JPH01269665A - 搬送物昇降台を備えた自走式電動台車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、例えば自動車生産ライン等において使用せ
られる搬送物昇降台を備えた自走式電動台車に関する。

従来の技術 従来、例えば自動車の生産ラインあるいは家庭用電化製
品の生産ラインにおいては、台車に組立て中間品等の搬
送物をのせて、各種部品の取付は作業を行なっていた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の電動台車では、搬送物を台車上に
固定した状態にのせているため、搬送物のいわゆる下回
り部品は作業者が低い姿勢で取り付けなければならず、
従って取付は作業が非常に困難であり、また従来は一般
に走行台車の近傍の床面から部品の取付は作業を行なっ
ていたため、搬送物に対する接近性が悪く、作業性に劣
るという問題があった。

この発明の目的は、上記の問題を解決し、台車上の搬送
物を作業に適した所望の高さに保持せしめることができ
るとともに、搬送物に対する接近性が良好であり、従っ
て搬送物にこれの下回り部品を、作業者が台車にのった
状態できわめて作業性よく取り付けることができ、自動
車等生産ラインのスピード化を果すことができて、生産
性が向上し、しかも非常に安全性が高い搬送物昇降台を
備えた自走式電動台車を提供しようとするにある。

課題を解決するための手段 この発明は、上記の目的を達成するために、電動車輪を
備えた台車本体の上面に、駆動手段によって昇降せしめ
られる搬送物昇降台が備えられ、昇降台の少なくとも一
側におい′Ｃ台車本体に作業用スペースが設けられ、台
車本体の少なくとも一側縁部に、隣接台車連結機構が設
けられている、搬送物昇降台を備えた自走式電動台車を
要旨としている。

実　　施　　例 つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

なお、図面はこの発明を自動車の生産ラインに適用した
場合を示している。

この明細書において、前とは台車の進行方向をいい、ま
た左右は前方に向っていうものどする。

図面において、床面（Ｆ）上にライナ（７）を介して案
内レール（３）が敷設されている。この案内レール（３
）に沿って走行する自走式電動台ｊｉ１．（１）は、平
面からみて略方形の台車本体（２）の上面に、自動車組
立て中間部品等の搬送物（１０）をのせかつ駆動手段（
５）によって昇降せしめられる搬送物昇降台（４）が備
えられ、昇降台（４）の周縁部において台車本体（２）
の上面に広い作業用スペース（６）が設けられでおり、
また台車本体（２）の前後左右の側縁部に、合計４つの
隣接台車連結機構（３１）が設けられている。

台車本体（２）の幅中央部下面の前後両側には一対の垂
下状の軸受ブラケット（１３）（１３）を有する回転板
（１２）（１２）が自由回転し得るように取り付けられ
、各回転ＩＮ　（１２）の軸受ブラケッ１−（１３）（
１３）に、ライナ（７）上を転動する電動車輪（１１）
が枢着されている。そして一方の左側軸受ブラケット（
１３）の左側面に電動車輪（１１）と同軸に駆動機構（
１４）が取り付けられている。この駆動機構（１４）は
汎用モータと減速機とブレーキを含んでいる。また右側
軸受ブラケット（１３）の右側面には正面よりみてＬ形
のローラ取付用ブラケット（１５）が設けられ、このブ
ラケット（Ｊ５）の水平部の下面に左右一対かつ前後−
組の水平振止めローラ（１６）が枢着され、これらのロ
ーラ（１６）は案内レール（３）の左右両側面に当接ぜ
しめられている。また台車本体（１）の下面には、前後
両電動車輪（１１）のそれぞれ左右両側に合計４個のキ
ャスター（１７）が水平面内で旋回自在に取り付けられ
ており、これらのキャスター（１７）は床面（Ｆ）上を
転勤する。

上記搬送物昇降台（４）の駆動手段（５）は、中東部分
が連結ビン（２３）によってＸ状に連結ぜられか′つ左
右両側に一組ずつ配せられた開閉自在な第１および第２
リンク（２１）（２２）と、両リンク（２１）（２２）
を開閉するための流体圧シリンダ（２４）とよりなるも
のである。昇降台（４）の左右両側において、第１およ
び第２リンク（２１）（２２）の前端部か、ぞれぞれ昇
降台（４）の側面部と横断商略り形の案内レール（２６
）の垂直部とにビン（２７）（２７）によって揺動自在
に枢着され、また両リンク（２１）（２２）の後端部に
はそれぞれローラ（２８）（２８）が取り付けられてい
て、これらのローラ（２８）（２８）か昇降台（４）の
側縁部）而と案内レール（２６）の水手部の上面どにそ
れぞれ転勤自在に当接ぜしめられている。また昇降台（
４）の左右両外側の第１リンク（２１）（２１）どうし
の間に下部水平連結棒（２９）が渡し止められ、この下
部水平連結棒（２９）の中央部に、上記流体圧シリンダ
（２４）の後端部が揺動自在に取り付けられるとともに
、内側の第２リンク（２２）（２２）どうしの間に下部
水平連結棒（３０）が渡し止められ、この上部水平連結
棒（３０）の中央部にシリンダ（２４）のピストン・ロ
ッド（２５）の先端部がビン連結されている。従っ−（
′Ｉ、流体圧シリンダ（２４）のピストン・ロッド（２
５）の出入れにより左右両側の第１および第２リンク（
２１）（２２）が連結ビン（２３）を中心と１．て開閉
ぜ（２められで、昇降台（４）が昇降するようになさ（
］ている。

上記隣接台車連結機構（３１）は、台車本体（２）の前
後左右の側縁部に備えられており、δ隣接台車連結機構
（３１）は台車本体（２）の側縁部の下面に水平揺動自
在に枢着された鉤形先端部（３２ａ）を−ｆｌするノッ
ク（３２）と、このフック（３２）をすンク機構（３７
）を介して作動せしめる流体圧シリンダ（３４）と、隣
接合車（１）のフック（３２）の鉤形先端部（３２ａ）
と係り合う係合ビン（３６）とで構成されている。

そして、各隣接台車連結機構（３１）のフック（３２）
の枢着部寄り部分にはアーム（３３）が鉤形先端部（３
２ａ）と反対側に突出するように設けられるとともに、
アーム（３３）の先端部に、相互にビン連結された短い
一対のリンク（３７ａ）　（３７ｂ）を備えたリンク機
構（３７）の一方の端部がビン連結されている。このリ
ンク機構（３７）の他方の端部は台車本体（２）の側縁
部の下面に揺動自在に枢着されている。そして両リンク
（３７ａ）　（３７ｂ）の中間の連結ビンにフック作動
用流体圧シリンダ（３４）のビントン・ロッド（３５）
が回動自在に連結され、またフック（３２）の枢着部の
近くにおいて台車本体（２）に、リンク機構（３７）と
係り合うストッパ（３９）が下方突出状に設けられてい
る。なお、流体圧シリンダ（３４）の基端部は台車本体
（２）の側縁部の下面に揺動自在に枢着せられている。

ここで、流体圧シリンダ（２４）のピストン・ロッド（
２５）を突出せしめると、第３図に一点鎖線で示すよう
に、リンク機構（３７）の２つのリンク（３７ａ）　（
３７ｂ）が直線状に伸ばされ、両リンク（３７ａ）（３
７ｂ）は−直線を越えたところで両者の枢着部に設けら
れた係合手段（図示路）によって相互に逆く字形の状態
を保持するため、アーム（３３）を介してフック（３２
）が水平面内で揺動し、フック（３２）の鉤形先端部（
３２ａ）が隣接合車（１）の係合ビン（３６）と係り合
う。この状態ではリンク機構（３７）はストッパ（３９
）に当っており、かつ２つのリンク（３７ａ）　（３７
ｂ）は逆く字形であるため、例えフック（３２）に逆に
戻る外力が作用したとしても、両リンク（３７ａ）　（
３７ｂ）がいわばつっかい棒となってフック（３２）の
逆戻りを阻止するため、流体圧シリンダ（２４）の作動
によって一旦隣接合車（１）（１）どうしを連結したの
ちに、該流体圧シリンダ（２４）の作動を停止したとし
ても、隣接合車（１’）（１）の連結状態をそのまま保
持することができ、従って非常に安全性が高いものであ
る。

台車本体（２）の前後左右の側縁にはそれぞれ垂下壁（
３８）が設けられ、各垂下壁（３８）の長さの中央部分
にフック（３２）の鉤形先端部（３２ａ）が出入れされ
る開口部（４０）と、隣接合車（１）のフック（３２）
の鉤形先端部（３２ａ）が差し込まれて係合ピン（３６
）に係り合わせられるための開口部（４１）とが並んで
あけられている。

ところで、案内レール（３）に沿って移動する自走式電
動台車（１）を、例えば前後に隣り合うものどうし相互
に連結せしめるには、先行台車（１）の後端部と後行台
車（１）の前端部とが当接せしめられた状態において両
台車（１）　（１）の連結機構（３１）（３１）の流体
圧シリンダ（３４）　（３４）のピストン・ロッド（３
５）　（３５）をそれぞれ突出せしめればよい。これに
よってフック（３２）（３２）が上記のように水平面内
で揺動して、それぞれの鉤形先端部（３２ａ）　（３２
ａ）が他方の台車（１）（１）の係合ビン（３Ｇ）　（
３Ｂ）に係り合わせられ、前後側台車（１’）（１’）
がしっかりと連結されるものである。

なお、図示のものは、相互に隣り合う台車（１）（１）
の連結機構（３１）　（３１）の双方を作動させて、台
車（１）（１）どうしを連結しているが、これに限らず
、例えば後行の台車（１）が先行の台車（１）に追いつ
いたとき、一方の後行の台車（１）の連結機構（３１）
のフック（３２）のみを揺動させて両台車（１）（１）
を連結するようにしてもよい。

また図示は省略したが、左右に隣り合う自走式電動台車
（１）（１）も全く同様にして連結することが可能であ
る。このように左右に隣り合う台車（１）　（１）を連
結する場合としては、例えば案内レール（３）に沿って
縦向きに走行している台車（１）をそのまま左右に並列
状に配置して、隣接合車（１）（１）の左および右側の
側縁部を連結機構（３１）を介して連結する場合、ある
いはまた案内レール（３）に沿って縦向きに走行してい
る台車（１）自体の向きを、台車方向転換装置（図示路
）によって９０度転換せしめることにより、台車（１）
を今度はいわば横向きに移動せしめて、これの前後両側
縁部（方向転換前は左右両側縁部）を連結機構（３１）
を介して相互に連結するような場合である。

また床面（Ｆ）の案内レール（３）の左側に所定間隔を
おい゛Ｃ給電レール（４２）が敷設され、これに対して
台車本体（２）の後端部左側に給電１ノール（４２）に
沿って移動する集電部（４３）を（ＡＭえたパンタグラ
フ（４４）が取り付ｊＪられＣいる。

すなわち、第５図と第６図に詳しく示すように、台車本
体（２）の後端部左側の下面に回転板（４５）が自由回
転（−得るように枢着され、この回転ＩＮ　（４５）の
−側に、前後両端部が塞がれかつ下刃にのみ開口した長
い箱形の上部Ｄ−ラ保持部材＜４６）が水平状に取り付
けられるとともに、給７１〜Ｌ・−ル（４２）に沿って
移動する方形板状の集電部本体（４７）の同側に、前後
両端部が塞がれかつ」二方にのみ開口した長い箱形の下
部ローラ保持部材（４８）が上部口・−ラ保持部材（４
Ｂ）と対向するように！に平伏に取り付けられている。

パンタグラフ（４４）の２本のリンク（５１）（５２）
は側面よりろてＸ状にかつ開閉自在にビン（５３）で連
結され、両リンク（５１）（５２）の各」二端部にロー
ラ（５４）　（５４）が左右一対ずつ枢着されて、これ
らのローラ（！］４）　（５４）が上部ローラ保持部材
（・■）内に転勤自ｔＢ−に保持されるとともに、両リ
ンク（５１）（５２）の３下端部にＬｌ−ラ（５５）　
（５５）が同様に左右−・対４゛つ枢着されて、これら
のローラ（５５）（５５）が十部【Ｊ−ラ保持部材（４
８）内に転勤自在に保持されでいる。

また集電部本体（４７）の給電レール（４２）側の測面
には、集電部（４３）が設けられるとともに、−に下一
対かつ前後−組の溝付き垂直ローラ（５１ｉ）（５Ｇ）
が枢着され、一方、給電レール（４２）は、横断面略Ｃ
形の給電レール本体（４９）と、これの内部に装備せら
れかつ配電線（図示略）を有する給電部（５０）とによ
って構成されており、集電部（４３）が給電レール本体
（４９）内に収められて給電部（５０）と接触せしめら
れた状態において、給ｒＢ　ｂ−一ル本体（４９）の開
口部の」−下山側縁部に−り一記ｌ＾ｉ付き垂直ローラ
（５Ｇ）　（５Ｂ）が嵌め合わぜらねて、集電部本体（
４７）が給電１ノ一ル本体（４９）に沿、って案内保持
せられるようになされている。

給電レール（４２）は、第１図〜第４図に示すように、
通常そのメンテナンスが容易であるように、床面（Ｆ）
の上側に敷設されているが、床面（Ｆ）Ｊｘに障害物を
設けない所定の箇所では、第１−図および第５図と第６
図に示すように、給電レール（４２）は床面（Ｆ）より
下側に敷設される。このような給電レール（４２）に案
内されてパンタグラフ（４４）の集電部（４３）が床面
（Ｆ）下に入り込んださいには、これのリンク（５１）
　（５２）がビン（５３）を中心に開いて上十方向に伸
びることにより、集電部（４３）が給電１ノール（４２
）に追随１７て給電部（５０）に常に接触し、電気が供
給されるようになされている。なお、給電部（５０）に
は例えば３本の配電線（図示略）が設けられており、こ
れらのうち２本は給電のために使用され、残り１本の配
電線は信号伝達のために使用される。

また１１１Ｊ述のように、給電１／−ル（４２）が床面
（Ｆ）の下側に配置せられた部分においては、床面（Ｆ
）にスリット（５７）が給電し・−ル（４２）と平行状
に設けられていて、パンタグラフ（４４）の２本のリン
ク（５１）（５２）を逃すようになされている。７上記
搬送物昇降台（４）を備えた自走弐亀劾台車（１）は、
電動車輪（１１）の駆動により、それぞれが独立して所
望の速度で走行し得るもの−Ｃある。

なお、上記実施例においては、自走式電動自車（１）に
電動車輪（１１）が前後に２つ取りイボＩ）られている
が、これは少なくとも１つ取りイ・Ｉけられておればよ
い。

また搬送物昇降台（４）の駆動手段（５）とｌ、　７１
本の流体圧シリンダ（２４）を具（ｌｉｔ　シかつ左右
４２組のＸ状のリンク（２１）（２２）を釘するリンク
機構が示されているが、搬送物（１０）の重量により−
Ｃ流体圧シリンダ（２４）は２本あるいはそれ以上が並
行状に設けられていてもよいし、また昇降昔（４）の上
昇すべき高さによって」二下２段あるいはそれ以りのＸ
状のリンク（２１）　（２２）を組み合イっせたリンク
機構を用いることもある。あるいはまた駆動手段（５）
としては、このようなリンク機構のものに限らず、その
他の手段を用いてもよい。

また実施例では、台車本体（２）の上面に搬送物昇降台
（４）を囲むように作業用スペース（６）が設けられて
いるが、このような作業用スペース（６）は台車本体（
２）の上面において昇降台（４）の少なくとも一側に設
けられておればよいものである。

また図示のものは、台車本体（２）の前後左右の側縁部
にそれぞれ隣接台車連結機構（３１）が設けられている
が、これは台車本体（２）の少なくとも一側縁部に設け
られておればよい。また隣接合車（１）（１”）の連結
すべき側縁部の双方に鉤形先端部（３２ａ）を有するフ
ック（３２）と係合ビン（３６）とがそれぞれ具備され
ている必要はなく、隣接台車本体（１）（１）の一方の
側縁部にフック（３２）が、同他方の側縁部にこれと係
り合う係合ビン（３６）が具備されておればよいもので
ある。また隣接台車連結機構（３１）は、図示のものに
限らず、その他磁力を利用した連結機構等であってもよ
い。

発明の効果 この発明による搬送物昇降台を備えた自走式電動台車は
、上述のように、電動車輪（１１）を備えた台車本体（
２）の上面に、駆動手段（５）によって昇降せしめられ
る搬送物昇降台（４）が備えられ、昇降台（４）の少な
くとも一側において台車本体（２）に作業用スペース（
６）が設けられ、台車本体（２）の少なくとも一側縁部
に、隣接合軍連結機構（３１）が設けられているもので
、駆動手段（５）の作動によって搬送物昇降台（４）を
昇降せしめることにより、台車（１）上の搬送物（１０
）を作業に適した所望の高さに保持せしめることができ
、従って搬送物（１０）にこれの下回り部品を、作業者
が台車（１）にのった状態できわめて作業性よく取り付
けることができ、自動車等生産ラインのスピード化を果
すことができて、生産性が向上する。

また前後あるいは左右に隣り合う台車（１）（Ｌ）どう
しが、これらの側縁部を突き合わせた状態で連結機構（
３１）　（３１）によって相互に連結するようになされ
ているから、隣接合車（１）（１）上の搬送物（１０）
（１０）に対する接近性が非常に良好であり、従って作
業性が向上し、より一層生産ラインのスピード化、能率
化を果し得るとともに、隣接合車（１）（１）どうしの
間に間隙がないため、作業者が一方の台車（１）から他
方の台車（１）に乗り移るさい全く危険がなく、台車（
１）　（１）上で通常の床面と同じ感覚で作業を行なう
ことができ、非常に安全性が高いという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示すもので、第１図は自走式
電動台車の使用状態を示す概略斜視図、第２図は台車の
部分切欠き拡大左側面図、第３図は第２図■−■線に沿
う部分切欠き拡大平面図、第４図は台車の背面図、第５
図は台車の集電部分と床面下側の給電部分の詳細を示す
一部切欠き要部拡大左側面図、第６図は第５図■−■線
に沿う要部拡大断面図である。 （１）・・・台車、（２）・・・台車本体、（３）・・
・案内レール、（４）・・・搬送物昇降台、（５）・・
・駆動手段、（６）・・・作業用スペース、（ｌＯ）・
・・搬送物、（１１）・・・電動車輪、（２１）（２２
）・・・第１および第２リンク、（２４）・・・流体圧
シリンダ、（３１）・・・隣接台車連結機構、（３２）
・・・フック、（３２ａ）・・・鉤形先端部、（３４）
・・・流体圧シリンダ、（３６）・・・係合ビン、（４
２）・・・給電レール、（４４）・・・パンタグラフ、
（Ｆ）・・・床面。 以　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電動車輪（１１）を備えた台車本体（２）の上面に、駆
   動手段（５）によって昇降せしめられる搬送物昇降台（
   ４）が備えられ、昇降台（４）の少なくとも一側におい
   て台車本体（２）に作業用スペース（６）が設けられ、
   台車本体（２）の少なくとも一側縁部に、隣接台車連結
   機構（３１）が設けられている、搬送物昇降台を備えた
   自走式電動台車。