JPH01271448A - 弗素樹脂着色組成物 - Google Patents

弗素樹脂着色組成物

Info

Publication number
JPH01271448A
JPH01271448A JP10013788A JP10013788A JPH01271448A JP H01271448 A JPH01271448 A JP H01271448A JP 10013788 A JP10013788 A JP 10013788A JP 10013788 A JP10013788 A JP 10013788A JP H01271448 A JPH01271448 A JP H01271448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluororesin
tetrafluoroethylene
parts
present
colored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10013788A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Yasuda
恵三 安田
Manami Yuki
結城 真奈美
Yoshihiro Shigemori
重森 義浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Original Assignee
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd filed Critical Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Priority to JP10013788A priority Critical patent/JPH01271448A/ja
Publication of JPH01271448A publication Critical patent/JPH01271448A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は弗素樹脂着色組成物に関し、更に詳しくは弗素
樹脂の加熱成形にあたり、成形機本体及び周辺器械の弗
素系ガスによる腐蝕を生じることがなく、更に弗素樹脂
中に含まれている顔料の変色や変質のない弗素樹脂着色
組成物に関する。
(従来の技術) 従来、ポリテトラフルオロエチレン或いはそれらの共重
合樹脂の如く弗素分の多い弗素樹脂は、著しく優れた耐
熱性及び耐薬品性等の物理的及び化学的性質を有するこ
とから、種々の装置や部材の耐熱材料或いは耐薬品性材
料として広く利用されている。
これらの弗素樹脂を各種用途に用いる場合には、その用
途に従って種々の着色が施されるのが普通である。
これらの着色剤含有弗素樹脂組成物には、溶融困難であ
るために粉末成形加工されるものと、加熱溶融性を有す
るので各種の成形機で溶融成形可能なもの等、幅広く使
用されているが、いずれにしても成形時には非常に高い
温度を必要とする。
(発明が解決しようとしている問題点)以上の如き従来
の弗素樹脂組成物を成形する場合、特に溶融成形する場
合には、例えば、350乃至400℃という高温を利用
するため、加熱中に一部の弗素樹脂が熱分解して弗素ガ
ス或いは弗化水素等の弗素系ガスを発生する。
その結果、弗素樹脂中の着色剤が変色し、十分に鮮明な
発色成形品が得られないことが多く、使用できる着色剤
が著しく限定される。
又、同様な理由で、成形機本体、例えば、押出機のシリ
ンダー、ダイ、ベント孔、ヒーター、射出成形機の金型
、スクリュー、シリンダー、ノズル、加熱加圧プレス機
の金型や周辺機器、例えば、排気ダクトホッパー、ペレ
タイザー等には非常に高価な耐腐蝕性特殊合金が使用さ
れており、又、これらの合金を使用してもそれらの耐用
年数が十分でなく、そのため弗素樹脂の加工費のコスト
アップの重要な一因となっている。
又、上記機器の劣化により、弗素樹脂成形物中に腐蝕金
属の化合物、粉末、破片等が混入して成形物の着色鮮明
性、表面性質、電気的性質等が低下するという問題が生
じている。
従って、弗素樹脂組成物の成形に際しては、着色剤を劣
化することなく弗素樹脂中に配合できる技術及び成形機
本体及び周辺機器の腐蝕を防止する手段が要望されてい
る。
以上の如き従来技術の要望は以下の本発明により満足さ
せられた。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、顔料を含む弗素樹脂組成物に弗素
樹脂100重量部当りジオルガノポリシロキサン化合物
0.001乃至10重量部を配合したことを特徴とする
弗素樹脂着色組成物である。
(作  用) 着色剤を含む弗素樹脂組成物にジオルガノポリシロキサ
ン化合物を配合することによって、着色剤の変質及び使
用機器の腐蝕を防止することができる。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳細に説明
する。
本発明において使用する弗素樹脂とは、炭化水素ポリマ
ー中の水素原子が弗素原子によって置換されたポリマー
であり、例えば、弗化ビニル、弗化ビニリデン、ジクロ
ルジフルオロエチレン、トリフルオロクロルエチレン、
テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、
(メタ)アクリル酸の高弗化アルコールエステル等の如
き千ツマ−の単独重合樹脂、これらの共重合樹脂或いは
他の千ツマ−との共重合樹脂であり、本発明において特
に好ましいものは、4弗化エチレン樹脂、弗化ビニリデ
ン樹脂、4弗化エチレン−エチレン共重合体樹脂、4弗
化エチレン−6弗化プロピレン共重合樹脂及びパーフル
オロアルコキシ−4弗化エチレン共重合樹脂である。
このような弗素樹脂自体は広く知られ、且つ市場から容
易に人手して本発明で使用することができる。又、本発
明においては上記の如き弗素樹脂を他の樹脂にブレンド
したブレンドポリマーについても有効である。
本発明で着色剤として使用する顔料は、従来弗素樹脂の
着色に使用されているものであり、例えば、酸化チタン
、三酸化アンチモンホワイト、酸化コバルトブルー、珪
酸被覆黄鉛、硅酸被覆モリブデートオレンジ、硅酸被覆
酸化鉄、カドミレッド、カドミオレンジ、カドミイエロ
ー、群青、コバルト、バイオレット等公知のものであり
、これらの顔料は弗素樹脂100重量部当り、−数的に
は0.01乃至50重量部、好ましくは0.01乃至3
0重量部の割合で弗素樹脂に配合する。
又、本発明においては上記の着色剤に加えて従来公知の
弗素樹脂用の各種の無機質充填剤はいずれも配合できる
ものであり、例えば、ガラスファイバー等の如きガラス
系の補強剤や各種の無機ウィスカー等の無機質充填剤が
弗素樹脂100重量部当り0乃至50重量部の割合で添
加することができる。
又、本発明で使用するジオルガノポリシロキサン化合物
とは、シロキサンポリマーの硅素原子の夫々に2個の有
機基を有する化合物であり、例えば、特殊メチルフェニ
ルシロキサン(YF−33、東芝シリコン製)、ジメチ
ルシロキサン(KF−96、信越シリコン製)、ポリジ
メチルシロキサン(パイフルイドM、バイエル族)、メ
チルフェニルシロキサン(にF−54、信越シリコン製
)等として市場から入手して使用できる。これらのジオ
ルガノポリシロキサン化合物は弗素樹脂100重量部当
り0.001乃至10重量部の割合で使用するのが好ま
しい。
本発明の弗素樹脂組成物は、上記の如き弗素樹脂、顔料
及びジオルガノポリシロキサン化合物を常法に従って配
合することによって得られるものであり、粉末同士の混
合による粉体状、混合物の溶融混線による着色ベレット
状、フレーク状等いずれの形状でもよく、又、各成分の
濃度は、成形物の最終濃度に等しい量でもよいし、又、
カラーマスターバッチ或いはカラーコンセントレートの
如く高濃度のものでもよい。
(効 果) 以上の如き本発明によれば、本発明の弗素樹脂着色組成
物は、その成形にあたり著しく高温で加熱成形を行って
も、弗素樹脂の分解による弗素系ガスの発生が防止或い
は十分に抑制されているので、着色剤の変色が少なく鮮
明な着色成形が可能となる。
又、目的とするところの前記のような成形機本体、周辺
機器の腐蝕が十分に防止され、それらの耐用年数が大幅
に延長される。
特に、成形機のスクリューやシリンダーは、無機質顔料
の摩耗作用も加わると、腐蝕、摩耗が顕著に促進される
が、本発明の弗素樹脂着色組成物を用いて成形した場合
には、この腐蝕や摩耗も充分に防止することができる。
更に本発明の弗素樹脂着色組成物を各種金属やガラス等
にライニングしたり、被覆したりして使用すると、直接
若しくは間接の基材である金属やガラス等が劣化するこ
となく経時的にも安定し、各種強度に優れた着色成形物
を与えることができる。
(実施例) 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りのない
限り重量基準である。
実施例1 4弗化エチレン−6弗化プロピレン共重合樹m<テフロ
ン100−J、三井デュポンフロロケミカル製)   
        100部酸化チタン顔料(R−310
、堺化学製) 3部特殊メチルフェニルシロキサン(Y
F−33、東芝シリコン製)         0.1
部上記成分を十分に混合し、押出ヘッド温度を380℃
、シリンダー1を温度350℃、シリンダー■を温度3
70℃に設定した2 0 m/mφの押出機にてストラ
ンド状に押出成形し、このストランドをペレタイザーで
ベレット化して本発明の弗素樹脂着色組成物を得た。
比較例1 特殊メチルフェニルシロキサンを使用しなかった以外は
実施例1と同様にして比較例の弗素樹脂着色組成物を得
た。
実施例1及び比較例1の着色ベレットの白色度を比較し
、更にこれらを400℃に保持した特殊合金製円筒型容
器に入れ、60分間加熱処理後の着色ベレット溶融物の
白色度を目視にて比較し、下記第1表の結果を得た。
実施例1  鮮やかな白色   鮮やかな白色比較例1
  黄りスミの白色  暗灰色に変色実施例2 エチレン−4弗化エチレン共重合樹脂(アフロンcop
、旭硝子製)      100部酸化チタン(R−8
20、石原産業製) 10部メチルフェニルシロキサン
(にF−54、信越シリコン製)          
   1部上記配合物を十分混合し、押出ヘッドを33
0℃、シリンダー1乃至3を280℃、シリンダー4乃
至6を300℃に設定した30m/mφ2軸押出機にて
押出成形し、ベレット状の本発明の弗素樹脂カラーマス
タバッチを得た。
更にこのマスターバッチを押出ヘッドを330℃、シリ
ンダー■を310℃、シリンダー■を320℃に設定し
た2 0 m / mφ押出機で、アフロンCOP樹脂
をベースに10倍に希釈して着色ベレットを得た。
比較例2 メチルフェニルシロキサンを使用しなかった以外は実施
例2と同様にして比較例の弗素樹脂組成物を得た。上記
組成物を用いて実施例2と同一の条件で着色組成物を得
た。
実施例2及び比較例2のカラーマスターバッチ及び10
倍希釈着色ベレットを各々330℃に保持したホットプ
レート上で2枚のスライドグラス板に挟み、加熱圧延し
て薄いフィルムを得た。フィルムの白色度を目視にて評
価し下記第2表の結果を得た。
(以下余白) γ−,23一 実施例3 パーフロロアルコキシ−4弗化エチレン共重合樹脂(ネ
オフロンAP−210、ダイキン工業製)      
       100部カドミウムエロー(パイロファ
イン#350、大日精化工業製)          
5部ポリジメチルシロキサン(パイフルイドM、バイエ
ル族)          0.5部上記配合物を十分
混合し、押出ヘッドを380℃、シリンダーエを360
℃、シリンダー■を370℃に設定した2 0 m /
 m押出機にて押出成形して着色ベレット状の本発明の
弗素樹脂着色組成物とした。
比較例3 ポリジメチルシロキサンを使用しなかった以外は実施例
3と同様にして比較例の弗素樹脂着色組成物を得た。
実施例3及び比較例3の着色ベレットを380℃に保持
したホットプレート上で2枚のスライドグラス板に挟み
、加熱圧延して薄いフィルムを得た後、目視にてフィル
ムの発色性を比較したところ、比較例3は黒ずんだ黄色
であるのに対し、本発明の実施例3のフィルムは殆ど変
色は認められず、両者に著しい差のあることが判明した
実施例4 4弗化エチレン−6弗化プロピレン共重合樹脂(テフロ
ン#l00) 100部、カドミウムレッド(パイロフ
ァイン#800、大日精化製)5部及びジメチルシロキ
サン(KF−96信越シリコン製)0.5部を配合し、
これをを材質が一部SにH工具鋼で置換されたパーツを
組み込んだスクリューで、押出ヘッド温度を390℃、
シリンダー■温度350℃、シリンダー■温度360℃
、シリンダー■温度370℃およびシリンダー■温度3
80℃に設定して30m/mの押出機にて、300にg
押出した後、スクリュー表面に腐蝕性を調べたところ、
パーツとして組み込んだSKH工具鋼部には腐蝕の痕跡
は認められなかった。
比較例4 ジメチルシロキサンを使用しなかった以外は、実施例4
と同様にして、押出成形機で300Kg押出し、スクリ
ュー表面のWXflA性を調べたところ、SKH工具鋼
部分に著しい腐蝕が認められた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)顔料を含む弗素樹脂組成物に、弗素樹脂100重
    量部当りジオルガノポリシロキサン化合物0.001乃
    至10重量部を配合したことを特徴とする弗素樹脂着色
    組成物。
  2. (2)弗素樹脂が、4弗化エチレン樹脂、弗化ビニリデ
    ン樹脂、4弗化エチレン−エチレン共重合体樹脂、4弗
    化エチレン−6弗化プロピレン共重合樹脂又はパーフル
    オロアルコキシ−4弗化エチレン共重合樹脂である請求
    項1に記載の弗素樹脂着色組成物。
JP10013788A 1988-04-25 1988-04-25 弗素樹脂着色組成物 Pending JPH01271448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10013788A JPH01271448A (ja) 1988-04-25 1988-04-25 弗素樹脂着色組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10013788A JPH01271448A (ja) 1988-04-25 1988-04-25 弗素樹脂着色組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01271448A true JPH01271448A (ja) 1989-10-30

Family

ID=14265931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10013788A Pending JPH01271448A (ja) 1988-04-25 1988-04-25 弗素樹脂着色組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01271448A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103497464A (zh) * 2013-10-24 2014-01-08 周志坚 一种fep氟色母及其加工工艺
CN109624129A (zh) * 2018-12-25 2019-04-16 金华永和氟化工有限公司 一种fep彩色粒子的加工方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5282947A (en) * 1975-12-29 1977-07-11 Du Pont Molding powders

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5282947A (en) * 1975-12-29 1977-07-11 Du Pont Molding powders

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103497464A (zh) * 2013-10-24 2014-01-08 周志坚 一种fep氟色母及其加工工艺
CN109624129A (zh) * 2018-12-25 2019-04-16 金华永和氟化工有限公司 一种fep彩色粒子的加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8513344B2 (en) Masterbatch for coloring synthetic resin
CH624974A5 (ja)
US20110065844A1 (en) Granulated colorant and related art
KR100899969B1 (ko) 폴리비닐리덴 클로라이드 수지 조성물, 연신 필름 및 이의제조 방법
JP3009676B2 (ja) フッ素ゴム成形品の製造方法
JP2007191608A (ja) 着色樹脂組成物
JP3375263B2 (ja) 高流動性エチレン・プロピレン−共重合体着色用マスターバッチ
JPH01271448A (ja) 弗素樹脂着色組成物
JP3385864B2 (ja) 塩素含有水に対し耐性のある水道パイプ用着色樹脂組成物及びその成形品
CN113292799A (zh) 一种透明pvc-u电工套管及其制备方法
JPH0753910A (ja) フィラ−又は顔料を配合したフッ素系樹脂組成物
JPS638458A (ja) 着色用樹脂組成物
JPS6389558A (ja) 弗素樹脂組成物
JPH0567659B2 (ja)
JP3340529B2 (ja) フッ素系樹脂用酸化チタン紫外線遮蔽剤及びこれを配合したフッ素系樹脂組成物
JPH01304142A (ja) 弗素樹脂組成物
JPH07165986A (ja) フッ素系樹脂用酸化亜鉛顔料及びフッ素系樹脂組成物
JPH11269383A (ja) 樹脂組成物
JP3738605B2 (ja) ペレット状着色剤とその製造方法および成形品
JPH0586246A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH11199739A (ja) フッ素ゴム系熱可塑性エラストマーの複合体及びその成形体
JPH0471942B2 (ja)
JP2003327770A (ja) 溶融成形用共重合体組成物
JPS6021178B2 (ja) 成形用粉末
US2993875A (en) Coloring polychlorotrifluoroethylene with a color masterbatch of a copolymer of trifluorochloroethylene and vinylidene fluoride and composition thereof