JPH01269779A - サーモスタットミキシングバルブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、混合水温度に感温する感温部により制御弁を
作動させて湯量と水量とを調節し混合水を所定の温度に
設定するサーモスタットミキシングバルブに関し、詳し
くは前記感温部をガイド筒の下半部内部に形成した混合
室内に配設し、その上端をガイド筒の上方に設けた操作
ハンドルに連係せしめ、該操作ハンドルの回動動作に伴
って感温部を上下動さけて制御弁を作動するサーモスタ
ットミキシングバルブの改良に関する。

（従来の技術とその問題点〉 従来、此種サーモスタットミキシングバルブには、特願
昭５９−１０５８７３号に開示されたものがある。

このサーモスタットミキシングバルブ（Ａ＞は、第５図
に示す如く、バルブ本体（ＡＩ）内に、接続脚管（３０
）を介して給湯管に連通ずる揚出流路（９）、及び給水
管に連通する水用流路（１０）、両流路（９）　　（１
０）の合流部分にて水用弁座（４ｂ”）と潟用弁座（４
ｃ”）との間に摺動自在に支持された制御弁（４）、前
記両流路（９）　　（１０）に連通ずる混合室（１）を
備えたガイド筒（２）を設けている。そしてこのガイド
筒（２）にはその内周中途部に隔壁（１４）を設は該隔
壁（１４）の下位に前記混合室（１）を形成し、上位に
操作ハンドル（６）の回動動作に連係して上下に螺動す
るバネケース（３）を設け、混合室（１）内には下端を
前記制御弁（４）に当接した感温部（５）を設けている
。さらに、この感温部（５）の筒部（５ａ）を隔壁（１
４）のガイド孔（１６）に情動自在に挿通してその上端
を前記バネケース（３〉に連係せしめている。而して、
操作ハンドル（６）の回動に伴なってバネケース（３）
が上下方向に螺動し、それにより感温部（５）を上下に
摺動させて制御弁（４）を水用弁座（４ｂ”）或いは開
用弁座（４ｃ”）側に移動して湯量及び氷山を調節して
混合水の設定温度を調整するようになっている。

ところで、上記サーモスタットミキシングバルブ（Ａ）
は、前記隔壁（１４）のガイド孔（１６）と感温部（５
）の筒部（５ａ）周面との間を水密状にシールするため
に、ガイド孔（１６）の口縁内にシール部材（１８）を
設けていた。シール部材（１８）は、ガイド孔（１６）
の周面中途部に凹設された凹溝（１７’　）に嵌入して
保持されていた。

而して、この従来のサーモスタットミキシングバルブ（
Ａ）によれば、上記凹溝（１７’　）を形成する為に隔
壁（１４）をガイド筒（２）とは別個に形成し、前記凹
溝（１７’）開設後にシール部材（１８）を嵌入してこ
の隔壁（１４）をガイド筒（２）内に嵌装していた。さ
らにこの隔壁（１４）とガイド筒（２）との間を水密状
にシールするために隔壁（１４）外周に新たに凹溝（３
１）を設けてシール部材（３２）を嵌装していた。よっ
て、ガイド筒（２）の製作に余分な手間がかかるととも
に、その部品点数も増え、製作コストを増加させていた
。

又、前記シール部材（１８）の交換時には隔壁（１４）
をガイド筒（２）から取出さなければならず、さらに余
分な手間を要していた。

（問題点を解決するための課題） 以上の問題点を解決する為の本発明の課題は、凹溝の開
口をガイド筒の内部に臨ませ凹溝へのシール部材の嵌装
をガイド筒の内部にて行えるようにし、シール部材を嵌
装した後この間口を閉塞することでシール部材を凹溝内
に保持して、ガイド筒に一体に形成した隔壁に凹溝を容
易に形成できかつシール部材を容易に着脱できるように
することである。

（課題を達成づる為の手段） 以上の課題を達成する為の本発明の手段は、隔壁をガイ
ド筒の内部に一体に設け、その下面に、ガイド孔口縁に
沿う環状の凹溝を凹設し、該凹溝の内端縁をガイド孔に
連通させ、下面開口を混合室に連通さば、この凹溝内に
は感温部の筒部とガイド孔との間を水密状にシールする
シール部材を１矢入し、混合室には、ガイド孔の開口を
残して凹溝の下面開口を閉塞する押え面を備えた押え筒
を嵌装したことを特徴とする。

（作　用） 以上の手段によれば、凹溝が混合室に向けて開口し、混
合室を介してシール部材の凹溝への１医装及びその取出
し行い、押え筒の押え面がこのシール部材の抜落ちを阻
止してガイド孔に挿通した感温部の筒部とガイド孔との
間を水密状にシールする。

（発明の効果） 本発明は以上の様に構成したことにより以下の効果を奏
する。

隔壁をガイド筒と別個に設けなくとも、混合室を介して
凹溝の形成及びシール部材の嵌装、取出しを行え、ガイ
ド筒形成時の余分な手間をなくすとともにガイド筒の部
品点数を減らし、よってサーモスタットミキシングバル
ブの製作作業の作業性を向上し得るとともにその製作コ
ストを低減できる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面の簡単な説明する。

第１図は本発明に係るサーモスタットミキシングバルブ
（Ａ＞の要部拡大所面図で、図中（Ａ１）はバルブ本体
、（１）は混合室、（２）はガイド筒、（３）はバネケ
ース、（４）は制御弁、（５）は感温部、（６）は操作
ハンドルを示している。

バルブ本体（△ｌ）は本体部（７）の上面中央に筒体（
８）を突出させてなる略工形の空胴体で、本体部（７）
に筒体（８）の基端側が螺合する取付孔（７ａ）を開穿
し、本体部（７）内にはこの取付孔（７ａ）に対向する
開孔壁（７ｂ）を備えた隔壁（７Ｃ）を設けて湯用流路
（９）、水用流路（１０）を左右に区画し、開孔壁（７
ｂ）には制御弁（４）を配設しである。

筒体（８）はその内部に、下端を筒体（８）内面に螺着
したガイド筒（２）を挿着し、該ガイド筒（２）下半部
内に混合室（１）を形成するとともに、混合室（１）の
外周に筒体（８）とガイド筒（２）との間に構成される
環状の混合水流路（１１ンを形成している。

上記８合水流路（１１）はガイド筒（２）の円面に開穿
した通孔（１２）を介して混合室（１）に連通している
。

上記筒体（８）の外周には吐水管（１３）を水密状で回
転自在に被嵌すると共に給湯孔（８ａ）を適宜間隔ごと
に開穿して混合水流路（１１）と吐水管（１３）の流出
口（１３ａ）とを連通しである。

ガイド筒く２）はその内部に、隔壁（１４）を−体に設
けてこの隔壁（１４）下位には前記６１合室（１）を形
成するとともに、上位にはバネケース（３）を螺合し、
周壁に前記通孔（１２）を開穿し、その外周にこの通孔
（１２）を開閉する筒状の開閉弁（１５）を活動自在に
被嵌しである。

隔壁（１４）にはガイド孔（１６）を開穿するとともに
、その下面にガイド孔（１６）の口縁に沿って環状の凹
溝（１７）を凹設しである。凹溝（１７）はその内端縁
をガイド孔（１６）に連通し、下面開口（１７ａ）を混
合室（１）に連通し、その内部にシール部材（１８）を
嵌入しである。

前記混合室（１）内には、押え簡（１９）と感温部（５
）とを配設しである。

押え筒（１９）はその上端にはガイド孔（１６）に連通
する連通孔（１９ａ）を開穿した押え面（１９ｂ）を備
え、周壁には前記通孔（１２）に連通ずる孔（１９Ｃ）
を備え、混合室（１）に嵌装されて凹溝（１７）の下面
間口（１７ａ）を閉塞するとともに、前記通孔（１２）
周りを水密状にシールするシール体（２０）の扱けを防
止している。

感温部（５）は、筒部（５ａ）上部を前記ガイド孔（１
６）に摺動可能に′ｎ肴し、上記筒部（５ａ）の上端を
、バネケース（３〉の下端に設けた受は部材（３ａ）に
当接するとともに、下方には一体的に延長突設した保持
筒（２１）を有する。この保持筒（２１）は前記押え筒
（１つ）内にｍ動自在に嵌挿されその内部に孔（２１ａ
）を介して混合室（１）に連通ずる内混合室（２１ｂ）
を備え、その下端を制御弁（４）に当接係合している。

また、感温部（５）は筒部（５ａ）内に感温体としてワ
ックスを封入し、この感温体の熱膨張収縮により、筒部
（５ａ）上端より突軸（５ｂ）を出没伸縮Ｖしめるワッ
クスエレメントを用いており、突軸（５ｂ）が受は部材
（３ａ）の空胴部（３ａ’　）の奥壁に若干の間隔を残
して臨んでいる。

バネケース（３）は円筒状に形成され、下端には内側に
突出する鍔部（３ｂ）を有し、内面上端には座金（３Ｃ
）が装着され、該座金（３ｃ）と前記受は部材（３ａ）
との間にバネ（３ｄ）を弾装して受は部材（３ａ）を感
温部（５）の突軸（５ｂ）に弾圧している。このバネ（
３ｄ）は後述する制御弁（４）を水用弁座（４ｂ”）方
向に弾圧するバネ（２９）より強い。

またバネケース（３）の下部はガイド筒（２）の内面に
螺子部（３ｅ）で螺合され、その上部にはσ’１ＩｒＡ
弁（１５）上部の内部に嵌挿される六角１ｍ（２２）の
内周面に設けたスプライン（２２ａ）に係合するスプラ
イン（３ｒ）を外周面に設けである。

開閉弁（１５）はその下端縁（１５ａ）をガイド筒（２
）の下部外周に設けた段部状のストッパー（２３）に当
接するようになっている。

また開閉弁（１５）はその上部外周にｌｔｌ！着した挾
持体（２４）に平面コ形に形成した操作ハンドル（６）
の基端部（６ａ）を差込／υである。

上記六角筒（２２）は正多角形に形成され、その外周に
、前記した挟持体（２４）に挟持された操作ハンドル（
６）の基端部（６ａ）を嵌合している。

そして、操作ハンドル（６）の回動に伴なって六角筒（
２２）及びバネケース（３）が回動するようになってい
る。

操作ハンドル（６）は操作しやすい様に先端を上方へ折
曲し、基端部（６ａ）の手前をハンドルボックス（２５
）の周壁に嵌着した支持台（２６）の挟持部（２６ａ）
で挟持するととにも横軸（２７）をもって上下揺動自在
に支持されている。

ハンドルボックス（２５）は操作ハンドル（６）の回転
操作と共に回動するように筒体〈８）の上端に挿着され
ている。

制御弁（４）は、前記筒体（８）の下端開孔壁（８ｂ）
から一体に突出して隔壁（７ｃ）の開孔壁（７ｂ）に嵌
挿する制御部（２８）内に配設されている。

制御部（２８）は内部に混合室（１）に通じる連通室（
２８ａ）を備え、外壁上側には水用流路（１０）と連通
室（２８ａ）とを連通させる水入口（２８ｂ）、下側に
は湯圧流路（９）と連通室（２８ａ）とを連通させる潟
入口（２８ｃ）を開穿しである。

制御弁（４）は内部に連通室（２８ａ）に通じる空調部
（４ａ）を備え、上端には水用制御弁体（４ｂ’　）を
、下端には潟用制御弁体（４ｃ’　）を夫々形成し、こ
の水用制御弁体（４ｂ’　）に対面して連通室（２８ａ
）上面に水用弁座（４ｂ”）を設けて水側制御弁（４ｂ
）を、湯圧制御弁体（４ｃ’　）に対面して連通室（２
８ａ）下面に渇用弁座（４Ｃ”）を設けて湯側制御弁（
４Ｃ）を夫々構成する。

さらに制御弁〈４）の空胴部（４ａ）中途部分に設けた
開孔壁（４ｄ）に設けた段部（４ｄ’　）と連通室（２
８ａ）下面の段部（２８ａ’　）との間にバネ（２９）
を弾装して制御弁（４）が水用弁座（４ｂ”）に当接す
る方向に弾圧している。

以上の構成によれば、ガイド筒（２）内の隔壁（１４）
下面に、混合室（１）に向けて開口する凹溝（１７）が
形成され、この凹溝（１７）内にシール部材（１８）が
嵌入され、押え筒（１９）の押え面（１９ｂ）によって
シール部材（１８）を抜落ら不能に支持する。一方シー
ル部材（１８）は、押え面（１９ｂ）の連通孔（１９ａ
）及びガイド孔（１６）ニ摺動自在に挿通された感温部
（５）の筒部（５ａ）とガイド孔（１６）との間を水密
状にシールして混合室（１）内の混合水の漏れを防止す
る。

以下に操作ハンドル（６）による制御弁（４）の制御動
作及び開閉弁（１５）の開閉動作を説明する。

まず混合水の温度を低温に設定する場合は、操作ハンド
ル（６）を回動操作することにより、六角筒（２２）の
回転に伴い、バネケース（３）が回転しガイド筒（２）
と螺合する螺子部（３ｅ）により下方へ螺動する。そし
て受は部材（３ａ）によって感温部（５）及び保持筒（
２１）を下方へ押し下げて制御弁（４）を瀉用弁座（４
Ｃ”）側に移動して渇偵を減少さけ、水量を増加する。

さらに混合水の温度を高温に設定する場合は、操作ハン
ドル（６）を前記回動操作と逆方向に回動させると、バ
ネケース（３）が上昇しそれに伴なって制御弁（４）を
水用弁座（４ｂ”）側に移動して水量を減少させ、湯量
を増加する。

また、操作ハンドル（６）を前記横１１１１１（２７）
を中心にして下向きに揺動することにより、第１図の状
態にある開閉弁（１５）がガイド筒（２）の外面を−Ｆ
側に摺動して、前記通孔（１２）を開放し、混合室（１
）と混合水流路（１１）を連通させ混合水を吐水管（１
３）へ送る。ざらに上記操作ハンドル（６）の押し下げ
操作により開閉弁（１５）の間口化を調節すると同時に
通孔（１２）の開閉を調節して混合水の流出聞を調整す
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るサーモスタットミキシングバルブの
一実施例を示し、第１図はサーモスタットミキシングバ
ルブの要部拡大断面図、第２図はガイド筒、シール部材
、押え筒の分解所面図、第３図はシール部材、押え筒、
シール体の分解斜視図、第４図は操作ハンドル、開閉弁
、挟持体の分解斜祝図、第５図は従来のサーモスタット
ミキシングバルブの中央横断正面図である。 尚、図中 サーモスタットミキシングバルブ：（Ａ）バルブ本体：
　（Ａ＋　）　　揚用流路：（９）水用流路：（１０）
　　　　混合室：（１）ガイド筒：　（２）　　　隔壁
：（１４）バネケース：（３）　　制御弁：（４）感温
部：（５）　　　　筒部：（５ａ）ガイド孔：（１６）
　　　　操作ハンドル＝（６）凹溝：（１７）　　　　
　　シール部材：（１８）押え筒：（１９）　　　　　
押え面：（１９ｂ）どする。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. バルブ本体内に、湯用流路、水用流路、該両流路に連通
   する混合室を備えたガイド筒を設け、該ガイド筒の内部
   には隔壁を設けてその下位に前記混合室を形成するとと
   もに上位にバネケースを螺動自在に設け、混合室内には
   下端を制御弁に連係した感温部を配設し、この感温部の
   筒部を隔壁のガイド孔に摺動自在に挿通してバネケース
   に連係せしめ、操作ハンドルの回動操作に連動してバネ
   ケース及び感温部を上下動させて制御弁の制御動作を行
   うサーモスタットミキシングバルブにおいて、前記隔壁
   をガイド筒の内部に一体に設け、その下面に、ガイド孔
   口縁に沿う環状の凹溝を凹設し、該凹溝の内端縁をガイ
   ド孔に連通させ、下面開口を混合室に連通させ、この凹
   溝内には感温部の筒部とガイド孔との間を水密状にシー
   ルするシール部材を嵌入し、混合室にはガイド孔の開口
   を残して凹溝の下面開口を閉塞する押え面を備えた押え
   筒を嵌装したサーモスタットミキシングバルブ。