JPH01280355A - ターンオフ機構及び過電圧保護手段を備えたサイリスタ - Google Patents

ターンオフ機構及び過電圧保護手段を備えたサイリスタ

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JPH01280355A
JPH01280355A JP63325721A JP32572188A JPH01280355A JP H01280355 A JPH01280355 A JP H01280355A JP 63325721 A JP63325721 A JP 63325721A JP 32572188 A JP32572188 A JP 32572188A JP H01280355 A JPH01280355 A JP H01280355A
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/08Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage
    • H03K17/082Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit
    • H03K17/0824Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit in thyristor switches

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電力用半導体装置の分野に関するもので、詳細
にはターンオフ機構部分を備えたサイリスタが陽極、陰
極及びゲートを有して、特に複数のサイリスタの直列回
路に使用するためのターンオフ機構及び過電圧保護手段
を備えたサイリスタに関する。
〔従来の技術及びその課題〕
I GT(In5ulated Gate Trans
istors;絶縁ゲートトランジスタ)及び電力用M
OS F ETによって切り換えられる比較的低い電流
の場合には動作電圧が100OV以上であるのは稀であ
るが、通常のサイリスタ及びターンオフ機能を備えたサ
イリスタ(例えば、GTOサイリスタ)は回路網にては
るかに高い高圧(数10ないし数100kV)で動作す
る。
このため、サイリスタは直列に接続される。個々の構成
部分に亘って必要とされる全電圧の均一分配は、同時ト
リガ及び適切な付加回路によって制御することができる
ので、前述したサイリスタの直列接続構成が可能である
通常のサイリスタ用のこの種付加回路は、例えば、ゼネ
ラル・エレクトリック社(GeneralElectr
ic )出版のサイリスタ・マニュアル(SCRMan
ual )、第5版、pp、156〜159から既知で
ある。一方では、付加回路を抵抗器やコンデンサのよう
な受動部品から成る所謂「緩衝」回路として構成するこ
とができる(前記文献の第6.7図参照)。
これに反して、付加回路はバリスタやアバランシェ・ダ
イオードのような能動部品を備えることもできる(前記
文献の第6.9図参照)。この場合、これらの能動部品
は臨界電圧以上で轟通ずるようになり、この結果、能動
的過電圧保護をもたらす。
更に、基板内に「増幅ゲート」を有する通常のサイリス
タにて過電圧保護を行うために、臨界電圧にてトリガー
パルスを発して、ゲートを通してサイリスタ部分を切り
換えるアバランシェ領域を設ける手法も知られている(
欧州特許出願公開明細書第0.209,986号参照)
。しかしながら、この場合、サイリスタ自身が過電圧を
下げるために使用されており、換言すれば、サイリスタ
と独立した保護機構が設けられていないという欠点があ
る。
前述した過電圧保護機能はターンオフ機構を備えていな
い通常のサイリスタでは成功してきたが、ターンオフ機
構を備えたサイリスタのCTOサイリスタ及びF CT
 h (=Field ControlledThyr
istors ;電界制御式サイリスタ)では新たな問
題が生じている。
GTO及びFCThは比較的高い周波数で動作するよう
になっている。これらのサイリスタのスイッチオフの瞬
時の時間は、これらに固有の蓄積時間に相当依存してい
る。同時に、個々の部品に蓄積された電荷の規模の広が
りは少なくとも通常のサイリスタの場合と同程度の可成
りの大きさを有している。このとこから適切な緩衝回路
を相当高電力用に設計しなければならないという結論が
得られ、これによって不均衡な高電力損失がちたされる
ことになる。
このために、ターンオフ機構を備えたサイリスタでは、
バイパス・デバイス(バリスタ又はアバランシェ・ダイ
オード)の構成形態をとる能動過電圧保護手段のみが適
している。特にFCThではスイッチング時間が短いに
も拘らず、この種バイパス・デバイスは相当高電力用に
設計する必要がある。即ち。クランピング電圧4kV、
スイッチオフ電流1000A、繰り返し周波数2kHz
及びサイクル当り0.3μsec、バイパス・デバイス
装荷時間では、バイパス・デバイス当り2.4kwの電
力損失をきたす。
しかしながら、こういった電気装荷用アバランシェ・ダ
イオードは知られていない。ZnOバリスタもまた(セ
ラミック材料の)熱転4度が低いことから、200W以
上の電力を放散させることはできず、この結果、この種
構成部品の封止や冷却に高電力サイリスタと同程度の高
い費用がかがる。
従って、本発明の目的は、付加的費用が比較的少なくて
済み、既知の方法で達成することができるターンオフ機
構及び過電圧保護手段を備えたサイリスタを提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段及び作用〕前述の目的は、
ターンオフ機構部分を備えたサイリスタが陽極、陰極及
びゲートを有してなるターンオフ機構及び過電圧保護手
段を備えたサイリスタにおいて、 前記過電圧保護手段が可制御式抵抗体及び過電圧センサ
を備え、 前記可制御式抵抗体がその陽極と陰極との間にて前記タ
ーンオフ機構部分を備えたサイリスタに並列接続され、
かつ 前記可制御式抵抗体が前記過電圧センサによって駆動さ
れてなる、ことを特徴とすることによって達成される。
従って、本発明の本質は、過電圧検知及び眼圧用の高電
力容量を有する単一構成部品を使用するというだけでな
(、低電力容量を有する過電圧センサによって過電圧検
知を行い、要求に対して理想的に適合し得る高電気装荷
容量を有する可制御式抵抗体を前記センサで駆動するこ
とである。
本発明の特に好ましい実施例によれば、前記ターンオフ
機構部分を備えたサイリスタはFCThで構成され、前
記可制御式抵抗体はJ−FETで構成される。そして双
方とも共通基板にて相互に横方向に隣接して集積化され
る。
この結果、過電圧保護用のハウジングや冷却に関して付
加的な費用を要することのない極めてコンパクトな単一
構成部品を達成することができる。
この場合、前記過電圧センサは同様にして前記基板に付
加的に組込み得るバリスタ又はアバランシェ・ダイオー
ドで構成することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。なお
、図面を通して同一符号は同−又は類似部分を示すもの
であり、第1A図ないし第1C図は、従来技術から既知
である直列傍続の通常型サイリスタ用の種々の型式の過
電圧保護回路を示している。
第1A図は特に受動緩衝回路を示しており、同回路では
抵抗器R11ないしR32及びコンデンサCIないしC
3の組合せ回路がサイリスタThlないしTh3のおの
おのに並列接続されている。
第1B図は能動過電圧保護回路の第1の構成例を示して
おり、同回路では対向配置のアバランシェ・ダイオード
ADII及びAD12と、AD21及びAD22と、A
D31及びAD32との各対がそれぞれサイリスタTh
lと、Th2と、Th3とに並列接続されている。
また、第1C図は能動過電圧保護回路の第2の構成例を
示すもので、同回路ではバリスタ■1ないしV3が第1
B図におけるアバランシェ・ダイオードADIIないし
AD32に代って設けられている。
既述したように、これら既知の過電圧保護回路は通常の
サイリスタに対して何ら支障なく設けることができる。
これはスイッチング周波数が比較的低いために、電力損
失を極めて低く抑えられることによる。
ターンオフ機構を備えたサイリスタ(GTOサイリスタ
及びFCT)では動作周波数が高いので、本発明では全
く異なる構成方式をとっている。即ち、過電圧センサO
8によって駆動される可制御式抵抗体を、陽極A1と陰
極に1との間にターンオフ機構を備えたサイリスタAT
に並列接続している(第2図参照)。
過電圧センサO8はターンオフ機構を備えたサイリスタ
ATの端子間の過電圧状態を検出して可制御式抵抗体を
駆動するので、過電圧はこの抵抗体を通して取り除かれ
る。
第2図に例示した実施例では、可制御式抵抗体がJ−F
ETに構成されている。そしてこのJ−FETは、ター
ンオフ機構を備えたサイリスタATの陰極に1にソース
が接続され、同サイリスタATの陰極A1にドレインD
が接続されている。
この場合には、第1B図及び第1C図のアバランシェ・
ダイオード及びバリスタの場合とは異なって、センサ機
構及びバイパス機能が回路の分離部分に持たされている
ので、電力損失を低減するようにして可制御式抵抗体を
理想的に設計することができる。
特に、ターンオフ機構を備えたサイリスタATがFCT
hであるとき、J−FETで構成された可制御式抵抗体
をサイリスタと共に共通基板に直接集積化することがで
き、この結果、双方の構成部品に対して同一の製造技術
及び幾何学的配置を使用することができる(第4図参照
)。
ちなみに、本発明によるセンサ及びバイパス機能を個別
分離する方式が有益である理由を明確にすることができ
る。即ち、原理上、第1B図から類推すると、双方の機
能を併せ持つアバランシェ領域をサイリスタ基板に組込
むこともできる。
電力損失を数kWの範囲に抑えるためには、こういった
集積アバランシェ領域i域は5cm”以上の大きな面積
をとらなければならない。しかしながら、こういった大
面積には、全バイパス電流がアバランシェ領域のわずか
数箇所でしかとられないように、この領域で電気的特性
が不可能な程均−であることが要求される。
第3A図は、本発明による、トリガー回路及び過電圧保
護手段を備えた完全サイリスタ段の第1の構成例を示し
たものである。
トリガー回路側では、ターンオフ機構を備えたサイリス
タATと補助サイリスタHTとから構成されたカスケー
ド回路がこの段に設けられている。
サイリスタAT及びHT双方ともFCThである。
トリガー回路は更にコンデンサC1直列抵抗器RVI及
び電源■Sを備えている。コンデンサCにはゲート電圧
VGIが印加される。また補助サイリスタHTは入力信
号VINによってトリガーされる。
前記FCThがゲートと陰極との間の短絡回路によって
導通するサイリスタ(所謂「ノーマルオン」部品)であ
れば、電源■Sは不要である。このとき、直列抵抗器R
VIは陰極に1に直接接続される。
これに反して、前記FCThが「ノーマルオフ」型式の
サイリスタであれば、電源■Sの電圧は約5■である。
この種サイリスタ・カスケードの動作モードに関する詳
細は、欧州特許出願公開明細書第0、246.478号
に記載されている。
サイリスタ段の過電圧保護回路は、並列接続のJ−FE
T  JF、過電圧センサとしてのバリスタ■(又はア
バランシェ・ダイオードAD)、及びゲート抵抗器RG
を備えている。
バリスタVはJ−FETのゲートG2とドレインDとの
間に接続されており、例えば、4kVのニー電圧を有し
ている。また、ゲート抵抗器RGを通して、ゲートG2
とターンオフ機構を備えたサイリスタのゲートG1とが
接続されている。この回路構成は過電圧保護回路の簡単
な集積化が可能であるという特別な利点を有している。
第3A図では可制御式抵抗体を使用しているにも拘らず
、バリスタVには依然として全電力損失の比較的高い比
率がかかり、このためバリスタの選択範囲を適切に広く
とらなければならない。
より小型のバリスタを使用可能とするために、第2の構
成例では、例えば、トランジスタT及び第2の直列抵抗
器RV2を備えた付加的増幅段をバリスタ■とJ−FE
Tとの間に設けている(第3図参照)。こういった付加
的増幅段を設けていることから、バリスタVは少なくと
も10分の1に小型に設計することができる。またこの
回路において、トランジスタTにはサイリスタ・カスケ
ードHT、ATと同一の電源VSによって電圧が印加さ
れる。
前述したように、ターンオフ機構を備えたサイリスタA
TとしてFCThを選択して、これをJ−FETと共に
(過電圧センサとしてのアバランシェ領域とは任意に)
集積化することができるという特別な利点がある。第4
図はこの集積化の構成例を示したものである。
同時に、こういった集積J−FETは高抵抗のためにス
イッチ素子には全く不向きであるが、過電圧限界を満た
すために正確に必要な大きさにすることが簡単にできる
いうことに着目すべきである。4kV/1000Aに関
する具体例は下達のようである。
即ち、基板のバルク厚が300μmで、基本導電率が4
00Ω・cmに対して約4kVの逆電圧が得られる。こ
の結果、1cI112の面積を有するユニポーラFET
に対して12Ωの抵抗が実現される。
4kVで100OAを得るためには、2.5Ωが必要と
なり、このためFETの面積は少なくとも4、8 cm
”でなければならない。このことは4kVにて電流密度
が208 A /cm”で電力損失が8゜3X 10 
’ W/cm”であることを意味している。こういった
パルス電力は周期が10μsec、以上のシリコン素子
を用いて対処することができる(この点については、文
献のニー・ナカガワ他(A。
Nakagawa et、al、)によるアイイーデー
エム(IDEM)、1986年、pp、122〜126
参照)。
従来技術で仮定した2、4kWという平均電力は500
 W/cm2の電力損失をきたすことを意味しており、
この電力損失値は冷却効果を高めたとしても多分上限値
に相当する。しかしながら、いずれにしても適切GTO
サイリスタ又はFCThでは少なくとも20cm”の面
積が必要とされるので、J−FETの面積を何ら支障な
く幾分か増加することができる。
この寸法設定に対して、例えば、シーメンス社(Sie
mens)製造の型式S l0V−314に680及び
Sl百V−314に1000の直列接続の2つのバリス
タは、第3A図による回路のバリスタとして適している
。このときIAでの電圧は約4kVで、静電容量は80
pFである。
陽極電圧の変化率が10kV/μsec、と(高く)見
積られることから、0.8Aの変位電流が得られる。こ
の変位電流はFCThを充電する際に流れ、このためJ
−FETはスイッチオンしない。このことに付は加える
と、2Aの変位電流に対応して、J−FETのゲート−
ドレイン間の静電容量は約20 opFである。従って
J−FETの応答感度はゲート抵抗器RGにより相応し
て低下される必要がある。
4Aの応答しきい値に対し、電力損失を9.6W(直接
冷却によって容易に低減できる)に設定することにより
、2kHzの繰返し周波数とサイクル当り0.3μse
c、の電気装荷時間とをバリスタに負荷することができ
る。
ここで、FCTh及びJ−FET (並びに付加的なア
バランシェ95域又はアバランシェ・ダイオード)の集
積化について、第4図に示す構成例を使用して説明する
こととする。なお第4図において、対応する基板を断面
で示しである。
基板は横方向において3つの領域に区分けされている。
即ち、左側に配置された領域はFCTh構遺体で、中央
に配置された領域はJ−FET構造体、また右側に配置
された領域はアバランシェ・ダイオード構造体(AD)
である。
FCTh構造体は、トレンチによって分離された複数の
制御フィンガ9を備えた段型ゲートー陰極構造を存する
「埋込みゲート」型である。この種FCThは、例えば
、欧州特許出願公開明細書第0.178,387号から
既知である。
FCTh構遺体は、陽極A1と陰極に1との間において
、p゛型ドープ陽極領域7、n−型ドープチャネル層5
、p型ドープ・ゲート?iJl域4及びn゛ ドープ陰
極領域2から成る積層構造を備えている。
陰極領域2は制御フィンガ9の上部に配置されている。
チャネル層5はこれらの制御フィンガ9に伸長して、そ
こで陰極領域2と隣接している。
ゲート領域4は各トレンチの底部と壁部とを取り囲んで
設けられ、制御フィンガ9へと伸びている前記チャネル
層5と共に電界効果可制御式長チャネルを形成している
ゲート領域4にはトレンチ底部にてゲート・コンタクト
3が設けられており、制御フィンガ9の上部にある陰極
領域2には対応陰極コンタクト1が設けられている。陽
極側では、大面積の陽極コンタクト8によって陽極領域
7との電気的接触がとれらている。
基板の中央領域にあるJ−FET構造体は構造及び幾何
学的配置において、隣接するFCTh構造体とは、n゛
型ドープ・ドレイン領域15がp。
型ドープ陽極領域と置き換っているという相違点で対比
される。
FCTh構造体におけるゲート領域4及び陰極領域2の
双方、並びにチャネル層5及び陽極コンタクト8は、J
−FET構造体においてそれぞれゲート領域13、ソー
ス領域11、チャネル層14及びドレイン・コンタクト
16として変わらずに連続している。
同様のことが付加的n型ドープ・バッファ層6にも言え
る。即ち、このバッファ層6はチャネル層5及び14の
下側に拡がって、陽極領域7とドレイン領域15とを相
互に分離すると共に、前記チャネル層5.14からも分
離している。
陽極コンタクト8及びドレイン・コンタクト16を連続
して金属被覆層として形成したことにより、J−FET
のドレインDはFCThの陽極AIに接続されている。
構成状況はゲート領域において相違している。
即ち、第3A図かられかるように、J−FETのゲー1
−G2はゲート抵抗器RGを通してFCThのゲートG
1に接続されてきる。このゲート抵抗器RGは本来的に
同一レベルに位置している。
FCTh及びJ−FETのそれぞれのゲート・コンタク
ト3及び12が、連続した金属被覆層として構成されず
、これらの間にて適切に選択された距離dのギャップを
有するように、便宜よく設けられている。このとき、こ
のギャップ下に形成されたゲー) SIT域4.13の
部分が所要のゲート抵抗器RGを構成している。。
適切なゲート抵抗器の構成例として、ここでは以下の諸
元を上げることができる。
即ち、RG=5Ω、d=1.25mm  の場合、p型
領域(4,13)のドーピング濃度:I X 10 ”
cm−’ ゲート領域(4,13)の厚さ:1011m101l及
びJ−FET間のエツジ長:00mm 過電圧センサとして外付はバリスタVの代わりにアバラ
ンシェ・ダイオードADを設ける場合、第4図に示すよ
うに(右側領域)、このダイオードもまたアバランシェ
領域の構成形態で以って基板に付加的に組込むことがで
きる。
このダイオード構造体は、陽極A2及び陰極に2並びに
それぞれ対応する陽極コンタクト17及び22の間にお
いて、積層構造の4領域18.19.20及び21を備
えている。
第1の領域18はp°型ドープ領域であり、隣接するJ
−FETのゲート61域13と連続している。
第2の領域19はn−型ドープ領域であり、チャネル層
14と連続しているが、適切な絶縁破壊電圧を得るため
に厚さが減少している。
第3の領域20はn型ドープ領域であり、バッファ層6
と直接連続している。
また、第4の領域21はn+型ドープ領域であり、ドレ
イン領域15と直接に連続している。
陽極コンタクト17及び陰極コンタクト22もまた、そ
れぞれゲート・コンタクト12及びドレイン・コンタク
ト16と連続している。
このようにして、第3A図によるFCTh、J−FET
及びADの所要接続は最も簡単な方法でて達成される。
概して言えば、本発明によるターンオフ機構及び過電圧
保護手段を備えたサイリスタは、低コストで達成するこ
とができ、コンパクトに構成し得て、しかも集積化を容
易にし得る過電圧保護構成部品を利用できるようになす
ものである。
前述の技術を考慮すれば、本発明に関して多数の変更や
修正が可能であることは明らかである。
従って、添付した特許請求の範囲の諸項の範囲にもとる
ことなく、ここに特別に開示した以外にも本発明を実施
できることを了承すべきである。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明によれば、過電圧保護用
の付加的費用を要することなく低コストで、コンパクト
、かつ集積化が極めて容易なターンオフ機構及び過電圧
保護手段を備えたサイリスタを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図ないし第1C図は従来技術による通常型サイリ
スタにおける受動眼圧及び能動眼圧のための種々の構成
例を示す回路図、第2図は本発明の好ましい実施例によ
り、ターンオフ機構及び過電圧保護手段を備えたサイリ
スタにて可制御式抵抗体をJ−FETで構成した場合の
基本回路を示す回路図、第3A図は本発明の好ましい実
施例による、サイリスタ・カスケード及び過電圧保護回
路を備えた完全サイリスタ段の構成例を示す回路図、第
3B図は第3A図にて過電圧センサと可制御式抵抗体と
の間に付加的増幅段を設けた構成例を示す回路図、また
第4図はFCTh、J−FET及びアバランシェ・ダイ
オードを共通基板に集積化した構成例を示す断面図であ
る。 A1;陽極、AT;ターンオフ機構部分を備えがサイリ
スタ、G1;ゲート、JF、可制御式抵抗体(J−FE
T) 、Kl ;陰極、O8;過電圧センサ(バリスタ
又はアバランシェ・ダイオード)手続補正書(方式) %式% 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿    碧へ1、事件
の表示   昭和63年特許願第325721号≧9発
明の名称   ターンオフ機構及び過電圧保護手段を備
えたサイリスタ )、補正をする者 事件との関係  出願人 1、代理人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ターンオフ機構部分を備えたサイリスタ(AT)が
    陽極(A1)、陰極(K1)及びゲート(G1)を有し
    てなるターンオフ機構及び過電圧保護手段を備えたサイ
    リスタにおいて、 (a)前記過電圧保護手段が可制御式抵抗体及び過電圧
    センサ(OS)を備え、 (b)前記可制御式抵抗体がその陽極(A1)と陰極(
    K1)との間にて前記ターンオフ機構部分を備えたサイ
    リスタ(AT)に並列接続され、かつ (c)前記可制御式抵抗体が前記過電圧センサ(@O@
    S)によって駆動されてなる、ことを特徴とするターン
    オフ機構及び過電圧保護手段を備えたサイリスタ。 2、(a)前記可制御式抵抗体がJ−FET(JF)で
    構成され、 (b)前記J−FET(JF)はそのドレイン(D)が
    前記ターンオフ機構部分を備えたサイリスタ(AT)の
    前記陽極(A1)に接続され、そのソース(S)が前記
    陰極(K1)に接続され、かつ (c) 前記過電圧センサ(OS)が前記J−FET、
    (JF)の前記ドレイン(D)と前記ゲート(G)との
    間に配置されてなる請求項1に記載のサイリスタ。 3、前記過電圧センサ(@O@S)がバリスタ(V)又
    はアバランシェ・ダイオード(AD)で構成されてなる
    請求項2に記載のサイリスタ。 4、前記ターンオフ機構部分を備えたサイリスタ(AT
    )としてGTOサイリスタが使用されてなる請求項3に
    記載のサイリスタ。 5、前記ターンオフ機構部分を備えたサイリスタ(AT
    )として電界制御式サイリスタFCThが使用されてな
    る請求項3に記載のサイリスタ。 6、前記FCTh及び前記J−FETが共通基板にて相
    互に横方向に集積化されてなる請求項5に記載のサイリ
    スタ。 7、(a)前記FCThは前記陽極(A1)と前記陰極
    (K1)との間にて、p^+型ドープ陽極領域(7)、
    n^−型ドープ・チャネル層(5)、p^+型ドープ・
    ゲート領域(4)及びn^+型ドープ陰極領域(2)か
    ら成る積層構造体を備え、前記陰極領域(2)がトレン
    チによって分離された制御フィンガ(9)の上部に配置
    され、前記チャネル層(5)が前記制御フィンガ(9)
    を通して前記陰極領域(2)まで伸長し、かつ前記ゲー
    ト領域(4)が前記トレンチの底部及び壁部を取り囲ん
    で設けられ、 (b)前記J−FET(JF)は前記ドレイン(D)と
    前記ソース(S)との間にて、n^+型ドープ・ドレイ
    ン領域(15)、n^−型ドープ・チャネル層(14)
    、p型ドープ・ゲート領域(14)及びn^+型ドープ
    ・ソース領域(11)から成る積層構造体を備え、前記
    ソース領域(11)がトレンチによって分離された制御
    フィンガ(9)の上部に配置され、前記チャネル層(1
    4)が前記制御フィンガ(9)を通して前記ソース領域
    まで伸長し、かつ前記ゲート領域(13)が前記トレン
    チの底部及び壁部を取り囲んで設けられ、(c)前記F
    CThにて、陰極コンタクトが前記陰極領域(2)、前
    記トレンチ底部上のゲート・コンタクト(3)、及び前
    記陽極領域 (7)上の陽極コンタクト(8)に亘って配置され、 (d)前記J−FET(JF)にて、ソース・コンタク
    ト(10)が前記ソース領域、前記トレンチ底部上のゲ
    ート・コンタクト(12)、及び前記ドレイン領域上の
    ドレイン・コンタクト(16)に亘って配置されてなる
    請求項6に記載のサイリスタ。 8、(a)前記FCTh及び前記J−FET(JF)の
    前記ゲート領域(4、13)及び前記チャネル層(5、
    14)は前記基板を通して拡がる共通ゲート領域及び共
    通チャネル領域の有限領域によってそれぞれ構成され、
    かつ (b)前記FCThの前記陽極コンタクト(8)及び前
    記J−FET(JF)の前記ドレイン・コンタクト(1
    6)は前記基板に亘って拡がる共通の金属被覆層の有限
    領域によって構成されてなる請求項7に記載のサイリス
    タ。 9、前記基板を通して拡がると共に、前記陽極領域(8
    )及び前記ドレイン領域(15)を相互にかつそれぞれ
    の前記チャネル領域(5)及び(14)から分離するn
    型ドープ・バッファ層(6)が前記共通チャネル層の真
    下に設けられてなる請求項8に記載のサイリスタ。 10、(a)前記過電圧センサ(@O@S)がアバラン
    シェ・ダイオード(AD)で構成され、 (b)前記アバランシェ・ダイオード(AD)もまた前
    記共通基板にて前記J−FET(JF)と横方向に隣接
    して集積化され、 (c)前記アバランシェ・ダイオード(AD)は陽極(
    A2)及び陰極(K2)を有すると共に、前記陽極側の
    陽極コンタクト(17)及び前記陰極側の陰極コンタク
    ト (22)を有し、(d)4領域(18、19、20
    、21)の積層体が前記陽極コンタクト(17)と前記
    陰極コンタクト(22)との間に設けられ、 (e)前記第1の領域(18)は前記共通ゲート領域と
    連続しているp^+型ドープ領域で構成され、前記第2
    の領域(19)は厚さが減少した状態で前記共通チャネ
    ル層と連続しているn^−型ドープ領域で、前記第3の
    領域(20)は前記共通バッファ層(6)と連続してい
    るn型ドープ領域、また前記第4の領域(21)は前記
    ドレイン領域(15)と連続しているn^+型ドープ領
    域で構成され、かつ (f)前記陽極コンタクト(17)は前記J−FET(
    JF)の前記ゲート・コンタクト (12)と連続していると共に、前記陰極コンタクトは
    前記J−FET(JF)の前記ドレイン・コンタクト(
    16)と連続してなる請求項9に記載のサイリスタ。
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