JPH01286187A - ディスクのチャック装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野１ 本発明は、磁気ディスク、光ディスク等のディスクをチ
ャックするためのチャック装置に関するものである。

【従来の技術１ 磁気ディスクや光ディスク等からなるディスクに対して
一定の処理を施したり、加工を行ったりする際には、該
ディスクをチャックさせる必要があるが、このチャック
装置としては、ディスクの外周縁部をチャックするもの
と、内周縁部をチャックするようにしたものとがある。

ここで、ディスクの外周縁部をチャックする装置として
、左右の両側に各一対のチャックローラを設け、これら
各チャックローラによってディスクの左右の両側をそれ
ぞれ各２点で支持するようにしたものが開発されている
。

このチャック装置にあっては、チャックローラをディス
クに対するチャック位置とチャック解除位置との間に変
位させるために、一対の回動アームを用い、該回動アー
ムにチャックローラを取り付けて、該回動アームを往復
回動させるようになし、左右各対のチャックローラを相
互に近接する方向に変位させることによって、該各チャ
ックローラをディスクの外周縁に当接させて、該ディス
クのチャックを行わせるようにしている。

【発明が解決しようとする問題点１ ところで、チャック装置を前述のように構成した場合に
おいて、ディスクを安定した状態に支持するためには、
チャック位置で４個のチャックローラが全てディスクの
外周縁に当接させる必要がある。このために、チャック
位置においては、それぞれ各一対からなるチャックロー
ラを結ぶ線か垂直な線となるように配列するようにして
いる。従って、このチャック装置により異なる径のディ
スクをチャックさせようとした場合には、回動アームの
回動量を変えなければならず、このように回動アームの
回動量な変えると、全てのチャックローラかディスクに
当接させることができなくなる。このために、該チャッ
ク装置にあっては、単一の直径のディスクしかチャック
することができないことになり、径の異なるディスクを
チャックさせる場合には、少なくともチャックローラの
位置の調整を行わなければならず、このチャックローラ
の位置調整は非常に面倒であるために、実際上は単一種
類のディスクしかチャックすることができないという問
題点がある。

然るに、近年においては、ディスクの種類が多様化する
傾向にあり、かかる多様なディスクの処理・加工を行う
ラインをある程度共用できるようにするという要求があ
り、このために径の異なるディスクをチャックさせるこ
とができるようにしたディスクのチャック装置の開発が
臨まれている。

本発明は叙上の点に鑑みてなされたものであって、その
目的とするところは、異径のディスクを確実に安定した
状態でチャックすることができるようにしたディスクの
チャック装置を提供することにある。

［問題点を解決するための手段１ 前述した目的を達成するために、本発明は、回動アーム
に装着されるそれぞれ各一対のチャックローラをそれぞ
れスライドブロックに取り付けると共に、該各スラーイ
ドブロックを各回動アームに相互に近接・離間する方向
に変位可能に装着し、該各スライドブロックを駆動手段
に連結して。

チャックすべきディスクの径に応じて各チャックローラ
の位置調整を行うように構成したことをその特徴とする
ものである。

【作用］ このような構成を採用することにより、直径の異なるデ
ィスクをチャ・ツクするときに４よ、駆動手段によって
スライドブロックを移動させることにより、チャックロ
ーラの位置の調整を容易に行うことができるようになる
ので、全てのチャックローラをディスクに当接した状態
にして、安定した状態でディスクのチャックを行わせる
ことがてきるようになる。

【実施例１ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

まず、第１図にチャック装置の概略構成を示す。図中に
おいて、１．１は左右一対からなる回動アームを示し、
これら各回動アーム１には、相互に噛合するギヤ２，２
に取り付けられて、該ギヤ２゜２の一方を駆動して所定
角度回動させることによって、回動アーム１，１は相互
に近接・離間する方向に回動変位せしめられるようにな
ワている。

回動アーム１の先端部には、第２図及び第３図に示した
ように、取付板３が連設されており、該取付板３にはそ
の短手方向に向けてガイド部４が設けられている。そし
て、このガイド部４にはスライドブロック５が該ガイド
部４に沿う水平方向に移動可能に装着されている。さら
に、このスライドブロック５の先端部には支持板６が連
結されており、該支持板６には、ディスク７をチャック
するために、上下一対からなるチャックローラ８゜８が
装着されている。このチャックローラ８は、第４図に示
したように、相対向する傾斜面８ａ、　８ａを有し、こ
の傾斜面８ａ、　８ａにディスク７の外周縁部を押し当
てるようにしてチャックするようになっている。

前述した如く、スライドブロック５を水平方向に移動さ
せるために、カム機構が用いられる。このカム機構は、
取付板３に固着して設けたシリンダ９のロッド９ａに連
結したカム板ｌＯに形設した溝カム１１と、スライドブ
ロック５に連結したプレート１２に取り付けられて、該
溝カム１１に嵌合せしめられるカムフォロワ１３とから
構成される。そして、このカムフォロワ１３を溝カム１
１のカム面１１ａに押し付けるために、プレート１２と
取付板３との間には、ばね１４が張設されている。また
、このばね１４によるばね力が支持板６を介して、シリ
ンダ９のロッド９ａに作用して、該ロット９ａに曲げ方
向の力が加わらないようにするために、支持板６の側部
には支持ローラ１５によりガイドされるようになってい
る。なお、第２図において、１６は支持板６の北限位置
を規制するストッパを示す。

本実施例は前述のように構成されるもので、次にその作
用について説明する。

左右の回動アーム１．１を第１図に一点鎖線で示したよ
うに、相互に離間する方向に回動変位させて、左右のチ
ャックローラ８，８の間隔をディスク７の直径より大き
くなるように保持して、チャック解除位置となす。

そこで、ディスク７を例えば内周面をチャックするハン
ドリング手段等によって、該ディスク７の中心が第１図
の点Ｏの位置に搬入させる。そこで、ギヤ２．２を回転
させることによって、回動アーム１．１を同図に実線で
示した位置に変位させれば、各回動アーム１に上下一対
設けたチャックローラ８．８がディスク７の外周縁部に
当接して、該ディスク７がチャックされる。チャック位
置に変位することになる。ここで、ディスク７は左右各
２個からなる４個のチャックローラ８によって左右両側
から挾持されるようにしてチャックされるようになって
いるので、極めて安定した状態に支持される。

この状態で、ハンドリング手段によるディスク７の内周
縁部のチャックを解除すれば、ディスク７はこのチャッ
ク装置に移載された状態で安定的に保持されることにな
り、該ディスク７に対して所定の処理乃至加工作業を行
うことができるようになる。そして、このディスク７に
対する作業が完了した後においては、ハンドリング手段
により該ディスク７の内周縁部をチャックさせると共に
１回動アーム１を第１図に一点鎖線で示した位置まで回
動させれば、ディスク７を取り出して次工程に送り込む
ことができるよつになる。

而して、このチャック装置にあっては、前述したディス
ク７より小径のディスク７′をチャックさせることがで
きるようになっている。この小径ディスク７′をチャッ
クさせる場合には、シリンダ９を作動させて、ロッド９
ａを伸長させると、該ロッド９ａに連結したカム板１０
が第２図に矢印Ａで示した方向に下降せしめられる。こ
れにより、プレート１２に取り付けたカムフォロワ１３
が溝カム１１のカム面１１ａに沿って転動して、スライ
ドブロック５が同図に矢印Ｂ方向に移動し、同図に一点
鎖線で示した状態となり、この結果、左右のチャックロ
ーラ８．８間の間隔が狭くなって、小径ディスク７′の
チャックが可能となる。而して、この小径ディスク７′
をチャックする場合においても、回動アームｌのチャッ
ク位置とチャック解除位置との間の回動角度は大径のデ
ィスク７と同一であるので、チャックローラ８の位置の
調整等を行う必要がない。

なお、前述の実施例においては、チャックローラの位置
調整を行うための手段として、シリンダにより駆動され
るカム機構を用いるようにしたが、これに代えて、例え
ばパルスモータにより駆動される送りねじ等各種の機構
を用いることができる。

【発明の効果１ 以上説明したように、本発明は、左右各一対設けられる
チャックローラをそれぞれスライドブロックに取り付け
、該各スライドブロックを回動アームに相互に近接・離
間する方向に変位可能に装着し、該各スライドブロック
を駆動手段に連結して、チャックすべきディスクの径に
応じて各チャックローラの位置調整を行うように構成し
たので、直径の異なるディスクを極めて安定した状態で
チャックさせることができるようになる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図はチャッ
ク装置の全体構成図、第２図はチャックローラの位置調
整機構の構成説明図、第３図は第２図の■−ｍ断面図、
第４図はチャックローラの断面図である。 ｌ：回動アーム、２：ギヤ、３：取付板、４ニガイド部
、５ニスライトブロツク、６：支持板、７．７″　：デ
ィスク、８：チャックローラ、９ニジリンダ、ｌＯ：カ
ム板、ｌｌ：溝カム、１２ニブレート、１３：カムフォ
ロワ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 左右の回動アームに、それぞれ各一対のチャックローラ
   を設け、該各回動アームを相互に近接する方向に回動さ
   せることによって、各チャックローラをディスクの外周
   縁部に当接させて、該ディスクをチャックさせるように
   したものにおいて、前記各一対のチャックローラをそれ
   ぞれスライドブロックに取り付けると共に、該各スライ
   ドブロックを前記各回動アームに相互に近接・離間する
   方向に変位可能に装着し、該各スライドブロックを駆動
   手段に連結して、チャックすべきディスクの直径に応じ
   て前記各チャックローラの位置調整を行うように構成し
   たことを特徴とするディスクのチャック装置。