JPH01273664A - 繊維強化金属部材の製造方法 - Google Patents
繊維強化金属部材の製造方法Info
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- JPH01273664A JPH01273664A JP10130088A JP10130088A JPH01273664A JP H01273664 A JPH01273664 A JP H01273664A JP 10130088 A JP10130088 A JP 10130088A JP 10130088 A JP10130088 A JP 10130088A JP H01273664 A JPH01273664 A JP H01273664A
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- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はi+a維強化金属部材の製造方法に関する。
(従来技術)
m維強化金属部材の製造方法には、特開昭61−878
35号公報に示すように、金属網製又は樹脂網性等の円
筒状通気性型の表面に第1、第2のFa維層を順次形成
せしめたようなプリフォームを、金型内にセットして複
合化するものが知られている。
35号公報に示すように、金属網製又は樹脂網性等の円
筒状通気性型の表面に第1、第2のFa維層を順次形成
せしめたようなプリフォームを、金型内にセットして複
合化するものが知られている。
このような製造方法においては、複合化の際、溶湯がプ
リフォームのam層内に加圧浸透されることになるが、
その際、溶湯と繊維層内の各tamとが接触して、該溶
湯の熱が奪われ、溶湯がプリフォームに十分に浸透する
前に凝固してしまうことになる。このため、特公昭62
−38412号公報に示すように、プリフォームを金型
にセットする前に、該プリフォームを予熱し、プリフォ
ームが溶湯の熱を奪わないような方法が採られている。
リフォームのam層内に加圧浸透されることになるが、
その際、溶湯と繊維層内の各tamとが接触して、該溶
湯の熱が奪われ、溶湯がプリフォームに十分に浸透する
前に凝固してしまうことになる。このため、特公昭62
−38412号公報に示すように、プリフォームを金型
にセットする前に、該プリフォームを予熱し、プリフォ
ームが溶湯の熱を奪わないような方法が採られている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし、上記方法の場合、プリフォームを金型にセット
した場合、該プリフォームが金型に直接、接触すること
から、該プリフォームの熱が金型に奪われ、該プリフォ
ームの熱が保持できないことになっている。このため、
前述と同様に、溶湯がプリフォーム内に十分に浸透する
前に凝固し、複合化が完全には行われないことがある。
した場合、該プリフォームが金型に直接、接触すること
から、該プリフォームの熱が金型に奪われ、該プリフォ
ームの熱が保持できないことになっている。このため、
前述と同様に、溶湯がプリフォーム内に十分に浸透する
前に凝固し、複合化が完全には行われないことがある。
また、プリフォームは、一般に製品の局部的箇所に用い
られるため、細かいものや、薄いもの等が多く、剛性は
比較的小さいものとなっている。
られるため、細かいものや、薄いもの等が多く、剛性は
比較的小さいものとなっている。
このため、複合金型における溶湯圧によって、プリフォ
ームにクラックが入ったり、該プリフォームを強く保持
できないために該プリフォームがセット位置からずれる
虞れがあった。
ームにクラックが入ったり、該プリフォームを強く保持
できないために該プリフォームがセット位置からずれる
虞れがあった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、その目的は
、プリフォームの保有熱が金型に奪われることを防止す
ると共に、プリフォームにクラックが入ることを防止し
、肚つプリフォームの金型のセット位置に対する保持を
確実にすることにある。
、プリフォームの保有熱が金型に奪われることを防止す
ると共に、プリフォームにクラックが入ることを防止し
、肚つプリフォームの金型のセット位置に対する保持を
確実にすることにある。
(問題点を解決するための手段、作用)かかる目的を達
成するために本発明にあっては、 プリフォームを予熱し、それを金型にセットして加圧鋳
造する!a維強化金属部材の製造方法において、 前記プリフォームを、多孔質芯材の周囲に短慮M1層を
配設した構成とし、 前記プリフォームの金型へのセットを、該プリフォーム
の多孔質芯材を介して行なう、構成としである。
成するために本発明にあっては、 プリフォームを予熱し、それを金型にセットして加圧鋳
造する!a維強化金属部材の製造方法において、 前記プリフォームを、多孔質芯材の周囲に短慮M1層を
配設した構成とし、 前記プリフォームの金型へのセットを、該プリフォーム
の多孔質芯材を介して行なう、構成としである。
一ヒ述の構成により、プリフォームは、断熱性を有する
多孔質芯材を介して金型に接触することになり、ブリ2
オームの保有熱が金型に逃げることを極力抑えることが
できることになる。
多孔質芯材を介して金型に接触することになり、ブリ2
オームの保有熱が金型に逃げることを極力抑えることが
できることになる。
また、プリフォームは多孔質芯材によって補強されて、
該プリフォームの剛性が高められることになり、プリフ
ォームに、溶湯圧によってクラックが入ることを防止で
きることになる。
該プリフォームの剛性が高められることになり、プリフ
ォームに、溶湯圧によってクラックが入ることを防止で
きることになる。
さらに、プリフォームを補強材としての多孔質芯材を介
して金型にセットすることから、金型に対して強固に保
持できることになり、プリフォームを金型のセット位置
に対する保持を確実にすることができることになる。
して金型にセットすることから、金型に対して強固に保
持できることになり、プリフォームを金型のセット位置
に対する保持を確実にすることができることになる。
さらにまた、プリフォーム多孔質芯材が金型に対して支
持されることから、多孔質芯材と溶湯とが直接、接触す
る部分も存在することになり、溶湯を多孔質芯材側から
も加圧充填することができ、複合化をより確実に行なう
ことができることになる。
持されることから、多孔質芯材と溶湯とが直接、接触す
る部分も存在することになり、溶湯を多孔質芯材側から
も加圧充填することができ、複合化をより確実に行なう
ことができることになる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を、ロータエンジンにおけるロー
タのアペックスシール溝強化用成形体を例にとって、具
体的に図面に基づいて説明する。
タのアペックスシール溝強化用成形体を例にとって、具
体的に図面に基づいて説明する。
i)先ず、プリフォーム1を成形する。
プリフォームエは、第1図、第2図に示すように、棒状
の多孔質芯材2の周囲に円筒状の短繊維層3を配設した
構成とされており、多孔質芯材2の両端部2aは、短繊
維層3の両端面3aから幾分突出している。
の多孔質芯材2の周囲に円筒状の短繊維層3を配設した
構成とされており、多孔質芯材2の両端部2aは、短繊
維層3の両端面3aから幾分突出している。
多孔質芯材としては、本実施例においては、気孔率90
%程度のNi多孔質体が用いられており、該Ni多孔質
体は断熱性を有することになっている。
%程度のNi多孔質体が用いられており、該Ni多孔質
体は断熱性を有することになっている。
短繊維層3には、本実施例においては、アルミナ類la
g (95AM203 壷5S i02 :密度0.4
95g/cm3)が用いられており、該短m雄層3の気
孔率は85%程度とされている。
g (95AM203 壷5S i02 :密度0.4
95g/cm3)が用いられており、該短m雄層3の気
孔率は85%程度とされている。
上記プリフォームlの成形は、第3図に示すように、先
ず、繊維成形体成形型4内に、多孔質芯材2を配設して
該多孔質芯材2を中心として環状空間5を形成した状態
とし、それを溶液槽6内の短繊維溶液7中に入れ、その
状態で成形型4内を多孔質芯材2を介して吸引する。こ
れにより、第1図、第2図に示すような形状と略同様の
成形体を得ることになる。この場合、短繊維溶液中には
、アルミナ短繊維、コロイダルシリカ、カチオン化デン
プン、凝集防1F剤、ラテックス系有機バインダ、無気
バインダ等が配合されている。次いで、上記成形体を、
例えば600°C1〜2hr加熱保持して有機バインダ
を除去し、その後、1ooo’cで1〜3hr、非酸化
雰囲気(又は還元雰囲気)中にて加熱保持し、コロイダ
ルシリカ(Si02)を焼成し、短繊維同志を接着する
。
ず、繊維成形体成形型4内に、多孔質芯材2を配設して
該多孔質芯材2を中心として環状空間5を形成した状態
とし、それを溶液槽6内の短繊維溶液7中に入れ、その
状態で成形型4内を多孔質芯材2を介して吸引する。こ
れにより、第1図、第2図に示すような形状と略同様の
成形体を得ることになる。この場合、短繊維溶液中には
、アルミナ短繊維、コロイダルシリカ、カチオン化デン
プン、凝集防1F剤、ラテックス系有機バインダ、無気
バインダ等が配合されている。次いで、上記成形体を、
例えば600°C1〜2hr加熱保持して有機バインダ
を除去し、その後、1ooo’cで1〜3hr、非酸化
雰囲気(又は還元雰囲気)中にて加熱保持し、コロイダ
ルシリカ(Si02)を焼成し、短繊維同志を接着する
。
これにより、前記プリフォーム1が完成されることにな
る。
る。
ii)次に、プリフォーム1を予熱する。
プリフォームlの予熱は、通常の条件の下で行なわれる
ことになり、本実施例においては、プリ7*−ムlは、
300″C〜400eCに予熱される。
ことになり、本実施例においては、プリ7*−ムlは、
300″C〜400eCに予熱される。
これによって、後述の加圧鋳造の際における溶湯は、短
繊維層3に侵透する際に熱が奪われることがなくなる。
繊維層3に侵透する際に熱が奪われることがなくなる。
1ii)次いで、プリフォーム1を金型8内にセットす
る。
る。
本実施例においては、プリフォームlは、ロータリエン
ジンのロータのアペックスシール溝の強化のために用い
られるため、第4図に示すように、金58内のキャビテ
イ9外周側において、多孔質芯材2の両端部を介して該
金型8に強固に支持される。尚、第4図中、10は、中
子である。
ジンのロータのアペックスシール溝の強化のために用い
られるため、第4図に示すように、金58内のキャビテ
イ9外周側において、多孔質芯材2の両端部を介して該
金型8に強固に支持される。尚、第4図中、10は、中
子である。
これによって、プリフォーム1は、短fa維層3が金型
8に接触せず、断熱性を有する多孔質芯材2が金型8に
接触することになり、該プリフォーム1は、前述の予熱
に基づく保有熱を金型8に奪われることが抑制されるこ
とになる。
8に接触せず、断熱性を有する多孔質芯材2が金型8に
接触することになり、該プリフォーム1は、前述の予熱
に基づく保有熱を金型8に奪われることが抑制されるこ
とになる。
iマ)続いて、加圧鋳造を行なう。
加圧鋳造には、本実施例においては、第4図に示すよう
に溶湯鋳造方法が用いられることになっている。すなわ
ち、この方法においては、キャビティ9内にA1合金溶
湯11がプランジャ12によって押込まれ、プリフォー
ムに短Rm層3の空隙部分にA1合金溶湯11を加圧充
填されると共に、プリフォーム1と中子10とはA1合
金溶湯117’鋳ぐるまれる。
に溶湯鋳造方法が用いられることになっている。すなわ
ち、この方法においては、キャビティ9内にA1合金溶
湯11がプランジャ12によって押込まれ、プリフォー
ムに短Rm層3の空隙部分にA1合金溶湯11を加圧充
填されると共に、プリフォーム1と中子10とはA1合
金溶湯117’鋳ぐるまれる。
この場合、A見合金成分、溶湯温度、溶湯圧力には、通
常の成分、条件が用いられることになっている。その−
例として下記の成分、条件が用いられることになってい
る。
常の成分、条件が用いられることになっている。その−
例として下記の成分、条件が用いられることになってい
る。
A見合金成分:
(wt%)
溶湯温度ニア50’C
溶湯圧カニ600kg/cm2
このような加圧鋳造によりプリフォーム1には、溶湯圧
が作用することになる。しかし、プリフォーム1は多孔
質芯材2によって補強されて、該プリフォーム1剛性の
高められており、溶湯圧によってプリフォーム1にクラ
ックが入ることが防がれることになる。
が作用することになる。しかし、プリフォーム1は多孔
質芯材2によって補強されて、該プリフォーム1剛性の
高められており、溶湯圧によってプリフォーム1にクラ
ックが入ることが防がれることになる。
また、通常であれば、溶湯圧に基づきプリフォーム1が
金型8のセット位置からずらされる虞れがあるが、前述
のように、補強剤としての多孔質芯材2をもって金型8
に強固に保持できることになり、溶湯圧に基づきプリフ
ォーム1が金型8のセット位置からずれることが確実に
防止できることになる。
金型8のセット位置からずらされる虞れがあるが、前述
のように、補強剤としての多孔質芯材2をもって金型8
に強固に保持できることになり、溶湯圧に基づきプリフ
ォーム1が金型8のセット位置からずれることが確実に
防止できることになる。
さらに、プリフォームlは、短繊維層3を金型8に接触
させず多孔質芯材2の両端部をもって金型8によって支
持するため、前述のように、多孔質芯材2の両端部2a
は短繊維層3の両端面3aよりも突出しており、加圧鋳
造の際、その両端部2aは溶湯11と直接、接触するこ
とになる。このため、多孔質芯材2(内側)から溶湯を
プリフォーム1に対して加圧充填することができること
になり、複合化をより確実に行なうことができることに
なる。
させず多孔質芯材2の両端部をもって金型8によって支
持するため、前述のように、多孔質芯材2の両端部2a
は短繊維層3の両端面3aよりも突出しており、加圧鋳
造の際、その両端部2aは溶湯11と直接、接触するこ
とになる。このため、多孔質芯材2(内側)から溶湯を
プリフォーム1に対して加圧充填することができること
になり、複合化をより確実に行なうことができることに
なる。
マ)この後、熱処理が行なわれる。
熱処理は、金属間化合物生成と共に強度向上を考慮して
溶体化処理と時効処理とが行なわれる。
溶体化処理と時効処理とが行なわれる。
この熱処理も通常の条件、例えば、
溶体化処理:520°CX4hrの後、水冷時効処理:
170’ CX10hr(7)後、空冷の”ドで行な
われる。
170’ CX10hr(7)後、空冷の”ドで行な
われる。
この熱処理の後、第5図、第6図に示すように、鋳造品
にアペックスシール溝14が機械加工されて、ロータ1
3を得ることになる。
にアペックスシール溝14が機械加工されて、ロータ1
3を得ることになる。
これにより、アペックスシール溝14周辺部には、第6
図に示すようにN1多孔質体複合部15とアルミナ短m
維複合部16とが形成されることになる。このNi多孔
質体複合部15においては、前述の熱処理によりNi
−A文金属間化合物層が生成され、耐摩耗性が向上する
ことになり、アルミナ短繊維複合部16においては、ア
ルミナ短繊維に基づき硬さ、耐へたり性が向上すること
になる。
図に示すようにN1多孔質体複合部15とアルミナ短m
維複合部16とが形成されることになる。このNi多孔
質体複合部15においては、前述の熱処理によりNi
−A文金属間化合物層が生成され、耐摩耗性が向上する
ことになり、アルミナ短繊維複合部16においては、ア
ルミナ短繊維に基づき硬さ、耐へたり性が向上すること
になる。
したがって、アペックスシール溝14の周辺部において
は、先端部14aは耐へたり性が要求され、植溝14の
底部14bにおいては耐摩耗性が要求されるが、前述の
ようにNi多孔質体複合部15とアルミナ短am複合部
16とが形成される結果、上述の要求を十分に満足でき
ることになる。
は、先端部14aは耐へたり性が要求され、植溝14の
底部14bにおいては耐摩耗性が要求されるが、前述の
ようにNi多孔質体複合部15とアルミナ短am複合部
16とが形成される結果、上述の要求を十分に満足でき
ることになる。
第7図〜第9図は他の実施例を示すものである。この実
施例において、前記実施例と同一構成要素については同
一符号を付してその説明を省略する。
施例において、前記実施例と同一構成要素については同
一符号を付してその説明を省略する。
この実施例は、複合化を確実にすると共に、アペックス
シール溝14周辺部の熱伝導を向上させたものである。
シール溝14周辺部の熱伝導を向上させたものである。
すなわち、先ず、アペックスシール溝14強化用短am
成形体17を準備する。この短繊維成形体17には、第
7図に示すように、縦穴18と該縦穴工8から該成形体
17の側面に開1コする複数の横穴19とが形成されて
おり、このうち縦穴18は、ロータ13の完成時におい て、アペックスシール溝14の底部14bに位置するよ
うに設定されている。この場合、短繊維成形体17aの
短R雄には、例えば下記のようなものが用いられること
になっている。
成形体17を準備する。この短繊維成形体17には、第
7図に示すように、縦穴18と該縦穴工8から該成形体
17の側面に開1コする複数の横穴19とが形成されて
おり、このうち縦穴18は、ロータ13の完成時におい て、アペックスシール溝14の底部14bに位置するよ
うに設定されている。この場合、短繊維成形体17aの
短R雄には、例えば下記のようなものが用いられること
になっている。
この短繊維成形体17は前述の実施例のように加圧鋳造
によって鋳ぐるまれることになり、これによって、第8
図に示すように短繊維成形体17に該当する部分は複合
化されて複合部20をなし、縦穴18及び横穴19は短
繊維が存在しないことから未複合部21をなすことにな
る。この後、第9図に示すように、機械加工によってア
ペックスシール溝14が形成され、植溝14の底部14
bには前記縦穴18に相当する未複合部21が位置され
ることになる。
によって鋳ぐるまれることになり、これによって、第8
図に示すように短繊維成形体17に該当する部分は複合
化されて複合部20をなし、縦穴18及び横穴19は短
繊維が存在しないことから未複合部21をなすことにな
る。この後、第9図に示すように、機械加工によってア
ペックスシール溝14が形成され、植溝14の底部14
bには前記縦穴18に相当する未複合部21が位置され
ることになる。
したがって、上記構成においては、加圧鋳造に際し、溶
湯が縦穴18及び横穴19にも流れ、そこから短繊維成
形体17内部に浸透することから、複合化が確実となる
。また。両穴18の部分は複合化されていないため、熱
伝導が向上することになり、ロータ13の使用において
、アペックスシール溝14における熱を逃がし易くなり
、植溝14の温度上昇を防止することかり能となる。
湯が縦穴18及び横穴19にも流れ、そこから短繊維成
形体17内部に浸透することから、複合化が確実となる
。また。両穴18の部分は複合化されていないため、熱
伝導が向上することになり、ロータ13の使用において
、アペックスシール溝14における熱を逃がし易くなり
、植溝14の温度上昇を防止することかり能となる。
(発明の効果)
本発明は以上述べたように、プリフォームの保有熱を金
型に逃がすことを極力抑制することができる。
型に逃がすことを極力抑制することができる。
また、溶湯圧によってプリフォームにクランクが入るこ
とを防止することができる。
とを防止することができる。
さらに、プリフォームの金型のセット位置に対する保持
を確実にすることができる。
を確実にすることができる。
さらにまた、溶湯を多孔質芯材側からも加圧充填するこ
とができ、複合化をより確実に行なうことができる。
とができ、複合化をより確実に行なうことができる。
第1図はプリフォームを示す斜視図、
第2図は第1図の縦断面図、
第3図はプリフォームの成形の一工程を説明する説明図
、 第4図は溶湯鍛造方法を説明する説明図、第5図はロー
タリエンジンのロータを示す斜視図、 第6図は第5図のv−v線拡大断面図、第7図は他の実
施例に係る短繊維成形体を示す斜視図、 第8図は、短繊維成形体を鋳ぐるんだ後の状態を示す縦
断面図、 759図は完成されたロータにおけるアペックスシール
溝周辺を示す部分拡大斜視図である。 1ニブリフオーム 2:多孔質芯材 3:短繊維層 8:金型
、 第4図は溶湯鍛造方法を説明する説明図、第5図はロー
タリエンジンのロータを示す斜視図、 第6図は第5図のv−v線拡大断面図、第7図は他の実
施例に係る短繊維成形体を示す斜視図、 第8図は、短繊維成形体を鋳ぐるんだ後の状態を示す縦
断面図、 759図は完成されたロータにおけるアペックスシール
溝周辺を示す部分拡大斜視図である。 1ニブリフオーム 2:多孔質芯材 3:短繊維層 8:金型
Claims (1)
- (1)プリフォームを予熱し、それを金型にセットして
加圧鋳造する繊維強化金属部材の製造方法において、 前記プリフォームを、多孔質芯材の周囲に短繊維層を配
設した構成とし、 前記プリフォームの金型へのセットを、該プリフォーム
の多孔質芯材を介して行なう、 ことを特徴とする繊維強化金属部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63101300A JP2697851B2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 繊維強化金属部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63101300A JP2697851B2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 繊維強化金属部材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01273664A true JPH01273664A (ja) | 1989-11-01 |
JP2697851B2 JP2697851B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=14296966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63101300A Expired - Lifetime JP2697851B2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 繊維強化金属部材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2697851B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5657811A (en) * | 1993-06-04 | 1997-08-19 | Pcc Composites, Inc. | Cast-in hermetic electrical feed-throughs |
JPH11269578A (ja) * | 1998-03-23 | 1999-10-05 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 複合体の製造方法 |
JPH11269575A (ja) * | 1998-03-23 | 1999-10-05 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 複合体とそれを用いたヒートシンク |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59166362A (ja) * | 1983-03-14 | 1984-09-19 | Nissan Motor Co Ltd | 繊維強化複合材の製造方法 |
-
1988
- 1988-04-26 JP JP63101300A patent/JP2697851B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59166362A (ja) * | 1983-03-14 | 1984-09-19 | Nissan Motor Co Ltd | 繊維強化複合材の製造方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5657811A (en) * | 1993-06-04 | 1997-08-19 | Pcc Composites, Inc. | Cast-in hermetic electrical feed-throughs |
JPH11269578A (ja) * | 1998-03-23 | 1999-10-05 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 複合体の製造方法 |
JPH11269575A (ja) * | 1998-03-23 | 1999-10-05 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 複合体とそれを用いたヒートシンク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2697851B2 (ja) | 1998-01-14 |
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