JPH01281651A - 質量分析装置用イオン源 - Google Patents

質量分析装置用イオン源

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JPH01281651A
JPH01281651A JP63111996A JP11199688A JPH01281651A JP H01281651 A JPH01281651 A JP H01281651A JP 63111996 A JP63111996 A JP 63111996A JP 11199688 A JP11199688 A JP 11199688A JP H01281651 A JPH01281651 A JP H01281651A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、液体試料をイオン源内に導入し、一次ビーム
衝撃あるいは化学イオン化によりイオン化することので
きる質量分析装置用イオン源に関するものである。
[従来の技術] 近時、液体クロマトグラフで展開された試料液を質量分
析装置のイオン化室内に直接導入してイオン化するイオ
ン源の開発が進められている。その一つとして、液体ク
ロマトグラフに接続された移送管をイオン化室内に導き
、この移送管の先端に多孔性部材、例えばステンレスの
粉末を焼結して作製したフィルター(フリット)を取り
付け、多孔性部材の中を通ってその表面から試料液を滲
み出させるようにした構造のものが提案されている。
この多孔性部材の表面に滲出した試料液をイオン化する
方式としては、一次ビーム衝撃ものと化学イオン化(C
I)によるものとがある。
ここで、CI方式においては、イオン化室を密封して例
えば1Torr程度の比較的高い圧力の雰囲気に保つと
共に、イオン化室内に電子線を導入する必要がある。こ
れに対して一次ビーム衝撃による方式においては、イオ
ン化室を密封することなく、低い圧力の雰囲気の中で試
料液に直接一次粒子ビームを衝突させるだけで良い。
[発明が解決しようとする課題] 従来においては夫々専用のイオン源を用意し、その都度
装置を分解して所望のイオン源と交換していた。そのた
め、取扱操作が非常に厄介であった。
そこで、本発明はかかる不都合を解決するために、1つ
のイオン源により一次ビーム衝撃イオン化とClイオン
化との両方を切換えて行うことのできるイオン源を提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明のイオン源は電子入射
口及び一次ビーム入射口を夫々形成した筒体と、前記電
子入射口を介して該筒体内に導入する電子線を発生する
電子線発生手段と、前記一次ビーム入射口を介して前記
筒体内に導入する一次ビームを発生する一次ビーム発生
手段とを備え、試料液移送管の先端に多孔性部材を取り
付けた構造を有する第1のプローブが前記筒体内に装着
されたとき、前記多孔性部材表面に滲み出た試料液を前
記一次ビーム照射によりイオン化し、また、有底筒状で
外周部に電子導入用の開口を存するイオン化室筐体と、
該イオン化室2体内に試料液を移送するための移送管と
、該移送管の先端を封止するように取り付けられる多孔
性部材とから構成される第2のプローブが前記筒体内に
装着されたとき、合致した前記電子入射口及び開口を通
してイオン化室筐体内に電子線を導入して前記試料液を
化学イオン化によりイオン化するように構成したことを
特長とするものである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳説する。
[実施例] 第1図は本発明におけるイオン源に一次ビーム衝撃用プ
ローブを装着した場合の一例を示す断面図である。
同図において、1は質量分析装置におけるイオンRri
i体で、内部が高真空に保たれている。2はその蓋体、
3はイオン源ブロック、4は筒体、5は電子線を発生す
るためのフィラメント、6は一次粒子ビーム発生器、7
,8.9は前記筒体4の外周に夫々形成した電子入射口
、電子出射口及び一次ビーム入射口、10は前記筒体4
内で生成されたイオン11を外部へ取り出し、加速と集
束を行う電極群で、この電極群中筒体4に接近した電極
には一次ビーム通過用切り欠きが設けである。
また、この電極群やイオン源ブロック3及び筒体4は前
記イオン源筺体1に固定されている。11はその一端が
前記イオン源ブロック3を通して筒体4内に着脱可能に
挿入された筒状の第1のプローブで、他端は前記蓋体2
の略中央部を貫通して外部に取り出されており、その先
端にっまみ12が設けである。13aはこのプローブ1
1の内部に気密を保って挿入された移送管で、この移送
管としては例えば内径40μm程度のフユーズドシリ力
管が用いられる。また、この移送管の一端は大気中に取
り出され、図示外の液体クロマトグラフに接続されてい
る。さらに、この移送管の他端(筒体4側)にはその開
口部を塞ぐように多孔性部材14aが取り付けられてい
る。15は多孔性部材14をプローブ11に固定するた
めのキャップである。尚、図示しないがブロック3には
加熱ヒータが組み込んであり、また、蓋体2のプローブ
導入部分にはエアーロック弁が設けてあり、イオン化室
2体内の真空を破ることなく、各ブーロブの交換を行な
うことができる。
かかる構成において、液体クロマトグラフで展開された
試料液は移送管13aを通してイオン源筐体1(筒体4
)内に導入され、多孔性部材148表面に滲み出る。こ
の滲み出た試料液に一次粒子ビーム発生器6からの一次
ビームBを衝突させれば、その面突エネルギーによりイ
オン化される。
生成されたイオン1lli電極群10により引き出され
加速、集束されて図示外の質量分析部に導入されるため
、一次ビーム衝繋イオン化による質量分析を行うことが
できる。尚、このモードのときにはフィラメント5への
通電は停止されている。
次に、CIイオン化による1i量分析を行うには筒体4
から第1のプローブ11を引き抜いて、第2図に示すよ
うなCI用の第2のプローブ16を筒体4に装着すれば
良い。
ここで、この第2のプローブ16が第1のプローブ11
と異なるところはプローブ先端に多孔性部材14bを収
納するように有底筒状のイオン化室筺体17を取り付け
た点である。また、このイオン化室筐体の外周には電子
線導入用の開口18が、さらに、底部にはイオン取出し
用開口19が夫々設けである。この各開口18及び19
の大きさはイオン化室筐体内17をCIに適した比較的
高い圧力に保つために小さく形成されている。20は多
孔性部材14bを固定するための押しネジ体、21はつ
まみである。
かかるCI用の第2のプローブ16を第2図に示すよう
に筒体4内に装着すると、イオン化室C体17の開口1
8と筒体4の電子入射ロアとが一致するため、フィラメ
ント5に通電することにより発生する電子線がイオン化
室筐体内に導入される。この状態において、移送管13
b及び多孔性部材14bを介して液体クロマトグラフで
展開された試料液をイオン化筐体17内に導けば、試料
液中の溶媒を反応ガスとしてイオン化が行われる。
即ち、電子入射ロア及び開口18がら入射した電子によ
って多孔性部材14b表面で気化された溶媒(反応ガス
)が先ずイオン化され、次いで該溶媒イオンとの化学反
応によって試料成分がイオン化される。生成されたイオ
ン12は開口19を介して質量分析部へ送られるため、
CIイオン化による質量分析を行うことができる。
一方、第3図に示すように第2のプローブ16を筒体4
内に完全に挿入しないで、イオン化室筐体17が電子入
射口5を塞ぐ手前で停止させれば、気化した試料液が開
口19がら噴出し、その噴出した試料液が電子入射ロア
がら電子出射口8へ向けて筒体4内を通る電子線の衝撃
を受けてイオン化されるため、電子衝撃型(El)イオ
ン化による質量分析をも行うことができる。
〔効果〕
以上詳述したように本発明によれば、1つのイオン源内
に一次ビーム衝撃イオン化用プローブとCI用プローブ
を任意に切換えて装着することができるため、従来のよ
うに夫々のモード専用のイオン源を夫々用意する必要が
なくなる。そのためイオン源の交換作業が不要となり、
取扱の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は夫々本発明の一実施例の構成を示す
断面図である。 1:イオン源2体   2:M体 3:イオン源ブロック 4:筒体       5:フィラメント6:一次粒子
ビーム発生器 7:電子入射口    8:tiX子出射ロ9ニー次ビ
ーム入射口 1o:電極群 11:第1のプローブ 13a、13b:移送管 14a、14b:多孔性1ffl 材 16:第2のプローブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  電子入射口及び一次ビーム入射口を夫々形成した筒体
    と、前記電子入射口を介して該筒体内に導入する電子線
    を発生する電子線発生手段と、前記一次ビーム入射口を
    介して前記筒体内に導入する一次ビームを発生する一次
    ビーム発生手段とを備え、試料液移送管の先端に多孔性
    部材を取り付けた構造を有する第1のプローブが前記筒
    体内に装着されたとき、前記多孔性部材表面に滲み出た
    試料液を前記一次ビーム照射によりイオン化し、また、
    有底筒状で外周部に電子導入用の開口を有するイオン化
    室筐体と、該イオン化室筐体内に試料液を移送するため
    の移送管と、該移送管の先端を封止するように取り付け
    られる多孔性部材とから構成される第2のプローブが前
    記筒体内に装着されたとき、合致した前記電子入射口及
    び開口を通してイオン化室筐体内に電子線を導入して前
    記試料液を化学イオン化によりイオン化するように構成
    したことを特長とする質量分析装置用イオン源。
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