JPH01258952A - オフセツト印刷機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はオフセット印刷機に関するものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

オフセ−／　ト印刷工程において、第３図に図示する如
く、版胴の先の部分の画像３１が残ｔＩＲ３１’の様に
印刷用紙３３の版胴の後の部分の画像３２の印刷される
箇所に現われることがある。

この現象は一種の印刷ミスであり“ゴースト１と呼ばれ
る。

その原因について本発明者は次の様に考えた。

即ち、第４図に図示する如く、インキを供給するために
版胴４２に回転接触するインキフオームロール４２が版
胴の先の部分に描かれたｐｉ＠！４３の表面へとインキ
を供給するとき、インキフオームロールのそのインキを
供給した箇所４４でのインキの皮膜が、その供給した箇
所に隣接した箇所であって、版胴の先の部分４３へとイ
ンキを供給しなかったインキフオームロールの他の箇所
４５のインキの皮膜より薄くなる（第４図の左図）。

このため、次の時点で先にインキを供給した箇所４４と
インキを供給しなかった箇所４５とが同時に版胴の後の
部分に措かれた′Ｒ像４６の表面へとインキを供給しよ
うとするとき、先にインキを供給した箇所からのインキ
４８の供給量が先にインキを供給しなかった箇所４５か
らのインキ４７の供給量よりも少なくなる（第４図の右
図）。

従って版胴の後の部分に描かれた画像の表面のインキの
付着量にバラツキを生じる。

このバラツキによって、第３図に図示する如く、印刷物
３３の一つの画像３２の中に先の画像３１の輪郭にそっ
てインキの付着量の少ない淡い部分３１′が出来る。

この淡い部分３１’が、先の画像３１の残像の様に“ゴ
ースト”となって現れる。

〔従来の技術〕

本発明者は、この“ゴースト”の問題の解決を試み、イ
ンキフオームロールを軸芯方向に往復運動させ、それに
よってインキフオームロールに生じたインキの皮膜の厚
みのバラツキをデイストリビューターロールによって拭
き消す技術を完成し特願昭６０−１７１６２０および特
願昭６１−１５７５４９に開示している。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、更に効果的に“ゴースト”を解消し、
以て、印刷ミスなく綺麗に印刷することの出来るオフセ
ント印刷機を提供することである。

〔発明の構成〕

本発明に係るオフセット印刷機は、インキ壺１１から版
胴１２へとインキを移送する多数本のミキシングロール
１３とデストリビニ−ターロール１４トインキフオーム
ロール１５、および、それらの表面に接触して自由回転
するライダーロール１６が適宜付設されるオフセット印
刷機において、版胴１２にインキを供給するインキフオ
ームロール１５Ａ　、　１５Ｂ　。

１５Ｃ，１５Ｄ・・・・・・・・・と、それらのインキ
フオームロール１５に接触回転するライダーロール１６
とを、それらの軸芯方向に往復運動させる様に調製され
ていることを特徴とするものである。

本発明に係るオフセット印刷機の第二の特徴は、それら
のインキフオームロール１５とライダーロール１６の中
で最後に版胴１２にインキを供給する最後のインキフオ
ームロール１５Ａを軸芯方向に往復運動させることなく
、伯のインキフオームロール１５Ｂ、１５Ｃ５１５０・
・・・・・・・・の何れか１本以上、又は、それらのイ
ンキフオームロール１５８５１５Ｃ５１５０・・・・・
・・・・に接触回転するライダーロール１６の何れか１
本以上、或は又、最後のインキフオームロール１５＾に
接触回転する１本のライダーロール１６真の中の何れか
２本以上を軸芯方向に往復運動させる様に調製されてい
ることである。

即ち、従来“ゴースト”を解消するために、全てのイン
キフオームロール１５を軸芯方向に往復運動させていた
のに対し、本発明では最後にインキラ版胴１２に供給す
るインキフオームロール１５＾にライダーロール１６＾
を取り付けこれを軸芯方向に往復運動させる点、及び、
その最後のインキフオームロール１５Ａを軸芯方向に移
動させずにライダーロール１６＾を軸芯方向に往復運動
させる点に特徴がある。　　　゛ これらのロールの往復運動はエアーシリンダーか電磁石
による。

第２図はエアーシリンダーにより駆動されるロールを図
示するものである。

第２図において、軸芯２１は、オフセフ）印刷機のフレ
ームに固定されており、回転せず軸芯方向０−０１に移
動しない。

軸芯２１の左右にはエアーシリンダー２２が固着されて
いる。

２３は、エアーシリンダーから押し出されるスライダー
を示す。

このスライダー２３は、軸芯２１に摺動自在に装着され
ている。

軸芯２１の中央部にはリング２４が固着され、又、スラ
イダー２５が摺動自在に装着されている。

２６は、これらのリング２４とスライダー２５を連結す
るコイルバネを示す。

２７は、エアーパイプを示す。

このパイプ２７は、コンピューターに駆動されるバルブ
を介してコンプレッサー（図示せず）とエアーシリンダ
ー内の気密室２８を連結している。

ロール本体２９はシリンダーで出来ている。

このロール本体２９は、ベアリング３０を介してスライ
ダー２３に可回転に支持される。

従って、左右何れか一本のエアーシリンダーの気密室２
８へと空気が圧入されるとき、シリンダー２２から押し
出されるスライダー２３によって、ロール本体２９は軸
芯方向ｏ−ｏ’に駆動される。

又、その気密室２８がら空気が排出されるとき、コイル
バネ２６に付勢されて移動するスライダー２５によって
、ロール本体２９は元の位置へと復帰する。

この様にロール本体２９は、エアーシリンダー２２とコ
イルバネ２６によって軸芯方向ｏ−ｏ’に往復駆動され
る。

この様に駆動される数本のロールの移動方向は互いに逆
向きになる様にするとよい。

最後のインキフオームロール１５＾に接触回転するライ
ダーロール１６Ａの表面を銅で構成しておくと“ゴース
ト”の解消に効果的である。

このライダーロール１６＾を取りつける位置は、印刷機
の後部でありスペースが広くなっている。

このため他の部材に妨げられずにライダーロール１６４
を軸芯方向ｏ−ｏ’に大きく駆動することによって本発
明の効果を一層高めることが出来る。

〔発明の効果〕

本発明によると印刷ミスの“ゴースト”が効果的に解決
される。

それと共に、印刷面の先の部分と後の部分との間にイン
キの濃淡差も生じなくなる。

この効果は、ｆ＆後のインキフオームロールを軸芯方向
に往ｉｌ駆動せず固定することによって顕著に生じる。

かくして効率的に印刷することが出来るので本発明は頗
る好都合である。

【図面の簡単な説明】

第１図はオフセット印刷機の要部断面側面図、第２図は
軸芯方向に往ｆｆｆｉ駆動されるロールの要部断面図、
第３図の版胴の版面の展開図、第４図は第３図の版面と
インキフオームロールとのインキの皮膜の関係を示す断
面側面図である。 １１・・・インキ壺、１２・・・版胴、１３・・・練り
ロール、１４・・・デイストリビューターロール、１５
・・・インキフオームロール、１６・・・ライダーロー
ル、１７・・・ブランケット胴、１８・・・圧胴、１９
・・・印刷用紙、２０・・・印刷物、２１・・・軸芯、
２２・・・エアーシリンダー、２３・・・スライダー、
２４・・・リング、２５・・・スライダー、２６・・・
コイルバネ、２７・・・パイプ、２８・・・気密室、２
９・・・ロール本体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、インキ壺１１から版胴１２へとインキを移送する多
   数本のミキシングロール１３とデストリビューターロー
   ル１４とインキフォームロール１５、及び、それらの表
   面に接触して自由回転するライダーロール１６を具備す
   るオフセット印刷機において、版胴１２にインキを供給
   するインキフォームロール１５Ａ、１５Ｂ、１５Ｃ、１
   ５Ｄ・・・・・・・・・と、それらのインキフォームロ
   ール１５に接触回転するライダーロール１６とを、それ
   らの軸芯方向に往復運動させる様に調製されていること
   を特徴とするオフセット印刷機。２、インキ壺１１から
   版胴１２へとインキを移送する多数本のミキシングロー
   ル１３とデストリビューターロール１４とインキフォー
   ムロール１５、及び、それらの表面に接触して自由回転
   するライダーロール１６を具備するオフセット印刷機に
   おいて、最後に版胴１２にインキを供給する最後のイン
   キフォームロール１５Ａを軸芯方向に往復運動させるこ
   となく、他のインキフォームロール１５Ｂ、１５Ｃ、１
   ５Ｄ・・・・・・・・・の何れか１本以上、又は、それ
   らのインキフォームロール１５Ｂ、１５Ｃ、１５Ｄ・・
   ・・・・・・・に接触回転するライダーロール１６の何
   れか１本以上、或は又、最後のインキフォームロール１
   ５Ａに接触回転する１本のライダーロール１６Ａの中の
   何れか２本以上を軸芯方向に往復連動させる様に調製さ
   れていることを特徴とするオフセット印刷機。