JPH01289447A - ウーロン茶の抽出方法 - Google Patents

ウーロン茶の抽出方法

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JPH01289447A
JPH01289447A JP11843088A JP11843088A JPH01289447A JP H01289447 A JPH01289447 A JP H01289447A JP 11843088 A JP11843088 A JP 11843088A JP 11843088 A JP11843088 A JP 11843088A JP H01289447 A JPH01289447 A JP H01289447A
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Japan
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oolong tea
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hot water
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Ryosuke Shiba
芝 亮介
Saburo Niimoto
新本 三郎
Kazuo Sano
和男 佐野
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EHIME PREF GOV SEIKA NOGYO KYODO KUMIAI RENGOKAI
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ウーロン茶の抽出方法の改良に関し、より詳
しくはウーロン茶ドリンクの製造におけるウーロン茶の
抽出方法の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種のウーロン茶の抽出方法は、ウーロン茶葉を
抽出籠に入れ、この抽出籠を、炭酸水素ナトリウムでp
H8〜9に調整された液温か70〜99℃の弱アルカリ
性湯液中に浸漬し、この状態でそのまままたは該湯液中
で上下に往復移動させながら3〜15分間抽出し、その
後、上記湯液面上に引き上げて90秒程度静置し、抽出
能内に残った抽出液の液切りを行なうものであった。
一般に美味しいウーロン茶とは、特有の色と香りを持ち
、渋味、苦味の調和がとれ且つこくのあるものである。
そして従来のウーロン茶の抽出方法において、ウーロン
茶の抽出条件に対する性質として、苦味成分は75℃以
上の上記湯液中で1分以内にほぼ溶出されるのに対して
、渋味成分と着色成分は弱アルカリ性湯液の液温か高い
程、即ち抽出温度が高い程、または抽出能の浸漬時間、
即ち抽出時間が長い程よく溶出される。ここで適度な渋
味の得られる抽出温度・抽出時間と、適度な着色の得ら
れる抽出温度・抽出時間とは異なっている。
従って、前述した様な従来の抽出方法においては、適度
な渋味を有するような緩かな抽出条件になると着色が淡
くなり過ぎ、逆に適度な着色となるような強い抽出条件
になると渋味が強くなり過ぎるという問題が生じてくる
また、液切り終了後においては、密集したウーロン茶葉
によって抽出筒内に相当量の濃い抽出液が残ってしまい
、こく味が低下するという問題もある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上述の問題点を解決し、適度な色合いを有し
ながら苦味と渋味の調和がとれ、且つこくのあるウーロ
ン茶を抽出するウーロン茶の抽出方法を提供することを
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕 本発明の構成は、ウーロン茶の抽出用材料を入れた抽出
薄体を、弱アルカリ性湯液中に浸漬した後、引き上げて
該弱アルカリ性湯液面上で液切りを行なうことにより、
ウーロン茶抽出液を得るウーロン茶の抽出方法において
、上記抽出薄体を、76ないし94℃に温度調整された
弱アルカリ性湯液中に適宜時間浸漬した後引き上げて液
切りをする浸漬抽出操作を繰り返し行ない本抽出液を得
る第1工程と、該第1工程における最後の液切り時に、
抽出薄体に洗浄水をシャワー状に注いで洗浄し抽出籠体
内に残存した残留抽出液を上記本抽出液中に回収するこ
とによりウーロン茶抽出液を得る第2工程とから構成さ
せることを特徴とするものである。
〔発明の詳細な説明〕
本発明によるウーロン茶の抽出方法は、ウーロン茶の抽
出用材料を入れた抽出薄体の浸漬抽出操作を繰り返し行
なうことにより本抽出液を得る第1工程と、第1工程終
了後に抽出籠体内に残存した残留抽出液を洗浄して本抽
出液中に回収する第2工程とから構成されている。
本発明に使用され上記抽出用材料は、ウーロン茶の葉も
しくは茎単独、または両者の混合物のいずれでも構わな
いが、葉単独を使用するのがより好ましい。
第1工程は、上述の様なウーロン茶の抽出用材料を、竹
、木、適宜な金属や合成樹脂等により抽出用材料が通過
しない大きさの網目を有する抽出籠体内に適宜量入れ、
この抽出薄体を、76〜94℃に温度調整された弱アル
カリ性湯液中に適宜時間浸漬静置した後該湯液面上に引
き上げて液切りをする浸漬抽出操作を繰り返し行なう工
程である。
弱アルカリ性湯液は、炭酸水素ナトリウム等適宜な化合
物を渦中に溶解させてpH8〜9程度の弱アルカリ性に
調整されたものであり、この弱アルカリ性によって本抽
出液の色が濃赤色となる。
弱アルカリ性湯液の液温は、76〜94℃の範囲であれ
ばよいが、約80℃〜90℃に設定するのがより好まし
い。この液温が75℃以下になると、抽出条件が穏やか
過ぎて本抽出液中の香りの揮散は少ないが同時に葉の持
つ枯れ革具またはカビ臭が残り、また95℃以上の温度
になると渋味が出過ぎてしまう。
抽出薄体を弱アルカリ性湯液中に浸漬する時間は、該湯
液の温度との関連において適宜に設定され、また、抽出
薄体の液切り時間は特に限定されず、十分液切れされる
ようにしてもよいが、抽出薄体を上記湯液面上に引き上
げた後間もなく該湯液中に再び浸漬するようにすること
も可能である。
上記浸漬抽出操作は、例えば、抽出薄体を弱アルカリ性
湯液中に約20秒〜2分間程度浸漬静置した後、該湯液
面上に引き上げて約5〜30秒開栓度液切りをする。そ
の後、上述した様な抽出薄体の浸漬操作及び液切り操作
、即ち浸漬抽出操作を合計約4〜10分間程度または8
〜20回程度にわたって繰り返し行なう様にするのが好
ましい。
上述した様な浸漬抽出操作を適宜回数あるいは適宜時間
繰り返して行なうと、繰り返される液切りによって抽出
用材料の周辺に存在する濃度が高い抽出液が回収されて
抽出効率が良くなり、また抽出薄体の弱アルカリ性湯液
面上から該湯液中への上下動操作により、抽出籠体内の
抽出用材料が弱アルカリ性湯液中において勢いよく不規
則に動き回り、これによって更に抽出効率が増大される
この時、上記抽出用材料が繰り返し空気中にさらされる
ことにより、抽出液の褐変が増進され、赤味の強い抽出
液が得られる。
而して、渋味の溶出を適度に抑えながら、苦味や着色成
分を含む他のウーロン茶成分が、効率よく、従ってより
短時間で十分抽出された本抽出液が得られるようになる
第2工程は、上述した第1工程における最後の液切り操
作時に、抽出薄体に洗浄水をシャワー状に注いで洗浄し
該抽出籠体内に残存する残留抽出液を強制的に回収する
工程である。
洗浄水は、pH5,8〜8.2程度の範囲にあり、且つ
約30℃以下の液温のものを使用する。
これは高い液温のものを使用す、ると、抽出用材料中の
渋味成分が更に溶出してくるのを防止するためである。
第1工程による抽出操作終了後、抽出薄体をアルカリ性
湯液面上に引き上げて液切りを行なった時点では、密集
した抽出様材料によって籠体内に残留抽出液が残存する
が、上述の洗浄水を適宜な噴出機等でシャワー状に注ぐ
ことにより、密集した多数の抽出用材料間の残留抽出液
が、第1工程で得られた本抽出液中に回収され、これに
よって目的とするウーロン茶抽出液が得られるようにな
る。洗浄水の注ぎ量は、前記本抽出液の濃度、浸漬抽出
操作の条件等を考慮して適宜に設定されるものである。
次に、本発明の実施例及びその試験結果について説明す
る。実施にあたっては下表の如く、従来例及び比較例と
比較した。
実施例 *1: 本発明の抽出方法における抽出条件*2: 比
較例1の抽出方法における抽出条件・抽出温度及び全抽
出時間以外は*1の抽出条件と同じ *3: 比較例2の抽出方法における抽出条件・洗浄水
によるシャワー洗浄を行なわないこと以外は*1の抽出
条件と同じ *4: 比較例3の抽出方法における抽出条件・洗浄水
の温度が85℃であること以外は*1の抽出条件と同じ なお、各実験例においては、下記の条件を共通させた。
ウーロン茶葉100gをpH8,3に調整された弱アル
カリ性湯液4j!にて抽出を行ない、抽出操作後90秒
間の液切りを行なう。得られた抽出液を濾過後、純水に
て10j!とし、これにビタミンCを2g添加後、炭酸
水素ナトリウムにてpH6,2に調整し、最後にFo 
 40の加圧滅菌を行ない、試験用サンプルとした。
この各試験サンプルにつき、色、渋味、性状、味覚等に
関する比較試験を行ない、その効果を調べた。この試験
結果を次表に示す。
上表に示されている如く、本発明によって抽出されたウ
ーロン茶(実施例)は他のいずれの例と比較しても、こ
くがあり、渋味と苦味の調和がとれ、色も良好であった
〔発明の効果〕
本発明は、上述の様に構成したため、第1工程によって
渋味の溶出を適度に抑えながら苦味や着色成分を含む他
のウーロン茶成分が効率よく十分抽出された本抽出液を
得ることができると共に第2工程によって抽出籠体内に
残存したこく味のある残留抽出液を本抽出液中に回収し
てウーロン茶抽出液を得ることができ、従って適度な色
合いを有しながら苦味と渋味の調和がとれ、且つこくの
ある香味に優れたウーロン茶抽出液を得ることができる
依って所期の目的を達成し得る。
出願人代理人  佐  藤  −雄

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ウーロン茶の抽出用材料を入れた抽出籠体を、弱アルカ
    リ性湯液中に浸漬した後、引き上げて該弱アルカリ性湯
    液面上で液切りを行なうことにより、ウーロン茶抽出液
    を得るウーロン茶の抽出方法において、上記抽出籠体を
    、76ないし94℃に温度調整された弱アルカリ性湯液
    中に適宜時間浸漬した後引き上げて液切りをする浸漬抽
    出操作を繰り返し行ない本抽出液を得る第1工程と、該
    第1工程における最後の液切り時に、抽出籠体に洗浄水
    をシャワー状に注いで洗浄し抽出籠体内に残存した残留
    抽出液を上記本抽出液中に回収することによりウーロン
    茶抽出液を得る第2工程とから構成したことを特徴とす
    るウーロン茶の抽出方法。
JP11843088A 1988-05-16 1988-05-16 ウーロン茶の抽出方法 Expired - Lifetime JP2740185B2 (ja)

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US8445031B2 (en) 2007-09-05 2013-05-21 Kao Corporation Method for producing purified tea extract

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