JPH01261345A - トロポン及びアルコキシトロポン誘導体の製造法 - Google Patents

トロポン及びアルコキシトロポン誘導体の製造法

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JPH01261345A JP8719888A JP8719888A JPH01261345A JP H01261345 A JPH01261345 A JP H01261345A JP 8719888 A JP8719888 A JP 8719888A JP 8719888 A JP8719888 A JP 8719888A JP H01261345 A JPH01261345 A JP H01261345A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、最近生理活性が注目されてきたトロポン及び
アルコキシトロポン誘導体の製造法に関する。
〔従来技術〕
近年、トロポン及びヒドロキシトロポンに関してその生
理活性が注目され、例えばケミカル アンド エンジニ
アリング ニュース(Chemical &Engin
eering News Aug、31+ (1913
1) ]には抗抗生物質効力増強用が報告されている。
トロポンの合成法についてはシクロヘプタトリエン(以
下トロビリデンと略記する)〔I〕と五塩化リンの作用
で生成するシクロへブタトロピリウムイオンからシトロ
ビルエーテルを経由してこのシトロビルエーテルの不均
化反応により約50%の理論収率で得る方法〔ケミカル
 アンド インダストリー(Chemical & I
ndustry) 932頁、 (1960年);ヘル
ベティカ ヒミカ アクタ(Helv、Chim。
Acta)43巻、457頁(1960年)〕やトロビ
リデンを含水ジオキサン中二酸化セレンを働かせてトロ
ポンを得る別法が知られている〔薬学雑誌81巻、■7
921 (1960年)〕。トロビリデン又はトロピリ
ウム塩をピリジン中クロム酸酸化する方法も報告されて
いる。〔日本化学会誌、84巻、662頁(1963年
)〕。一方、トロビリデンの電気化学的酸化の例として
は20%含水酢酸・酢酸ソーダ系に酢酸銀を添加し電極
酸化するとトロポンに導かれることが見出されている。
〔電気化学、第34巻、124頁(昭和41年)〕。〕
2−ヒドロキシトロボはトロポンにヒドラジンを作用さ
せて得られる2−アミノトロポンを加水分解する方法が
知られているが(大有機化学、13巻、147頁、昭和
35年、朝食書店)、3−ヒドロキシトロポンおよび4
−ヒドロキシトロポンの合成について簡便な合成方法は
知られていない。(大有機化学、13巻、153〜15
4頁。
非ベンゼン系芳香環化合物、昭和35年、朝食書店)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来知られているトロビリデンの電極酸
化によるトロポン合成収率は23〜24%であって決し
て満足できるものではなかった。アミノトロポンの加水
分解によるヒドロキシトロポンの合成は相当する3−お
よび4−アミノトロポンの合成が難しいので3−および
4−ヒドロキシトロポン誘導体の合成は困難であった。
従って、本発明の目的は製造法が簡便で安価な方法を見
出して、トロポンの合成法及びヒドロキシロボン誘導体
の合成に使用できるアルコキシトロポンの合成法を提供
することにある。
(課題を解決するための手段〕 本発明者等は、以上の目的を達成すべくトロビリデンの
電極酸化条件を鋭意研究した結果、トロビリデンの低級
アルコール溶液を支持塩の存在下で電極酸化して7−ア
ルコキシシクロヘプタトリエンを得、これを加熱異性化
して1−または3−アルコキシシクロヘプタトリエンと
し、この異性化した化合物を低級アルコール溶液中、支
持塩の存在下電極酸化して7.7−ジアルコキシシクロ
ヘプタトリエンに導き、得られた化合物をそのまま酸性
溶液で加水分解してトロポンを生成させる。
又、得られた7、7−ジアルコキシシクロヘプタトリエ
ンを加熱異性化した後、電極酸化した生成物を酸性溶液
で加水分解してアルコキシトロポンを合成できることを
見出し本発明を完成した。
即ち、第1の発明はシクロへブタトリエンの低級アルコ
ール溶液を支持塩の存在下で電極酸化して7−アルコキ
シシクロヘプタトリエンを得、これを加熱して1−アル
コキシシクロヘプタトリエン又は3−アルコキシシクロ
ヘプタトリエンに異性化し、ついでこれらの化合物を低
級アルコール溶液中支持塩の存在下電極酸化して得られ
る7、7−ジアルコキシシクロヘプタトリエンをそのま
ま酸性溶液で加水分解をすることを特徴とする特許ポン
の製造法である。′ また第2の発明はシクロヘプタトリエンの低級アルコー
ル溶液を支持塩の存在下で電極酸化して7−アルコキシ
シクロヘプタトリエンを得、これを加熱して1−アルコ
キシシクロヘプタトリエン又は3−アルコキシシクロヘ
プタトリエンに異性化し、ついでこれらの化合物を低級
アルコール溶液中支持塩の存在下、電極酸化して得られ
る7、7−ジアルコキシシクロヘプタトリエンを加熱し
て異性化したジアルコキシシクロヘプタトリエンを、再
度低級アルコール溶液中支持塩の存在下電極酸化を行い
、酸性溶液で加水分解をすることを特徴とするアルコキ
シトロポン誘導体の製造法である。
以下に本発明の詳細な説明する。まず、トロビリデンを
メタノールやエタノール等の低級アルコールに溶かし、
この溶液を支持塩の存在下で電極酸化する。支持塩とし
ては例えば、下記一般式で表わされる第4級アンモニウ
ム塩 R,NX  −・−・−・−−−−−−−−−−−・ 
(1)〔式中、Rは飽和低級アルキル基を示し、Xはフ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子、TsO〜、BF、−。
ClO4−などのアニオン種を示す、Tsはトシル基を
表わす。〕 または下記−m式(2)で表わされる金属アルコキシド ROM   ・・−・−・−・−・・・・・−・ (2
)〔式中、Rは低級アルキル基、門はカリウム、ナトリ
ウム、リチウム、カルシウム、バリウムを示す。〕 をそれぞれ単独で用いるか、混合物として用いるのが好
ましい。
それらの中でも好ましいのは、テトラエチルアンモニウ
ムトシラート (以下、Et4NOTsと略記する)と
ナトリウムメチラート (以下、NaOMeと略記する
)で最も好ましくはEtaNOTsとNaOMeの等モ
ル混合物である。
上記支持塩を加え電極酸化反応を行なわせる。
電極酸化反応は第1図に示す無隔膜電解セルを用いるが
、隔膜により陰陽極を分離した電解セルを用いても行う
ことができる。陰陽極は炭素電極が好ましいが、陽極と
しては炭素以外にも白金、酸化鉛を用いることができる
し、また、陰極としては炭素以外に銅、ニッケル、亜鉛
、白金などのほとんどの金属を用いることができる。
反応温度は一60°C〜+20°Cの温度範囲で行うこ
とができるが好ましくは一10″C〜0°Cである。通
電する電気量は1〜5 F/mol 、好ましくは2.
5〜4 F/molである。酸化反応後、反応混合物に
飽和重曹水を加え、エーテル、n−ヘキサン、酢酸エチ
ル、塩化メチレン等の有機溶媒で抽出する。
有機溶媒層を硫酸マグネシウム、芒硝等の乾燥剤で乾燥
した後、溶媒を除去し、減圧下で蒸留して7−アルコキ
シシクロヘプタトリエン(以下、7−アルコキシトロビ
リデンと略記する。Hn)を得る。
(1)       (II) 〔式中、R1は低級アルキル基を示す。〕7−アルコキ
シトロビリデンを窒素、アルゴン等の不活性ガス気流下
100〜200°C1好ましくは140〜170 ’C
で1〜20時間、好ましくは3−アルコキシトロビリデ
ン(II[)を生成する場合は140〜160°Cで2
〜3時間、1−アルコキシトロビリデン(rV)生成の
場合は150〜170 ”Cで15〜20時間である。
加熱した後減圧蒸留をして1−又は3−アルコキシトロ
ビリデンを得る。
〔式中、R1は前記定義と同じ〕 得られた1−又は3−アルコキシトロビリデンを低級ア
ルコール(前記同様の意味を表わす。)に溶かしミ支持
塩(前記同様の意味を表わす。)の存在下に前記と同様
な条件で電極酸化し、反応混合物に飽和重曹水を加え、
有機溶媒(前記同様の意味を表わす。)で抽出し、乾燥
剤(前記同様の意味を表わす。)で乾燥後、減圧蒸留す
ることによりに7,7−ジアルコキシシクロヘプタトリ
エン(以下、7,7−ジアルコキシトロビリデンと略記
する)〔V〕を得る。
7.7−ジアルコキシトロビリデン(V)を2%の希硫
酸中室部で1時間撹拌した後、クロロホルムや塩化メチ
レン、ジクロロエタン等のハロゲン化ハイドロカーボン
で抽出するとトロポン(Vl)を得る。
(V) 〔式中、R1は前記定義と同じ〕 また、7.7−ジアルコキシトロビリデン(V)を窒素
、アルゴン等の不活性気体の気流下で150〜180 
”C1好ましくは170°Cで1.5〜3時間加熱した
後、減圧上蒸留するとジアルコキシシクロヘプタトリエ
ン(以下、ジアルコキシトロビリデンと略記する。)〔
■〕が得られる。得られたジアルコキシトロビリデンを
支持塩(前記定義と同じ)の存在下、低級アルコール(
前記定義と同じ)中電極酸化反応を1〜3 F/mol
の電気量で行った後、反応溶液を飽和重曹水に加え、有
機溶媒(前記定義と同じ)で抽出する。溶媒を除去後、
生成物を2%硫酸に加え、常温で1〜2時間撹拌する。
反応液をハロゲン化ハイドロカーボン(前記定義と同じ
)で抽出し、溶媒を除去すると3−アルコキシトロポン
〔■〕と4−アルコキシトロポン(IX)を得た。
〔■〕    〔■〕    〔■〕    〔■〕〔
式中、R2は前記定義と同じ〕 得られた3−および4−アルコキシトロポンは既知の方
法(大有機化学、第13巻、153〜154頁。
昭和35年、朝食書店)により3−および4−ヒドロキ
シトロポンに導くことができる。
〔実施例〕
以下、実施例をもって説明するがこれによって本発明が
限定されるものではない。
(実施例1) 7−メ キシシクロヘブ  1エン ■ のへシクロヘ
プタトリエン(I ) (92g、  1 mol)を
300−のMeOHに溶かし、この溶液に支持塩を加え
る。
電極酸化反応は、陰陽極に炭素電極を用いて、無隔膜電
解セル中0°C〜−10″Cで行った。2.5〜3F/
molの電気量を通電した後、反応混合物を500−の
飽和重曹水に加え、エーテル抽出する。有機層をMg5
Onで乾燥した後、溶媒を除去し、減圧下葵留すると7
−メドキシシクロへブタトリエン(II)が71%の収
率で得られる。
シクロへブタトリエン:米国シェル社製のものを2回蒸
留bpH4〜115°C 支持塩:テトラエチルアンモニウムトシラート(EtJ
OTs) (和光純薬製試薬−級)0 g ナトリウムメチラー) (NaOMe)(和光純薬製試
薬−級)  5g 7−メドキシシクロへブタトリエン[I[)   “b
p、65’c /20mm11g  ;IR(neat
) 3030.2820.1400.1120cm−’
NMR(CDC1:l)δ3:15(m、l1l)、3
.36(s、3H)、 5.36(dd。
28、J=4.4,9.41(z)、5.98(m、2
H)、6.54(m、211)7フージメトキシシクロ
ヘブ ト1エン ■)の合成 7−メトキシシクロへブタトリエン(II ) (37
g。
0、3 mol)を、窒素気流下150°Cで2.5時
間加熱し、減圧上蒸留すると3−メトキシシクロへブタ
トリエン(III)が98%の収率で得られる。また、
同様の条件下(n)を160 ’Cで17時間加熱した
後、減圧上蒸留すると、l−メトキシシクロへブタトリ
エン(IV)が82%の収率で得られる。3−メトキシ
シクロへブタトリエン(II[) (25g、 0.2
mol)を50−のMeOHに溶かし、支持塩にMeO
Na (4g)、陰陽極に炭素または白金を用いて無隔
膜セル中0°Cで電極酸化反応を行う。2.5F/mo
lの電気量を通電した後、反応混合物を200 dの飽
和重曹水に加え、エーテル抽出、MgSO4乾燥した後
、減圧蒸留すると7.7−ジメトキシシクロへブタトリ
エン(V)が83%の収率で得られる。同様の条件下、
1−メトキシシクロへブタトリエン[IV)に対して4
F/molの電気量を通電すると7.7−ジメトキシシ
クロへブタトリエン(V)が85%の収率で得られる。
3−メトキシシクロへブタトリエン(I[[)bp、 
 72°C/20mmHg  ;IR(neat) 3
040,2840,1640,1560,1220.1
160cm−’NMR(CDCI:+)62.26 (
t、 38. J=6.6Hz) 、 3.62 (s
、 3H) 。
5、13 (td、 ill、 J=9.0.6.61
1z) 、 5.42 (td 、 III、 J=9
.0゜6.6Hz) 、 5.69 (d、 1)1.
 J=6.611z) 、 5.86〜6.13 (m
、 2H) ;1−メトキシシクロへブタトリエン(I
VIbp、 67°C/22mmHg  ;IR(ne
at)3020.2840.1620.1540.11
60cm−’ ;NMR(CDCh)62.50(d、
2H,J=6.8Hz)、3.57(s、3)1)。
5.03〜5.48(m、2B)、6.03〜6.42
(m、3H) ;7.7−ジメトキシシクロへブタトリ
エン(V)bp、 80’C/1mmt1g ; IR(neat)3040.2830.1400.11
20.105105O’ ;NMR(CDC13)63
.07 (S、 6H) 、 5.45 (d、 21
1. J=9.6Hz) 。
6.27(m、 211)、6.56(m、2H) ;
トロポン ■ の人 7.7−ジメトキシシクロへブタトリエン(V)(4,
6g、0.03mol)を2%硫酸(30mf)中室温
で1時間撹拌した後、C)12cl□抽出するとトロポ
ン(Vl)が96%の収率で得られる。
bp、  113°C/15胴)1g IR(neat)  1630.1580cm−’ ;
NMR(CDCI s)δ7.03(m、6H) ;(
実施例2) 7.7−ジメトキシシクロへブタトリエン(V)(3g
 、 20mo 1)を、窒素気流下170 ’Cで2
時間加熱した後、減圧上蒸留するとジメトキシシクロへ
ブタトリエン〔■〕が68%の収率で得られる。ジメト
キシシクロへブタトリエン〔■) (0,01mol、
1.5g)、支持塩としてNaOMe (0,7g)を
30−のMeOHに溶がし、陰陽極に炭素または白金電
極を用いて無隔膜セル中電極酸化反応を行う。2 P/
molの電気量を通電した後、反応溶液を飽和重曹水に
加え、エーテル抽出する。溶媒を除去した後、生成物を
2%硫酸20rn!に加え、常温で1時間撹拌する。反
応溶液をクロロホルム抽出し、溶媒を除去すると3−メ
トキシトロポン〔■〕と、4−メトキシトロポン(IX
)の1:1混合物が53%の収率で得られる。
3−メトキシトロポン〔■〕 IR(neat) 1650.1560cm−’NMR
(CDCIり63.77(S、311) 、6.38〜
7.27(m、5H) ;MS、136(M”)、 ; 4−メトキシトロポン[]X) IR(neat) 1650,1530c*−’NMR
(CDCI3)63.79(s、3H)、6.13〜7
.27(m、5H) ;MS、136(M”)  ; 〔発明の効果〕 本発明の製造法によればトロポンは従来より一層高収率
で得ることができ、又、従来法では製造することが難し
かった3−又は4−ヒドロキシド5 ロボンの合成に使
用できるアルコキシトロポンを合成することができて工
業的にも非常に価値あるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施に用いる無隔膜電解セルを示
す断面図である。 第10 入 3 、g表ンr’fi 私う。 手続補正書(方式) %式% 2、発明の名称 トロポン及びアルコキシトロポン誘導体の製造法3、補
正をする者 事件との関係    特許出願人 住 所 東京都港区高輪3丁目19番22号名称高砂香
料工業株式会社 代表者菅原正文 4、代 理 人 住 所 東京都港区虎ノ門1丁目15番7号自発  方
式帛 6、補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄 7、補正の内容 別紙の通り 〔別 紙〕 2、特許請求の範囲 ■)シクロへブタトリエンの低級アルコール溶液を支持
塩の存在下で電極酸化して7−アルコキシシクロヘプタ
トリエンを得、これを加熱して1−アルコキシシクロヘ
プタトリエン又は3−アルコキシシクロヘプタトリエン
に異性化し、ついでこれらの化合物のいずれかを低級ア
ルコール溶液中支持塩の存在下電極酸化して得られる7
、7−ジアルコキシシクロヘプタトリエンをそのまま酸
性溶液で加水分解をすることを特徴とするトロポンの製
造法。 2)シクロヘプタトリエンの低級アルコール溶液を支持
塩の存在下で電極酸化して7−アルコキシシクロヘプタ
トリエンを得、これを加熱して1−アルコキシシクロヘ
プタトリエン又は3−アルコキシシクロヘプタトリエン
に異性化し、ついでこれらの化合物のいずれかを低級ア
ルコール溶液中支持塩の存在下、電極酸化して得られる
7、7−ジアルコキシシクロヘプタトリエン−9ら八− を加熱して異性化したジアルコキシシクロヘプタトリエ
ンを、再度低級アルコール溶液中支持塩の存在下電極酸
化を行い、酸性溶液で加水分解をすることを特徴とする
アルコキシトロポン誘導体の製造法。 3)支持塩が第4級アンモニウム塩と金属アルコキシド
の単独又は混合物である請求項1記載のトロポンの製造
法。 4)支持塩が第4級アンモニウム塩と金属アルコキシド
の単独又は混合物である請求項2記載のアルコキシトロ
ポン誘導体の製造法。 5)支持塩の第4級アンモニウム塩がテトラエチルアン
モニウムトシラートで金属アルコキシドがナトリウムメ
チラートである請求項3記載のトロポンの製造法。 6)支持塩の第4級アンモニウム塩がテトラエチルアン
モニウムトシラートで金属アルコキシドがナトリウムメ
チラートである請求項4記載のアルコキシ ロボン誘導
体の製造法。 7)低級アルコールがメタノールである請求項1゜3又
は5記載のトロポンの製造法。 8)低級アルコールがメタノールである請求項2゜4又
は6記載のアルコキシトロポン誘導体の製造法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)シクロヘプタトリエンの低級アルコール溶液を支持
    塩の存在下で電極酸化して7−アルコキシシクロヘプタ
    トリエンを得、これを加熱して1−アルコキシシクロヘ
    プタトリエン又は3−アルコキシシクロヘプタトリエン
    に異性化し、ついでこれらの化合物のいずれかを低級ア
    ルコール溶液中支持塩の存在下電極酸化して得られる7
    ,7−ジアルコキシシクロヘプタトリエンをそのまま酸
    性溶液で加水分解をすることを特徴とするトロポンの製
    造法。 2)シクロヘプタトリエンの低級アルコール溶液を支持
    塩の存在下で電極酸化して7−アルコキシシクロヘプタ
    トリエンを得、これを加熱して1−アルコキシシクロヘ
    プタトリエン又は3−アルコキシシクロヘプタトリエン
    に異性化し、ついでこれらの化合物のいずれかを低級ア
    ルコール溶液中支持塩の存在下、電極酸化して得られる
    7,7−ジアルコキシシクロヘプタトリエンを加熱して
    異性化したジアルコキシシクロヘプタトリエンを、再度
    低級アルコール溶液中支持塩の存在下電極酸化を行い、
    酸性溶液で加水分解をすることを特徴とするアルコキシ
    トロポン誘導体の製造法。 3)支持塩が第4級アンモニウム塩と金属アルコキシド
    の単独又は混合物である請求項1記載のトロポンの製造
    法。 4)支持塩が第4級アンモニウム塩と金属アルコキシド
    の単独又は混合物である請求項2記載のヒドロキシトロ
    ポン誘導体の製造法。 5)支持塩の第4級アンモニウム塩がテトラエチルアン
    モニウムトシラートで金属アルコキシドがナトリウムメ
    チラートである請求項3記載のトロポンの製造法。 6)支持塩の第4級アンモニウム塩がテトラエチルアン
    モニウムトシラートで金属アルコキシドがナトリウムメ
    チラートである請求項4記載のヒドロキシトロポン誘導
    体の製造法。 7)低級アルコールがメタノールである請求項1、3又
    は5記載のトロポンの製造法。 8)低級アルコールがメタノールである請求項2、4又
    は6記載のヒドロキシトロポン誘導体の製造法。
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