JPH02257455A - 磁気テープ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気テープ装置に関し、特に情報処理装置とし
て用いられるデジタル情報を記録及び再生する磁気テー
プ装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の磁気テープ装置は、磁気テープを繰比す
繰出しリールと、磁気テープを巻取る巻取リリールと、
各リールを駆動するり一ルモータと、これらのリールモ
ータを駆動するリールモータ駆動回路と、磁気テープの
張力を検出する張力センサと、張力センサの出力信号を
監視しこの出力信号の値が規定の範囲内にないときは張
力異常検出信号を出力する張力異常検出回路と、繰出し
及び巻取りリールモータ駆動回路を制御する制御回路と
を有していた。

制御回路は繰出し及び巻取りリールモータ駆動回路に信
号を送出して各リールモータに所望の電流を供給し、こ
れにより各リールが駆動されて磁気テープが走行する。

磁気テープは定められた範囲内の一定の張力を保ってい
なければならない。なぜなら磁気テープの張力が規定の
範囲を超えると、データの読出し又は書込みが不安定と
なったり、リールに巻かれた磁気テープが層間でスリッ
プし磁気テープを損傷することがあるからである。

従って、制御回路は前述の張力異常検出回路の出力信号
を監視して、張力異常発生時は磁気テープの走行を停止
する機能を有している。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の磁気テープ装置は、張力異常検出回路の
出力信号を制御回路が監視しているが、張力センサや張
力異常検出回路の障害により張力異常の検出ができない
状態となっていても、このような状態を検知することが
できない。

従って、張力異常の発生を制御回路が認識できずに異常
な張力で磁気テープを走行させ、データの読出し又は書
込みエラーや磁気テープの損傷が発生することがあると
いう欠点があった。

本発明の目的は前記課題を解決した磁気テープ装置を提
供することにある。

〔課題を解決するための手段〕 前記目的を達成するため、本発明は繰出しリールと巻取
リリールの間で磁気テープを直接走行させ、前記リール
のそれぞれの駆動モータを制御して前記磁気テープの張
力を制御する形式の磁気テープ装置において、前記磁気
テープの張力に比例した信号を出力する張力センサと、
前記張力センサの出力信号が基準範囲内にないときに張
力異常信号を出力する張力異常検出回路と、前記リール
駆動モータに供給する電流及び前記張力異常検出回路の
基準値を増減させ、そのときの前記異常検出回路の出力
を判定する制御回路とを有するものである。

〔実施例〕

次に１本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。

図において、繰出しリール１は繰出しリールモータ２に
取付けられる。このモータ２は繰出しリール駆動回路３
によって駆動される。

巻取リリール４は巻取りリールモータ５に取付けられる
。このモータ５はモータ２と同様に巻取りリール駆動回
路６によって駆動される。

繰出しリール１と巻取リリール４には磁気テープ７が巻
き付けられており、磁気テープ７は繰出しリール１及び
巻取リリール４間を走行する。磁気テープ７は図示され
ない磁気ヘッドにより読み書きされる。

張力センサ８は磁気テープ７の張力を検出して、磁気テ
ープ、７の張力に比例したアナログ信号を出力する。こ
の信号は張力異常検出回路９に入力され２つの基準値と
比較される。張力センサ８の出力信号が低い方の基準値
より高く、高い方の基準値より低ければ張力は正常であ
り、そうでない場合は張力異常である。

張力異常と判定された場合、張力異常検出回路９は張力
異常検出信号を制御回路１０へ送出する。

制御回路ｌＯは繰出しリール駆動回路３と巻取りリール
駆動回路６へ信号を送出して、各リールモータへ所望の
電流を供給させ、磁気テープ７の走行を制御する。

また、制御回路１０は張力異常検出回路９へ信号を送出
して、張力異常検出回路９の有する２つの基準値をそれ
ぞれ切り換える。これらの２組の基準値の一方は通常の
テープ走行時に使用され、他方は張力センサ等の診断時
に用いられる０診断時に用いられる基準値は通常時に用
いられる基準値より張力異常の検出限度がせまくなるよ
うに設定されている。

次にこの実施例の動作を説明する。

制御回路ｌＯは磁気テープ７を走行させる前に各リール
駆動回路に信号を送出して各リールモータを駆動し、磁
気テープ７に規定の張力を加える。

その後、制御回路１０は張力異常検出回路９へ信号を送
出して内部の基準値を診断用の基準値に切り換える。ま
た、制御回路１０は各リール駆動回路に信号を送出して
、磁気テープ７の張力を規定値により若干高くする。こ
の張力は診断用に設定されている張力異常検出回路９が
張力異常を検出するのに十分な値であり、制御回路ｌＯ
は張力異常検出信号の有無によって張力センサ８や張力
異常検出回路９の異常の有無を確認する。

次に制御回路１０は前述と同様な方法で、磁気テープ７
の張力を規定値により若干低めにして張力異常検出信号
の有無を調べ、張力センサ８等の異常の有無を確認する
。

上述の診断により異常が検出されなかった場合、制御回
路１０は張力異常検出回路９の基準値を通常のテープ走
行用に切り換え、規定の張力で磁気テープ７の走行を開
始する。

異常が検出された場合、制御回路１０は図示されない上
位装置に異常検出を報告する等の処置を行う。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、張力異常検出の基準値を
診断用の値とし、かつ磁気テープの張力を増減させて張
力異常検出状態を作り出すことにより、張力センサや張
力異常検出回路の診断が実行できる。

従って、張力センサ等の異常によって磁気テープの張力
異常を見逃すことがなく、データの読み書きエラーの発
生を防止できるとともに、磁気テープの損傷を防止でき
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。 １・・・繰出しリール　　　２・・・繰出しリールモー
タ３・・・繰出しリール駆動回路　４・・・巻取リリー
ル５・・・巻取りリールモータ ６・・・巻取リ−ル駆動回路　７・・・磁気テープ８・
・・張力センサ　　　　９・・・張力異常検出回路１０
・・・制御回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）繰出しリールと巻取りリールの間で磁気テープを
   直接走行させ、前記リールのそれぞれの駆動モータを制
   御して前記磁気テープの張力を制御する形式の磁気テー
   プ装置において、前記磁気テープの張力に比例した信号
   を出力する張力センサと、前記張力センサの出力信号が
   基準範囲内にないときに張力異常信号を出力する張力異
   常検出回路と、前記リール駆動モータに供給する電流及
   び前記張力異常検出回路の基準値を増減させ、そのとき
   の前記異常検出回路の出力を判定する制御回路とを有す
   ることを特徴とする磁気テープ装置。