JPH01272039A - フィールドエミッション電子銃のフラッシング方式 - Google Patents

フィールドエミッション電子銃のフラッシング方式

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JPH01272039A
JPH01272039A JP63098518A JP9851888A JPH01272039A JP H01272039 A JPH01272039 A JP H01272039A JP 63098518 A JP63098518 A JP 63098518A JP 9851888 A JP9851888 A JP 9851888A JP H01272039 A JPH01272039 A JP H01272039A
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flushing
electron gun
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Kenji Obara
健二 小原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、先端のとがったタングステン等で形成された
エミッタに強電界を印加することにより、フィールドエ
ミッション電流を取り出すフィールドエミッション電子
銃のブラッシング方式に関する。
〔従来の技術〕
フィールドエミッション電子銃(FEG)は、先端のと
がったタングステン等で形成されたエミッタに強電界を
印加することにより、フィールドエミッション電流を取
り出すものである。このようなエミッタでは、一般に超
高真空中においても、エミッタ表面に残留気体分子が吸
着している。また、フィールドエミッション電子銃の使
用後は、その使用条件に応じてエミッタ表面に凹凸が生
じる。従って、使用時間が長くなるとエミッタ表面の凹
凸の度合も高くなる。そこで、従来より通常は1日1回
の頻度で使用前にフラッシングが行われている。
フラッシングとは、フィラメントに電流を流してエミッ
タを白熱することによって、タングステン表面の残留気
体分子を除去すると共に、エミッタ表面の凹凸を滑らか
にする処理である。
従来のフィールドエミッション電子銃は、フラッシング
電B4Mが普通のノーマルフラッシングと、フラッシン
グ電流値が大きい強力フラッシングとに切り換える装置
が組み込まれている。従来よりノーマルフラッシングは
、主にエミッタ表面の残留気体分子を除去するためにの
み行われているが、強力フラッシングは、ノーマルフラ
ッシングに加えて、エミッタ表面の凹凸を滑らかにする
ために行われている。そこで従来は、ノーマルフラッシ
ングだけではフラッシングが充分でなく、画質が悪かっ
たりノイズが発生したりする場合に強力ブラッシングに
切り換えてフラッシングしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、ノーマルフラッシングを行う毎にエミッタは
少しずつ太くなる。そのため、一定のエミッション電流
を引き出すのに必要な引出し電j王は少しずつ増加する
。一方、強力フラッシングは、ノーマルフラッシングに
比べて格段に強力であるため、ノーマルフラッシングの
数10回分にも相当し、エミッタの先端が過度に太くな
ってしまう。
そのため、上述の引出し電圧を大幅に増加しなければな
らず、エミッタの寿命を短くしてしまうという問題があ
る。ここでいう寿命とは必要な引出し電圧がある値にな
るまでに何百回フラッシングできるかである。従って、
上述の強力フラッシングで急激に引出し電圧が増加する
ということは、この寿命すなわち回数が大幅に減ること
を意味し、結果的にコストアンプとなってしまう。
本発明は、上記の問題点を解決するものであって、フラ
ッシングを適度にすることによりエミッタの寿命を長く
維持することができるフィールドエミッション電子銃の
フラッシング方式を提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本発明のフィールドエミッション電子銃のフ
ラッシング方式は、フラッシング後、引出し電圧を印加
し、一定のエミッション電流になる引き出し電圧を記憶
する手段を備え、引き出し電圧の増加値が所定値に達す
るまでフラッシングを繰り返し行うことを特徴とするも
のである。
〔作用〕
本発明のフィールドエミッション電子銃のフラッシング
方式では、引き出し電圧の増加が所定値になるまでフラ
ッシングを操り返し行うので、所定値を使用条件等に応
じて設定することによりフラッシングの過不足をなくし
、適度なフラッシングを行うことができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1I2Iは本発明に係るフィールドエミッション電子
銃のフラッシング方式の1実施例を説明するための図、
第2図は動作を説明するための波形を示す図である。
第1図において、1は7ノード、2はエミッタ、3はフ
ィラメント、4ばエミッション電流計、5はフラッシン
グ用スイッチ、6はフラッシング電源、7は引き出し電
圧源、8は制御回路、9はメモリ、10はスタートボタ
ン、11は規定(面入力回路を示す、制?1回路8は、
スタートボタン10によるスタート指令でブラッシング
用スイッチ50オン/オフによりフラッシングを行い、
続いて引き出し電圧′a7の電圧を制御して所定のエミ
ッション電流を得る引き出し電圧を観察し過度な回数の
フラッシングを行うものである。そのときのエミッショ
ン電流を検出するのがエミッション電流計4、必要な規
定値を入力設定するのが規定値入力回路11、規定値や
引き出し電圧Vlを記憶するのがメモリ9である。規定
値としては、引き出し電圧の増加値Δ■。、エミッショ
ン電流値i、があり、制御回路8は、フラッシングを行
い、その後規定のエミッションTi流値1.になるまで
引き出し電圧を増加させてその電圧V、をメモリ9に記
憶すると共に、初回の電圧からの増加値を求め、その増
加値ΔV+が規定値Δ■。に達するとフラッシングを終
了させる。
次に制jJ回路の動作を詳しく説明する。
■ まず、スタートボタンlOを押し、スタート信号が
制御回路8へ送られると、制御回路8は、フラッシング
用スイッチ5をオン/オフし、第2図1fl)の12に
示すフラッシング電流11をフィラメント3に流してエ
ミッタ2をフラッシングする。
■ 次に、制御回路8は、引出し電圧源7を制御し第2
図(b)の13に示すように引出し電圧を順次増加させ
る。そして、エミッション電流計4によりその時のエミ
ッション電流値を読み取る。
■ このエミッション電流値は、引出し電圧の増加に伴
って第2図(C)の14に示すよう(こ増加するが、こ
のエミッション電流値が予め決めたi、になると、制御
回路8は、引出し電圧の増加を停止し、その引出し電圧
値Vlをメモリに記憶する。
■ FEGを電子銃とした走査電子顕微鏡を前回に使用
を開始した時のV、の値を■1とする。上記■〜■のプ
ロセスを縁り返して行い引き出し電圧の増加値(■ムー
V+)を計算し、その増加値が規定値Δ■。以上になっ
たことを条件にフラッシングを終了し、FIE、G/c
電子銃とした走査電子顕微鏡の使用を開始する。
上記■〜■のプロセスを繰り返すと、メモリ9には、フ
ラッシング後のエミッションN、?aカ一定値i、にな
る時の引出し電圧値がV、 、V、 、V3、V4、・
・・・・・というように記憶される。この引出し電圧V
lの増加値Δ■、が小さい場合(例えばv、 #■、#
V1 ’=;V4 )には、エミック表面の凹凸が充分
に滑らかにされていなく、FEGを電子銃とした走査電
子顕微鏡の画像にノイズによる乱れが見られたり画質が
悪かったりすることがわかった0本発明は、このような
考察に基づくものであって、走査電子顕微鏡におけるF
EGの使用時間などから考えた規定値を設定し、制御回
路により、この引出し電圧が規定値以上に増加する迄、
上記のプロセスを繰り返すようにしたものである。この
ようにすると、引出し電圧を確認しながらノーマルフラ
ッシングを繰り返すので、急にエミッタ先端が太くなっ
て引出し電圧を大きく上げなければならないということ
もなくなる。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である0例えば上記ratのフラ
ッシングを1回のみでなく複数回行った後に、同図fb
)、(C1を行っても良い、また、フラッシング回数を
増やすかわりに、フラッシング時間すなわち第2図Ta
lのパルス幅を長くしてもよい。
この場合、1回目から2回目の電圧の増加値Δ■1が小
さい場合には第2図+alのフラッシング時間を長くす
る等、電圧の増加値Δ■1の程度に応じてフラッシング
時間を変えるようにしてもよい。
このようにすることによって適度のフラッシングをより
迅速に行うことができる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、引出
し電圧が増加していることをll1g2しながら、また
、引出し電圧が増加しないときには、引出し電圧が増加
するまで、充分な回数又は時間のフラッシングを繰り返
し行うので、フラッシングが過度になることもなく、不
足することもない。
従って、常に最適なフラッシング状態でフィールドエミ
ッション電子銃を使うことができ、ノイズの少ない良質
の画像を観察することができると共に、フィールドエミ
ッション電子銃の寿命を長く維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るフィールドエミッション電子銃の
フラッシング方式の1実施例を説明するための図、第2
図は動作を説明するための波形を示す図である。 l・・・アノード、2・・・エミッタ、3・・・フィラ
メント、4・・・エミッション電流計、5・・・フラッ
シング用スイッチ、6・・・フラッシング電源、7・・
・引き出し電圧源、8・・・制御回路、9・・・メモリ
、10・・・スタートボタン、11・・・規定値入力回
路。 出 願 人  日本電子株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フラッシング後、引出し電圧を印加し、一定のエ
    ミッション電流になる引き出し電圧を記憶する手段を備
    え、引き出し電圧の増加値が所定値に達するまでフラッ
    シングを繰り返し行うことを特徴とするフィールドエミ
    ッション電子銃のフラッシング方式。
JP63098518A 1988-04-21 1988-04-21 フィールドエミッション電子銃のフラッシング方式 Expired - Fee Related JP2561698B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8873715B2 (en) 2010-07-30 2014-10-28 Rigaku Corporation Industrial X-ray tube

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