JPH0128393Y2 - - Google Patents

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JPH0128393Y2
JPH0128393Y2 JP2706783U JP2706783U JPH0128393Y2 JP H0128393 Y2 JPH0128393 Y2 JP H0128393Y2 JP 2706783 U JP2706783 U JP 2706783U JP 2706783 U JP2706783 U JP 2706783U JP H0128393 Y2 JPH0128393 Y2 JP H0128393Y2
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JP
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sleeve
load body
load
support
hollow bolt
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JP2706783U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、特にボイラ、タービン設備の配管
類、化学プラント等の配管を有する種々の機器の
配管類の支持構造、あるいは配管以外のすべての
製品の支持部の寸法調整手段に利用できる荷重体
支持構造に関する。
従来、例えばボイラの吊下管等の荷重体の支持
構造には、第1,2又は3図に図例するものがあ
る。すなわち、第1および2図に示すものは、荷
重体1にラグ2、またはスリーブ3を直接に溶接
等によつて取付け、これらを介して該荷重体の荷
重を支持体5に伝達させるものであり、第3図に
示すものは、前述した第1図における構造とほぼ
同一であるが、特に荷重体1の壁面の強度が弱い
場合、あるいは前記荷重体とラグを同等材料で形
成したい場合に利用されるもので、荷重体1とラ
グ2の中間に保護スリーブ4を配設した構造であ
る。しかし、前述した従来構造の夫々に下記する
ような欠点がある。
(イ) ラグ2、スリーブ3を溶接によつて取付ける
ために、寸法精度が確保し難い上に、前記ラ
グ、スリーブと支持体5との接触面間に隙間が
生じたりして荷重体1の垂直方向への据付精度
が得難い。
(ロ) 前述した隙間および据付精度の不足は、荷重
の伝達、および荷重体1の他部との取合に悪影
響を与えるので、ラグ2、スリーブ3と支持体
5との隙間にくさび6(第1,3図)等を取付
け、あるいは前記ラグ、スリーブの底面を削正
(第2図)して調整する必要がある。
(ハ) ラグ2を使用して支持する場合には、荷重体
1の壁面に働く力は剪断力以外に曲げ応力が加
わるために、これらに耐え得るラグ2の長さ、
および荷重体1の管壁強度が要求されるが、し
かし、前記ラグ長さを長くすると、荷重体およ
びラグ間の温度差によつて生じる熱膨脹差が増
大して溶接部等に熱応力が負荷されることにな
り、望ましくない(第1図)。
(ニ) ラグ2、スリーブ3は、その寸法精度を向上
させるために、機器の据付け時に支持体5に合
わせて取付けることがしばしば行なわれるが、
この場合には前記ラグ、スリーブの取付け溶接
部が作業環境等の制約によつて応力除去焼鈍等
の熱処理が困難になるために、製品々質上に良
い影響を与えない(第1,2および3図)。
上述したように、従来の荷重体支持構造におい
ては、ラグ2および支持体5間に生じる隙間をく
さび6を嵌入し、あるいはラグ底面を削正して調
整を施工するためにかなりの作業工数を消費し、
また前記くさびの形状、ラグの切削面の形状によ
つては接触面が減少して荷重伝達の点から望まし
くない結果が発生するなどの欠点が避けられず、
簡便、かつ調整機能を有する支持構造が要望され
ていた。
この考案は、このような要望に対応してなされ
たもので、管または棒状の荷重体に溶着されたス
リーブ、同スリーブの下方で荷重体に挿嵌され、
外面にねじ部が形成された中空ボルト、同中空ボ
ルトと螺合された固定用ナツト、および同固定用
ナツト下方に配設された支持体を具備した荷重体
支持構造を提供して従来技術の欠点を除去するこ
とを目的としている。
つぎに、この考案の実施例を図面によつて説明
すれば、第4aおよび4b図において、荷重体1
にスリーブ3等を溶接等によつて取付けるととも
に、該スリーブと支持体5との間に中空ボルト7
およびナツト8等の寸法調整機能をもつ部品を配
設したもので、前記中空ボルトには、ナツト8に
よる寸法調整時にその回転を防止する目的で、前
記スリーブに溶接9をし、または該スリーブに噛
み合せ10をさせ、さらにまたは該ボルト自体に
スパナ等によつて固定可能な加工を施すなどの回
転阻止機構を付設させている。なお、その組立の
手順について述べると、予め工場等において荷重
体1にスリーブ3を溶接によつて取付けた後に、
必要に応じて熱処理を施し、ついで工場の最終段
階、または据付け現地等において中空ボルト7お
よびナツト8を組込み、ついで現地において支持
体5に組付け、前記ナツトおよび支持体間に隙間
が生じ、あるいは荷重体1の据付け位置に誤差が
起きた場合には、前記ナツトを回転して調整を行
なうものである。
したがつて、この考案によれば、管または棒状
の直接にねじ加工を施工し難い荷重体1と支持体
5間にねじ加工を施した中空ボルト7などの中間
媒体を設けて調整機能を保持させてあり、また荷
重体1に働く力を軽減するために、スリーブ3の
ようにほぼ剪断力だけが発生する構造を採つてお
り、かつ前記ねじ加工を施した中空ボルトなどの
中間媒体とスリーブを切離すことで荷重体との溶
接部の熱処理を条件の整つた工場等での施工を可
能にしているので、荷重体1からスリーブ3へ、
つぎに中空ボルト7に、ついでナツト8を経て支
持体に伝達される荷重の前記荷重体に働く力は、
スリーブ3との溶接部に負荷される剪断力が主で
あり、曲げモーメント等による応力は極めて小さ
い上に、ナツト8による調整時に荷重が支持体5
に均一に伝達されて安定した荷重体支持が行なわ
れる。
ついで、この考案の他の実施例を示す第5図に
おいて、中空ボルト7を直接に荷重体1に溶着し
て支持体5にナツト8で緊締させたものであり、
第6aおよび6b図に示すさらに他の実施例にお
いては、荷重体1に溶着したスリーブ3の下方に
上部をスパナ等の係合自在な六角形11に形成し
た中空ボルト7を配設したもので、ナツト8によ
る寸法調整時に該六角形部を利用できるから、前
記スリーブにボルトを溶着するなどの回転阻止機
構が不要である。なお、これ等の実施例の効果は
前述実施例と全く同様である。
上述したように、この考案は、寸法調整を簡便
に行なえるとともに、荷重を荷重体から支持体に
確実に伝達でき、その荷重体に負荷される力は剪
断力が主であるので強度的に有利である上に、ス
リーブとの溶接部に生じる熱応力も従来ラグ等構
造時より格段に軽減され、さらに荷重体とスリー
ブ等の溶接が作業環境の良い場所で施工でき、か
つ必要な熱処理と同様に可能であるなど、調整費
用、工数の低減を実現できるとともに、製品の品
質の向上に大きく寄与できる。
【図面の簡単な説明】
第1,2および3図は、夫々従来の荷重体支持
構造の要部縦断側面図、第4a図は、この考案の
実施例を示す要部縦断側面図、第4b図は、前図
のA−A拡大切断面図、第5図は、この考案の他
の実施例の要部縦断側面図、第6a図は、同じく
さらに他の実施例の要部縦断側面図、第6b図
は、前図に示した実施例のスリーブ上部の六角形
部の部分平面図である。 1……荷重体、3……スリーブ、5……支持
体、7……中空ボルト、8……ナツト。なお、図
中、同一符号は同一部品あるいは相当部分を示す
ものとする。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管または棒状の荷重体に溶着されたスリーブ、
    同スリーブの下方で荷重体に嵌挿され、外面には
    ねじ部が形成された中空ボルト、同中空ボルトと
    螺合された固定用ナツト、および同固定用ナツト
    下方に配設された支持体を具えてなる荷重体支持
    構造。
JP2706783U 1983-02-28 1983-02-28 荷重体支持構造 Granted JPS59133883U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2706783U JPS59133883U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 荷重体支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2706783U JPS59133883U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 荷重体支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59133883U JPS59133883U (ja) 1984-09-07
JPH0128393Y2 true JPH0128393Y2 (ja) 1989-08-29

Family

ID=30157962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2706783U Granted JPS59133883U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 荷重体支持構造

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JP (1) JPS59133883U (ja)

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JPS59133883U (ja) 1984-09-07

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