JP2589507B2 - X−yプロッタにおける筆記芯自動供給装置 - Google Patents

X−yプロッタにおける筆記芯自動供給装置

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JP2589507B2
JP2589507B2 JP62237019A JP23701987A JP2589507B2 JP 2589507 B2 JP2589507 B2 JP 2589507B2 JP 62237019 A JP62237019 A JP 62237019A JP 23701987 A JP23701987 A JP 23701987A JP 2589507 B2 JP2589507 B2 JP 2589507B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉛芯などの消耗性筆記芯を内蔵した筆記具を
用いて作画面上に自動的に作画を行うX−Yプロッター
における筆記芯自動供給装置に関する。
〔従来の技術〕
特公昭56−34892号公報には、プロッタヘッドのタレ
ット式マガジンに複数の筆記芯を保持し、所望の筆記芯
を押しピンによって加圧して作画面に当接し、該筆記芯
によって作画面上に線画を行うタレット式のX−Yプロ
ッターが開示されている。また、特開昭57−138997号公
報には、機体側に回転型の筆記具ストッカー即ちカルー
ゼルを設け、該カルーゼルの複数のペン保持部に筆記芯
を内挿した芯カートリッジを保持せしめ、作画ヘッド側
のペンと、カルーゼルのペン保持部との間で相互に芯カ
ートリッジの交換を行う事ができるようにしたX−Yプ
ロッターが開示されている。
また、実開昭60−80996号公報には、作画ヘッドに設
けた筆記ブロックに芯ケースを設け、該芯ケース内の一
本の芯を筆記ブロック内ホルダに供給して、該芯ホルダ
によって保持した筆記芯によって作画面に対して線画を
行うX−Yプロッターが開示されている。
また、特開昭61−132394号公報には、機体に設けた筆
記具ストッカーの複数のペン保持部に芯自動繰り出し機
構を内蔵した筆記具を保持し、該ストッカー側のペン保
持部と作画ヘッド側のペン保持部との間で相互に筆記具
の交換を行うことができるようにしたX−Yプロッター
が開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術の説明で明らかなように、従来、X−Y
プロッタの機体側に、内部に芯チャックを有し内部に1
本の筆記芯が挿入される筆記具を複数保持する筆記具ス
トッカーを設け、この筆記具ストッカーと画線ヘッドと
の間で相互に筆記具の交換を行うことができるようにし
たX−Yプロッタにおいて、筆記具ストッカーの保持す
る複数の筆記具に、機体側で1本づつ筆記芯を供給する
筆記芯自動供給装置を備えたX−Yプロッタは開発され
ていない。機体側に、筆記具ストッカーの上方に位置さ
せて複数の筆記芯を収納する芯貯蔵容器を配置し、この
芯貯蔵容器の下端開口部から1本の筆記芯を落下させ
て、直下の筆記具ストッカーの空の筆記具に芯を供給す
るように構成した場合、自然落下した筆記芯は、空の筆
記具の上端に開口する芯挿入孔から筆記具の内部に挿入
されるが、筆記芯は、空の筆記具内の中間にある芯チャ
ックの上端に引掛かってしまう。そのため筆記具ストッ
カーの筆記具に供給された筆記芯が、筆記具の上方に大
きく突出してしまうことになり、これが芯折れの原因と
なってしまう。また、筆記芯が芯チャックの上端に引掛
かって芯チャックに完全に挿入されていないと、筆記具
を画線ヘッドに保持し、筆記具にノック動作を与えて
も、筆記具から筆記具がくり出されず、作画が不可能と
なってしまう。
本発明は、この問題点を解決することを目的とするも
のである。
〔問題点を解決する手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、作画面に対して
X−Y軸方向に相対移動可能な作画ヘッドと、X−Yプ
ロッタの機体に支承され複数の筆記具保持部を有する筆
記具ストッカーとを備え、該筆記具ストッカーと前記作
画ヘッドとの間で相互に内部に芯チャックを内蔵した筆
記具の交換を自動的に行うようにしたX−Yプロッタに
おいて、前記筆記具ストッカーの筆記具保持部の上方に
位置させて、複数の筆記芯を収納した芯貯蔵容器を前記
機体に支承し、前記芯貯蔵容器内に1本の筆記芯を受入
れる細いガイド孔とこのガイド孔に1本の筆記芯を導く
テーパー面を設け、前記ガイド孔から1本の筆記芯を落
下させ該落下させた筆記芯を前記ガイド孔の直下の前記
筆記具ストッカーの保持する空の筆記具の芯挿入孔に挿
入するように成し、前記ガイド孔の下端とこれの直下の
前記筆記具との間に、筆記芯を垂直方向に前記筆記具に
押し込む芯駆動機構を設けたものである。
〔作用〕
上記した構成において、細いガイド孔から落下し、筆
記具の芯挿入孔に挿入された筆記芯は、更に芯駆動機構
によって垂直に筆記具の奥方向に押し込まれ、芯は筆記
具内の芯自動繰り出し機構の芯チャック内に確実に挿入
される。
〔実施例〕
以下に本発明の構成を図面に示す実施例を参照して詳
細に説明する。
第16図において2は用紙駆動型のX−Yプロッタの機
体であり、用紙載置板4上に水平にYレール6が固設さ
れている。載置板4の両側に配設された、駆動ローラと
押えローラとから成るピンチローラ機構によって、載置
板4上の用紙8の両側が支持され、Xモータによって駆
動される前記駆動ローラの回転によって、載置板4上の
用紙8は前後(X方向)に送られる。前記Yレール6に
は、Yモータの駆動によって該Yレール6に沿って移動
するように、作画ヘッド10が取り付けられている。12は
作画ヘッド10に設けられた筆記具保持部であり、該保持
部12は、作画ヘッド10に内蔵されたペン昇降機構に連繋
している。前記Yレール6の一端側にはボックス14が配
設され、該ボックス14には、第15図に示す回転型の筆記
具ストッカー16(カルーゼル)が配置されている。スト
ッカー16は、ボックス14に固設された減速機付きモータ
18の出力軸に連繋している。ストッカー16の一対の円盤
16a,16bから成る下位水平部には一定間隔ごとに筆記具
保持部20が形成され、該保持部20の中の所望のものと前
記作画ヘッド10の筆記具保持部12との間で相互に筆記具
の交換を自動的に行うことができるように構成されてい
る。尚、この筆記具自動交換のための構成は公知なの
で、その詳細な説明は省略する。前記ストッカー16の上
位水平部22には、前記各保持部20の直上に位置して筒状
の芯貯蔵容器24が固設されている。前記ストッカー16の
円盤16a,16bの外周部には筆記具Pの周面を嵌合保持す
る溝が形成され、該上下の溝の中間に位置してペンスト
ッパ25が固設されている。26は、回動アームであり、前
記円盤16aと16bに回転自在に軸28支され、一方向にばね
により付勢されている。前記円盤16a,16bの溝、ペンス
トッパ25及び回動アーム26は前記筆記具保持部20を構成
している。筆記具Pは、その半周面が円盤16a,16bの溝
の壁面とペンストッパー24の壁面に当接配置され、該状
態において、回動アーム26が筆記具Pの側面に弾接する
とともにペンストッパー25の上端と円盤16aの下面との
間に筆記具Pの鍔部が脱着自在に嵌合し、これらの相互
作用によって、筆記具Pは保持部20に脱着可能に保持さ
れている。尚、筆記具Pは消耗性筆記芯を受け入れる芯
挿入孔を有し、内部に公知の芯チャック及び芯自動繰り
出し機構を内蔵している。筆記具Pの内部構造は、特開
昭61−132394号公報に詳細に開示されているのでその図
示及び説明を省略する。前記芯貯蔵容器24には、第1図
に示す如く、複数の芯30を収納するための芯貯蔵部24a
と、チャック収納部24bが形成されている。前記芯貯蔵
部24aの下部底壁には、比較的暖い角度のテーパー面32
が形成され、前記チャック収納部24bの下部底壁には比
較的急角度のテーパー面34が形成されている。36,38は
一対のチャック片であり、これらの上端と芯貯蔵部24a
の底壁下面との間にはコイルスプリングが圧縮配置さ
れ、該スプリングの弾発力により、チャック片36,38の
下部側面が前記テーパー面34に圧接し、チャック片36,3
8のその互いに対向する内側面下端に形成された突部間
に芯30を把持している。
前記芯把持状態において、チャック片36,38の先細状
の下部は、所定長さ、前記チャック収納部34の下面より
下方向に突出している。40は、ストッカー16に取り付け
られた残芯受けであり、前記各筆記具保持部20の直下に
配置されている。42は機体2の底壁に固定されたブラケ
ットであり、これに減速機付きモータ44が固定されてい
る。46は筒状のカムであり、これの天壁の中央部は、前
記モータ44の出力軸48に固定されている。50は板状のア
ームであり、これの一端に形成された穴が前記出力軸48
にスライド自在に嵌挿されている。該アーム50は、前記
カム46の周壁に形成されたアーム規制溝52に位置し、且
つ、出力軸48に圧縮嵌挿配置されたコイルスプリング54
の弾発力により、前記カム46の天壁の下面に圧接してい
る。前記天壁の下面と同レベルの溝52の壁面の一端と、
該溝52の壁面の他端との間の周壁46aの下面には、溝52
の水平壁面より若干下方向に突出する面を始端sとして
徐々に突出量が増大し、終端eにおいて突出量が最大と
なる昇降制御カム面56が形成されている。前記アーム50
の先端には、前記チャック36,38の突出部と係合する位
置に第8図に示すように、ガイド溝59が形成されてい
る。60は前記上位水平部22に、前記各芯貯蔵容器24ごと
に隣接して固設されたストッパー、62は前記ブラケット
42に固設されたストッパーである。前記モータ44、カム
46、ストッパー62及びアーム50は芯供給作動装置63を構
成し、該装置63と、芯貯蔵容器24及びストッパー60は芯
自動供給装置を構成している。
次に本実施例の動作を第1図乃至第14図を参照して説
明する。
第1図、第8図は初期状態を示し、コントローラ(図
示省略)の制御によって、ストッカー16を回転制御し、
芯を供給すべき筆記具Pを芯供給作動装置63に対向させ
ている。アーム50は、カム46のアーム規制溝52に位置
し、該アーム50の両側面がアーム規制溝52の両端垂直面
に当接している。アーム規制溝52の一端の垂直面は、ア
ーム50にかかる回転方向の荷重によってアーム50が容易
に乗り越えることができる幅に設定されている。芯貯蔵
容器24の芯貯蔵部24aには複数の芯が収納され、その中
の、一本が芯貯蔵部24aの底部の穴を通じてチャック片3
6,38の下部突起部に把持されている。次に、コントロー
ラによってモータ44を駆動し、その出力軸48を、第8図
中、時計方向に90度回転させる。このとき、アーム50
は、カム46と連動して回動し、アーム50のガイド溝58が
チャック片36,38の下端に移動し、ガイド溝58の周囲の
上面がチャック片36,38を第2図及び第9図に示すよう
に押し上げる。これにより、チャック片36,38はコイル
スプリングの弾力に抗して上昇し、テーパー面34の案内
によって、チャック片36,38の下端突起部の間隔が広が
り、チャック片36,38による芯の把持状態が解除され、
芯30がフリーの状態となって、芯30はアーム50のガイド
溝58を通じて下方に落下し、筆記具Pの芯挿入孔(図示
省略)に挿入される。アーム50の先端には、チャック片
36,38の下端をスムーズに押し上げることができるよう
に、傾斜面60が形成されている。モータ44の駆動によ
り、更に出力軸48が時計方向に回転すると、アーム50は
第10図に示すようにストッパー60に衝突する。このと
き、チャック収納部24bの底部の穴は、アーム50の上面
によって閉じられる。芯貯蔵部24aの複数の芯のうちの
一本の芯は、空となったチャック片36,38間に芯貯蔵部2
4aのテーパー面32の案内によって自動的に落下して挿入
状態となり、該芯の下端は、アーム50の上面に係止され
る。更に、モータ44が駆動されると、カム46の時計方向
の回転によってアーム50は、カム46のアーム規制溝52か
ら外れ、アーム50はカム46の昇降制御カム面56の案内に
よって第4図及び第11図に示すように垂直方向に下降
し、筆記具Pに挿入されている芯を更に奥方向に押し込
んで、筆記具Pの残芯30′を筆記具Pから押し出す。ア
ーム50が下降すると、チャック片36,38の下端突起部間
に芯が把持される。アーム50が筆記具Pの上端面に当接
するまで下降し、アーム50による芯の筆記具Pへの押し
込みが完了したところで、第5図及び第12図に示すよう
に、アーム50は、ストッパー60から外れる。これによ
り、アーム50はカム46のカム面56に係止された状態で、
カム46と連動して時計方向に連動し、アーム50は、第6
図及び第13図に示すようにモータ側のストッパー62に係
止される。尚も、モータ44を駆動すると、カム46のみが
時計方向に回転し、アーム50は、第7図及び第14図に示
すようにカム面56の最大突出位置から外れて、コイルス
プリング54の弾発力により、上昇復帰し、アーム50はカ
ム46のアーム規制溝52に嵌合位置する。次に、モータ44
を時計方向に180度回転して、アーム50を第1図及び第
8図に示す初期状態に移動させて次の芯供給動作に備え
る。上記芯自動供給動作は、作画ヘッド10の作画中に行
われる。ヘッド10が作画に使用している筆記具Pの芯が
無くなると、コントローラに内蔵された公知の筆記具交
換プログラムによって、ストッカー16側の、芯の入って
いる筆記具Pを保持している保持部20と、ヘッド10側の
筆記具保持部12との間で、コントローラの制御により、
筆記具Pの交換が自動的に行われる。
次に、芯自動供給装置の他の実施例を、第17図乃至第
24図を参照して説明する。
第17図において、62は機体に固設されたブラケットで
あり、これの上位水平部に垂直方向にガイド穴が形成さ
れ、該ガイド穴64に筒状の芯貯蔵容器66がスライド自在
に嵌挿されている。前記容器66には、上部が開放された
芯貯蔵部66aと、芯の位置規制をするための細いガイド
孔68が形成され、芯貯蔵部66aの底部にはテーパー面が
形成されている。70は機体2に固設された減速機付きモ
ータ(図示省略)の出力軸に連結された回転型の筆記具
ストッカーであり、これの外周部には、第25図に示すよ
うに180度の間隔を存して筆記具保持部72が形成され、
該保持部72に筆記具Pが保持されている。前記ストッカ
ー70の下部に一体的に形成された盤状体74の外周部には
歯76が形成されている。前記盤状体74の外周部の、前記
筆記具保持部72と対向する部分には切欠部79が形成され
ている。前記盤状体74の上面には、ストッカー70の回転
中心を中心とする円線上に複数の突起78が形成されてい
る。前記突起78の一方側には第21図に示すように傾斜面
が形成されている。80は前記容器66に一体的に形成され
た昇降杆であり、これの下端は、コイルスプリング82の
弾発力によって、前記盤状体74の上面に、前記突起78の
配列円線上に位置して、弾接している。84はブラケット
62の両側壁(図示省略)間に回転自在に掛架された軸体
であり、これにウォームホイール86とローププーリ88,9
0が固定されている。該プーリ88に連結された柔軟性の
あるワイヤロープ92は、ガイドローラ94,96に掛け渡さ
れ、該ロープ92の一端には重り98が取り付けられてい
る。100は機体2に回転自在に支承された軸体であり、
該軸体100には歯車102とウォーム104が固定され、歯車1
02は前記歯76と噛合い、ウォーム104は前記ウォームホ
イール86と噛み合っている。106は、ブラケット62に前
記容器66の直下に位置して、回転自在に支承された芯押
し込み駆動ローラであり、これに遊びローラ108が弾接
している。遊びローラ108の支軸は、駆動ローラ104の支
軸に対して接離方向に平行移動自在に前記ブラケット62
に支承され、該遊びローラ108の支軸は駆動ローラ106方
向にばね力によって付勢されている。前記ローラ106,10
8の表面は、弾性且つ軟質の膜部材により被覆されてい
る。前記ローラ106の回転支軸にはローププーリ110が固
定され、該ローププーリ110と前記ローププーリ90間に
はロープ112が掛け渡されている。
次に本実施例の作用について説明する。
第17図及び第22図は本装置の初期状態を示し、筆記具
P(A)への芯の供給が完了し、歯車102は、盤状体74
の切欠部79内に位置して回転フリー状態となっている。
次にコントローラによってモータを駆動し、ストッカー
70を第22図中、時計方向に回転すると、第23図に示すよ
うに歯車102が歯76に噛み合って回転し、この回転が軸
体100、ウォーム104、ウォームホイル86及び軸体84に伝
達されてロープ92がローププーリ88に巻き取られ、重り
98が上昇する。一方、軸体84の回転はローププーリ90及
び110に伝達されて、駆動ローラ106とこれに接する遊び
ローラ108は、第18図に示すように、芯押し上げ方向即
ち、ローラ106は反時計、ローラ108は時計方向に各々回
転する。上記ストッカー70の回転により、重り98が上昇
するとともに、昇降杆80の下端は突起78に傾斜面から乗
り上げる。尚も、ストッカー70を回転すると、昇降杆80
は突起78から垂直に落下し、芯貯蔵容器66に衝撃が与え
られ、この衝撃により該容器66の芯貯蔵部66a内の芯30
が第19図に示すようにガイド孔68に案内されてローラ10
6,108上に落下する。上記衝撃はストッカー70の180度の
回転中、3回、芯貯蔵容器66に与えられる。ストッカー
70の他方の保持部72に保持されている筆記具P(B)が
ローラ106,108の直下に接近すると、第24図に示すよう
に盤状体74の切欠部79の手前に位置する。ストッカー70
が更に時計方向に回転すると、第25図に示すように、盤
状体74の切欠部79が歯車102に達し、歯車102がフリー回
転状態となる。このとき、コントローラの制御によって
ストッカー70は、停止し、筆記具P(B)はガイド孔68
の直下に位置する。歯車102が切欠部79に位置して、盤
状体74の歯76との噛み合いが外れたところで、重り98が
落下し、プーリ88が急回転する。このプーリ88の回転は
駆動ローラ106に伝達され駆動ローラ106は、第20図に示
すように、時計方向に急回転して、ガイド孔68内の芯30
が筆記具P(B)上面の中心に開口する芯挿入孔に押し
込まれる。
上記駆動ローラ106の、芯押し込み方向の回転は、重
り98の落下動作によって生じさせているが、第26図及び
第27図に示すように、ぜんまいばねの復帰弾力を利用す
るようにしても良い。図中、120はぜんまいばねを収納
したケーシングであり、ぜんまいばねの内側の一端は、
ブラケット62に回転自在に支承された軸体92の下端に係
合し、ぜんまいばねの外側の他端はケーシング120に係
合している。前記軸体92には、歯車102と、ウォーム104
が固定され、歯車102は、盤状体74の外周部の歯76に噛
み合い、ウォーム104は軸体84に固定されたウォームホ
イール86に噛み合っている。前記軸体84は前記ブラケッ
ト62に回転自在に支承され、該軸体84にローププーリ90
が固定されている。前記ローププーリ90は、第17図に示
す実施例のローププーリ90に相当し、ローププーリ90
と、駆動ローラ106との間にはロープが掛け渡されてい
る。他の構成は、第17図に示す実施例と同一なのでその
説明を省略する。
上記した構成において、軸体92がストッカー70の回転
によって回転されると、ぜんまいばねに弾力が蓄積され
る。歯車102が盤状体74の歯76から外れてフリー回転状
態となると、軸体95はぜんまいばねの復帰弾力によって
急回転する。この急回転は、駆動ローラ106に伝達さ
れ、該駆動ローラ106は第26図中時計方向に急回転し
て、ガイド孔68内の芯を筆記具Pの芯挿入孔内に押し込
む。
次に、第28図乃至第32図を参照して、芯自動供給装置
の他の実施例について説明する。130は機体2に配設さ
れたブラケットであり、これに上下2本づつのガイドレ
ール132,134を介してブロック136が固設されている。前
記ブロック136には、機体2に固設された減速機付モー
タの出力軸に連結する回転型の筆記具ストッカー138の
上部が回転自在に支承されている。140はスライダーで
あり、これに穿設された溝142,144が、一対の前記ガイ
ドレール134にスライド自在に嵌合され、スプリング141
の弾発力によって、スライダー140は第28図中、ブラケ
ット130に係止されるまで、左方向に付勢されている。
前記スライダー140には、芯貯蔵容器144が一体的に形成
されている。芯貯蔵容器144には、テーパー状の底部を
有する一対の芯貯蔵部146,148が垂直方向に形成され、
該芯貯蔵部146,148の底部には、一本の芯に対応する細
い径のガイド孔150,152が連通している。前記ガイド孔1
50,152の直下に位置して、前記容器144の下部には一対
の、弾性面を有するローラ154,156と158,160が回転自在
に配置され、ローラ156の回転支軸162と、ローラ160の
回転支軸164には、第28図及び第32図に示すように、歯
車166,168が固着されている。前記ローラ154,158は、前
記ローラ156,160に対して芯の径よりも若干狭い間隔を
存して対向している。前記容器144の両側部に形成され
た溝170,172は一対の前記ガイドレール132にスライド自
在に嵌合している。174は前記スライダー140固設された
モータであり、これの出力軸に固着された歯車176は前
記歯車166に噛み合っている。178は容器144の下部に回
転自在に支承された軸体であり、これに歯車180,182が
固着され、歯車180は歯車176と噛み合い、歯車182は、
回転方向変換のための中間歯車184を介して前記歯車168
と噛み合っている。186はブラケット130に固設されたリ
レノイドであり、これの出力軸188は、前記容器144に連
結している。前記ガイド孔150は、0.5mmの径の芯に対応
する口径に設定され、前記ガイド孔152は、0.3mmの径の
芯に対応する口径に設定されている。
次に本実施例の作用について説明する。
芯貯蔵部146には、複数本の0.5mm径の芯が収納され、
芯貯蔵部148には複数本の0.3mm径の芯が収納されてい
る。ストッカー138の筆記具保持部に保持されている筆
記具Pに0.5mmの芯を供給する場合には、ソレノイド186
をオフにした状態において、ストッカー138を回転制御
し、筆記具Pを第28図に示すように、ガイド孔150の直
下に位置させ、該位置でストッカー138を停止させる。
次にコントローラの制御によってモータ174を正回転方
向に駆動すると、ローラ156は第31図中、反時計方向に
回転し、これにより、ガイド孔150から芯がローラ156,1
54に巻き込まれて下降し、筆記具Pの芯挿入孔に押し込
まれる。このとき、ローラ160は、第31図中、時計方向
に回転し、ローラ158,160上に落下している0.3mm径の芯
がローラ158,160間に巻き込まれないようにしている。
ストッカー138に保持されている筆記具Pに0.3mm径の芯
を供給する場合には、コントローラによってソレノイド
186に通電し、その出力軸188を所定量突出させてスライ
ダ140を第28図中、スプリング142の弾力に抗して右方向
に移動し、ガイド孔152を、ストッカー138の筆記具Pの
芯挿入孔の中心点の移動軌跡の直上に位置させる。該状
態において、ストッカー138の所望の筆記具Pを、ガイ
ド孔152の直下に移動させ、しかる後に、モータ174を逆
回転駆動すれば、ローラ160の回転によってガイド孔152
内の0.3mm径の芯が下方に押し出され、ガイド孔152直下
の筆記具Pの芯挿入孔に自動的に挿入される。尚、ガイ
ド孔150,152内の芯が下方に押し出されると、芯貯蔵部1
46,148内の芯のうち、1本が芯収納部146,148底部のテ
ーパー面によって自動的に選択されてガイド孔150,152
に落下挿入される。
次に、第33図乃至第35図を参照して他の実施例につい
て説明する。
200はYレール駆動型のXYプロッターであり、機体202
の両側部に沿ってYレール204がX座標軸方向に沿って
移動自在に支承され、該Yレール204に移動自在にカー
ソルが取り付けられ、該カーソルに作画ヘッド206が取
り付けられている。前記Yレール204のX座標軸方向の
移動及び作画ヘッド206のYレール204に沿ったY座標軸
方向の移動は、計算機(コントローラ)によって制御さ
れる公知のXY数値制御機構によって制御される。ヘッド
206には公知の筆記具保持部208が設けられている。210
は図板であり、これの一側部に位置して、前記機体202
には複数の筆記具Pを保持する固定型のストッカー212
が、カバー214の下方に配設されている。ストッカー212
には第35図に示すように公知の筆記具保持部216が複
数、並列状に配設され、各保持部216にはペンシル型筆
記具Pが脱着可能に保持されている。前記ストッカー21
2の複数の筆記具保持部216のうちの所望のものと、前記
作画ヘッド206の筆記具保持部216との間で相互に筆記具
の交換を自動的に行うことができるように構成されてい
る。前記ストッカー212に固設された長尺状の水平板218
には、前記各保持部216の直上に位置して、筒状の芯貯
蔵容器220が配設されている。この容器220と第1図に示
す芯貯蔵容器24は同一構造のものである。前記水平板21
8には、第1図に示すストッパー60に相当するストッパ
ー222が各芯貯蔵容器220ごとに垂設されている。224
は、第1図に示す芯供給作動装置63と同一構成の芯供給
作動装置であり、減速機付きモータ226、カム228、アー
ム230及びストッパー232を備えている。前記作動装置22
4はスライダ234に固設されている。236,238はストッカ
ー212の両側に固設されたブラケット240,242に架設され
た互いに平行な一対のガイドレールであり、該ガイドレ
ール236,238は、前記水平板218の各容器220の配列線に
対して平行となるように設定されている。244はストッ
カー212に固設されたモータであり、これの出力軸に固
着されたドラムにワイヤロープ246が巻回され、該ワイ
ヤロープ246は、ブラケット242に回転自在に軸支された
ローププーリ248に掛けられている。前記ワイヤロープ2
46の水平部は前記レール236,238に平行に配置され、該
ロープ246の下位水平部が前記スライダ234に固着され、
該ロープ246の上位水平部はスライダ234の凹入部上に、
所定の間隔を存して走行自在に配置されている。
上記した構成において、コントローラの制御により、
モータ244を駆動して、ワイヤロープ246を回動し、スラ
イダ234をレール236,238に沿って移動し、芯供給作動装
置244を所望の芯貯蔵容器220と対向する位置に移動さ
せ、該位置で、モータ226を駆動すれば、上記第1の実
施例で説明した動作と同一の動作によって、芯貯蔵容器
220の中の一本の芯は、その直下の筆記具Pの芯挿入孔
に自動的に挿入される。この芯自動供給動作は、作画ヘ
ッド206による作画中に行うことができる。
〔効果〕
本発明は上述の如く、筆記具の芯挿入孔に落下挿入さ
れた筆記芯を更に、芯駆動装置によって垂直に筆記具内
に押し込むようにしたため、芯折れを生じさせることな
く、確実に筆記芯を筆記具内に深く挿入させることがで
きる効果が存する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図、第
7図は側面図、第8図、第9図、第10図、第11図、第12
図、第13図、第14図は平面図、第15図は断面図、第16図
は外観図、第17図、第18図、第19図、第20図は側面図、
第21図はA−A線断面図、第22図、第23図、第24図、第
25図は平面図、第26図は側面図、第27図は平面図、第28
図は側面図、第29図は外観図、第30図は側面図、第31図
は概略説明断面図、第32図は説明平面図、第33図は平面
図、第34図は平面図、第35図は正面図である。 2……機体,4……用紙載置板,6……Yレール,8……用
紙,10……作画ヘッド,12……筆記具保持部,14……ボッ
クス,16……筆記具ストッカー,16a,16b……円盤,18……
モータ,20……筆記具保持部,22……水平部,24……芯貯
蔵容器,25……ペンストッパ,26……回動アーム,28……
軸,30……芯,36,38……チャック片,40……残芯受け,42
……ブラケット,44……モータ,46……カム,48……出力
軸,50……アーム,52……アーム規制溝,54……コイルス
プリング,56……昇降制御カム面,58……ガイド溝,60…
…傾斜面,62……ブラケット、64……ガイド穴,66……芯
貯蔵容器,68……ガイド孔,70……筆記具ストッカー,72
……保持部,74……盤状体,76……歯,78……突起,79……
切欠部,80……昇降杆,82……コイルスプリング,84……
軸体,86……ウォームホイル,88,90……ローププーリ,92
……ロープ,94,96……ガイドローラ,98……重り,100…
…軸体,102……歯車,104……ウォーム,106……芯押し込
み駆動ローラ,108……遊びローラ,110……ローププー
リ,112……ロープ,120……ケーシング,130……ブラケッ
ト,132,134……ガイドレール,136……ブロック,138……
筆記具ストッカー,140……スライダー,141……スプリン
グ,144……芯貯蔵容器,146,148……芯貯蔵部,150,152…
…ガイド孔,154,156,158,160……ローラ,162,164……支
軸,166,168……歯車,170,172……溝,174……モータ,176
……歯車,178……軸体,180,182,184……歯車,186……ソ
レノイド,188……出力軸,200……XYプロッター,202……
機体,204……Yレール,206……作画ヘッド,208……筆記
具保持部,210……図板,212……筆記具ストッカー,214…
…カバー,216……保持部,218……水平板,220……芯貯蔵
容器,222……ストッパー,224……芯供給作動装置,226…
…モータ,228……カム,230……アーム,232……ストッパ
ー,234……スライダ,236,238……ガイドレール,240,242
……ブラケット,244……モータ,246……ワイヤロープ,2
48……ローププーリ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作画面に対してX−Y軸方向に相対移動可
    能な作画ヘッドと、X−Yプロッタの機体に支承され複
    数の筆記具保持部を有する筆記具ストッカーとを備え、
    該筆記具ストッカーと前記作画ヘッドとの間で相互に内
    部に芯チャックを内蔵した筆記具の交換を自動的に行う
    ようにしたX−Yプロッタにおいて、前記筆記具ストッ
    カーの筆記具保持部の上方に位置させて、複数の筆記芯
    を収納した芯貯蔵容器を前記機体に支承し、前記芯貯蔵
    容器内に1本の筆記芯を受け入れる細いガイド孔とこの
    ガイド孔に1本の筆記芯を導くテーパー面を設け、前記
    ガイド孔から1本の筆記芯を落下させ該落下させた筆記
    芯を前記ガイド孔の直下の前記筆記具ストッカーの保持
    する空の筆記具の芯挿入孔に挿入するように成し、前記
    ガイド孔の下端とこれの直下の前記筆記具との間に、筆
    記芯を垂直方向に前記筆記具に押し込む芯駆動機構を設
    けたことを特徴とする筆記芯自動供給装置。
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