JPH01282236A - フッ素樹脂塗料組成物及びその塗装物 - Google Patents

フッ素樹脂塗料組成物及びその塗装物

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JPH01282236A
JPH01282236A JP11149388A JP11149388A JPH01282236A JP H01282236 A JPH01282236 A JP H01282236A JP 11149388 A JP11149388 A JP 11149388A JP 11149388 A JP11149388 A JP 11149388A JP H01282236 A JPH01282236 A JP H01282236A
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JP
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group
polymer
fluororesin coating
fluororesin
coating composition
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JP11149388A
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Toru Kitamura
透 北村
Seiichi Takahashi
誠一 高橋
Koji Matsuo
弘司 松尾
Hajime Kumada
熊田 肇
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、フッ素樹脂塗料組成物に係り、湿気硬化性を
有するフッ素樹脂塗料組成物に関する。
従来の技術 建築物外装用塗料、外装用金属板生材には優れた耐候性
が要求され、これら塗料を塗布された例えば壁材、屋根
材等はその耐用年限を長くすることが行われてきている
。このような塗料としてフッ素樹脂を含有するフッ素樹
脂塗料が用いられている。
このフッ素樹脂塗料に使用されるフッ素樹脂は、有機溶
剤に容易に溶解し、常温で連続した塗膜を形成するもの
で、具体的にはテトラフルオロエチレンーフフ化ビニリ
デン共重合体、ヘキサフルオロプロピレン−フッ化ビニ
リデン共重合体、テトラフルオロエチレン−フッ化ビニ
リデン−へキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビ
ニリデン単独重合体、クロロトリフルオロエチレン単独
重合体、クロロトリフルオロエチレン−シクロアルキル
ビニエーテル−アルキルビニルエーテル共重合体等が知
られている。これらのフッ素樹脂は顔料、添加剤、溶剤
等と混合されて塗料とされるが、この際通常は顔料の分
散性や基材に対する密着性を補うため、アクリル樹脂が
併用される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このようなフッ素樹脂にアクリル樹脂を
併用した従来のフッ素樹脂塗料は、その塗膜が非架橋タ
イプであるため、耐溶剤性や耐水性が劣り、また、塗膜
の硬度が低いことに起因する耐傷付性や耐汚染性の不足
も目立ち、加えて金属板等の基材に対する密着性も十分
とは言えない、特に近年塗装金属板も一般建材に用いら
れるだけでなく、内装建材、弱電機器用材、厨房機器用
材、オーディオ機器用材等に用途が拡大され、耐候性等
の外装建材に求められる耐久性のみでなく、耐水性、耐
溶剤性、耐汚染性、加工部に微小亀裂が入らないこと、
表面に傷がつきにくいこと等が求められてきており、上
記した従来のフッ素樹脂塗料ではこれら要求に十分に応
えられなくなっている。これらの内、耐溶剤性について
は、建築塗装において塗装は、均一な塗面にしかつ厚膜
にするため、通常1回だけでなく、数回繰り返されるの
で、下側の塗膜がその上に塗られる塗料の溶剤に侵され
、塗膜の剥離や縮みが生じることからこれらを防止する
ため必要である。また、塗装仕上がり時に最終工程とし
て塗料の細かい飛沫を溶剤で拭き取ることも良く行われ
、このときも塗膜の耐溶剤性が必要である。さらには常
時機械油が付着する機械類や、アルコール、食用油に曝
される厨房機器類に対する塗膜には、これらに耐える高
い耐溶剤性が求められる。
本発明が解決しようとする課題は、従来の非架橋型フッ
素樹脂塗膜に欠けていた耐溶剤性、耐水性、硬度を改良
し、併せて基材に対する密着性も向上させ、全般的なフ
ッ素樹脂塗膜の耐久性をさらに一段と高めることができ
るフッ素樹脂塗料組成物及びその塗装物を提供するもの
である。
課題を解決するための手段 本発明は、上記課題を解決するために、フルオロオレフ
ィン系重合体と、水酸基含有アクリル系重合体と、イソ
シアネートアルキルアルコキシシランとを含有すること
を特徴とするフッ素樹脂塗料組成物及びその塗装物を提
供するものである。
この際フルオロオレフィン系重合体、水酸基含有アクリ
ル系重合体、イソシアネートアルキルアルコキシシラン
には好ましい範囲があり、後述する。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明で用いられるフルオロオレフィン重合体は、フッ
化ビニル、フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン、
テトラフルオロエチレン、ブロモトリフルオロエチレン
、クロロトリフルオロエチレン、ペンタフルオロプロピ
レン、ヘキサフルオロプロピレン、フルオロアルキルト
リフルオロビニルエーテル及びパーフルオロアルキルト
リフルオロビニルエーテル(但し、フルオロアルキルト
1ノフルオロヒニルエーテル及びパーフルオロアルキル
トリフルオロビニルエーテルのアルキル基は炭素数1〜
18)の群から選ばれた少なくとも1種を重合成分に有
する重合体であるが、他のモノマーも共重合させること
ができ、この場合フルオロオレフィンモノマーの使用量
は全七ツマ−の20〜100 @量%、好ましくは40
〜100重量%である。20重量%より少ないと、フッ
素樹脂の各種耐久性の良い性質が顕著に現れないことが
ある。
上記共重合できるモノマーとしては、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ピバリン酸ビニル、カプ
リン酸ビニル、ラウリル酸ビニル或いはパーサティック
酸ビニルの如き直鎖状あるいは分岐状の脂肪族カルボン
酸のビニルエステル;シクロヘキサンカルボン酸ビニル
エステルの如き脂環式カルボン酸ビニルエステル;安息
香酸ビニルエステル、p−tブチル安息香酸ビニルエス
テルあるいはサリチル酸ビニルエスルの如き芳香族カル
ボン酸ビニルエステル;メチルビニルエーテル、エチル
ビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、n−ブチル
ビニルエーテル、i−ブチルビニルエーテル、t−ブチ
ルビニルエーテルあるいはシクロへキシルビニルエーテ
ルの如きiil状あるいは分岐状の脂肪族あるいは脂環
式ビニルエーテル;エチレン、プロピレン、ブテン−あ
るいはヘキセン−1の如きα−オレフィン類;塩化ビニ
ル或いは塩化ヒニデンの如き前記フルオロオレフィンモ
ノマー以外のハロゲン化オレフィン類;メチル(メタ)
アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(
メタ)アクリレートあるいはシクロヘキシル(メタ)ア
クリレートの如き(メタ)アクリル酸エステル類がある
フルオロオレフィン系重合体の重合方法としては、塊状
重合、溶液重合、乳化重合等の公知の方法が使用でき、
回分式、半連続式あるいは連続式の操作で重合させれば
良い。このようにして得られるフルオロオレフィン系重
合体の数平均分子量(Mn)としては重合体の成膜性及
び溶剤可溶性の点から1,000〜300,000、好
ましくは5,000〜200゜000であるがこれらに
限らない。
本発明で用いる水酸基含有アクリル系重合体は、水酸基
を含有するアクリルポリオールであり、例えば酢酸ビニ
ル、アクリル系モノマーその他の七ツマ−の重合体の部
分ケン化物でも良いが、水酸基含有モノマーを重合成分
に有しても良く、これには2−ヒドロキシエチル(メタ
)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アク
リレート、3−ヒドロキシブロビル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−
ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキ
シブチル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、ジー2−ヒドロ
キシルエチルフマレートあるいはモノ−2−ヒドロキシ
エチルモツプチルフマレート;ポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレートあるいはポリプロピレングリ
コールモノ(メタ)アクリレートの如き(メタ)アクリ
ル酸と多価アルコールとのエステル;これらヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリル酸エステルとε−カプロラク
トンとの付加物; 「プラクセルFMあるいはFA七ツ
マ−」(ダイセル化学l@製品)の如きα、β−エチレ
ン性不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキルエステル類
; ヒドロキシエチルビニルエーテル、ヒドロキシプロ
ピルビニルエーテルあるいはヒドロキシブチルビニルエ
ーテルの如きヒドロキシアルキルビニルエーテルが挙げ
られる。これらのうちの1種以上を重合体成分に含み、
かつアクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エステル
あるいは(メタ)アクリルニトリルのアクリル系モノマ
ーに由来する繰り返し単位を必須の構成成分として含む
重合体が本発明にいう水酸基含有アクリル重合体として
挙げられる。アクリル系モノマーの具体例としては、メ
チル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)ア
クリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート
、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メ
タ)アクリレート、(メタ)アクリルニトリル等が挙げ
られる。
このような水酸基含有上ツマ−とアクリル系モノマーの
共重合で重合体を調製するときには、他の共重合可能な
エチレン性不飽和モノマーを用いることもできる。例え
ば反応性の官能基を有しないビニエーテル類、ビニルエ
ステルW4、芳香族ビニル七ツマー類に加えて反応性の
官能基、例えばグリシジル基、アミノ基、カルボキシル
基あるいはリン酸基を有するものも適宜使用される。
水酸基含有上ツマ−は得られる共重合体に架橋点として
の機能を付与するために使用されるもので、樹脂固形分
換算の水酸基価が7〜90、好ましくは20〜80であ
る。水酸基価が7以下では十分な架橋点が得られないし
、90を超えるとフルオロオレフィン系重合体との相溶
性が低下し、また架橋点が多くなりすぎて硬化時の歪応
力が大きくなることがある。
本発明で用いるアクリルポリオールの製造方法は、特に
限定されないが、通常、フルオロオレフィン系重合体の
調製と同様に七ツマ−の存在下にラジカル重合開始剤を
添加して公知の方法により行う。得られるアクリルポリ
オールの数平均分子量は重合体の成膜性及び溶剤可溶性
の点から、1.000〜300.000が好ましく、特
に好ましくは3.000〜ioo、oooである。
本発明で用いるフルオロオレフィン系重合体とアクリル
ポリオールの使用割合は、重量比で20/80〜90/
10が好ましく、特に耐候性等のフルオロオレフィン系
重合体が本来有する特性を低下させることなしに密着性
、耐溶剤性及び耐水性の向上がみられる点からは40/
60〜70/30が好ましい。
本発明で用いるイソシアネートアルキルアルコキシシラ
ンは1分子中にイソシアネート基と、トリメトキシシリ
ル基あるいはトリエトキシシリル基をもつ分子量450
までの化合物で、具体的にはrKBM 9007(分子
量205)あるいはKBE 9007(分子量247)
J(信越化学■製)、rSS 1510(分子量247
)J (トーレシリコーン@製)等が挙げられるが、こ
れらに限らずヒドロキシアルキルトリアルコキシシラン
にジイソシアネート化合物を付加することによっても得
られる。
このイソシアネートアルキルアルコキシシランの添加量
は、アクリルポリオールの水酸基化により決められるが
、アクリルポリオール固形分の4〜20重量%が最も好
ましい。これより少ないと次に述べる硬化反応が不十分
となり、これより多すぎると硬化反応が過度になること
がある。
本発明のフッ素樹脂塗料の塗膜は、アクリルポリオール
の水酸基とイソシアネートアルキルアルコキシシラン中
のイソシアネート基とのウレタン反応と、イソシアネー
トアルキルアルコキシシラン中のアルコキシシリル基の
縮合が進行することにより硬化するが、これらの反応は
湿気により進み、この湿気は空気中の湿分ても良い。
上記硬化反応を促進する触媒が必要に応じて加えられる
。アクリルポリオール成分中にアミン基、リン酸基、カ
ルボキシル基の如き触媒成分となりべき官能基が存在す
る場合には触媒を添加しなくても硬化反応が進行し、耐
水性、耐溶剤性に優れた硬化塗膜が得られる。しかし、
アクリルポリオール中にこのような基が存在しない場合
には触媒を用いることが好ましい。
このような触媒としては、ブチルアミン、ジブチルアミ
ン、ヘキシルアミン、t−ブチルアミン、エチレンジア
ミンの如き塩基性化合物;テトラプロピルチタネート、
テトラブチルチタネート、オクチル酸錫、オクチル酸鉛
、オクチル酸コバルト、オクチル酸亜鉛、ナフテン酸コ
バルト、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオクテ
ート、ジブチル錫ジラウレートの如き有機金属化合物;
p−トルエンスルホン酸、トリクロル酢酸、リン酸、モ
ノアルキルリン酸の如き酸性化合物等が挙げられるが、
特にジブチル錫ジアセテート、ジプチル錫ジオクテート
、ジブチル錫ジラウレートの如き錫化合物が挙げられ、
これらは1種又は2種以上用いられる。この触媒の使用
量は、アクリルポリオール100重量部に対して通常1
0重量部以下が好ましく、特に好ましくは0,01〜5
重量部である。
本発明におけるフッ素樹脂塗料組成物は、フルオロオレ
フィン重合体とアクリルポリオール及びイソシアネート
アルキルアルコキシシランの3成分を必須成分とするが
、必要に応じて公知の有機系、無機系あるいは金冗粉の
顔料を添加することができる。また、紫外線吸収剤、酸
化防止剤等の各種添加m1を併用することもできる。
本発明のフッ素樹脂塗料組成物を製造するには、例えば
ガラスピーズミル、ホモデイスパー等の分散混合機で必
要成分を有機溶剤中に分散あるいは熔解させれば良い。
不揮発分濃度としては10〜80重量%が好ましく、特
に好ましくは20〜60重9%である。
本発明に用いる塗料は、スプレー塗装、刷毛塗り、ロー
ルコータ−などの方法により塗布され、室温で18〜7
日間程度放置して硬化させるか、あるいは60〜100
℃で1分〜40分間焼付けて硬化塗膜を形成させること
ができる。
本発明のフッ素樹脂塗料組成物は、建物、瓦あるいはカ
ーテンオーウオールの如き外装用塗料や車両用、セラミ
ック製品の表面保護塗料、内装材、厨房用材等に使用す
ることができ、これらに対して廃れた耐候性、耐光性、
耐溶剤性、耐加工性、表面硬度を与えることができる。
実施例 次に本発明の詳細な説明するが、本発明はこれらに限定
されるものではない。なお、実施例中、「部」は重量部
を示す。
実施例1 (フルオロオレフィン系重合体の調製)内容積がloo
omj!のステンレス製の耐圧管にメチルイソブチルケ
トン350g5t−プチルパーオキシピハレート4.2
g 、エチルビニルエーテル42g1ベオバー9(オラ
ンダ国シェル社製炭素数8の分岐した脂肪族カルボン酸
のビニルエステル)を180g仕込み、ドライアイス/
メタノール浴で一70℃に冷却し、窒素ガスを吹き込ん
で耐圧管内の空気を置換した。
次いで液化採取したクロロトリフルオロエチレン198
gを仕込んで密封した。
この後に耐圧管を60°Cに加熱された回転式恒温水槽
に入れて16時間反応を行ってから開封して共重合体の
溶液を得た。この溶液の不揮発分53%、数平均分子量
22,000であった。以)この重合体溶液をA−1と
する。
(アクリルポリオールの調製) 攪拌装置、温度針、還流冷却器、窒素ガス導入管を備え
た四つロフラスコにトルエン300部、酢酸ブチル50
0部を仕込み、115℃に昇温し、115℃でメチルメ
タクリレート539部、t−ブチルメタクリレート12
部、エチルアクリレート216部、ブチルアクリレート
100部、2−ヒドロヤシエチルアクリレート83部、
プラクセルモノマーFM−2(ダイセル化学@製)50
部、トルエン200部、t−ブチルパーオクトエート3
0部、t−ブチルパーベンゾエート5部からなる混合物
を4時間かけて滴下した後、115℃で約15時間保持
して不揮発分50%、酸価0.9、水酸基価20(樹脂
固形分換算水酸基価40)、数平均分子量10,000
(ゲル浸透クロマトグラフィー法、ポリスチレン換算)
のアクリルポリオールを得た。以下このアクリルポリオ
ールをB−1とする。
(塗料の調製) aアクリルポリオール樹脂溶液B−130,Ob酸化チ
タン           22.8C酢酸ブチル  
         10.Odフルオロオレフィン系 
     32.3重合体溶液A−1 eジブチル錫ジアセテート      0.1fシクロ
へキサノン         2.7g KBM 90
07             2.1上記a−Cをボ
ールミルにて練肉して得た分散液にd−fを攪拌しなが
ら添加し、塗装置前にgを添加し攪拌して塗料とする。
実施例2 実施例1において、フルオロオレフィン系重合体A−1
の代わりに、「カイナーADS J (米国ペンウォル
ト社製;フッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレン及
びヘキサフルオロプロピレンの共重合体)53部を酢酸
ブチル47部に溶解して得た溶液をA−2として用いた
以外は同様にして塗料を製造した。
比較例1(非架橋型フッ素樹脂塗料) バラロイドB44(米国ロームアンドハース社製上メチ
ルメタクリレート及びエチルアクリレートよりなる熱可
塑性アクリル樹脂)50部をトルエン25部、酢酸ブチ
ル25部に溶解した溶液をB−2とする。
a アクリル樹脂溶液B−234,2 b 酸化チタン          22.8C酢酸ブ
チル          8.Od フルオロオレフィ
ン系 重合体溶液へ−132,3 e シクロメキサノン        2.7上記a−
cをボールミルにて練肉して得た分散液にd、eを攪拌
しながら添加して塗料とする。
比較例2(非架橋型フッ素樹脂塗料) 比較例1において、フルオロオレフィン系重合体溶液A
−1の代わりにフルオロオレフィン重合体溶液A−2を
用いた以外は同様にして塗料を製造した。
(塗料の評価試験) 上記実施例】、2、比較例1.2で得られた塗料をエア
スプレーにてアルミニウム板に塗装し、室温にて1週間
乾燥させた後、試験片とし以下の試験を行った。なお、
乾燥膜厚は30μであった。
■ 基盤目剥離試験 試験片の塗膜に安全カミソリの刃でカット線を縦、横各
11本、1鶴間隔で入れることにより100個の基盤目
を作製し、その基盤目に「セロテープ」にチハン■製セ
ロファン貼着テープ)を貼った後、「セロテープ」を剥
離した。
「セロテープ」を剥離した後に、試験片に無傷で残って
いる基盤目の数を数え、その数を表に示す。この値が大
きいほど、塗膜の接着性が良いことを示す。
(2)耐溶剤性試験その1 試験片の塗膜の表面にトルエンを滴下した後、時計型で
覆って24時間放置した。次いで、試験片を水洗し、温
風乾燥させて得られた塗膜の状態を試験前の塗膜と目視
比較して、「溶解」 「変化なし」の判定をした。
(3)耐溶剤性試験その2 耐溶剤性試験その1において、トルエンの代わりにメチ
ルエチルケトンを用いた?外は同様にして試験を行い、
その結果を判定した。
(4)耐水性試験 試験片に対し、JISZO236の試験規格にI11!
拠した装置を用いて湿潤試験を3.000時間行った後
、塗膜の表面のブリスタの有無、その程度を以下の基準
で評価した。
◎:ブリスタが発生していない。
O;ASTM D 714に規定された評価基準による
ブリスフサイズN008、密度rF!l!W J程度の
ブリスタが発生している。
Δ:上記以外の上記ASTM基準によるブリスタ密度r
MEDIAMJ程度のブリスタが発生している。
×: より著しいブリスタが発生している。
(5)耐候性試験 試験片の塗膜にASTM G 23の試験規格に′/$
拠した装置を用いて、促進耐候試験を500時間行った
後、後述の方法で光沢保持率及び色差を求めた。
(6)耐光性試験 試験片の塗膜に東芝製殺菌ランプを用い、15ct11
の距離から紫外線を1 、000時間照射した後、光沢
保持率及び色差を求めた。
なお、光沢保持率(GR)は、JIS−に5400の試
験規格に/$拠して、60℃鏡面光沢度を促進耐候試験
又は紫外線照射試験の前後で測定し、試験前の値に対す
る試験後の値を百分率で表した。
また、色差(ΔE)ハ、JIS−Z8’722 (7)
試験規格に準拠する光学条件により、促進耐候試験又は
紫外線照射試験の前後で測定し、ハンターの色差式によ
り色差(ΔE)を求めた。
(7)鉛筆硬度試験 JIS−に5400の「鉛筆引っかき試験」の試験規格
に準拠して試験を行い、試験片の塗膜が破れたときの鉛
筆硬度を塗膜の硬度として示した。
(8)耐汚染試験 黒マジックインキで塗膜表面に線を描き、24時間後に
ベンジン/エタノール・1/1溶液を浸した木綿製ガー
ゼで拭き取り、次の基準で評価した。
◎: 痕跡なし ○: わずかに痕跡あり × ; かなり痕跡あり 上記試験結果から、実施例のものは比較例のもち顕著に
優れ、耐候性も劣らないことがわかる。
発明の効果 本発明によれば、フルオロオレフィン重合体に湿気硬化
性樹脂を併用したので、フッ素樹脂含有塗膜を硬化塗膜
にすることができ、これにより各種耐性が著しく向上し
、建材等としての一層の性能を向上できる。
昭和63年05月IO日

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フルオロオレフィン系重合体と、水酸基含有アク
    リル系重合体と、イソシアネートアルキルアルコキシシ
    ランとを含有することを特徴とするフッ素樹脂塗料組成
    物。
  2. (2)硬化剤を含有することを特徴とする請求項1記載
    のフッ素樹脂塗料組成物。
  3. (3)フルオロオレフィン系重合体がフッ化ビニル、フ
    ッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン、テトラフルオ
    ロエチレン、ブロモトリフルオロエチレン、クロロトリ
    フルオロエチレン、ペンタフルオロプロピレン、ヘキサ
    フルオロプロピレン、フルオロアルキルトリフルオロビ
    ニルエーテル及びパーフルオロアルキルトリフルオロビ
    ニルエーテル(但し、フルオロアルキルトリフルオロビ
    ニルエーテル及びパーフルオロアルキルトリフルオロビ
    ニルエーテルのアルキル基は炭素数1〜18)の群から
    選ばれた少なくとも1種を重合させて得られるものであ
    ることを特徴とする請求項1又は2項記載のフッ素樹脂
    塗料組成物。
  4. (4)水酸基含有アクリル系重合体が固形分換算で7〜
    90の水酸基価を有することを特徴とする請求項1、2
    又は3記載のフッ素樹脂塗料組成物。
  5. (5)イソシアネートアルキルアルコキシシランが分子
    中にイソシアネート基と、トリメトキシシリル基又はト
    リエトキシシリル基を有し、分子量が205〜450の
    範囲にある化合物であることを特徴とする請求項1ない
    し4いずれかに記載のフッ素樹脂塗料組成物。
  6. (6)請求項1記載のフッ素樹脂塗料を用いて塗装した
    塗装物。
JP11149388A 1988-05-10 1988-05-10 フッ素樹脂塗料組成物及びその塗装物 Pending JPH01282236A (ja)

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JP11149388A Pending JPH01282236A (ja) 1988-05-10 1988-05-10 フッ素樹脂塗料組成物及びその塗装物

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JP (1) JPH01282236A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0229449A (ja) * 1988-07-19 1990-01-31 Asahi Glass Co Ltd 被覆用組成物
JP2003165955A (ja) * 2001-09-21 2003-06-10 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 上塗り塗料用硬化性樹脂組成物およびそれを塗布してなる塗装物。
JP2009084322A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Konishi Co Ltd 水性樹脂組成物
JP2020139002A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 富士フイルム株式会社 建材用インクジェットインク組成物、画像記録方法及び画像記録物

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