JPH0126417Y2 - - Google Patents

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JPH0126417Y2
JPH0126417Y2 JP11592584U JP11592584U JPH0126417Y2 JP H0126417 Y2 JPH0126417 Y2 JP H0126417Y2 JP 11592584 U JP11592584 U JP 11592584U JP 11592584 U JP11592584 U JP 11592584U JP H0126417 Y2 JPH0126417 Y2 JP H0126417Y2
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JP
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mold
injection
upper mold
cavity
lower mold
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JP11592584U
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JPS6143018U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、射出成形用金型に関するもので、ゴ
ム等の熱硬化性樹脂材料を用いてOリングなどリ
ング状等の形状の製品を射出成形する金型の改良
に関する。
〔従来の技術〕
従来から、Oリング等の樹脂製品を成形する場
合、圧縮成形によるものが一般に知られている
が、この方法によると、加硫時間が長く、また材
料供給等の手数がかかり、生産性が低い欠点を有
していた。このため、従来、射出圧縮成形とし
て、第8図に示すように、上型aと下型bを開い
た状態でノズルcから注入スプールdを介して材
料Sを注入し、両金型a,bを圧接して圧縮成形
するものが使用されているが、この射出圧縮成形
では、材料供給等での省力および加硫時間の短縮
が望めるものの、圧縮動作によりキヤビテイeへ
の材料Sの充填を図るため、金型a,bに材料S
の逃げ部fや咬み切り溝gを構成しなければなら
ず、歩留りに一定の限度があるとともに、金型
a,bの加工が複雑になりコスト高となる問題を
有していた。また射出圧縮成形では、製品間にバ
リの発生があり、仕上加工工程を要するものであ
つた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上記問題に鑑み、材料の歩留りの向
上を図るとともに成形型の加工を容易にし、かつ
製品のバリ処理の容易化を達成する目的でなされ
たもので、新規構造の金型を提供せんとするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するため、所要形状
になるキヤビテイを備えた成形用金型を前記キヤ
ビテイを上下に分断するごとく上型と下型とに分
け、該上型と下型とをパーテイング面にそつて相
互にスライド自在になし、前者上型に、該上型の
キヤビテイ用凹所と不連続になる注入スプールを
設け、前記上型と下型を前記パーテイング面にそ
つてずらしたときに、前者注入スプールと上型な
らびに下型のすべてのキヤビテイ用凹所が、上型
側と下型側とが交互に、連通するように構成した
ものである。
〔作用〕
上記構成を備える射出成形用金型を使用してO
リング等の製品を成形するに際しては、まず、上
型と下型とを両者パーテイング面にそつてずら
し、上型に設けた注入スプールと上型ならびに下
型のすべてのキヤビテイ用凹所を上下交互に連通
させ、この状態で、注入スプールから成形材料を
注入し、一挙に、すべてのキヤビテイ用凹所に該
材料を充填する。しかる後、上型と下型とを相対
的に復帰移動させ、前記材料に対する熱硬化処理
を行なう。
〔実施例〕
以下、本考案射出成形用金型の一実施例を図面
にしたがつて説明すると、第1図および第2図は
上型1と下型2を図上左右方向にずらせて材料注
入位置に配置した状態、第3図および第4図は該
上型1と下型2とを正対(いわゆる型締め)させ
た状態を示している。
すなわち上型1は、下型2のガイド縁3,3に
両側を案内され、パーテイング面4を密接させ
て、下型2上を図上左右方向に、相対的にスライ
ド自在になるもので、下型2のパーテイング面4
には、上型1を図上左方向へスライドさせたとき
に該上型1と当接する位置決め縁5が突設されて
いる。前記上型1と下型2のパーテイング面4に
は、それぞれ、上型1を位置決め縁5に当接させ
た位置において、相互に対応する複数のOリング
用上型キヤビテイ用凹所6…と同下型キヤビテイ
用凹所7…とが配設形成されるとともに、上型注
入スプール8と下型注入スプール9が相互に連通
形成されており、前記上型キヤビテイ用凹所6
…、下型キヤビテイ用凹所7…、上型注入スプー
ル8および下型注入スプール9は、第1図および
第2図に示すごとく、上型1と下型2をずらして
材料注入位置に移動させたときに、パーテイング
面4を介して相互に交差連通するように配設せし
められる。
上記構成になる成形用金型は、第5図および第
6図に示すように、下型2を下型取付台10に固
設するとともに、材料射出用ノズル12を進退自
在に設けた上型取付台11と下型2間に、上型1
をスライド自在に把持する。
しかして、第5図に示すように、上型1を材料
注入位置に移動させた状態で、ノズル12端を上
型注入スプール8に密接させて該ノズル12から
材料Sを射出すると、下型注入スプール9、上型
キヤビテイ用の凹所6…ならびに下型キヤビテイ
用凹所7…が上型注入スプール8と順次連通して
いるため、材料Sがすべてのキヤビテイ用凹所6
…7…に充填される。第7図は、この注入過程を
示すもので、すなわち材料注入位置において、上
下の注入スプール8,9およびキヤビテイ用凹所
6…7…は、図上斜線の部分で相互に連通せしめ
られ、上型注入スプール9から注入された材料S
は、該連通部分を経て矢示するごとく、すべての
キヤビテイ用凹所6…7…に充填されることにな
る。つぎにノズル12を後退させ、上型1を下型
2の位置決め縁5に当接する位置に復帰移動させ
ると、上型1と下型2の各キヤビテイ用凹所6…
7…が正対して所定の製品形状をなし、該位置に
おいて熱硬化成形した後、上下型1,2を開いて
製品を型から外すことになる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案の射出成形用金型に
よれば、材料射出時に型を閉じており、かつ各キ
ヤビテイへ常時連通するランナを有しないので材
料の歩留りの向上が図れ、また圧縮動作を伴わな
いので製品間にバリの発生がないものである。ま
た、このため、金型に対して材料の逃げ部および
咬み切り溝を構成する必要がなく、金型の加工が
容易になる特徴を有するものである。さらに本考
案は、製品形状等の制約により材料の注入口が設
けられない製品の成形においてきわめて有用であ
り、本考案の実用的効果はきわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る射出成形用金
型の材料注入位置における平面図、第2図は第1
図におけるA−A線断面図、第3図は同金型の成
形位置における平面図、第4図は第3図における
B−B線断面図、第5図は同金型の使用状態を示
す材料注入時の正断面図、第6図は同成形時の正
断面図、第7図は材料注入過程の説明図、第8図
は第7図の射出圧縮成形用金型の一例を示す正面
図である。 1……上型、2……下型、3……ガイド縁、4
……パーテイング面、5……位置決め縁、6,7
……キヤビテイ用凹所、8,9……注入スプー
ル、11……ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所要形状のキヤビテイを備えた成形用金型を前
    記キヤビテイを上下に分断するごとく上型と下型
    とに分け、該上型と下型とをパーテイング面にそ
    つて相互にスライド自在になし、前者上型に該上
    型のキヤビテイ用凹所と不連続になる注入スプー
    ルを設け、前記上型と下型を前記パーテイング面
    にそつてずらしたときに、前者注入スプールと上
    型ならびに下型のすべてのキヤビテイ用凹所が、
    上型側と下型側とが交互になるように、連通する
    ことを特徴とする射出成形用金型。
JP11592584U 1984-07-31 1984-07-31 射出成形用金型 Granted JPS6143018U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11592584U JPS6143018U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 射出成形用金型

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JP11592584U JPS6143018U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 射出成形用金型

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Publication Number Publication Date
JPS6143018U JPS6143018U (ja) 1986-03-20
JPH0126417Y2 true JPH0126417Y2 (ja) 1989-08-08

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ID=30674876

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JP11592584U Granted JPS6143018U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 射出成形用金型

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JPS6143018U (ja) 1986-03-20

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