JPH08281682A - 予備発泡ポリオレフィン粒子から成形体を製造する方法 - Google Patents
予備発泡ポリオレフィン粒子から成形体を製造する方法Info
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- JPH08281682A JPH08281682A JP8079232A JP7923296A JPH08281682A JP H08281682 A JPH08281682 A JP H08281682A JP 8079232 A JP8079232 A JP 8079232A JP 7923296 A JP7923296 A JP 7923296A JP H08281682 A JPH08281682 A JP H08281682A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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- C08J9/00—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
- C08J9/22—After-treatment of expandable particles; Forming foamed products
- C08J9/228—Forming foamed products
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高密度の発泡ポリオレフィン粒子からできる
だけ低密度の成形体を製造する方法を提供する。 【解決手段】 初期体積の30〜95%に収縮したポリ
オレフィン粒子を使用し、該粒子を引き続いて軟化温度
より少なくとも20℃下にある温度で0.2〜10バー
ルの超過圧の下で不活性ガスで充分な時間処理したポリ
オレフィンビーズを使用し、こうして処理したビーズを
内圧を継続的に保持して型に充填し、発泡させる。
だけ低密度の成形体を製造する方法を提供する。 【解決手段】 初期体積の30〜95%に収縮したポリ
オレフィン粒子を使用し、該粒子を引き続いて軟化温度
より少なくとも20℃下にある温度で0.2〜10バー
ルの超過圧の下で不活性ガスで充分な時間処理したポリ
オレフィンビーズを使用し、こうして処理したビーズを
内圧を継続的に保持して型に充填し、発泡させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高密度のポリオレフ
ィン発泡粒子から極めて軽い成形部品を製造する方法に
関する。
ィン発泡粒子から極めて軽い成形部品を製造する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン発泡粒子を製造する方法
は公知である。例えばドイツ特許出願公開第21557
75号明細書では液状分散剤中ポリマービーズからなる
分散液を加圧下に熱処理している。この熱処理の間に分
散剤の一部は撹拌下にポリマーに溶解する。約30分の
処理時間の後に反応内容物は周囲温度で低圧室に移され
る。その際ポリマービーズの発泡粒子への発泡が生じ
る。ポリマーに有機または無機の充填剤を加えることに
より特に均一なフォーム品質が得られると言う。
は公知である。例えばドイツ特許出願公開第21557
75号明細書では液状分散剤中ポリマービーズからなる
分散液を加圧下に熱処理している。この熱処理の間に分
散剤の一部は撹拌下にポリマーに溶解する。約30分の
処理時間の後に反応内容物は周囲温度で低圧室に移され
る。その際ポリマービーズの発泡粒子への発泡が生じ
る。ポリマーに有機または無機の充填剤を加えることに
より特に均一なフォーム品質が得られると言う。
【0003】特にエチレン/プロピレン−ランダムコポ
リマーの発泡はヨーロッパ特許公開第0053333号
明細書に記載されている。それによれば、ポリマービー
ズ、分散剤としての水、固体分散助剤ならびに揮発性発
泡剤から構成する1種の系で作業する。
リマーの発泡はヨーロッパ特許公開第0053333号
明細書に記載されている。それによれば、ポリマービー
ズ、分散剤としての水、固体分散助剤ならびに揮発性発
泡剤から構成する1種の系で作業する。
【0004】分散または押出発泡により製造される粒子
はまた収縮した形でも得ることができる。例えばドイツ
特許出願公開第2524196号明細書には、いかにし
て軽い発泡ビーズのカサ密度を収縮により増大できるか
が記載されている。このことは後で加熱圧縮して達成さ
る。その際目標は高密度を有する発泡成形品を製造する
ことである。
はまた収縮した形でも得ることができる。例えばドイツ
特許出願公開第2524196号明細書には、いかにし
て軽い発泡ビーズのカサ密度を収縮により増大できるか
が記載されている。このことは後で加熱圧縮して達成さ
る。その際目標は高密度を有する発泡成形品を製造する
ことである。
【0005】ヨーロッパ特許公開第0453836号明
細書は、膨張後その初期の体積の40%まで収縮する発
泡を記載している。これらを、収縮を解消するために、
圧力および熱を加えて後処理し、こうして10g/lの
カサ密度を有するパール状フォームを得る。したがって
ヨーロッパ特許公開第0453836号明細書は、軽い
成形品の製造の際は収縮した発泡粒子を直接使用するこ
とはできないと示唆している。
細書は、膨張後その初期の体積の40%まで収縮する発
泡を記載している。これらを、収縮を解消するために、
圧力および熱を加えて後処理し、こうして10g/lの
カサ密度を有するパール状フォームを得る。したがって
ヨーロッパ特許公開第0453836号明細書は、軽い
成形品の製造の際は収縮した発泡粒子を直接使用するこ
とはできないと示唆している。
【0006】類似内容のドイツ特許出願公開第3922
207号明細書では同様に膨張後の望ましくない収縮を
記載している。加圧および高温での後処理により発泡粒
子はその初期の体積を取り戻す。
207号明細書では同様に膨張後の望ましくない収縮を
記載している。加圧および高温での後処理により発泡粒
子はその初期の体積を取り戻す。
【0007】終りに特開平4−015236号公報に
は、収縮発泡粒子を得るために、発泡工程で守らなけれ
ばならない一定条件を記載している。例としてカサ密度
25g/lの収縮発泡粒子が得られる;成形品に加工の
際は23.1g/lの密度が達成される。発泡過程の影
響がなければ16.3g/lのカサ比重が得られる。こ
れから24.4g/lの密度を有する成形品が製造でき
る。この方法における利点はより軽い材料に比して僅か
な輸送費である。
は、収縮発泡粒子を得るために、発泡工程で守らなけれ
ばならない一定条件を記載している。例としてカサ密度
25g/lの収縮発泡粒子が得られる;成形品に加工の
際は23.1g/lの密度が達成される。発泡過程の影
響がなければ16.3g/lのカサ比重が得られる。こ
れから24.4g/lの密度を有する成形品が製造でき
る。この方法における利点はより軽い材料に比して僅か
な輸送費である。
【0008】こうして結局一方において、収縮発泡粒子
を直接成形品の製造に使用できることが公知であった。
しかし他方においてこれらの成形品の品質は不充分であ
ると記載されている;その上成形品の密度は、収縮発泡
粒子のカサ密度の範囲にある値に限られる。
を直接成形品の製造に使用できることが公知であった。
しかし他方においてこれらの成形品の品質は不充分であ
ると記載されている;その上成形品の密度は、収縮発泡
粒子のカサ密度の範囲にある値に限られる。
【0009】現状技術(ヨーロッパ特許公開第0453
836号明細書;ドイツ特許出願公開第3922207
号明細書)では、上記欠点を、収縮粒子をさらに膨張さ
せることにより先づ始めに収縮を解消することにより除
去する。こうして得られた粒子を次いで成形品製造に使
用する。しかしこの方法は満足できるものではない、と
いうのは付加的発泡工程は費用がかかり、ひいてはまた
高価であるからである。その上こうして得られる成形品
密度は多くの目的のためにはいぜんとして高すぎる。
836号明細書;ドイツ特許出願公開第3922207
号明細書)では、上記欠点を、収縮粒子をさらに膨張さ
せることにより先づ始めに収縮を解消することにより除
去する。こうして得られた粒子を次いで成形品製造に使
用する。しかしこの方法は満足できるものではない、と
いうのは付加的発泡工程は費用がかかり、ひいてはまた
高価であるからである。その上こうして得られる成形品
密度は多くの目的のためにはいぜんとして高すぎる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、高密度の予備発泡ポリオレフィン粒子からできるだ
け低密度の成形体を製造する方法を提供することであっ
た。もう1つの課題は、高密度の発泡粒子から出発し、
簡単なプロセスパラメータを変化させることにより容易
に密度を調整できる成形体を製造することであった。
は、高密度の予備発泡ポリオレフィン粒子からできるだ
け低密度の成形体を製造する方法を提供することであっ
た。もう1つの課題は、高密度の発泡粒子から出発し、
簡単なプロセスパラメータを変化させることにより容易
に密度を調整できる成形体を製造することであった。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明によ
り、初期体積の30〜95%に収縮したポリオレフィン
粒子を使用し、該粒子を引き続いて軟化温度より少なく
とも20℃下にある温度で0.2〜10バールの超過圧
の下で不活性ガスで充分な時間処理し、こうして処理し
た粒子を内圧を継続的に保持して型に充填し、発泡させ
る方法によって解決される。
り、初期体積の30〜95%に収縮したポリオレフィン
粒子を使用し、該粒子を引き続いて軟化温度より少なく
とも20℃下にある温度で0.2〜10バールの超過圧
の下で不活性ガスで充分な時間処理し、こうして処理し
た粒子を内圧を継続的に保持して型に充填し、発泡させ
る方法によって解決される。
【0012】その際、収縮粒子は実質的に揮発性有機発
泡剤不含であるのが有利である。
泡剤不含であるのが有利である。
【0013】次に本発明を詳細に説明する。
【0014】
【発明の実施の形態】ポリオレフィンとしては例えばプ
ロピレンポリマー例としてプロピレン−エチレンランダ
ムコポリマーまたはプロピレン−ブテン−1ランダムコ
ポリマー、エチレン、プロピレンおよびブテン−1のラ
ンダムターポリマー、エチレン−プロピレン−ブロック
コポリマーおよびホモポリプロピレン、エチレンポリマ
ー例えば低、中または高密度ポリエチレン、低密度線形
ポリエチレン、エチレン−ビニルアセテート−コポリマ
ー、エチレン−メチルメタクリレート−コポリマー、イ
オノマーまたはほかのポリオレフィン例えばポリブテン
−1が適する。有利には1〜15重量%のエチレンを有
するエチレン−プロピレン−ランダムコポリマーを使用
する。特に有利であるのはエチレン含有率1〜10重量
%および全く特に有利であるのは2〜5重量%である。
ロピレンポリマー例としてプロピレン−エチレンランダ
ムコポリマーまたはプロピレン−ブテン−1ランダムコ
ポリマー、エチレン、プロピレンおよびブテン−1のラ
ンダムターポリマー、エチレン−プロピレン−ブロック
コポリマーおよびホモポリプロピレン、エチレンポリマ
ー例えば低、中または高密度ポリエチレン、低密度線形
ポリエチレン、エチレン−ビニルアセテート−コポリマ
ー、エチレン−メチルメタクリレート−コポリマー、イ
オノマーまたはほかのポリオレフィン例えばポリブテン
−1が適する。有利には1〜15重量%のエチレンを有
するエチレン−プロピレン−ランダムコポリマーを使用
する。特に有利であるのはエチレン含有率1〜10重量
%および全く特に有利であるのは2〜5重量%である。
【0015】本発明の範囲ではポリオレフィンを押出法
によるかまたは有利には分散法により予備発泡させるこ
とができる。両方法とも当業界では周知である。
によるかまたは有利には分散法により予備発泡させるこ
とができる。両方法とも当業界では周知である。
【0016】分散法の際はポリオレフィンは不連続のビ
ーズの形で存在する。これらは有利には0.5〜5mm
の平均粒子直径である。均一の発泡を達成するために
は、場合により、現状技術に相応して、核形成剤として
作用する充填剤を含有させてもよい。
ーズの形で存在する。これらは有利には0.5〜5mm
の平均粒子直径である。均一の発泡を達成するために
は、場合により、現状技術に相応して、核形成剤として
作用する充填剤を含有させてもよい。
【0017】分散剤としては有利には水を使用する。し
かし例えばまたアルコール、例としてメタノールまたは
エタノールも適している。
かし例えばまたアルコール、例としてメタノールまたは
エタノールも適している。
【0018】凝集を阻止するため、ポリマービーズおよ
び分散剤の混合物に微粉の分散助剤および/または表面
活性化合物を加えてもよい。このための例としてはリン
酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、塩基性炭酸亜
鉛、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、硫酸バリウ
ム、タルク、アルキルベンゼンスルホネート、パラフィ
ンスルホネートまたはエトキシレートである。
び分散剤の混合物に微粉の分散助剤および/または表面
活性化合物を加えてもよい。このための例としてはリン
酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、塩基性炭酸亜
鉛、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、硫酸バリウ
ム、タルク、アルキルベンゼンスルホネート、パラフィ
ンスルホネートまたはエトキシレートである。
【0019】発泡粒子の密度の調整のためには、付加的
に揮発性発泡剤を加えるのが好ましい。適する発泡剤は
現状技術から公知である;例えば飽和脂肪族炭化水素例
としてエタン、プロパン、n−ブタン、i−ブタン、ペ
ンタンまたはヘキサン、脂環式炭化水素例えばシクロペ
ンタンまたはシクロヘキサン、ハロゲン化炭化水素例え
ばトリクロロモノフルオロメタン、ジクロロジフルオロ
メタン、ジクロロテトラフルオロエタン、トリクロロト
リフルオロエタン、ジクロロモノフルオロメタン、メチ
ルクロリド、メチレンクロリドまたはエチレンクロリド
ならびに無機ガス例えば二酸化炭素または窒素を、それ
ぞれ単体でまたは混合物として、使用することができ
る。
に揮発性発泡剤を加えるのが好ましい。適する発泡剤は
現状技術から公知である;例えば飽和脂肪族炭化水素例
としてエタン、プロパン、n−ブタン、i−ブタン、ペ
ンタンまたはヘキサン、脂環式炭化水素例えばシクロペ
ンタンまたはシクロヘキサン、ハロゲン化炭化水素例え
ばトリクロロモノフルオロメタン、ジクロロジフルオロ
メタン、ジクロロテトラフルオロエタン、トリクロロト
リフルオロエタン、ジクロロモノフルオロメタン、メチ
ルクロリド、メチレンクロリドまたはエチレンクロリド
ならびに無機ガス例えば二酸化炭素または窒素を、それ
ぞれ単体でまたは混合物として、使用することができ
る。
【0020】得られた予備発泡粒子の収縮度は、これを
80℃で2時間10バールの空圧の下で加圧して決める
ことができる。引き続いてそれを取り出し室温および周
囲圧にさらす、それによって収縮を解消させる。カサ密
度を比較することによって、収縮粒子がその初期体積の
何%になったかを容易に計算することができる。
80℃で2時間10バールの空圧の下で加圧して決める
ことができる。引き続いてそれを取り出し室温および周
囲圧にさらす、それによって収縮を解消させる。カサ密
度を比較することによって、収縮粒子がその初期体積の
何%になったかを容易に計算することができる。
【0021】まず第一に得られた予備発泡粒子を収縮さ
せる操作パラメーターは原理的に公知である。例えば、
ドイツ特許出願公開第2524196号明細書に記載さ
れているように、収縮を後から生じさせることができ
る。しかし有利には収縮を、収縮粒子が直接得られるよ
うに行う。これを生じさせる手段としては、例えば特開
平4−015236号公報に記載のように加熱低圧室に
入れての分散体の発泡;ドイツ特許出願公開第3922
207号明細書またはヨーロッパ特許公開第04538
36号明細書に記載のように発泡剤として迅速に拡散す
るC3〜C5−炭化水素の使用;浸透する際発泡剤の大量
の使用または浸透ないしは発泡する際の温度の上昇が挙
げられる。
せる操作パラメーターは原理的に公知である。例えば、
ドイツ特許出願公開第2524196号明細書に記載さ
れているように、収縮を後から生じさせることができ
る。しかし有利には収縮を、収縮粒子が直接得られるよ
うに行う。これを生じさせる手段としては、例えば特開
平4−015236号公報に記載のように加熱低圧室に
入れての分散体の発泡;ドイツ特許出願公開第3922
207号明細書またはヨーロッパ特許公開第04538
36号明細書に記載のように発泡剤として迅速に拡散す
るC3〜C5−炭化水素の使用;浸透する際発泡剤の大量
の使用または浸透ないしは発泡する際の温度の上昇が挙
げられる。
【0022】もちろんこのような手段を組合せてもよ
い。
い。
【0023】引き続いて加圧するためには、収縮粒子を
一般に室温(20℃)とポリマーの軟化温度より少なく
とも20℃、有利には少なくとも30℃下にある温度の
間で0.2〜10バール、有利には0.5〜6バールの
超過圧下に不活性ガスで充分な時間、一般には5分〜2
0時間処理する。最適な時間はその都度の圧力および温
度に従い予備試験により容易につきとめることができ
る。
一般に室温(20℃)とポリマーの軟化温度より少なく
とも20℃、有利には少なくとも30℃下にある温度の
間で0.2〜10バール、有利には0.5〜6バールの
超過圧下に不活性ガスで充分な時間、一般には5分〜2
0時間処理する。最適な時間はその都度の圧力および温
度に従い予備試験により容易につきとめることができ
る。
【0024】不活性ガスとしてはこの際例えば空気、窒
素またはCO2を使用することができる。
素またはCO2を使用することができる。
【0025】加圧した後では収縮発泡粒子は、大気圧よ
り高い内圧を持っている。
り高い内圧を持っている。
【0026】加圧した収縮粒子を引き続いてさらに内圧
を保持して型に充填する。この際加圧容器からの生成物
取り出しは連続方式でもまたバッチ方式でも行うことが
できる。それぞれ取り出した量の生成物を30分以内、
有利には15分以内に、成形品に加工することを保証す
べきである。
を保持して型に充填する。この際加圧容器からの生成物
取り出しは連続方式でもまたバッチ方式でも行うことが
できる。それぞれ取り出した量の生成物を30分以内、
有利には15分以内に、成形品に加工することを保証す
べきである。
【0027】有利な実施態様では、生成物を加圧容器か
ら管路を経て直接型に輸送し、その際圧力差が駆動力と
して作用する。その際型内の圧力は加圧容器におけるそ
れよりも低く、また大気圧の範囲にあってもよい。それ
により管路内に圧力低下が生じ、このために輸送された
粒子は若干膨張する;その際内圧はある一定の値だけ低
下する。このことは表現的に“内圧を継続的に保持し
て”という特徴に包含されるべきである。
ら管路を経て直接型に輸送し、その際圧力差が駆動力と
して作用する。その際型内の圧力は加圧容器におけるそ
れよりも低く、また大気圧の範囲にあってもよい。それ
により管路内に圧力低下が生じ、このために輸送された
粒子は若干膨張する;その際内圧はある一定の値だけ低
下する。このことは表現的に“内圧を継続的に保持し
て”という特徴に包含されるべきである。
【0028】本発明による方法を用いると、簡単に極め
て軽い成形品を製造することができる。20g/l未
満、例えば約10g/l程度の密度をこのようにして問
題なく実現することができる。しかし所望の限りにおい
ては、また高密度の成形品、例えば約50g/l程度ま
たはそれ以上の成形品を製造することもできる。そのた
めには強くない予備発泡した粒子を使用する;付加的に
加圧処理の程度により成形品重量を制御することができ
る。低い加圧処理は高い成形品重量を生じ、またその反
対のことも云える。
て軽い成形品を製造することができる。20g/l未
満、例えば約10g/l程度の密度をこのようにして問
題なく実現することができる。しかし所望の限りにおい
ては、また高密度の成形品、例えば約50g/l程度ま
たはそれ以上の成形品を製造することもできる。そのた
めには強くない予備発泡した粒子を使用する;付加的に
加圧処理の程度により成形品重量を制御することができ
る。低い加圧処理は高い成形品重量を生じ、またその反
対のことも云える。
【0029】本発明により製造された成形品は良好な品
質を有する。これらは高い溶接率で優れている。破断の
際は割れは少なくとも90%は発泡粒子によって生じ
る。成形品の表面は平滑でほとんど凹凸がない。工具に
相応して、細いウエブおよびエッジの仕上りは良好であ
る。成形品の収縮率はカサ密度に依存しかつ良好に再現
可能である;典型的には該収縮率は45g/lで1.5
%および15g/lで4.2%である。このために、工
具における一定の基準長さを状態調節後の実際に得た成
形品寸法と比較する。減少した寸法を収縮率として%で
表わす。有利な使用分野は特に包装分野ならびに自動車
の室内のソフト−クッションである。
質を有する。これらは高い溶接率で優れている。破断の
際は割れは少なくとも90%は発泡粒子によって生じ
る。成形品の表面は平滑でほとんど凹凸がない。工具に
相応して、細いウエブおよびエッジの仕上りは良好であ
る。成形品の収縮率はカサ密度に依存しかつ良好に再現
可能である;典型的には該収縮率は45g/lで1.5
%および15g/lで4.2%である。このために、工
具における一定の基準長さを状態調節後の実際に得た成
形品寸法と比較する。減少した寸法を収縮率として%で
表わす。有利な使用分野は特に包装分野ならびに自動車
の室内のソフト−クッションである。
【0030】
【実施例】次に本発明を実施例により詳細に説明する。
【0031】例1:60l反応器中で、 水 100.0部 エチレン−プロピレン−ランダムコポリマー 13.7部 n−ブタン(コポリマー100部に対し41.0部) 5.62部 燐酸三カルシウム 0.1部 MARLONR A360 0.05部 からなる懸濁液を加熱し、140℃で30分撹拌した。
この保持時間の終了後、反応器圧力を窒素の圧入により
20バールに上昇させた;引き続いて反応内容物を20
秒間以内で大気圧下にある容器に移した。
この保持時間の終了後、反応器圧力を窒素の圧入により
20バールに上昇させた;引き続いて反応内容物を20
秒間以内で大気圧下にある容器に移した。
【0032】こうして27g/lのカサ密度を有する強
度に収縮した発泡粒子を得た。
度に収縮した発泡粒子を得た。
【0033】比較例1:例1と全く同様に行ったが、唯
一の異なった点は少ない量の発泡剤量、すなわちコポリ
マー100部に対しn−ブタン35.2部だけを使用し
た。
一の異なった点は少ない量の発泡剤量、すなわちコポリ
マー100部に対しn−ブタン35.2部だけを使用し
た。
【0034】こうして27g/lのカサ密度を有する発
泡粒子を得たが、これは収縮していずかつ平滑な表面を
持っていた。
泡粒子を得たが、これは収縮していずかつ平滑な表面を
持っていた。
【0035】例1および比較例1を対比すると、ある一
定の限界を越えた発泡剤量の増加はさらに発泡粒子の膨
張をもはや惹起せず、むしろその限界から収縮粒子が得
られることを示す。
定の限界を越えた発泡剤量の増加はさらに発泡粒子の膨
張をもはや惹起せず、むしろその限界から収縮粒子が得
られることを示す。
【0036】比較例2:例1で得られた収縮発泡粒子を
対圧法により成形品に加工した。使用した成形型は太さ
7〜20mmのウエブおよび最大材料厚80mmまでを
有する寸法360×120×150mmのブロックであ
った。噴射ノズルを備えた工具壁を通して、2.5〜
3.0バールの蒸気圧を6〜8時間発泡粒子を緊密に溶
接するため導入した。引き続いて工具ひいてはまた成形
品を水で約60〜80℃まで冷却した。その際収縮粒子
が24〜50g/lの密度を有する成形品に加工できる
ことを確認した。
対圧法により成形品に加工した。使用した成形型は太さ
7〜20mmのウエブおよび最大材料厚80mmまでを
有する寸法360×120×150mmのブロックであ
った。噴射ノズルを備えた工具壁を通して、2.5〜
3.0バールの蒸気圧を6〜8時間発泡粒子を緊密に溶
接するため導入した。引き続いて工具ひいてはまた成形
品を水で約60〜80℃まで冷却した。その際収縮粒子
が24〜50g/lの密度を有する成形品に加工できる
ことを確認した。
【0037】比較例3:比較例1で得られた収縮してい
ない発泡粒子を比較例2と正確に同じように成形品に加
工した。この場合は50〜75g/lの密度を有する成
形品が得られた。
ない発泡粒子を比較例2と正確に同じように成形品に加
工した。この場合は50〜75g/lの密度を有する成
形品が得られた。
【0038】例2:例1で得られた収縮発泡粒子をさら
に加工する前に加圧処理を施した。その際発泡粒子に圧
力タンク中で3.5バールの圧力で室温で20時間空気
を浸透させた。この内圧を与えられた発泡粒子を比較例
2と正確に同じように加工すると、12g/lの最小密
度が得られた。工具室での動圧を上昇させることによる
かないしは工具容積の後からの縮少(Tauchkan
tenverfahren)により30g/lまでの高
い成形品密度が調整できる。
に加工する前に加圧処理を施した。その際発泡粒子に圧
力タンク中で3.5バールの圧力で室温で20時間空気
を浸透させた。この内圧を与えられた発泡粒子を比較例
2と正確に同じように加工すると、12g/lの最小密
度が得られた。工具室での動圧を上昇させることによる
かないしは工具容積の後からの縮少(Tauchkan
tenverfahren)により30g/lまでの高
い成形品密度が調整できる。
【0039】比較例4:比較例1で得られた収縮してな
い発泡ビーズを正確に例2のようにさらに加工した。こ
の場合は25〜55g/lの密度を有する成形品を得
た。
い発泡ビーズを正確に例2のようにさらに加工した。こ
の場合は25〜55g/lの密度を有する成形品を得
た。
Claims (5)
- 【請求項1】 予備発泡ポリオレフィン粒子から成形体
を製造する方法において、初期体積の30〜95%に収
縮したポリオレフィン粒子を使用し、該粒子を引き続い
て軟化温度より少なくとも20℃下にある温度で0.2
〜10バールの超過圧下で不活性ガスで充分な時間処理
し、こうして処理した粒子を内圧を継続的に保持して型
に充填し、発泡させることを特徴とする予備発泡ポリオ
レフィン粒子から成形体を製造する方法。 - 【請求項2】 不活性ガスの超過圧が0.5〜6バール
である請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 不活性ガスとして空気、窒素またはCO
2を使用する請求項1また2記載の方法。 - 【請求項4】 収縮粒子が実質的に揮発性有機発泡剤不
含である請求項1から4までのいずれか1項記載の方
法。 - 【請求項5】 ポリオレフィン粒子がプロピレン−エチ
レン−ランダムコポリマーまたはプロピレン−ブテン−
1−ランダムコポリマーまたはエチレン、プロピレンお
よびブテン−1のランダムターポリマーからなる請求項
1から4までのいずれか1項記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19512059.0 | 1995-03-31 | ||
DE19512059A DE19512059A1 (de) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | Verfahren zur Herstellung von Formkörpern aus geschäumten Polyolefinen |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08281682A true JPH08281682A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=7758409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8079232A Pending JPH08281682A (ja) | 1995-03-31 | 1996-04-01 | 予備発泡ポリオレフィン粒子から成形体を製造する方法 |
Country Status (7)
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---|---|
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EP (1) | EP0734829A3 (ja) |
JP (1) | JPH08281682A (ja) |
AR (1) | AR001443A1 (ja) |
BR (1) | BR9601161A (ja) |
DE (1) | DE19512059A1 (ja) |
MX (1) | MX9601161A (ja) |
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DE19706884A1 (de) * | 1997-02-21 | 1998-08-27 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zum Nachschäumen von preexpandierten polyolefinischen Partikeln |
NL2008466C2 (en) * | 2012-03-12 | 2013-09-16 | Paperfoam B V | A method and apparatus for manufacturing sustainable products with a blown, foam structure. |
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DE1629316C3 (de) * | 1966-12-16 | 1979-07-26 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Verfahren zur Herstellung von Schaumstoff-Formkörpem aus Äthylenpolymerisaten |
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JPS6140334A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-26 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | ポリオレフイン系樹脂予備発泡粒子の内圧付与方法 |
DE3603108A1 (de) * | 1986-02-01 | 1987-08-06 | Hans Erlenbach | Vorrichtung zum herstellen von formlingen aus aufgeschaeumtem kunststoff |
US4818451A (en) * | 1986-04-02 | 1989-04-04 | Mitsubishi Yuka Badische Co., Ltd. | Method of preparing a foamed molded article and blow-filling gun apparatus for use therein |
GB8622541D0 (en) * | 1986-09-18 | 1986-10-22 | Trondex Ltd | Producing mouldings |
DE3708291A1 (de) * | 1987-03-14 | 1988-09-22 | Basf Ag | Verfahren zur herstellung von polyolefinschaumstoffen |
US4804507A (en) * | 1988-04-25 | 1989-02-14 | The Dow Chemical Company | Process and apparatus for producing gas pressurized foam particles |
DE4211972A1 (de) * | 1992-04-09 | 1993-10-14 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur Herstellung von Schaumperlen |
DE4319587A1 (de) * | 1993-06-14 | 1994-12-15 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur Herstellung vorgeschäumter Polyolefin-Partikel |
-
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-
1996
- 1996-02-01 EP EP96101399A patent/EP0734829A3/de not_active Withdrawn
- 1996-03-27 AR AR33593396A patent/AR001443A1/es unknown
- 1996-03-28 MX MX9601161A patent/MX9601161A/es unknown
- 1996-03-28 BR BR9601161A patent/BR9601161A/pt not_active Application Discontinuation
- 1996-03-29 US US08/623,865 patent/US5618478A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-04-01 JP JP8079232A patent/JPH08281682A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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AR001443A1 (es) | 1997-10-22 |
BR9601161A (pt) | 1998-01-06 |
DE19512059A1 (de) | 1996-10-02 |
EP0734829A2 (de) | 1996-10-02 |
MX9601161A (es) | 1997-02-28 |
US5618478A (en) | 1997-04-08 |
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