JPS62204461A - 磁気テ−プ装置の磁気テ−プロ−ド方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔目　次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする問題点 問題点を解決するための手段（第１図）作用 実施例 （α）　一実施例磁気テープ装置の説明（第２図）（ｈ
）一実施例ロード方法の説明（第３図）（Ｃ）他の実施
例の説明 発明の効果 〔概要〕 磁気テープカートリッジの磁気テープを磁気ヘッドにロ
ードする磁気テープロード方法において、当該ロード時
に磁気テープのテンションが正常でない時には、磁気テ
ープの巻き直し動作を行なうことによって、磁気テープ
の巻きゆるみによるロードエラーを救済するようにした
ものである。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、磁気テープカートリッジを用い、磁気テープ
を磁気ヘッドにロードした後、記録／再生を行なう磁気
テープ装置において、磁気ヘッドへロード時の磁気テー
プの巻きゆるみによるロードエラーを救済しつる磁気テ
ープロード方法に関する。

ＶＴＲカートリッジ等の磁気テープカートリッジを用い
た磁気テープ装置は、大容量記憶装置やバックアップ用
記憶装置に広く利用されている。

このような磁気テープ装置においては、テープ走行機構
にロードされた磁気テープカートリッジから磁気テープ
をテープロード機構が引き出し、磁気ヘッドに磁気テー
プをロードして走行パスを形成することによって、磁気
ヘッドに磁気テープを接触させた磁気テープの走行が可
能となり、従って、磁気ヘッドによる磁気テープへのデ
ータの書込み／読取りを行なうことができる。

〔従来の技術〕

例えば、ＶＴＲカートリッジを磁気テープカートリッジ
として用いた磁気テープ装置においては、第４図（イ）
に示す如く、磁気テープカートリッジ（以下カートリッ
ジと称す）１は、ファイルリール１０とマシンリール１
１との間に磁気テープ１２が設けられ、且つファイルリ
ール１０側に巻き取られた状態で保管される。

一方、磁気テープ装置は、カートリッジ１の両リール１
０，１１と係合するリールハブ２０．２１を有するテー
プ走行機構と、カートリッジ１から磁気テープ１２を引
き出すアーム３０．３１を有するテープロード機構と、
磁気ヘッド４及びテープガイド４α、４４とを備えてい
る。

このような磁気テープ装置に第４図（６）の矢印方向か
らカートリッジ１が走行機構にロードされると、アーム
３０．３１がアームガイド３２　、３３に沿って回転移
動し、これによって第４図０に示す如く、カートリッジ
１から磁気テープ１２が引き出され、カートリッジ１の
ファイルリール１０からアーム３１、テープガイド４α
、磁気ヘッド４、テープガイド４ｂ、アーム３０を経て
マシンリール１１へ到るテープ走行パスが形成され、磁
気テープ１２を磁気ヘッド４に接触させるテープロード
動作が行なわれる。

このテープロード動作後のテープ走行は走行機構によっ
てリールハブ２０．２１を回転させることによってカー
トリッジ１のリール１０．１１を回転して行なうことか
ら、走行パスにおけるテープテンションが一定であるこ
とが磁気ヘッド４による磁気テープ１２への書込み／読
取りを行なうために必要となる。

このため、前述のテープロード後に、アーム３１のテン
ションアーム３１Ａの回転角を検出するテンション検出
機構３４によって磁気テープ１２のテンションがある一
定範囲内にあることを検出し、これによってテープロー
ド完了としていた。

しかしながら、磁気テープ１２に巻きゆるみが有ると、
前述のテープロード動作によって磁気テープ１２が繰り
出され、テンション検出機構３４によって、テンション
が異常（一定範囲内にない）と検出される事態が生じて
いた。

このようなテンション異常が生じると、従来はアーム３
０．３１を第４図囚に復帰させ、リールハブ２０．２１
をテンション付与方向に回転させ、磁気テープ１２にテ
ンションを付与した後、前述′のテープロード動作を再
度行っていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このようなテープロードのりトライを行
っても、磁気テープ１２がマシンリール１０に全体的に
ゆるく巻き取られている場合や内部に巻きゆるみが生じ
ている場合には、再度のテープロード動作によっても、
走行パス上の磁気テープ１２のテンションが正常のもの
とはならず、従って、係るカートリッジ１の磁気テープ
１２のロード動作が完了できないという問題があった。

本発明は、磁気テープの巻きゆるみがあってもテープロ
ード動作を完了でき、走行パスのテンションを一定とす
ることのできる磁気テープ装置の磁気テープロード方法
を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の原理説明図である。

図中、第４図で示したものと同一のものは同一の記号で
示しである。

本発明では、前述の第４図のテープロード動作後に、テ
ープテンション検出機構３４がテンション異常を検出し
た場合には、磁気テープ１２の巻き直し動作を行なうも
のである。

即ち、第１図（５）に示す如く、磁気テープ１２を順方
向に送って、ファイルリール１０からマシンリール１１
へ磁気テープ１２を巻取る。次に第１図０に示す如く、
磁気テープ１２を逆方向に送つてマシンリール１１から
ファイルリール１０へ磁気テープ１２を巻取るものであ
る。

〔作用〕

本発明では、テープロード動作後テープテンションが正
常でない場合には、磁気テープの巻き直しを行っている
ので、磁気テープの巻きゆるみを除去することができ、
これによって磁気テープの巻きゆるみによるテープロー
ド動作が完了できなくなることを防止することができる
。

〔実施例〕

（α）一実施例磁気テープ装置の説明 第２図は本発明の一実施例磁気テープ装置の構成図であ
る。

図中、第１図及び第４図で示したものと同一のものは同
一の記号で示してあり、２２．２３は各々ＩＪ　−ルモ
ータであり、各々リールハブ２０．２１を回転させるも
の、２４．２５はエンコーダであり、各々リールモータ
２２．２３の回転によって位置パルスＦＰ、ＭＰを発生
するもの、３０α、３１αはテープガイドであり、各々
アーム３０．テンションアーム３１ｈの先端に磁気テー
プ１２をガイドするために設けられるもの、３５はテン
ション検出用遮へい板であり、後述するテンションアラ
ーム機構によるテンションアラームの検出のためアーム
３１１ｐに設けられるもの、３６．３７は各々アームモ
ータであり、アーム３０．３１の開閉のため、アーム３
０．３１を回転駆動するもの、５０は発光部であり、Ｂ
ＯＴ　（テープ始端）検出及びＥＯＴ（テープ終端）検
出のためのもの、５１はＢ　Ｏ’１’センサであり、磁
気テープ１２の始端に設けられた透明部を発光部５０の
光の透過によって検出するもの、５２はＥＯＴセンサで
あり、磁気テープ１２の終端に設けられた透明部を発光
部５０の光の透過によって検出するものである。

６０は制御回路であり１．エンコーダ２４．２５の位置
パルスＦＰ、ＭＰによってリールモータ２２．２３の動
作を監視し、テンション検出機構３４の検出テンション
ＴＳ及び後述するテンションアラーム機構の出力ＴＡＬ
によって走行パスのテンション状態を検出し、ＢＯＴセ
ンサ５１及びＢＯＴセンサ５２の出力によって磁気テー
プ１２の走行位置を監視するとともに、アーム開／閉指
令ＡＤＳ及びリール駆動指令を発するもの、６１゜６２
は各々アーム駆動回路であり、各々アームモータ３６．
３７を制御回路６０の開／閉指令ＡＤＳに応じて回転駆
動するもの、６３はリールモータ制御回路であり、制御
回路６０からの駆動指令に応じてリールモータ２２．２
３を回転駆動するものである。

７０．７１はテンションアラーム機構を構成する受光部
と発光部であり、アーム３１の検出用遮へい板３５を検
出するものである。

にテンション検出機構３４が設けられるとともに、正常
テンションの範囲では遮へい板３５によって発光部７１
と受光部７０間が遮へいされ、正常テンション範囲外で
は発光部７１と受光部７０間から遮へい板３５が外れる
ことによってテンションアラームＴＡＬを発生するテン
ションアラーム機構が設けられている。

（ｂ）一実施例ロード方法の説明 第３図は本発明の一実施例ロード方法の説明図であり、
制御回路６０の内部処理フローを示している。

■　カートリッジ１が投入されると、図示しないカート
リッジロード機構によって、カートリッジ１のリール１
０．１１を走行機構のリールハブ２０．２１にロードす
る。

次に、図示しないリールロック機構によってリールハブ
２０．２１を開いて、リール１０．１１とのガタをなく
して係合せしめ、リール１０．１１をロックする。

■　このようにしてカートリッジ１が正常に走行機構に
ロードされると、制御回路６０は、アーム駆動回路６１
．６２にアーム開指令ＡＤＳを送り、アームモータ３６
．３７を回転させ、アーム３０．３１を開かしめ、磁気
テープ１２をカートリッジ１から引き出し、磁気テープ
１２を磁気ヘッド４に接触させる走行パスを形成する。

更に、制御回路６０は、リールモータ制御回路６３に逆
方向駆動指令を与え、リールモータ２２゜２３を逆方向
駆動し、磁気テープ１２を逆方向走行させる。そして制
御回路６０は、ＢＯＴセンサ５１が磁気テープ１２の始
端の透明部を検出し、ＢＯＴ信号を発するとリールモー
タ制御回路６３の逆方向駆動を停止し、これによって磁
気テープ１２のＢＯＴ位置付けを行なう。

■　次に、制御回路６０は、テンション検出機構３４及
びテンションアラーム機構７０．７１の出力ＴＳ、ＴＡ
Ｌを調ベテープテンションが正常かどうかを調べる。

テープテンションが正常ならロード動作を終了する。

■　一方、テープテンションが正常でない時には、ロー
ドリトライを実行する。即ち、制御回路６０は、アーム
駆動回路６１．６２にアーム閉指令ＡＤ８を送り、アー
ムモータ３６．３７を回転させ、アーム３０．３１を閉
じる。更に制御回路６０はリールモータ制御回路６３に
テンション付与指令を与え、リールモータ２２．２３を
互いに逆方向に回転させ、磁気テープ１２をリール１０
゜１１間で引っ張らせ、磁気テープ１２にテンションを
付与する。

■　次に制御回路６０は、ステップ■、■、■を３回行
ったかを調べ、３回以内なら、ステップ■に戻り、テー
プロードリトライを行なわしめる。

■　一方、制御同勢６０はテープロード動作を３回行っ
たと判断すると、テープロード動作を３回行っても磁気
テープ１２のテンションが一定とならず、磁気テープ１
２に巻きゆるみが生じていると判定し、巻き直しルーチ
ンを実行する。

即ち、制御回路６０は、アーム駆動回路６１゜６２にア
ーム開指令ＡＤＳを送り、アームモータ３６．３７を回
転させ、アーム３０．３１を開いて、ステップ■と同様
走行パスを形成する。

次に、制御回路６０は、リールモータ制御回路６３に低
加速度の巻取り指令を与える。

これによってリールモータ２２．２３は順方向に回転し
、磁気テープ１２を第１図（５）の如く順方向に走行さ
せる。

制御回路６０はＥＯＴセンサ５２の出力ＥＯＴを監視し
、ＥＯＴセンサ５２が磁気テープ１２の終端の透明部を
検出し、ＥＯＴ信号を発すると、リールモータ制御回路
６３の巻取り駆動を停止せしめる。

■　次に、制御回路６０はリワインド動作を行なわすべ
く、リールモータ制御回路６３にリワインド指令を与え
、リールモータ２２．２３を第１図（ハ）の如く逆方向
に回転せしめ、磁気テープ１２を逆方向に走行させる。

制御回路６０はＢＯＴセンサ５１の出力ＢＯＴを監視し
、ＢＯＴセンサ５１が磁気テープ１２の始端の透明部を
検出し、ＢＯＴ信号を発すると、リールモータ制御回路
６３のリワインド駆動を停止する。

■　このようにして磁気テープ１２の巻き直しの完了後
、制御回路６０は、テンション検出機構３４及びテンシ
ョンアラーム機構７０．７１の出力ＴＳ、ＴＡＬを調ベ
テープテンションが正常かどうかを調べる。

テープテンションが正常ならロード動作を終了する。

■　逆に係る巻き直しによっても、テープテンションが
正常でないと判定すると、テープ切れ等の劣、化のある
カートリッジの可能性があるため、カートリッジ１を返
却して、エラー処理する。

即ち、制御回路６０は、アーム駆動回路６１゜６２にア
ーム閉指令ＡＤＳを送り、アームモータ３６．３７を回
転させ、アーム３０．３１を閉じ、次にリールロック機
構をアンロック（解除）する。

更に、図示しないカートリッジロード機構によってカー
トリッジ１をアンロードして返却する。

最後に、制御回路６０は、カートリッジの取扱いができ
ない旨及びその理由を上位装置に報告し、終了する。

このようにして、この実施例においては、予定回数（例
えば３回）だけテープロードＩＪ　トライを行ない、テ
ープ始端近傍のみの巻きゆるみをこのテープロードリト
ライによって救済し、これによってテープロード時に所
定のテンションが得られない場合には、カートリッジ１
の巻き直し動作を行なう。この巻き直し動作は、ステッ
プ■で説明した如く通常の走行加速度より低い低加速度
によって行なうから、マシンリール１１側にしっかりと
巻き取られ、従ってファイルリール１０へのリワインド
による巻き直し時のゆるみを防ぐことができ、ゆるみの
ない巻き直しが実現できる。

又、テンション検出をテンション検出機構３４とテンシ
ョンアラーム機構７０．７１の２重チェックで行なって
いるから、一方が故障しても確実にテンション異常を検
出することができる。

（Ｃ）他の実施例の説明 上述の実施例では、テンション検出のためテンション検
出機構３４とテンションアラーム機構７０．７１の両方
を設けているが、いずれか一方でもよく、又両方膜けて
、いずれか一方の出力を利用するようにしてもよい。

又、アーム３０．３１を開いてテープにテンションを付
与した状態で、巻き直しを行っているが、アーム３０．
３１を閉じた状態で巻き直しを行ってもよい。更に、テ
ープロードリトライを行なわず、テンション異常検出に
よって直ちに巻き直しを行ってもよい。

以上本発明を実施例により説明したが、本発明は本発明
の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明からこれ
らを排除するものではない。

〔発明の効果〕

以上説明した様に、本発明によれば、テープロード時の
テンション貫常伏態において、テープの巻き直しを行っ
ているので、巻きゆるみによるテープロード時のテンシ
ョン異常が発生することを防止することができるという
効果を奏し、テープロード動作が巻きゆるみによって完
了できなくなる事態を防ぎ、巻きゆるみによるロードエ
ラーを防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理説明図、 第２図は本発明の一実施例磁気テープ装置の構成図、 第３図は本発明の一実施例ロード方法の説明図、第４図
は従来技術の説明図である。 図中、１・・・カートリッジ、 ４・・・磁気ヘッド、 １２・・・磁気テープ、 ２２．２３・・・リールモータ（走行機構）、３０．３
１・・・アーム（ロード機構）、３４°・・テンション
検出機構。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気テープカートリッジの磁気テープを走行させる走行
   機構と、 該磁気テープカートリッジの磁気テープを磁気ヘッドに
   ロードして走行パスを形成するテープロード機構と、 該走行パスを形成した磁気テープのテンションを検出す
   るテンション検出機構とを有する磁気テープ装置におい
   て、 該テープロード機構によって該磁気テープカートリッジ
   の磁気テープを磁気ヘッドにロードした後、 該磁気テープのテンションを該テンション検出機構によ
   って検出し、該検出テンションが正常でない時は、該走
   行機構によって該磁気テープカートリッジの磁気テープ
   の巻き直し動作を行なうことを特徴とする磁気テープ装
   置の磁気テープロード方法。