JPH0128979Y2 - - Google Patents

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JPH0128979Y2
JPH0128979Y2 JP11958185U JP11958185U JPH0128979Y2 JP H0128979 Y2 JPH0128979 Y2 JP H0128979Y2 JP 11958185 U JP11958185 U JP 11958185U JP 11958185 U JP11958185 U JP 11958185U JP H0128979 Y2 JPH0128979 Y2 JP H0128979Y2
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cutter
stopper
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work spindle
gear
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JP11958185U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は数値制御歯車面取盤、特に一般には歯
車のR面取を行う面取盤のカツタ原点出し装置に
関するものである。
従来の技術 従来の歯車R面取盤は、歯車材を先端に装着し
得るワークスピンドルが、倣いカムの一回転によ
り軸方向に前後動しつつ回転し、ワークスピンド
ルと交差する方向に移動自在な面取りカツタによ
り歯車材の端面を所定形状に面取りするようにし
てある。そして、この面取りカツタは油圧式のス
ライドユニツト上に載置され、歯車材の歯端面に
対し、その歯たけ方向の位置を決める(つまり、
カツタの原点出しを行う)ために、油圧式のスラ
イドユニツトに装着してある、スライドテーブル
の前進端位置決め装置を有する。
考案が解決しようとする問題点 前記従来の技術によれば歯車材の面取形状を変
更する、つまり段取替を行う時には、倣いカムを
交換する必要があり、この倣いカムの機台からの
取外し、取付けに多くの時間を費していた。この
問題を解決するため、本願・出願人により既に出
願済の特開昭61−152319号に示すような数値制御
方式の歯車面取盤が提案されているが、本願で
は、このような数値制御歯車面取盤において段取
替時に、従来作業者が手操作にて行なつていたス
ライドテーブルの前進端の位置決め、つまりカツ
タ原点出しを、データの交換と共に行うようにし
たカツタ原点出し装置を提供しようとするもので
ある。
問題点を解決するための手段 本考案を、第1図に示すクレーム対応図に基づ
いて説明すれば、第1、第2サーボモータM1,
M2で夫々駆動されるスピンドルヘツド3とワー
クスピンドル8とこれらのモータの制御手段を備
え、そのワークスピンドル8の前側においてワー
クスピンドル8と交差する方向にカツタ31を進
退可能に配設し、このカツタ31の前進端を位置
決めするストツパ25を軸方向移動自在に設ける
と共にこのストツパ25をストツパ駆動手段30
に連結し、このストツパ駆動手段30をワークス
ピンドル8の制御装置に含まれるストツパ制御手
段に接続し、このストツパ制御手段は歯車材Gに
対応するカツタ31の原点位置データの入力手
段、そのデータの記憶手段、このデータ変更時に
カツタの原点位置データの差を演算する手段、及
びストツパ駆動手段への出力手段とを備えて成る
ことを特徴とする。
作 用 前記手段によれば、データ変更時(段取替時)
に、新しい歯車材の歯車面取形状に対応するカツ
タの原点位置データを入力し、その新しいデータ
とそれまでのデータとを比較し、その差を演算し
て、その差分だけストツパ駆動手段へ出力し、ス
トツパを自動的に軸方向移動させる。
実施例 第2,3図において、ベース1上の軌道台2,
2上に、スピンドルヘツド3がその下面四隅に装
着されたベアリング内蔵の直線転動案内4,……
によつて前後方向移動自在にころがり案内されて
いる。このスピンドルヘツド3の下面には更にボ
ールねじ5のナツト6が装着され、このナツト6
に螺合する親ねじ7は第1サーボモータM1と直
結され、この第1サーボモータM1の回転により
スピンドルヘツド3を正確に前後動するようにし
てある。前記スピンドルヘツド3には前後方向の
ワークスピンドル8が回動自在に支持されてい
る。このワークスピンドル8はその中心に中空段
付孔9が形成され、歯車材の装着手段として例示
するコレツトチヤツク10のアーバ11に連結さ
れたドローバー12が軸方向摺動自在に嵌装さ
れ、ばね13により後方へ向けて付勢されてい
る。ドローバー12の後端はてこ杆14前面に当
接され、このてこ杆14はスピンドルヘツド3上
部のシリンダ15により揺動する作動杆16と当
接して揺動し、ドローバー12を前進又は後退さ
せてコレツトチヤツク10により歯車材Gを把
握、解放するようにしてある。ワークスピンドル
8の後端は減速比の大きな減速機構17の出力部
に連結され、この減速機構17の入力部には第2
サーボモータM2が連結されている。この減速機
構17は例えばハーモニツクドライブ(登録商
標)が用いられる。この装置は楕円状のカムとそ
の外周にはめたボールベアリングから成るウエー
ブジエネレータと、外周に多数の歯を有するカツ
プ状の金属弾性体から成るフレクスプラインと、
内周にフレクスプラインの歯と同ピツチでそれよ
り1又は2枚多い歯を有するリング状の剛体から
成るサーキユラスプラインとで構成され、ウエー
ブジエネレータが一回転するとフレクスプライン
がサーキユラスプラインとの歯数差分だけ逆方向
へ回転するようになつている。ワークスピンドル
8の前側にはワークスピンドル8と交差する方向
に油圧式スライドユニツト18が配設されてい
る。このスライドユニツト18はベース19とそ
の上に摺動自在に載置されたスライドテーブル2
0とを備え、シリンダ21のピストンロツド22
先端がスライドテーブル20の下面に装着された
接続部材23に連結されている。ベース19には
前記ピストンロツド22の先端と対向する部分に
ストツパ24が配設され、このストツパ24は外
周にねじ25が刻設され、ストツパ駆動手段30
のギヤ26の中心に螺合されている。ギヤ26は
押え板27とベース前壁18aとの間に回動自在
に支持され、このギヤ26はパルスモータ28と
連結された駆動ギヤ29に噛合している。スライ
ドテーブル20上には面取りカツタ31を先端に
備えたカツタスピンドル32が載置され、この面
取りカツタ31のカツタスピンドル軸先端からの
突出量はプリセツトゲージ等で所定寸法に設定さ
れている。
次にストツパ制御手段を含んだ制御手段につい
て説明する。制御手段はパルス信号発生装置32
と位置決め制御装置33及びデコーダ・モータド
ライバ34とから構成され、パルス信号発生装置
32は入力手段として例示するキーボード35が
公知のマイクロコンピユータ36のI/Oインタ
ーフエース37に接続されている。マイクロコン
ピユータ36はCPM38、ROM39、RAM4
0及びI/Oインターフエース37とこれらを接
続するバスライン等から成つている。ROM39
には、キーボード35からの指令で、後述するフ
ローチヤートに従うプログラムが予め記憶され、
またプログラムの演算結果をRAM40内に記憶
するようにしてある。また、RAM40内にはカ
ツタ31の原点位置データの格納エリアも確保さ
れ、これらRAM内の各データはバツクアツプ電
源により主電源が切られても消去されないように
してある。前記キーボード35からは、所定の歯
車面取形状を実現するのに要するデータ(歯数、
面取形状、カツタ径d、面取形状を測定する測定
円直径やワーク送り速度に関するデータ等)や、
カツタ原点位置データ、あるいは各種の動作指示
などが入力される。I/Oインターフエース37
には位置決め制御装置33が接続され、この位置
決め制御装置33は公知の位置ループサーボ系と
速度ループサーボ系から構成され、パルス信号発
生装置32からの指令パルス信号により第1、第
2サーボモータM1,M2を制御すると共に、デ
コーダ及びモータドライバ34を介してパルスモ
ータ28を制御するようにしてある。
次にこの装置による動作を説明する。先ず、多
数の歯車材について各歯車材の諸元に合せたカツ
タの先端位置の最適位置を試削により求めてお
き、そのうちの任意の1つのデータ及びそのデー
タに対応する面取形状のデータを予め制御装置内
に記憶させておく。これらの各データに基づき、
歯車取を行つた後、段取替が生じたときは、フロ
ーチヤート(第5図)のステツプ1でキーボード
35より新しい面取形状データとカツタ原点位置
データを入力するか、磁気テープからロードする
かして、データを更新する時には、ステツプ2で
夫々のデータを入力し、ステツプ3で先に記憶し
てあつたカツタ原点位置データとの差を演算し、
この差をステツプ4でパルス信号として出力す
る。このパルス信号によりデコーダ及びモータド
ライバ34を介してサーボモータ28が駆動さ
れ、駆動ギヤ29、ギヤ26を介してストツパ2
4が軸方向に移動する。その後、ピストンロツド
21を前進させてストツパ24と当接させて、新
しいワークに対するカツタ31の先端位置決め、
つまりカツタ原点出しが終了する。次いでステツ
プ6にて面取形状データ(第4図のような面取形
状では形状測定器で測定するときの測定円直径D
と歯数Z、直線部の面取角αと円弧部の半径r)
を基に測定円の円弧ピツチPを多数の分割点ai
分割し、その各点に対し軸方向移動量hiを算出
し、ステツプ7でこの演算結果を速度データと共
にRAM39内の所定のメモリ領域に記憶させ
る。こうして一歯分の歯面取形状を倣うのに要す
るワークスピンドル8の軸方向移動量hiと回転方
向移動量ai及び速度データを算出した後、ステツ
プ1へ戻り、加工モードを選択する。ステツプ8
〜10では回転方向の点a0から順に回転方向の分
割した各点aiと軸方向移動量hiを読出し、次に移
動する点ai+1,hi+1との移動量の差を演算すると
共に速度データを読み出して前記移動量の差を速
度データに基づいて指令パルス信号として出力す
る。こうして回転方向の点a0からaoに至るまで、
つまり一歯分の加工が終了するまで次々とデータ
を読出して出力する。このようにしてパルス信号
発生手段から指令パルス信号が回転方向と軸方向
の位置決め制御装置33,33を介して第1、第
2サーボモータM1,M2に出力されて前進端
(原点)に位置決めされているカツタ31に対し
て歯車材Gが回転方向と軸方向に移動されて所定
の歯車面取形状が形成される。次いでステツプ1
1で全歯終了したかを判定し、全歯終了するまで
ステツプ8〜10を繰り返す。
考案の効果 以上のように本考案においては、数値制御化し
た歯車面取面盤において、そのカツタ原点出しを
行うためのデータを、面取形状データと共に段取
替時に与え、この時に、先にあつた原点位置デー
タと新しい原点位置データとを比較し、その差を
とつてストツパ駆動手段に出力するようにしたの
で、カツタの原点出しが人手を煩わすことなく正
確に行われる。しかも旧データとの差をとつてス
トツパを駆動させるだけなので、極めて短時間に
原点出しができ、数値制御歯車面取盤の面取形状
データの変更とも相まつて、段取替時間の大幅な
短縮を図り得ることのできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のクレーム対応図、第2図はワ
ークスピンドルの断面図、第3図はカツタスピン
ドルの側面図、第4図は面取形状の説明図、第5
図はフローチヤートである。 1……ベース、3……スピンドルヘツド、8…
…ワークスピンドル、24……ストツパ、30…
…ストツパ駆動手段、31……カツタ、32……
マイクロコンピユータ、35……キーボード、G
……歯車材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベース上にスピンドルヘツドを前後動自在に載
    置し、このスピンドルヘツドには歯車材を先端に
    装着し得る前後方向のワークスピンドルを回転自
    在に支持し、スピンドルヘツドを前後動させる第
    1サーボモータとワークスピンドルを回転させる
    第2サーボモータとこれらのサーボモータを制御
    する制御手段とを備え、ワークスピンドル前側に
    おいてワークスピンドルと交差する方向にカツタ
    を進退可能に配設し、このカツタの前進端を位置
    決めするストツパを軸方向移動自在に設けると共
    にこのストツパをストツパ駆動手段に連結し、更
    にこのストツパ駆動手段を前記制御手段に含まれ
    るストツパ制御手段に接続し、このストツパ制御
    手段は歯車材に対応するカツタの原点位置データ
    の入力手段、そのデータの記憶手段、このデータ
    変更時にカツタの原点位置データの差を演算する
    手段、及びそのストツパ駆動手段への出力手段と
    を備えて成ることを特徴とする数値制御歯車面取
    盤のカツタ原点出し装置。
JP11958185U 1985-08-02 1985-08-02 Expired JPH0128979Y2 (ja)

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JP11958185U JPH0128979Y2 (ja) 1985-08-02 1985-08-02

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11958185U JPH0128979Y2 (ja) 1985-08-02 1985-08-02

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JPS6229220U JPS6229220U (ja) 1987-02-21
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JP11958185U Expired JPH0128979Y2 (ja) 1985-08-02 1985-08-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0397518A (ja) * 1989-09-12 1991-04-23 Sodick Co Ltd スクリュープリプラ式射出成形機

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JPS6229220U (ja) 1987-02-21

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