JPH01289447A - ウーロン茶の抽出方法 - Google Patents
ウーロン茶の抽出方法Info
- Publication number
- JPH01289447A JPH01289447A JP11843088A JP11843088A JPH01289447A JP H01289447 A JPH01289447 A JP H01289447A JP 11843088 A JP11843088 A JP 11843088A JP 11843088 A JP11843088 A JP 11843088A JP H01289447 A JPH01289447 A JP H01289447A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- extraction
- oolong tea
- extract
- extracted solution
- hot water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000605 extraction Methods 0.000 title claims abstract description 77
- 235000006468 Thea sinensis Nutrition 0.000 title claims abstract description 36
- 235000020333 oolong tea Nutrition 0.000 title claims abstract description 36
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 34
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 16
- 238000007654 immersion Methods 0.000 claims abstract description 10
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 14
- 238000005406 washing Methods 0.000 claims description 11
- 235000019606 astringent taste Nutrition 0.000 abstract description 13
- 235000019658 bitter taste Nutrition 0.000 abstract description 8
- UIIMBOGNXHQVGW-UHFFFAOYSA-M Sodium bicarbonate Chemical compound [Na+].OC([O-])=O UIIMBOGNXHQVGW-UHFFFAOYSA-M 0.000 abstract description 6
- 229910000030 sodium bicarbonate Inorganic materials 0.000 abstract description 3
- 235000017557 sodium bicarbonate Nutrition 0.000 abstract description 3
- 239000003205 fragrance Substances 0.000 abstract 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 abstract 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 5
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 3
- 239000006103 coloring component Substances 0.000 description 3
- 238000010828 elution Methods 0.000 description 3
- CIWBSHSKHKDKBQ-JLAZNSOCSA-N Ascorbic acid Chemical compound OC[C@H](O)[C@H]1OC(=O)C(O)=C1O CIWBSHSKHKDKBQ-JLAZNSOCSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- MCSXGCZMEPXKIW-UHFFFAOYSA-N 3-hydroxy-4-[(4-methyl-2-nitrophenyl)diazenyl]-N-(3-nitrophenyl)naphthalene-2-carboxamide Chemical compound Cc1ccc(N=Nc2c(O)c(cc3ccccc23)C(=O)Nc2cccc(c2)[N+]([O-])=O)c(c1)[N+]([O-])=O MCSXGCZMEPXKIW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 235000017166 Bambusa arundinacea Nutrition 0.000 description 1
- 235000017491 Bambusa tulda Nutrition 0.000 description 1
- ZZZCUOFIHGPKAK-UHFFFAOYSA-N D-erythro-ascorbic acid Natural products OCC1OC(=O)C(O)=C1O ZZZCUOFIHGPKAK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 244000082204 Phyllostachys viridis Species 0.000 description 1
- 235000015334 Phyllostachys viridis Nutrition 0.000 description 1
- UIIMBOGNXHQVGW-DEQYMQKBSA-M Sodium bicarbonate-14C Chemical compound [Na+].O[14C]([O-])=O UIIMBOGNXHQVGW-DEQYMQKBSA-M 0.000 description 1
- 241001122767 Theaceae Species 0.000 description 1
- 229930003268 Vitamin C Natural products 0.000 description 1
- 239000011425 bamboo Substances 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- 239000000796 flavoring agent Substances 0.000 description 1
- 235000019634 flavors Nutrition 0.000 description 1
- 239000010985 leather Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
- 238000010926 purge Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 235000019640 taste Nutrition 0.000 description 1
- 235000013616 tea Nutrition 0.000 description 1
- 235000019154 vitamin C Nutrition 0.000 description 1
- 239000011718 vitamin C Substances 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Tea And Coffee (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ウーロン茶の抽出方法の改良に関し、より詳
しくはウーロン茶ドリンクの製造におけるウーロン茶の
抽出方法の改良に関するものである。
しくはウーロン茶ドリンクの製造におけるウーロン茶の
抽出方法の改良に関するものである。
従来この種のウーロン茶の抽出方法は、ウーロン茶葉を
抽出籠に入れ、この抽出籠を、炭酸水素ナトリウムでp
H8〜9に調整された液温か70〜99℃の弱アルカリ
性湯液中に浸漬し、この状態でそのまままたは該湯液中
で上下に往復移動させながら3〜15分間抽出し、その
後、上記湯液面上に引き上げて90秒程度静置し、抽出
能内に残った抽出液の液切りを行なうものであった。
抽出籠に入れ、この抽出籠を、炭酸水素ナトリウムでp
H8〜9に調整された液温か70〜99℃の弱アルカリ
性湯液中に浸漬し、この状態でそのまままたは該湯液中
で上下に往復移動させながら3〜15分間抽出し、その
後、上記湯液面上に引き上げて90秒程度静置し、抽出
能内に残った抽出液の液切りを行なうものであった。
一般に美味しいウーロン茶とは、特有の色と香りを持ち
、渋味、苦味の調和がとれ且つこくのあるものである。
、渋味、苦味の調和がとれ且つこくのあるものである。
そして従来のウーロン茶の抽出方法において、ウーロン
茶の抽出条件に対する性質として、苦味成分は75℃以
上の上記湯液中で1分以内にほぼ溶出されるのに対して
、渋味成分と着色成分は弱アルカリ性湯液の液温か高い
程、即ち抽出温度が高い程、または抽出能の浸漬時間、
即ち抽出時間が長い程よく溶出される。ここで適度な渋
味の得られる抽出温度・抽出時間と、適度な着色の得ら
れる抽出温度・抽出時間とは異なっている。
茶の抽出条件に対する性質として、苦味成分は75℃以
上の上記湯液中で1分以内にほぼ溶出されるのに対して
、渋味成分と着色成分は弱アルカリ性湯液の液温か高い
程、即ち抽出温度が高い程、または抽出能の浸漬時間、
即ち抽出時間が長い程よく溶出される。ここで適度な渋
味の得られる抽出温度・抽出時間と、適度な着色の得ら
れる抽出温度・抽出時間とは異なっている。
従って、前述した様な従来の抽出方法においては、適度
な渋味を有するような緩かな抽出条件になると着色が淡
くなり過ぎ、逆に適度な着色となるような強い抽出条件
になると渋味が強くなり過ぎるという問題が生じてくる
。
な渋味を有するような緩かな抽出条件になると着色が淡
くなり過ぎ、逆に適度な着色となるような強い抽出条件
になると渋味が強くなり過ぎるという問題が生じてくる
。
また、液切り終了後においては、密集したウーロン茶葉
によって抽出筒内に相当量の濃い抽出液が残ってしまい
、こく味が低下するという問題もある。
によって抽出筒内に相当量の濃い抽出液が残ってしまい
、こく味が低下するという問題もある。
本発明は、上述の問題点を解決し、適度な色合いを有し
ながら苦味と渋味の調和がとれ、且つこくのあるウーロ
ン茶を抽出するウーロン茶の抽出方法を提供することを
目的とするものである。
ながら苦味と渋味の調和がとれ、且つこくのあるウーロ
ン茶を抽出するウーロン茶の抽出方法を提供することを
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の構成は、ウーロン茶の抽出用材料を入れた抽出
薄体を、弱アルカリ性湯液中に浸漬した後、引き上げて
該弱アルカリ性湯液面上で液切りを行なうことにより、
ウーロン茶抽出液を得るウーロン茶の抽出方法において
、上記抽出薄体を、76ないし94℃に温度調整された
弱アルカリ性湯液中に適宜時間浸漬した後引き上げて液
切りをする浸漬抽出操作を繰り返し行ない本抽出液を得
る第1工程と、該第1工程における最後の液切り時に、
抽出薄体に洗浄水をシャワー状に注いで洗浄し抽出籠体
内に残存した残留抽出液を上記本抽出液中に回収するこ
とによりウーロン茶抽出液を得る第2工程とから構成さ
せることを特徴とするものである。
薄体を、弱アルカリ性湯液中に浸漬した後、引き上げて
該弱アルカリ性湯液面上で液切りを行なうことにより、
ウーロン茶抽出液を得るウーロン茶の抽出方法において
、上記抽出薄体を、76ないし94℃に温度調整された
弱アルカリ性湯液中に適宜時間浸漬した後引き上げて液
切りをする浸漬抽出操作を繰り返し行ない本抽出液を得
る第1工程と、該第1工程における最後の液切り時に、
抽出薄体に洗浄水をシャワー状に注いで洗浄し抽出籠体
内に残存した残留抽出液を上記本抽出液中に回収するこ
とによりウーロン茶抽出液を得る第2工程とから構成さ
せることを特徴とするものである。
本発明によるウーロン茶の抽出方法は、ウーロン茶の抽
出用材料を入れた抽出薄体の浸漬抽出操作を繰り返し行
なうことにより本抽出液を得る第1工程と、第1工程終
了後に抽出籠体内に残存した残留抽出液を洗浄して本抽
出液中に回収する第2工程とから構成されている。
出用材料を入れた抽出薄体の浸漬抽出操作を繰り返し行
なうことにより本抽出液を得る第1工程と、第1工程終
了後に抽出籠体内に残存した残留抽出液を洗浄して本抽
出液中に回収する第2工程とから構成されている。
本発明に使用され上記抽出用材料は、ウーロン茶の葉も
しくは茎単独、または両者の混合物のいずれでも構わな
いが、葉単独を使用するのがより好ましい。
しくは茎単独、または両者の混合物のいずれでも構わな
いが、葉単独を使用するのがより好ましい。
第1工程は、上述の様なウーロン茶の抽出用材料を、竹
、木、適宜な金属や合成樹脂等により抽出用材料が通過
しない大きさの網目を有する抽出籠体内に適宜量入れ、
この抽出薄体を、76〜94℃に温度調整された弱アル
カリ性湯液中に適宜時間浸漬静置した後該湯液面上に引
き上げて液切りをする浸漬抽出操作を繰り返し行なう工
程である。
、木、適宜な金属や合成樹脂等により抽出用材料が通過
しない大きさの網目を有する抽出籠体内に適宜量入れ、
この抽出薄体を、76〜94℃に温度調整された弱アル
カリ性湯液中に適宜時間浸漬静置した後該湯液面上に引
き上げて液切りをする浸漬抽出操作を繰り返し行なう工
程である。
弱アルカリ性湯液は、炭酸水素ナトリウム等適宜な化合
物を渦中に溶解させてpH8〜9程度の弱アルカリ性に
調整されたものであり、この弱アルカリ性によって本抽
出液の色が濃赤色となる。
物を渦中に溶解させてpH8〜9程度の弱アルカリ性に
調整されたものであり、この弱アルカリ性によって本抽
出液の色が濃赤色となる。
弱アルカリ性湯液の液温は、76〜94℃の範囲であれ
ばよいが、約80℃〜90℃に設定するのがより好まし
い。この液温が75℃以下になると、抽出条件が穏やか
過ぎて本抽出液中の香りの揮散は少ないが同時に葉の持
つ枯れ革具またはカビ臭が残り、また95℃以上の温度
になると渋味が出過ぎてしまう。
ばよいが、約80℃〜90℃に設定するのがより好まし
い。この液温が75℃以下になると、抽出条件が穏やか
過ぎて本抽出液中の香りの揮散は少ないが同時に葉の持
つ枯れ革具またはカビ臭が残り、また95℃以上の温度
になると渋味が出過ぎてしまう。
抽出薄体を弱アルカリ性湯液中に浸漬する時間は、該湯
液の温度との関連において適宜に設定され、また、抽出
薄体の液切り時間は特に限定されず、十分液切れされる
ようにしてもよいが、抽出薄体を上記湯液面上に引き上
げた後間もなく該湯液中に再び浸漬するようにすること
も可能である。
液の温度との関連において適宜に設定され、また、抽出
薄体の液切り時間は特に限定されず、十分液切れされる
ようにしてもよいが、抽出薄体を上記湯液面上に引き上
げた後間もなく該湯液中に再び浸漬するようにすること
も可能である。
上記浸漬抽出操作は、例えば、抽出薄体を弱アルカリ性
湯液中に約20秒〜2分間程度浸漬静置した後、該湯液
面上に引き上げて約5〜30秒開栓度液切りをする。そ
の後、上述した様な抽出薄体の浸漬操作及び液切り操作
、即ち浸漬抽出操作を合計約4〜10分間程度または8
〜20回程度にわたって繰り返し行なう様にするのが好
ましい。
湯液中に約20秒〜2分間程度浸漬静置した後、該湯液
面上に引き上げて約5〜30秒開栓度液切りをする。そ
の後、上述した様な抽出薄体の浸漬操作及び液切り操作
、即ち浸漬抽出操作を合計約4〜10分間程度または8
〜20回程度にわたって繰り返し行なう様にするのが好
ましい。
上述した様な浸漬抽出操作を適宜回数あるいは適宜時間
繰り返して行なうと、繰り返される液切りによって抽出
用材料の周辺に存在する濃度が高い抽出液が回収されて
抽出効率が良くなり、また抽出薄体の弱アルカリ性湯液
面上から該湯液中への上下動操作により、抽出籠体内の
抽出用材料が弱アルカリ性湯液中において勢いよく不規
則に動き回り、これによって更に抽出効率が増大される
。
繰り返して行なうと、繰り返される液切りによって抽出
用材料の周辺に存在する濃度が高い抽出液が回収されて
抽出効率が良くなり、また抽出薄体の弱アルカリ性湯液
面上から該湯液中への上下動操作により、抽出籠体内の
抽出用材料が弱アルカリ性湯液中において勢いよく不規
則に動き回り、これによって更に抽出効率が増大される
。
この時、上記抽出用材料が繰り返し空気中にさらされる
ことにより、抽出液の褐変が増進され、赤味の強い抽出
液が得られる。
ことにより、抽出液の褐変が増進され、赤味の強い抽出
液が得られる。
而して、渋味の溶出を適度に抑えながら、苦味や着色成
分を含む他のウーロン茶成分が、効率よく、従ってより
短時間で十分抽出された本抽出液が得られるようになる
。
分を含む他のウーロン茶成分が、効率よく、従ってより
短時間で十分抽出された本抽出液が得られるようになる
。
第2工程は、上述した第1工程における最後の液切り操
作時に、抽出薄体に洗浄水をシャワー状に注いで洗浄し
該抽出籠体内に残存する残留抽出液を強制的に回収する
工程である。
作時に、抽出薄体に洗浄水をシャワー状に注いで洗浄し
該抽出籠体内に残存する残留抽出液を強制的に回収する
工程である。
洗浄水は、pH5,8〜8.2程度の範囲にあり、且つ
約30℃以下の液温のものを使用する。
約30℃以下の液温のものを使用する。
これは高い液温のものを使用す、ると、抽出用材料中の
渋味成分が更に溶出してくるのを防止するためである。
渋味成分が更に溶出してくるのを防止するためである。
第1工程による抽出操作終了後、抽出薄体をアルカリ性
湯液面上に引き上げて液切りを行なった時点では、密集
した抽出様材料によって籠体内に残留抽出液が残存する
が、上述の洗浄水を適宜な噴出機等でシャワー状に注ぐ
ことにより、密集した多数の抽出用材料間の残留抽出液
が、第1工程で得られた本抽出液中に回収され、これに
よって目的とするウーロン茶抽出液が得られるようにな
る。洗浄水の注ぎ量は、前記本抽出液の濃度、浸漬抽出
操作の条件等を考慮して適宜に設定されるものである。
湯液面上に引き上げて液切りを行なった時点では、密集
した抽出様材料によって籠体内に残留抽出液が残存する
が、上述の洗浄水を適宜な噴出機等でシャワー状に注ぐ
ことにより、密集した多数の抽出用材料間の残留抽出液
が、第1工程で得られた本抽出液中に回収され、これに
よって目的とするウーロン茶抽出液が得られるようにな
る。洗浄水の注ぎ量は、前記本抽出液の濃度、浸漬抽出
操作の条件等を考慮して適宜に設定されるものである。
次に、本発明の実施例及びその試験結果について説明す
る。実施にあたっては下表の如く、従来例及び比較例と
比較した。
る。実施にあたっては下表の如く、従来例及び比較例と
比較した。
実施例
*1: 本発明の抽出方法における抽出条件*2: 比
較例1の抽出方法における抽出条件・抽出温度及び全抽
出時間以外は*1の抽出条件と同じ *3: 比較例2の抽出方法における抽出条件・洗浄水
によるシャワー洗浄を行なわないこと以外は*1の抽出
条件と同じ *4: 比較例3の抽出方法における抽出条件・洗浄水
の温度が85℃であること以外は*1の抽出条件と同じ なお、各実験例においては、下記の条件を共通させた。
較例1の抽出方法における抽出条件・抽出温度及び全抽
出時間以外は*1の抽出条件と同じ *3: 比較例2の抽出方法における抽出条件・洗浄水
によるシャワー洗浄を行なわないこと以外は*1の抽出
条件と同じ *4: 比較例3の抽出方法における抽出条件・洗浄水
の温度が85℃であること以外は*1の抽出条件と同じ なお、各実験例においては、下記の条件を共通させた。
ウーロン茶葉100gをpH8,3に調整された弱アル
カリ性湯液4j!にて抽出を行ない、抽出操作後90秒
間の液切りを行なう。得られた抽出液を濾過後、純水に
て10j!とし、これにビタミンCを2g添加後、炭酸
水素ナトリウムにてpH6,2に調整し、最後にFo
40の加圧滅菌を行ない、試験用サンプルとした。
カリ性湯液4j!にて抽出を行ない、抽出操作後90秒
間の液切りを行なう。得られた抽出液を濾過後、純水に
て10j!とし、これにビタミンCを2g添加後、炭酸
水素ナトリウムにてpH6,2に調整し、最後にFo
40の加圧滅菌を行ない、試験用サンプルとした。
この各試験サンプルにつき、色、渋味、性状、味覚等に
関する比較試験を行ない、その効果を調べた。この試験
結果を次表に示す。
関する比較試験を行ない、その効果を調べた。この試験
結果を次表に示す。
上表に示されている如く、本発明によって抽出されたウ
ーロン茶(実施例)は他のいずれの例と比較しても、こ
くがあり、渋味と苦味の調和がとれ、色も良好であった
。
ーロン茶(実施例)は他のいずれの例と比較しても、こ
くがあり、渋味と苦味の調和がとれ、色も良好であった
。
本発明は、上述の様に構成したため、第1工程によって
渋味の溶出を適度に抑えながら苦味や着色成分を含む他
のウーロン茶成分が効率よく十分抽出された本抽出液を
得ることができると共に第2工程によって抽出籠体内に
残存したこく味のある残留抽出液を本抽出液中に回収し
てウーロン茶抽出液を得ることができ、従って適度な色
合いを有しながら苦味と渋味の調和がとれ、且つこくの
ある香味に優れたウーロン茶抽出液を得ることができる
。
渋味の溶出を適度に抑えながら苦味や着色成分を含む他
のウーロン茶成分が効率よく十分抽出された本抽出液を
得ることができると共に第2工程によって抽出籠体内に
残存したこく味のある残留抽出液を本抽出液中に回収し
てウーロン茶抽出液を得ることができ、従って適度な色
合いを有しながら苦味と渋味の調和がとれ、且つこくの
ある香味に優れたウーロン茶抽出液を得ることができる
。
依って所期の目的を達成し得る。
出願人代理人 佐 藤 −雄
Claims (1)
- ウーロン茶の抽出用材料を入れた抽出籠体を、弱アルカ
リ性湯液中に浸漬した後、引き上げて該弱アルカリ性湯
液面上で液切りを行なうことにより、ウーロン茶抽出液
を得るウーロン茶の抽出方法において、上記抽出籠体を
、76ないし94℃に温度調整された弱アルカリ性湯液
中に適宜時間浸漬した後引き上げて液切りをする浸漬抽
出操作を繰り返し行ない本抽出液を得る第1工程と、該
第1工程における最後の液切り時に、抽出籠体に洗浄水
をシャワー状に注いで洗浄し抽出籠体内に残存した残留
抽出液を上記本抽出液中に回収することによりウーロン
茶抽出液を得る第2工程とから構成したことを特徴とす
るウーロン茶の抽出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11843088A JP2740185B2 (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | ウーロン茶の抽出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11843088A JP2740185B2 (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | ウーロン茶の抽出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01289447A true JPH01289447A (ja) | 1989-11-21 |
JP2740185B2 JP2740185B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=14736452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11843088A Expired - Lifetime JP2740185B2 (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | ウーロン茶の抽出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2740185B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006166904A (ja) * | 2004-11-16 | 2006-06-29 | Kao Corp | 茶抽出液の製造法 |
WO2007099715A1 (ja) | 2006-03-02 | 2007-09-07 | Kao Corporation | 精製茶抽出物の製造方法 |
WO2007129472A1 (ja) | 2006-05-09 | 2007-11-15 | Kao Corporation | 容器詰茶飲料 |
WO2007132562A1 (ja) | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Kao Corporation | 容器詰飲料 |
WO2008146479A1 (ja) | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Kao Corporation | 精製緑茶抽出物 |
US8445031B2 (en) | 2007-09-05 | 2013-05-21 | Kao Corporation | Method for producing purified tea extract |
-
1988
- 1988-05-16 JP JP11843088A patent/JP2740185B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006166904A (ja) * | 2004-11-16 | 2006-06-29 | Kao Corp | 茶抽出液の製造法 |
WO2007099715A1 (ja) | 2006-03-02 | 2007-09-07 | Kao Corporation | 精製茶抽出物の製造方法 |
US9808023B2 (en) | 2006-03-02 | 2017-11-07 | Kao Corporation | Process for producing purified tea extract |
WO2007129472A1 (ja) | 2006-05-09 | 2007-11-15 | Kao Corporation | 容器詰茶飲料 |
WO2007132562A1 (ja) | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Kao Corporation | 容器詰飲料 |
WO2008146479A1 (ja) | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Kao Corporation | 精製緑茶抽出物 |
US8187656B2 (en) | 2007-05-24 | 2012-05-29 | Kao Corporation | Purified green tea extract |
US8445031B2 (en) | 2007-09-05 | 2013-05-21 | Kao Corporation | Method for producing purified tea extract |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2740185B2 (ja) | 1998-04-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101189991A (zh) | 低咖啡因绿茶的制备方法 | |
JPS6012009B2 (ja) | 酸度を減少させたコ−ヒ−抽出物の製造方法 | |
JP4287075B2 (ja) | コーヒー飲料の製造方法 | |
JP2003527123A5 (ja) | ||
JPH01289447A (ja) | ウーロン茶の抽出方法 | |
CN106666034A (zh) | 一种油橄榄果蜜饯制作方法 | |
JP6504784B2 (ja) | 脱カフェイン抹茶、その製造方法、及び脱カフェイン処理装置 | |
KR100448985B1 (ko) | 뽕나무와 죽엽을 주로 한 된장 및 간장의 제조방법 | |
JPH0220249A (ja) | コーヒー生豆の脱カフエイン法 | |
CN108669265A (zh) | 一种桑叶绿茶及其制备方法 | |
JPH02211858A (ja) | へび酒またはまむし酒用の焼へび・焼まむしおよびその製法 | |
JPH06261686A (ja) | 麦茶抽出方法 | |
CN109588513B (zh) | 一种带滤膜普洱小青柑的加工方法 | |
JPH02186975A (ja) | 砂糖によりアク抜きした赤紫蘇を添加することを特徴とするワインの後加工法 | |
JP6757014B1 (ja) | 発毛・育毛剤の製造方法 | |
CN112352851B (zh) | 一种改进的龙井茶及其加工方法 | |
KR830002760B1 (ko) | 인산엽 및/또는 화뢰차의 제조방법 | |
KR101428470B1 (ko) | 갈대커피차 제조방법 | |
JP2628978B2 (ja) | 梅エキスの製造方法 | |
JPH01317381A (ja) | 桜の香り風味焼酎 製造法 | |
JP2007117001A (ja) | ストロベリーグァバ茶及びストロベリーグァバ茶の製法 | |
JPH048271A (ja) | 玄米茶の製造方法、並びに玄米茶 | |
CN109481484A (zh) | 含有三七花成分的配制酒 | |
KR970073359A (ko) | 신규한 둥굴레차의 제조방법 | |
JPH04121146A (ja) | 茶の濃縮液の製造方法 |