JPH01261109A - パーツフイーダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は電子部品等の物品を整列させて移送するのに使
用されるパーツフィーダに関する。

［従来の技術］ 近年、電子機器の小形化や電子機器の組立の省力化に伴
い、形状が小さく、しかもプリント基板への自動装着が
容易に行なえるチップ部品が使用される傾向にある。

チップ部品は、周知のように、テープ体に一定のピッチ
で設けられた穴に収容し、このテ“−プ体の主面にフィ
ルム状のテープを装着してテープ包装した、いわゆるテ
ーピング部品の形態でユーザに供給される。このように
、チップ部品をテープ包装するには、振動式のパーツフ
ィーダにて整列されつつ移送されるチップ部品を、エア
ー吸引による吸着装置により、テープ状の台紙に一定の
ピッチで形成された穴内に収容し、その両面にボトムテ
ープおよびカバーテープを接着することにより行なわれ
る。

従来、チップ部品を整列させつつ移送する振動式のパー
ツフィーダとしては、たとえば第５図に示すようなもの
が周知である（たとえば、実開昭５２−６１０８７号参
照）。

上記パーツフィーダは、接地固定したベースｌ上に菱形
に形成した加振枠２を取付け、その加振枠２上にトラフ
６を取付けたものである。加振枠２はベースｌに固定の
下方水平枠片３と、上面にトラフ６を水平に固定する上
方水平枠片４とを前後の傾斜板ばね５．５により連結し
てなる。

傾斜板ばね５．５の各外面には、板状の圧電電歪振動子
７．７が接着される。これら圧電電歪振動子７．７の両
面に形成された金属化電極面間に直流または交流電圧を
印加するためリード線８が接続される。

上記リード線８に交流信号電圧が印加されると、各圧電
電歪振動子７はその片持型バイモルフ構造によって、ト
ラフ６を上下斜め方向に加振し、このトラフ６上の物品
ａを直線状に進行させ、整列させる。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、上記従来のパーツフィーダでは、トラフもし
くはボウルを加振するための手段として、圧電電歪振動
子７を使用しているので、装置全体の構造が簡単で、形
状も小形化されるという利点を有している。しかし、上
記パーツフィーダでは、トラフ６の振動の振幅が所望の
大きさとなるようにしようとすると、圧電電歪振動子７
はベース１に固定の下方水平枠片３と、上面にトラフ６
を水平に固定する上方水平枠片４とを連結している前後
の傾斜板ばね５．５に接着されているので、傾斜板ばね
５．５の長さを大きくする必要があり、装置全体の背が
高くなる。

また、上記パーツフィーダでは、トラフ６の振動の振幅
は、上記傾斜板ばね５の長さ寸法および圧電電歪振動子
７の長さ寸法等によって決まってしまい、トラフ６の振
動の振幅を微調整するのが困難であった。

本発明の目的は、背が低くボウルの振動の振幅の微調整
が容易で、信頼性の高いパーツフィーダを提供すること
である。

［課題を解決するための手段］ このため、基台上に配置された駆動装置にボウルが支持
され、この駆動装置によりボウルの中心のまわりに円周
方向に往復駆動されて加振され、上記ボウル内のパーツ
が整列しつつ一定の方向に移送されるようにしたパーツ
フィーダにおいて、上記駆動装置は、上記基台上に固定
され、複数の斜面部を放射状に設けてなる支持部材と、
この支持部材の各斜面部に各一端部が固定され、径方向
外向きに伸長する複数の第１の板ばねと、これら第１の
板ばねの各他端部に夫々固定され、第１の板ばねの傾斜
方向に沿って上向きに延びる複数の第２の板ばねと、上
記第１の板ばねの主面に貼着されてなる圧電電歪振動子
とか１らなり、上記ボウルが上記第２の板ばねの先端に
固定され、上記圧［電歪振動子により上記ボウルを振動
させるようにしたことを特徴としている。

［作用コ 上記各節１の板ばねに貼着されてなる圧電電歪振動子に
信号が印加されてこの圧電電歪振動子が振動すると、各
一端部にて支持部材に片持支持されてなる上記各節１の
板ばねの他端部は、その主面に垂直な方向に振動する。

このとき、上記各節１の板ばねは、その幅方向が水平面
に対して傾斜して支持部材に支持されているので、上記
他端部は水平面に対して傾斜した方向の振動面内で振動
する。この振動は、第２の板ばねを介してボウルに伝達
され、ボウルが加振される。

［発明の効果］ 本発明によれば、各節２の板ばねが各節１の板ばねの幅
方向に固定され、各節１の板ばねと各節２の仮ばねとは
互いに直角に固定されるので、ボウルの各支持部は途中
で直角に折れ曲がった実質的に一枚の板ばねで支持され
たものと同じ構造になり、パーツフィーダを低背化する
ことができる。

また、本発明によれば、支持部材に第１の板ばねを多段
に固定し、各段の第２の板ばねにボウルを支持させれば
、多段のパーツフィーダを得ることができる。

さらに、本発明によれば、第２の仮ばねを取り替えるこ
とにより、ボウルに与えられる振動の輻幅１周波数、あ
るいはパーツフィーダの耐荷重性を、ボウルあるいはワ
ークの量に合わせてｉ１１整することもできる。

さらにまた、本発明によれば、第２の板ばねの共振周波
数に等しい周波数で第１の板ばねを励振すれば、第２の
板ばねを大きく振動させることができるので、圧電電歪
振動子の変形量が小さくなり、圧電電歪振動子の耐久性
劣化も小さくすることができる。

［実施例］ 以下、添付の図面を参照して本発明の詳細な説明する。

本発明に係るパーツフィーダの一実施例の一部破断斜視
図および要部平面図を、夫々第１図および第２図に示す
。

上記パーツフィーダは、ベースｌｌ上の基台１２の上に
配置された次に述べる駆動装置Ｉ３に物品を整列しつつ
一定の方向に移送させるボウル１４が支持されてなるも
のである。

上記駆動装置１３は、円形の基台１２の中心に固定され
た上記駆動装置１３の支持部材１５と、この支持部材１
５に各一端部１６ａにて固定される４枚の第１の板ばね
１６と、各第１の板ばね１６の各他端部１６ｂに固定さ
れてなる第２の板ばね１７と、上記各第１の板ばね１６
に貼着されて上記各第１の板ばね１６を撓み振動させる
圧電電歪振動子１８とからなる。

上記支持部材１５は、中心部から９０度間隔で４本の支
持部１９が放射状に突出してなるもので、上記中心部に
固定された横断面が円形の柱体２１により、基台１２の
中心に固定される。支持部材１５の上記各支持部１９の
上面および下面に隣る一側面（斜面部）ｌ　９ａは鉛直
面に対して傾斜している。そして、各支持部材１５のこ
の一側面に、各第１の板ばね１６の一端部１６ａがねじ
２２と押え金具２３とにより固定される。これにより、
各第１の板ばね１６は、その幅方向が鉛直面に対して傾
斜し、９０度の角度間隔をおいて、放射状に固定される
。

上記各第１の板ばね１６の他端部には、各第２の板ばね
１７が、押え金具２４とねじ２５表により固定される。

上記各第２の板ばねＩ７は、第１の板ばね１６の幅方向
に合致する方向、すなわち、各第１の板ばね１６と各第
２の仮ばね１７とが直角をなすように固定される。

上記各第１の板ばね１６に貼着される圧電電歪振動子１
８は、第３図（ａ）に示すように、ＢａＴｉＯｓ、Ｐｔ
１ＴＩＯｓ　　ＰｂＺｒＯｓ系等の強誘電磁器薄板ｌｅ
ａの対向する両主面に夫々銀等の電極＠１８ｂ。

１８ｃを形成し、両型極膜１８ｂ、１８ｃ間に直流電界
を印加して上記強誘電磁器薄板１８ａを厚み方向に分極
させたものである。この圧電電歪振動子１８は、その電
極膜１８ｃ側から、各第１の板ばね１６の一つの主面に
、導電性接着剤等により接着される。そして、上記電Ｗ
Ａ膜１８ｂ、１８ｃはその間に直流または交流電圧を印
加するためにリード線により、駆動信号入力端子２７．
２８に接続される。もっとも、各第１の板ばね１６が固
定される支持部材１５が導電性の良好な金属の場合は、
駆動信号入力端子２８は、支持部材２８に接続される（
第１図参照）。

なお、第３図（ｂ）に示すように、上記圧電電歪振動子
１８は第１の板ばね１６の両主面に貼着することもでき
る。この場合、第１の板ばね１６の両主面に夫々貼着さ
れる圧電電歪振動子１８．１８は、分極方向が互いに逆
向きになるように第１の板ばね１６に接着され、駆動信
号入力端子２７゜２８間に直列に接続される。

再び第１図に戻って、上記各第１の仮ばね１６のいま一
つの端部に固定される第２の板ばね１７の先端には、ボ
ウル１４の外底面に固定された固定金具２９が、ねじ３
１および押え金具３２により固定される。

このような構成であれば、第１図の駆動装置１４１より
、各圧１１電歪振動子１８に交流の駆動信号を印加して
各第１の仮ばね１６を励振すると、上記各圧電電歪振動
子１８は駆動信号の半サイクル毎に伸びおよび縮みを繰
り返す。これにより、片持支持された各第１の板ばね１
６が撓み運動し、第１の板ばね１６の他端部１６ｂは、
第１図に矢印Ａ＋で示すように振動する。この振動の方
向は、第１の板ばね１６の主面に垂直な方向に合致して
おり、具体的には、鉛直面に対する上記第１の板ばね１
６の支持部材１５の支持部１９への取付時の傾斜角に等
しい角度だけ水平面に対して傾斜している。

そして、第１の板ばね１６と第２の板ばね１７とはその
主面を互いに当接させて固定しているので、第１の板ば
ね１６の主面に垂直な方向と第２の板ばね１７の主面に
垂直な方向とは一致している。これにより、固定金具２
９は第１図において矢印Ａ、で示すように第２の板ばね
１７の主面に垂直な方向に振動する。よって、ボウル１
４の各固定金具２９は、水平面に対して傾斜した面内で
振動する。これにより、ボウル１４は加振され、その内
部に収容された物品がボウル１４内を一定の方向に移送
されるとともに整列される。

以上に説明した第１図のパーツフィーダでは、各第２の
板ばね１７が各第１の板ばね１６の他端部１６ｂに各第
１の板ばね１６に対して直角に固定され、しかも、鉛直
面に対して傾斜しているので、パーツフィーダの高さが
低く、低背化される。

上記各第２の板ばね１７は、ボウル１４あるいは移送す
る物品の量に応じて交換し、ボウル１４に与えられる振
動の振幅、周波数あるいはパーツフィーダの耐荷重性を
調整することができる。

また、第２の板ばね１７の共振周波数に等し、い周波数
で第１の板ばね１６を駆動すると、第２の板ばね１７を
大きな振幅で振動させることができる。これにより、各
圧電電歪振動子１８の耐久性劣化も小さくなる。

次に、本発明に係るパーツフィーダのいま一つの実施例
を第４図に示す。

上記パーツフィーダは、第１図および第２図にて説明し
たパーツフィーダにおいて、ベース１１上の基台１２の
中心に立てた柱体２１ａの長さを長くし、この柱体２１
ａに複数段、駆動装置１３を取り付けるとともに、各駆
動装置Ｉ３にボウル１４を取り付けて、多段構成とした
ものである。

なお、第４図において、第１図および第２図のパーツフ
ィーダに対応もしくは相当部分には同一の符号を付して
、重複した説明は省略する。

第４図の多段パーツフィーダでは、−度に、多数の物品
の移送および整列処理が行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は夫々本発明に係るパーツフィーダ
の一実施例の一部破断斜視図および要部平面図、 第３図（ａ）および第３図（ｂ）は夫々圧電電歪振動子
の構造とその第１の板ばねへの接着の説明図、第４図は
第１図および第２図のパーツフィーダの変形例の縦断面
図、 第５図は従来のパーツフィーダの説明図である。 ｉｔ・・・ベース、１２・・・基台、１３・・・駆動装
置、１４・・・ボウル、１５・・・支持部材、１６・・
・第１の板ばね、１７・・・第２の板ばね、１８・・・
圧電電歪振動子、１９ａ・・・斜面部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）基台上に配置された駆動装置にボウルが支持され
   、この駆動装置によりボウルの中心のまわりに円周方向
   に往復駆動されて加振され、上記ボウル内のパーツが整
   列しつつ一定の方向に移送されるようにしたパーツフィ
   ーダにおいて、上記駆動装置は、上記基台上に固定され
   、複数の斜面部を放射状に設けてなる支持部材と、この
   支持部材の各斜面部に各一端部が固定され、径方向外向
   きに伸長する複数の第１の板ばねと、これら第１の板ば
   ねの各他端部に夫々固定され、第１の板ばねの傾斜方向
   に沿って上向きに伸びる複数の第２の板ばねと、上記第
   １の板ばねの主面に貼着されてなる圧電電歪振動子とか
   らなり、上記ボウルが上記第２の板ばねの先端に固定さ
   れ、上記圧電電歪振動子により上記ボウルを振動させる
   ようにしたことを特徴とするパーツフィーダ。