JP3268842B2 - X線発生装置 - Google Patents

X線発生装置

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JP3268842B2
JP3268842B2 JP22725092A JP22725092A JP3268842B2 JP 3268842 B2 JP3268842 B2 JP 3268842B2 JP 22725092 A JP22725092 A JP 22725092A JP 22725092 A JP22725092 A JP 22725092A JP 3268842 B2 JP3268842 B2 JP 3268842B2
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弘 水口
正史 本山
雅美 富澤
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東芝アイティー・コントロールシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にエージング処理機
能を有するX線発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線管は始めて使用する時、および長時
間使用せず放置した後で急に高い電圧で使用する時、X
線管の内部残留ガスの影響で放電を起こし、不安定にな
ることがある。これを防止するため、X線管の放電を低
い電圧から時間をかけながら徐々に電圧を上げていくこ
とにより管内の残留ガスを壁や電極等に吸収させて次第
に安定させる処理がなされる。この様に通電によって残
留ガスを安定させつつ、X線管の耐圧を向上させる方法
をエージングと称する。
【0003】図9にX線発生装置の従来例を示す。この
X線発生装置は、管電圧設定器101により所望の管電
圧(X線管111の陽極と陰極間の電圧)が設定され、
管電圧制御部102は1次電圧発生部103を制御す
る。1次電圧発生部103は昇圧・整流部104に電力
を供給し、昇圧・整流部104はその電力をX線管11
1が必要とする管電圧に変換する。管電圧分圧部105
はそのX線管111に印加された管電圧を分圧し、管電
圧制御部102に実管電圧値としてフィードバックす
る。管電圧制御部102はそのフィードバックされた実
管電圧値が管電圧設定器101により設定された所望の
値になるまで1次電圧発生部103を制御する。この結
果X線管111には所望の管電圧が印加される。
【0004】一方、X線管111に管電圧が印加されて
いる状態では、管電圧分圧器105を介してエージング
記憶部122のコンデンサに充電が行なわれ、コンデン
サの電荷として管電圧の印加値が保持される。そして、
X線管111に管電圧を印加していない状態では、エー
ジング記憶部122のコンデンサに蓄えられた電荷が徐
々に放電し、コンデンサの両端の電圧が降下してくる。
この様にコンデンサに管電圧印加値が記憶され、コンデ
ンサ両端の電圧がエージングを必要としない最大管電圧
値(エージング不要電圧)を示す。エージングを行う
時、X線発生装置は、この記憶された値と管球固有の管
球エージング不要電圧(比較値)と設定された管電圧値
とをエージング判断部123で比較し、エージング状態
表示部124にエージングが必要であることを表示して
操作者(オペレータ)に状態を知らせる。オペレータは
エージングが必要であると判断したら、エージングモー
ド選択器125を選択してエージングをスタートさせ
る。これにより、エージングモード選択器125はエー
ジング制御部126に働きかけ、エージングを行わせる
ことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のX線発生装置では次の如き問題を有していた。
【0006】(1)コンデンサの放電を利用しているた
め、長時間にわたっての管電圧印加値記憶は誤差が大き
くなるため、短時間休止にしか対応できない。
【0007】(2)長時間休止の場合は、それをオペレ
ータが判断し、エージングモード選択器125でエージ
ングカーブを選択しなければならず、誤選択によりX線
管に損傷を与えるおそれがある。
【0008】(3)X線管に管電圧を印加している時に
オペレータが誤ってエージングの必要な値に設定管電圧
値を上昇させてX線管を破損させるおそれがある。
【0009】また、エージング最中に設定管電圧値の上
昇・下降ができない、エージング残時間表示がでない
等、機能性、操作性が悪い。
【0010】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、人手を介することなく的確なエージ
ング処理を可能にしたX線発生装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、X線管に供給する管電圧
を設定する管電圧設定手段と、X線管に印加された管電
圧を記憶する印加履歴記憶手段と、印加履歴記憶手段に
記憶されている履歴情報に基いてX線管のエージング処
理を必要としない最大管電圧Vを求めて前記管電圧設
定手段で設定された管電圧と比較し、Vの方が小さい
場合にエージング処理を行なわせる照射制御手段を有す
るX線発生装置において、前記照射制御手段は、管電圧
をVから所定のエージングカーブで設定値まで上げ、
つづいて前記エージングカーブから所定値減算したエー
ジング完了電圧カーブが設定値に達するまで管電圧を設
定値に保つエージング処理を行なわせ、この処理中に管
電圧の設定値が変更された場合には、エージング処理の
要否を再判断し、必要と判断したときに、管電圧を変更
後の設定値まで上げ、つづいてエージング完了電圧カー
ブが変更後の設定値に達するまで管電圧を変更後の設定
値に保つエージング処理を行なわせることを要旨とす
る。
【0012】請求項2記載の本発明は、前記照射制御手
段が、エージング処理で管電圧を設定値に保つ間に設定
値が上方変更された場合、時間軸をずらしたエージング
カーブで管電圧を変更後の設定値まで上げ、つづいて前
記エージング完了電圧カーブが変更後の設定値に達する
まで管電圧を変更後の設定値に保つエージング処理を行
なわせることを要旨とする。
【0013】請求項3記載の本発明は、前記照射制御手
段が、エージング処理途中でその時の管電圧を下回って
設定値が下方変更された場合、変更後の設定値がこの時
のエージング完了電圧値より小さいときにはエージング
処理を終了し、大きいときには前記エージング完了電圧
カーブが変更後の設定値に達するまで管電圧を変更後の
設定値に保つエージング処理を行なわせることを要旨と
する。
【0014】請求項4記載の本発明は、前記照射制御手
段は、通常のX線照射中に管電圧の設定値がVを超え
た値に変更された場合、X線照射を中止するか、管電圧
をVから前記エージングカーブで変更後の設定値まで
上げ、つづいて前記エージング完了電圧カーブが変更後
の設定値に達するまで管電圧を変更後の設定値に保つエ
ージング処理を行なわせることを要旨とする。
【0015】請求項5記載の本発明は、前記照射制御手
段は、エージング処理が終了した時点でのエージング完
了電圧をその時点でのエージング処理を必要としない最
大管電圧とすることを要旨とする。
【0016】請求項6記載の本発明は、前記照射制御手
段は、エージング処理の必要性とエージング処理の残り
時間を出力することを要旨とする。
【0017】
【作用】本発明のX線発生装置では、エージング処理中
あるいは通常照射中に管電圧の設定値が操作者により変
更された場合、それに応じて変更されたエージング処理
を行う。
【0018】請求項1記載のX線発生装置にあっては、
管電圧をVから所定のエージングカーブで設定値まで
上げ、つづいて前記エージングカーブから所定値を減算
したエージング完了電圧カーブが設定値に達するまで管
電圧を設定値に保つエージング処理が行なわれる。この
エージング処理中に管電圧の設定値が(管電圧上昇中に
その電圧より高い範囲で)変更された場合に、エージン
グ処理の要否を再判断し、必要と判断したときには、管
電圧を変更後の設定値まで上げ、エージング完了電圧カ
ーブが変更後の設定値に達するまで管電圧を変更後の設
定値に保つエージング処理が行われる。
【0019】請求項2では、エージング処理で管電圧を
設定値に保つ間に設定値が上方変更された場合、時間軸
をずらしたエージングカーブで管電圧を設定値から変更
後の設定値まで上げ、つづいて時間軸をずらしていない
エージング完了電圧カーブが変更後の設定値に達するま
で管電圧を変更後の設定値に保ってエージング処理を終
了する(図4参照)。
【0020】請求項3では、エージング処理中の管電圧
を下回って設定値が下方変更された場合、変更後の設定
値がこの時のエージング完了電圧より小さいときにはエ
ージング処理を終了し、大きいときにはエージング完了
電圧カーブが変更後の設定値に達するまで管電圧を変更
後の設定値に保ってエージング処理を終了する(図5,
6参照)。
【0021】請求項4では、通常のX線照射中に管電圧
の設定値がVを超えた値に変更された場合、X線照射
を中止するか、管電圧をVからエージングカーブで変
更後の設定値まで上げ、つづいてエージング完了電圧カ
ーブが変更後の設定値に達するまで管電圧を変更後の設
定値に保ってエージング処理を終了する。
【0022】請求項5では、エージング処理が終了した
時点でのエージング完了電圧をその時点でのエージング
処理を必要としない最大管電圧として、引き続き通常の
X線照射に用いる。なお、ここでいうエージング処理の
終了には中断も含まれるものとする。
【0023】請求項6では、エージング処理の必要性と
エージング処理の残り時間を報知することで、操作性を
向上させることができる。
【0024】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0025】図1は、本発明の一実施例に係るX線発生
装置の構成図である。その特徴としては、従来例のX線
発生装置に具備されていた管電圧設定器101、エージ
ング状態表示部124、X線管111と、管電圧制御部
102、1次電圧発生部103、昇圧・整流部104お
よび管電圧分圧器105より成る高圧発生部11に加え
て、管電圧の印加履歴記憶部4および照射制御部5を設
けたことにある。
【0026】照射制御部5は、オペレータが管電圧設定
器101を介して所望の管電圧を設定すると、この設定
管電圧値と印加履歴記憶部4における印加履歴より、エ
ージングの要、不要とエージングに要する時間を計算
し、エージング状態表示部124に表示させる機能を有
し、また、エージング時の管電圧上昇レート(エージン
グカーブ)を計算するものである。
【0027】次に、本実施例の作用を図2乃至図7を用
いて説明する。なお、図2乃至図7に示すアルゴリズム
は、分かり易い様にエージング完了後自動的にX線をO
FFするケースについて書いてあり、実線は印加管電
圧、破線は設定管電圧値、一点鎖線はエージング完了電
圧VF ’を示す。なお、実線の印加電圧上昇カーブから
一定値を減算したカーブがエージング完了電圧カーブで
ある(ただし、下端はVで飽和させる)。
【0028】まず、エージング処理が不要の場合、オペ
レータからX線ON指令が、照射制御部5に入力される
と、照射制御部5は、高圧発生部11を制御し、設定管
電圧でX線を照射させる(通常照射)。そして、X線O
FF指令でX線の照射は停止される。
【0029】次に、エージング処理が必要な場合、オペ
レータからX線ON指令が照射制御部5に入力される
と、照射制御部5は、高圧発生部11を制御し、計算し
たエージングカーブでX線を照射させる(エージン
グ)。具体的には、エージングはあらかじめ設定されて
いるエージングレートに従って行うものとし、設定管電
圧まで上昇したらその管電圧値で一定時間ホールドして
完了とする(図2参照)。なお、エージングカーブを計
算する際、図3に示す如く、設定管電圧値まで最短時間
で上昇させる様に管電圧により異なるエージングレート
を組み合わせることもできる。エージング中はエージン
グ残時間がエージング状態表示部124に表示される。
【0030】ここで、照射制御部5はオペレータがX線
をONさせる前に図示されていないX線照射設定部で
「継続ON」を選択している場合、エージング終了後た
だちに設定管電圧値でX線を照射するように高圧発生部
11を制御し、選択されていない場合X線を停止するよ
う制御する。
【0031】一方、照射制御部5はエージング中にオペ
レータが設定管電圧値を変更した場合、ただちに、それ
に見合ったエージングカーブに変更してエージングを続
ける、あるいはそのためエージングが不要になった場
合、エージングを終了させるよう高圧発生部11を制御
する。具体的には、例えば管電圧をホールド中に設定管
電圧を上方変更した場合には、同一の上昇レートでエー
ジング処理を継続し、この管電圧が変更後の設定値に達
したら、エージング完了電圧が変更後の設定電圧に達す
るまでその管電圧をホールドする(図4参照)。
【0032】逆にエージング中に設定管電圧値を下降さ
せた場合は、下げた値がその時のエージング完了電圧V
F 以上であったら、エージング・カーブ、エージング残
時間を再計算してひき続きエージングを行なう。特に下
げた値がそのときの管電圧を下まわった場合、その下げ
た値で一定時間ホールドしエージング完了電圧VF が下
げた値になった時エージングを終了する(図5参照)。
また、下げた値がその時のエージング完了電圧VF 以下
であったら、図6に示す如く、エージングを終了する。
【0033】ここで、エージング完了電圧VF とはその
時点でのエージングが必要なく印加できる最大管電圧
(エージング不要電圧)のことである。
【0034】また、X線の通常照射中にオペレータが設
定管電圧値を変更してエージングが必要になった場合、
照射制御部5は、X線照射を中止する、あるいは変更さ
れた管電圧値にみあったエージングを自動的に開始する
よう高圧発生部11を制御する。具体的には、X線通常
照射中に設定管電圧値を上昇させた時に、上昇させた管
電圧値が、エージング処理を必要と判断したらそのまま
エージングに移る。
【0035】なお、エージング中にX線照射を強制的に
中断した場合は、図7に示す如く、途中まではエージン
グ完了と判断して、ある一定値下げた値をエージング完
了電圧VF とする。
【0036】したがって、本実施例によれば、以下の如
き効果を呈することができる。
【0037】1)人が判断することなしに、管電圧が設
定されると、エージングの必要・不必要の判断、エージ
ングカーブ、エージング不要管電圧、エージング時間を
求め、外部にエージングの必要なことを知らせ、さら
に、X線照射指令により自動的にエージングを行うの
で、オペレータの誤操作によりX線管に損傷を与えるこ
とがない。
【0038】2)通常照射中にもエージングが必要とな
る設定管電圧値が与えられると、自動的にエージングに
移るので、X線管に損傷を与えることがない。
【0039】3)エージング中にも設定管電圧値を変え
ることができ、操作性を向上することができる。
【0040】図8は、本発明の別の一実施例に係るX線
発生装置の構成を示す図で、図1の照射制御部5の機能
をマイクロプロセッサ31で実現したものである。図8
において、34はエージング基本データを記憶する第1
のメモリ、35は管電圧の印加履歴を記憶する印加履歴
記憶部4に相当する第2のメモリ、32はマイクロプロ
セッサ31のデジタル値出力を入力し、アナログ値に変
換し管電圧制御部102へ出力するD/A変換器、33
は管電圧分圧器105からの値をマイクロプロセッサ3
1へ入力させるためのA/D変換器である。
【0041】次に、本実施例の作用を説明する。
【0042】管電圧設定器101に所望の管電圧が設定
されると、マイクロプロセッサ31は、第1のメモリ3
4からエージング元カーブ、エージング不要最低電圧テ
ーブル等、エージングの基本データを、また第2のメモ
リ35から管電圧印加履歴データをそれぞれ引き出し
て、エージング必要・不必要の判断を行い、必要であれ
ばエージングカーブ、エージング不要電圧、エージング
時間を計算し、またエージング状態表示部124にもス
テータスや計算結果を出力する。
【0043】更に、図示していないX線照射設定部から
オペレータによりX線ON指令が出力されると、マイク
ロプロセッサ31は計算されたエージングカーブで前述
したアルゴリズムにのっとり、エージングを行う。この
ことによりオペレータがほとんど関与せずにエージング
を行うことができる。
【0044】したがって、本実施例によれば、図1に示
す実施例と同様の効果を呈することに加えて、次の如き
効果を呈することができる。
【0045】1)マイクロプロセッサを用いているので
エージング制御部の回路の規模が小さくてすむ。またソ
フトウェアで対応できるのでフレキシブルである。
【0046】2)マイクロプロセッサに管電圧値をとり
こみマイクロプロセッサのクロックで履歴を計算するの
でエージング履歴を正確に求めることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至3記
載のX線発生装置によれば、エージング処理中に管電圧
の設定値が変更された場合、エージング処理の要否を再
判断するとともに、必要と判断したときに、管電圧を変
更後の設定値まで上げ、エージング完了電圧カーブが変
更後の設定値に達するまで管電圧を変更後の設定値に保
つエージング処理が行われるので、エージング処理中で
も管電圧の設定値を変更することができ、操作性を向上
させることができる。
【0048】請求項4記載のX線発生装置によれば、通
常のX線照射中に管電圧の設定値がVを超えた値に変
更された場合、X線照射を中止するか、管電圧をV
らエージングカーブで変更後の設定値まで上げ、つづい
てエージング完了電圧カーブが変更後の設定値に達する
まで管電圧を変更後の設定値に保つエージング処理が自
動的に行われるので、誤操作でX線管に損傷を与えるこ
とがない。
【0049】請求項5記載のX線発生装置によれば、エ
ージング処理が終了した時点でのエージング完了電圧を
その時点でのエージング処理を必要としない最大管電圧
とすることで、エージング処理が中断した場合でも引き
続き通常のX線照射を行うことができ、操作性を向上さ
せることができる。
【0050】請求項6記載のX線発生装置によれば、エ
ージング処理の必要性およびエージング処理の残り時間
を報知するようにしたことで、操作性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】当該一実施例の制御アルゴリズムを説明するた
めの作用説明図である。
【図3】当該一実施例の制御アルゴリズムを説明するた
めの作用説明図である。
【図4】当該一実施例の制御アルゴリズムを説明するた
めの作用説明図である。
【図5】当該一実施例の制御アルゴリズムを説明するた
めの作用説明図である。
【図6】当該一実施例の制御アルゴリズムを説明するた
めの作用説明図である。
【図7】当該一実施例の制御アルゴリズムを説明するた
めの作用説明図である。
【図8】本発明の別の一実施例の構成図である。
【図9】従来例の構成図である。
【符号の説明】
4 印加履歴記憶部 5 照射制御部 11 高圧発生部 31 マイクロプロセッサ 34 第1のメモリ 35 第2のメモリ 101 管電圧設定器 102 管電圧制御部 103 1次電圧発生部 104 昇圧・整流部 105 管電圧分圧器 111 X線管 124 エージング状態表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富澤 雅美 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (56)参考文献 実開 昭56−112757(JP,U) 特公 昭53−23074(JP,B1) 実公 昭63−37759(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05G 1/26 H05G 1/30 H05G 1/32

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管に供給する管電圧を設定する管電
    圧設定手段と、X線管に印加された管電圧を記憶する印
    加履歴記憶手段と、印加履歴記憶手段に記憶されている
    履歴情報に基いてX線管のエージング処理を必要としな
    い最大管電圧Vを求めて前記管電圧設定手段で設定さ
    れた管電圧と比較し、Vの方が小さい場合にエージン
    グ処理を行なわせる照射制御手段を有するX線発生装置
    において、 前記照射制御手段は、管電圧をVから所定のエージン
    グカーブで設定値まで上げ、つづいて前記エージングカ
    ーブから所定値減算したエージング完了電圧カーブが設
    定値に達するまで管電圧を設定値に保つエージング処理
    を行なわせ、この処理中に管電圧の設定値が変更された
    場合には、エージング処理の要否を再判断し、必要と判
    断したときに、管電圧を変更後の設定値まで上げ、つづ
    いてエージング完了電圧カーブが変更後の設定値に達す
    るまで管電圧を変更後の設定値に保つエージング処理を
    行なわせることを特徴とするX線発生装置。
  2. 【請求項2】 前記照射制御手段は、エージング処理で
    管電圧を設定値に保つ間に設定値が上方変更された場
    合、時間軸をずらしたエージングカーブで管電圧を変更
    後の設定値まで上げ、つづいて前記エージング完了電圧
    カーブが変更後の設定値に達するまで管電圧を変更後の
    設定値に保つエージング処理を行なわせることを特徴と
    する請求項1記載のX線発生装置。
  3. 【請求項3】 前記照射制御手段は、エージング処理途
    中でその時の管電圧を下回って設定値が下方変更された
    場合、変更後の設定値がこの時のエージング完了電圧値
    より小さいときにはエージング処理を終了し、大きいと
    きには前記エージング完了電圧カーブが変更後の設定値
    に達するまで管電圧を変更後の設定値に保つエージング
    処理を行なわせることを特徴とする請求項1又は2記載
    のX線発生装置。
  4. 【請求項4】 前記照射制御手段は、通常のX線照射中
    に管電圧の設定値がVを超えた値に変更された場合、
    X線照射を中止するか、管電圧をVから前記エージン
    グカーブで変更後の設定値まで上げ、つづいて前記エー
    ジング完了電圧カーブが変更後の設定値に達するまで管
    電圧を変更後の設定値に保つエージング処理を行なわせ
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    X線発生装置。
  5. 【請求項5】 前記照射制御手段は、エージング処理が
    終了した時点でのエージング完了電圧をその時点でのエ
    ージング処理を必要としない最大管電圧とすることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のX線発生装
    置。
  6. 【請求項6】 前記照射制御手段は、エージング処理の
    必要性とエージング処理の残り時間を出力することを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のX線発生装
    置。
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