JPH0129048B2 - - Google Patents

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JPH0129048B2
JPH0129048B2 JP57228551A JP22855182A JPH0129048B2 JP H0129048 B2 JPH0129048 B2 JP H0129048B2 JP 57228551 A JP57228551 A JP 57228551A JP 22855182 A JP22855182 A JP 22855182A JP H0129048 B2 JPH0129048 B2 JP H0129048B2
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JP
Japan
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electrode
capacitor
plastic film
capacitance
plates
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JP57228551A
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JPS59119818A (ja
Inventor
Toshihiro Maruyama
Motoomi Goto
Hideo Ootsuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Yamaha Corp
Original Assignee
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Yamaha Corp
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は容量精密調整用の1箇又は数箇の貫通
孔を設けた電極板及びこれと一体の外部端子より
なる1対の金属板製電極端子板の上記電極板間
に、熱可塑性プラスチツクフイルムを挟み、これ
を電極端子板の外側を被覆する熱可塑性プラスチ
ツクフイルムとともに、加圧熱処理してプラスチ
ツクフイルムを融着させて成形した小容量プラス
チツクフイルムコンデンサーに関するものであ
り、小型で信頼性が高く、容量値が正確で偏差が
少なくかつ容量値の変化が少ない小容量コンデン
サーを提供することを目的としている。
始めに従来の小容量コンデンサー素子をその構
造及び製造工程を第6図イにより説明する。同図
において13は誘電体であるスチロールレジン等
の熱可塑性プラスチツクフイルムであり、その上
下面に、1対の金属板よりなる上、下電極板1,
1′の上下電極部1A,1′Aを互に整合して重ね
合わせる。上下電極板1,1′にはそれぞれ左及
び右縁部下側に比較的巾の狭い端子2,2′を垂
下させている。プラスチツクフイルム13は上下
電極部1A,1′Aよりも広くしている。
次に電極部1A,1′Aの外側に電極部よりも
広いプラスチツクフイルム13とほゞ同質のプラ
スチツク板13′,13″を重ねて加熱、圧着して
コンデンサーを製作する。
次にまず広範囲かつ精密な静電容量を得るため
の従来の方法について説明する。
対向電極型コンデンサーにおいて、その静電容
量値C(PF)を決めるのは誘電体の誘電率ε、誘
電体厚さd、及び電極間面積Sであり、 C∝ε・S/d ……(1) で表はされる。
同一誘電体を用いたコンデンサーでは静電容量
Cを変えるためには、誘電体の厚さdを変える
か、又は電極面積Sを変えて調整している。
ここで誘電体の厚さは、例えばプラスチツクフ
イルムの場合には標準厚さの系列が決められてお
り、これ以外の任意の厚さのものを得ることはむ
づかしい。このため広範囲でかつ精密な数値の静
電容量のコンデンサーを得るためには、電極の面
積を変えている。
そうして電極面積を変えるために用いられてい
る従来の方法を第6図ロ,ハにより説明する。
まづ第1の方法として第6図ロに示すように1
対の電極板11,11′の電極部11A,11′A
の面積をそれぞれ変えて、所定の静電容量を得よ
うとするものである。こゝでは電極部11Aの巾
を11′Aの巾よりも狭くする。そうしてその電
極間面積を破線による平行斜線で示している。
この方法の欠点は多くの面積の異なる電極部1
1A備えた電極板11を用意する必要がある。そ
うして電極板をプレスで打抜く場合には多数の金
型又は治具等が必要となつてめんどうでありコス
トも高くなつていた。
次に第2の方法とし第6図ハに示すように、1
対の電極板21,21′の電極部21A,21′A
を互に面方向にずらして実効上の電極面積を減ら
して所定の静電容量を得ようとするものであり、
実効面積は破線による平行斜線で示している。
この方法の欠点としては、ずらしの大きさでコ
ンデンサーの大きさが変わることであり、又端子
のピツチ間隔の正確さがずれていた。又ずらしの
精度の良さによつてコンデンサーの容量値がきま
り、正確な作業がむづかしく容量不足も発生して
いた。
本発明は上記従来のコンデンサーの容量値の調
整法の問題点を解決することを目的としている。
そうして詳しくは後述するが第1図及び第5図に
示すように少くとも1方の電極板1の電極部1A
に任意の形状の単数又は複数の貫通孔1D,1E
等を設置して実行上の電極面積を減少させ所定の
静電容量のコンデンサーを得るものである。
本発明の実施例を図面とともに説明する。
第1図〜第5図は本発明実施例の構造及び製造
工程の説明図で、第1図は帯状プラスチツクフイ
ルムの両面に上下電極板を重ね合わせた状態、第
2図は第1図の状態において帯状プラスチツクフ
イルムの余部を上下電極板に巻回した状態、第3
図は第2図A―A断面、第4図は完成品それぞれ
を示す、第5図は本発明の基本的な実施例を示す
説明図である。
第6図ロ,ハはコンデンサーの静電容量を調整
する従来の方法の説明図である。第7図はコンデ
ンサー素子の加圧熱処理説明図である。
まず第5図により説明すると、ここでは前述の
第6図に示す従来の小容量コンデンサーにおい
て、その上の電極板1を外形は全く同じである
が、貫通孔31D,31E,31F,31G等を
有する電極部31Aを備えた電極板31におきか
えて静電容量値を0〜50%程度調節している。な
お、貫通孔は上下1対の電極板31,31′の双
方に設けてもよく、このときはコンデンサーの静
電容量は僅かではあるが更に低下する。
次に第1図に示すように前記と同様に1対の電
極板1,1′のうち上電極板1Aに面積の異なる
2ケの円形貫通孔1D及び1E等を設けている。
ここで貫通孔1D,1E等の面積は残余の電極
部により形成されるコンデンサーの容量が、JIS
規格で規定された1定の容量値シリーズ例えばJ.
I.S.Eシリーズに合うように決めてよい。例えば
E24では100%、91%、82%、75%、E12で
は100%、82%、68%のシリズとなつているので
貫通孔1D,1E等は1例として1Dを82%(−
18%)、1Eを91%(−9%)……等として以上
を適当に組合わせて使用する。
又コンデンサーの容量の精度を高めるために前
記貫通孔1D,1E等に大小を設けて例えばJ.I.
S.の静電容量許容差(J)±5%、(K)±10%に合わせ
て1例として1Eを−5%、1Dを−10%にすれ
ば容量調整にきわめて便利となる。この電極板1
の円形貫通孔1D,1E等の孔明け作業は、コン
デンサーの容量に対応してプログラムコントロー
ルプレス作業とすれば作業として最も簡単なプレ
スのパンチング作業により、コンデンサー容量の
広範囲な選定及び規制が自動的に可能となる。
次に本発明の他の実施例を第1図〜第4図及び
第7図により説明する。この実施例は電極板部
1,1′を除いて本出願人による特願昭57−28290
号の発明によつて得られる小容量プラスチツクフ
イルムコンデンサーに準ずるものである。
本実施例を製造工程に従つて説明すると、第1
図に示すように、帯状プラスチツクフイルム3の
上下両面に旗形状の上下電極板1,1′を互に整
合して重ね合わせる。該上下電極板1,1′は厚
さ約0.3mm程度の銅板を用いてプレス加工等で製
作し、ハンダ付等のために表面に銀メツキを施こ
してあり、その一方又は両方に1個又は複数個の
コンデンサーの静電容量調整用の貫通孔を設けて
ある。上側の電極板1には矩形状の電極部1Aの
左縁部下側に比較的巾の狭い端子2を垂下させ、
該端子2にはプリント基板等への取付に便利のた
めの肩部2Aを設ける。又、下側の電極板1′は
上側の電極板1と回転対称形をなし、上側電極板
1と同様電極部1′A、端子2′、肩部2′Aを設
ける。前記帯状プラスチツクフイルム3には巾が
電極部1A,1′Aより広い熱収縮性熱可塑性レ
ジンを用いる。実施例として三菱樹脂株式会社製
の厚さ約5〜200pのスチロールフイルム(商品
名スチレツクス)を使用した。この帯状プラスチ
ツクフイルム3を第1図に示すように上下電極板
1,1′の電極部1A,1′A間に端子2,2′が
外部に露出するように挿む。次にこの帯状プラス
チツクフイルム3の延長部を電極板1,1′の電
極部1A,1′Aの外周に巻回し、その終端にお
いて半田鏝の様な高温工具を押付けて熱融着する
ことにより互に固着させ、第2図に示すような半
製品としてのコンデンサー素子4′を得る。
次にこのようにしてできた半製品としてのコン
デンサー素子4′を、第7図に示すように例えば
シリコンゴムシートの様な耐熱性弾性体5を内側
に貼付けたアルミ等の熱伝導性の良好な1対の金
属板6,6間に挾み、更にその上下外側に配した
剛性金属よりなる補強板7,7を介して締付装置
8により加圧する。ここで金属板6,6間に挾ん
だ複数個のコンデンサー素子4′相互間にはスペ
ーサー9を挿入するが、スペーサー9をコンデン
サーの厚さの設定に利用してもよい。次に炉中で
熱処理を行うが、前記スチロールフイルムの場合
では約110゜1時間プレス金型等による前記に準じ
た加圧と熱処理とを同時に行う。これにより巻回
積層プラスチツクフイルム3は互に融着して一体
となり、かつ電極板1,1′とも接着して密閉封
着された第4図に示すような矩形箱状の完成品コ
ンデンサー4が得られる。
以上のような製造方法によつて得られたコンデ
ンサー4は外周部のフイルム被覆部において端子
の周囲に継ぎ目のない均一なレジン層が形成され
ると共に、外周部のフイルム被覆部がはがれたり
することが全くない。ここで100゜5分間の熱処理
をしたとき、従来の製法によつて得られた積層型
のコンデンサーは変形又ははがれがかなりの数生
じるのに対して、本発明によるコンデンサーはこ
のような故障は全くなかつた。又コンデンサーは
熱変形も少なく容量の変化も少ない。上記の製造
方法によればプラスチツクフイルムのみで信頼性
の高い密閉構造が得られるので、その上に外装を
施す必要がなく信頼性の高いコンデンサーを安価
に製造することができる。
本発明では容量値の調整は−50%程度は予め電
極板の電極部に形成した1個又は複数個の貫通孔
によつて正確に調整でき、このように予め調整し
た同一外形寸法の2枚の電極板を重ね合わせてコ
ンデンサーが製作できるので、金型費用及び電極
板の製作が安価で且つ多種類の容量の小容量コン
デンサーが容易に製作できる。
又このコンデンサーは電極板の実効面積が精度
良く得られるため静電容量値は正確でそのバラツ
キは小さい。
又コンデンサーの上下2つの電極板の外形寸法
は全く同一であり、該2つの電極部をその外形が
互いに一致するように対向させているため、たと
え静電容量の異なるコンデンサーであつても、コ
ンデンサーの製作上電極板の挿着は極めて容易で
あり、組立てでの不良は少なく製作コストは低
い。
又本発明のコンデンサーは、コンデンサーの上
下2つの電極板の外形寸法は全く同一であり、該
2つの電極部をその外形が互いに一致するように
対向させているため、たとえ静電容量の異なるコ
ンデンサーであつても両電極板の両端子のピツチ
間隔は正確に一定であり外形も比較的一定である
ため使用上も便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明実施例の構造及び製造
工程の説明図で、第1図は帯状プラスチツクフイ
ルムの両面に上下電極板を重ね合わせた状態、第
2図は第1図の状態において帯状プラスチツクフ
イルムの余部を上下電極に巻回した状態、第3図
は第2図A―A断面第4図は完成品それぞれを示
す、第5図は本発明の他の実施例を示す説明図で
ある。第6図イは従来のコンデンサー素子の構造
及び製造工程を示す説明図である。第6図ロ,ハ
はコンデンサーの静電容量を調整する従来の方法
の説明図である。第7図はコンデンサー素子の加
圧熱処理説明図である。 1:上側電極板、1′:下側電極板、1A,
1′A:電極部、2:上側電極板端子、2′:下側
電極板端子、3:帯状プラスチツクフイルム、
4′:熱処理前のコンデンサー素子、4:コンデ
ンサー素子、5:耐熱弾性体、6:金属板、7:
補強板、8:締付装置、9:スペーサー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンデンサの電極部となる方形の金属板の一
    部を突出して外部端子を形成した2枚の電極板
    と、該2枚の電極板を対向させたときにその間に
    挾まれ該電極板の電極部よりも広い大きさに形成
    された熱可塑性プラスチツクフイルムと、前記両
    電極部の各外側に重ねられプレス金型で加圧しな
    がら熱処理して融着させて一体に成形した電極部
    よりも広い大きさの熱可塑性プラスチツクフイル
    ムとより成るプラスチツクフイルムコンデンサー
    において、前記2枚の電極板の外形形状を同一形
    状寸法に形成し、その2つの電極部をその外形が
    互いに一致するように対向させるとともに、一方
    の電極部或いは両方の電極部には所望の容量値と
    なるようにその電極部の面積を調整する1箇又は
    複数個の所望の大きさの貫通孔を予め設けたこと
    を特徴とする小容量プラスチツクフイルムコンデ
    ンサー。 2 コンデンサーに規定された一定の容量値シリ
    ーズに合わせた面積の貫通孔を形成することによ
    りコンデンサーの容量を定めたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の小容量プラスチツク
    フイルムコンデンサー。 3 コンデンサーの容量の精度を高めるために前
    記貫通孔に大小を設けたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の小容量プラスチツクフイル
    ムコンデンサー。
JP57228551A 1982-12-27 1982-12-27 小容量プラスチツクフイルムコンデンサ− Granted JPS59119818A (ja)

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JP5003502B2 (ja) * 2008-01-16 2012-08-15 日本電気株式会社 キャパシタ、キャパシタ内蔵配線基板、及びその製造方法
CN113133324B (zh) * 2019-10-30 2023-04-11 京东方科技集团股份有限公司 阵列基板和显示装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS526037U (ja) * 1975-07-01 1977-01-17

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JPS526037U (ja) * 1975-07-01 1977-01-17

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