JPH0127948Y2 - - Google Patents

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JPH0127948Y2
JPH0127948Y2 JP1984026254U JP2625484U JPH0127948Y2 JP H0127948 Y2 JPH0127948 Y2 JP H0127948Y2 JP 1984026254 U JP1984026254 U JP 1984026254U JP 2625484 U JP2625484 U JP 2625484U JP H0127948 Y2 JPH0127948 Y2 JP H0127948Y2
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seat
trunk
locking
seat back
rear seat
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車室内と車体後部のトランクルーム
とを連通させると共に、該連通部をリヤシートの
シートバツクで仕切るようにした自動車における
リヤシートロツク装置に関する。
(従来技術) 車体後部にトランクルームが設けられた自動車
においては、該トランクルームへの荷物の出し入
れを容易化する等のため、車室内と上記トランク
ルームとを連通させると共に、該連通部を前方に
倒伏可能なリヤシートのシートバツクで仕切るよ
うにする場合がある。その場合、上記シートバツ
クと車体との間には、例えば実開昭56−49645号
公報に開示されているようなリヤシートロツク装
置が設けられ、通常は該ロツク装置によりシート
バツクを起こした姿勢に固定して当該リヤシート
を着席可能な状態に保持し、或いは該リヤシート
に着席している乗員にシートバツクが衝撃等によ
つて不意に倒れることによる危検が及ばないよう
に図られている。ここで、上記公報に示されたロ
ツク装置は、リヤシートのシートバツクフレーム
に突出形成した係止部材を車体側のシートバツク
ブレースまたはパーセルシエルフに設けらた受孔
へ挿入係止することにより該シートバツクを固定
するようにしたものである。
然して、上記のような構造においては、シート
バツクを起立姿勢にロツクした時にトランクルー
ム内が完全に閉鎖され、しかも上記ロツク装置を
トランクルーム側から解除することはできないの
で、例えば子供がシートバツクが倒されている状
態で車室内からトランクルームに入つた後、これ
に気づかないでシートバツクを起こしてロツクし
た時に、子供がトランクルーム内に聞じ込められ
て脱出できなくなるという場合が生じ得る。ま
た、シートバツクのロツク装置は車室側からは解
除することができるので、車の所有者がドアロツ
クを怠つて車を離れた場合に、トランクリツドを
ロツクしてあつてもトランクルーム内の荷物を車
室側から盗まれる虞れがある。
(考案の目的) 本考案は、車室内とトランクルーム内とを連通
させ且つ該連通部を倒伏可能なリヤシートのシー
トバツクで仕切るようにした自動車における上記
のような問題に対処するもので、通常はシートバ
ツクを起した状態に保持するロツク装置の保持力
を弱くしておくことによりトランクルーム側から
も容易に保持状態を解除できるようにする一方、
キー操作により或いはトランクルーム側からの手
動操作等によつて上記ロツク装置を確実にロツク
できるようにし、これにより例えば子供がトラン
クルーム内に閉じ込められても容易に脱出できる
ようにすると共に、トランクルーム内の荷物の盗
難防止を図ることを目的とする。
(考案の構成) 本考案は上記目的達成のため次のように構成し
たことを特徴とする。
即ち、車室内と車体後部のトランクルームとが
連通され且つ該連通部をリヤシートのシートバツ
クで仕切るようにした構造の自動車のおいて、リ
ヤシートのロツク装置を、上記シートバツクに設
けられた係止部材と、車体側に備えられて上記係
止部材と係合すると共に、その係合状態がスプリ
ング力による比較的弱い力で保持される係合部材
と、衝撃発生時に上記係止部材と係合部材との係
合状態を保持する衝撃感知作動部材と、該作動部
材を作動状態に操作して上記係止部材と係合部材
とを係合状態にロツクする作動操作部材とから構
成する。
このような構成によれば、通常は、リヤシート
のシートバツクに設けられた係止部材と車体側に
備えられた係合部材との係合はスプリング力によ
つてのみ保持されるので、車室側からはもとよ
り、トランクルーム側からもシートバツクを倒す
ことができ、また上記作動操作部材に対する手動
操作或いはキー操作等により、上記係止部材と係
合部材の係合を強固にしてシートバツクを起した
姿勢に確実にロツクするとができるようになる。
尚、シートバツクをスプリング力のみにより起
した姿勢に保持している状態においては、急停車
時或いは衝突時等のように車が衝撃を受けた時
に、該シートバツクが不意に倒れて、リヤシート
に着席している乗員に危検が及ぶ虞れがあるが、
この場合、上記衝撃感知作動部材によつてシート
バツクがの倒れが防止され、乗員の安全が確保さ
れることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すように、自動車の車体後部に設け
られたトランクルーム1と車室2内とはリヤシー
ト3の後方において連通されていると共に、該連
通部4は上記リヤシート3のシートバツク3aで
仕切られている。このリヤシート3のシートバツ
ク3aは、フロアパネル5にヒンジ6を介して下
部を回動自在に取付けられており、実線で示す起
した姿勢から鎖線で示すように前方に倒した時に
上記連通部4を介してトランクルーム1内が車室
2側に開放され、これによりトランクルーム1内
への荷物の出入れを車外に出てトランクリツド7
を開けることなく車室2内から行い得るようにな
つている。
然して、上記シートバツク3aの上部と車体側
のメンバ8との間には、該シートバツク3aを起
した姿勢、即ちリヤシート3が着席可能となる姿
勢に保持するロツク装置9が設けらている。この
ロツク装置9は、第2図に示すようにシートバツ
ク3aの背部に埋設されたベース部材10に取付
部材11及びボルト12,12を用いて固着され
て後方に突出された略コ状のストライカ13と、
車体側メンバ8の後面に固着されて該メンバ8に
設けられた孔8aを通つて後方に突出する上記ス
トライカ13と係合するロツク機構14とから構
成されている。
また、該ロツク機構14は、第2図及び第3,
4図に示すようにボルト15…15を用いて上記
車体側メンバ8に固着された平行な一対のベース
プレート16,16と、該ベースプレート16,
16間にピン17によつて回動自在に支持された
係合部材18と、該係合部材18の回動を規制す
る回動規制部材19と、自動車が衝撃を受けた時
にその衝撃を感知して上記回動規制部材19を規
制位置に作動させる衝撃感知部材20と、更に手
動操作によつて回動規制部材19を規制位置にロ
ツクする手動操作部材21とを主たる要素として
構成されている。上記係合部材18は略扇形の形
状とされ、第2図に示す位置から上記ピン17を
中心として矢印aで示す方向に回動可能とされて
いると共に、同図に示すように上記ストライカ1
3が係止される切込み部18aを有し、且つa方
向に回動された時にストライカ13と該切込み部
18aとの係合が解除されるようになつている。
また、該係合部材18の周縁部には一定の間隔を
隔てて2つの位置決め用の凹部18b,18cが
形成されている。この凹部18b,18cにはベ
ースプレート16,16に形成された長穴22,
22に挿通され且つバネ23,23によつて一方
に付勢された位置決め用のスライドコア24が係
合し、係合部材18を第2図に示すストライカ1
3との係合位置または該位置からa方向に回動し
た解除位置に位置決めするようになつている。
また、上記回動規制部材19はベースプレート
16,16に扇形に形成された孔25,25に揺
動可能に挿通されており、第2図に実線で示す位
置においては上記係合部材18が回動可能とされ
る一方、鎖線で示す位置に揺動された時に、該係
合部材18における突出部18dに当接して該係
合部材18の係合解除方向(a方向)への回動を
規制するようになつている。
更に、衝撃感知部材20は、第2図及び第5図
に示すように、ネジ26,26によつて一方のベ
ースプレート16に固着されたケース27と、該
ケース27の内底面に形成された曲面状座面27
a上に載置された傾動子28とから構成され、衝
撃発生時に傾動子28が第2図に鎖線で示すよう
に傾動して、上記回動規制部材19を鎖線で示す
位置に揺動させることにより係合部材18の回動
を阻止するようになつている。
また、手動操作部材21は、第4〜6図に示す
ように上記衝撃感知部材20が設けられたベース
プレート16とは別のベースプレート16に設け
られており、ネジ29,29によつて該プレート
16に固着され且つ上記回動規制部材19の一端
が突入されたケース30と、該ケース30内にス
ライド可能に収納されたロツクコア31とから構
成され、該ロツクコア31をツマミ31aにより
第6図に鎖線で示すように上方にスライドさせる
と、回動規制部材19が鎖線で示す位置に揺動さ
れ、これにより上記係合部材18の回動が阻止さ
れるようになつている。ここで、第6図に示すよ
うにロツクコア31の下方部両側面には半球状の
突起31b,31bが設けられると共に、ケース
30には該ロツクコア31がロツク解除位置及び
ロツク位置にある時に上記突起31b,31bに
係合する合計4個の係止孔30a…30aが設け
られ、該スライドコア31をロツク解除位置また
はロツク位置に位置決めするようになつている。
上記の構成によれば、車室2とトランクルーム
1との連通部4を仕切るリヤシート3のシートバ
ツク3aを起立姿勢にセツトすると、第2図に示
すようにシートバツク3aに固着されたストライ
カ13が車体側のメンバ8に固着されたロツク機
構14における係合部材18の切込み部18aに
係合される。そして、この状態で、該係合部材1
8の周縁部に形成された一方の位置決め用凹部1
8bに、バネ23,23によつて係止方向に付勢
されたスライドコア24が係合することにより、
該係合部材18のa方向への回動が規制され、こ
れにより上記シートバツク3aが起立姿勢に保持
され、また上記連通部4が閉鎖されてトランクル
ーム1と車室2とが仕切られる。
ところで、この状態においては、上記ストライ
カ13と係合部材18との係合はバネ23,23
のバネ力によつてのみ保持された状態にあるの
で、シートバツク3aに力を加えるだけで該シー
トバツク3aを前方に容易に倒すとができる。即
ち、シートバツク3aに前方への力を加えた時
に、係合部材18にストライカ13を介してa方
向の回動力が作用するが、この時、係合部材18
の凹部18bにバネ23,23により係止された
スライドコア24が第7図に示すように該バネ2
3,23に抗して凹部18bから押し出され、該
凹部18bとスライドコア24との係合が解除さ
れる。
これにより係合部材18はa方向に回動可能と
なり、同図に鎖線で示すように上記スライドコア
24が他方の位置決め用凹部18cに係止される
まで回動され、ストライカ13が該係合部材18
の切込み部18aから外れてシートバツク3aが
前方に倒れることになる。このようにして、例え
ば子供がトランクルーム1内に閉じ込められた場
合に、トランクルーム1内からシートバツク3a
を押すだけで該トランクルーム1内が車室2側に
開放され、容易に脱出できることになる。
一方、上記のようにリヤシート3のシートバツ
ク3aがバネ23,23のバネ力によつてのみ車
体側のメンバ8に保持されている場合、急停車時
或いは衝突時のように車が衝撃を受けた時に該シ
ートバツク3aが不意に倒れてリヤシート3に座
つている乗員に危検が及ぶ虞れがある。しかし、
この場合、第2図に鎖線で示すように衝撃感知部
材20における傾動子28が該衝撃により傾動
し、回動規制部材19を上方に揺動させる。この
ため、係合部材18がa方向に回動しようとした
時に該係合部材18の突出部18dが回動規制部
材19に当接して、該係合部材18の回動が阻止
される。このようにして衝撃によるシートバツク
3aの倒伏が防止される。
また、シートバツク3aを起立姿勢にセツト
し、ストライカ13と係合部材18とを第2図に
示すように係合させた状態において、トランクル
ーム1側から手動操作部材21のロツクコア31
を第6図に鎖線で示すように上方にスライドさせ
れば、該操作部材21のケース30内に突入して
いる回動規制部材19が上方に揺動されることに
なり、上記衝撃発生時と同様に係合部材18のa
方向への回動が阻止される。これにより、シート
バツク3aが起した姿勢にロツクされて倒伏不能
となり、ドアロツクを怠つて車を離れた場合にも
トランクルーム1内の荷物を車室2側から盗まれ
るといつたことが防止される。
尚、上記手動操作部材21に代えて、第8図に
示すようにソレノイド21′を用い、該ソレノイ
ド21′の作動により回動規制部材19′を上方に
揺動させて係合部材18′の回動を阻止するよう
にしてもよい。その場合、ソレノイド21′を作
動させる操作部材32′として、例えばキーを用
いて操作するキー付き押釦やキー付きグローブボ
ツクス内に設けられた押釦或いはコンピユータに
よるキーレスエントリ方式の一環として備えられ
る操作部材を用いるようにしてもよい。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、車室内とトラン
クルーム内とを連通させ且つ該連通部を前方に倒
伏可能なリヤシートのシートバツクで仕切るよう
にした自動車において、上記シートバツクをスプ
リング力による比較的弱い保持力で保持するよう
にしたから、該シートバツクをトランクルーム側
からも容易に倒すことができ、子供がトランクル
ーム内に閉じ込められても容易に脱出できるよう
になる。また、シートバツクを手動操作或いはキ
ー操作等によつて起立姿勢にロツクすることがで
き、従つてドアロツクを怠つた場合にも、トラン
クルーム内の荷物を車室側から盗まれるといつた
ことが防止されることになる。更に、シートバツ
クを比較的弱い保持力で起立姿勢に保持するよう
にしたにも拘らず、衝撃発生時には衝撃感知作動
部材の作用でシートバツクが起立姿勢の状態に固
定されるようになり、これによりシートバツクが
不意に倒れることによる当該リヤシートに着席し
ている乗員の危険が防止されることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
自動車の車体後部を示す概略縦断側面図、第2図
はリヤシートのロツク装置の側面図、第3図は同
じく背面図、第4図は第3図の矢視方向の側面
図、第5図は第2図−線により切断した要部
拡大縦断背面図、第6図は手動操作部材の一部破
断拡大側面図、第7図は該装置の一作用状態を示
す側面図、第8図は該装置における手動操作部材
の他の実施例を示す要部側面図である。 1……トランクルーム、2……車室、3……リ
ヤシート、3a……シートバツク、4……連通
部、8……車体(メンバ)、9……リヤシートロ
ツク装置、13……係止部材、18……係合部
材、19……衝撃感知作動部材(回動規制部材)、
20……衝撃感知部材、21,21′……作動操
作部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室内と車体後部のトランクルームとが連通さ
    れ、且つ該連通部をリヤシートのシートバツクで
    仕切るようにした構造の自動車のリヤシートロツ
    ク装置であつて、上記シートバツクに設けられた
    係止部材と、車体側に備えられて上記係止部材と
    係合すると共にその係合状態がスプリング力によ
    り保持される係合部材と、衝撃発生時に上記係止
    部材と係合部材との係合状態を保持する衝撃感知
    作動部材と、該作動部材を作動状態に操作して上
    記係止部材と係合部材とを係合状態にロツクする
    作動操作部材とから構成されていることを特徴と
    する自動車のリヤシートロツク装置。
JP1984026254U 1984-02-24 1984-02-24 自動車のリヤシ−トロツク装置 Granted JPS60137633U (ja)

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JP1984026254U JPS60137633U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 自動車のリヤシ−トロツク装置

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JPS60137633U JPS60137633U (ja) 1985-09-12
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JPS60137633U (ja) 1985-09-12

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