JPH01282768A - 磁気テープ駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は磁気テープ駆動装置に関し、特に、情報処理装
置に用いられるデジタル情報を記録、再生するための磁
気テープ駆動装置に関する。

（従来技術） 従来、この種の磁気テープ駆動装置は、磁気テープが巻
れた２つのリールと、各リールにそれぞれ結合された２
つのり一ルモータと、各リールモータにそれぞれ結合さ
れかつ該リールモータの回転に応じてパルスを出力する
２つのリールタコメータと、各リールモータに所望の電
流を印加する２つのリールモータ駆動回路と、前記リー
ルタコメータからのパルス信号を人力して各リールモー
タへ印加する電流値を算出するリールモータ制御回路と
を有しており、磁気テープは一方のリールから他方のリ
ールへ直接移送されるよう構成されていた。

リールモータ制御回路は、２つのリールタコメータから
のパルス信号の一方のパルス信号に応じて、他方のパル
ス信号を計数することにより２つのリールのテープ巻半
径を演算するとともに、磁気テープの張力を予め定めら
れた一定の値とするため、前記テープ巻半径とリールモ
ータのトルク定数およびフリクショントルクより各リー
ルモータへ印加する電流値を演算する。得られた電流値
は各リールモータ駆動回路へ伝達され、各リールモータ
へ電流が印加されて磁気テープに張力が加わる。前記フ
リクショントルクは予め定められた値として算出される
。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら上述のフリクショントルクは、ばらつきが
大きくモータの製造時に一定の値となるよう管理するこ
とは困難であり、このばらつきは磁気テープの張力に対
して無視することのできない影響を与える。磁気テープ
張力が変化すると、磁気テープにデータを読み書きする
磁気ヘッドと磁気テープの接触状態が変化し、データの
読み書き時にエラーが発生する場合がある。

このように従来のリール間直接テープ移送方式による磁
気テープ駆動装置は、リールモータのフリクショントル
クのばらつきにより、磁気テープに加わる張力が変化し
、データの読み書き時にエラーが発生するという欠点が
あった。

（課題を解決するための手段） 本発明によれば、磁気テープが巻れた２つのリールと、
前記リールにそれぞれ結合され該リールを回転方向に駆
動する２つのリールモータとを備え、一方のリールから
他方のリールへ前記リールモータの駆動力のみを利用し
て直接前記Ｌｆｌ気テープを移送する磁気テープ駆動装
置において、前記リールモータに所望の電流を印加する
２つのり一ルモータ駆動回路と、前記リールモータに結
合され該リールモータの回転に応じたパルス数のパルス
を出力するり一ルタコメータと、前記リールモータ駆動
回路を制御し前記リールタコメータからパルスが発生す
るまで前記リールモータへ印加する電流を予め定められ
た時間間隔で増加させるリールモータ制御回路とを有す
る磁気テープ駆動装置が提供される。

（実施例） 次に、本発明を実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明の実施例に係る磁気テープ駆動装置のブ
ロック図である０図示のように磁気テープ１は供給リー
ル２および巻取リール３に巻き付けられてこの２つのリ
ール間を直接移送される。

供給リール２には供給リールモータ４および供給リール
タコメータ６が結合され、巻取り−ル３には巻取り一ル
モータ５および巻取リールタコメータ７が結合されてい
る。これら２つのリールタコメータはリールモータの回
転数に応じてパルス信号を出力し、これらの出力はり一
ルモータ制御回路１０へ入力される。リールモータ制御
回路ｌＯは、供給リールモータ駆動回路８および巻取り
−ルモータ駆動回路９へ各リールモータ印加用の電流値
指示信号を出力し、２つのリールモータ駆動回路８．９
はそれぞれのリールモータ４．５へ指定された電流を印
加する。

リールモータ制御回路１０は、図示されない上位装置か
らテープロード命令１１を受けると、磁気テープｌに張
力を加えデータの読み書き開始位置まで磁気テープｌを
移送する。またリールモータ制御回路１０は、磁気テー
プ１に張力を加える前に２つのリールモータのフリクシ
ョントルクを測定し、このフリクショントルクからモー
タ電流値を算出し、磁気テープ１の張力調整する。

これをさらに詳しく説明すれば、リールモータ制御回路
１０は供給リールタコメータ６および巻取リールタコメ
ータ７の出力変化を監視しながら、供給リールモータ４
および巻取リールモータ５に磁気テープ１をゆるませる
方向に電流を流す、この電流は予め定められた一定の時
間間隔で、リールタコメータの出力変化が検出されるま
で増加する。供給リールタコメータ６の出力変化が検出
されると、リールモータ制御回路１０はこの時の供給リ
ールモータ４の電流値を記憶し、供給リールモータ４の
駆動を停止する。記憶された電流値に定数を掛ければ供
給リールモータ４のフリクショントルクが得られる。巻
取リールモータ５についても同様に、巻取リールタコメ
ータ７の出力変化が検出された時のモータ電流値より、
フリクショントルクが求る。このようにしてリールモー
タ制御回路１０は、測定されたフリクショントルクより
各リールモータへ流す電流値を計算し、磁気テープ１へ
張力を加える。

（発明の効果） 以上説明したように本発明の磁気テープ駆動装置は、リ
ールモータのフリクショントルクを測定することにより
、モータのフリクショントルクのばらつきによる磁気テ
ープ張力の変動を防止することができ、磁気テープと磁
気へンドの接触状態の変化によるデータ読み書きエラー
の発生を防止できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る磁気テープ駆動装置のブ
ロック図である。 ｌ・・・磁気テープ、２・・・供給リール、３・・・巻
取リール、４・・・供給リールモータ、５・・・巻取り
一ルモータ、 ６・・・供給リールタコメータ、 ７・・・巻取り一元タコメータ、 ８・・・供給リールモータ駆動回路、 ９・・・巻取り一ルモータ駆動回路、 １０・・・リールモータ制御回路。 代理人　　弁理士　　染　川　利　吉

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気テープが巻れた２つのリールと、前記リールにそれ
   ぞれ結合され該リールを回転方向に駆動する２つのリー
   ルモータとを備え、一方のリールから他方のリールへ前
   記リールモータの駆動力のみを利用して直接前記磁気テ
   ープを移送する磁気テープ駆動装置において、前記リー
   ルモータに所望の電流を印加する２つのリールモータ駆
   動回路と、前記リールモータに結合され該リールモータ
   の回転に応じたパルス数のパルスを出力するリールタコ
   メータと、前記リールモータ駆動回路を制御し前記リー
   ルタコメータからパルスが発生するまで前記リールモー
   タへ印加する電流を予め定められた時間間隔で増加させ
   るリールモータ制御回路とを有することを特徴とする磁
   気テープ駆動装置。