JPH01284205A - 注入された流体の循環を供う靴底又は中底 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は注入された流体の循環を供う靴底又は中底に関
する。

（従来の技術） 出願人は注入された流体の循環を供う靴底又は内底をフ
ランス特許出願公開明細書第２５９１４４１号で開示し
たが、そこにおいては、靴底の下面には該靴底を圧迫す
る足の圧力で押しつぶされる下側チャンバが形成されて
おり、該下側チャンバは、該チャンバを閉鎖すると共に
該靴底の下面を形成する変形自在のシート若しくはプレ
ートから独立した端縁を有する横長の傾斜したプレート
によって細分化されている。

該下側チャンバは、該靴底の上面に肉薄のシート若しく
はプレートによって液漏れのないように閉鎖して形成さ
れる上側チャンバと靴底の前後両端で連通しており、両
チャンバは流体で充満される。

該フランス特許出願公開明細書第２５９１４４１号に開
示された靴底においては、下側チャンバの各プレートの
端縁は肩部の下面レベルより下方に突出しており、該下
側チャンバを閉鎖するシートはその中央部が膨らんだ状
態に該各プレートの端縁によって支持される。

他方、上側チャンバにも傾斜プレートが設けられており
、該傾斜プレートは、その端縁が該上側チャンバを閉鎖
する変形自在の薄肉のシート若しくはプレートから独立
していて、下側チャンバのプレートとは反対方向に傾斜
している。

（発明が解決しようとする課題） 実際問題として、この型の靴底に求められるマツサージ
効果を確実にするものである足裏に接触する上側チャン
バの流体循環は該上側チャンバに設けられた各プレート
によって停止されることが明らかとなった。というのは
該各プレートがその両側の肩部間で引張られると共に肉
薄シートをその全長に亘って支え、該肉薄シートが該肩
部によって構成されるフレームの内側に強く張り渡され
るからである。

更に、該肩部の上面は該上下両チャンバ間を仕切る本体
プレートに対し、各プレートが終端する、該上面並びに
該プレートに垂直な面によって連結される。

シートを肩部上面に溶着した場合、溶着箇所が該チャン
バの上に溢れ出て数ミリメートルの拡大部を形成し、こ
れによって足裏に接触する靴底の作動面を減少すること
となり、使用者にとっては履き心地が悪いことが判明し
た。

又該シートの周縁を肩部の狭い上面若しくは下面の上に
溶着する場合、確実に液漏れを防止できるように溶着を
することがむずかしいことが判明した。引張られたプレ
ートの剛性作用による流体循環の阻止を改善するために
、肩部とプレートとの間に細い隙間を形成することによ
り各プレートの側端部を該肩部から独立させることが考
えられるが、肩部表面のシートの溶着拡大部がプレート
の側端部にくっつくため、この隙間による効果を得られ
ない。もし、該肩部に関するプレートの独立を維持する
のであれば、流体は該隙間に対向する抵抗の少ない通路
に優先的に流れ、それが足裏との接触が最大である中央
部における流体循環を減少することとなる。

本発明は上記欠点を改善することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明によると、肩部の上面は傾斜面を介して上下両チ
ャンバを分離する本体プレート上面に連結される。これ
によれば、溶着拡大部は本体プレートの側方にオフセッ
トされ、その結果足裏に接触するシート面を増加するこ
ととなる。

肩部の上面若しくは下面とチャンバの閉鎖シートとの間
の完全なる液漏れ防止溶着をするために、該肩部の波面
は凸面形状に形成される。

この特徴をもってすれば、該肩部の凸面中央部分は弾性
的につぶされ、それ故溶着が実施される帯域の中央部に
おいて良好な加熱シールがなされる。

本発明の他の特徴によると、上側チャンバのプレートの
側端部はプレートの高さと実質的に同じ幅を有する薄肉
部を介して隣接する肩部の傾斜面に固着される。この特
徴は流体循環を停止するプレートの剛性を消失させると
共に、それにもかかわらず、各プレートによって構成さ
れる一連の流体の堰止めを保持し、それによって、可撓
性のある上側のシートと足裏の接触が主に有効となる中
央部における流体の良好な流れを生じさせる。

又、上下両側のチャンバを連通ずる少なくとも１つの連
通口には逆止弁が設けられ、該逆止弁により流体の逆流
を防止して、該チャンバに確実に流体が循環されるよう
にしている。

最後に、該靴底の上下両チャンバへの流体の注入は肩部
に形成したオリフィスを介して行われるが、該オリフィ
スは上下両側チャンバを連通ずるために設けられた後側
の連通口に合致するように配置することが好ましく、そ
して流体を充満させた後に該オリフィスは栓で封鎖され
る。

（実施例） 以下本発明の実施例を図面によって詳細に説明する。

各図中において、（１）は縁取り用の肩部■によって囲
繞される靴底本体を構成する本体プレートを示す。

該肩部（２）は該本体プレート（１）の上面上に突出し
、この突出高さ（３）は該肩部（２）の該プレート（１
）の下面に対する突出高さ（４）より遥かに大きい。

本発明によると、該上面上に突出する該肩部（２）の内
縁は（５）に示されるように面取りされている。該肩部
（２）の上下両面（６）　（６）は膨らんで凸面形状を
なしている。本体プレート（１）は前部で欠截されて、
該プレート（１）と肩部（２）の間で上下両チャンバを
連通ずる連通口（７）を形成し、更に、同様に該本体プ
レート（１）の後部においても連通口（８）が形成され
る。

該連通口（７）　（８）中には、靴底の内部空間に充満
されて足裏のマツサージをするために循環される流体の
圧力によって該連通口（７）　（８）周りの肩部（２）
が変形しないよう補強用のバー（９）　（′ｌｌ）が設
けられている。

本体プレート（１）の上面には、後側に傾斜した横長の
複数のプレートａ′Ｄが突設されており、該各プレート
（Ｉｖの自由端は肩部（２）の上面レベルａｂよりも多
少上方に突出している。

本発明よると、該プレートａｖは、圧縮を受けないとき
のその始めの形状に復元する力を該プレート○ｐに与え
る三角形の断面を有する中央部分（＋３を備え、該プレ
ート（Ｉｖの両側端は肩部（１）並びにその面取りされ
た傾斜面（５）に、プレート（＋１）の高さと実質的に
同等の幅を有する肉薄のウェッブｑ＠を介して連結され
る。

本体プレート（１）の下面には肩部（２）の下面レベル
（′ＩＯよりも下方にのびる横長のプレートａ９が突設
されており、該プレートａ９の該下面レベル（′ｌＧに
対する突出長さはプレートＣ１１の前記上面レベル０に
対する突出長さより大きく設定される。

上下両面に夫々用いられる２枚の肉薄シート（＋７）　
ａｅは前記プレート（１ｍ　（１５１の上に配置され、
肩部〈２）の上下両面（６）　（６）にその周縁を溶着
される。

上側の肉薄シートａ７１に関して、該シート■は前記傾
斜面（５）の周囲に存在する膨らみを持たせた第１図の
ａ印の部分でのみ溶着され、そして溶着帯域の縁に沿っ
て発生するであろう溶着拡大部は該傾斜面（５）と該肉
薄シート０との挟角部分に制限される。

従って、該各プレート０ｖの上記特別の形状によって該
各プレート（１１）の中央部分０の上縁に面する靴底上
面の作用面を減少させない。

該肉薄シートＣｌ７）ａｅが加熱溶着により側縁（２）
に固着される面（６）　（６）は凸面形状に形成されて
いるため、肩部〈２）を構成する材料の圧縮によって生
ずる圧力は溶着帯域の中央部で該帯域の縁よりも大きく
なり、捉ってより弾性的であって、かつよりシール性に
優れた溶着が得られる。

該両シート（１７）　（１８１と肩部（２）の間で構成
される全容積空間は圧縮性若しくは非圧縮性の流体、好
ましくは、殺菌剤、滅菌剤等の入った混合液で充満され
る。

該流体は靴底完成後に肩部（２）に形成されたオリフィ
ス■を介して注入され、連通口（８）によって形成され
る後側のチャンバ部分に入る。該オリフィス■はその後
部■によって封鎖される。

該靴底がシート（′１ｇによって構成される靴底下面を
介して接地され圧力が加えられた時、プレートａＳはつ
ぶされると共に各プレート（Ｉｓ＋間に存在する圧力の
加えられた流体はより前方に位置するチャンバ部分に押
し出され、段々と連通口（７）にまで達し、そこから靴
底上面のチャンバに流れ込む。踵並びに蹟骨部と水平な
上側チャンバの部分は圧縮され、各プレートｌ′１１）
間に含まれた流体は該各プレートＣ１１の傾斜に従って
靴底の後部に押し出されるが該各プレート（＋１）は流
体の逆流を阻止する。

該流体は、加圧部に関して後向きに配置された各プレー
ト０の上縁と靴底の内部空間を閉鎖する上側の肉薄シー
ト（１７１との間に、各プレート（１１）の中央部分ａ
３を後方に撓ませることによって流れ、一方つニップ０
Φはその適切な厚みによりこのことは流体の効率的な循
環を確実にし、各プレート（′Ｉｖの上記の特徴をもっ
てすれば、該循環は各プレート（′１１）の厚い中央部
分（１３の上縁に面する靴底中央領域に集中される。

靴底の上記作用を一層改善するために、連通口（７）　
（８）に逆止弁を形成して流体の逆流を阻止するように
しても良い。実施例では、連通口（８）における下側チ
ャンバから上側チャンバへの流体の逆流を阻止すべく、
該連通口（８）に、バー（■の下面と本体（１）の肩部
（２）とに着座可能なプレート■から成る逆上弁を設け
た。

（発明の効果） 以上の説明から明らかなように、請求項１の発明によれ
ば、肩部上面と本体プレート上面との間の傾斜面により
、上側チャンバを閉鎖する肉薄シート又はプレートの肩
部上面への溶着によって生ずる溶着拡大部が肩部の内側
に張出すことを防止でき、足裏に対する該シート又はプ
レートの作用面を増大することが可能となり、更に請求
項２の発明によれば、該シート又はプレートと肩部とを
シール性良く溶着でき、又請求項３の発明によれば、足
裏の主たる接触部となる該シート又はプレートの中央部
に沿って流れる流体の流量を増大させてマツサージ効果
を高められる効果を有する。

又、請求項４の発明によれば、流体の逆流を防止して上
下両側のチャンバに流体を確実に循環でき、更に請求項
５の発明によれば流体の注入が容易になる効果を有する
。

【図面の簡単な説明】

第１図はシートを取り去った状態における本発明の実施
例の靴底の平面図、第２図は該シートを取り付けた靴底
の横断面図、第３図は該シートを取り付けた靴底の一部
欠截縦断面図である。 （１）・・・本体プレート （２）・・・肩　部 （５）・・・傾斜面 （６）・・・肩部の上面と下面 （シ）（８）・・・連通口 Ｃ１１・・・上側チャンバのプレート （ｌ＠・・・ウェッブ（薄肉部） Ｃ９・・・下側チャンバのプレート （＋７）（１ε・・・各チャンバを閉鎖するシート■・
・・オリフィス ■・・・栓 ■・・・逆止弁 特　　許　　出　　願　　人　　　モー　ジエ　　ジャ
　ン外３名−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、注入された流体の循環を供う靴底又は中底であって
   、該靴底又は中底の下面には該靴底若しくは中底を圧迫
   する足の圧力で押しつぶされる下側チャンバが形成され
   、該下側チャンバは、該下側チャンバを閉鎖すると共に
   該靴底又は中底の下面を構成する変形自在なシート又は
   プレートから独立した端縁を有する横長の傾斜したプレ
   ートによって細分化されており、更に該下側チャンバは
   、該靴底又は中底の前後両端部で、該靴底又は中底の上
   面に肉薄シート又はプレートによって流体漏れのないよ
   うに閉鎖して形成される上側チャンバと連通し、該両チ
   ャンバには流体が充満され、該肉薄シート又はプレート
   がその周縁において該靴底又は中底の周縁の肩部の表面
   に結着されるものにおいて、該肩部の上面が該両チャン
   バを仕切る該靴底又は中底の本体プレートの上面に傾斜
   面を介して連結されることを特徴とする靴底又は中底。 ２、前記肩部の上面若しくは下面が凸面形状に形成され
   ていることを特徴とする請求項１に記載の靴底又は中底
   。 ３、前記上側チャンバは、横長の傾斜したプレートによ
   って細分化されており、該プレートの側端部は、該プレ
   ートの高さと実質的に同等な幅を有する肉薄部を介して
   前記肩部の前記傾斜面に固着されることを特徴とする請
   求項１又は２に記載の靴底又は中底。 ４、前記上下両側のチャンバを連通する少なくとも１つ
   の連通口に、流体の逆流を阻止する逆止弁を設けたこと
   を特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の靴底又
   は中底。 ５、前記上下両側のチャンバに流体を注入するオリフィ
   スが前記肩部、好ましくは該両チャンバを連通するよう
   に設けた後側の連通口に合致する該肩部の部分に形成さ
   れ、且つ該オリフィスは流体充満後に栓によって封鎖さ
   れることを特徴とする請求項１乃至４のいずれかに記載
   の靴底又は中底。