JPH01284289A

JPH01284289A - 一槽式洗濯機

Info

Publication number: JPH01284289A
Application number: JP11175388A
Authority: JP
Inventors: Masaru Toida; 樋田　勝
Original assignee: Nihon Kentetsu Co Ltd; Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Nihon Kentetsu Co Ltd; Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1988-05-09
Filing date: 1988-05-09
Publication date: 1989-11-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、−槽式洗濯機に関する。

〔従来の技術〕

洗濯機には洗濯槽と脱水槽とを併設する二槽式洗濯機と
、洗濯槽と脱水槽とを共用する一槽式全自動洗濯機が知
られている。

一槽式全自動洗濯機は二槽式洗濯機に比べて、比較的コ
ンパクトに形成される。

このような−槽式全自動洗濯機は周知なごとく、外箱内
の脱水受槽内に全周に脱水孔を有する脱水兼洗濯槽を設
け、また、この脱水兼洗濯槽の底部にパルセータやアジ
テータ等の回転翼を設けたものである。

脱水受槽及び脱水兼洗濯槽内に水を溜め、回転翼を回転
駆動して洗濯及びすすぎを行ない、排水後脱水兼洗濯槽
を高速回転して遠心力により洗濯物に含まれる水分を脱
水孔から脱水受槽へ排出して脱水を行なう。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、前記従来の一槽式洗濯機では脱水兼洗濯槽と回
転翼との２つの回転体を設けなければならず、また１個
のモーターでこれらを駆動するためにはクラッチ機構を
必要とする。さらに、この２つの回転体は回転速度が異
なるので、回転翼の方に、減速機を設けなければならな
い。

なお、二槽式洗濯機で脱水能でかつ回転翼を別個に設け
ることなく洗濯やすすぎもできるようにしたものとして
、特開昭５７−２００１８７号公報に示されるものがあ
る。

これは、前記脱水篭は、少なくとも下方内部に水を溜め
ることができるように、その下方部外周壁及び底壁が脱
水孔のない壁であるとともにその内面に内方へ突出した
突起を備えていることと、前記脱水篭を、遠心力により
水を上方部から放出する高速度で一方向へ連続回転する
装置と、前記脱水篭を、下方内部の水を放出することの
ない低速度で回転させかつその回転及び停止をくり返す
装置とを備え、脱水篭を前記低速度で回転、停止するこ
とにより、内部に溜めた水を攪拌して洗濯作用をし、前
記高速度で連続回転することにより、脱水作用をするこ
とを特徴とするものである。

この特開昭５７−２００１８７号公報のものは二槽式洗
濯機であるので全体をコンパクトとすることはできず、
また洗濯、すすぎを行なう時と脱水を行なう時では回転
速度は低速と貰速というごとく異なるので、速度の切替
手段を設けるか、可変速モーターを使用するなどしなけ
ればならない。さらに、洗濯、すすぎでは一方向のみの
回転で水流も一方行のみのものしか得られないので洗浄
効果も低く、布がらみも著しい。

本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、コンパク
トに形成できる一槽弐の利点を生かし、しかもクラッチ
機構や減速機等の複雑な機構を用いることなく、またモ
ーターも可変速度モーターのごとき高価なものを使用し
ないで、効果的に洗濯、すすぎ、脱水の３工程を行なう
ことができる一槽式洗濯機を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は前記目的を達成するため、外箱内に水受槽を設
け、側壁の上部にのみ多数の透水孔を穿設し、下部は完
全に閉塞した貯水部とし、該貯水部に内側へ向けて上下
方向の羽根体を突設した回転槽を前記水受槽内に設置し
、回転槽底部に連結する駆動軸を水受槽底部を水密に貫
通させて駆動モーターと直結させ、この駆動モーターの
制御回路は正転用の通電回路と逆転用の通電回路が形成
されるようにして、洗濯及びすすぎ時では短時間の正転
、停止、逆転を繰返し、また脱水時では一方向に連続回
転させることを要旨とするものである。

〔作用〕

本発明によれば、洗濯及びすすぎ時には正転用の通電回
路と逆転用の通電回路との切替を行ない駆動モーターを
短時間の正転、停止、逆転を繰返して運転する。これに
より、回転槽も正転、停止、逆転を短時間サイクルで繰
返して貯水部に溜められた水は羽根体で揺動水流となり
洗浄効果を発揮する。

一方、脱水時には正転用の通電回路のみを使用し、一定
時間駆動モーターに通電してこれを一方向にのみ回転さ
せる。これにより槽も一方向に連続回転され、遠心力が
作用して水は槽壁を上昇し上部の透水孔及び上面開口に
より排出される。

Ｃ実施例〕以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の洗濯機の１実施例を示す縦断側面図で
、外箱（１）の内部に水受槽（３）を設け、さらに該水
受槽（３）の内側に回転槽（７）を設置する。

該回転槽（７）は、ホーローや合成権脂で成形した籠状
体で、周囲側壁の上部にのみ透水孔（７ｂ）を穿設し、
そして下部は透水孔のみならず排水孔も形成しないで完
全に閉塞した樋状の貯水部（７ａ）とし、この貯水部（
７ａ）の内周面に底面にまで達する上下方向の羽根体（
７ｃ）を複数条適宜間隔で突設する。

該羽根体（７ｃ）は別体としてのものを回転槽（７）に
取付けてもよいが、第２図に示すように回転槽（７）と
の成形の際に内側に膨出させこれと一体成形する。

回転槽（７）の底部外面にポル）　（１０）で取付金具
（９）を設け、この取付金具（９）を介して駆動軸（１
３）を取付ける。図中（８）は、回転槽（７）の底部内
側に配設したカバーである。

前記駆動軸（１３）は水受槽（３）の底部に設けたベロ
ーズ（１１）をオイルシール（１２）を介して水密に貫
通し、さらにその先端は、底枠（２）内に防振バネ（１
５）で支承される駆動モーター（１４）の出力軸とカン
プリング（１６）により連結した。

水受槽（３）の底部に形成した排水口（１８）に、排水
ホース（１９）を接続する。

図中（４）は水受槽（３）の上面開口に設けた内蓋、（
５）はその上の蓋で、この蓋（５）は駆動軸（１３）の
途中に係着するブレーキワイヤー（１７）と外箱（１）
の上部のパネル（６）内で連係し、蓋（５）を開けた場
合はブレーキ機構が作動して回転槽（７）の回転を止め
、安全を図るようにしている。

図中（２１）はタイマー、（２０）は底枠（２）下の脚
である。

第３図は本発明の洗濯機での電気回路図で、電源（２３
）に対し、駆動モーター（１４）は切換スイッチ（２５
）　、タイマー（２１）及び蓋（５）の開閉で作動する
蓋スィッチ（２２）を介して接続される。

そして、タイマー（２１）の回路では洗濯タイマー接点
（２１ａ　）と脱水タイマー接点（２１ｂ　）の他に洗
濯反転タイマー接点（２Ｉ　Ｃ）が設けられ、この接点
（２１ｃ　）の切換えで駆動モーター（１４）への正転
用の通電回路と逆転用の通電回路とが形成されるように
した。図中（２４）は、駆動モーター（１４）に並列接
続されるコンデンサーである。

次に、使用法及び動作について説明する。

Ｍ　（５）　、並びに内蓋（４）を開いて回転槽（７）
の内部に洗濯物（図示せず）を投入し、洗剤並びに水を
所定量投入し、Ｍ（５）、並びに内蓋（４）を閉じる。

然る後に、第４図に示すように切換スイッチ（２５）を
洗濯側にセットし、タイマー（２１）により洗濯時間を
セットする。

タイマー（２１）では洗濯タイマー接点（２１ａ　）が
閉じ、駆動モーター（１４）は電源（２３）により通電
されて運転を開始する。この時予めタイマー（２１）に
より設定された運転モードで洗濯反転タイマー接点（２
１Ｃ）がモーター（１４）へ正転用通電回路と逆転用通
電回路とが形成されるように反転することにより、該駆
動モーター（１４）は正転、停止、逆転を短時間で繰り
返す。そしてモーター（１４）に直結された回転槽（７
）も同様に正転、停止、運転を繰り返して、回転槽（７
）の内部に備えられた羽根体（７ｃ）により揺動水流を
発生させて洗浄効果を生ぜしめる。

洗濯運転終了後は前記切換スイッチ（２５）を脱水側に
セントして、タイマー（２１）により脱水タイマー接点
（２１ｃ　）を閉じる。

これにより、モーター（１４）へは一定時間正転用の通
電回路が形成され、モーター（１４）は正転方向への連
続回転を行なう。その結果、回転槽（７）の内部の水は
遠心力により槽（７）の内面を上昇して透水孔（７ｂ）
及び上面開口より水受槽（３）へ排出され、排水口（１
８）より排水ホース（１９）を経て外部に排出される。

以上が、洗濯工程後の排水工程であるが、すすぎは前記
洗濯工程と同様の運転作用で、脱水は排水後にこの排水
工程と同じ動作を続けることで洗濯物内部の水分を遠心
力でしぼり出すことにより行なわれる。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明の一槽式洗濯機は、全体を一槽
弐としてコンパクトにできるとともに、回転体も一個の
みですむのでクラッチ機構や減速機などの複雑な機構を
必要とせず、シンプルで安価に製造できるものである。

さらに、回転槽を駆動するモーターも通常の安価なモー
ターでよく、洗濯やすすぎ時には正転、反転の両方向で
の揺動水流を惹起して布がらみの少ないかつ効果的な洗
浄が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一槽式洗濯機の１実施例を示す縦断側
面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は駆動
モーターの制御回路図、第４図は動作を示すタイムチャ
ートである。（１）・・・外箱　　　　　（２）・・・底枠（３）・
・・水受槽　　　　（４）・・・内蓋（５）・・・蓋　
　　　　　（６）・・・パネル（７）・・・回転槽　　
　　（７ａ）・・・貯水部（７ｂ）・・・透水孔　　　
（７ｃ）・・・羽根体（８）・・・カバー　　　　（９
）・・・取付金具（１０）・・・ボルト　　　　　（１
１）・・・ベローズ（１２）・・・オイルシール　（１
３）・・・駆動軸（１４）・・・駆動モーター　（１５
）・・・防振バネ（１６）・・・カップケース　（１７
）・・・ブレーキワイヤー（１８）・・・排水口　　　
　（１９）・・・排水ホース（２０）・・・脚　　　　
　　　（２１）・・・タイマー（２１ａ　）・・・洗濯
タイマー接点（２１ｂ　）・・・脱水タイマー接点

Claims

【特許請求の範囲】

　外箱内に水受槽を設け、側壁の上部にのみ多数の透水
孔を穿設し、下部は完全に閉塞した貯水部とし、該貯水
部に内側へ向けて上下方向の羽根体を突設した回転槽を
前記水受槽内に設置し、回転槽底部に連結する駆動軸を
水受槽底部を水密に貫通させて駆動モーターと直結させ
、この駆動モーターの制御回路は正転用の通電回路と逆
転用の通電回路が形成されるようにして、洗濯及びすす
ぎ時では短時間の正転、停止、逆転を繰返し、また脱水
時では一方向に連続回転させることを特徴とした一槽式
洗濯機。