JPH0127322B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0127322B2 JPH0127322B2 JP17774584A JP17774584A JPH0127322B2 JP H0127322 B2 JPH0127322 B2 JP H0127322B2 JP 17774584 A JP17774584 A JP 17774584A JP 17774584 A JP17774584 A JP 17774584A JP H0127322 B2 JPH0127322 B2 JP H0127322B2
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- Japan
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- combustion chamber
- wick
- oil combustor
- flat
- narrow portion
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
- Wick-Type Burners And Burners With Porous Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は灯芯気化式の偏平型石油燃焼器に関す
るもので、石油ストーブ、石油フアンヒータ等に
利用できるものである。
るもので、石油ストーブ、石油フアンヒータ等に
利用できるものである。
従来例の構成とその問題点
偏平の燃焼室と、該燃焼室下端に先端を臨ませ
た平板状灯芯とを備えたいわゆる灯芯気化式の偏
平型石油燃焼器は、従来より種々考案されている
が、特に点火から定常燃焼へ至る過渡段階で、円
筒型燃焼器とは異なる特徴ある状態を示してい
る。即ち第3図に示す如く、灯芯21の一部に電
気ヒータ等により点火されると、火炎は灯芯21
に添つてその全長に移る、いわゆる火まわりを行
うが、火炎によつて生ずるドラフト力は燃焼室2
2の長手方向の中央部に集中し、同時に長手方向
の両端付近には矢印aで示す如く降下気流を生じ
て、火炎は矢印fで示される如く燃焼室22の中
央部に大きな集中状態となる。この状態は灯芯2
1が充分加熱され、灯芯21からの気化燃料およ
び燃焼排ガス等によつて燃焼室22内に充分量の
気体を充満させるまで続き、数分から長くは十数
分間にも至る場合があつた。この間、燃焼室22
では中央部は燃料過多のため完全熱焼できずに一
酸化炭素や未燃炭化水素、スス等を多発し、一方
周辺部は燃料過少のため充分火炎を形成できずに
やはり一酸化炭素や炭化水素あるいは著しい臭気
等を発する状態となるものであつた。円筒型の燃
焼器の如く灯芯21および燃焼室22が閉ループ
でないが故に、この偏平型燃焼器は点火時の排ガ
スが極めて悪いという欠点を有するものであつ
た。
た平板状灯芯とを備えたいわゆる灯芯気化式の偏
平型石油燃焼器は、従来より種々考案されている
が、特に点火から定常燃焼へ至る過渡段階で、円
筒型燃焼器とは異なる特徴ある状態を示してい
る。即ち第3図に示す如く、灯芯21の一部に電
気ヒータ等により点火されると、火炎は灯芯21
に添つてその全長に移る、いわゆる火まわりを行
うが、火炎によつて生ずるドラフト力は燃焼室2
2の長手方向の中央部に集中し、同時に長手方向
の両端付近には矢印aで示す如く降下気流を生じ
て、火炎は矢印fで示される如く燃焼室22の中
央部に大きな集中状態となる。この状態は灯芯2
1が充分加熱され、灯芯21からの気化燃料およ
び燃焼排ガス等によつて燃焼室22内に充分量の
気体を充満させるまで続き、数分から長くは十数
分間にも至る場合があつた。この間、燃焼室22
では中央部は燃料過多のため完全熱焼できずに一
酸化炭素や未燃炭化水素、スス等を多発し、一方
周辺部は燃料過少のため充分火炎を形成できずに
やはり一酸化炭素や炭化水素あるいは著しい臭気
等を発する状態となるものであつた。円筒型の燃
焼器の如く灯芯21および燃焼室22が閉ループ
でないが故に、この偏平型燃焼器は点火時の排ガ
スが極めて悪いという欠点を有するものであつ
た。
発明の目的
本発明は上記従来の欠点を解消し、偏平型石油
燃焼器において、点火時の火炎の偏りを防止し、
すみやかにかつ均一に定常燃焼に移行し得る石油
燃焼器を提供することを目的とする。
燃焼器において、点火時の火炎の偏りを防止し、
すみやかにかつ均一に定常燃焼に移行し得る石油
燃焼器を提供することを目的とする。
発明の構成
本発明の石油燃焼器は、偏平な燃焼室と、この
燃焼室下端部に先端を臨ませた平板状灯芯と、前
記燃焼室を収納する外筐とを有し、前記燃焼室内
下部の灯芯先端より上方に狭隘部を備えてなるも
のである。
燃焼室下端部に先端を臨ませた平板状灯芯と、前
記燃焼室を収納する外筐とを有し、前記燃焼室内
下部の灯芯先端より上方に狭隘部を備えてなるも
のである。
実施例の説明
本発明の石油燃焼器の一実施例を、添付図面と
共に説明する。第1図、第2図において、1は平
板状の灯芯で、先端を燃焼室2に臨ませている。
燃焼室2は灯芯1を挾持する火皿3上に載置され
ると共に、側壁に多数の空気孔2aを有してい
る。燃焼室2の片平面上部は大径の孔2bを有す
る赤熱部2cとなつている。4は燃焼室2を収納
する外筒で、赤熱部2cと対向する部分には耐熱
ガラス4aが備えられている。
共に説明する。第1図、第2図において、1は平
板状の灯芯で、先端を燃焼室2に臨ませている。
燃焼室2は灯芯1を挾持する火皿3上に載置され
ると共に、側壁に多数の空気孔2aを有してい
る。燃焼室2の片平面上部は大径の孔2bを有す
る赤熱部2cとなつている。4は燃焼室2を収納
する外筒で、赤熱部2cと対向する部分には耐熱
ガラス4aが備えられている。
ここで燃焼室2の下部には灯芯1先端より上方
に制圧板5が突出して設けられており、狭隘部6
が形成されている。また制圧板5にはスリツト状
の切溝5aが複数個設けられている。
に制圧板5が突出して設けられており、狭隘部6
が形成されている。また制圧板5にはスリツト状
の切溝5aが複数個設けられている。
次に上記構成における作用について説明する。
灯芯1先端に点火すると、灯芯1に添つて火まわ
りが行なわれ、灯芯1全長に渡つて火炎が形成さ
れ、燃料の気化が促進される。気化した燃料およ
び灯芯1近傍の空気孔2aより流入した空気、燃
焼排ガス等は、燃焼室2内に生じたドラフト力に
よつて第2図に示す如く上昇流(矢印f)となる
が、制圧板5によつて燃焼室2下部が半閉空間と
なるために、燃焼熱によつて膨張した圧力が横方
向(矢印f′)にも働き、この下部空間内で長手方
向に渡つて火炎が均一化される。従つて制圧板5
より下方に上昇する混合気および火炎は、従来の
如く中央部に集中することなく、灯芯1からの燃
料気化量の上昇に応じて、平準化を保たれながら
上方へ拡大し安定燃焼に至る。上記の如く制圧板
5下部において速かに横方向へ火炎が拡大するた
めに、灯芯1からの燃料気化の偏りがなく、また
気化量の上昇も速かに行なわれるために、安定燃
焼に至る時間は著しく短縮されて、過渡状態は短
時間に抑えられる。かつこの過渡状態において
も、混合気の集中が防止されるから、局部的に燃
料の過濃状態が生ずることなく、燃焼室2の上方
の空気孔2aあるいは赤熱部2cに設けられた空
気孔2bより流入する空気によつて順次燃焼させ
られ、従来の如く多量の一酸化炭素、炭化水素、
スス、臭気等を発生する現象は回避できる。かく
して制圧板5の横方向への火炎拡張効果により、
点火から安定燃焼に至る時間を著しく短縮すると
共に、排ガスの悪化を防止した好ましい燃焼状態
を維持できるものである。
灯芯1先端に点火すると、灯芯1に添つて火まわ
りが行なわれ、灯芯1全長に渡つて火炎が形成さ
れ、燃料の気化が促進される。気化した燃料およ
び灯芯1近傍の空気孔2aより流入した空気、燃
焼排ガス等は、燃焼室2内に生じたドラフト力に
よつて第2図に示す如く上昇流(矢印f)となる
が、制圧板5によつて燃焼室2下部が半閉空間と
なるために、燃焼熱によつて膨張した圧力が横方
向(矢印f′)にも働き、この下部空間内で長手方
向に渡つて火炎が均一化される。従つて制圧板5
より下方に上昇する混合気および火炎は、従来の
如く中央部に集中することなく、灯芯1からの燃
料気化量の上昇に応じて、平準化を保たれながら
上方へ拡大し安定燃焼に至る。上記の如く制圧板
5下部において速かに横方向へ火炎が拡大するた
めに、灯芯1からの燃料気化の偏りがなく、また
気化量の上昇も速かに行なわれるために、安定燃
焼に至る時間は著しく短縮されて、過渡状態は短
時間に抑えられる。かつこの過渡状態において
も、混合気の集中が防止されるから、局部的に燃
料の過濃状態が生ずることなく、燃焼室2の上方
の空気孔2aあるいは赤熱部2cに設けられた空
気孔2bより流入する空気によつて順次燃焼させ
られ、従来の如く多量の一酸化炭素、炭化水素、
スス、臭気等を発生する現象は回避できる。かく
して制圧板5の横方向への火炎拡張効果により、
点火から安定燃焼に至る時間を著しく短縮すると
共に、排ガスの悪化を防止した好ましい燃焼状態
を維持できるものである。
またここで、制圧板5にはスリツト状の切溝5
aを設けて欠損部を構成しているが、これは高温
の燃焼室2内と比較的低温の周辺部との温度差に
より、制圧板5の熱膨張に差を生じ、長手方向に
渡つて変形するのを防止する手段であり、高温の
燃焼室2内での膨張分を切溝5aにより吸収して
直線性を保つことができる。
aを設けて欠損部を構成しているが、これは高温
の燃焼室2内と比較的低温の周辺部との温度差に
より、制圧板5の熱膨張に差を生じ、長手方向に
渡つて変形するのを防止する手段であり、高温の
燃焼室2内での膨張分を切溝5aにより吸収して
直線性を保つことができる。
なおこの実施例では制圧板5は金属材料を用い
ているが、アルミナ等の耐熱性で熱膨張率の小な
るセラミツク材料を用いても同様に狭隘部6の制
圧効果が得られ、かつ、熱変形も防止できるとい
う両効果を発揮できる。
ているが、アルミナ等の耐熱性で熱膨張率の小な
るセラミツク材料を用いても同様に狭隘部6の制
圧効果が得られ、かつ、熱変形も防止できるとい
う両効果を発揮できる。
発明の効果
以上の様に、本発明の石油燃焼器は偏平の燃焼
室の下部に狭隘部を設けることにより、灯芯近傍
の火炎の成長を長手方向に速かにかつ平準化して
行なわしめ、点火から定常燃焼に至る過渡状態の
時間を短縮すると共に、燃焼室内での混合気の集
中を防止して排ガスの悪化防止に著しく効果を示
すものである。
室の下部に狭隘部を設けることにより、灯芯近傍
の火炎の成長を長手方向に速かにかつ平準化して
行なわしめ、点火から定常燃焼に至る過渡状態の
時間を短縮すると共に、燃焼室内での混合気の集
中を防止して排ガスの悪化防止に著しく効果を示
すものである。
第1図は本発明の一実施例を示す石油燃焼器の
一部欠截斜視図、第2図は同要部の断面図、第3
図は従来の石油燃焼器の要部断面図である。 1……灯芯、2……燃焼室、2a,2b……空
気孔、4……外筐、5……制圧板、5a……切
溝、6……狭隘部。
一部欠截斜視図、第2図は同要部の断面図、第3
図は従来の石油燃焼器の要部断面図である。 1……灯芯、2……燃焼室、2a,2b……空
気孔、4……外筐、5……制圧板、5a……切
溝、6……狭隘部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 側壁に多数の空気孔を有する偏平な燃焼室
と、前記燃焼室下端部に先端を臨ませた平板状の
灯芯と、前記燃焼室を収納する外筐とを有し、前
記灯芯先端より上方なる前記燃焼室内下部に狭隘
部を設けた石油燃焼器。 2 狭隘部は、前記燃焼室の少くとも一方の側壁
より突出させた金属板により構成した特許請求の
範囲第1項記載の石油燃焼器。 3 狭隘部に備えられた金属板の一部に欠損部を
設けた特許請求の範囲第2項記載の石油燃焼器。 4 狭隘部を、アルミナ等の耐熱性セラミツク材
を設置することにより構成した特許請求の範囲第
1項記載の石油燃焼器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17774584A JPS6155506A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 石油燃焼器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17774584A JPS6155506A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 石油燃焼器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6155506A JPS6155506A (ja) | 1986-03-20 |
JPH0127322B2 true JPH0127322B2 (ja) | 1989-05-29 |
Family
ID=16036382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17774584A Granted JPS6155506A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 石油燃焼器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6155506A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5617115B2 (ja) | 2010-12-27 | 2014-11-05 | 株式会社アルメディオ | 電子機器および操作ボタンの取付方法 |
-
1984
- 1984-08-27 JP JP17774584A patent/JPS6155506A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6155506A (ja) | 1986-03-20 |
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