JPH01286985A - 緩効性窒素肥料の製造方法 - Google Patents

緩効性窒素肥料の製造方法

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JPH01286985A
JPH01286985A JP63112336A JP11233688A JPH01286985A JP H01286985 A JPH01286985 A JP H01286985A JP 63112336 A JP63112336 A JP 63112336A JP 11233688 A JP11233688 A JP 11233688A JP H01286985 A JPH01286985 A JP H01286985A
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浩志 福田
Hidekazu Kunihiro
國廣 英一
Kazushige Harada
原田 一茂
Yasuhiko Sakaguchi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野] 本発明は尿素・ホルムアルデヒド縮合物を有効成分とす
る緩効性窒素肥料、いわゆる肥料取締法にいうホルムア
ルデヒド加工尿素肥料の製造方法に関するものである。
Wi効慢性窒素肥料肥効の持続性が長いので、基肥ある
いは高度化成肥料の配合原料として広く使用されている
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕緩効性
窒素肥料は、尿素・ホルムアルデヒド縮合物を有効成分
とするものであり、これは通常衣のような方法で製造さ
れる。即ち、尿素とホルムアルデヒド水溶液に水酸化ナ
トリウムなどのアルカリ性物質を加えてpHを7〜10
の中性ないしアルカリ域でメチロール化・反応(付加反
応)を行い、得られたメチロール尿素溶液に硫酸などの
酸を加えてpHを4以下とすることでメチレン化反応(
縮合反応)を行わせて固化し、次いでこれを乾燥した後
、粉砕、篩分などの工程を得て製品化する方法で製造さ
れている。
そして、上記製造方法において、メチロール化反応時の
尿素(U)/ホルムアルデヒド(F)のモル比(以下、
U/Fモル比と記す)は1以上、好ましくは2〜3で行
われる。また反応温度は50〜80℃、反応時間は30
分〜1時間程度で実施される。
メチレン化反応は上記の通り、メチロール化反応の完了
した溶液に酸を添加する方法で行われるので、反応温度
はメチロール化反応時と同程度で行われ、酸添加後はメ
チロール尿素が縮合してメチレン尿素となり、30分間
以下で固化する。
このようにして得られた尿素・ホルムアルデヒド縮合物
は、一般式が下記(1)式で表されるメチレン尿素と未
反応の尿素とからなるものである。
H(NHCONHCHよ)−NHCONTo−・・−・
・−・−・・−・(1)しかして、上記メチレン化反応
は逐次競合反応であるので、得られた尿素・ホルムアル
デヒド縮合物であるメチレン尿素は、その製法の如何に
拘わらず、上記(1)式においてnの数が種々の値を持
ったものの混合物である。
そして、U/Fのモル比を低くするとnの数の大きいも
のの割合が増加する。逆に、U/Fのモル比を大きくす
るとnの数の大きいものの割合は少なくなるが、未反応
の尿素や上記(1)式のnの数の小さいものの割合が増
加する。ここで後記する如く、窒素肥料としての緩効性
を示すメチレン尿素は、上記(1)式においてnの数が
2〜3のものが好ましいことは良く知られている。
尿素・ホルムアルデヒド縮合物を有効成分とする、緩効
性肥料中の窒素分の水に対する溶解性の難易を示す尺度
として、該窒素分は水溶性窒素(以下WNと記す)、水
不溶性窒素(以下−INと記す)、熱水溶解性窒素(以
下11WNと記す)、熱水不溶性窒素(以下H[Nと記
す)に区分される。
この区分はA、O,A、C,(Methods of 
Analysis ofthe 0fficial A
gricultural Che+wists)に記載
されているものであるが、上記分析法によれば、WN(
25±2°Cの水に可溶性の窒素)は未反応の尿素及び
前記(1)式におけるnの数が1のメチレン尿素中に含
まれる窒素がほぼこれに該当し、WIN(25±2°C
の水に不溶性の窒素)は上記(1)式におけるnの数が
2以上のメチレン尿素中に含まれる窒素がほぼこれに該
当し、■賀N(100°C,pn’7.sの緩衝液に可
溶性の窒素)は上記(1)式におけるnの数が3以下の
メチレン尿素中に含まれる窒素がほぼこれに該当し、H
IIIN (上記の緩衝液に不溶性の窒素)は(1)式
におけるnの数が4以上のメチレン尿素に含まれる窒素
がほぼこれに該当する。尚、上記尿素・ホルムアルデヒ
ド縮合物を有効成分とする緩効性窒素肥料中の全窒素を
TN、尿素前窒素をONと略記する。
そして、上記において−Nは、(1)式におけるnの数
が1のメチレン尿素前窒素とONであるので、水に対す
る溶解度が大きく、短時間で無機化するため緩効性とい
うよりもむしろ速効性に近い窒素肥料といえる。HWI
Nは(1)式におけるnの数が大きく、縮合が進み過ぎ
ていて無機化速度が非常に遅く、従って、実質的に肥料
効果はないといわれている。
これに対し上記(1)式でnの数が概ね2〜3のメチレ
ン尿素(WINから)IWINを除いたもの、以下WI
N−H!ilNという)は、熱水溶解性というよりも水
難溶性という方が分かり易(、徐々に無機化するので長
期間に亘り肥料効果を現す、即ちこの[N−HWINが
緩効性窒素肥料の有効成分をなすものである。
窒素肥料の緩効性の大小を表す指標として、下記(2)
式で表される窒素の活性係数(Activity In
−dex以下、AIと記す)が用いられる。
AI 〔%〕−〔(縁IN−HWIN)/引N)  X
100 −・−・・−・(2)そして、緩効性窒素肥料
としてはこのAIが高く、かつWNの含有量が少ない程
好ましい。
また、昭和61年末の肥料取締法改正により緩効性窒素
肥料、いわゆる肥料取締法にいうホルムアルデヒド加工
窒素肥料はTNが35%以上で、かつ、■−N/TNが
50%以上であるものはONは20%以下であること、
■■基以外ものにあってはAIが40%以上であること
、と改正された。
しかしながら、従来の製造方法で得られた緩効性窒素肥
料は、(1)式のnの値が相当ばらつくので、^■の値
を大きくするためには11/Pモル比を大きくせざるを
得す、その結果として未反応の尿素が多くなる。逆に未
反応の尿素を少なくするためにはU/Fモル比を小さく
する必要があるが、tl/Fモル比を小さくするとAI
の値が低下するという相矛盾する問題があった。
そこで緩効性を向上させる方法として、■)ホルムアル
デヒド1モルに対し1〜2モルの尿素を、pHを8〜1
0に調節したホルムアルデヒド水溶液中、40〜80’
Cの温度条件下で付加反応させ、得られた付加反応生成
物に酸の解離定数pにaの値(25’C)が4.5〜5
.5の酸性物質(具体的にはクエン酸、リンゴ酸、フタ
ル酸、酪酸、酒石酸、プロピオン酸、酢酸等の有機酸)
を添加してpHが4.5〜6.5の水溶液とし、40〜
80°Cの温度範囲で縮合反応させる方法(特開昭60
−210585号公報)、2)尿素/ホルムアルデヒド
のモル比を1.0〜1.8とし、アルカリ触媒としてヘ
キサメチレンテトラミン、アンモニア、アンモニウムの
炭酸塩、アンモニウムの重炭酸塩、モノエタノールアミ
ンから選ばれた一種を用い、酸触媒としてカルボン酸を
用いる方法(特開昭60−264384号公報)が知ら
れている。
しかし上記1)の方法は、付加反応時のpH!li節に
、ホウ酸ナトリウム若しくはアルカリ金属またはアルカ
リ土類金属の水酸化物を使用しているためか^!値が今
一つ不十分であり、また、縮合反応生成物がクリーム状
またはスラリー状であるために、これを乾燥して製品化
するために取扱いが面倒であり、かつ、装置及び工程が
複雑となるという問題がある。上記2)の方法も本発明
者等の検討の結果では、^■値はl)の方法と同様必ず
しも満足し得るものではなく、また、この方法は反応槽
内で縮合反応を行うものと推定されるので、縮合反応生
成物は反応槽内で固化するものと考えられる。従って、
上記l)の方法と同様その後の工程が煩雑となるという
問題がある。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者等は上記状況に鑑み、WNが少な(かつ^■の
値が大きい緩効性窒素肥料を、効率よく製造する方法を
開発することを目的として鋭意検討を重ねた結果、メチ
ロール化反応(付加反応)時にpail整用として使用
するアルカリ性物質を2種類使用し、かつ、メチレン化
反応を特定のpHにて無端回転ベルト上で行えば上記目
的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
即ち本発明は、尿素とホルムアルデヒド水溶液とをアル
カリ性物質を添加してアルカリ性下にてメチロール化反
応を行わせた後、これに酸性物質を添加して酸性下にて
メチレン化反応させて尿素・ホルムアルデヒド縮金物か
らなる緩効性窒素肥料を製造するに際し、尿素とホルム
アルデヒドのモル比(尿素/ホルムアルデヒド)を1.
0〜1.5の範囲とし、アルカリ性物質として先ずアミ
ン類をホルムアルデヒド1モルに対し0.0005〜0
.005モルの範囲内で添加し、次いで無機水酸化物を
添加してメチロール化反応時の初期pHを7.5〜9.
5に調整して該メチロール化反応を行った後、これに鉱
酸を加えてpHを4.3〜4.9に調整し無端回転ベル
ト上でメチレン化反応を行うことを特徴とする緩効性窒
素肥料の製造方法を提供するものである。
〔発明の詳細な開示〕
以下本発明を更に詳細に説明する。
本発明の方法は通常衣のようにして実施される、即ち、
本発明ではメチロール化反応を行うための反応槽が必要
である。該反応槽には撹拌機と加熱設備が必要であるが
、加熱設備は上記反応槽の外側にジャケットを設け、加
熱はこのジャケットに加圧水蒸気を通す方法で実施する
のが簡便で好ましい。
本発明では先ず、ホルムアルデヒド水溶液と尿素をU/
Fモル比が1.0〜1.5、好ましくは1.30〜1.
40となるように反応槽に供給した後、以後撹拌した状
態でこれにアミン類をホルムアルデヒド1モルに対し0
.0005〜0.005モル(以下、このモル比をアミ
ン類/Fモル比と略記する)加え、更に、無機水酸化物
を加えてpiを7.5〜9.5、好ましくは8.0〜8
.5とした後、加熱して尿素を完全に溶解させメチロー
ル化反応を行う、尚、上記の加熱・溶解前のpHを本発
明では、メチロール化反応時の初期pHと称することに
する。
本発明においては、アミン類は上記の如くホルムアルデ
ヒドと尿素の混合物に添加しても良いが、予めホルムア
ルデヒド水溶液中に添加しても良く、また、尿素溶解前
であれば何れの段階でもよい。
また、上記メチロール化反応時の反応温度は50〜70
°Cで実施される0反応温度が50℃未満では反応時間
を長く必要とするみならず、得られる緩効性窒素肥料(
以下、製品と略記する。)中のUNが増加するので好ま
しくない、逆に70’Cを越える温度では製品中のHW
INが増加するので、これまた好ましくない0反応は未
反応のホルムアルデヒドがなくなるまで行うが、その時
間は上記反応温度において30〜60分間必要である。
本発明では、メチロール化反応時の初期poを、前記の
如くして7.5〜9.5に1liffすることが重要で
ある。ホルムアルデヒドと尿素とのメチロール化反応に
おいては、反応液のpHは反応の進行と共に次第に低下
し、そのまま反応を続行した場合には酸性域となること
もある。しかし、本発明ではメチロール化反応時の初期
pHの調節をアミン類と無機水酸化物で行うので、初期
pnを上記範囲に調節するのみでよく、メチロール化反
応の終了時においてもこの初期pHの調節のみで酸性域
となることはない。
本発明で使用されるアミン類は、特にその種類を限定さ
れるものではないが、通常メチルアミン、エチルアミン
、n−プロピルアミン、1so−プロピルアミン等のア
ルキルアミン類;エタノールアミン、n−プロパツール
アミン、1so−プロパツールアミン等のアルカノール
アミン類が使用される。尚、上記アミン類は第1級アミ
ン、第2級アミン、第3級アミンの何れでもよい、また
、無機水酸化物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等のアルカリ金属の水酸化物;水酸化カルシウム
、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物
が通常使用される。
尚、本発明ではメチロール化反応時の初期pl+の調節
に、各種アミン類と無機水酸化物という二種類のアルカ
リ性物質が使用されるが、その組合せには特に限定はな
く、アミン類と無機水酸化物であれば何れの組合せでも
よい。
本発明では後記する如く、メチレン化反応を無端回転ベ
ルト上で行うことと、メチレン化反応によりて固化され
たものを乾燥する必要があるのでメチレン化反応液は高
濃度であることが望ましい、従って、原料ホルムアルデ
ヒド水溶液の濃度は、メチロール化反応を水溶液状で実
施可能な範囲内で高濃度である程好ましく、ホルムアル
デヒド水溶液は通常40〜55重量%程度の高濃度のも
のが使用される。また、原料尿素も上記と同様な理由で
、粒状または粉状のものをそのまま使用するのが好まし
い。
かくして得られたメチロール尿素水溶液は、連続的に混
合槽に供給され、ここで鉱酸を添加することによりpl
(を4.3〜4.9の範囲、好ましくは4.5〜4.7
の範囲に調節し、(この時のpHをメチレン化反応の初
期GIHと称すことにする。)直ちに無端回転ベルト上
に送られる。なお、この際の鉱酸としては硫酸、塩酸な
どが使用され、濃度が10〜20重量%の水溶液として
メチロール尿素水溶液に添加される。
無端回転ベルト上に供給されたメチロール尿素の水溶液
は、上記の通りpHが4.3〜4.9に調節されている
ので、5〜15分間という極めて短時間で無端回転ベル
ト上で固化して板状のケーキを形成する。
ここで使用される無端回転ベルトは、通常のベルトコン
ベアー等を水平に設置したもので差支えなく、その構造
を特に考慮する必要はない。
得られたケーキは、25〜35重量%程度の水分を含有
しているので、これを水分含有量が3重量%以下になる
まで乾燥した後、粗砕、分級工程を経て粒状及び粉状の
製品とする。
乾燥機の種類については特に限定はなく、固形物を乾燥
できるものであれば何れのものでも良いが、上記メチレ
ン化反応工程が連続式であるので連続式乾燥機が好まし
い。
尚、本発明ではメチレン化反応を無端回転ベルト上で行
うので、固化して得られるケーキは、前記の通り水分を
含有した板状である。従って、このケーキをそのままの
状態で乾燥するのは操作上煩雑であり、また、乾燥効率
も悪い、そこで本発明では、本考案者等が先に考案した
「液体の固化装置」 (実願昭61−161593号)
に記載の連続粗砕機構を、無端回転ベルト上に設けるこ
とにより、該板状のケーキを簡単に小片状に粗砕するこ
とが可能で、かくして粗砕されたケーキは容易に乾燥す
ることが可能となるのである。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を更に具体的に説明する。尚、
以下において%は重量%を表す。
実施例1 濃度43%のホルムアルデヒド水溶液830gにアミン
類として濃度50%のトリエタノールアミン水溶液を3
.1 m (アミン類/Fモル比=0.0018)加え
た後、無機水酸化物として濃度25%の水酸化ナトリウ
ム水溶液を添加してメチロール化反応時の初期pH(I
ヲ8.12に調節した。このホルムアルデヒド水溶液に
粒状尿素を1000.添加した後、加熱して温度60°
Cにて30分間メチロール化反応を行なった。
メチロール化反応終了後この反応液に濃度15%の硫酸
水溶液を添加し、メチレン化反応時の初期pH値を4.
51に調節してメチレン化反応を行なった、反応液が固
化するまでに要した時間は7分間であった0反応液が固
化した後直ちに粗砕を行ない、120℃で乾燥を行なっ
た。乾燥して得られた製品の分析結果は第2表に示す通
りであった。
実施例2 メチロール化反応pH調整剤の無機水酸化物に濃度25
%の水酸化カリウム水溶液のみを使用して初期pi値を
8.02とし、メチレン化反応時の初期pi値を4.6
3とした以外は第1表に示す通り実施例1と同一条件で
メチロール化反応、メチレン化反応及び乾燥を行なった
。尚、メチレン化反応における固化するまでの時間は1
0分間であった。得られた製品の分析結果は第2表に示
す通りであった。
実施例3〜5 濃度43%のホルムアルデヒド水溶液860gと粒状尿
素を1000g  (実施例3)、濃度47%のホルム
アルデヒド水溶液790gと粒状尿素を1000g  
(実施例4)及び濃度55%のホルムアルデヒド水溶’
11683gと粒状尿素を1000g  (実施例5)
を使用して、第1表に示す条件で実施例1と同様にして
メチロール化反応、メチレン化反応及び乾燥を行なった
得られた製品の分析結果は第2表に示す通りであった。
実施例6 濃度47%のホルムアルデヒド水溶液を撹拌機付きの反
応槽に760kg仕込み、これにアミン類として濃度5
0%のトリエタノールアミン水溶液3.ON(アミン頻
/Fモル比−0,0017) 、無機水酸化物として濃
度25%の水酸化ナトリウム水溶液を添加し、メチロー
ル化反応時の初期pH値を8.00に調整した。このホ
ルムアルデヒド水溶液に粒状尿素を1000kg添加し
た後、加熱して温度60°Cにて45分間メチロール化
反応を行なった。
メチロール化反応終了後この反応液を流15001/h
で、連続的にオーバーフロー式の小型混合器に供給する
と共に、濃度15%の硫酸水溶液を上記混合器に連続添
加し、メチレン化反応時の初期ρ)埴が4.60となる
ように!Jl!ffした後、本考案者等が先に考案し出
願した粗砕機構を備えた回転する無端回転ベルト(液体
の固化袋は、実願昭61−161593号)上に供給し
、メチレン化反応による固化及び粗砕を行なった。
しかる後、これを連続式バンド乾燥機にて110℃の温
度で乾燥した。得られた製品の分析結果は第2表に示す
通りであった。
第2表 比較例1 濃度43%のホルムアルデヒド水溶液775gに濃度2
5%の水酸化ナトリウム水溶液を添加して、メチロール
化反応時の初期pH値の調整を無機水酸化物のみにて行
ない、初期pH値を10.3とした。
このホルムアルデヒド水溶液に粒状尿素を1000g添
加し、以下、実施例1と同一条件でメチロール化反応、
メチレン化反応及び乾燥を行なった。
ただし、メチレン化反応時の初期pH値は4.57とし
た。尚、メチレン化反応時の固化所要時間は7分間であ
った。得られた製品の分析結果は第4表に示す通りであ
った。
比較例2 メチロール化反応時の初期pH値の調整を、濃度50%
のトリエタノールアミン水溶液のみにて行ない初期pH
値を8.11に調整し、メチレン化反応時の初#J]p
H値を4.51とした以外は、比較例1と同一条件でメ
チロール化反応、メチレン化反応及び乾燥を行なった。
得られた製品の分析結果は第4表に示す通りであった。
比較例3 メチレン化反応時の初期pH値を4.17とした以外は
、実施例1と全く同一条件でメチロール化反応、メチレ
ン化反応及び乾燥を行なった。得られた製品の分析結果
は第4表に示す通りであった。
比較例4 メチレン化反応時の初期pH値を5.05とした以外は
、比較例3と全く同一条件でメチロール化反応、メチレ
ン化反応及び乾燥を行なった。得られた製品の分析結果
は第4表に示す通りであった。
比較例5 メチロール化反応時の初期pH値を7.03に、メチレ
ン化反応時の初期pH値を4.63とした以外は、実施
例1と全く同一条件でメチロール化反応、メチレン化反
応及び乾燥を行なった。得られた製品の分析結果は第4
表に示す通りであった。
比較例6 メチロール化反応時の初期pH値を10.36に、メチ
レン化反応時の初期pH値を4.59とした以外は、実
施例4と全く同一条件でメチロール化反応、メチレン化
反応及び乾燥を行なった。得られた製品の分析結果は第
4表に示す通りであった。
比較例7 濃度37%のホルムアルデヒド水溶液122gと粒状尿
素135gを混合撹拌し、これを温度50°Cの水浴中
で濃度1%の水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを
10.00に調整し、30分間粒状尿素を溶解させてメ
チロール化反応を行なった。
しかる後、これに濃度50%のクエン酸水溶液を添加し
てメチレン化反応時の初期pif値を5.00に調整し
、50℃で1時間メチレン化反応を行なった後乾燥した
。得られた製品の分析結果は第4表に示す通りであった
。尚、乾燥は温度80℃で5時間行なった。
比較例8 濃度37%のホルムアルデヒド水溶液773gに純度9
9%のへキサメチレンテトラミン結晶15.4gを添加
して溶解させた後、これに粒状尿素798gを加えて(
U/Fモル比−1,30、ただし、ヘキサメチレンテト
ラミンのメチレン基はホルムアルデヒドに換算して加算
)溶解させ、50℃の温度で30分間メチロール化反応
を行なった。尚、反応後のp旧よ8.7゜であった。
この反応液に濃度40%のクエン酸水溶液を添加してメ
チレン化反応時の初期pH値を4.00に調整し、50
℃ノ温度にてメチレン化反応を行なって固化させた後、
これを乾燥した。得られた製品の分析結果は第4表に示
す通りであった。尚、メチレン化反応の固化時間は15
分間を要した。
比較例9 メチレン化反応時の初期pi値を濃度40%の蟻酸水溶
液で行なった以外は、比較例8と全く同一条件でメチロ
ール化反応、メチレン化反応及び乾燥を行なった。得ら
れた製品の分析結果は第4表に示す通りであった。
第4表 〔発明の効果〕 以上詳細に説明したように、本発明の緩効性窒素肥料の
製造方法は、尿素とホルムアルデヒドのモル比(U/F
モル比)を1.0〜1.5の範囲とし、メチロール化反
応時のpH1!整用アルカリ性物質としてアミン類と無
機水酸化物を併用し、かつ、メチロール化反応時の初期
poを特定の範囲に調整して該メチロール化反応を行っ
た後、これに鉱酸を加えてメチレン化反応時の初期pt
+を特定の範囲に調整した後、メチレン化反応を無端回
転ベルト上で行なうという方法である。
従って、本発明の方法で得られる緩効性窒素肥料は、実
施例からも理解される通り、TNは35%以上含有して
おり、かつ^■値は肥料取締法の規格である40%以上
をはるかに越える60%以上もあり、WN/TN も5
0%未満で、−旧Nも掻めて低いというように緩効性肥
料として極めて好適なものである。
これに対し、メチロール化反応時の初期pHの調整を従
来公知の方法である、無機水酸化物のみで行なったもの
(比較例1)やアミン類のみで行なったもの(比較例2
)はAI値が40%以下と低い。
メチレン化反応時の初期pit値が、本発明で規定する
範囲より低いもの(比較例3)は、AIが値40%以上
はあるものの実施例に比べてはるかに低い。
逆に初期pi(値が高いもの(比較例4)は、WN/T
Nが50%を越える。
メチロール化反応時の初期pH値が本発明で規定する範
囲より低いもの(比較例5)ば、AI値が実施例に比べ
てはるかに低い。逆に初期pH値が高いもの(比較例6
)は、WN/TNが50%を越える。
また、メチロール化反応時の初期pII値が高いもの(
比較例7)はへ■値は満足できるもののWN/TNが5
0%を越える。メチロール化反応時の初Mp+tの調整
をアミン類のみで行ない、メチレン化反応時のpHtt
!整を有i酸で行なったもの(比較例8及び比較例9)
はHWINが10%以上あり問題である。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 尿素とホルムアルデヒド水溶液とをアルカリ性物質を添
    加してアルカリ性下にてメチロール化反応を行わせた後
    、これに酸性物質を添加して酸性下にてメチレン化反応
    させて尿素・ホルムアルデヒド縮合物からなる緩効性窒
    素肥料を製造するに際し、尿素とホルムアルデヒドのモ
    ル比(尿素/ホルムアルデヒド)を1.0〜1.5の範
    囲とし、アルカリ性物質として先ずアミン類をホルムア
    ルデヒド1モルに対し0.0005〜0.005モルの
    範囲内で添加し、次いで無機水酸化物を添加してメチロ
    ール化反応時の初期pHを7.5〜9.5に調整して該
    メチロール化反応を行った後、これに鉱酸を加えてpH
    を4.3〜4.9に調整し無端回転ベルト上でメチレン
    化反応を行うことを特徴とする緩効性窒素肥料の製造方
    法。
JP63112336A 1988-05-11 1988-05-11 緩効性窒素肥料の製造方法 Granted JPH01286985A (ja)

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