JPH01288497A - Ｘ−ｙプロッタにおける筆記芯自動供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉛芯等の消耗性筆記芯を内蔵した筆記具を用
いて作画面上に自動的に作画を行うＸ−Ｙプロッタにお
ける筆記芯自動供給装置に関する。

〔従来の技術〕

特公昭５６−３４８９２号公報には、プロッタヘッドの
タレット式マガジンに複数の筆記芯を保持し、所望の筆
記芯を押しピンによって加圧して作画面に当接し、該筆
記芯によって作画面上に線画を行うタレット式のＸ−Ｙ
プロッタが開示されている。また、特開昭５７−１３８
９９７号公報には、機体側に回転型の筆記具ストッカー
即ちカルーゼルを設け、該カルーゼルの複数のペン保持
部に筆記芯を内挿した芯カートリッジを保持せしめ、作
画ヘッド側のペンと、カルーゼルのペン保持部との間で
相互に芯カートリッジの交換を行う事ができるようにし
たＸ−Ｙプロッタが開示されている。

また、実開昭６０−８０９９６号公報には、作画ヘッド
に設けた筆記ブロックに芯ケースを設け、該芯ケース内
の一本の芯を筆記ブロック内ホルダに供給して、該芯ホ
ルダによって保持した筆記芯によって作画面に対して線
画を行うＸ−Ｙプロッタが開示されている。

また、特開昭６１−１３２３９４号公報には、機体に設
けた筆記具ストッカーの複数のペン保持部に芯自動繰り
出し機構を内蔵した筆記具を保持し、該ストッカー側の
ペン保持部と作画ヘッド側のペン保持部との間で相互に
筆記具の交換を行うことができるようにしたＸ−Ｙプロ
ッタが開示されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕 上記タレット式のＸ−Ｙプロッタ及び作画ヘッドに芯ケ
ースを設けたＸ−Ｙプロッタは、作画ヘッドに複数の芯
カートリッジを保持し、また、複数の芯を保管する芯ケ
ースを設けるため、作画ヘッドの構造が複雑になり、そ
のため作画ヘッドの重量が大きくなって高速作画制御を
行うことができないという欠陥が存した。また、機体側
に筆記具ストッカーを設け、該ストッカーの複数のペン
保持部に筆記具を保持するＸ−Ｙプロッタにおいては、
筆記具ストッカー側の筆記具に対して、芯を補給する機
構が存しないため、筆記具ストッカーの、芯のなくなっ
た筆記具は手操作によって芯の入った筆記具に交換しな
ければならずきわめて不便であった。

本発明は上記欠陥を除去することを目的とするものであ
る。

〔問題点を解決する手段〕

上記目的を達成するため、本発明は１機体側に、芯押入
孔に消耗性筆記芯を内置するようにした筆記具を脱着可
能に保持するための筆記具保持部を複数備えた筆記具ス
トッカーを設け、前記筆記具ストッカーの所望の筆記具
保持部と１作画面に対して相対的に所望の方向に移動可
能な作画ヘッドの筆記具保持部との間で相互に筆記具の
交換を行うことができるようにした装置において、前記
筆記具ストッカーの筆記具保持部の直上に複数の芯を収
納するための芯貯蔵容器を配設し、該芯貯蔵容器２４の
底部に芯落下孔４２を設け、該芯落下孔４２に傾斜した
状態で芯４８を導く傾斜面２８を前記芯貯蔵容器２４内
の内壁に形成し、前記芯貯蔵容器２４の下方に所定復帰
方向に付勢されたシャッター板３０を揺動自在に配設し
、該シャッター板３０に、落下芯を係止する係止面３０
ａと芯を下方に案内する凹入部３０ｂと該凹入部３０ｂ
に隣接した鉛直面から成る芯ガイド面４０ａと該芯ガイ
ド面４０ａの上部に形成された傾斜ガイド４０ｂとを形
成する一方、前記シャッター板３０を所定方向に駆動す
るアーム４６を駆動装置に連結して配置したものである
。

〔作用〕

上記した構成において、芯貯蔵容器２４の傾斜面２８に
沿って芯落下孔４２に挿入された芯４８の下端は、シャ
ッター板３０の係止面３０ａに係止される。アーム４６
によって、シャッター板３０が所定方向に揺動されると
、係止面３０ａ上の芯４８は、芯ガイド面４０ａに当接
し、この芯ガイド面４０ａによって鉛直方向に立てられ
、シャッター板３０の凹入部３０ｂが芯落下孔４２の直
下に位置したところで、芯４８は、凹入部３０ｂを通じ
て下方に自然落下し、芯貯蔵容器２４の直下の筆記具Ｐ
の芯押入孔２６に挿入される。このとき連続して次の芯
４８が芯落下孔４２から落下すると、この芯４８は傾斜
ガイド面４０ｂに係止され、シャッター板３０が初期状
態に復帰したところで、この傾斜ガイド面４０ｂに係止
されていた芯は、係止面３０ａ上に当接し、その落下が
阻止される。

〔実施例〕

以下に本発明の構成を図面に示す実施例を参照して詳細
に説明する。

第８図において２は用紙駆動型のＸ−Ｙプロッタの機体
であり、用紙載置板４上に水平にＹレール６が固設され
ている。載置板４の両側に配設された、駆動ローラと押
えローラとから成るピンチローラ機構によって、載置板
４上の用紙８の両側が支持され、Ｘモータによって駆動
される前記駆動ローラの回転によって、載置板４上の用
紙８は前後（Ｘ方向）に送られる。前記Ｙレール６には
、Ｙモータの駆動によって該Ｙレール６に沿って移動す
るように、作画ヘッド１０が取り付けられている。１２
は作画ヘッド１０に設けられた筆記具保持部であり、該
保持部１２は、作画ヘッド１０に内蔵されたペン昇降機
構に連繋している。前記Ｙレール６の一端側にはボック
ス１４が配設され、該ボックス１４には、第１図に示す
回転型の筆記具ストッカー１６（カルーゼル）が配置さ
れている。ストッカー１６は、ボックス１４に固設され
た減速機付きモータ１８の出力軸に脱着可能に連結して
いる。ストッカー１６の一対り円盤１６ａ。

１６ｂから成る下位水平部には一定間隔ごとに筆記具保
持部２０が形成され、該保持部２０の中の所望のものと
前記作画ヘッド１０の筆記具保持部１２との間で相互に
筆記具の交換を自動的に行うことができるように構成さ
れている。尚、この筆記具自動交換のための構成は公知
なので、その詳細な説明は省略する。前記ストッカー１
６の上位水平部２２には、前記各保持部２０の直上に位
置して筒状の芯貯蔵容器２４が固設されている。筆記具
Ｐは消耗性筆記芯を受は入れる芯押入孔２６を有し、内
部に公知の芯チャツク及び芯自動繰り出し機構を内蔵し
ている。筆記具Ｐの内部構造は、特開昭６１−１３２３
９４号公報に詳細に開示されているのでその図示及び説
明を省略する。

前記芯貯蔵容器２４の周壁には、第４図に示すように傾
斜面２８が形成されている。３０はストッカー１６の円
盤３２に回転自在に軸３４支されたシャッター板であり
、ばね３６によって復帰方向に付勢され、該付勢力によ
って円盤３２に固設されたストッパー軸３８に弾接して
いる。前記シャッター板３０は、係止面３０ａと凹入部
３０ｂを有し、且つ該凹入部３０ｂに隣接して立ち上が
り部４０が形成され、該立ち上がり部４０の前記凹入部
３０ｂに対向する鉛直面が芯ガイド面４０ａを構成して
いる。前記立ち上り部４０の上部には傾斜ガイド面４０
ｂが形成されている。シャッター板３０が復帰状態にお
いて、係止面３０ａは芯貯蔵容器２４の底壁にその中央
に位置して形成された芯鞘下孔４２の直下に位置し、凹
入部３０ｂは芯鞘下孔４２の側方に位置している。

４４はブラケットを介して機体２の底壁に固定された減
速機付きモータであり、これの出力軸にアーム４６が直
角に固定されている。前記モータ４４．１８はコントロ
ーラに接続している。

次に本実施例の作用について説明する。

コントローラの制御によってストッカー１６を回転制御
し、芯４６を供給すべき筆記具Ｐをアーム４６に対向す
る所定位置に設定する。

次に、モータ１８の出力軸を正逆方向に＋−５度の範囲
で往復回転させ、ストッカー１６を揺振る。

このストッカー１６の揺動によって、芯貯蔵容器２４内
の複数の芯４８を傾斜面２８に沿って倒す。

このとき芯４８が一本だけ芯鞘下孔４２に挿入され、こ
れから下方に落下し、下端が第４図に示すように、シャ
ッター板３０の係止面３０ａに当接する０次に、モータ
４４が駆動されて、アーム４６が回転し、アーム４６が
第３図Ａに示す如くシャッター板３０のアームガイド面
に当接する。アーム４６の第３図中、時計方向の回動に
伴ってシャッター板３０は、ばね３６の力に抗して、軸
３４を中心として反時計方向に揺動し、鉛直な芯ガイド
面４０ａが芯４８に当接して該芯４８を押動し、該芯４
８を鉛直方向に立て、該状態で第３図Ｂ及び第５図に示
す如く凹入部３０ｂが芯鞘下孔４２の直下に位置すると
、芯４８が下方に落下し、芯貯蔵容器２４の直下の筆記
具Ｐの芯押入孔２６に挿入される。このとき、続けて、
芯貯蔵容器２４内の芯４８が落下する場合、この芯４８
は、第７図に示すように傾斜ガイド面４０ｂに当り、そ
の落下が阻止される。更に、アーム４６が第３図中、時
計方向に回転し、アーム４６は、シャッター板３０から
外れ、シャッター板３０は、ばね３６の力によって初期
状態に復帰する。そのため。

傾斜面４０ｂに係止された次の芯４８は第７図中。

点線でしめすように傾斜面４０ｂをすべり、シャッター
板３０の係止面３０ａ上に落下する。上記芯自動供給動
作は、作画ヘッド１００作画中に行われる。ヘッド１０
が作画に使用している筆記具Ｐの芯が無くなると、コン
トローラに内蔵された公知の筆記具交換プログラムによ
って、ストッカー１６側の、芯の入っている筆記具Ｐを
保持している保持部２ｏと、ヘッド１０側の筆記具保持
部１２との間で、コントローラの制御により、筆記具Ｐ
の交換が自動的に行われる。

尚、本発明は１回転型の筆記具ストッカーに特に限定さ
れるものではない。

また、芯貯蔵容器２４の傾斜面２８形成部の横断面形状
は１図示する半円形以外にＶ字形、Ｕ字形その他任意の
形状を採用することができる。又。

本装置に、芯押し込み装置を付加して、筆記具Ｐの芯押
入孔に落下挿入された芯を筆記具Ｐの奥に自動的に押し
込むようにしても良い。

〔効果〕

本発明は上述の如く構成したので、機体側の筆記具スト
ッカーの芯なし筆記具への芯供給を自動的に行うことが
できるとともに、筆記具に供給される１本の８以外は、
芯貯蔵容器内壁の傾斜面の作用によって倒れている状態
なので２本の芯が同時に筆記具に向けて落下することが
ないという効果が存する。

【図面の簡単な説明】

第１図は正面図、第２図は外観図、第３図は説明図、第
４図は断面図、第５図は断面図、第６図はＡ−Ａ線断面
図、第７図は動作説明図、第８図は外観図である。 ２・・・機体、４・・・載置板、６・・・Ｙレール、８
・・・用紙、１０・・・作画ヘッド、１２・・・筆記具
保持部、１４・・・ボックス、１６・・・筆記具ストッ
カー、１８・・・モータ、２０・・・筆記具保持部、２
２・・・上位水平部、２４・・・芯貯蔵容器、２６・・
・芯押入孔、２８・・・傾斜面。 ３０・・・シャッター板、３２・・・円盤、３０ａ・・
・係止面、３０ｂ・・・凹入部、３６・・・ばね、３８
・・・ストッパー軸、４０・・・立ち上がり部、４０ａ
・・・芯ガイド面、４０ｂ・・・傾斜ガイド面、４２・
・・芯落下孔、４４・・・モータ、４６・・・アーム、
４８・・・芯特許出願人　　　　　　　　　武藤工業株
式会社代理人弁理士　　　　　　　　　西　島　綾　雄
第１図 第２図 第３図 （Ａ）　　　　　　　（Ｂ）　　　　　　　　（Ｃ）第
４図　　　　　′第５図 第６図　　　　　第７０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）機体側に、芯挿入孔に消耗性筆記芯を内置するよ
   うにした筆記具を脱着可能に保持するための筆記具保持
   部を複数備えた筆記具ストッカーを設け、前記筆記具ス
   トッカーの所望の筆記具保持部と、作画面に対して相対
   的に所望の方向に移動可能な作画ヘッドの筆記具保持部
   との間で相互に筆記具の交換を行うことができるように
   した装置において、前記筆記具ストッカーの筆記具保持
   部の直上に複数の芯を収納するための芯貯蔵容器を配設
   し、該芯貯蔵容器２４の底部に芯落下孔４２を設け、該
   芯落下孔４２に傾斜した状態で芯４８を導く傾斜面２８
   を前記芯貯蔵容器２４内の内壁に形成し、前記芯貯蔵容
   器２４の下方に所定復帰方向に付勢されたシャッター板
   ３０を揺動自在に配設し、該シャッター板３０に、落下
   芯を係止する係止面３０ａと芯を下方に案内する凹入部
   ３０ｂと該凹入部３０ｂに隣接した鉛直面から成る芯ガ
   イド面４０ａと該芯ガイド面４０ａの上部に形成された
   傾斜ガイド４０ｂとを形成する一方、前記シャッター板
   ３０を所定方向に駆動するアーム４６を駆動装置に連結
   して配置したことを特徴とするＸ−Ｙプロッタにおける
   筆記芯自動供給装置。