JP2003181722A - タッピング加工装置及びタッピング加工方法 - Google Patents

タッピング加工装置及びタッピング加工方法

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JP2003181722A
JP2003181722A JP2001384076A JP2001384076A JP2003181722A JP 2003181722 A JP2003181722 A JP 2003181722A JP 2001384076 A JP2001384076 A JP 2001384076A JP 2001384076 A JP2001384076 A JP 2001384076A JP 2003181722 A JP2003181722 A JP 2003181722A
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tapping
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JP2001384076A
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Takayuki Hotta
尊之 堀田
Hisahiro Yonezu
寿宏 米津
Hiroyuki Ito
浩行 伊藤
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッピング加工時における主軸と送り軸の同
期誤差を減らす。 【解決手段】 予め設定されたタップ切込深さ及びねじ
ピッチに応じて主軸と送り軸の位置指令パターンを演算
して記憶する第1ステップと、前記記憶した位置指令パ
ターンに基づいて主軸及び送り軸を同期運転する第2ス
テップと、前記同期運転時に主軸の実際の回転位置と送
り軸の実際の送り位置とから主軸と送り軸の同期誤差を
演算する第3ステップと、次回以降のタッピング加工時
の同期誤差を減らすべく、前記演算した同期誤差に応じ
て前記位置指令パターンを補正する第4ステップとによ
って得られた位置指令パターンに基づいて工作物にタッ
ピング加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作物にねじ山を
切るためのタップが取り付けられた主軸と前記主軸をそ
の軸方向に進退移動させる送り軸とを同期制御してタッ
プ加工するタップ加工装置及びタップ加工方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ドリルにより加工した下穴にタッピング
加工を行う際、タップを回転する主軸の一回転あたりの
主軸軸方向への送り軸移動量はタップのピッチによって
一義的に定まる。即ち、理想的なタップ加工においては
送り軸移動量FとタップのピッチP及び主軸回転数Sが
下記の条件を満足している。F=P×Sこの条件が満足
されない場合には、工具の破損やねじ山の潰れを招く恐
れがある。
【0003】従来のタップ加工では、主軸を回転させる
主軸モータの制御と送り軸を駆動する送り軸モータの制
御とはそれぞれ独立して行われていたので、必ずしも上
記の条件を満足していたわけではなかった。特に、タッ
プを正回転させてねじ山を切るタッピングサイクルの終
了時およびタップを逆回転させてタップを戻す逆タッピ
ングサイクルの開始時には、主軸と送り軸の加減速が独
立に行われるため、常に上記の条件を満足させることが
困難となる。このため、タップを支持するチャックの内
部にスプリングを設け、ネジのピッチと主軸の1回転あ
たりの送り量が一致しなくても、このスプリングによっ
てずれを吸収するようにした加工方法が使用されてい
た。
【0004】これに対し、近年のNC制御装置の発達に
より、主軸モータと送り軸モータとの同期制御が一般的
に行われるようになり、前述したような特殊なチャック
を使用しなくても、タップ加工を行えるようになった。
このような同期制御方法としては、主軸の回転指令値と
実際の回転位置との回転偏差を送り軸移動量に換算し、
この換算値に基づいて送り軸の位置指令値を補正するこ
とにより送り軸を追従させ、主軸と送り軸を精度よく同
期させる制御方法が知られている。(例えば特開昭64
−58425号公報等)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな同期制御方法による場合には、サーボ系の遅れや機
械のイナーシャ又は摺動抵抗若しくは切削抵抗等により
発生した主軸の位置偏差に対し送り軸を追従させるには
以下の手順を踏まなければならない。即ち、主軸の回
転偏差を検知し、検知した回転偏差を軸移動量に換算
し、この換算値に基づいて送り軸指令値を補正し、
補正した送り軸指令値に従って送り軸の速度指令値を演
算し、速度指令値をサーボアンプに送信し、速度指
令に基づいて送り軸モータ電流を制御して、送り軸の
位置を追従させるという手順によるため、主軸に回転偏
差が発生してから送り軸がこれに追従するまでに時間的
な遅れが生じる。この遅れが許容範囲内であれば問題は
ないが、主軸の回転偏差が累積して大きくなると送り軸
が追従しきれなくなり、工具の破損やねじ山の潰れを招
く恐れがある。
【0006】主軸の位置偏差は、一般に主軸回転速度が
速ければ速いほど、機械のイナーシャ又は摺動抵抗若し
くは切削抵抗等の影響を受けて大きくなる。このため、
主軸の回転速度を主軸モータの能力よりもかなり低速に
抑え、大きな回転偏差が生じないようにすることが必要
であった。この結果、タッピング加工の能率向上の妨げ
になっていた。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、主軸モータの回転速度を従来よりも
高速にした場合でも主軸と送り軸の同期誤差を抑え、高
速・高精度なタッピング加工を実現できるタッピング加
工装置及びタッピング加工方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】ここで、本発明を完成す
るに至った経緯について説明する。本発明者らは前述の
課題を解決すべく鋭意研究し、タッピングサイクルの開
始時から逆タッピングサイクルの終了時までの主軸と送
り軸の同期誤差量を繰り返し測定した結果、この同期誤
差量は毎回ある一定のパターンを有していることを発見
した。これは、機械負荷の慣性力や摺動抵抗及びサーボ
系の遅れ等は略一定であり、切削抵抗等も加工の度に大
きく変わるものではないため、タップ切込深さ及びねじ
ピッチに基づいて演算された一定の位置指令データに基
づいて主軸及び送り軸を制御する限り、毎回同じような
同期誤差が発生するためであると説明できる。
【0009】この結果から、発明者らは測定された同期
誤差を相殺するように前記位置指令データを補正し、こ
の補正した位置指令データに基づいて主軸及び送り軸を
制御すれば、同期誤差の発生を抑えることができるとの
知見を得た。この知見に基づいて本発明を完成するに至
ったのである。
【0010】請求項1及び6に記載の発明では、設定さ
れたタップ切込深さ及びねじピッチに応じて主軸と送り
軸の位置指令データを演算し、この位置指令データに基
づいて主軸と送り軸を同期制御するとともに、主軸の回
転位置と送り軸の送り位置とから主軸と送り軸の同期誤
差を演算し、演算した同期誤差に基づいて前記位置指令
データを補正することとした。これにより、同期誤差が
少なくなる方向に補正された位置指令データに基づいて
同期制御を行うので、同期誤差を減少させることができ
る。
【0011】一般に同期誤差は各軸を高速に駆動する程
大きくなるが、本発明によれば同期誤差を減少させるこ
とができるので、主軸及び送り軸を従来よりも高速に駆
動することが可能となる。
【0012】請求項2に記載の発明では、補正された位
置指令データに基づいて次回以降の同期制御を行うの
で、前回よりも同期誤差の発生を抑えることができる。
【0013】請求項3に記載の発明では、位置指令デー
タに基づいた主軸及び送り軸の同期制御と、同期制御時
に発生した同期誤差の演算と、この同期誤差に基づく位
置指令データの補正とを繰り返し行うこととした。これ
により、一回の位置指令データの補正では解消しきれな
かった同期誤差に基づいて、さらに位置指令データを補
正し、より理想的な位置指令データを得る。
【0014】請求項4に記載の発明では、繰り返し手段
による繰り返しが進むに従って、前記演算した同期誤差
量に対する位置指令データの補正幅を徐々に少なくする
こととした。これは、突発的に発生した外乱等によって
位置指令データを過度に若しくは誤った方向に補正して
しまった場合でも、この影響が残ったまま位置指令デー
タが確定されることをできるだけ避けるための措置であ
る。例えば、演算した同期誤差と同じ幅で位置指令デー
タを補正する場合、位置指令データの誤った補正が繰り
返しの初期段階で発生した場合には、その後の繰り返し
処理の過程で徐々に是正されていく。しかし、所定の繰
り返し回数の終了近くになって大きな外乱が発生した場
合には、この影響が是正されないまま、位置指令データ
が確定してしまう場合がある。これを避けるため、既に
何回も繰り返しをして得られた位置指令データに対して
は、これを大きく補正しないようにするのである。な
お、演算した同期誤差に対する位置指令データの補正幅
を少なくする方法としては、繰り返しの進行に伴って値
が小さくなる係数を同期誤差に乗じて得られた値によっ
て補正をするものや、補正幅の制限値(最大値)を繰り
返しの進行に伴って減縮していくもの等が考えられる。
【0015】請求項5に記載の発明では、工作物への加
工を行わない空運転時の同期誤差に応じて前記位置指令
データを補正することとした。これにより、外乱の主な
発生源である切削抵抗等の影響を除外する。即ち、移動
台や主軸等に作用する慣性力や摺動抵抗などの装置自体
の影響による追従遅れ、及び、サーボ演算処理により発
生するサーボ系の遅れに起因して発生する同期誤差のよ
うに、比較的安定して発生する同期誤差を正確に把握す
る。また、実際の加工を行わなくても位置指令データを
補正することも可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1はタッピング加工装置を示した構成
図である。主軸10にはタップ11が取り付けられてお
り、主軸10は移動台12に回転可能に支承されてい
る。主軸10は主軸モータ13の回転軸に連結され、回
転駆動されるように構成されている。
【0017】移動台12に固定されたナット17が、基
台15のボールネジ16に螺合されている。ボールネジ
16は、送り軸モータ18に連結されており、送り軸モ
ータ18が回転するとボールネジ16がこれに伴って回
転し、移動台12が主軸10の軸方向に進退移動する。
主軸10の前方にはワークWが図略のクランプ装置によ
り固定されており、主軸10が回転しながら前進する
と、ワークWに予め加工された下穴W1の内側にタッピ
ング加工が行われる。主軸モータ13と送り軸モータ1
8はタップ11のねじピッチに合わせて同期制御され
る。
【0018】主軸モータ13の回転位置を示す信号が主
軸モータ13に設けられたエンコーダ14から主軸用ド
ライブユニット20に送られる。この信号に対して所定
の処理を施すことにより、主軸の実際の位置を検出する
ことができる。同様に、送り軸モータ18の回転位置を
示す信号が送り軸モータ18に設けられたエンコーダ1
9から送り軸用ドライブユニット21に送られ、送り軸
の実際の位置を検出することができる。
【0019】主軸用ドライブユニット20、送り軸用ド
ライブユニット21は数値制御装置30に接続されてい
る。これらドライブユニットは数値制御装置30からの
速度指令を受けてモータに駆動電流を供給する。また、
数値制御装置30は、エンコーダによって検出したモー
タの回転位置をこれらドライブユニットを経由して受け
取る。
【0020】数値制御装置30にはPLC40が接続さ
れ、PLC40には操作盤50が接続されている。オペ
レータが操作盤50を操作すると、その操作内容がPL
C40を介して数値制御装置30に送られる。
【0021】また、数値制御装置30には周辺装置60
が着脱自在に接続され、周辺装置60を用いてユーザー
が作成・編集したNCプログラムや各種パラメータ等が
数値制御装置30に書き込まれる。タッピング加工装置
の制御手順及びタップ11のねじピッチやタップ切込深
さ、タップ加工時の主軸回転速度等のタッピング加工に
関するパラメータは、このNCプログラム中に記述され
ている。
【0022】数値制御装置30の構成を図2に示す。図
2に示すように数値制御装置30はメインCPU31
と、システムプログラムを記憶したROM32と、NC
プログラム等を記憶するRAM33と、外部機器との通
信を行うI/F(インタフェース)34とを主として構
成されている。RAM33には、NCプログラムを記憶
するNCプログラム記憶領域331と、前記同期制御時
における主軸と送り軸の位置指令データを記憶する位置
指令データ記憶領域332と、前記同期制御時における
主軸と送り軸の実際の位置データを記憶する位置データ
記憶領域333と、これら各軸の位置データの差である
同期誤差を記憶する同期誤差データ記憶領域334とが
設けられている。
【0023】数値制御装置30には、モータの制御を行
う制御用回路としてドライブ回路35が設けられてい
る。ドライブ回路35はドライブユニット20及び21
と接続されている。ドライブ回路35は、メインCPU
31からの位置指令を受け、この位置指令にモータを追
従させるべくドライブユニットへの速度指令を行う。ま
た、ドライブ回路35は、エンコーダで検出されたモー
タの回転位置データをドライブユニットから受信してメ
インCPU31へ伝達する。メインCPU31とドライ
ブ回路35の間にはDP−RAM(DualPort−
RAM)36が設けられている。このDP−RAM36
を介してメインCPU31とドライブ回路35の間のデ
ータ授受が行われる。
【0024】次に、前述した数値制御装置30において
行われる制御処理について説明する。タッピング加工
は、図3に例示するように、下穴W1の手前に設定され
たレファレンス点Rにタップ11の先端が達するまで主
軸10を早送りし、このレファレンス点Rから下穴W1
の終端点Zまでは主軸モータ13と送り軸モータ18と
を同期制御して実行される。即ち、F(送り軸移動量)
=P(タップのピッチ)×S(主軸回転数)の関係が常
に満たされるように、主軸モータ13と送り軸モータ1
8とを制御してタッピング加工を行う。タップ11の先
端が終端点Zまで達したら、主軸モータ13と送り軸モ
ータ18とを逆方向に同期制御してタップ11の先端を
レファレンス点Rまで移動し、レファレンス点Rからは
早送りで原点Sまで戻す。これにて一回のタッピング加
工を終了する。
【0025】RAM33のNCプログラム記憶領域33
1に記憶されているタッピング加工を指示をするNCプ
ログラムブロックの一例を次に示す。 『G84 Z300 R100 F1.2 S500
Q0.1』 ここで、「G84」はタッピングサイクルを表すコード
である。また、「Z」は終端点の座標を、「R」はレフ
ァレンス点の座標を、「F」はタップのピッチを、
「S」は主軸回転速度を、「Q」は終端点でのドゥエル
時間を示す識別子である。上記のNCプログラムブロッ
クは、座標100のレファレンス点まで早送りした後に
座標300の終端点まで主軸回転速度500rpmで同
期制御すべきことを意味し、タップのピッチは1.2m
m、終端点でのドゥエル時間は0.1秒であることを示
す。
【0026】NCプログラム記憶領域331には、主軸
モータ13と送り軸モータ18を逆方向に同期制御して
レファレンス点Rまで戻す逆タッピングサイクルを指示
するNCプログラムブロックも記憶されている。この一
例を次に示す。 『G85 R100 F1.2 S500』 「G85」は逆タッピングサイクルを示すコードであ
る。「R」、「F」、「S」が示す内容は上記タッピン
グサイクルの場合と同じである。従って、このNCプロ
グラムブロックは、座標100のレファレンス点まで主
軸回転速度500rpmの同期制御で戻し、タップのピ
ッチは1.2mmであることを示す。
【0027】また、主軸モータ13と送り軸モータ18
の特性や、これらモータの負荷の質量及びボールネジ1
6のねじピッチ等の各種パラメータは、RAM33の所
定の領域に別途記憶されている。
【0028】以下、本発明のタッピング加工装置におけ
る処理方法を順を追って説明する。 (第1ステップ:位置指令データの演算及び記憶)タッ
ピング加工に先立って、メインCPU31の処理によ
り、上述したNCプログラムブロックの内容及び各種パ
ラメータからタッピング加工時の位置指令データを演算
し、位置指令データ記憶領域332に記憶する。この処
理内容について説明する。タッピング加工においては、
加工時間を短縮するため、及び、レファレンス点Rから
ワークWへのタッピング加工が始まるまでに主軸回転速
度が安定するように、主軸がNCプログラムで指定され
た主軸回転速度に達するまでの時間及びこの主軸回転速
度から停止するまでの加減速時間は短い方が良い。即
ち、モータの特性や負荷の質量等の諸条件から実現可能
な最大の加速度で加速及び減速することが望まれる。し
かしながら、前述したように主軸モータ13と送り軸モ
ータ18は同期して動作しなければならないから、最大
加速度が低い方のモータの最大加速度でもう一方のモー
タの加速度が制限される。従って、主軸モータ13と送
り軸モータ18のそれぞれについて実現可能な最大の加
速度を求め、このうち低い方の加速度で両方のモータを
制御することとなる。
【0029】レファレンス点R及び終端点Zの座標、主
軸回転速度、及び終端点でのドゥエル時間は予めNCプ
ログラムで指定されているので、タッピング加工時にお
ける加速度が定まれば送り軸モータ18の位置指令デー
タは一義的に求められる。この送り軸モータ18の位置
指令データを前述の式(F=P×S)の関係に基づいて
主軸回転位置に換算すれば主軸モータ13の位置指令デ
ータとなる。こうして求めた位置指令データは所定の制
御周期毎の位置指令値として、配列変数の形で位置指令
データ記憶領域332に記憶される。送り軸モータ18
の位置指令値を記憶する配列変数Cm(n)のデータ例
を図4に示す。
【0030】(第2ステップ:同期制御)次に、位置指
令データに基づいて主軸モータ13及び送り軸モータ1
8を同期制御してタッピング加工を行う手順について説
明する。タッピング加工が開始されると、メインCPU
31は位置指令データ記憶領域332に記憶した位置指
令データに基づいて位置指令値をDP−RAM36に書
き込む。ドライブ回路35はこの位置指令値にモータを
追従させるべくドライブユニットへの速度指令を行う。
具体的には、ドライブユニットから受け取ったモータの
実際の回転位置データとメインCPU31から指示され
た位置指令値とを比較して、その差を位置偏差として演
算し、この位置偏差に応じた速度指令をドライブユニッ
トへ送る。即ち、位置偏差が大きければ、位置指令値に
モータを追従させるべく、速度指令値を大きくするので
ある。これにより、ドライブユニットはモータへ供給す
る電流を増加させ、その結果モータのトルクが増して位
置偏差を小さくするように制御する。このような手順に
より、位置指令データ記憶領域332に記憶された位置
指令データに対し、主軸モータ13及び送り軸モータ1
8が各々の負荷に応じた位置偏差をもって追従して行く
のである。
【0031】(第3ステップ:同期誤差演算)主軸モー
タ13と送り軸モータ18は、完全に同期した位置指令
データに基づいて制御しても、制御の対象となる負荷が
異なるので、動作時の位置偏差は異なることになる。そ
の様子を図5(a)に示す。なお、この図においては、
主軸の位置指令値及び測定位置を、前述の式(F=P×
S)の関係に基づいて、送り軸位置指令値及び測定位置
に換算して表している。
【0032】図5(a)において、実線は位置指令値、
破線は送り軸の実際の位置、一点鎖線は主軸の実際の位
置(の換算値)を示す。時間軸のTcは所定の制御周期
を示すものである。実際の制御周期は図5(a)に示さ
れる時間幅よりも細かいが、説明のために拡大して図示
してある。
【0033】一般には送り軸よりも主軸の方が指令位置
に対する追従性が悪いので、図5(a)のように送り軸
の位置偏差よりも主軸の位置偏差の方が大きくなる。送
り軸の位置と主軸の位置との差(図5(a)の矢印線の
長さに相当)が同期誤差量である。
【0034】この同期誤差を求めるために、所定の制御
周期Tc毎に主軸及び送り軸の実際の位置を記憶する手
順を図6のフローチャートに基づいて説明する。上記第
2ステップでの同期制御の実行中に、メインCPU31
は各モータの現在値を所定の制御周期Tc毎にドライブ
回路35から読み出し(S100)、RAM33の位置
データ記憶領域333に記憶する。S110は主軸の現
在値を位置データ記憶領域333上の配列変数P1()
に記憶する処理であり、S120は送り軸の現在値を同
じく位置データ記憶領域333上の配列変数P2()に
記憶する処理である。S130ではP1()、P2()
の引数nをインクリメントする。なお、nは予め「1」
に初期化されている。S130ではnの値がmに代入さ
れる。これらの処理は一回のタッピング加工が終了する
まで制御周期毎に繰り返される。タッピング加工が終了
した時点では、mにはnの最大値が記憶されていること
になる。
【0035】これにより、一回のタッピング加工におけ
る制御周期毎の主軸及び送り軸の実際の位置データがR
AM33の位置データ記憶領域333に記憶される。
【0036】一回のタッピング加工が終わると、図7に
示すフローチャートに従って制御周期毎の同期誤差を演
算する。S200ではnの値を「1」に初期化し、S2
10で各制御周期毎の同期誤差を演算する。即ち、送り
軸位置P2(n)から主軸位置P1(n)を引いた値
(同期誤差)をPe(n)に代入する。次にS220で
nをインクリメントする。S230で全ての同期誤差演
算が終了したかをチェックし、終了していなければS2
10とS220の処理を繰り返す。演算した同期誤差P
e(n)はRAM33の同期誤差データ記憶領域334
に記憶される。
【0037】これにより、一回のタッピング加工におけ
る制御周期毎の主軸と送り軸との同期誤差データがRA
M33の同期誤差データ記憶領域334に記憶される。
【0038】(第4ステップ:位置指令データ補正)次
に、第3ステップで求めた同期誤差をもとに、第1ステ
ップで記憶した位置指令データを補正する。この補正は
送り軸モータ18の位置指令データを補正するものでも
良いし、主軸モータ13の位置指令データを補正するも
のでも良い。若しくはこの両方を補正するものでも良
い。例として送り軸モータ18の位置指令データを補正
する場合について説明する。
【0039】この補正は図8のフローチャートに従って
行われる。S300でnの値を「1」に初期化し、S3
10で送り軸モータ18の位置指令値Cm(n)から同
期誤差Pe(n)を引いた値をCm(n)に代入する。
即ち、図5(a)に示したように主軸に対して送り軸が
進んでいるので、同期誤差分を送り軸指令値から減算す
ることにより、主軸の実際の動きに送り軸の動きが一致
するように送り軸の指令値を遅らせるのである。この処
理をn=1〜mまで繰り返す(S320、S330)。
この位置指令値の補正を概念的に示したものが図5
(b)である。
【0040】以上、説明した第1〜第4ステップによ
り、同期誤差が少なくなるように補正された位置指令デ
ータを得ることができるので、次回以降の加工時におけ
る同期誤差を少なくすることができる。一般に同期誤差
は主軸及び送り軸を高速に動かすほど大きくなるため、
従来はモータの容量・性能に比較して低めの速度設定を
しなければならなかった。上記説明した方法によれば、
モータを高速に動かすことにより大きな同期誤差が発生
しても、その同期誤差を少なくするように位置指令デー
タを補正するので、次回以降の加工時には同期誤差の発
生を抑えることができる。このため、高速・高精度な加
工が可能となる。
【0041】この補正は1回だけでなく、複数回繰り返
し行うとより効果的である。即ち、補正後の位置指令デ
ータに基づいて再度同期制御を行い、その際の同期誤差
に応じて位置指令データを補正することを繰り返せば、
さらに理想的な位置指令データを得ることができる。
【0042】ところで、同期制御時には何らかの原因で
主軸又は送り軸に外乱が発生することがある。外乱が発
生するとその外乱によって発生した位置偏差が同期誤差
として測定され、この同期誤差に基づいて位置指令値の
不適当な補正をしてしまうことがある。所定の繰り返し
回数の初期段階で外乱が発生した場合には、その後の補
正で理想的な位置指令データに近づいて行くが、繰り返
し終了間際に発生した外乱による位置指令データの乱れ
は修正されないまま確定してしまう場合がある。
【0043】これを防ぐためには、繰り返しが進むに従
って、同期誤差量に対する位置指令値の補正量の割合を
徐々に少なくするとよい。つまり、図8のS310では
演算した同期誤差量Pe(n)が即ち位置指令値Cm
(n)の補正量であったが、繰り返しの回数が進むにつ
れて同期誤差量Pe(n)に対する位置指令値Cm
(n)の補正量を減縮するのである。これにより、繰り
返しの途中で発生した外乱によって位置指令データが乱
れても、その乱れが最後まで残ることを防止することが
できる。
【0044】補正量を少なくする処理方法としては、測
定した同期誤差に乗ずる係数を徐々に小さくするもので
も良いし、補正量の制限値(最大値)をカウント値に応
じて減縮するものでも良い。前者の処理方法による位置
指令データ補正手順のフローチャート例を図9に、後者
の処理方法による位置指令データ補正手順のフローチャ
ート例を図10に示す。
【0045】図9において、kは予め初期値が設定され
た係数である。S400からS430の処理により、n
=1〜mについて位置指令値の補正が終了すると、S4
40で「k←k×0.8」とされ、次回の位置指令デー
タ補正時におけるS410ではこの変更されたkと同期
誤差Pe(n)を乗算した値で位置指令値Cm(n)を
補正する。このように繰り返しの度に、測定した同期誤
差量に対する位置指令値補正量の比率を小さくする。
【0046】図10は位置指令値の補正量の制限値(最
大値)を繰り返しのカウント値に応じて減縮する位置指
令データの補正処理のフローチャートである。図10に
おいて、LIM0は補正量制限値が設定された定数であ
り、LIMはCNC30の立ち上がり時にLIM0の値
に初期化されている。S510で同期誤差Pe(n)が
Peに代入され、S520でPeの絶対値がLIMを超
えていないかを判定する。超えていればS530でPe
の絶対値がLIMの値になる。つまりPeが正の値であ
ればPe=LIMに、Peが負の値であればPe=−L
IMとなる。即ち、S520及びS530で同期誤差P
eの絶対値がLIMまでに制限され、S540ではこの
絶対値が制限されたPeで位置補正値Cm(n)を補正
する。変数CNTはS570で繰り返しの度にインクリ
メントされる繰り返し回数カウンタであり、S580で
このCNTに反比例するようにLIMの値を更新する。
即ち、繰り返し回数カウンタCNTが大きくなるに従っ
てLIMの値は反比例して小さくなって行き、位置指令
データの補正幅の上限が限られてゆく。
【0047】なお、図9及び図10では繰り返し回数が
進む都度、測定した同期誤差に対する位置指令値補正量
の許容値を小さくする処理方法の例を示したが、このよ
うな方法に限らず、所定の繰り返し回数(例えば5回)
繰り返しを行う度にこの許容値を小さくするものでもよ
い。
【0048】また、繰り返しの回数はユーザーが指定す
るものでも良いし、システムで予め決められた回数だけ
繰り返すものでも良い。あるいは、同期誤差が所定の許
容範囲内に収まるまで繰り返すようにしても良い。
【0049】図11に繰り返しの実行回数に伴って同期
誤差が小さくなっていく様子の一例を示す。
【0050】第2ステップでの同期制御は、実際にワー
クWにタッピング加工を行うものでも良いし、ワークW
のない空運転の状態で行うものでも良い。実際にタッピ
ング加工を行う場合には切削抵抗まで含めた同期誤差を
測定できる。
【0051】一方、空運転による場合には、工作物の違
いによって生じる誤差や切削時の外乱の影響を排除し、
移動台や主軸等に作用する慣性力や摺動抵抗などの装置
自体の影響による追従遅れ、及び、ドライブ回路35や
ドライブユニットのサーボ処理により発生するサーボ系
の遅れによって発生する同期誤差を的確に測定すること
ができる。また、実際に加工を行わなくても位置指令デ
ータを補正することが可能となるため、NCプログラム
で比較的高速な主軸回転速度を指定した場合でも、工具
の破損やねじ山の潰れを招くことなく、補正された位置
指令データを得ることができる。従って、まず、空運転
により位置指令データを補正し、その後、実際にタッピ
ング加工を行ってさらに位置指令データを補正するよう
にすれば、工具の破損やねじ山の潰れを招くことなく、
理想的な位置指令データを得ることができる。
【0052】なお、本実施の形態では、一回のタッピン
グサイクル及び逆タッピングサイクルにおける同期制御
時の主軸及び送り軸の実際の位置を記憶しておき、後か
ら同期誤差を演算して位置指令パターンの補正を行って
いたが、これらの処理は同期制御と並行して行ってもよ
い。即ち、図6から図10に示すフローチャートの処理
は、同期制御と並行して行っても良い。
【0053】また、第4ステップの位置指令データ補正
においては、第3ステップで求めた同期誤差を基に数制
御周期先の位置指令データを補正し、この補正された位
置指令データに基づいてその回の同期制御をするように
してもよい。この処理は、例えば図8に示すフローチャ
ートのS310の左辺「Cm(n)」の引数nに所定の
整数xを加算し、「Cm(n+x)」とすること等によ
り実現できる。
【0054】
【発明の効果】以上、述べたように請求項1又は6記載
の発明によれば、予め記憶した位置指令データに基づい
て主軸及び送り軸を同期制御し、この同期制御時にモニ
タした各軸の実際の位置から同期誤差を求め、この同期
誤差に基づいて前記位置指令データを補正するので、同
期誤差を減少させることができる。このため、高速・高
精度な加工が可能となる。
【0055】請求項2記載の発明によれば、上記の効果
に加え、補正された位置指令データに基づいて次回以降
の同期制御を行うので、次回以降の同期制御時の同期誤
差を減少させることができる。
【0056】請求項3記載の発明によれば、上記の効果
に加え、位置指令データに基づいた主軸及び送り軸の同
期制御と、同期制御時に発生した同期誤差の演算と、こ
の同期誤差に基づく位置指令データの補正を繰り返し行
うこととしたので、より理想的な位置指令データを得る
ことができる。
【0057】請求項4記載の発明によれば、上記の効果
に加え、繰り返しが進むに従って、前記演算した同期誤
差量に対する位置指令データの補正量の割合を徐々に少
なくすることとしたので、繰り返しがある程度進んだ段
階で発生した外乱の影響が、最後まで位置指令データに
残ることを抑えることができる。
【0058】請求項5記載の発明によれば、上記の効果
に加え、工作物への加工を行わない空運転時をしたとき
の同期誤差に応じて前記位置指令データを補正するの
で、移動台や主軸等に作用する慣性力や摺動抵抗などの
装置自体の影響による追従遅れ、及び、サーボ演算処理
により発生するサーボ系の遅れ等の要因によって発生す
る同期誤差を的確に測定することができる。また、実際
の加工を行わなくても、上記の要因によって発生する同
期誤差を減少させる位置指令データを得ることができる
ので、まず、空運転により位置指令データを補正し、そ
の後、実際にタッピング加工を行ってさらに位置指令デ
ータを補正するようにすれば、工具の破損やねじ山の潰
れを招くことなく、より理想的な位置指令データを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるタッピング加工装
置の構成図
【図2】数値制御装置の構成を示したブロック図
【図3】タッピング加工における動作を示した説明図
【図4】位置指令値データの具体例を示した説明図
【図5】同期誤差演算及び指令位置補正の概念を示した
説明図
【図6】主軸及び送り軸の位置を記憶する処理手順を示
したフローチャート
【図7】同期誤差を計算し記憶する処理手順を示したフ
ローチャート
【図8】位置指令値を補正し記憶する処理手順を示した
フローチャート
【図9】位置指令値を補正し記憶する処理手順の変形例
を示したフローチャート
【図10】位置指令値を補正し記憶する処理手順の変形
例を示したフローチャート
【図11】本発明の効果の一例を示す説明図
【符号の説明】
10 主軸 11 タップ 12 移動台 13 主軸モータ 18 送り軸モータ 20 主軸用ドライブユニット 21 送り軸用ドライブユニット 30 数値制御装置 40 プログラマブルコントローラ(PLC) 50 操作盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H269 AB06 BB03 BB05 EE10 HH07 JJ06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タップが取り付けられた主軸を駆動する主
    軸モータと前記主軸をその軸方向に進退移動させる送り
    軸を駆動する送り軸モータとを同期制御して工作物にタ
    ッピング加工を行うタッピング加工装置において、 予め設定されたタップ切込深さ及びねじピッチに基づい
    て前記主軸と前記送り軸の位置指令データを演算する位
    置指令データ演算手段と、 前記位置指令データを記憶部に記憶する位置指令データ
    記憶手段と、 前記記憶部に記憶した位置指令データに基づいて前記主
    軸モータ及び前記送り軸モータを同期制御する同期制御
    手段と、 前記同期制御時に前記主軸の実際の回転位置と前記送り
    軸の実際の送り位置とから前記主軸と前記送り軸の同期
    誤差を演算する同期誤差演算手段と、 前記同期制御時の同期誤差を減らすため、前記同期誤差
    演算手段により演算した同期誤差に基づいて前記記憶部
    に記憶した位置指令データを補正する位置指令データ補
    正手段とを備えたことを特徴とするタッピング加工装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のタッピング加工装置であっ
    て、 前記同期制御手段は、前記補正された位置指令データに
    基づいて次回以降の同期制御をすることを特徴とするタ
    ッピング加工装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のタッピング加工装置
    であって、 前記同期制御手段と前記同期誤差演算手段と前記位置指
    令データ補正手段とを繰り返し動作させる繰り返し手段
    を備えたことを特徴とするタッピング加工装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のタッピング加工装置であっ
    て、 前記位置指令データ補正手段は、繰り返しの実行回数に
    伴って、前記演算した同期誤差に対する位置指令データ
    の補正量の許容値を徐々に少なくすることを特徴とする
    タッピング加工装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れか一つに記載のタッ
    ピング加工装置であって、 前記位置指令データ補正手段は、前記同期制御手段にて
    工作物への加工を行わない空運転時をしたときの前記同
    期誤差に基づいて前記位置指令データを補正することを
    特徴とするタッピング加工装置。
  6. 【請求項6】タップが取り付けられた主軸を駆動する主
    軸モータと前記主軸をその軸方向に進退移動させる送り
    軸を駆動する送り軸モータとを同期制御して工作物にタ
    ッピング加工を行うタッピング加工方法において、 予め設定されたタップ切込深さ及びねじピッチに応じて
    前記主軸と前記送り軸の位置指令データを演算して記憶
    する第1ステップと、 前記記憶した位置指令データに基づいて前記主軸モータ
    及び前記送り軸モータを同期制御する第2ステップと、 前記同期制御時に主軸の実際の回転位置と前記送り軸の
    実際の送り位置とから前記主軸と送り軸の同期誤差を演
    算する第3ステップと、 タッピング加工時の同期誤差を減らすべく、前記演算し
    た同期誤差に基づいて前記位置指令データを補正する第
    4ステップとによって得られた位置指令データに基づい
    て工作物にタッピング加工を行うことを特徴とするタッ
    ピング加工方法。
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