、13、31……ロックコマ、14……外輪、15……蓋
部材、16……外部樹脂部品、17……コマ、18……連結
部、21……軸、22……カム面、23……ばね部材。
Claims (1)
- 【請求項１】略円形に形成した複数のコマを円状に配置
して順次連ねたプレート製のロックコマを外輪内に収納
し、この外輪の内周面に各コマと対応するカム面を形成
し、前記外輪の端面を閉鎖する蓋部材に、外輪内に突出
してコマと係合し、コマをカム面に対して喰込む方向に
押圧するばね部材を設けた一方向クラッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1209239A JP2755710B2 (ja) | 1989-08-10 | 1989-08-10 | 一方向クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1209239A JP2755710B2 (ja) | 1989-08-10 | 1989-08-10 | 一方向クラッチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0374639A JPH0374639A (ja) | 1991-03-29 |
| JP2755710B2 true JP2755710B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=16569666
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1209239A Expired - Fee Related JP2755710B2 (ja) | 1989-08-10 | 1989-08-10 | 一方向クラッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2755710B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002005202A (ja) * | 2000-06-22 | 2002-01-09 | Nsk Warner Kk | ラチェット型ワンウェイクラッチ |
| JP2006273909A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Nitto Denko Cs System Kk | 繊維補強粘着テープ及びその製造方法 |
-
1989
- 1989-08-10 JP JP1209239A patent/JP2755710B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0374639A (ja) | 1991-03-29 |
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Legal Events
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