JPH01279131A - クラッチコントロールケーブル系の防振装置 - Google Patents

クラッチコントロールケーブル系の防振装置

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JPH01279131A
JPH01279131A JP10660588A JP10660588A JPH01279131A JP H01279131 A JPH01279131 A JP H01279131A JP 10660588 A JP10660588 A JP 10660588A JP 10660588 A JP10660588 A JP 10660588A JP H01279131 A JPH01279131 A JP H01279131A
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JP
Japan
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vibration
control cable
cable
damper
clutch
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Application number
JP10660588A
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English (en)
Inventor
Sadahiro Onimaru
鬼丸 貞弘
Fumiyasu Kuratani
文保 鞍谷
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Nippon Cable System Inc
Original Assignee
Nippon Cable System Inc
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Publication date
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Publication of JPH01279131A publication Critical patent/JPH01279131A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F7/00Vibration-dampers; Shock-absorbers
    • F16F7/10Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はクラッチコントロールケーブル系の防振装置に
関する。さらに詳しくは、自動車におけるクラッチコン
トロールケーブル系の振動を防止する装置に関する。
[従来の技術] 自動車が騒音を発生する原因の一つとして、エンジンの
振動がある。クラッチユニットのクラッチレリーズレバ
−には、クラッチ操作用のコントロールケーブルの一端
が連結され、該コントロールケーブルの他端側のケーシ
ングキャップはダッシュパネルに固定され、さらに前記
コントロールケーブルの内索端部にはクラッチペダルが
接続されている。
エンジンの摂動はコントロールケーブルを介してパネル
やペダルに伝達され、それらが振動すると、パネルの膜
振動によりこもり音が発生したり、ペダル類がガタガタ
と振動したりして不快感を与える。
叙上のごとき振動およびそれに起因する騒音を防止する
ため、特開昭81−81828号公報(従来例I)や実
開昭58−86919号公報(従来例■)の防振装置が
提案されている。
従来例Iの装置は、第32〜33図に示されるようにク
ラッチコントロール系の可動部材、すなわちレリーズア
ーム(103)または該アームの連結部にダイナミック
ダンパ(105)を固着したものである。
従来例■の装置は、第34図に示されるようにダッシュ
パネル<IIG)に固定したボス(122)とコントロ
ールケーブルの導管(toe)とを直接結合しないで、
ボス(122)と導管(10B)の端面との間にダイナ
ミックダンパ(132)の弾性部材(124)を介在さ
せ、該弾性部材(124)を介してボス(122)と導
管(10B)とを結合したものである。
[発明が解決しようとする課題] 前記従来例■、Hのいずれもある程度の防振効果を存す
るが、ダッシュパネルの共振を完全に防止するには至っ
ていない。
また従来例■の装置では、ダッシュパネルとコントロー
ルケーブルの導管との間に弾性部材が介在されているの
で、クラッチ操作のたびに弾性部材が伸び縮みし、スト
ロークロスを大きくするという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑み、防振効果が一層高く、かつ
コントロールケーブルのストロークロスが小さいクラッ
チコントロールケーブル系の防振装置を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の防振装置をTS1図に基づき説明する。
本発明におけるクラッチコントロールケーブル系は、ク
ラッチペダルとクラッチレリーズレバ−とがフントロー
ルケーブルで連結され、前記コントロールケーブルの途
中または他端に被振動部材が存する系である。そして前
記コントロールケーブルの構成部品にダイナミックダン
パが2個以上取りつけられており、前記ダイナミックダ
ンパのそれぞれが、前記被振動部材の数次の共振点を含
む周波数領域内の振動数で加振されたとき振動を生じ、
かつ共振する振動特性を有するものであり、しかもたが
いに共振点を異にすることを特徴とする。
なお本明細書において、被振動部材とはコントロールケ
ーブルの導管が固定されているダッシュパネルや内索の
端部に固定されているクラッチペダル、レリースレバー
などが該当する。
[作 用] 第1図に示すクラッチコントロール系において、エンジ
ンの振動がコントロールケーブルに加えられると、2個
のダイナミックダンパ(Da)、(Db)がそれぞれの
共振点付近の振動周波数において、コントロールケーブ
ルの振動を打消すように運動し、コンI・ロールケーブ
ルの振動を低減する。そのためコントロールケーブルに
連結されている被振動部材の振動も低減される。
本発明ではダイナミックダンパが2個以−り用いられて
いるので、振動を低減しうる周波数領域が広い。第2図
に基づき概念的に説明する。
X軸は振動周波数(Ilz)、Y軸は振動加速度(C)
を表わす。Pは被振動部材の振動スペクトルである。振
動発生源であるエンジンは多くの加振振動数を有するの
で、被振動部材は図に示すように多くの振動ピークをも
つ。符号(da)、(db)はそれぞれダイナミックダ
ンパ(Da)、(Db)の振動スペクトルであり、それ
ぞれの共振点がたがいに異なるように、それぞれの質f
f1(va)、(wb)、バネ定数(ka)、(kb)
が設定されている。ここでコントロールケーブルが広範
囲な周波数領域で加振されると、各ダイナミックダンパ
(Da)、(Db)はそれぞれの固有振動数(図の振動
スペクトルの頂点)の前後において振動し、それぞれの
振動領域において被振動部材の振動を低減する。そのた
め、被振動部材の振動は広い領域にわたって低減される
さらに本発明ではダイナミックダンパが操作力の伝達経
路中に介装されていないので、コントロールケーブルの
ストロークロスを増大することがない。
〔実施例] つぎに本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明のブロック図、第2図は本発明の防振効
果を概念的に説明するためのグラフ、第3図はダイナミ
ックダンパの取付位置を例示するための説明図、第4〜
15図はそれぞれ本発明にかかわるダイナミックダンパ
の説明図、第10−17図は振動試験に供したダイナミ
ックダンパの取付状態と構造を示す説明図、第18〜1
9図はそれぞれダンパ(D4)、(D13)の振動スペ
クトルを示すグラフ、第20図は前記ダンパ(D4)、
(D13)の振動スペクトル測定装置の説明図、第21
図は振動試験方法を示す説明図、第22〜24図は比較
例1の振動スペクトルを示すグラフ、第25〜27図は
本発明の実施例1の振動スペクトルを示すグラフ、第2
8〜30図はそれぞれ比較例2〜4の振動スペクトルを
示すグラフ、第31図は比較例4の説明図、第32〜3
3図は従来例Iの防振装置の説明図、第34図は従来例
Hの防振装置の説明図である。
(1)本発明の適用対象 本発明では、クラッチコントロール系のケーブル(以下
、クラッチケーブルという)が適用対象となる。
クラッチケーブル(+4)は第3図に示されるように、
振動発生源であるエンジン(1)に固定されたトランス
ミッションケース(2)内のクラッチユニット(図示さ
れていない)にレリーズレバ−(7)を介して連結され
ており、導管(14d)端部のケーシングキャップ(1
4c)がダッシュパネル(6)に固定され、−末にクラ
ッチペダル(4)が連結されている。そしてダッシュパ
ネル(6)やクラッチペダル(4)が被振動部材に該当
する。
(1)ダイナミックダンパの取付位置 本発明において、ダイナミックダンパはクラッチケーブ
ル圓の構成部品のいずれかに取りつけられる。
すなわち、クラッチケーブル04)の導管(14d)、
導管端部のケーシングキャップ(14c) 、内索(1
4a) 、および内索の索端金具(14b) 、(14
e)が取付位置となる。具体的には第3図における■〜
■が取付位置となる。
■クラッチのレリーズレバ−(7)側における内索(1
4a)の索端金具(14b) ■レリーズレバー(7)側における内索(14a)■レ
リーズレバー(7)側におけるケーシングキャップ(1
4c) ■内索(14a)の途中 ■導管(14d) なお導管(14d)に取りつけるばあいは、配索形状が
湾曲し導管(14d)内部で内索(14a)が導管(1
4d)内壁に強く接して、振動が内索(14a)から導
管(14d)に伝えられる部分から先の方が効果が大き
い。
■ペダル(4)側のケーシングキャップ(14c)■ペ
ダル(4)側の内索(14a) ■ペダル(4)側の索端金具(14e)以上のとおりで
あるが、■〜■の取付位置は任意に選択することができ
、また取りつけるべきダンパは2個以上を同じ部索端金
具位に隣接または近接して取りつけてもよく、また■〜
■の取付位置を任意に組み合わせてもよい。
(IIDダイナミックダンパの構成 本発明のダイナミックダンパ(以下、ダンパという)は
、ウェイト要素とバネ要素の機能を有するものであれば
よい。したがって、つぎの組合せのものを用いることが
できる。
■ウェイトと弾性体 ウェイトが質量要素、弾性体がバネ要素となる ■弾性体のみ 弾性体の重量が質量要素となる ■ウェイトとバネ ■バネのみ バネの重量が質量要素となる ■ウェイトと弾性体とバネ 本発明のダンパに用いられる弾性体としては、タロロブ
レンゴムやブチルゴム、ニトリルゴムなどの合成ゴム、
および天然ゴムなどのゴム、さらにポリウレタンやポリ
、塩化ビニルなどの各邦のプラスチックを用いることが
できる。ウェイトとしては鋼その他の金属が使いやすい
が、とくに制限なくどのような材料でも用いることがで
きる。またバネとしては鋼やステンレスのような鉄系金
属、銅やアルミニウムのような非鉄金属、ポリアセター
ルやポリカーボネ一トのようなプラスチック、FRPの
ような複合材料などの任意の材料を適宜用いることがで
きる。
つぎにダンパの各実施例を図面に基づき説明する。
ダンパ(旧) 第4図において、+211は厚内円板状のゴムなどの弾
性体、nは輪状のウェイトである。弾性体(21)とウ
ェイトのとは焼付けなど任意の方法で結合される。弾性
体C21)の中心には装着用の孔のが穿孔されている。
■は被取付部材であり、この被取付部材■が前記孔■に
挿入され、焼付や接芒により固定される。
ダンパ(D2) 第5図に示されるように、このダンパ(D2)は弾性体
(2Bの横側面に輪状のウェイトnを接合したものであ
る。
ダンパ(D3) 第6図に示されるように、被取付部材■に鋼製の円板の
が螺合され、この円板のに輪状の弾性(2ηとウェイト
のを順に接合したものである。
(至)は円板のを締結するためのナツトである。なおウ
ェイトのを除くと、弾性体(2つのみで構成したダイナ
ミックダンパとなり、かかる構成のダンパも用いること
ができる。
ダンパ(D4) 第7図に示されるように、円柱状の弾性体ののみからな
るダンパである。このダンパ(D4)は第4図に示され
たダンパ(DI)や第5図に示されたダンパ(D2)か
らウェイトのを除き、弾性体のみで構成したものである
ダンパ(D5) 第8図に示されるように、彼取付部材囚に鋼製の円板の
が螺合され、この円板のにコイル状のバネ四が固定され
、バネ四の自由端にウェイ11が結合されたものである
ダンパ(DO) 第9図に示されるように、被取付部材■に薄板の板バネ
(5)が螺合され、その仮バネ四の周縁部に輪状のウェ
イトnが固着されたものである。
なおウェイトnを除くと、板バネ(至)のみで構成した
ダイナミックダンパとなり、かかる構成のダンパも用い
ることができる。
ダンパ(DI) 第10図に示されているように、このダンパ(D7)は
第8図に示されたダンパ(D5)からウェイトのを除き
、バネ四のみで構成したものである。
ダンパ(D8) 第11図に示されるように、このダンパ(D8)は第8
図のダンパ(D5)におけるバネ(至)とウェイトのと
の間に弾性体(211を固着したものである。
ダンパ(D9) 第12図に示されているように、円板のの側面における
内周側に弾性体(21a)とウェイト(22a)からな
るダンパ(D9a)が取りつけられ、外周側に弾性体(
21b)とウェイト(22b)からなるダン/< (D
9b)が取りつけられたものである。この例でも、ダン
パ(09a) 、(D9b)間の共振点は異なるよう設
定されている。
ダンパ(010) 第13図に示されるように、厚肉円板状の弾性体(21
)の外周に輪状のウェイトnを固着したものである。弾
性体(211の中心には比較的径の大きい孔のが穿孔さ
れている。このダンパ(DIG)は導管(10d)およ
びケーシングキャップ(foe)に取りつけるタイーブ
のものである。
ダンパ(Dll) 第14〜15図のダンパ(Dll)は、ペダル(4)と
内索(14a)を供給する索端金具(14o)に取りつ
けられるものである。索端金具(14e)には内索(1
4a)がニップル(14g)で固定されている。索端金
具(14c)の端板(141’)には弾性体(2勤とウ
ェイトnがその順で接合されたダンパO1)が固定され
ている。
以上に各種のダイナミックダンパの構成を説明したが、
これらに限られることなく、バネ要素と質量要素をもつ
ものであれば任意の形状、構造のものを用いることがで
きる。
N振動試験 本発明の防振装置について、つぎの要領で振動試験を行
った。
(ωダンパ 試験に供したダンパは第16図に示されたダンパ(D4
)とダンパ(旧8)である。ダンパ(D4)は第7図に
示されたダンパ(D4)と同タイプであり、ダンパ(D
IS)は第5図のダンパと類似タイプのダンパである。
ダンパ(D4)の仕様は、弾性体+21)の外径が5h
a、長さが50m5.重さが142.7 gであり、材
質はクロロブレンゴム(硬度II s 60 ’ )で
ある。第18図に示されるような振動スペクトルをもち
、共振点は348.7511z 、共振時の振動加速度
は入力IGのとき冗である。ダンパ(013)は第17
図に示されるように、ウェイトnが断面鍵形で、内向き
の鍔(2勺を有している。弾性体(211は外径が50
m+s、長さが2hmS重さが57.2gであり、材質
はクロロブレンゴム(硬度II s 80 ’ )であ
る。ウエイト力は鍔(至)の内径(dl)が3011I
111胴部内径(d2)が40鰭、外径(d3)が5h
a+、鍔■の厚さ(v)4mm、全体の厚さ (交)が
lO關の鋼製であり、重さ89.Ogである。第19図
に示されるような振動スペクトルをもち共振点は18g
、7511z。
共振時の振動加速度は入力IGのとき7Gである。
なお各ダンパ(D4)、(DIS)の振動スペクトルは
つぎのようにして測定した。第20図に示されるように
、振動試験装置(40) [IMV株式会社製vS−3
2031を用い、その振動子(41)に前記ダンパ(D
4)、ダンパ(Dll)を1個づつ取りつけた。ダンパ
(D4)、(DIS)に加速度ピックアップ(32)[
リオン株式会社製PV−90A]を取りつけ該ピックア
ップ(32)に増幅器(42) [リオン株式会社製L
IV−011、PPTアナライザ<43) [株式会社
小野測器製、CF−9201、プリンタ(44) [株
式会社小野測器製CX−337]を接続した。入力加速
度IGで一定のサイン波形の振動を2011zから52
011zの間を10分間でスイープする速度で人力し、
共振波形を描いた。
■振動試験装置 第21図に示されるように、ダッシュパネル(6)に加
速度ピックアップ(31)を取りつけ、クラッチのレリ
ーズレバ−(力に加速度ピックアップ(32)を取りつ
けた。各ピックアップ(31)、(32)に増幅器(4
2)、pp’rアナライザ(43)、プリンタ(44)
を接続した。ダンパ(D4)および(013)の取付位
置は第18図に示されているように、クラッチケーブル
(ロ)のレリーズレバ−(7)側の索端金具(14b)
であり、レリーズレバ−(7)より外側にダンパ(D4
)を内側にダンパ(D13)を取りつけた。
用いた被実験車輌は、スズキジムニー1300.61年
式、型式E−JA5111である。用いた測定器は、パ
ネル側ピックアップ(31)かりオン株式会社製PV−
85Bテあり、ピックアップ(32)、増幅器(42)
、PFTアナライザ(43) 、プリンタ(44)は第
20図のものと同一である。
(C) filll定方法 被実験車輌のエンジン(1)を所定の回転数に合わせ、
クラッチペダル(4)の踏み込み、戻し操作を繰り返し
、ダッシュパネル(6)からこもり音が発生した時の振
動を検出し、周波数分析した。
実験例は次表のとおりである。
[以下余白] (小結果 結果が第22〜30図に示されている。
それぞれの図において(A)はレリーズレバ−(7)の
振動スペクトル、(B)はダッシュパネル(6)の振動
スペクトルである。
実験例1〜3はダンパを取りつけていない比較例1の結
果を示している。
第22図によりエンジン回転数2000rpm  (実
験例1)では、周波数100〜40011zの領域でレ
リーズレバ−(刀に0.2G以上の振動ピークが多数現
われ、0.5Gに達する振動ピークもあることが判る。
またダッシュパネル(6)には0.005G以上の振動
ピークが多数現われ、0.025Gに達する振動ピーク
もあることが判る。また第23図によりエンジン回転数
3500rpa+  (実験例2)では、周波数100
〜50011zの領域でレリーズレバ−(7)の0.3
G以上の振動ピークが多数現われ、IGに達する振動ピ
ークも多いことが判る。またダッシュパネル(6)には
0.10以上の振動ピークが多数現われ、0.25Gに
達する振動ピークもあることが判る。さらに第24図に
よりエンジン回転数5000rpm+  (実施例3)
では、周波数100〜40011zの領域でレリーズレ
バ−(′7)に10以上の振動ピークが多数現われ、I
OCに達する振動ピークもあることが判る。またダッシ
ュパネル(6)には0.05G以上の振動ピークが多数
現われ、0.4Gを越える振動ピークもあることが判る
これに対し、ダンパ(D4)とダンパ(D13)を取り
つけた本発明の実施例1では、つぎの結果を示している
。なお実施例1の実験例4〜6は比較例1の実験例1〜
3とそれぞれ実験条件が同一であり対応している。
第25図に示されたエンジン回転数2000rpm(実
施例4)では、レリーズレバ−(刀の振動加速度はほと
んど0.2G以下に低減され、ダッシュパネル(6)の
振動加速度もほとんど0.005以下に低減しているこ
とが判る。また第26図に示されたエンジン回転数35
00rpm  (実施例5)では、レリーズレバ−(7
)の振動加速度はほとんど0.3G以下に低減され、ダ
ッシュパネル(6)の振動加速度もほとんど0.IG以
下に低減していることが判る。なお15011z付近で
高い振動ピークが現われているが、これは周波数が低い
のでこもり音が発生せず実害はない。
さらに第27図に示されたエンジン回転数5000rp
m  (実施例6)では、レリーズレバ−(7)の振動
加速度はほとんどIG以下に低減され、ダッシュパネル
(6)の振動加速度もほとんど0.05G以下に低減し
ていることが判る。なお15011z付近のピークは高
いままであるが、これも周波数が低いので実害はない。
以上のごとく本発明によれば、ダンパを取りつけないば
あいに比べて顕著な防振効果のあることが判る。
つぎにダンパを1個だけ取りつけた比較例2〜4につい
て比較実験した。比較例2はダンパ(D13)のみを第
18図のとおり取りつけたもの、比較例3はダンパ(D
4)のみを第16図のとおり取りつけたものである。い
ずれもエンジン回転数350Orpmで測定した。比較
例2の結果を第28図で見ると、150〜300 II
 z付近は防振効果があるが、300〜40011z付
近はほとんど防振できていないことが判る。また比較例
3の結果を第29図で見ると、300〜40011zで
は低減効果があるが、150〜30011zでは低減効
果のないことが判る。
第28〜29図の結果と第18〜19図の各ダンパ(D
4)、(013)の振動スペクトルを対比をさせると、
各ダンパ(D4)、(D13)の各共振点付近で振動が
低減できているが、そこから離れた周波数領域では防振
効果が期待できないことが判る。
さらに従来例Iに相当する装置として、第31図に示さ
れる比較例4を準備した。この装置はクラッチのレリー
ズレバ−(7)にダンパ(D4)をボルト■で固定した
ものである。この比較例4について比較例2.3と同様
にして実験を行った(実験例9)。結果が第30図に示
されている。
これによると、比較例3とほぼ同様の結果が出ており、
防振効果が充分でないことが判る。
以上の結果から、たがいに共振点が離れているダンパを
複数個取りつけた本発明においては広い周波数領域にわ
たって高い振動低減効果を奏することが判る。
前記実施例1はダンパを2個用いたが、もちろん3個以
上取りつければ、より広範囲の周波数領域で大幅な振動
低減効果を奏しうるちのである。
[発明の効果] 本発明によればコントロールケーブル系の防振を広範な
周波数領域で、かつ顕著に達成することができ、さらに
コントロールケーブルの操作性を阻害することがまった
くない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のブロック図、第2図は本発明の防振効
果を概念的に説明するためのグラフ、第3図はダイナミ
ックダンパの取付位置を例示するための説明図、第4〜
15図はそれぞれ本発明にかかわるダイナミックダンパ
の説明図、第16〜17図は振動試験に供したダイナミ
ックダンパの取付状態と構造を示す説明図、第18〜1
9図はそれぞれダンパ(D4)、(D13)の振動スペ
クトルを示すグラフ、第22図は前記ダンパ(D4)、
(D13)の振動スペクトル測定装置の説明図、第21
図は振動試験方法を示す説明図、第22〜24図は比較
例1の振動スペクトルを示すグラフ、第25〜27図は
本発明の実施例1の振動スペクトルを示すグラフ、tJ
28〜30図はそれぞれ比較例2〜4の振動スペクトル
を示すグラフ、第31図は比較例4の説明図、第32〜
33図は従来例Iの防振装置の説明図、第34図は従来
例■の防振装置の説明図である。 (図面の主要符号) Q4):クラッチケーブル (21) 、弾 性 体 の二ウェイト (至):コイルバネ 第1 回 第2団 a 振動筒波数  (Hz) t’3羽 才4図      才60 オ9図 才110 第12図 9b 才13図 0c 第14回 才15臣 第16図 ワ 振動周波数fHz) L’      too     200   3D0
    400  5COH2振動周波数(Hz) 才20図 第21図 才22図 振動周波数(H2) 第23図 振動周波数(MZ) 第24図 振動周波数(Hz) 振動周波数(Hz) 第25図 振動周波数(H2) 振動周波数(H2) 牙26図 振動周波数(Hz) 振動周波数(Hzン 第27図 振動同波数(Hz) 振動周波数(Hz) 第28図 振動周波数(Hz) 振動周波数(Hz) 才29図 振動周波数(Hz) 振動同波数(Hz) 才30図 振動周波数 (Hz) 振動周波数 (Hz) 手続補正書動式) %式% 3補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  兵庫県宝塚市栄町1丁目12番28号名 称
  日本ケーブル・システム株式会社代表者 寺 浦 
 實    1よヵ、1.f14代理人 〒540゛ 住 所  大阪市東区谷町2丁目37番地 NSビル氏
名 (6522)弁理士朝日奈宗太 電話(06) 943−8922 (代) 1よヵ、1
名6捕正の対象 (1)  明細書の「図面の簡単な説明」の欄(2) 
  図  面 7捕正の内容 (1)明細書26頁2行の「第22図」を「第20図」
と補正する。 (2)  図面(第18図および第19図)を補正され
た図面(第18図および第19図)のとおり補正する。 8添付書類の目録 (1)補正された図面 (第18図および第19図)      1通第18四 才190 手続補正書印発) 2発明の名称 クラッチコントロールケーブル系の防振装置3補正をす
る者 事件との関係  特許出願人 住 所  兵庫県宝塚市栄町1丁目12番28号名 称
  日本ケーブル・システム株式会社代表者 寺 浦 
 實    はが1名4代理人 〒540 5補正の対象 (1)明細書の「発明の詳細な説明」の欄(2)   
図  面 6補正の内容 (1)明細書6頁18行の「、レリーズレバ−」を削除
する。 [2)  図面(第1図、第17図およびは第22図)
を補正された図面(第1図、第17図および第22図)
のとおり補正する。 7添付書類の目録 (1)補正された図面 (第1図、第17図および第22図)  1通第1 園

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 クラッチペダルとクラッチレリーズレバーとがコン
    トロールケーブルで連結され、前記コントロールケーブ
    ルの途中または他端に被振動部材が存する系において、 前記コントロールケーブルの構成部品にダ イナミックダンパが2個以上取りつけられており、 前記それぞれのダイナミックダンパが、前 記被振動部材の数次の共振点を含む周波数領域内の振動
    数で加振されたとき振動を生じ、かつ前記領域内の特定
    の振動数に応答して共振する振動特性を有するものであ
    り、しかもたがいに共振点を異にすることを特徴とする
    クラッチコントロールケーブル系の防振装置。 2 前記ダイナミックダンパが、ウェイトと弾性体とか
    らなる請求項1記載の装置。 3 前記ダイナミックダンパが、弾性体のみからなる請
    求項1記載の装置。 4 前記ダイナミックダンパが、ウェイトとバネとから
    なる請求項1記載の装置。 5 前記ダイナミックダンパが、バネのみからなる請求
    項1記載の装置。 6 前記ダイナミックダンパが、ウェイトと弾性体とバ
    ネからなる請求項1記載の装置。 7 請求項2、3、4、5、6のダイナミックダンパの
    うち、いずれか2種以上のダイナミックダンパを組み合
    わせて取りつけてなる請求項1記載の装置。 8 前記ダイナミックダンパの取付位置が、コントロー
    ルケーブルの内索の端部である請求項2、3、4、5、
    6または7記載の装置。 9 前記ダイナミックダンパの取付位置が、コントロー
    ルケーブルの内索の途中である請求項2、3、4、5、
    6または7記載の装置。 10 前記ダイナミックダンパの取付位置が、コントロ
    ールケーブルの導管である請求項2、3、4、5、6ま
    たは7記載の装置。 11 前記ダイナミックダンパの取付位置がコントロー
    ルケーブルのケーシングキャップである請求項2、3、
    4、5、6または7記載の装置。 12 請求項8、9、10または11の取付位置が組み
    合せられてなる請求項1記載の装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160094432A (ko) 2013-12-11 2016-08-09 메이덴샤 코포레이션 차량 구속 장치
KR20180002871A (ko) 2015-05-15 2018-01-08 메이덴샤 코포레이션 차량 구속 장치

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US10648890B2 (en) 2013-12-11 2020-05-12 Meidensha Corporation Vehicle restraining device
US10928278B2 (en) 2013-12-11 2021-02-23 Meidensha Corporation Vehicle restraining device
KR20180002871A (ko) 2015-05-15 2018-01-08 메이덴샤 코포레이션 차량 구속 장치
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