JPH01261324A - 毛髪化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は毛髪化粧料に関し、詳しくはセットローション
、ヘアスプレーなどのヘアセツティング剤として用いら
れる毛髪化粧料に関する。

［従来の技術］ 従来より、セットローション、ヘアスプレーなどのへア
セ・ンティング剤には、ヘアセツティング用ポリマーが
使用されている。このヘアセツティング用ポリマーとし
ては、例えば、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリド
ン／酢酸ビニル共重合体、メチルビニルエーテル／無水
マレイン酸共重合体、アクリル酸エステル／メタアクリ
ル酸エステル共重合体、ジアルキルアミノエチルメタク
リレート重合体のモノクロル酢酸両性化物などが知られ
ている。

［発明が解決しようとする課題］ これらのポリマーは、毛髪のセット保持力が高く、水分
に対しても比較的強いセット力を示すが、毛髪表面に形
成された被膜が堅く柔軟性に欠けるため、毛髪がごねつ
いたり、ぼさついたりするという課題があった。

本発明者は、従来のヘアセツティング用ポリマー以外の
ポリマーを用いた毛髪化粧料について種々検討を重ねた
結果、セット力が強く、しかも柔軟性の高い毛髪化粧料
を見いだし、本発明を完成した。

［課題を解決するため、の手段］ 即ち、本発明は、 水溶性ナイロンを含有することを特徴とする毛髪化粧料
を要旨とする。

ここで、水溶性ナイロノとは、水溶性に加えて柔軟性を
備えたナイロンであり、例えは、下記−般式で示す様に
、ポリ−ε−カプラミド（ナイロン６）のα位の水素原
子をジメチルアミン基で置換したものである。

−ＣＮ　　ＨＣＨ２Ｃト１２ＣＨ２ＣＨ２ＣＨＣＯコ　
　。−ｎ　＝　５０〜１０００ そして、水溶性ナイロンとしては、例えばＡＱ−ナイロ
ン（登録商標：東し株式会社製）を使用できる。この水
溶性ナイロンの毛髪化粧料全重量に占める割合は、０．
１重量％〜１０重量％であれば、整髪剤として使用可能
なので好ましく、特に、０．２重量％〜５重量％の範囲
であれば適度なセット力と柔軟性を発現するので一層好
適である。

また、毛髪化粧料の成分としては、上記水溶性ナイロン
以外に、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤
、カチオン性界面活性剤９両性界面活性剤、油分、保湿
剤、増粘剤等の公知の成分を適宜配分する。以下各成分
について、具体例を列挙する。

尚、上記成分を精製水で１００％に調整して毛髪化粧料
を完成する。

（１）アニオン性界面活性剤 アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシアルキレン
アルキル硫酸エステル塩、アルキル＠硫酸エステル塩、
オレフィンスルフォン酸塩、アルキルスルホン酸塩、ア
ルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ルリン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、脂肪酸塩等
。

（２）非イオン性界面活性剤 ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸部分エステ
ル、ポリオ′キシエチレン多価アルコール脂肪酸部分エ
ステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油誘導体、脂肪酸ジェタノールアミド
等。

（３）カチオン性界面活性剤 第三級脂肪酸アミン塩、アルキルトリメチルアンモニウ
ムハライド、ジアルキルジメチルアンモニウムハライド
、アルキルジメチルジルアンモニウムハライド等。

（４）両性界面活性剤 アミドアミン型、イミダゾリニウムベタイン型。

もしくはスルホベタイン型−等の界面活性剤。

（５）油分 高級能゛肪酸、固形パラフィン、流動パラフィン。

シリコン油、スクワラン、ワセリン、エステル油等。

（６）保湿剤 グリセリン９．プロピレングリコール、ポリエチレング
リコール、１，３−ブチレンゲリコール、ジプロピレン
グリコール、ソルビトール等。

（７）増粘剤 メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース。

カルボキシメチルセルロース等。

（８）その他 防腐剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、紫外線吸収剤
、殺菌剤、清涼感付与剤、香料等。

次に、本発明の毛髪化粧料の作用を説明する。

［作用コ 本発明の毛髪化粧料中の水溶性ナイロンは、毛髪に使用
する前の容器中では、溶媒に溶けて高い流動性を持って
いるので、髪に対する濡れ性がよく、均一に髪に付着す
る。そして、−旦毛髪に付着すると、水溶性ナイロンを
溶かしている溶媒は蒸発し、毛髪に残留した水溶性ナイ
ロン同志が互いに結合して、高いセット力を有する。そ
れここ・より、毛髪が乱れることが防止される。またナ
イロンの性質として柔軟性が高いので、毛髪を柔らかく
保持する。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の毛髪化粧料は、水溶性ナ
イロンを含有しているので、セット保持力に優れており
、更に、ナイロンの性質として柔軟性に富んでいるので
、セットした髪がごねつくことがない。

［実施例環コ 次に、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記述に
制約されるものではない。　　　　　′〈実施例１〉 実施例１の毛髪化粧料として、以下の成分でセットロー
ションを調整した。

ポリマー（水溶性ナイロン）３．０重量％レボンＴＭ−
１８０，５重量％ エタノール　　　　　　　　２０．０重量％これらの水
溶性ナイロン、レボンＴＭ−１８゜及びエタノールを、
精製水で１００％に調整した。

このレボンＴＭ−１８はブローブラシの通りを良くする
ために、エタノールは乾燥性向上のために添加するもの
である。尚、レボンＴＭ−１８（登録商標）は三洋化成
工業園製の塩化セチルトリメタンアンモニウムである。

く比較例（対照１〜５）〉 この様にして調整した実施例１のセットローションのカ
ール保持力及び柔軟性の効果を確認するために、比較例
（対照１〜５）を調整した。

ポリマー（Ａ〜Ｅ）　　　　　３．０重量％レボンＴＭ
−１８０，５重量％ ・　エタノール　　　　　　　２０．０重量％上記Ａ−
Ｅのポリマーとしては、以下のポリマーを用いた。

Ａ　対照１　　ボリビニルピロリデン Ｂ　対照２　　メチルビニルエーテル／無水マレイン酸
共重合体 Ｃ対照３　　アクリル酸エステル／メタアクリル酸エス
テル共重合体 Ｄ　対照４　　ジアルキルアミノエチルメタクリレート
重合体のモノクロル酢酸両性化物Ｅ　対照５　　ビニル
ピロリドン／酢酸ビニル共重合体 これらのポリマー、レボンＴＭ−１８，及びエタノール
を、精製水で１００％に調整した。　　次に、実施例１
及び比較例（対照１〜５）に対して行ったカール保持力
及び柔軟性の実験について説明する。

（Ｉ）カール保持性 まず、カール保持性の実験条件として、上記セットロー
ションを毛束に塗布し、カールセット直後と６時間後の
長さを測定し、下記の計算式により第１衷の結果を得た
。

カール保持率％＝　（Ｌ−Ｌ　１）　Ｘ　１００／（Ｌ
−ＬＯ） Ｌ　：完全に伸ばした毛髪の長さ ＬＯ：カールセットした直後の毛髪の長さ　　゛Ｌ１：
カールセットした６時間後の毛髪の長さ第１表 この第１衷から明かな様に、本実施例のセットローショ
ンは、長時間経過しても、強力なカール保持力、即ち、
セット力を維持していることがわかる。

（ｎ）柔軟性 次に、柔軟性の実験条件どして、上記セットローション
を用いて、１０名のパネラ−による官能検査を行い、以
下の基準により評価し、平均点を算出して第２衷の結果
を得た。

評価基準 ５点・・・非常に柔軟性がある ４点・・・柔軟性がある ３点・・・普通 ２点・・・ややごねつく １点・・・かなりごねつく 第２表 この第２表から明らかなように、本実施例のセ・ントロ
ーションは、柔軟性に優れていることがわかる。

尚、上記カール保持性の実験において、第１表の対照２
及び対照３は、ややよい値を示しているが、第２表から
明らかなように柔軟性に劣すセ・ントローションには適
さない。また第１表の対照５は、柔軟性には優れている
が、第１表から明らかなようにセ・ント保持力が低いの
でセ・ントローションには適さない。

即ち、本実施例のセ・ントローションは、セ・ント保持
力だけでなく柔軟性にも優れているという顕著な利点が
ある。

次に、その他の実施例について説明する。

〈実施例２〉 水溶性ナイロン　　　　　　４．０重量％レボンＴＭ−
１８０，２重量％ エタノール　　　　　　　　２０．０重量％香料　　　
　　　　　　　　０．２重量％これらを精製水で１００
％に調整した。この実施例２０毛髪化粧料は、強いセッ
ト力を有するものであり、例えばハードタイプポンプ式
スプレーに充填されて用いられる。そして、上記実施例
１と同様に比較実験を行、ったところ、同様なセット保
持力及び柔軟性に関して良好な結果が得られた。

〈実施例３〉 水溶性ナイロン　　　　　　１．０重量％レボンＴＭ−
１８１，１重量％ ステアリルアルコール　　　０．５重量％ニッコールＢ
Ｃ−５，５０，４重量％ エタノール　　　　　　　１０．０重量％香料　　　　
　　　　　　　０．１重量％これらを精製水ｚｉ　ｏｏ
％に調整した。上記ステアリルアルコールは整髪作用を
増加させるために、またニラコールＢＣ−５，５は、乳
化安定性の向上のために添加するものである。尚、ニラ
コールＢＣ−５，５（登録商標）は日光ケミカルズ■製
のポリオキシエチレン（５，５）七チルエーテルである
。

この実施例３の毛髪整髪料は、柔軟性に優れたものであ
り、例えばブロー用ポンプ式スプレーに充填して用いら
れる。そして、上記実施例１と同様に比較実験を行った
ところ、同様なセット保持力及び柔軟性に関して良好な
結果が得られた。

〈実施例４〉　　　。

水溶性ナイロン　　　　　　２．ＯＮ量％ニッコールＢ
Ｏ−２０１，０重量％ 水溶性シリコン　　　　　　０．５重量％香料　　　　
　　　　　　　０．　１重量％これらを精製水で１００
％に調整した。上記水溶性シリコンは、毛髪の艶を良く
するために添加するものである。尚、ニラコールＢＯ−
２０（、登録商標）は日光ケミカルズ■製のポリオキシ
エチレン（２０）オレイルエーテルである。

また、噴射剤としては、フロン１２／ＬＰＧ２゜８＝５
０１５０を用い、原液と噴射剤を原液：噴射剤＝９３．
７：　１の比で容器に充填する。この実施例４の毛髪整
髪料は、例えばスタイリングムースとして使用される。

そして、上記実施例１と同様に比較実験を行ったところ
、同様なセ・ント保持力及び柔軟性に関して良好な結果
が得られた。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水溶性ナイロンを含有することを特徴とする毛髪化粧料
   。