JPH01275104A - ポリオレフィン系樹脂予備発泡粒子の内圧付与方法 - Google Patents

ポリオレフィン系樹脂予備発泡粒子の内圧付与方法

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JPH01275104A
JPH01275104A JP10661488A JP10661488A JPH01275104A JP H01275104 A JPH01275104 A JP H01275104A JP 10661488 A JP10661488 A JP 10661488A JP 10661488 A JP10661488 A JP 10661488A JP H01275104 A JPH01275104 A JP H01275104A
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JP
Japan
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pressure
particles
internal pressure
gas
polyolefin resin
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JP10661488A
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Akio Takahashi
明男 高橋
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はポリオレフィン系樹脂予備発泡粒子の内圧付与
方法に関する。
[従来の技術] 従来、ポリオレフィン系樹脂粒子の型内成形においては
、ポリオレフィン系樹脂予備発泡粒子を成形前に加圧気
体雰囲気下で処理を行なって内圧を高めたのち、型内成
形を行なう方法が知られている。この方法は、通常、耐
圧容器内にポリオレフィン系樹脂予備発泡粒子を充填し
たのち、耐圧容器内に加圧無機気体を導入して該粒子内
に加圧気体を拡散浸透させることにより、該粒子に内圧
を付与する方法である。
前記粒子に内圧を付与する方法としては、特開昭49−
85158号公報(以下、先願1という)や特開昭58
−101025号公報(以下、先願2という)に記載さ
れている方法が知られている。先願1の方法では、かな
り高い圧力を有する気体中にポリオレフィン系樹脂予備
発泡粒子を入れるため、該粒子の収縮度合が著しく大き
く、種々の問題、たとえば高圧力の気体に耐える構造強
度を備えた耐圧容器が必要であるため、経済的に不利で
あり、また粒子の収縮によってみかけ上、加圧気体が拡
散浸透する粒子の表面積が減少するとともに粒子の収縮
によって粒子内部の圧力(以下、内圧という)が発生し
、加圧圧力と内圧との差圧が減少するためか、拡散浸透
速度が遅くなるなどの問題がある。
先願2に記載された方法は、ポリオレフィン系樹脂予備
発泡粒子の収縮を生じさせない圧力下に該粒子を保持し
、ついで該粒子の収縮を生じさせないように徐々に気体
の加圧圧力を増大して粒子内圧を付与する方法であるが
、かかる方法によれば粒子の収縮を生じさせない圧力で
気体を圧入するため、粒子の発泡倍率にもよるがこの圧
力はきわめて低くなり、結果として粒子に所定の内圧を
付与するのに要する時間がきわめて長くなるという欠点
がある。それゆえ、粒子内圧を付与するため使用する容
器の容積が極めて大きなものになるか、通常の大きさの
容器を使用しようとすれば容器の数が増えるという経済
上の不利益が生じたりする。
前記先願2の方法を改良した技術としては、特開昭59
−229321号公報(以下、先願3という)に記載さ
れた方法があり、かかる方法は予備発泡粒子を75℃以
下の温度で加熱して徐々に加圧圧力を増大して粒子に内
圧を付与する方法であるが、前記先願2の方法と同様に
粒子の収縮を生じさせない圧力で無機気体を圧入するた
めに、結果として粒子に所定の内圧を付与するのに要す
る時間が長いという欠点がある。
さらに前記先願2の方法および先願3の方法を改良した
技術としては、特開昭61−40334号公報(以下、
先願4という)があり、かかる方法は予備発泡粒子の体
積収縮率が10〜50%の範囲内となるような条件下で
徐々に気体の加圧圧力を上昇させて圧入する方法である
。しがしながら、かかる方法には、予備発泡粒子として
低倍率のものを用いたときに必要以上に該粒子を加圧す
る必要があるなどの欠点がある。また、無機気体を圧入
することにより予備発泡粒子に内圧を付与したあとに内
圧を付与したときと同じ条件を継続させたばあいには、
該粒子の内圧はさらに上昇し、これが原因で成形時に融
着不良をおこし、また内圧を付与した粒子の温度が40
℃以上であるばあいには、該粒子をただちに成形に供し
たときに粒子の内圧逸散速度が大きいため、大気圧の状
態にある充填用ホッパーに貯蔵する時間をきわめて短く
する必要がある。仮に該粒子を金型に充填し成形したば
あいには、該粒子内の無機ガスが逸散して所定の内圧か
えられないため、成形品にヒケが発生することとなる。
そこで予備発泡粒子の内圧を安定にする方法として、特
開昭60−151029号明細書(以下、先願5という
)には、予備発泡粒子に内圧を付与したのちに該粒子を
室温に降温する方法が開示されている。
前記先願5の方法では、予備発泡粒子に2〜3時間内圧
を付与したあとに、1oo〜110”Cがら室温まで2
時間かけて冷却されている。前記冷却の方法については
明示されていないので不明であるが、以下の2つの冷却
方法が考えられている。
まず、第一の方法としては、内圧が付与された予備発泡
粒子を加圧する容器内に入れたままの状態で該容器にジ
ャケットを設けて冷却する方法がある。しかしながら、
該予備発泡粒子は伝熱不良導体であるため、容器内に撹
拌機を設けて強制的に撹拌してジャケット側より該粒子
を冷却する必要があり、このように容器に撹拌機を取付
けると容器の構造が複雑となり、しかも設備費が高くな
る。
また、第二の方法としては、容器内で予備発泡粒子を加
圧したのち、加圧に用いた加温加圧気体を一旦排出し、
容器内の圧力を大気圧と等しくしたのち、室温加圧気体
を圧入するという工程を数回繰返すことにより置換冷却
する方法がある。しかしながら、該粒子が加熱状態(1
00℃以上)にあるばあいには、該粒子の内圧の逸散速
度が非常に大きくて内圧の低下がきわめてはやいため、
かかる方法を採用することが困難である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記のごとき公知技術の欠点、すなわち先願1
に記載されている方法におけるがごとき、ポリオレフィ
ン系樹脂予備発泡粒子の収縮度合が著しく大きいこと、
気体の拡散浸透速度が遅くなること、高圧力に耐える耐
圧容器が必要なことなどの欠点や、先願2および先願3
に記載された方法におけるがごとき、収縮度合がいちじ
るしく小さい状態で徐々に加圧圧力を増大して所定の内
圧を付与する際に要する時間が長くなること、使用する
容器の容積が極めて大きなものになることなどの欠点を
解消しようとするものである。
また本発明は、先願4に記載された方法におけるがごと
き、収縮率がlO〜50%程度となるようにした状態で
徐々に加圧圧力を増大して所定の内圧を付与する方法に
おいて、特定の予備発泡粒子に対する加圧圧力が必要以
上に高くなるという問題点を解消しようとするものであ
る。
さらに本発明は、内圧付与後の該粒子の内圧の安定化を
はかるために、先願5に記載された方法におけるがごと
き、100〜110℃という高い内圧付与時の温度を低
くし、さらに冷却における内圧の低下を防止せんとする
ものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、前記従来技術に鑑みて高圧力に耐える耐圧
容器を必要とせず、しかも短時間で効率よ(収縮度合が
あまり大きくない予備発泡粒子の内圧付与方法を開発す
るべく鋭意研究な重ねた結果、かかる諸要件をすべて具
備した方法を見出し、本発明を完成するにいたった。
すなわち、本発明はポリオレフィン系樹脂予備発泡粒子
に無機気体を圧入して該粒子に内圧を付与する際に、該
粒子を45〜80℃に加熱し、初期圧を0.45 kg
 / cd [G)以上としたのち、0.25kg/c
シ/時以上の昇圧速度で徐々に無機気体の圧力を上昇さ
せて該粒子に無機気体を圧太し、該粒子の内圧を1.9
〜2.3atrQとすることを特徴とするポリオレフィ
ン系樹脂予備発泡粒子の内圧付与方法に関する。
本発明では、加圧気体下でポリオレフィン系樹脂予備発
泡粒子に気体を圧入浸透せしめるに際し、該粒子の加熱
温度、初期圧および段階昇圧速度の加圧条件を組合せて
設定することによって、きわめて効率よく該粒子に内圧
を付与するとともに内圧付与粒子の内圧を低下すること
なく効率よく冷却して安定した状態の内圧付与粒子をう
ろことができるのである。
[実施例] 本発明に用いるポリオレフィン系樹脂としては、ポリプ
ロピレン、プロピレンとエチレンとのランダムまたはブ
ロック共重合体、プロピレン、エチレンおよびブテンの
3元共重合体、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリ
エチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレンとアクリル酸
またはアクリル酸金属塩との共重合体、ポリブテン−1
、ポリ −4−メチルペンテン−1などがあげられるが
、これらに限定されるものではない。これらの樹脂は単
独で用いてもよく、2種以上混合して用いてもよい。ま
た前記樹脂と無機系または有機系の充填剤などとを配合
せしめたものを使用してもよい。
前記ポリオレフィン系樹脂のなかではとくに架橋または
無架橋のプロピレン−エチレン共重合体、ポリエチレン
系樹脂が好適である。
本発明に使用するポリオレフィン系樹脂予備発泡粒子の
製造方法にはとくに限定はなく、いかなる方法によって
えられたものであっても差支えない。
たとえば、揮発性発泡剤とポリオレフィン系樹脂粒子お
よび分散剤を耐圧密閉容器に水とともに分散懸濁させ、
ついで昇温しで所定の温度と圧力にしたのち、ポリオレ
フィン系樹脂粒子と水とを低圧域に放出することによっ
てえられる予備発泡粒子、揮発性発泡剤または無機ガス
を含浸したポリオレフィン系樹脂粒子を耐圧容器に入れ
て、該容器内で蒸気などにより加熱することによってえ
られる予備発泡粒子、さらに押出機などでポリオレフィ
ン系樹脂と発泡剤とを加熱混練後冷却して、押出機の先
端に設けられた多孔ダイより押出発泡ストランドとして
押出したのち、該発泡ストランドをカッターなどで適当
な長さに切断することによってえられる予備発泡粒子な
どがあげられるが、実質的に独立気泡を有する予備発泡
粒子であればいずれの方法によりえられたものであって
も使用することができる。
前記ポリオレフィン系樹脂予備発泡粒子の密度などには
とくに制限はないが、たとえば密度0.01〜0.3g
 / Cm3程度、平均気泡径としては100〜100
0μm程度のものが使用される。
本発明の方法において、予備発泡粒子に内圧を付与する
ための気体としては、空気、チッ素、二酸化炭素、ヘリ
ウム、アルゴンなどの無機系ガス、大気圧下の沸点が5
0℃以下であるような、たとえばメタン、エタン、プロ
パン、ブタン、ペンタンなどの脂肪族炭化水素類、クロ
ロジフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、ジク
ロロテトラフルオロエタン、メチルクロライド、メチレ
ンクロライドなどのハロゲン化炭化水素類のような揮発
性有機ガス類などがあげられるが、これらのなかでは経
済性および取扱いやすさの点を考慮すれば空気を用いる
ことが好ましい。なお、これらの気体は単独で用いても
よく、2種以上混合し用いてもよい。
つぎに本発明の方法を実施態様に基づき説明する。
ポリオレフィン系予備発泡粒子を耐圧槽に充填し、つい
で前記予備発泡粒子および耐圧槽を45〜80℃に加熱
保持したのち、加圧気体を該耐圧槽に導入することによ
り、該予備発泡粒子に気体が圧入されるが、加圧気体を
該耐圧槽に導入する際には、初期圧力は0.45 kg
 / cd (G)以上、なかんづ<  0.5〜4.
0kg/ cd (G)以上となるように調整される。
かかる初期圧力は0.45kg / J (G)よりも
低いばあい、内圧付与時間が長くなる傾向にあるので好
ましくない。なお、初期圧力は、あまりにも高いばあい
には、粒子の収縮によってみかけ上、加圧気体が拡散浸
透する粒子の表面積が減少するとともに、粒子の収縮に
よって内圧が発生し、加圧圧力と内圧との差圧が減少し
、拡散浸透速度が遅くなる傾向にあるので、2.0kg
/ cd (G)以下、好ましくは1、口kg / c
tl (G)以下となるように調整されるのが望ましい
つぎに耐圧槽内の気体の圧力を高めることにより、前記
予備発泡粒子に内圧が付与されるが、この際の昇圧速度
は1時間あたり 0.25kg/cd以上、好ましくは
0.5kg/c−以上となるように:A整される。かか
る昇圧速度は1時間あたり0.25 kg/cdよりも
小さいばあいには、加圧圧力が低いために内圧付与時間
が長くなる。なお、昇圧速度があまりにも大きすぎるば
あいには、粒子の収縮による表面積の減少や加圧圧力と
内圧との差圧が減少することによる内圧付与時間が長く
なる傾向にあるので、1時間あたり2kg/cシ以下、
好ましくは1 kg / cd以下であることが望まし
い。
内圧付与終了時の気体の圧力は、4 kg / ci 
(G)よりも高いばあいには、粒子の収縮がきわめて大
きくなって内圧付与時間が長くなるので、4kg / 
cd(G)以下、なかんづ< 3 kg / cJ (
G)以下となるように調整されるのが好ましい。
加圧圧力を徐々に上昇させる方法としては、たとえば自
動制御機器などを利用して連続的に上昇させる方法や一
定時間ごとに段階的に上昇させる方法などがあげられる
が、本発明はかかる方法によって限定されるものではな
い。
内圧を付与する際の耐圧槽の温度は、ポリオレフィン系
樹脂の種類、予備発泡粒子の発泡倍率などによって異な
るので一概には決定することができない。かかる耐圧槽
の温度は、高くすれば予備発泡粒子の内圧上昇速度が大
きくなるので好ましいが、あまりにも高いばあいには、
加熱に要するコストが増大し、また内圧付与後の冷却に
長時間を要するので、50〜80℃、なかんづ<60〜
70℃であることが好ましい。
前記予備発泡粒子に内圧を付与する時間は、昇圧速度お
よび耐圧槽内の気体の最終圧力によって決定されるので
一概には限定することができないが、通常、2〜24時
間程度である。
かくして内圧が付与された予備発泡粒子の内圧はポリオ
レフィン系樹脂の種類、該樹脂の架橋の有無、予備発泡
粒子の発泡倍率などによって異なるが、1.9〜2.3
atffi 、好ましくは1.95〜2.25 ata
+である。かかる内圧は1,9atlllよりも小さい
ばあい、成形品の収縮や変形の原因となる傾向にあり、
また2、3atfflをこえるばあい、融若不良を生じ
やすくなる。
本発明において、内圧付与処理後のポリオレフィン系樹
脂粒子の内圧の測定法は、内圧付与処理後のポリオレフ
ィン系樹脂粒子を150℃の温度で30分間して予備発
泡粒子中から内圧付与処理によって拡散滲透した気体を
すべて追出したのち、上記粒子の重量変化を測定し、こ
の重量変化量を理想気体の状態方程式により圧力として
計算する。
つぎに内圧が付与された予備発泡粒子は常温にまで冷却
されるが、このばあい、耐圧槽内に圧入された無機気体
と常温の無機気体とを減圧および加圧を繰返して部分的
に置換しながら45℃以下に冷却するのが好ましい。か
かる操作を採用したばあいには、冷却時間が短く、内圧
の変化を生じないという利点があるので好ましい。
前記操作の一例としては、たとえば内圧が付与された予
備発泡粒子が入れられた耐圧槽の内圧を内圧付与終了時
の耐圧槽内の気体の圧力よりも0.5〜1.0kg/ 
cd (G)程度に下げたのち、常温の前記と同じ無機
ガスを内圧付与終了時の耐圧槽内の圧力になるまで圧入
する操作を1サイクルとしてこの工程を繰返す操作があ
げられる。前記耐圧槽の内圧を減圧または加圧する際の
減圧速度および加圧速度についてはとくに限定はないが
、これらの速度は内圧変動を発生−させないという点か
ら大きいことが望ましい。なお、冷却後の予備発泡粒子
の温度は45℃よりも高いばあいには、内圧が上昇する
傾向があるため、45℃以下、好ましくは40℃以下と
なるように:J!J’lsされるのが好ましい。また、
前記冷却操作を繰返す回数についてはとくに限定はなく
、通常前記冷却操作は予備発泡粒子が所定温度に冷却さ
れるまで繰返される。
本発明において、所定の内圧が付与されたポリオレフィ
ン系樹脂予備発泡粒子は、型内成形工程に移される。前
記型内成形工程の一例としては、たとえば前記予備発泡
粒子を蒸気加熱装置を有する閉鎖しうるが密閉しえない
金型に充填したのち、蒸気で加熱成形して型内発泡成形
体を製造する工程があげられる。
つぎに実施例および比較例に基づいて本発明の方法をさ
らに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限
定されるものではない。
実施例1〜6および比較例1〜IO エチレン−プロピレンランダム共重合体粒子としてDB
S 45 (エチレン含有率4.5%(重量%、以下同
様))またはLBS−13(エチレン含有率2.0%)
を用い、該粒子100部をジクロロジフルオロメタン約
30部および少量の分散剤とともに耐圧容器中の水30
0部に分散させた。ついで該分散液を加熱して134〜
138℃の予備発泡温度まで昇温したのち、新たにジク
ロロジフルオロメタンを加えつつ容器内圧を26〜27
kg / cd (G)の圧力に保持した。そののち耐
圧容器底部に設けられた4韻φのオリフィス孔を開いて
分散液を大気中に放出して発泡倍率4倍(DBS−45
)または13倍(LBS−13)のエチレン−プロピレ
ンランダム共重合体予備発泡粒子を製造した。
上記予備発泡粒子を第1表に示す条件にて加圧空気で内
圧付与処理を行ない、下記方法により粒子内圧を測定し
、1時間あたりの粒子の内圧上昇率を算出した。それら
の結果を第1表に示す。
(粒子内圧) 内圧付与処理終了後のエチレン−プロピレンランダム共
重合体粒子の重量を測定したのち、該粒子から内圧付与
処理によって拡散滲透した空気を追出し、粒子の重量を
測定し、変化量を理想気体の状態方程式により圧力とし
て算出する。
(1時間あたりの粒子内圧上昇率) 次式により算出する。
子の内圧上昇率  内圧付与時間 前記1時間あたりの粒子の内圧上昇率は、粒子に内圧が
付与されるときの効率の尺度になるものである。
[以下余白] 実施例1および2ならびに比較例1〜8の結果より、初
期圧力が低いかまたは昇圧速度が小さいばあいには、予
備発泡粒子の内圧が小さくなることがわかる。
実施例3および4ならびに比較例9および10の結果よ
り、初期圧力が高いばあいには、最終圧力が高くなり、
大がかりな加圧手段および加圧槽が必要となるとともに
加圧するのに長時間を要するので生産性が低くなること
がわかる。
さらに実施例1〜6の結果より、特定の冷却操作を使用
したばあいには、内圧の経時変化がないことが認められ
る。
[発明の効果コ 本発明のポリオレフィン系樹脂予備発泡粒子の内圧付与
方法を実施することにより、低圧の加圧圧力でも効率よ
く内圧付与処理を施すことができるので、前記先願1お
よび先願4に記載されたような高圧処理方法に必要とさ
れる高耐圧の容器を使用しなくてもよいので、設備費用
の低減がはかれるとともに、処理時間も前記先願2およ
び先願3に記載された低圧処理方法に比べてかなり短か
くてすむなど、本発明のポリオレフィン系樹脂予備発泡
粒子の内圧付与処理方法においてえられる利益はきわめ
て大である。
さらに本発明の方法のごとく、冷却方法を採用したばあ
いは、予備発泡粒子の内圧を安定に保持することができ
るという効果が奏される。
特許出願人  鐘淵化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリオレフィン系樹脂予備発泡粒子に無機気体を圧
    入して該粒子に内圧を付与する際に、該粒子を45〜8
    0℃に加熱し、初期圧を0.45kg/cm^2(G)
    以上としたのち、0.25kg/cm^2/時以上の昇
    圧速度で徐々に無機気体の圧力を上昇させて該粒子に無
    機気体を圧入し、該粒子の内圧を1.9〜2.3atm
    とすることを特徴とするポリオレフィン系樹脂予備発泡
    粒子の内圧付与方法。 2 ポリオレフィン系樹脂予備発泡粒子の内圧が1.9
    atm以上に付与されたあとに該粒子内に圧入された無
    機気体と常温の無機気体とを減圧および加圧を繰返して
    部分的に置換しながら45℃以下に該粒子を冷却する請
    求項1記載の内圧付与方法。
JP10661488A 1988-04-28 1988-04-28 ポリオレフィン系樹脂予備発泡粒子の内圧付与方法 Pending JPH01275104A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59229321A (ja) * 1983-06-10 1984-12-22 Japan Styrene Paper Co Ltd ポリオレフイン系樹脂予備発泡粒子の加圧処理方法
JPS6140334A (ja) * 1984-07-31 1986-02-26 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd ポリオレフイン系樹脂予備発泡粒子の内圧付与方法
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