JPS6313747A

JPS6313747A - オフセツト印刷機

Info

Publication number: JPS6313747A
Application number: JP61157549A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Nishiwaki; 宏西脇
Original assignee: TEKUNOROOLE KK
Current assignee: TEKUNOROOLE KK
Priority date: 1986-07-03
Filing date: 1986-07-03
Publication date: 1988-01-21
Anticipated expiration: 2011-01-17
Also published as: JPH082629B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はオフセット印刷機に関するものである。

〔従来の技術〕

オフセント印刷機においては、版胴の先に印刷される画
面が後に印刷される画面に残影の様に現われるゴースト
と呼ばれる印刷不良が生じることがある。

かかるゴーストを図解説明すると、第５図に図示する如
く、ベタ刷り印刷画面１５の中に先に印刷される白抜画
面１６があるときは、その白抜画面１６が後に印刷され
るベタ刷り画面１５の中に濃色の残影となって現われ、
又、ベタ刷り画面１８の１１１１に小さい画面１９があ
るときは、その先に印刷される小さい画面１９が後に印
刷されるベタ刷り画面１８の中に薄色の残影２０となっ
て現われる。

本願発明者はゴーストを解消するため、特開昭６１−８
４２４８号に開示せる如く当初版胴にインキを転写して
版胴の画面の形状に合わせて生じたインキフオームロー
ラ表面２１でのインキ付着斑２３が、インキフオームロ
ーラ２１にインキを供給するデストリビューターローラ
２２へと転写され、そのデストリビューターローラの表
面の・インキの塗膜に斑２４を生しるためと推考し、ま
ず第一に、デストリビューターローラを左右に振動し、
そのインキの塗膜斑をデストリビューターローラとイン
キフオームローラとの間で拭き消すことを試み、次に、
ドクターナイフを作用させてインキフオームローラに転
写して残ったインキをデストリビューターローラから全
てを拭き取ることを試みた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

然るに、かかる試みによってはゴーストが完全には解消
されず、又、通常印刷機には多数のデストリビューター
ローラ２２が取り付けられているので、その左右に振動
させる駆動装置や、ドクターを全てのデストリビュータ
ーローラに取り付けることはスペース的に困難であり、
既存の印刷機を改造してデストリビューターローラを振
動させ、或はドクターを取り付けると言うことは実用上
の問題がある。

〔発明の目的〕

そこで本発明は、印刷機の各装置間の限られたスペース
内で版胴への水又はインキ供給部のロールを左右に振動
させるための駆動装置の取り付けを可能にし、それによ
り既存の印刷機におけるゴーストの完全解消を目的とす
るものである。

〔発明の構成〕

即ち本発明はオフセント印刷機における版胴１１への水
又はインキ供給部のローラを、中空の管けを軸芯１２と
し、その軸芯１２に円筒形のローラ本体１３を可回転且
つ中心軸方向に（Ｖ動可能に軸支し、ローラ本体１３の
空胴内においてローラ本体１３を中心軸方向に駆動する
駆動装置３６　（４０）をローラ本体１３の回転を妨げ
ることなく軸芯１２に取り付け、外部からその駆動装置
３６　（４０）への動力伝達手段１４を軸芯１２に内蔵
させて構成し、そのローラの軸芯１２を印刷機本体のフ
レームに支架固定したことを特徴とするものである。

本発明の好ましい実施態様は、版胴１１に直接接触する
インキフオームローラ２１及びダンプフオームローラ２
５を左右に振動させることであり、更には、それらに接
触回転するライダーローラ２６．２７を取り付けて左右
に振動させることである。

第３図はそれらのローラの配置部位を図示し、２８はイ
ンキ煉ローラであり、インキ壺から多数のローラを介し
てインキが転送されデストリビューターローラ２２とイ
ンキを供給している。

２９はダンプフオームローラであり、水貯溜源からロー
ラを介して水が転送されダンプフオームローラ２５へと
水を供給している。

３０はブランケット胴であり、３１は圧胴、３２は印刷
用紙である。

３３は、胴及び用紙の画面に転写されたインキであり、
それを模型的に拡大して図示している。

ローラ本体１３の駆動方式としてはエアーシリンダ一方
式、油圧シリンダ一方式、電磁ソレノイド方式等がある
。

第１図と第２図とは、それらの駆動方式を適用した本発
明の実施態様を図示するものである。

即ち、第１図は電磁ソレノイドによりローラ本体１３を
駆動する場合を図示し、ローラ本体１３の周面は、イン
キフオームローラ２１では軟質塩化ビニルによって、ダ
ンプフオームローラ２５ではモルトンによって、又、ラ
イダーローラ２６．２７では銅ライニングによって、そ
れぞれ被覆されている。

軸芯１２には鋼管が使われており、端末近くにソレノイ
ドコイル３４が嵌合し撞装されており、更に端末に近い
位置にはインナーレース３５が嵌合し装着されている。

ローラ本体１３は軸芯１２よりも太い鋼管でつくられ、
嵌合する軸芯１２のソレノイドコイル３４に向き合うロ
ーラ本体の筒内壁には円筒形のフェラー（＋−永久磁石
３６が挿入され装着されている。又、軸芯１２のインナ
ーレース３５に向き合うローラ本体の筒内壁にはストロ
ークベアリング３７が装着されており、インナーレース
３５とストロークベアリンク３７とで軸芯１２に可回転
で中心Ｏ−Ｏ′方向に摺動可能に軸承されている。

尚、ソレノイドコイル３４とフエライ１−永久磁石３６
の間には遊隙があり、ローラ本体１３の回転は妨げられ
ない。

３８は、ベアリング３７の飛び出しを防ぐリング状のア
ダプターである。

ローラ本体１３の側端から稍々離れた軸芯１２の端末近
くにはリング状のスライドベアリング３９が装着されて
おり、それによってローラ本体１３の軸芯１２からの抜
は出しが防止される。又、ソレノイドコイル３４は軸芯
内に配線された電線１４を動力伝達手段とこれを介しコ
ンピューター（図示せず）にコントロールされて磁界を
生じる様になっている。

軸芯１２はオフセット印刷機本体（フレーム）に取付固
定されており、ソレノイドコイル３４の発生する磁界が
正逆（十−）に変化するとき、ソレノイドコイル３４と
トフエライト永久磁石３６の間に作用する引斥力によっ
てローラ本体１３が左右中心軸方向に駆動され、その移
動量及び移動速度はローラ本体１３の側端とスライドベ
アリング３９の距離範囲内で磁界の生じる引斥力の強弱
によって定まる。

このためソレノイドコイル３４の発生する磁界の強弱と
正逆（＋−）変化及びその変化の周期ないシ速度を、コ
ンピューターによりコントロールすることにより、或は
停止させ、或は急速に移動させ、或は又、ゆっくりと移
動させるなど、ローラ本体１３の中心軸方向への移動量
及び移動速度を自由に変え、以てローラの往復駆動サイ
クルをランダムにすることが出来る。

永久磁石３６を鉄、ニッケル、コバルト等の残留磁化の
ないもの（非永久磁石）ＭＩ磁性体代える場合には、ソ
レノイドコイル３４を軸芯１２の左右に装着し、又、そ
れに対応して鉄、ニッケル、コバルト等の磁性体をロー
ラ本体１３の左右に装着し、左右のソレノイドコイル３
４、（３４’　）の磁界を交互に正逆（十−）に変化さ
せ、それぞれ左右のソレノイドコイル３４、（３４’　
）と磁性体間に交互に作用する吸引力によってローラ本
体１３を左右中心軸方向に往復駆動するものとし、この
場合にも往復ＷＭサイクルをコンピューターによりラン
ダムにコントロールすることが出来る。

尚、コンピューターに代えて切換スイ・７チやリレー継
電器等を使用することも出来るので、ソレノイドコイル
３４の磁界のコントロールにコンピューターを使用する
ことは本発明の必須事項にはならない。

第２図はエアーシリンダー又は油圧シリンダーによりロ
ーラ本体１３を駆動する場合を図示し、この場合はソレ
ノイドコイル及び磁性体に代えて円筒形のシリンダー筒
４０が、ローラ本体１３の筒内壁に接することなく軸芯
１２に装着固定され、その開いた片端では軸芯１２に装
着固定されたリング４１が嵌合し、シリンダー筒４０と
軸芯１２とリング４１に囲まれた気密室４２が形成され
ている。

その気密室４２には軸芯内に通されたパイプ１４′を通
して動力伝達手段たるエアー又はオイルが注入・注出し
、それによりシリンダー筒４０の端縁がストロークベア
リング３７を引き寄せ或は押圧してローラ本体１３を左
右中心軸０−０方向に往復駆動する。

尚、シリンダー筒４０とストロークベアリング３７との
間はスライドベアリング４３を介して可回転に接合され
ており、ローラ本体１３の回転はシリンダー筒４０に伝
達されない。

〔発明の効果〕

上記の通り本発明では版胴に水やインキを供給するロー
ラ全体を左右に振動させるのではなく、ただローラの表
面たるローラ本体１３だけを回転且つ左右に振動させる
ので、軸芯１２が印刷機の側面から出没せず、その駆動
装置３６　（４０）がローラ本体１３の内部に取り付け
られているので特別にこれを取り付けるためのスペース
を要せず、従って既存の印刷機を改造し本発明を実施す
ることが出来、又、従来スペース的に不可能とされた版
胴１１に直接接触するインキフオームローラ２１やダン
プフオームローラ２５をも振動させることが可能になり
、更に、これらのローラ２１・２５に接触回転するライ
ダーローラ２６・２７をも左右に振動させることが可能
となる。

そして、その様にインキフオームローラ２１やダンプフ
オームローラ２５を左右に振動させることにより、イン
キフオームローラ２１にインキの転写跡４４としてのイ
ンキの付着斑やダンプフオームローラ２５に水供給跡４
５としての水分の付着斑が版胴の画面に副って生じても
、それらの転写跡が次に印刷される画面の真下に重なら
ず左右にずれ、而も、多数のインキフオームローラに生
じるインキの転写跡はそれぞれ別々に左右にずらすこと
が出来るので、板金その転写跡が印刷面に転写されると
しても極く薄く希釈されてしまうのでゴーストとなって
は現われに＜＜、更に又、その様にインキフオームロー
ラ２６に生じる転写跡４４は同様に左右に振動し接触回
転するライニングローラ２６に撫で拭き消されるのでゴ
ーストは略完全に解消される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る電磁ソレノイドを内蔵したローラ
の要部断面図、第２図は本発明に係るシリンダーを内蔵
したローラの要部断面図、第３図は本発明に係るオフセ
ント印刷機の要部を模型的に示す側面図、第４図は本発
明に係るオフセット印刷機による印刷面を模型的に示す
平面図、第５図は従来のオフセント印刷機による印刷物
を模型　・的に示す平面図である。１１・・・版胴、　　　　　１２・・・軸芯、１３・・
・ローラ本体、　　１４・・・動力伝達手段、１５・・
・ベタ刷り画面、　１６・・・白抜画面、１７・・・残
影、　　　　　１８・・・ベタ刷り画面、１９・・・画
面、　　　　　２０・・・残影、２１・・・インキフオ
ームローラ、２２・・・デストリビューターローラ、２３・・・付着
斑、　　　　２４・・・斑、２５・・・ダンプフオーム
ローラ、２６・・・ライダーローラ、２７・・・ライダーローラ
、２８・・・煉りローラ、２９・・・タンピングローラ
、３０・・・ブランケット胴、３１・・・圧胴、３２・
・・印刷用紙、　　　３３・・・インキ、３４・・・ソ
レノイドコイル、３５・・・インナーレース、３６・・・永久磁石、　　　３７・・・ストロークベア
リング、３８・・・アダプター、　　３９・・・スライ
ドベアリング、４０・・・シリンダー筒、　４１・・・
リング、４２・・・気密室、　　　　４３・・・スライ
ドベアリング、４４・・・インキ転写跡、　４５・・・
水供給跡。

Claims

【特許請求の範囲】（ａ）版胴１１への水又はインキ供給部のローラを；（
ｂ）中空の管材を軸芯１２とし、その軸芯１２に円筒形
のローラ本体１３を可回転且つ中心軸方向に摺動可能に
軸支し；（ｃ）ローラ本体１３の空胴内においてローラ本体１３
を中心軸方向に駆動する駆動装置３６（４０）をローラ
本体１３の回転を妨げることなく軸芯１２に取り付け；（ｄ）外部から駆動装置３６（４０）への動力伝達手段
１４を軸芯１２に内蔵させて構成し；（ｅ）そのローラの軸芯１２を印刷機本体のフレームに
支架固定したこと；を特徴とするオフセット印刷機。