JPH0126709Y2 - - Google Patents

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JPH0126709Y2
JPH0126709Y2 JP18723784U JP18723784U JPH0126709Y2 JP H0126709 Y2 JPH0126709 Y2 JP H0126709Y2 JP 18723784 U JP18723784 U JP 18723784U JP 18723784 U JP18723784 U JP 18723784U JP H0126709 Y2 JPH0126709 Y2 JP H0126709Y2
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underwater
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underwater suspended
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水中マイクロホン等のように水中に
吊下して使用される水中吊下物体の設置場所や水
深の変更を可能にする水中吊下物体の移動型吊下
構造体に関する。
〔従来の技術〕 以下に、従来の水中吊下物体の移動型吊下構造
体を図面に基づいて説明する。
第2図は従来の水中吊下物体の移動型吊下構造
体を示す斜視図であり、1は後記する水中吊下物
体を設置するための係留船、2はロツドであり、
一端は係留船1に回転可能に取付けられ、他端に
はフロート3を固定している。4はフロート3に
取付けた所定長の吊下ロープ、5は吊下ロープ4
の端部に取付けた水中マイクロホン等による水中
吊下物体、6,7はロツド2の位置固定を行なう
と共に、先端を矢印aあるいは矢印b方向に回動
させるための補助ロープであり、ロツド2の先端
両側から係留船1の両側に設けた固定部8,9に
それぞれ固定されている。
従来の水中吊下物体の移動型吊下構造体は前記
のように構成されており、次にその動作について
説明する。
第2図に示す状態は、フロート3を固定してい
るロツド2の先端両側から係留船1の固定部8,
9に補助ロープ6,7を張設することによつて、
ロツド2の矢印a,b方向の回動を阻止している
状態であり、従つてフロート3から水中に吊下さ
れた水中吊下物体5は設置位置を所定に規制され
ている。
前記水中吊下物体5は、ロツド2の矢印aある
いは矢印b方向の回動によつて設置位置を移動す
ることができる。
まず、水中吊下物体5を矢印a方向に移動させ
るには、補助ロープ6,7を係留船1の固定部
8,9から解き、補助ロープ6を引張つて、ロツ
ド2の先端を矢印a方向に所望量回動させた後、
補助ロープ6,7を固定部8,9に結ぶことによ
つて、ロツド2を矢印a方向に所望量回動させて
固定することができ、水中吊下物体5を前記ロツ
ド2の回動と同じように矢印a方向に移動させる
ことができる。
また、水中吊下物体5を矢印b方向に移動させ
るには、前記手順において補助ロープ7を引張つ
てロツド2を矢印b方向に所望量回動させること
によつて行なうことができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記したような従来の吊下構造
体では水中吊下物体5の深度を予じめ吊下ロープ
4の長さで決められているために、水中吊下物体
5の深度を変更したい場合には水中吊下物体5を
水中から引上げなければならず、この深度変更の
作業に手間がかかる問題があつた。
また、ロツド2においては、係留船1の甲板面
が高かつたり、波によつて係留船1が高く持上げ
られたりした時の自重による変形防止や、波によ
る動揺に耐える必要性から太く重いロツド2とな
つてしまい、取扱いが容易でないという問題もあ
つた。
本考案は、前記した従来技術の欠点を解決する
ためのものであり、水中吊下物体5の深度変更を
容易にすると共に、係留船1の甲板面の高さや波
による影響に左右されなく取扱いが容易な水中吊
下物体の移動型吊下構造体を得ることを目的とす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記した問題点を解決するために本考案は水中
吊下物体を係留船から所定間隔離して設置するた
めのロツドを、軽量で剛性を有する材質によつて
筒体を形成し、この筒体内に水に対して浮力を持
つ充填剤を充填したロツドとし、このロツドの先
部と後部に滑車をそれぞれ取付け、 係留船には水中吊下物体を取付ける吊下ロープ
を繰出し、巻取りができる巻取機を取付け、吊下
ロープをこの巻取機からロツドの各滑車間を渡す
ように配置し、その先端に水中吊下物体を取付け
ると共に、 ロツドの先部および後部の両側から係留船の両
側にそれぞれ補助ロープを張設する手段としてい
る。
〔作用〕
前記した手段によれば、係留船に取付けた巻取
機の操作によつて吊下ロープの繰出し、巻取りを
行なうことができるので、水中吊下物体を前記巻
取機の操作によつて下降あるいは上昇させ、その
水中における深度を変更することができる。
また、水中吊下物体を係留船から所定間隔離し
て支持するロツドは、ロツド自身が浮力を持つの
で係留船にその後方を支持させる必要はなく、補
助ロープのみで先方を水面に浮ばせて、後方を水
面に接近させた支持を行なうことができる。
そして、ロツドは複数のロツド片を直線に連結
して構成することも可能であり、この場合には、
ロツド片を増減することによつて水中吊下物体と
係留船との間を変更することができる。
〔実施例〕
以下に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案の一実施例による水中吊下物体
の移動型吊下構造体を示す斜視図であり、1は従
来同様の係留船、8,9はその固定部、10はロ
ツドであり、このロツド10は比較的軽い材質の
剛性体によつて適当な長さの筒体を形成し、その
筒体の内部に例えば発泡剤等による充填剤を充填
したロツド片11a,11b,11cを連結金具
12a,12bで直線的に連結した構成となつて
おり、ロツド10自身は充填された発泡剤等によ
つて水に浮く構成となつている。13は後記する
吊下ロープを通すためにロツド10の所定個所に
複数設けたガイド金具、14aはロツド10の先
部に取付けた滑車、14bはロツド10の後部付
近に取付けた滑車、15はロツド10の先部付近
に取付けたフロートであり、後記する水中吊下物
体に対応してロツド10の先部の沈込みを防止す
るためのものである。16はロツド10の後部に
取付けたフロートであり、このフロート16はロ
ツド10と前記係留船1との間に位置しクツシヨ
ンの作用をしている。17はロツド10の後部に
取付けたウエイトであり、フロート17の浮力に
支障のない重量に設定されロツド10の安定性を
向上させるためのものである。18aは後記する
補助ロープを取付けるためにロツド10の先部付
近の両側に形成した引留金具、18bも後記する
補助ロープを取付けるためにロツド10の後部付
近の両側に形成した引留金具である。
19は前記係留船1に取付けた巻取機、20は
前記ロツド10に取付けた滑車14b、各ガイド
金具13および滑車14aを介して配置された吊
下ロープであり、その先端には水中マイクロホン
等による水中吊下物体21が取付けられ、他端側
は前記巻取機19に巻取られており、巻上げ繰出
しが可能となつている。22は前記吊下ロープ2
0の所定位置に取付けられたストツパであり、こ
のストツパ22は前記ガイド金具13の間に位置
し、水中吊下物体21の下降においては前方のガ
イド金具13に当接して、吊下ロープ20の繰出
しを停止し、水中吊下物体21の深度範囲を限定
すると共に、水中吊下物体21を上昇させる場合
には、水中吊下物体21が滑車14aに衝突して
損傷するのを防止するために、後方のガイド金具
13に当接して吊下ロープ20の巻上げを停止し
ている。すなわち、水中吊下物体21は2つのガ
イド金具13間を移動するストツパ22の移動範
囲内で深度調整が行なわれる。23a,23bは
ロツド10の先端両側に形成した引留金具18a
から係留船1の固定部8,9に張設した補助ロー
プ、24a,24bはロツド10の後端両側に形
成した引留金具18bから係留船1の固定部8,
9に張設した補助ロープであり、この補助ロープ
23a,23b,24a,24bによつてロツド
10は固定されている。
本考案の一実施例による水中吊下物体の移動型
吊下構造体は前記のように構成されており、次に
その動作について説明する。
第1図に示す状態は、ロツド10が補助ロープ
23a,23bおよび24a,24bによつて移
動しないように支持され、水中吊下物体21が所
定深度に設置されている状態である。この時、ロ
ツド10は水に浮くので自重による曲がり等の変
形はあまり心配する必要はないが、波による動揺
の影響を少なくするためにフロート16は少し水
面から持上げた状態がよい。また、ウエイト17
がロツド10の安定性を向上させている。
前記状態で水中吊下物体21の設置深度を変更
する場合には巻取機19を矢印cあるいはd方向
に回転することによつて、吊下ロープ20は滑車
14a,14bを介して繰出しあるいは巻取りが
スムーズに行なわれ、水中吊下物体21は下降あ
るいは上昇することとなる。この巻取機19の操
作によつて水中吊下物体21の必要な深度を容易
に調整することができる。
なお、前記水中吊下物体21の深度調整におい
ては、吊下ロープ20に取付けたストツパ22が
前方のガイド金具13に当接することによつて、
水中吊下物体21の不要な下降を防止すると共
に、後方のガイド金具13に当接して水中吊下物
体21が滑車14aに衝突して損傷するのを防止
している。
また、水中吊下物体21はロツド10の回動に
よつて移動させることができ、水中吊下物体21
を矢印a方向に移動させる場合には補助ロープ2
3a,23bを係留船1の固定部8,9から解
き、補助ロープ23aを引張つてロツド10の先
部を所望量矢印a方向に回動した後、補助ロープ
23a,23bを前記固定部8,9に再び結び付
けることによつて行なうことができ、水中吊下物
体21を矢印b方向に移動させる場合には前記手
順において補助ロープ23bを引張つてロツド1
0の先部を矢印b方向に所望量回動することによ
つて行なうことができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案ではロツド自身に
水に対する浮力を持たせると共に、ロツドの先端
と後部に滑車を取り付け、一方、係留船には水中
吊下物体を吊下するための吊下ロープを繰出しお
よび巻取り可能とする巻取機を取付け、この巻取
機から吊下ロープをロツドの後部滑車から先端滑
車へと配し、その先端に水中吊下物体を取付ける
構成とし、このロツド先部両側と後部両側にそれ
ぞれ補助ロープを取付け、このそれぞれの補助ロ
ープによつて係留船からロツドを支持するので、
ロツドは浮力があるために水面に接近した配置が
でき係留船の甲板からの高さや波による動揺の支
障をあまり受けないこととなり、従来のロツドに
比べて軽い材質のもので細くすることができるの
で、ロツドの小型、軽量化を向上させ、その取扱
いを容易にする効果がある。
また、大きな効果として、水中吊下物体の吊下
ロープの繰出しおよび巻取りを行なう巻取機を設
けたので水中吊下物体は、巻取機の操作によつて
深度を調整することができ、従来の予じめ長さを
決められた吊下ロープにおける水中吊下物体5の
深度変更を行なう作業に比べて、本考案は非常
に、その作業性を向上させる効果がある。
さらに、本考案におけるロツドは複数のロツド
片を連結する構成としているので水中吊下物体と
係留船との間隔は、ロツドを構成しているロツド
片の増減によつて容易に変更できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による水中吊下物体
の移動型吊下構造体を示す斜視図、第2図は従来
の水中吊下物体の移動型吊下構造体を示す斜視図
である。 1……係留船、10……ロツド、11a,11
b,11c……ロツド片、14a,14b……滑
車、19……巻取機、20……吊下ロープ、21
……水中吊下物体、23a,23b,24a,2
4b……補助ロープ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 水中吊下物体を係留船から所定の間隔をおい
    て支持して水中に設置する水中吊下物体の移動
    型吊下構造体において、 軽量で剛性を有する材質によつて筒体を形成
    し、この筒体内に水に対して浮力を持つ充填剤
    を充填してロツドとし、このロツドの先部およ
    び後部に滑車をそれぞれ取付け、 係留船には水中吊下物体を取付ける吊下ロー
    プの繰出し、巻取りができる巻取機を取付け、
    吊下ロープを巻取機からロツドの各滑車を介す
    るように配置し、その先端に水中吊下物体を取
    付け、 ロツドの先部および後部の両側から係留船の
    両側にそれぞれ補助ロープを張設してロツドを
    支持したことを特徴とする水中吊下物体の移動
    型吊下構造体。 2 実用新案登録請求の範囲第1項において、所
    定長のロツド片を複数連結してロツドとしたこ
    とを特徴とする水中吊下物体の移動型吊下構造
    体。
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JP5324960B2 (ja) * 2009-02-26 2013-10-23 寄神建設株式会社 フローティングクレーン

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JPS61101594U (ja) 1986-06-28

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